説明

写真処理装置

【課題】従来の写真処理装置で大量に写真プリントするときは大規模な写真処理装置を設置して行なっていたが、投資金額が膨大な大規模は写真処理装置の代わりにミニラボと言われるような小型の写真処理機を数10台配置して行なう場合に写真処理機を個別に制御すると作業性が悪くなる。
【解決手段】写真処理機を複数機備えた写真処理装置で、各写真処理機に供給する写真処理液を供給する写真処理液槽と各写真処理機写真処理液槽を管で接続し、各写真処理機槽を個別に制御せずに写真処理液を供給する写真処理液槽において液位レベルを検出して写真処理液の供給を制御し、写真感光材料を処理して排出された廃液を自重で落下すべく重力方向に傾斜して配された廃液用配管を介して外部に廃液処理装置槽を配した写真処理装置を提供し、さらに制御部との制御線を天井部に配して、床面での作業性をよくした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、大量に写真プリントを行う写真処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、大量の写真プリントを行なう装置は大規模な画像印刷出力装置で行なっていた。大規模の画像印刷出力装置は、それだけ投資金額が必要になったし、設置している大規模写真処理のプリント処理能力の範囲でプリントを行っていた。
【0003】
また、先行文献1のように複数の画像印刷出力装置(ここではミニラボと称する)を一つの管理サーバで画像印刷の管理をする例は、図6に示す。ミニラボ 105 は、注文受付サーバ104 との間での注文情報の送受に基づき、フォトシェアリングサイト102
に格納保持された画像の転送を受けて画像の印刷出力を行なう。ミニラボ105の注文処理部121は、転送された画像を一時格納した後、ミニラボ出力機123から印刷出力する。なお、注文受付サーバ104
は、ミニラボ105 に対する注文情報の送受は、管理サーバ111 を介して行う。このミニラボ105 は、図示のように、複数(105a 〜 105 n ) 設置される。このミニラボ105
は、フォトシェアリングサイト102 の設置個所から離れた遠隔地の店舗に設置されるものであり、画像の印刷出力を要求したユーザが任意の店舗を指定して受け取ることができるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−4459号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
以上に述べた写真処理装置では、大規模であるがゆえに投資金額が必要となり、あらかじめプリント量の予測を正確にする必要がある。また大規模な写真処理装置なので事業の計画を立ててから実行するまでに投資金額はもちろんのこと工場を設立する期間を必要としていたので事業を立ち上げるまでの期間がかかり、投資を回収してすぐに収益に結びつけることは困難であった。
【0006】
大規模な写真処理装置の場合に、プリント処理能力が高いが、さらにプリントを行うような事業を拡大するときに、既に設置している大規模写真処理装置を改造するか、さらにあらたに大規模写真処理装置を設置する必要があり、小回りが欠ける欠点を有する。
【0007】
また小回りのきく小型のミニラボで、先行文献1に示すように管理サーバ111から離れた遠隔地の店舗にあるミニラボ出力機123が、店舗の中で数が1台とか2台とか数が限られている場合には、配線コードなどは考慮する必要がない可能性がある。先行文献1には、ミニラボを数十台並べて写真プリントする場合が想定されてない。コントローラとの各写真処理装置をコードで接続する場合に、床上に置けば各コードは乱雑になり、事故が起きた場合に混乱する事態が発生した。また、小型のミニラボの台数が少ないときは写真処理液の量が所定より少なくなったときに新しい処理液を追加または所定の純水の量に所定量の錠剤を溶かしても処理液を生成してもよかったが、台数が多くなるとそのようなことをすると、作業性が悪くなり、また複数のミニラボに対して処理が不可能になる。
【0008】
また写真処理装置には写真処理液が古くなると廃液として外部に導く、また既に使っている写真処理液に対して新しい写真処理液を補充する配管の両方を床上に配置すると作業性がとても悪くなるし、両方の配管を床下に配すれば床から相当高いところに写真処理機を配置しなくてはならないことが生じる。
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、写真プリントに対してミニラボを活用することによって柔軟な生産体制を引くことのできる写真処理装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の請求項1は、処理液を用いて写真感光材料を処理する写真処理機を複数台備えた写真処理装置で、水を純水化する純水化装置と、該純水化装置により得られた純水を、写真処理剤乃至は前記写真処理剤に加水して得られた濃縮液に加水して生成した処理液を収容する処理液槽と、前記処理液槽に設けられた管は複数の写真処理機の写真機処理液槽に設けられた管と連結して少なくとも一つの写真処理機液槽の処理液の液位が変化したときに他の写真処理機槽の液位が同一に変化するように配した写真処理装置を提供することにあり、請求項2は前記処理液槽の前記液位が所定以下になったときは警告するまたは処理液槽に液を増加するよう制御する制御手段を備えた請求項1に記載の写真処理装置を提供することにある。
【0010】
請求項3は、床下面の配設された処理液用配管を介して前記処理液を各写真処理機の処理液槽に導く手段と、各写真処理機で前記写真感光材料を処理して排出される廃液を自重で落下すべく重力方向に傾斜して配された廃液用配管を介して導く廃液一次受け槽と、前記廃液一次受け槽に導かれた廃液を、ポンプを介して導く廃液処理槽とを備えた請求項1に記載の写真処理装置を提供することにある。
【0011】
請求項4は、前記廃液一次受け槽に導かれた廃液の第1の廃液量を検知する手段と、第1の廃液量が第1の所定量に達すると、前記廃液処理槽における第2の廃液量が第2の所定値に達するまで前記ポンプが自動的に駆動されるよう制御する制御手段を備えた請求項3に記載の写真処理装置を提供することにある。
【0012】
請求項5は、前記制御手段により、第2の廃液量が第2の所定値に達する前の所定の位置で第1の警告手段を発生し、第2の所定値に達すると第2の警告手段を発生するよう制御する請求項4に記載の写真処理装置を提供することにある。
【0013】
請求項6は、前記制御手段により、写真処理枚数が所定枚数に達したとき、または写真処理開始から所定期間を経過したときに警告手段を備えた請求項1に記載の写真処理装置を提供することにあり、請求項7は、前記制御手段により、写真処理枚数が所定枚数に達するか、写真処理開始から所定期間を経過したときは、前記処理液を新しい処理液と交換するよう指示するよう制御する請求項1に記載の写真処理装置を提供することにある。
【0014】
請求項8は、前記制御手段は、一旦コードを天井部に配して後、各写真処理機に接続される請求項1に記載の写真処理装置を提供するものである。
【発明の効果】
【0015】
上述したように、本発明の写真処理装置で、写真処理液の写真処理機への補充は床下面に配されたの配管を通して行い、写真処理機で発生した廃液は写真処理機から斜めに配設された配管を通して重力方向に流して廃液一次受け槽に導いて行なうので配管が交差せずに配設される。もしも写真の処理液の写真処理機への配管と廃液の配管を共に地下に配すれば地上から深い位置に配管を置かねばならなくなるのでコストがかかる。また写真処理機への処理液補充のための配管は処理液層から写真処理機への途中で、濃度等をチェックできるので地上にあることが望ましい。
【0016】
写真処理機の処理液による写真処理枚数が所定枚数以上になったとき、または写真処理開始から所定期間を越えたときに警告するので処理液の濃度をよい状態に保つことができる。
【0017】
または、処理液による写真処理枚数が所定以上になったとき、または写真処理開始から所定期間を越えたときは写真処理液を交換するように指示し、処理液の濃度が所定以下になったときに、写真処理枚数が所定以下で写真処理開始から所定期間を越えていないときは新たに処理液を補充するように指示し、処理液の濃度が所定以下になっても適正な処理をして処理液の濃度をよい状態に保つことができる。
【0018】
さらに複数の写真処理機の制御を行なう制御手段を床上に配置するが、写真処理機の台数が多いため、各写真処理機と制御手段を接続するコードを一旦、天井部に導いて写真処理機に接続するので床の面積を有効に使うことができ、各写真処理機を載置した床の厚さを重いコードを除いた状態で設計することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明における複数の写真処理機を配置した写真処理装置の平面図
【図2】本発明における複数の写真処理機と処理液用配管と廃液管との位置関係を示す図
【図3】写真処理液槽と各写真処理機処理液槽との位置関係を示す図
【図4】本発明の制御部と各要素の関係を示すブロック図
【図5】本発明の制御部のプログラムを示す第1のフローチャート
【図6】本発明の制御部のプログラムを示す第2のフローチャート
【図7】従来例
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明における複数の写真処理機を配置した写真処理装置の平面図を示す。
【0021】
1は床面を示し、床面1の上に2で示す複数の写真処理機を設置し、3は例えばFRSSと称される純水化処理装置を示し、3Aは、純水化処理装置3で生成された純水の所定量に対して、印画紙についた薬品を水洗処理するための薬品である錠剤を投与して得られる濃縮液槽を、3Bは、濃縮液槽からの出される濃縮液を純水で希釈された希釈液槽を示す。
【0022】
写真処理機2の内容は不図示であるが、注文された画像情報を受信し、画像情報を印画紙に銀塩プリントプリントとして出力する機械である。画像情報をレーザー光で印画紙に前記印画紙を発色するための発色現像液と、発色した印画紙を漂白し、色を定着するための定着する漂白定着液とを収容した容器を備える。ここで発色現像液は1つの容器に、漂白定着液は2つの容器に機能を分けて収容されているものを使用し、後述の写真処理液でプリントし、発色現像、漂白定着後の印画紙についた薬品を水洗処理する。
【0023】
4は純水化処理装置によって得られる水を加えて生成された写真処理液が収容されている写真処理液槽を示し、5A〜5Fで示す処理液用配管は各ラインに配された各写真処理機2に写真処理液を送るために、写真処理液槽は4A〜4Fに分離されていおり、希釈液槽3Bと写真処理液槽4の間に3Cで示す電磁バルブまたはポンプが配されていて写真処理液槽4の液が所定よりすくなくなったときに電磁バルブまたはポンプからなる写真処理液送出器3Cが作動する。
【0024】
6は、廃液用配管であり、廃液は床面1の上にある写真処理機から直下して床の下を通って外に出て、7で示す廃液用配管を介して、8で示す廃液一次受け槽に廃液が自重で導かれるように、床面1に対して斜めに配設されている。
【0025】
廃液一次受け槽8に収容された廃液が第1の所定量に達したことを検知すると、後述する制御部の信号により9で示す配管を介して10で示すポンプが自動的に駆動され、11で示す配管を介して12で示す廃液処理槽に導かれる。但し、廃液処理槽10の廃液の量が第2の所定量に達していないときに限る。各写真処理機2から直接、廃液処理槽10に廃液を送る方法も考えられるが、そのようにした場合に、各写真処理機2から絶えず、廃液処理槽10に廃液を送らざるを得なくなりポンプ10を頻繁に稼動しなくてはならなくなる。ここでは各写真処理機2からの廃液を配管を高さ方向に斜めに配して自重で廃液一次受け槽8に導き、第1の所定量に達すると廃液処理槽10に廃液を送るようにした。
【0026】
13は制御部を示し、各写真処理機2および写真処理液槽4、廃液一次受け槽8、廃液処理槽12と接続し、これらの動作を制御する。また、各写真処理機2の処理枚数データ、処理開始時データを記憶している。
【0027】
図2は、本発明における複数の写真処理機2と処理液用配管5と廃液管6との位置関係を示す図を示す。
【0028】
床面に配された写真処理液槽4から処理液用配管5を図のようにL字形に曲げて床面1の下部に配し、床下面を通って再度L字形に曲げて写真処理機2A〜2Dに導く。
【0029】
各写真処理機2から排出される写真処理した廃液は管を直下に落として床面に対して斜めに配した廃液用配管6を介して、1Aで示す地面に配された廃液一次受け槽8に導く。ここであらかじめ決めた量の廃液が溜まるまで、ポンプ10を作動させて配管11を介して地面1Aに配した廃液処理槽12の上から導く。前記のあらかじめ決められた量に達したことを検知すると、制御部13の信号によりポンプ10の作動を停止させる。図2は廃液用配管6が床面に対して斜めに配置されているが、図1に示す廃液用配管7も同様に床面に対して斜めに配置されて重力に力で廃液一次受け槽8に導かれる。
【0030】
制御部13は床面1上に配置されているが制御コード13Aでまとめているが床面1がその重みに耐えることのできるように床面1の下面に1Cで示す土台を地面1Aに設けている。さらに1Bで示す天井部に這わせて制御コード13Aから伸びで複数に分けて各写真処理機2A〜2Dに接続するように配する。しかし、制御部13を床面1の上でなくて地面1に配すれば土台1Cは不要となる。または床面1の強度の強い床面を使えば土台1Cは不要となる。
【0031】
上述のように、床面1の上にコード類および配管をできるだけ少なくして作業性に支障をきたさないよう配管を床下に配置している。
【0032】
図3は、本発明の写真処理液槽と各写真処理機処理液槽との位置関係を示す図を示す。
【0033】
写真処理液槽4Aに最高液位レベルと最低液位レベルを検出するそれぞれH検出器とL検出器を設ける。
【0034】
写真処理液槽4Aと写真処理機2A〜2Dの写真処理機処理液槽2AX〜2DXとは処理液用配管5Aで接続しているので写真処理液槽4Aの液位レベルがH検出器で検出されたとき、写真処理機2A〜2Dの写真処理機処理液槽の液位レベルはHと同一になり、写真処理液槽4Aの最低液位レベルはL検出器で検出されたとき、写真処理機2A〜2Dの写真処理機処理液槽の液位レベルはLとなる。写真処理液槽4Aの液位レベルがL検出器で検出されると処理液が補充されるようにしている。
【0035】
写真処理機処理液槽2BXの処理液が使用され液位レベルが矢印方向に下がれば、他の液位レベルも下がって同一レベルになり、写真処理液槽4Aでその液位レベルは検出される。各写真処理機処理液槽2AX〜2DXに液位レベルの検出部を設けなくても写真処理液槽4Aに液位レベル検出部を設ければよい。
【0036】
図4は、本発明の制御部と各要素の関係を示すブロック図を示す。
【0037】
制御部13に対して写真処理液の液位レベルの最高液位レベルを検出するH検出器14、液位レベルの最低液位レベルを検出するL検出器15、廃液一次受け槽8に蓄えられた廃液量の最高液位レベルを検出するH1検出器16、廃液処理槽12に蓄えられた廃液が最高位レベルより低い第1の所定量に達したときに警告するH2検出器17、廃液処理槽12に蓄えられた廃液の液位レベルの最高液位レベルを検出するH3検出器18、プリントを行ったプリント枚数測定器19、写真処理液の使用期間測定器20が入力側に接続している。
【0038】
出力側に希釈液槽3Bから写真処理液槽4に処理液を送るポンプまたは電磁弁からなる写真処理液送出器3C、廃液一次受け槽8にH1検出器の廃液が蓄えられると作動するH1警告表示器22、廃液処理槽12に廃液を送るポンプ10、さらにポンプ10の作動により廃液処理槽12に廃液が蓄えられ、最高液位レベルよりも低いH2検出器が作動すると警告表示するH2警告表示器22、最高液位レベルに達するとH3検出器が作動すると警告表示するH3警告表示器を接続する。
【0039】
図5は、本発明の制御部のプログラムを示す第1のフローチャートで写真処理液を交換するかまたは補充するかを決定するフローチャートを示す。
【0040】
まず、S1において、写真処理機2の写真処理液槽4の液位を検出し、S2において液位がLとHのレベルの範囲にないときに、S3においてプリント枚数がn枚以下であるときはS4で写真処理液を補充するよう電磁バルブまたはポンプを作動して写真処理液送出器を駆動して写真処理液を補充する。
【0041】
もしもS3でプリント枚数が所定枚数より多いとS5で示すように写真処理液を交換するよう不図示の表示器で表示する。
【0042】
図6は、本発明の制御部13のプログラムを示す第2のフローチャートを示し、廃液一次受け槽で貯留した廃液を、ポンプ10を作動させて廃液を移送させるフローチャートを示す。
【0043】
S11で、廃液を廃液一次受け槽8に貯留し、S12で蓄積量を測定し、その液位レベルがH1検出器16で検出すると、H1警告表示器21を作動させ、S13に進み、ポンプ10を作動させて廃液処理槽12に廃液を貯留開始する。
【0044】
廃液処理層12の廃液量を測定し、S14に進んで液位レベルがH2に達したときに、S15に進んでH2警告表示器22を作動させてもう少しで廃液処理槽12が限界に近づいていることを表示する。
【0045】
S16に進んで貯留量がさらに進み液位レベルがH3に達したときに、S17に進んでH3警告表示器21を作動させて、18で廃液の貯留を終了するかどうかを判定し、終了するときはS19に進み、運転を終了させる。
【0046】
もしも廃液の貯留を終了しないとしたときにはS20に進んで廃液を別の槽に移すよう制御する。
【符号の説明】
【0047】
1 床面
1A 天井部
2 写真処理機
3 純水化処理装置
3A 濃縮液槽
3B 希釈液槽
3C 写真処理液送出器
4 写真処理液槽
5A〜5F 処理液用配管
6 廃液用配管
7 廃液用配管
8 廃液一次受け槽
9 配管
10 ポンプ
11 配管
12 廃液処理槽
13 制御部
13A 制御用コード
14 H検出器(写真処理液槽)
15 L検出器(写真処理液槽)
16 H1検出器(一次受け槽)
17 H2検出器(廃液処理槽)
18 H3検出器(廃液処理槽)
19 写真処理枚数測定器
20 処理液使用期間測定器
21 H1警告表示器
22 H2警告表示器
23 H3警告表示器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
処理液を用いて写真感光材料を処理する写真処理機を複数台備えた写真処理装置で、水を純水化する純水化装置と、該純水化装置により得られた純水を、写真処理剤乃至は前記写真処理剤に加水して得られた濃縮液に加水して生成した処理液を収容する処理液槽と、前記処理液槽に設けられた管は複数の写真処理機の写真機処理液槽に設けられた管と連結して少なくとも一つの写真処理機液槽の処理液の液位が変化したときに他の写真処理機槽の液位が同一に変化するように配した写真処理装置。
【請求項2】
前記処理液槽の前記液位が所定以下になったときは警告するまたは処理液槽に液を増加するよう制御する制御手段を備えた請求項1に記載の写真処理装置。
【請求項3】
床下面の配設された処理液用配管を介して前記処理液を各写真処理機の処理液槽に導く手段と、各写真処理機で前記写真感光材料を処理して排出される廃液を自重で落下すべく重力方向に傾斜して配された廃液用配管を介して導く廃液一次受け槽と、前記廃液一次受け槽に導かれた廃液を、ポンプを介して導く廃液処理槽とを備えた請求項1に記載の写真処理装置。
【請求項4】
前記廃液一次受け槽に導かれた廃液の第1の廃液量を検知する手段と、第1の廃液量が第1の所定量に達すると、前記廃液処理槽における第2の廃液量が第2の所定値に達するまで前記ポンプが自動的に駆動されるよう制御する制御手段を備えた請求項3に記載の写真処理装置。
【請求項5】
前記制御手段により、第2の廃液量が第2の所定値に達する前の所定の位置で第1の警告手段を発生し、第2の所定値に達すると第2の警告手段を発生するよう制御する請求項4に記載の写真処理装置。
【請求項6】
前記制御手段により、写真処理枚数が所定枚数に達したとき、または写真処理開始から所定期間を経過したときに警告手段を備えた請求項1に記載の写真処理装置。
【請求項7】
前記制御手段により、写真処理枚数が所定枚数に達するか、写真処理開始から所定期間を経過したときは、前記処理液を新しい処理液と交換するよう指示するよう制御する請求項1に記載の写真処理装置。
【請求項8】
前記制御手段は、一旦コードを天井部に配して後、各写真処理機に接続される請求項1に記載の写真処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−58534(P2012−58534A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−202328(P2010−202328)
【出願日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【出願人】(710006862)しまうまプリントシステム株式会社 (10)
【Fターム(参考)】