冷暖房パネル
本発明は、熱を均一に放出して暖房または冷房効率を向上させることができるようにする冷暖房パネルに関するもので、周りが塞がるように多数の屈曲板が直交方向に積層具備され、各々の屈曲板の間には屈曲拡散通路が形成されている放熱部と、前記各屈曲拡散通路に流体が拡散移動されるように流体を供給、排出させる流体供給・排出手段とを含むことを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷暖房パネルに関するもので、より具体的には、熱を均一に放出して暖房または冷房効率を向上させることができるようにする冷暖房パネルに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に、室内空間を暖房する場合、いろいろな方式が使用されているが、床から熱源を供給して室内空間を暖房する方式(以下、“床暖房方式”と称する)がもっとも広く使用されている。
【0003】
従来の床暖房方式は、床を施工する過程で、温水が移動する円形管であるパイプ型屈曲配管(以下、“屈曲パイプ配管”と称する)を床に埋設することによって、室内空間を暖房する方式がもっとも広く使用されているものである。
【0004】
前記のように施工された屈曲パイプ配管に温水を供給することになると、屈曲パイプ配管の表面では発熱が生じることになり、発熱された熱が床面に伝導されることによって、室内空間を暖房することができるのである。
【0005】
ところが、前記屈曲パイプ配管を介して暖房をする過程では、配管を通過する温水の熱交換を介して屈曲パイプ配管でだけ熱が発生されることによって、床面では温度偏差が発生することになり、全体的な暖房効率が低下するという問題点を有していた。
【0006】
そして、従来の屈曲パイプ配管は、室内空気を暖房する用途にしか使用することができないという問題点も有していた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明は、前記のような従来の諸般問題点を解消するために発明されたもので、室内の床面で均一に熱が発散され得るようにすることによって、室内全体の暖房または冷房効率を最大に向上させることのできる冷暖房パネルを提供することを目的とする。
【0008】
また、温水や温風または冷風の流体を介して、暖房は勿論、冷房もできるようにするという他の目的もある。
【0009】
また、単位面積当りの発熱効果を最大に向上させることができるようにするというまた他の目的もある。
【0010】
また、前記流体供給、排出管を適正な位置に装着することによって、流体の拡散効率を最大に向上させることができるようにするという目的もある。
【0011】
また、アパートなどの共同住宅で層間騒音を遮断することができるようにするというまた他の目的もある。
【0012】
また、上部に具備される陥没空間に蓄熱材を具備することによって、発熱効果を更に向上させることができるようにするというまた他の目的もある。
【0013】
また、下部に具備される陥没空間に断熱材を具備することによって、熱損失を最少化することができ、共同住宅で層間騒音を防止することができるようにするというまた他の目的もある。
【0014】
また、屈曲拡散通路に流体のうち温水または冷媒が移動する場合、上部に空気層が形成されるのを防止することができるようにするというまた他の目的もある。
【0015】
また、屈曲拡散通路に流体のうち温水や冷媒が供給されない場合、既に満たされた温水または冷媒の水位が低くなるのを防止することができるようにするというまた他の目的もある。
【0016】
また、冷暖房パネルを床に敷く過程だけを介して冷暖房パネルを迅速に施工できるようにするというまた他の目的もある。
【0017】
また、冷暖房パネルの内部空間に上部空間なしに流体が均一に満たされるようにすることによって、放熱効果をさらに高めることができるようにするという目的もある。
【0018】
また、冷暖房パネル内に満たされた流体の滞留時間を長くすることによって、放熱効果を更に高めることができるようにするというまた他の目的もある。
【課題を解決するための手段】
【0019】
前記のような目的を達成するための本発明は、周りが塞がるように多数の屈曲板が直交方向に積層具備され、各々の屈曲板の間には屈曲拡散通路が形成されている放熱部と、前記各屈曲拡散通路に流体が拡散移動されるように流体を供給、排出させる流体供給・排出手段とを含むことを特徴とする。
【0020】
また、前記各々の屈曲拡散通路は、各々の上、下部に位置した屈曲板に多数形成され、相互直角に交差するように連通される上、下部凹部と、各々の上、下部に位置した屈曲板の周りを塞ぐ周囲遮断板とを含むことを特徴とする。
【0021】
また、前記屈曲拡散通路が単一に具備されており、前記流体供給・排出手段は、前記単一の屈曲拡散通路で相互反対の位置に具備された管を介して流体が供給されて拡散された後、排出されるようにする流体供給、排出管で構成されていることを特徴とする。
【0022】
また、前記流体供給管の流体移動断面積は、前記各々の上部凹部の流体移動断面積の合計より大きく形成されていることを特徴とする。
【0023】
また、前記流体供給管は、一番前方に位置した下部凹部の一側に具備され、前記流体排出管は、一番他側に位置した上部凹部の後方に具備されていることを特徴とする。
【0024】
また、前記流体供給管の高さより流体排出管の高さを相対的に高く具備することを特徴とする。
【0025】
また、前記屈曲拡散通路が二つ以上に具備されており;前記流体供給・排出手段は、一番上部に位置された屈曲拡散通路に具備され、管を介して流体が供給される流体供給管と、各層の屈曲拡散通路に流体が拡散移動されることができるように形成された流体移動ホール、及び一番下部に位置された屈曲拡散通路に具備され、管を介して流体が排出される流体排出管から構成されていることを特徴とする。
【0026】
また、前記各上部凹部の流体移動断面積が前記各下部凹部の流体移動断面積より小さく形成されていることを特徴とする。
【0027】
また、前記各々の屈曲拡散通路を構成する上部凹部の流体移動断面積の合計が、前記各々の下部凹部の流体移動断面積の合計より小さく形成されていることを特徴とする。
【0028】
また、前記放熱部の上部に具備され、一番上部に位置した屈曲板との間に多数の陥没空間を形成する上板を含むことを特徴とする。
【0029】
また、前記上部に形成された陥没空間には、発熱量を高めることができるように蓄熱材が更に具備されていることを特徴とする。
【0030】
また、前記放熱部の下部に具備され、一番下部に位置した屈曲板との間に多数の陥没空間を形成する下板を含むことを特徴とする。
【0031】
また、前記下部に形成された陥没空間には断熱材が更に具備されていることを特徴とする。
【0032】
また、多数の横形凹部が具備された屈曲板と、前記屈曲板の上部におかれる上板と、前記屈曲板と上板の周りを塞ぐ周囲遮断板と、前記屈曲板と上板の間に具備され、横形凹部を相互連通させる流体連通手段と、前記周囲遮断板に具備され、屈曲板の横形凹部に流体が拡散移動され、排出されるように具備された流体供給、排出管とで構成されていることを特徴とする。
【0033】
また、前記屈曲板は、単一の板が折り曲げられて構成されていることを特徴とする。
【0034】
また、前記屈曲板は、前記横形凹部が陥没するように具備され、下面が平坦面で構成されていることを特徴とする。
【0035】
また、前記流体連通手段は、前記横形凹部の間に形成された各横形凸部に一つ以上形成された陥没溝で構成されていることを特徴とする。
【0036】
また、前記各横形凸部に具備された陥没溝は、多数に形成され;前記各横形凸部に多数形成された各陥没溝は、隣り合う横形凸部に具備された各陥没溝に対して食い違いに具備されていることを特徴とする。
【0037】
また、前記各陥没溝は、縦方向の長溝に形成されていることを特徴とする。
【0038】
また、前記各横形凸部に形成された各陥没溝の横断面積の合計は、前記各横形凹部一つの縦断面積より小さく具備されていることを特徴とする。
【0039】
また、前記流体連通手段は、前記横形凹部の間に形成された各横形凸部が密着される上板下面の多数の横列に各々形成される一つ以上の上部陥没溝で構成されていることを特徴とする。
【0040】
また、前記上板下面の多数の横列に各々形成される各上部陥没溝は、多数に形成されており;前記多数の横列に各々形成される各上部陥没溝は、隣り合う横列に具備された各上部陥没溝に対して食い違いに具備されていることを特徴とする。
【0041】
また、前記各陥没溝は、縦方向の長溝に形成されていることを特徴とする。
【0042】
また、前記上板の各横列に形成された各上部陥没溝の横断面積の合計は、前記各横形凹部一つの縦断面積より小さく具備されていることを特徴とする。
【0043】
また、前記流体連通手段は、前記横形凹部の間に形成された各横形凸部を貫通する一つ以上の流体通路で構成されていることを特徴とする。
【0044】
また、前記各横形凸部に貫通具備された各流体通路は、多数に形成され;前記各横形凸部に多数形成された各流体通路は、隣り合う横形凸部に具備された各流体通路に対して食い違いに具備されていることを特徴とする。
【0045】
また、前記各横形凸部に多数形成された各流体通路の横断面積の合計は、前記各横形凹部一つの縦断面積より小さく具備されていることを特徴とする。
【0046】
また、前記屈曲板の下部には、下板が更に具備されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0047】
本発明は、室内の床面で均一に熱が発散されるようにして、室内全体の暖房または冷房効率を最大に向上させることのできる冷暖房パネルを提供する効果がある。
【0048】
また、温水や温風または冷風の流体を介して、暖房は勿論、冷房も可能にすることによって、互換性を有する冷暖房パネルを提供するという効果もある。
【0049】
また、前記流体供給、排出管を適正な位置に装着することで、流体の拡散効率を向上させることによって、冷房または暖房の効果を更に高めることができるという効果もある。
【0050】
また、単位面積当りの発熱効果を最大に向上させることによって、燃料の消耗を最少に減らすことができる冷暖房パネルを提供するという効果もある。
【0051】
また、脱付着を容易にして、施工を簡便にすることによって、セメントまたはフローリングは勿論、ベッド床にも施工が可能な冷暖房パネルを提供することができるという効果もある。
【0052】
また、上部の陥没空間に蓄熱材を具備して熱損失を最少に減らすことによって、燃料を最大に節約することのできる冷暖房パネルを提供することができるという効果もある。
【0053】
また、下部の陥没空間に断熱材を具備して熱損失を最少に減らすことは勿論、層間騒音を最少に減らすことができるという効果もある。
【0054】
また、屈曲拡散通路に温水または冷媒が拡散される過程で、空気層が形成されないようにしながら、温水が均一に拡散されるようにすることによって、放熱効果を最大に向上させることができる冷暖房パネルを提供するという効果もある。
【0055】
また、屈曲拡散通路に温水が供給されない場合、既に満たされた温水の水位が低くなるのを防止することによって、ボイラーの再稼動時、初期気泡の発生を最少に減らすことができるという効果もある。
【0056】
また、マット形の冷暖房パネルを提供することによって、床の施工なしでも使用が可能な効果もある。
【0057】
また、冷暖房パネルの内部空間に上部空間なしに流体が均一に拡散されて満たされるようにして、放熱効果を高めることによって、冷暖房効果を極大化することができるという効果もある。
【0058】
また、冷暖房パネル内に満たされた流体の滞留時間を長くして、放熱効果をより高めることによって、冷暖房効果を更に向上させることができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】本発明による第1実施例の冷暖房パネルを示した斜視図である。
【図2】本発明による第1実施例の冷暖房パネルを示した分解斜視図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】本発明による第2実施例の冷暖房パネルを示した斜視図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】本発明による第3実施例の冷暖房パネルを示した分解斜視図である。
【図7】本発明による第3実施例の冷暖房パネルを示した斜視図である。
【図8】図7のC部拡大図である。
【図9】図7のD−D線断面図である。
【図10】図9のE−E線断面図である。
【図11】本発明による第4実施例の冷暖房パネルを示した分解斜視図である。
【図12】本発明による第4実施例の冷暖房パネルを示した斜視図である。
【図13】図12のF部拡大図である。
【図14】図12のG−G線断面図である。
【図15】図14のH−H線断面図である。
【図16】本発明による第5実施例の冷暖房パネルを示した分解斜視図である。
【図17】本発明による第5実施例の冷暖房パネルを示した斜視図である。
【図18】図17のI−I線断面図である。
【図19】本発明による第6実施例の冷暖房パネルを示した分解斜視図である。
【図20】本発明による第6実施例の冷暖房パネルを示した斜視図である。
【図21】図20のJ−J線断面図である。
【図22】本発明による第7実施例の冷暖房パネルを示した分解斜視図である。
【図23】本発明による第7実施例の冷暖房パネルを示した斜視図である。
【図24】図23のK−K線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0060】
以下、本発明の好ましい実施例を添付の図面を参照して詳細に説明すると、つぎの通りである。
【0061】
図1は、本発明による第1実施例の冷暖房パネルを示した斜視図で、図2は、本発明による第1実施例の冷暖房パネルを示した分解斜視図で、図3は、図1のA−A線断面図である。
【0062】
ここで、本発明による第1実施例の冷暖房パネルは、周りが塞がるように多数の屈曲板11が直交方向に積層具備され、各々の屈曲板11の間には屈曲拡散通路12が形成されている放熱部1と、前記各屈曲拡散通路12に流体が拡散移動されるように流体を供給、排出させる流体供給・排出手段2とで構成される。
【0063】
つまり、前記各々の屈曲拡散通路12は、各々の上、下部に位置した屈曲板11に多数形成され、相互直角に交差するように連通される上、下部凹部121と、各々の上、下部に位置した屈曲板11の周りを塞ぐ周囲遮断板122とを含むものである。前記各々の屈曲板11と周囲遮断板122は、溶接などを介して相互結合されているのである。
【0064】
そして、前記屈曲拡散通路12が単一に具備されており、前記流体供給・排出手段2は、前記単一の屈曲拡散通路12で相互反対の位置に具備された管を介して流体が供給されて拡散された後、排出され得るようにする流体供給、排出管21,22で構成される。
【0065】
従って、前記流体供給管21と流体排出管22は、温水や冷媒(プレオンガスなど)または温風や冷風などの流体が供給されることによって、室内空間を暖房したり冷房することができるのである。
【0066】
また、前記屈曲板11に形成された凹部121は、屈曲板11の折曲を介して上、下部に交互に形成されるもので、波形(半円形または半楕円形)または角形(三角または四角形)などのいろいろな形状に具備されることができるが、添付の図面では台形の形状を示した。
【0067】
前記凹部121が台形の形状に具備されることによって、上、下部に位置した屈曲板11の凹部121の間には平坦面が形成されることによって、上、下板3,4を容易に装着することができるのは勿論、屈曲板11と上板3の密着面積を広め、上板3に伝達される熱の伝導率を高めることもできるのである。
【0068】
また、前記流体供給管21は、一番前方に横方向に具備された下部凹部121の一側に具備され、前記流体排出管22は、一番他側に縦方向に具備された上部凹部121の後方に具備されることによって、流体の拡散効率を最大に向上させることができるのである。
【0069】
また、前記放熱部1の上部には上板3が更に具備されることによって、前記上板3と上部に位置した屈曲板11の間には多数の陥没空間5が形成される。
【0070】
そして、前記上部に形成された陥没空間5には、発熱量を高めることができるように、蓄熱材が更に具備されている。
【0071】
また、前記放熱部1の下部には下板が更に具備されることによって、前記下板4と下部に位置した屈曲板11の間には多数の陥没空間5が形成される。
【0072】
そして、前記下部に形成された陥没空間5には、断熱材が具備されることによって、下部に熱が損失される現象を防止すると同時に、層間騒音を減らすことができるのである。
【0073】
以下、前記のように構成された第1実施例の冷暖房パネルの作用を説明すると、つぎの通りである。
【0074】
図1ないし図3に示したように、前記のように構成された冷暖房パネルを床に施工した後、ボイラーを作動させ、放熱部1に具備された屈曲拡散通路12に流体を投入することになると、流体は屈曲拡散通路12に相互直交するように具備された凹部121に沿って屈曲移動しながら全体的に拡散された後、流体排出管22を介して排出され、前記流体の投入と排出過程は、ボイラーや冷却装置または温風器と冷風器を介して連続的に進行されるのである。
【0075】
従って、前記のように屈曲拡散通路12を流体が移動する過程では、流体が凹部121に沿って全体的に拡散移動されることによって、熱が全体的に均一に拡散されるのである。
【0076】
つまり、流体が屈曲拡散通路12で全体的に拡散されて分布されることによって、熱が全体的に均一に発散されることになり、室内の暖房または冷房効率を最大に向上させることができるのである。
【0077】
そして、前記のように屈曲拡散通路12を流体が移動する過程では、接触面積の広い凹部121に流体が全体的に接触することによって、放熱面積が広まることにより、上板を介した発熱効率を最大に向上させることができるのである。
【0078】
並びに、前記のように構成された冷暖房パネルは、板で構成されていることによって、床への脱付着が容易で、施工が簡便なので、セメント床は勿論、フローリングまたはベッド床などに容易に施工することができるのである。
【0079】
図4は、本発明による第2実施例の冷暖房パネルを示した斜視図で、図5は図4のB−B線断面図である。
【0080】
ここで、本発明による第2実施例の冷暖房パネルは、屈曲拡散通路12と流体供給・排出手段2を除いた他の構成は、前記第1実施例の構成と同一であることを前提とする。
【0081】
第2実施例の冷暖房パネルを構成する前記屈曲拡散通路12は、多数に具備されていることを特徴とする。
【0082】
そして、前記多数に具備されている屈曲拡散通路12に具備される流体供給・排出手段2は、一番下部に位置した屈曲拡散通路12に具備され、管を介して流体が供給される流体供給管21と、各層の屈曲拡散通路12に流体が拡散移動されるように形成された流体移動ホール23、及び一番上部に位置した屈曲拡散通路12に具備され、管を介して流体が排出される流体排出管22とから構成されるのである。
【0083】
従って、前記流体供給管21を介して流体が供給されると、供給された流体は、一番下側の屈曲拡散通路12から上部まで、具備された屈曲拡散通路12に連通するように拡散移動されることによって、移動する流体の熱をほとんど回収できるのである。
【0084】
従って、前記のように多数の屈曲板を多層に具備して屈曲拡散通路の数を増やすことによって、単位面積当りの放熱効果が最大に向上されるのである。
【0085】
図6は、本発明による第3実施例の冷暖房パネルを示した分解斜視図で、図7は、本発明による第3実施例の冷暖房パネルを示した斜視図で、図8は、図7のC部拡大図で、図9は、図7のD−D線断面図で、図10は、図9のE−E線断面図である。
【0086】
ここで、本発明による第3実施例の冷暖房パネルは、前記第1実施例の構成をすべて含むことを前提とする。
【0087】
従って、本発明による第3実施例の冷暖房パネルは、周りが塞がるように多数の屈曲板11が直交方向に積層具備され、各々の屈曲板11の間には屈曲拡散通路12が形成されている放熱部1と、前記各屈曲拡散通路12に流体が拡散移動されるように流体を供給、排出させる流体供給・排出手段2とで構成された冷暖房パネルを改良したもので、前記各上部凹部121の流体移動断面積が各下部凹部121の流体移動断面積より小さく形成されていることを特徴とする。
【0088】
そして、本発明による第3実施例の冷暖房パネルは、温水や冷媒の流体だけを使用するもので、以下第3実施例を説明するにおいて、流体は温水または冷媒に限定する。
【0089】
また、前記各々の上部凹部121の流体移動断面積の合計を、前記各々の下部凹部121の流体移動断面積の合計より小さく形成するのである。
【0090】
つまり、前記各々の上部凹部121の流体移動断面積の合計を、前記各々の下部凹部121の流体移動断面積の合計より小さく形成する場合、上部凹部121の流体移動断面積を減らしたり、上部凹部121の数を減らすことによって可能である。
【0091】
従って、添付の図面では、前記上部凹部121の高さを下部凹部121の高さより相対的に低く構成することによって、各上部凹部121の流体移動断面積を減らした状態を示した。
【0092】
また、前記流体供給・排出手段2を構成する流体供給管21は、一番前方に横方向に具備された下部凹部121の一側に具備され、前記流体供給・排出手段2を構成する流体排出管22は、一番他側に縦方向に具備された上部凹部121の後方に具備されている。
【0093】
また、前記流体供給管21の高さより流体排出管22の高さを相対的に高く具備することによって、屈曲拡散通路12に流体が供給されない場合、既に満たされた流体の水位が低くなるのを防止して、ボイラーまたは冷却装置の再稼動初期に気泡が発生する現象を最少化することができるのである。
【0094】
一方、前記放熱部1の上、下部には、上、下板3,4を更に具備することによって、マット形の冷暖房パネルを提供することができるのである。
【0095】
以下、前記のように構成された本発明による第3実施例の冷暖房パネルの作用を説明すると、つぎの通りである。
【0096】
図6ないし図10に示したように、前記のように構成された冷暖房パネルを床に施工した後、ボイラーを作動させて屈曲拡散通路12に流体を投入させることになると、流体は、屈曲拡散通路12に満たされて拡散された後、流体排出管22を介して排出され、前記流体の投入と排出過程は、ボイラーまたは冷却装置の作動を介して連続的に進行される。
【0097】
これを具体的に説明すると、下屈曲板11の前方に横方向に具備された下部凹部121の一側から流体が供給されると、供給された流体は、屈曲拡散通路12で拡散された後、上屈曲板11の一番他側に縦方向に具備された上部凹部121の後方に具備された流体排出管22を介して排出されるのである。
【0098】
前記のように流体が拡散される過程では、前記各々の上部凹部121の横断面流体移動断面積の合計が各々の下部凹部121の縦断面流体移動断面積の合計より小さく形成されることによって、各上部凹部121の上部に空気層が形成されることを防止することができるのである。
【0099】
つまり、流体供給管21に温水または冷媒が供給されると、供給された流体は、重力によって下部凹部121に満たされる。
【0100】
次に、流体が継続して供給されると、流体は各々の上部凹部121の境界部に衝突する過程を介して上部凹部121に案内される。
【0101】
次に、上部凹部121に案内される流体は、流体供給管21から一番近接した上部凹部121から一番遠い上部凹部121に満たされながら、流体排出管22に排出される。
【0102】
つまり、前記のように供給された流体が上部凹部121に満たされる過程では、流体は各々の下部凹部121を通過して満たされる。言い換えて、流体供給管21から供給される流体は、供給水圧によって屈曲拡散通路12に満たされながら、既に投入された流体を押すことになる。よって、供給された流体は各々の下部凹部121と各々の上部凹部121を通過しながら満たされることになる。
【0103】
従って、前記のように各々の上部凹部121の流体移動断面積の合計を、各々の下部凹部121の流体移動断面積の合計より小さくすると、供給水圧によって押されて移動する流体は、下部凹部121を通過する時より上部凹部121を通過する場合、圧力が上昇される。つまり、上部凹部121の全体流体移動断面積が下部凹部121の全体流体移動断面積より小さいことによって、上部凹部121に流体が通過する場合、圧力が上昇される。つまり、各々の下部凹部121と各々の上部凹部121には相対的な圧力差が生じることになる。従って、上部凹部121を移動する流体の圧力が下部凹部121を移動する流体の圧力より高くなる。
【0104】
よって、各上部凹部121に満たされる上昇された圧力を有した流体は、各上部凹部121の空間すべてに満たされるのである。従って、流体が投入されて流体排出管22から排出される過程で、常に各々の上部凹部121には流体が満たされることになるのである。
【0105】
補充説明すると、供給される流体と排出される流体の量は常に同一だが、上述したように、流体は下部凹部121を通過する時より上部凹部121を通過する場合圧力が上昇される。従って、各上部凹部121を通過する流体は、圧力を有することになることによって、各上部凹部121の空気が溜まった空間を満たしながら拡散されるのである。
【0106】
そして、空間に溜まっていた空気は、流体の押す力によって気泡化されて排出口から排出される。つまり、空気気泡の排出は、屈曲拡散通路に流体が満たされていない状態である初期稼動時にだけ排出されるのである。
【0107】
従って、前記上部凹部121の上部に空気層が形成されるのを防止することによって、暖房効率を最大に向上させることができるのである。
【0108】
図11は、本発明による第4実施例の冷暖房パネルを示した分解斜視図で、図12は、本発明による第4実施例の冷暖房パネルを示した斜視図で、図13は、図12のF部拡大図で、図14は、図12のG−G線断面図で、図15は、図14のH−H線断面図である。
【0109】
ここで、本発明による第4実施例の冷暖房パネルは、前記第1実施例の構成をすべて含むことを前提とする。
【0110】
従って、本発明による第4実施例の冷暖房パネルは、周りが塞がるように多数の屈曲板11が直交方向に積層具備され、各々の屈曲板11の間には屈曲拡散通路12が形成されている放熱部1と、前記各屈曲拡散通路12に流体が拡散移動されるように流体を供給、排出させる流体供給・排出手段2とで構成された冷暖房パネルを改良したもので、前記各上部凹部121の流体移動断面積が各下部凹部121の流体移動断面積より小さく形成されていることを特徴とする。
【0111】
そして、本発明による第4実施例の冷暖房パネルは、温水や冷媒の流体だけを使用するもので、以下第4実施例を説明するにおいて、流体は温水または冷媒に限定する。
【0112】
また、前記流体供給管21の流体移動断面積は、前記各々の上部凹部121の流体移動断面積の合計より大きく形成されるのである。
【0113】
つまり、前記各々の上部凹部121の横断面の流体移動断面積の合計を、前記流体供給管21の流体移動断面積より小さく形成する場合、上部凹部121の各横断面の流体移動断面積を減らしたり、上部凹部121の数を減らすことによって可能である。
【0114】
添付の図面では、前記上部凹部121の高さを下部凹部121の高さより相対的に低く構成して、各上部凹部121の流体移動断面積を流体供給管21の流体移動断面積より小さく減らした状態を示した。
【0115】
また、前記流体供給・排出手段2を構成する流体供給管21は、一番前方に横方向に具備された下部凹部121の一側に具備され、前記流体供給・排出手段2を構成する流体排出管22は、一番他側に縦方向に具備された上部凹部121の後方に具備されている。
【0116】
一方、前記流体供給管21の高さより流体排出管22の高さを相対的に高く具備することによって、屈曲拡散通路12に流体が供給されない場合、既に満たされた流体の水位が低くなるのを防止して、ボイラーまたは冷却装置の再稼動初期に気泡が発生する現象を最少化することができるのである。
【0117】
また、前記放熱部1の上、下部には上、下板3、4を更に具備することによって、マット形の冷暖房パネルを提供することができるのである。
【0118】
以下、前記のように構成された本発明による第4実施例の冷暖房パネルの作用を説明すると、つぎの通りである。
【0119】
図11ないし図15に示したように、前記のように構成された冷暖房パネルを床に施工した後、ボイラーを作動させて屈曲拡散通路12に流体を投入することになると、流体は屈曲拡散通路12に満たされて拡散された後、流体排出管22を介して排出され、前記流体の投入と排出過程は、ボイラーの作動を介して連続的に進行される。
【0120】
これを具体的に説明すると、下屈曲板11の前方に位置した下部凹部121の一側から流体が供給されると、供給された流体は、屈曲拡散通路12で拡散された後、上屈曲板11の一番他側上部凹部121の後方に具備された流体排出管22を介して排出されるのである。
【0121】
前記のように流体が拡散される過程では、前記各々の上部凹部121の流体移動断面積の合計が、流体供給管21の流体移動断面積より小さく形成されることによって、各上部凹部121の上部に空気層が形成されるのを防止することができるのである。
【0122】
つまり、前記上部凹部121の流体移動断面積の合計より大きな流体供給管21に流体が供給されると、供給された流体は重力によって下部凹部121に満たされる。
【0123】
次に、流体が継続して供給されると、流体は各々の上部凹部121の境界部に衝突する過程を通じて上部凹部121に案内される。
【0124】
次に、上部凹部121に案内された流体は、流体供給管21から一番近接した上部凹部121から一番遠い上部凹部121に満たされながら、流体排出管22から排出される。
【0125】
つまり、前記のように、供給された流体が上部凹部121に満たされる過程で、流体は、各々の下部凹部121を通過し、各々の上部凹部121を通過して満たされる。つまり、供給される流体は、供給水圧によって屈曲拡散通路12に満たされながら、既に投入された流体を押すことになる。従って、供給された流体は、各々の下部凹部121と各々の上部凹部121を通過しながら満たされることになる。
【0126】
従って、前記のように各々の上部凹部121の流体移動断面積の合計が、流体供給管21の流体移動断面積より小さくなると、流体供給管21を介して供給される流体の供給水圧によって上部凹部121を通過する場合、圧力が上昇される。つまり、上部凹部121の全体流体移動断面積が流体供給管21の流体移動断面積より小さいことによって、上部凹部121を流体が通過する場合、圧力が上昇される。言い換えると、流体供給管21と上部凹部121では相対的な圧力差が生じることによって、上部凹部121を移動する流体の圧力が流体供給管21を介して供給される流体の圧力より高くなる。
【0127】
よって、各上部凹部121に満たされる上昇された圧力を有した流体は、各上部凹部121の空間にすべて満たされるのである。従って、流体が投入されて流体排出管から排出される過程で、常に各々の上部凹部121には流体が満たされているのである。
【0128】
補充説明すると、供給される流体と排出される流体は常に量が同一であるのだが、上述したように、流体は流体供給管21を通過する時より、上部凹部121を通過する場合に圧力が上昇される。従って、各上部凹部121を通過する流体は、圧力を有することによって、各上部凹部121の空気が溜まった空間を満たしながら拡散されるのである。
【0129】
そして、空間に溜まっていた空気は、流体の押す力によって気泡化されて排出口から排出される。つまり、空気気泡の排出は、屈曲拡散通路に流体が満たされていない状態である初期稼動時にだけ排出される。
【0130】
従って、前記上部凹部121の上部に空気層が形成されるのを防止することによって、暖房効率を最大に向上させることができるのである。
【0131】
図16は、本発明による第5実施例の冷暖房パネルを示した分解斜視図で、図17は、本発明による第5実施例の冷暖房パネルを示した斜視図で、図18は、図17のI−I線断面図である。
【0132】
ここで、本発明による第5実施例の冷暖房パネルは、多数の横形凹部61の具備された屈曲板6と、前記屈曲板6の上部におかれる上板7と、前記屈曲板6と上板の周りを塞ぐ周囲遮断板8と、前記屈曲板6と上板7の間に具備され、横形凹部61を相互連通させる流体連通手段9と、前記周囲遮断板8に具備され、屈曲板6の横形凹部61に流体が拡散移動されて排出されるように具備された流体供給、排出管81,82とで構成される。
【0133】
そして、前記屈曲板6は、単一の板が折り曲げられて構成されることができ、前記横形凹部61が陥没するように具備され、下面が平坦面に構成されることができるのだが、第5実施例の図面では、単一の板が折り曲げられて構成された屈曲板6を示した。
【0134】
前記流体供給管81は、屈曲板6の一番前方の横形凹部61の一側に具備されており、前記流体排出管82は、屈曲板6の一番後方の横形凹部61の他側に具備されている。そして、前記流体供給管81には、ボイラーや温風器または冷風器が連結されて、温水や冷媒または温風や冷風の流体が供給されるのである。
【0135】
また、前記流体連通手段9は、前記横形凹部61の間に形成された各横形凸部62に一つ以上に形成された陥没溝91で構成されるものである。
【0136】
そして、前記各横形凸部62に具備された各陥没溝91は、多数に形成され;前記各横形凸部62に多数に形成された各陥没溝91は、隣り合う横形凸部62に具備された各陥没溝91に対して食い違いに具備されるのである。
【0137】
つまり、前記各陥没溝91は、前方に位置した横形凹部61から流体が流入された後、つぎの列の横形凹部61に流体が移動されるように具備されたもので、各陥没溝91は、縦方向の長溝に形成されているものである。
【0138】
一方、前記屈曲板6の下部には下板10が更に具備されていることによって、冷暖房パネルを安定的に施工することができるのは勿論、冷暖房パネルを裏返して施工することもできるのである。
【0139】
以下、前記のように構成された本発明による第5実施例の冷暖房パネルの作動関係を説明すると、つぎの通りである。
【0140】
図16ないし図18に示したように、前記のように構成された冷暖房パネルを床に施工した後、ボイラーや温風器または冷風器を使用して温水や冷媒または温風や冷風を供給することになると、流体供給管81を介して流入された流体は、各横形凹部61と各横形凹部61を相互連結する陥没溝91を介して上板7と屈曲板6の間に形成された空間に拡散された後、流体排出管82を介して排出される過程が進行される。
【0141】
従って、流体が冷暖房パネルの内部で拡散移動されながら排出される過程を介して、室内空間を暖房したり冷房することができるのである。
【0142】
つまり、前記流体供給管81を介して供給された流体は、一番前方の横形凹部61に沿って水平に移動された後、後方の横形凸部62に形成された多数の陥没溝91を通過し、後方の横形凹部61に移動する過程を繰り返すことによって、供給された流体は上述した冷暖房パネルの内部空間に全体的に拡散されるようになるのである。
【0143】
そして、前記のように流体が移動される過程では、流体が各横形凹部61の空間すべてに満たされながら拡散されて移動することによって、放熱効果を最大に向上させることができるのである。
【0144】
また、上面が平坦な上板7を屈曲板6の上部に具備することによって、別途の上板を施工せずとも、そのまま室内空間の床に敷く過程だけを通じて冷暖房パネルを施工することができるという長所も有するのである。
【0145】
また、前記のように冷暖房パネルの内部で流体が拡散される過程では、上記各横形凸部62に具備された各陥没溝91が、隣り合う横形凸部62に具備された各陥没溝91に対して食い違いに具備されることによって、流体が各横形凸部62を通過する過程で、各横形凹部61で渦巻きが生じることになる。
【0146】
従って、前記のように、各陥没溝91で渦巻きが生じることによって、流体の滞留時間が長くなることにより、放熱効果を最大に向上させることができるのである。
【0147】
一方、前記各横形凸部62に形成された各陥没溝91の横断面積の合計は、前記各横形凹部61一つの縦断面積より小さく具備されることによって、供給された流体は、一番前方から満たされた後、順次的に後方の横形凹部61まで満しながら拡散されるのである。
【0148】
つまり、流体が冷暖房パネルの内部空間に全体的に満たされながら拡散されることによって、放熱効果を最大に高めることができるのである。
【0149】
図19は、本発明による第6実施例の冷暖房パネルを示した分解斜視図で、図20は、本発明による第6実施例の冷暖房パネルを示した斜視図で、図21は、図20のJ−J線断面図である。
【0150】
ここで、本発明による第6実施例の冷暖房パネルは、前記第5実施例の冷暖房パネルのうち流体連通手段9を除く他の構成は、上述した第5実施例の構成と同一であることを前提とする。
【0151】
本発明による第6実施例の冷暖房パネルを構成する流体連通手段9は、前記横形凹部61の間に形成された各横形凸部62が密着される上板7下面の多数の横列に各々形成される一つ以上の上部陥没溝92で構成されるのである。
【0152】
そして、前記上板7下面の多数の横列に各々形成される各上部陥没溝92は、多数に形成されているのである。
【0153】
並びに、前記多数の横列に各々形成される各上部陥没溝92は、隣り合う横列に具備された各上部陥没溝92に対して食い違いに具備されるのである。
【0154】
また、つまり前記各上部陥没溝92は、前方に位置した横形凹部61から流体が流入された後、つぎの列の横形凹部61に流体が移動されるように具備されるもので、各上部陥没溝92は、縦方向の長溝に形成されるのである。
【0155】
従って、前記のように構成された第6実施例の冷暖房パネルは、流体供給管81を介して供給された流体が、一番前方の横形凹部61に沿って水平に移動された後、後方の横形凸部62の上部である上板に形成された上部陥没溝92を通過して後方の横形凹部61に移動する過程を繰り返すことによって、供給された流体は、上述した冷暖房パネルの内部空間に全体的に拡散されることになるのである。
【0156】
従って、第5実施例の冷暖房パネルのように、冷暖房パネルの放熱効果を最大に向上させることができ、別途の上板を施工せずとも、そのまま室内空間の床に冷暖房パネルを敷く過程だけを介して、冷暖房パネルを施工することができるという長所を有するのである。
【0157】
また、前記のように冷暖房パネルの内部で流体が拡散される過程では、前記上板7の下面に多数の横列で形成された各列の各上部陥没溝92が隣り合う列に具備された各上部陥没溝92に対して食い違いに具備されることによって、流体が各横形凸部62を通過する過程で、各横形凹部61で渦巻きが生じることになる。
【0158】
従って、上述した第5実施例でのように、各上部陥没溝92で渦巻きが生じることによって、流体の滞留時間が長くなることにより、放熱効果を最大に向上させることができるのである。
【0159】
一方、前記上板7の各横列に形成された各上部陥没溝92の横断面積の合計は、前記各横形凹部61一つの縦断面積より小さく具備されることによって、供給された流体は一番前方から満たされた後、順次的に後方の横形凹部61まで満たされながら拡散されるのである。
【0160】
つまり、流体が冷暖房パネルの内部空間に全体的に満たされながら拡散されるのである。
【0161】
図22は、本発明による第7実施例の冷暖房パネルを示した分解斜視図で、図23は、本発明による第7実施例の冷暖房パネルを示した斜視図で、図24は、図23のK−K線断面図である。
【0162】
ここで、本発明による第7実施例の冷暖房パネルは、屈曲板6の構成と流体連通手段9の構成を除く残りの構成は、第5実施例の構成と同一であることを前提とする。
【0163】
本発明による第7実施例の屈曲板6は、単一の板が折り曲げられて構成されることができ、前記横形凹部61が陥没するように具備され、下面が平坦面に構成されることもできるのだが、第7実施例の図面では、横形凹部61が陥没するように具備され、下面が平坦面に構成された状態の屈曲板6を示した。
【0164】
また、本発明による第7実施例の流体連通手段9は、前記横形凹部61の間に形成された各横形凸部62を貫通する一つ以上の流体通路93で構成されるのを特徴とする。
【0165】
そして、前記各横形凸部62に貫通具備された各流体通路93は、多数に構成され、前記各横形凸部62に多数に形成された各流体通路93は、隣り合う横形凸部62に具備された各流体通路93に対して食い違いに具備されるのである。
【0166】
従って、前記のように構成された第7実施例の冷暖房パネルは、流体供給管81を介して供給された流体が、一番前方の横形凹部61に沿って水平に移動した後、後方の横形凸部62に形成された多数の流体通路93を通過し、後方の横形凹部61に移動される過程を繰り返すことによって、供給された流体は上述した冷暖房パネルの内部空間に全体的に拡散されるのである。
【0167】
従って、第5実施例の冷暖房パネルのように、冷暖房パネルの放熱効果を最大に向上させることができ、別途の上板を施工せずとも、そのまま室内空間の床に冷暖房パネルを敷く過程だけを介して冷暖房パネルを施工することができるという長所を有するのである。
【0168】
また、前記のように冷暖房パネルの内部で流体が拡散される過程で、前記各横形凸部62に貫通具備された各流体通路93は、隣り合う横形凸部62に具備された各流体通路93に対して食い違いに具備されることによって、流体が各横形凸部62を通過する過程で各横形凹部61で渦巻きが生じることになる。
【0169】
従って、上述した第5実施例のように、各流体通路93で渦巻きが生じることによって、流体の滞留時間が長くなることにより、放熱効果を最大に向上させることができるのである。
【0170】
一方、前記各横形凸部62に形成された各流体通路93の横断面積の合計は、前記各横形凸部61一つの縦断面積より小さく具備されることによって、供給された流体は一番前方から満たされた後、順次的に後方の横形凹部61まで満たされながら拡散されるのである。
【0171】
つまり、流体が冷暖房パネルの内部空間に全体的に満たされながら拡散されることによって、放熱効果を最大に向上させることができるのである。
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷暖房パネルに関するもので、より具体的には、熱を均一に放出して暖房または冷房効率を向上させることができるようにする冷暖房パネルに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に、室内空間を暖房する場合、いろいろな方式が使用されているが、床から熱源を供給して室内空間を暖房する方式(以下、“床暖房方式”と称する)がもっとも広く使用されている。
【0003】
従来の床暖房方式は、床を施工する過程で、温水が移動する円形管であるパイプ型屈曲配管(以下、“屈曲パイプ配管”と称する)を床に埋設することによって、室内空間を暖房する方式がもっとも広く使用されているものである。
【0004】
前記のように施工された屈曲パイプ配管に温水を供給することになると、屈曲パイプ配管の表面では発熱が生じることになり、発熱された熱が床面に伝導されることによって、室内空間を暖房することができるのである。
【0005】
ところが、前記屈曲パイプ配管を介して暖房をする過程では、配管を通過する温水の熱交換を介して屈曲パイプ配管でだけ熱が発生されることによって、床面では温度偏差が発生することになり、全体的な暖房効率が低下するという問題点を有していた。
【0006】
そして、従来の屈曲パイプ配管は、室内空気を暖房する用途にしか使用することができないという問題点も有していた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明は、前記のような従来の諸般問題点を解消するために発明されたもので、室内の床面で均一に熱が発散され得るようにすることによって、室内全体の暖房または冷房効率を最大に向上させることのできる冷暖房パネルを提供することを目的とする。
【0008】
また、温水や温風または冷風の流体を介して、暖房は勿論、冷房もできるようにするという他の目的もある。
【0009】
また、単位面積当りの発熱効果を最大に向上させることができるようにするというまた他の目的もある。
【0010】
また、前記流体供給、排出管を適正な位置に装着することによって、流体の拡散効率を最大に向上させることができるようにするという目的もある。
【0011】
また、アパートなどの共同住宅で層間騒音を遮断することができるようにするというまた他の目的もある。
【0012】
また、上部に具備される陥没空間に蓄熱材を具備することによって、発熱効果を更に向上させることができるようにするというまた他の目的もある。
【0013】
また、下部に具備される陥没空間に断熱材を具備することによって、熱損失を最少化することができ、共同住宅で層間騒音を防止することができるようにするというまた他の目的もある。
【0014】
また、屈曲拡散通路に流体のうち温水または冷媒が移動する場合、上部に空気層が形成されるのを防止することができるようにするというまた他の目的もある。
【0015】
また、屈曲拡散通路に流体のうち温水や冷媒が供給されない場合、既に満たされた温水または冷媒の水位が低くなるのを防止することができるようにするというまた他の目的もある。
【0016】
また、冷暖房パネルを床に敷く過程だけを介して冷暖房パネルを迅速に施工できるようにするというまた他の目的もある。
【0017】
また、冷暖房パネルの内部空間に上部空間なしに流体が均一に満たされるようにすることによって、放熱効果をさらに高めることができるようにするという目的もある。
【0018】
また、冷暖房パネル内に満たされた流体の滞留時間を長くすることによって、放熱効果を更に高めることができるようにするというまた他の目的もある。
【課題を解決するための手段】
【0019】
前記のような目的を達成するための本発明は、周りが塞がるように多数の屈曲板が直交方向に積層具備され、各々の屈曲板の間には屈曲拡散通路が形成されている放熱部と、前記各屈曲拡散通路に流体が拡散移動されるように流体を供給、排出させる流体供給・排出手段とを含むことを特徴とする。
【0020】
また、前記各々の屈曲拡散通路は、各々の上、下部に位置した屈曲板に多数形成され、相互直角に交差するように連通される上、下部凹部と、各々の上、下部に位置した屈曲板の周りを塞ぐ周囲遮断板とを含むことを特徴とする。
【0021】
また、前記屈曲拡散通路が単一に具備されており、前記流体供給・排出手段は、前記単一の屈曲拡散通路で相互反対の位置に具備された管を介して流体が供給されて拡散された後、排出されるようにする流体供給、排出管で構成されていることを特徴とする。
【0022】
また、前記流体供給管の流体移動断面積は、前記各々の上部凹部の流体移動断面積の合計より大きく形成されていることを特徴とする。
【0023】
また、前記流体供給管は、一番前方に位置した下部凹部の一側に具備され、前記流体排出管は、一番他側に位置した上部凹部の後方に具備されていることを特徴とする。
【0024】
また、前記流体供給管の高さより流体排出管の高さを相対的に高く具備することを特徴とする。
【0025】
また、前記屈曲拡散通路が二つ以上に具備されており;前記流体供給・排出手段は、一番上部に位置された屈曲拡散通路に具備され、管を介して流体が供給される流体供給管と、各層の屈曲拡散通路に流体が拡散移動されることができるように形成された流体移動ホール、及び一番下部に位置された屈曲拡散通路に具備され、管を介して流体が排出される流体排出管から構成されていることを特徴とする。
【0026】
また、前記各上部凹部の流体移動断面積が前記各下部凹部の流体移動断面積より小さく形成されていることを特徴とする。
【0027】
また、前記各々の屈曲拡散通路を構成する上部凹部の流体移動断面積の合計が、前記各々の下部凹部の流体移動断面積の合計より小さく形成されていることを特徴とする。
【0028】
また、前記放熱部の上部に具備され、一番上部に位置した屈曲板との間に多数の陥没空間を形成する上板を含むことを特徴とする。
【0029】
また、前記上部に形成された陥没空間には、発熱量を高めることができるように蓄熱材が更に具備されていることを特徴とする。
【0030】
また、前記放熱部の下部に具備され、一番下部に位置した屈曲板との間に多数の陥没空間を形成する下板を含むことを特徴とする。
【0031】
また、前記下部に形成された陥没空間には断熱材が更に具備されていることを特徴とする。
【0032】
また、多数の横形凹部が具備された屈曲板と、前記屈曲板の上部におかれる上板と、前記屈曲板と上板の周りを塞ぐ周囲遮断板と、前記屈曲板と上板の間に具備され、横形凹部を相互連通させる流体連通手段と、前記周囲遮断板に具備され、屈曲板の横形凹部に流体が拡散移動され、排出されるように具備された流体供給、排出管とで構成されていることを特徴とする。
【0033】
また、前記屈曲板は、単一の板が折り曲げられて構成されていることを特徴とする。
【0034】
また、前記屈曲板は、前記横形凹部が陥没するように具備され、下面が平坦面で構成されていることを特徴とする。
【0035】
また、前記流体連通手段は、前記横形凹部の間に形成された各横形凸部に一つ以上形成された陥没溝で構成されていることを特徴とする。
【0036】
また、前記各横形凸部に具備された陥没溝は、多数に形成され;前記各横形凸部に多数形成された各陥没溝は、隣り合う横形凸部に具備された各陥没溝に対して食い違いに具備されていることを特徴とする。
【0037】
また、前記各陥没溝は、縦方向の長溝に形成されていることを特徴とする。
【0038】
また、前記各横形凸部に形成された各陥没溝の横断面積の合計は、前記各横形凹部一つの縦断面積より小さく具備されていることを特徴とする。
【0039】
また、前記流体連通手段は、前記横形凹部の間に形成された各横形凸部が密着される上板下面の多数の横列に各々形成される一つ以上の上部陥没溝で構成されていることを特徴とする。
【0040】
また、前記上板下面の多数の横列に各々形成される各上部陥没溝は、多数に形成されており;前記多数の横列に各々形成される各上部陥没溝は、隣り合う横列に具備された各上部陥没溝に対して食い違いに具備されていることを特徴とする。
【0041】
また、前記各陥没溝は、縦方向の長溝に形成されていることを特徴とする。
【0042】
また、前記上板の各横列に形成された各上部陥没溝の横断面積の合計は、前記各横形凹部一つの縦断面積より小さく具備されていることを特徴とする。
【0043】
また、前記流体連通手段は、前記横形凹部の間に形成された各横形凸部を貫通する一つ以上の流体通路で構成されていることを特徴とする。
【0044】
また、前記各横形凸部に貫通具備された各流体通路は、多数に形成され;前記各横形凸部に多数形成された各流体通路は、隣り合う横形凸部に具備された各流体通路に対して食い違いに具備されていることを特徴とする。
【0045】
また、前記各横形凸部に多数形成された各流体通路の横断面積の合計は、前記各横形凹部一つの縦断面積より小さく具備されていることを特徴とする。
【0046】
また、前記屈曲板の下部には、下板が更に具備されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0047】
本発明は、室内の床面で均一に熱が発散されるようにして、室内全体の暖房または冷房効率を最大に向上させることのできる冷暖房パネルを提供する効果がある。
【0048】
また、温水や温風または冷風の流体を介して、暖房は勿論、冷房も可能にすることによって、互換性を有する冷暖房パネルを提供するという効果もある。
【0049】
また、前記流体供給、排出管を適正な位置に装着することで、流体の拡散効率を向上させることによって、冷房または暖房の効果を更に高めることができるという効果もある。
【0050】
また、単位面積当りの発熱効果を最大に向上させることによって、燃料の消耗を最少に減らすことができる冷暖房パネルを提供するという効果もある。
【0051】
また、脱付着を容易にして、施工を簡便にすることによって、セメントまたはフローリングは勿論、ベッド床にも施工が可能な冷暖房パネルを提供することができるという効果もある。
【0052】
また、上部の陥没空間に蓄熱材を具備して熱損失を最少に減らすことによって、燃料を最大に節約することのできる冷暖房パネルを提供することができるという効果もある。
【0053】
また、下部の陥没空間に断熱材を具備して熱損失を最少に減らすことは勿論、層間騒音を最少に減らすことができるという効果もある。
【0054】
また、屈曲拡散通路に温水または冷媒が拡散される過程で、空気層が形成されないようにしながら、温水が均一に拡散されるようにすることによって、放熱効果を最大に向上させることができる冷暖房パネルを提供するという効果もある。
【0055】
また、屈曲拡散通路に温水が供給されない場合、既に満たされた温水の水位が低くなるのを防止することによって、ボイラーの再稼動時、初期気泡の発生を最少に減らすことができるという効果もある。
【0056】
また、マット形の冷暖房パネルを提供することによって、床の施工なしでも使用が可能な効果もある。
【0057】
また、冷暖房パネルの内部空間に上部空間なしに流体が均一に拡散されて満たされるようにして、放熱効果を高めることによって、冷暖房効果を極大化することができるという効果もある。
【0058】
また、冷暖房パネル内に満たされた流体の滞留時間を長くして、放熱効果をより高めることによって、冷暖房効果を更に向上させることができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】本発明による第1実施例の冷暖房パネルを示した斜視図である。
【図2】本発明による第1実施例の冷暖房パネルを示した分解斜視図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】本発明による第2実施例の冷暖房パネルを示した斜視図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】本発明による第3実施例の冷暖房パネルを示した分解斜視図である。
【図7】本発明による第3実施例の冷暖房パネルを示した斜視図である。
【図8】図7のC部拡大図である。
【図9】図7のD−D線断面図である。
【図10】図9のE−E線断面図である。
【図11】本発明による第4実施例の冷暖房パネルを示した分解斜視図である。
【図12】本発明による第4実施例の冷暖房パネルを示した斜視図である。
【図13】図12のF部拡大図である。
【図14】図12のG−G線断面図である。
【図15】図14のH−H線断面図である。
【図16】本発明による第5実施例の冷暖房パネルを示した分解斜視図である。
【図17】本発明による第5実施例の冷暖房パネルを示した斜視図である。
【図18】図17のI−I線断面図である。
【図19】本発明による第6実施例の冷暖房パネルを示した分解斜視図である。
【図20】本発明による第6実施例の冷暖房パネルを示した斜視図である。
【図21】図20のJ−J線断面図である。
【図22】本発明による第7実施例の冷暖房パネルを示した分解斜視図である。
【図23】本発明による第7実施例の冷暖房パネルを示した斜視図である。
【図24】図23のK−K線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0060】
以下、本発明の好ましい実施例を添付の図面を参照して詳細に説明すると、つぎの通りである。
【0061】
図1は、本発明による第1実施例の冷暖房パネルを示した斜視図で、図2は、本発明による第1実施例の冷暖房パネルを示した分解斜視図で、図3は、図1のA−A線断面図である。
【0062】
ここで、本発明による第1実施例の冷暖房パネルは、周りが塞がるように多数の屈曲板11が直交方向に積層具備され、各々の屈曲板11の間には屈曲拡散通路12が形成されている放熱部1と、前記各屈曲拡散通路12に流体が拡散移動されるように流体を供給、排出させる流体供給・排出手段2とで構成される。
【0063】
つまり、前記各々の屈曲拡散通路12は、各々の上、下部に位置した屈曲板11に多数形成され、相互直角に交差するように連通される上、下部凹部121と、各々の上、下部に位置した屈曲板11の周りを塞ぐ周囲遮断板122とを含むものである。前記各々の屈曲板11と周囲遮断板122は、溶接などを介して相互結合されているのである。
【0064】
そして、前記屈曲拡散通路12が単一に具備されており、前記流体供給・排出手段2は、前記単一の屈曲拡散通路12で相互反対の位置に具備された管を介して流体が供給されて拡散された後、排出され得るようにする流体供給、排出管21,22で構成される。
【0065】
従って、前記流体供給管21と流体排出管22は、温水や冷媒(プレオンガスなど)または温風や冷風などの流体が供給されることによって、室内空間を暖房したり冷房することができるのである。
【0066】
また、前記屈曲板11に形成された凹部121は、屈曲板11の折曲を介して上、下部に交互に形成されるもので、波形(半円形または半楕円形)または角形(三角または四角形)などのいろいろな形状に具備されることができるが、添付の図面では台形の形状を示した。
【0067】
前記凹部121が台形の形状に具備されることによって、上、下部に位置した屈曲板11の凹部121の間には平坦面が形成されることによって、上、下板3,4を容易に装着することができるのは勿論、屈曲板11と上板3の密着面積を広め、上板3に伝達される熱の伝導率を高めることもできるのである。
【0068】
また、前記流体供給管21は、一番前方に横方向に具備された下部凹部121の一側に具備され、前記流体排出管22は、一番他側に縦方向に具備された上部凹部121の後方に具備されることによって、流体の拡散効率を最大に向上させることができるのである。
【0069】
また、前記放熱部1の上部には上板3が更に具備されることによって、前記上板3と上部に位置した屈曲板11の間には多数の陥没空間5が形成される。
【0070】
そして、前記上部に形成された陥没空間5には、発熱量を高めることができるように、蓄熱材が更に具備されている。
【0071】
また、前記放熱部1の下部には下板が更に具備されることによって、前記下板4と下部に位置した屈曲板11の間には多数の陥没空間5が形成される。
【0072】
そして、前記下部に形成された陥没空間5には、断熱材が具備されることによって、下部に熱が損失される現象を防止すると同時に、層間騒音を減らすことができるのである。
【0073】
以下、前記のように構成された第1実施例の冷暖房パネルの作用を説明すると、つぎの通りである。
【0074】
図1ないし図3に示したように、前記のように構成された冷暖房パネルを床に施工した後、ボイラーを作動させ、放熱部1に具備された屈曲拡散通路12に流体を投入することになると、流体は屈曲拡散通路12に相互直交するように具備された凹部121に沿って屈曲移動しながら全体的に拡散された後、流体排出管22を介して排出され、前記流体の投入と排出過程は、ボイラーや冷却装置または温風器と冷風器を介して連続的に進行されるのである。
【0075】
従って、前記のように屈曲拡散通路12を流体が移動する過程では、流体が凹部121に沿って全体的に拡散移動されることによって、熱が全体的に均一に拡散されるのである。
【0076】
つまり、流体が屈曲拡散通路12で全体的に拡散されて分布されることによって、熱が全体的に均一に発散されることになり、室内の暖房または冷房効率を最大に向上させることができるのである。
【0077】
そして、前記のように屈曲拡散通路12を流体が移動する過程では、接触面積の広い凹部121に流体が全体的に接触することによって、放熱面積が広まることにより、上板を介した発熱効率を最大に向上させることができるのである。
【0078】
並びに、前記のように構成された冷暖房パネルは、板で構成されていることによって、床への脱付着が容易で、施工が簡便なので、セメント床は勿論、フローリングまたはベッド床などに容易に施工することができるのである。
【0079】
図4は、本発明による第2実施例の冷暖房パネルを示した斜視図で、図5は図4のB−B線断面図である。
【0080】
ここで、本発明による第2実施例の冷暖房パネルは、屈曲拡散通路12と流体供給・排出手段2を除いた他の構成は、前記第1実施例の構成と同一であることを前提とする。
【0081】
第2実施例の冷暖房パネルを構成する前記屈曲拡散通路12は、多数に具備されていることを特徴とする。
【0082】
そして、前記多数に具備されている屈曲拡散通路12に具備される流体供給・排出手段2は、一番下部に位置した屈曲拡散通路12に具備され、管を介して流体が供給される流体供給管21と、各層の屈曲拡散通路12に流体が拡散移動されるように形成された流体移動ホール23、及び一番上部に位置した屈曲拡散通路12に具備され、管を介して流体が排出される流体排出管22とから構成されるのである。
【0083】
従って、前記流体供給管21を介して流体が供給されると、供給された流体は、一番下側の屈曲拡散通路12から上部まで、具備された屈曲拡散通路12に連通するように拡散移動されることによって、移動する流体の熱をほとんど回収できるのである。
【0084】
従って、前記のように多数の屈曲板を多層に具備して屈曲拡散通路の数を増やすことによって、単位面積当りの放熱効果が最大に向上されるのである。
【0085】
図6は、本発明による第3実施例の冷暖房パネルを示した分解斜視図で、図7は、本発明による第3実施例の冷暖房パネルを示した斜視図で、図8は、図7のC部拡大図で、図9は、図7のD−D線断面図で、図10は、図9のE−E線断面図である。
【0086】
ここで、本発明による第3実施例の冷暖房パネルは、前記第1実施例の構成をすべて含むことを前提とする。
【0087】
従って、本発明による第3実施例の冷暖房パネルは、周りが塞がるように多数の屈曲板11が直交方向に積層具備され、各々の屈曲板11の間には屈曲拡散通路12が形成されている放熱部1と、前記各屈曲拡散通路12に流体が拡散移動されるように流体を供給、排出させる流体供給・排出手段2とで構成された冷暖房パネルを改良したもので、前記各上部凹部121の流体移動断面積が各下部凹部121の流体移動断面積より小さく形成されていることを特徴とする。
【0088】
そして、本発明による第3実施例の冷暖房パネルは、温水や冷媒の流体だけを使用するもので、以下第3実施例を説明するにおいて、流体は温水または冷媒に限定する。
【0089】
また、前記各々の上部凹部121の流体移動断面積の合計を、前記各々の下部凹部121の流体移動断面積の合計より小さく形成するのである。
【0090】
つまり、前記各々の上部凹部121の流体移動断面積の合計を、前記各々の下部凹部121の流体移動断面積の合計より小さく形成する場合、上部凹部121の流体移動断面積を減らしたり、上部凹部121の数を減らすことによって可能である。
【0091】
従って、添付の図面では、前記上部凹部121の高さを下部凹部121の高さより相対的に低く構成することによって、各上部凹部121の流体移動断面積を減らした状態を示した。
【0092】
また、前記流体供給・排出手段2を構成する流体供給管21は、一番前方に横方向に具備された下部凹部121の一側に具備され、前記流体供給・排出手段2を構成する流体排出管22は、一番他側に縦方向に具備された上部凹部121の後方に具備されている。
【0093】
また、前記流体供給管21の高さより流体排出管22の高さを相対的に高く具備することによって、屈曲拡散通路12に流体が供給されない場合、既に満たされた流体の水位が低くなるのを防止して、ボイラーまたは冷却装置の再稼動初期に気泡が発生する現象を最少化することができるのである。
【0094】
一方、前記放熱部1の上、下部には、上、下板3,4を更に具備することによって、マット形の冷暖房パネルを提供することができるのである。
【0095】
以下、前記のように構成された本発明による第3実施例の冷暖房パネルの作用を説明すると、つぎの通りである。
【0096】
図6ないし図10に示したように、前記のように構成された冷暖房パネルを床に施工した後、ボイラーを作動させて屈曲拡散通路12に流体を投入させることになると、流体は、屈曲拡散通路12に満たされて拡散された後、流体排出管22を介して排出され、前記流体の投入と排出過程は、ボイラーまたは冷却装置の作動を介して連続的に進行される。
【0097】
これを具体的に説明すると、下屈曲板11の前方に横方向に具備された下部凹部121の一側から流体が供給されると、供給された流体は、屈曲拡散通路12で拡散された後、上屈曲板11の一番他側に縦方向に具備された上部凹部121の後方に具備された流体排出管22を介して排出されるのである。
【0098】
前記のように流体が拡散される過程では、前記各々の上部凹部121の横断面流体移動断面積の合計が各々の下部凹部121の縦断面流体移動断面積の合計より小さく形成されることによって、各上部凹部121の上部に空気層が形成されることを防止することができるのである。
【0099】
つまり、流体供給管21に温水または冷媒が供給されると、供給された流体は、重力によって下部凹部121に満たされる。
【0100】
次に、流体が継続して供給されると、流体は各々の上部凹部121の境界部に衝突する過程を介して上部凹部121に案内される。
【0101】
次に、上部凹部121に案内される流体は、流体供給管21から一番近接した上部凹部121から一番遠い上部凹部121に満たされながら、流体排出管22に排出される。
【0102】
つまり、前記のように供給された流体が上部凹部121に満たされる過程では、流体は各々の下部凹部121を通過して満たされる。言い換えて、流体供給管21から供給される流体は、供給水圧によって屈曲拡散通路12に満たされながら、既に投入された流体を押すことになる。よって、供給された流体は各々の下部凹部121と各々の上部凹部121を通過しながら満たされることになる。
【0103】
従って、前記のように各々の上部凹部121の流体移動断面積の合計を、各々の下部凹部121の流体移動断面積の合計より小さくすると、供給水圧によって押されて移動する流体は、下部凹部121を通過する時より上部凹部121を通過する場合、圧力が上昇される。つまり、上部凹部121の全体流体移動断面積が下部凹部121の全体流体移動断面積より小さいことによって、上部凹部121に流体が通過する場合、圧力が上昇される。つまり、各々の下部凹部121と各々の上部凹部121には相対的な圧力差が生じることになる。従って、上部凹部121を移動する流体の圧力が下部凹部121を移動する流体の圧力より高くなる。
【0104】
よって、各上部凹部121に満たされる上昇された圧力を有した流体は、各上部凹部121の空間すべてに満たされるのである。従って、流体が投入されて流体排出管22から排出される過程で、常に各々の上部凹部121には流体が満たされることになるのである。
【0105】
補充説明すると、供給される流体と排出される流体の量は常に同一だが、上述したように、流体は下部凹部121を通過する時より上部凹部121を通過する場合圧力が上昇される。従って、各上部凹部121を通過する流体は、圧力を有することになることによって、各上部凹部121の空気が溜まった空間を満たしながら拡散されるのである。
【0106】
そして、空間に溜まっていた空気は、流体の押す力によって気泡化されて排出口から排出される。つまり、空気気泡の排出は、屈曲拡散通路に流体が満たされていない状態である初期稼動時にだけ排出されるのである。
【0107】
従って、前記上部凹部121の上部に空気層が形成されるのを防止することによって、暖房効率を最大に向上させることができるのである。
【0108】
図11は、本発明による第4実施例の冷暖房パネルを示した分解斜視図で、図12は、本発明による第4実施例の冷暖房パネルを示した斜視図で、図13は、図12のF部拡大図で、図14は、図12のG−G線断面図で、図15は、図14のH−H線断面図である。
【0109】
ここで、本発明による第4実施例の冷暖房パネルは、前記第1実施例の構成をすべて含むことを前提とする。
【0110】
従って、本発明による第4実施例の冷暖房パネルは、周りが塞がるように多数の屈曲板11が直交方向に積層具備され、各々の屈曲板11の間には屈曲拡散通路12が形成されている放熱部1と、前記各屈曲拡散通路12に流体が拡散移動されるように流体を供給、排出させる流体供給・排出手段2とで構成された冷暖房パネルを改良したもので、前記各上部凹部121の流体移動断面積が各下部凹部121の流体移動断面積より小さく形成されていることを特徴とする。
【0111】
そして、本発明による第4実施例の冷暖房パネルは、温水や冷媒の流体だけを使用するもので、以下第4実施例を説明するにおいて、流体は温水または冷媒に限定する。
【0112】
また、前記流体供給管21の流体移動断面積は、前記各々の上部凹部121の流体移動断面積の合計より大きく形成されるのである。
【0113】
つまり、前記各々の上部凹部121の横断面の流体移動断面積の合計を、前記流体供給管21の流体移動断面積より小さく形成する場合、上部凹部121の各横断面の流体移動断面積を減らしたり、上部凹部121の数を減らすことによって可能である。
【0114】
添付の図面では、前記上部凹部121の高さを下部凹部121の高さより相対的に低く構成して、各上部凹部121の流体移動断面積を流体供給管21の流体移動断面積より小さく減らした状態を示した。
【0115】
また、前記流体供給・排出手段2を構成する流体供給管21は、一番前方に横方向に具備された下部凹部121の一側に具備され、前記流体供給・排出手段2を構成する流体排出管22は、一番他側に縦方向に具備された上部凹部121の後方に具備されている。
【0116】
一方、前記流体供給管21の高さより流体排出管22の高さを相対的に高く具備することによって、屈曲拡散通路12に流体が供給されない場合、既に満たされた流体の水位が低くなるのを防止して、ボイラーまたは冷却装置の再稼動初期に気泡が発生する現象を最少化することができるのである。
【0117】
また、前記放熱部1の上、下部には上、下板3、4を更に具備することによって、マット形の冷暖房パネルを提供することができるのである。
【0118】
以下、前記のように構成された本発明による第4実施例の冷暖房パネルの作用を説明すると、つぎの通りである。
【0119】
図11ないし図15に示したように、前記のように構成された冷暖房パネルを床に施工した後、ボイラーを作動させて屈曲拡散通路12に流体を投入することになると、流体は屈曲拡散通路12に満たされて拡散された後、流体排出管22を介して排出され、前記流体の投入と排出過程は、ボイラーの作動を介して連続的に進行される。
【0120】
これを具体的に説明すると、下屈曲板11の前方に位置した下部凹部121の一側から流体が供給されると、供給された流体は、屈曲拡散通路12で拡散された後、上屈曲板11の一番他側上部凹部121の後方に具備された流体排出管22を介して排出されるのである。
【0121】
前記のように流体が拡散される過程では、前記各々の上部凹部121の流体移動断面積の合計が、流体供給管21の流体移動断面積より小さく形成されることによって、各上部凹部121の上部に空気層が形成されるのを防止することができるのである。
【0122】
つまり、前記上部凹部121の流体移動断面積の合計より大きな流体供給管21に流体が供給されると、供給された流体は重力によって下部凹部121に満たされる。
【0123】
次に、流体が継続して供給されると、流体は各々の上部凹部121の境界部に衝突する過程を通じて上部凹部121に案内される。
【0124】
次に、上部凹部121に案内された流体は、流体供給管21から一番近接した上部凹部121から一番遠い上部凹部121に満たされながら、流体排出管22から排出される。
【0125】
つまり、前記のように、供給された流体が上部凹部121に満たされる過程で、流体は、各々の下部凹部121を通過し、各々の上部凹部121を通過して満たされる。つまり、供給される流体は、供給水圧によって屈曲拡散通路12に満たされながら、既に投入された流体を押すことになる。従って、供給された流体は、各々の下部凹部121と各々の上部凹部121を通過しながら満たされることになる。
【0126】
従って、前記のように各々の上部凹部121の流体移動断面積の合計が、流体供給管21の流体移動断面積より小さくなると、流体供給管21を介して供給される流体の供給水圧によって上部凹部121を通過する場合、圧力が上昇される。つまり、上部凹部121の全体流体移動断面積が流体供給管21の流体移動断面積より小さいことによって、上部凹部121を流体が通過する場合、圧力が上昇される。言い換えると、流体供給管21と上部凹部121では相対的な圧力差が生じることによって、上部凹部121を移動する流体の圧力が流体供給管21を介して供給される流体の圧力より高くなる。
【0127】
よって、各上部凹部121に満たされる上昇された圧力を有した流体は、各上部凹部121の空間にすべて満たされるのである。従って、流体が投入されて流体排出管から排出される過程で、常に各々の上部凹部121には流体が満たされているのである。
【0128】
補充説明すると、供給される流体と排出される流体は常に量が同一であるのだが、上述したように、流体は流体供給管21を通過する時より、上部凹部121を通過する場合に圧力が上昇される。従って、各上部凹部121を通過する流体は、圧力を有することによって、各上部凹部121の空気が溜まった空間を満たしながら拡散されるのである。
【0129】
そして、空間に溜まっていた空気は、流体の押す力によって気泡化されて排出口から排出される。つまり、空気気泡の排出は、屈曲拡散通路に流体が満たされていない状態である初期稼動時にだけ排出される。
【0130】
従って、前記上部凹部121の上部に空気層が形成されるのを防止することによって、暖房効率を最大に向上させることができるのである。
【0131】
図16は、本発明による第5実施例の冷暖房パネルを示した分解斜視図で、図17は、本発明による第5実施例の冷暖房パネルを示した斜視図で、図18は、図17のI−I線断面図である。
【0132】
ここで、本発明による第5実施例の冷暖房パネルは、多数の横形凹部61の具備された屈曲板6と、前記屈曲板6の上部におかれる上板7と、前記屈曲板6と上板の周りを塞ぐ周囲遮断板8と、前記屈曲板6と上板7の間に具備され、横形凹部61を相互連通させる流体連通手段9と、前記周囲遮断板8に具備され、屈曲板6の横形凹部61に流体が拡散移動されて排出されるように具備された流体供給、排出管81,82とで構成される。
【0133】
そして、前記屈曲板6は、単一の板が折り曲げられて構成されることができ、前記横形凹部61が陥没するように具備され、下面が平坦面に構成されることができるのだが、第5実施例の図面では、単一の板が折り曲げられて構成された屈曲板6を示した。
【0134】
前記流体供給管81は、屈曲板6の一番前方の横形凹部61の一側に具備されており、前記流体排出管82は、屈曲板6の一番後方の横形凹部61の他側に具備されている。そして、前記流体供給管81には、ボイラーや温風器または冷風器が連結されて、温水や冷媒または温風や冷風の流体が供給されるのである。
【0135】
また、前記流体連通手段9は、前記横形凹部61の間に形成された各横形凸部62に一つ以上に形成された陥没溝91で構成されるものである。
【0136】
そして、前記各横形凸部62に具備された各陥没溝91は、多数に形成され;前記各横形凸部62に多数に形成された各陥没溝91は、隣り合う横形凸部62に具備された各陥没溝91に対して食い違いに具備されるのである。
【0137】
つまり、前記各陥没溝91は、前方に位置した横形凹部61から流体が流入された後、つぎの列の横形凹部61に流体が移動されるように具備されたもので、各陥没溝91は、縦方向の長溝に形成されているものである。
【0138】
一方、前記屈曲板6の下部には下板10が更に具備されていることによって、冷暖房パネルを安定的に施工することができるのは勿論、冷暖房パネルを裏返して施工することもできるのである。
【0139】
以下、前記のように構成された本発明による第5実施例の冷暖房パネルの作動関係を説明すると、つぎの通りである。
【0140】
図16ないし図18に示したように、前記のように構成された冷暖房パネルを床に施工した後、ボイラーや温風器または冷風器を使用して温水や冷媒または温風や冷風を供給することになると、流体供給管81を介して流入された流体は、各横形凹部61と各横形凹部61を相互連結する陥没溝91を介して上板7と屈曲板6の間に形成された空間に拡散された後、流体排出管82を介して排出される過程が進行される。
【0141】
従って、流体が冷暖房パネルの内部で拡散移動されながら排出される過程を介して、室内空間を暖房したり冷房することができるのである。
【0142】
つまり、前記流体供給管81を介して供給された流体は、一番前方の横形凹部61に沿って水平に移動された後、後方の横形凸部62に形成された多数の陥没溝91を通過し、後方の横形凹部61に移動する過程を繰り返すことによって、供給された流体は上述した冷暖房パネルの内部空間に全体的に拡散されるようになるのである。
【0143】
そして、前記のように流体が移動される過程では、流体が各横形凹部61の空間すべてに満たされながら拡散されて移動することによって、放熱効果を最大に向上させることができるのである。
【0144】
また、上面が平坦な上板7を屈曲板6の上部に具備することによって、別途の上板を施工せずとも、そのまま室内空間の床に敷く過程だけを通じて冷暖房パネルを施工することができるという長所も有するのである。
【0145】
また、前記のように冷暖房パネルの内部で流体が拡散される過程では、上記各横形凸部62に具備された各陥没溝91が、隣り合う横形凸部62に具備された各陥没溝91に対して食い違いに具備されることによって、流体が各横形凸部62を通過する過程で、各横形凹部61で渦巻きが生じることになる。
【0146】
従って、前記のように、各陥没溝91で渦巻きが生じることによって、流体の滞留時間が長くなることにより、放熱効果を最大に向上させることができるのである。
【0147】
一方、前記各横形凸部62に形成された各陥没溝91の横断面積の合計は、前記各横形凹部61一つの縦断面積より小さく具備されることによって、供給された流体は、一番前方から満たされた後、順次的に後方の横形凹部61まで満しながら拡散されるのである。
【0148】
つまり、流体が冷暖房パネルの内部空間に全体的に満たされながら拡散されることによって、放熱効果を最大に高めることができるのである。
【0149】
図19は、本発明による第6実施例の冷暖房パネルを示した分解斜視図で、図20は、本発明による第6実施例の冷暖房パネルを示した斜視図で、図21は、図20のJ−J線断面図である。
【0150】
ここで、本発明による第6実施例の冷暖房パネルは、前記第5実施例の冷暖房パネルのうち流体連通手段9を除く他の構成は、上述した第5実施例の構成と同一であることを前提とする。
【0151】
本発明による第6実施例の冷暖房パネルを構成する流体連通手段9は、前記横形凹部61の間に形成された各横形凸部62が密着される上板7下面の多数の横列に各々形成される一つ以上の上部陥没溝92で構成されるのである。
【0152】
そして、前記上板7下面の多数の横列に各々形成される各上部陥没溝92は、多数に形成されているのである。
【0153】
並びに、前記多数の横列に各々形成される各上部陥没溝92は、隣り合う横列に具備された各上部陥没溝92に対して食い違いに具備されるのである。
【0154】
また、つまり前記各上部陥没溝92は、前方に位置した横形凹部61から流体が流入された後、つぎの列の横形凹部61に流体が移動されるように具備されるもので、各上部陥没溝92は、縦方向の長溝に形成されるのである。
【0155】
従って、前記のように構成された第6実施例の冷暖房パネルは、流体供給管81を介して供給された流体が、一番前方の横形凹部61に沿って水平に移動された後、後方の横形凸部62の上部である上板に形成された上部陥没溝92を通過して後方の横形凹部61に移動する過程を繰り返すことによって、供給された流体は、上述した冷暖房パネルの内部空間に全体的に拡散されることになるのである。
【0156】
従って、第5実施例の冷暖房パネルのように、冷暖房パネルの放熱効果を最大に向上させることができ、別途の上板を施工せずとも、そのまま室内空間の床に冷暖房パネルを敷く過程だけを介して、冷暖房パネルを施工することができるという長所を有するのである。
【0157】
また、前記のように冷暖房パネルの内部で流体が拡散される過程では、前記上板7の下面に多数の横列で形成された各列の各上部陥没溝92が隣り合う列に具備された各上部陥没溝92に対して食い違いに具備されることによって、流体が各横形凸部62を通過する過程で、各横形凹部61で渦巻きが生じることになる。
【0158】
従って、上述した第5実施例でのように、各上部陥没溝92で渦巻きが生じることによって、流体の滞留時間が長くなることにより、放熱効果を最大に向上させることができるのである。
【0159】
一方、前記上板7の各横列に形成された各上部陥没溝92の横断面積の合計は、前記各横形凹部61一つの縦断面積より小さく具備されることによって、供給された流体は一番前方から満たされた後、順次的に後方の横形凹部61まで満たされながら拡散されるのである。
【0160】
つまり、流体が冷暖房パネルの内部空間に全体的に満たされながら拡散されるのである。
【0161】
図22は、本発明による第7実施例の冷暖房パネルを示した分解斜視図で、図23は、本発明による第7実施例の冷暖房パネルを示した斜視図で、図24は、図23のK−K線断面図である。
【0162】
ここで、本発明による第7実施例の冷暖房パネルは、屈曲板6の構成と流体連通手段9の構成を除く残りの構成は、第5実施例の構成と同一であることを前提とする。
【0163】
本発明による第7実施例の屈曲板6は、単一の板が折り曲げられて構成されることができ、前記横形凹部61が陥没するように具備され、下面が平坦面に構成されることもできるのだが、第7実施例の図面では、横形凹部61が陥没するように具備され、下面が平坦面に構成された状態の屈曲板6を示した。
【0164】
また、本発明による第7実施例の流体連通手段9は、前記横形凹部61の間に形成された各横形凸部62を貫通する一つ以上の流体通路93で構成されるのを特徴とする。
【0165】
そして、前記各横形凸部62に貫通具備された各流体通路93は、多数に構成され、前記各横形凸部62に多数に形成された各流体通路93は、隣り合う横形凸部62に具備された各流体通路93に対して食い違いに具備されるのである。
【0166】
従って、前記のように構成された第7実施例の冷暖房パネルは、流体供給管81を介して供給された流体が、一番前方の横形凹部61に沿って水平に移動した後、後方の横形凸部62に形成された多数の流体通路93を通過し、後方の横形凹部61に移動される過程を繰り返すことによって、供給された流体は上述した冷暖房パネルの内部空間に全体的に拡散されるのである。
【0167】
従って、第5実施例の冷暖房パネルのように、冷暖房パネルの放熱効果を最大に向上させることができ、別途の上板を施工せずとも、そのまま室内空間の床に冷暖房パネルを敷く過程だけを介して冷暖房パネルを施工することができるという長所を有するのである。
【0168】
また、前記のように冷暖房パネルの内部で流体が拡散される過程で、前記各横形凸部62に貫通具備された各流体通路93は、隣り合う横形凸部62に具備された各流体通路93に対して食い違いに具備されることによって、流体が各横形凸部62を通過する過程で各横形凹部61で渦巻きが生じることになる。
【0169】
従って、上述した第5実施例のように、各流体通路93で渦巻きが生じることによって、流体の滞留時間が長くなることにより、放熱効果を最大に向上させることができるのである。
【0170】
一方、前記各横形凸部62に形成された各流体通路93の横断面積の合計は、前記各横形凸部61一つの縦断面積より小さく具備されることによって、供給された流体は一番前方から満たされた後、順次的に後方の横形凹部61まで満たされながら拡散されるのである。
【0171】
つまり、流体が冷暖房パネルの内部空間に全体的に満たされながら拡散されることによって、放熱効果を最大に向上させることができるのである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
周りが塞がるように多数の屈曲板が直交方向に積層具備され、各々の屈曲板の間には屈曲拡散通路が形成されている放熱部と、
前記各屈曲拡散通路に流体が拡散移動されるように流体を供給、排出させる流体供給・排出手段とを含むことを特徴とする冷暖房パネル。
【請求項2】
前記各々の屈曲拡散通路は、
各々の上、下部に位置した屈曲板に多数形成され、相互直角に交差するように連通される上、下部凹部と、
各々の上、下部に位置した屈曲板の周りを塞ぐ周囲遮断板とを含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の冷暖房パネル。
【請求項3】
前記屈曲拡散通路が単一に具備されており、
前記流体供給・排出手段は、前記単一の屈曲拡散通路で相互反対の位置に具備された管を介して流体が供給されて拡散された後、排出されるようにする流体供給、排出管で構成されていることを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の冷暖房パネル。
【請求項4】
前記流体供給管の流体移動断面積は、
前記各々の上部凹部の流体移動断面積の合計より大きく形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第3項に記載の冷暖房パネル。
【請求項5】
前記流体供給管は、一番前方に位置した下部凹部の一側に具備され、
前記流体排出管は、一番他側に位置した上部凹部の後方に具備されていることを特徴とする特許請求の範囲第3項に記載の冷暖房パネル。
【請求項6】
前記流体供給管の高さより流体排出管の高さを相対的に高く具備することを特徴とする特許請求の範囲第3項に記載の冷暖房パネル。
【請求項7】
前記屈曲拡散通路が二つ以上に具備されており;
前記流体供給・排出手段は、一番下部に位置された屈曲拡散通路に具備され、管を介して流体が供給される流体供給管と、各層の屈曲拡散通路に流体が拡散移動されることができるように形成された流体移動ホール、及び一番上部に位置された屈曲拡散通路に具備され、管を介して流体が排出される流体排出管から構成されていることを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の冷暖房パネル。
【請求項8】
前記各上部凹部の流体移動断面積が前記各下部凹部の流体移動断面積より小さく形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第3項または第6項に記載の冷暖房パネル。
【請求項9】
前記各々の屈曲拡散通路を構成する上部凹部の流体移動断面積の合計が、前記各々の下部凹部の流体移動断面積の合計より小さく形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第8項に記載の冷暖房パネル。
【請求項10】
前記放熱部の上部に具備され、一番上部に位置した屈曲板との間に多数の陥没空間を形成する上板を含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第7項のいずれかに記載の冷暖房パネル。
【請求項11】
前記上部に形成された陥没空間には、発熱量を高めることができるように蓄熱材が更に具備されていることを特徴とする特許請求の範囲第10項に記載の冷暖房パネル。
【請求項12】
前記放熱部の下部に具備され、一番下部に位置した屈曲板との間に多数の陥没空間を形成する下板を含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第7項のいずれかに記載の冷暖房パネル。
【請求項13】
前記下部に形成された陥没空間には断熱材が更に具備されていることを特徴とする特許請求の範囲第12項に記載の冷暖房パネル。
【請求項14】
多数の横形凹部が具備された屈曲板と、
前記屈曲板の上部におかれる上板と、
前記屈曲板と上板の周りを塞ぐ周囲遮断板と、
前記屈曲板と上板の間に具備され、横形凹部を相互連通させる流体連通手段と、
前記周囲遮断板に具備され、屈曲板の横形凹部に流体が拡散移動され、排出されるように具備された流体供給、排出管とで構成されていることを特徴とする冷暖房パネル。
【請求項15】
前記屈曲板は、
単一の板が折り曲げられて構成されていることを特徴とする特許請求の範囲第14項に記載の冷暖房パネル。
【請求項16】
前記屈曲板は、
前記横形凹部が陥没するように具備され、下面が平坦面で構成されていることを特徴とする特許請求の範囲第14項に記載の冷暖房パネル。
【請求項17】
前記流体連通手段は、
前記横形凹部の間に形成された各横形凸部に一つ以上形成された陥没溝で構成されていることを特徴とする特許請求の範囲第14項ないし第16項のいずれかに記載の冷暖房パネル。
【請求項18】
前記各横形凸部に具備された陥没溝は、多数に形成され;
前記各横形凸部に多数形成された各陥没溝は、隣り合う横形凸部に具備された各陥没溝に対して食い違いに具備されていることを特徴とする特許請求の範囲第17項に記載の冷暖房パネル。
【請求項19】
前記各陥没溝は、
縦方向の長溝に形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第17項に記載の冷暖房パネル。
【請求項20】
前記各横形凸部に形成された各陥没溝の横断面積の合計は、
前記各横形凹部一つの縦断面積より小さく具備されていることを特徴とする特許請求の範囲第17項に記載の冷暖房パネル。
【請求項21】
前記流体連通手段は、
前記横形凹部の間に形成された各横形凸部が密着される上板下面の多数の横列に各々形成される一つ以上の上部陥没溝で構成されていることを特徴とする特許請求の範囲第14項ないし第16項のいずれかに記載の冷暖房パネル。
【請求項22】
前記上板下面の多数の横列に各々形成される各上部陥没溝は、多数に形成されており;
前記多数の横列に各々形成される各上部陥没溝は、隣り合う横列に具備された各上部陥没溝に対して食い違いに具備されていることを特徴とする特許請求の範囲第21項に記載の冷暖房パネル。
【請求項23】
前記各陥没溝は、
縦方向の長溝に形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第21項に記載の冷暖房パネル。
【請求項24】
前記上板の各横列に形成された各上部陥没溝の横断面積の合計は、
前記各横形凹部一つの縦断面積より小さく具備されていることを特徴とする特許請求の範囲第21項に記載の冷暖房パネル。
【請求項25】
前記流体連通手段は、
前記横形凹部の間に形成された各横形凸部を貫通する一つ以上の流体通路で構成されていることを特徴とする特許請求の範囲第14項ないし第16項のいずれかに記載の冷暖房パネル。
【請求項26】
前記各横形凸部に貫通具備された各流体通路は、多数に形成され;
前記各横形凸部に多数形成された各流体通路は、隣り合う横形凸部に具備された各流体通路に対して食い違いに具備されていることを特徴とする特許請求の範囲第25項に記載の冷暖房パネル。
【請求項27】
前記各横形凸部に多数形成された各流体通路の横断面積の合計は、
前記各横形凹部一つの縦断面積より小さく具備されていることを特徴とする特許請求の範囲第25項に記載の冷暖房パネル。
【請求項28】
前記屈曲板の下部には、
下板が更に具備されていることを特徴とする特許請求の範囲第14項または第15項に記載の冷暖房パネル。
【請求項1】
周りが塞がるように多数の屈曲板が直交方向に積層具備され、各々の屈曲板の間には屈曲拡散通路が形成されている放熱部と、
前記各屈曲拡散通路に流体が拡散移動されるように流体を供給、排出させる流体供給・排出手段とを含むことを特徴とする冷暖房パネル。
【請求項2】
前記各々の屈曲拡散通路は、
各々の上、下部に位置した屈曲板に多数形成され、相互直角に交差するように連通される上、下部凹部と、
各々の上、下部に位置した屈曲板の周りを塞ぐ周囲遮断板とを含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の冷暖房パネル。
【請求項3】
前記屈曲拡散通路が単一に具備されており、
前記流体供給・排出手段は、前記単一の屈曲拡散通路で相互反対の位置に具備された管を介して流体が供給されて拡散された後、排出されるようにする流体供給、排出管で構成されていることを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の冷暖房パネル。
【請求項4】
前記流体供給管の流体移動断面積は、
前記各々の上部凹部の流体移動断面積の合計より大きく形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第3項に記載の冷暖房パネル。
【請求項5】
前記流体供給管は、一番前方に位置した下部凹部の一側に具備され、
前記流体排出管は、一番他側に位置した上部凹部の後方に具備されていることを特徴とする特許請求の範囲第3項に記載の冷暖房パネル。
【請求項6】
前記流体供給管の高さより流体排出管の高さを相対的に高く具備することを特徴とする特許請求の範囲第3項に記載の冷暖房パネル。
【請求項7】
前記屈曲拡散通路が二つ以上に具備されており;
前記流体供給・排出手段は、一番下部に位置された屈曲拡散通路に具備され、管を介して流体が供給される流体供給管と、各層の屈曲拡散通路に流体が拡散移動されることができるように形成された流体移動ホール、及び一番上部に位置された屈曲拡散通路に具備され、管を介して流体が排出される流体排出管から構成されていることを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の冷暖房パネル。
【請求項8】
前記各上部凹部の流体移動断面積が前記各下部凹部の流体移動断面積より小さく形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第3項または第6項に記載の冷暖房パネル。
【請求項9】
前記各々の屈曲拡散通路を構成する上部凹部の流体移動断面積の合計が、前記各々の下部凹部の流体移動断面積の合計より小さく形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第8項に記載の冷暖房パネル。
【請求項10】
前記放熱部の上部に具備され、一番上部に位置した屈曲板との間に多数の陥没空間を形成する上板を含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第7項のいずれかに記載の冷暖房パネル。
【請求項11】
前記上部に形成された陥没空間には、発熱量を高めることができるように蓄熱材が更に具備されていることを特徴とする特許請求の範囲第10項に記載の冷暖房パネル。
【請求項12】
前記放熱部の下部に具備され、一番下部に位置した屈曲板との間に多数の陥没空間を形成する下板を含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第7項のいずれかに記載の冷暖房パネル。
【請求項13】
前記下部に形成された陥没空間には断熱材が更に具備されていることを特徴とする特許請求の範囲第12項に記載の冷暖房パネル。
【請求項14】
多数の横形凹部が具備された屈曲板と、
前記屈曲板の上部におかれる上板と、
前記屈曲板と上板の周りを塞ぐ周囲遮断板と、
前記屈曲板と上板の間に具備され、横形凹部を相互連通させる流体連通手段と、
前記周囲遮断板に具備され、屈曲板の横形凹部に流体が拡散移動され、排出されるように具備された流体供給、排出管とで構成されていることを特徴とする冷暖房パネル。
【請求項15】
前記屈曲板は、
単一の板が折り曲げられて構成されていることを特徴とする特許請求の範囲第14項に記載の冷暖房パネル。
【請求項16】
前記屈曲板は、
前記横形凹部が陥没するように具備され、下面が平坦面で構成されていることを特徴とする特許請求の範囲第14項に記載の冷暖房パネル。
【請求項17】
前記流体連通手段は、
前記横形凹部の間に形成された各横形凸部に一つ以上形成された陥没溝で構成されていることを特徴とする特許請求の範囲第14項ないし第16項のいずれかに記載の冷暖房パネル。
【請求項18】
前記各横形凸部に具備された陥没溝は、多数に形成され;
前記各横形凸部に多数形成された各陥没溝は、隣り合う横形凸部に具備された各陥没溝に対して食い違いに具備されていることを特徴とする特許請求の範囲第17項に記載の冷暖房パネル。
【請求項19】
前記各陥没溝は、
縦方向の長溝に形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第17項に記載の冷暖房パネル。
【請求項20】
前記各横形凸部に形成された各陥没溝の横断面積の合計は、
前記各横形凹部一つの縦断面積より小さく具備されていることを特徴とする特許請求の範囲第17項に記載の冷暖房パネル。
【請求項21】
前記流体連通手段は、
前記横形凹部の間に形成された各横形凸部が密着される上板下面の多数の横列に各々形成される一つ以上の上部陥没溝で構成されていることを特徴とする特許請求の範囲第14項ないし第16項のいずれかに記載の冷暖房パネル。
【請求項22】
前記上板下面の多数の横列に各々形成される各上部陥没溝は、多数に形成されており;
前記多数の横列に各々形成される各上部陥没溝は、隣り合う横列に具備された各上部陥没溝に対して食い違いに具備されていることを特徴とする特許請求の範囲第21項に記載の冷暖房パネル。
【請求項23】
前記各陥没溝は、
縦方向の長溝に形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第21項に記載の冷暖房パネル。
【請求項24】
前記上板の各横列に形成された各上部陥没溝の横断面積の合計は、
前記各横形凹部一つの縦断面積より小さく具備されていることを特徴とする特許請求の範囲第21項に記載の冷暖房パネル。
【請求項25】
前記流体連通手段は、
前記横形凹部の間に形成された各横形凸部を貫通する一つ以上の流体通路で構成されていることを特徴とする特許請求の範囲第14項ないし第16項のいずれかに記載の冷暖房パネル。
【請求項26】
前記各横形凸部に貫通具備された各流体通路は、多数に形成され;
前記各横形凸部に多数形成された各流体通路は、隣り合う横形凸部に具備された各流体通路に対して食い違いに具備されていることを特徴とする特許請求の範囲第25項に記載の冷暖房パネル。
【請求項27】
前記各横形凸部に多数形成された各流体通路の横断面積の合計は、
前記各横形凹部一つの縦断面積より小さく具備されていることを特徴とする特許請求の範囲第25項に記載の冷暖房パネル。
【請求項28】
前記屈曲板の下部には、
下板が更に具備されていることを特徴とする特許請求の範囲第14項または第15項に記載の冷暖房パネル。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【公表番号】特表2010−500532(P2010−500532A)
【公表日】平成22年1月7日(2010.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−524549(P2009−524549)
【出願日】平成19年8月13日(2007.8.13)
【国際出願番号】PCT/KR2007/003866
【国際公開番号】WO2008/020695
【国際公開日】平成20年2月21日(2008.2.21)
【出願人】(509043685)
【氏名又は名称原語表記】KANG,Chang−hee
【住所又は居所原語表記】37 Baksa−ri,Wachon−myeon,Gyeongsan−si,Gyeongsanbuk−do 712−844,Republic of Korea
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年1月7日(2010.1.7)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年8月13日(2007.8.13)
【国際出願番号】PCT/KR2007/003866
【国際公開番号】WO2008/020695
【国際公開日】平成20年2月21日(2008.2.21)
【出願人】(509043685)
【氏名又は名称原語表記】KANG,Chang−hee
【住所又は居所原語表記】37 Baksa−ri,Wachon−myeon,Gyeongsan−si,Gyeongsanbuk−do 712−844,Republic of Korea
【Fターム(参考)】
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