説明

冷菓用盛り付け具

【課題】簡易な操作により冷菓の盛り付けを行える冷菓用盛り付け具を提供することにより、作業者に負担をかけることなく一連の盛り付け作業を容易に且つ効率的に行えるようにすることにある。
【解決手段】下部に開口部が形成された可撓性を有する冷菓用容器を保持するための保持体と、該保持体に保持された冷菓用容器の上部を押圧して該冷菓用容器から冷菓を取り出すための押圧体とを備えてなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばアイスクリームやシャーベット等のような冷菓を器等に盛り付ける場合に使用する冷菓用盛り付け具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の冷菓を器等に盛り付ける場合は、例えばディッシャーと称される機具が広く使用されている。
【0003】
即ち、かかるディッシャーは、図17に示すように半球状のアイスクリームホルダー30とその外周面に固定した一対のグリップ31、31とからなり、このグリップ31、31を握ることにより、ラック32、オピニオン33を介してロッド34が回転し、その先端に設けたスクレーパー35が前記アイスクリームホルダー30の内周面に沿って半回転するものである(特許文献1)。かかるスクレーパー35の回転によってアイスクリームホルダー30ですくったアイスクリームは該アイスクリームホルダー30から離脱して、アイスクリームを器等に盛り付けることができる。
【特許文献1】実公昭61−36183号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、アイスクリーム等の冷菓はその固形状態を維持するために、盛り付け時においても0℃以下の温度に凍結収容する必要がある。従って、アイスクリームは非常に固い状態にあるために、これを上記従来のディッシャーのアイスクリームホルダー30ですくい取るには相当の力及び熟練性を要していたのである。
【0005】
また、すくい取ったアイスクリームはアイスクリームホルダー30の内周面に固着してしまうために、一度だけグリップ31、31を握るだけではアイスクリームをアイスクリームホルダー30から離脱させるのは困難であり、少なくとも数回グリップ31、31を握ってスクレーパー35を回転させる必要があった。
【0006】
このように従来のディッシャーによる一連の盛り付け作業は非常に厄介なものであり、特に多数のアイスクリームを盛り付けねばならないような場合、作業者にかかる負担は多大なものになるという大なる問題点を有していた。
【0007】
これに対して、作業者の負担を軽減するためにアイスクリームホルダー30を保温できるようにしたディッシャーも存在するが、ディッシャー自体の構成が非常に複雑になり、その製作費用も相当嵩むという難点があった。
【0008】
それ故に、本発明は上記従来の問題点を解決すべくなされたものであり、簡易な操作により冷菓の盛り付けを行うことができる冷菓用盛り付け具を提供することにより、作業者に負担をかけることなく、一連の盛り付け作業を容易に且つ効率的に行えるようにすることを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
即ち、上記課題を解決するために本発明の請求項1に記載した発明は、下部に開口部が形成された可撓性を有する冷菓用容器を保持するための保持体と、該保持体に保持された冷菓用容器の上部を押圧して該冷菓用容器から冷菓を取り出すための押圧体とを備えてなることを特徴とする
【0010】
請求項1記載の冷菓用盛り付け具は、冷菓用容器を保持体で保持すると共に、該冷菓容器の下方位置に盛り付けるべき器等を配置し、この状態で冷菓用容器の上部を押圧体により押圧すると、該冷菓様容器の上部が撓んでその開口部から冷菓が取り出され、冷菓を前記器等に盛り付けることができる。
【0011】
請求項2記載の冷菓用盛り付け具は、請求項1に記載の冷菓用盛り付け具において、押圧体に対向して把手が設けられると共に、該把手と前記押圧体間に可動把手が往復動自在に設けられてなり、しかも該可動把手の往復動により前記保持体と押圧体とが接離自在となるべく構成されてなることを特徴とする。
【0012】
請求項2記載の冷菓用盛り付け具は、把手を把持しつつ可動把手を握って把手側に移動させると、保持体と押圧体とが接近して該押圧体により保持体に保持された冷菓用容器の上部が押圧され、該冷菓様容器の上部が撓んでその開口部から冷菓が取り出され、冷菓を器等に盛り付けることができる。
【0013】
請求項3記載の冷菓用盛り付け具は、請求項2に記載の冷菓用盛り付け具において、可動把手の往復動により保持体と押圧体とが接離自在となるべく、該可動把手の両端部に一対の連結杆が設けられ且つ該連結杆の他端部は押圧体に形成した貫通孔を介して保持体に固定されてなることを特徴とする。
【0014】
請求項3記載の冷菓用盛り付け具は、把手を把持しつつ可動把手を把手側に移動させると、連結杆を介して保持体と押圧体とが接近することになり、この押圧体により保持体に保持された冷菓用容器の上部が押圧されて、該冷菓様容器の上部が撓んでその開口部から冷菓が取り出され、冷菓を器等に盛り付けることができる。
【0015】
請求項4記載の冷菓用盛り付け具は、請求項3に記載の冷菓用盛り付け具において、可動把手と押圧体間及び該押圧体と保持体間に位置する連結杆に弾性体が外嵌されてなることを特徴とする。
【0016】
請求項4記載の冷菓用盛り付け具は、把手を把持しつつ弾性体の弾性力に抗して可動把手を握って把手側に移動させると、保持体が連結杆を介して押圧体に接近することになり、この押圧体により保持体に保持された冷菓用容器の上部が押圧されて、該冷菓様容器の上部が撓んでその開口部から冷菓が取り出され、冷菓を器等に盛り付けることができる。盛り付け後に可動把手を握る力を解除すると、保持体は前記弾性体の弾性力により押圧体から離反するように移動して元の位置に戻ることになる。
【0017】
請求項5記載の冷菓用盛り付け具は、請求項1乃至4の何れかに記載の冷菓用盛り付け具において、保持体が、上面に冷菓用容器を保持可能に構成され且つ該冷菓用容器内に冷菓を排出可能な通孔が設けられてなることを特徴とする。
【0018】
請求項5記載の冷菓用盛り付け具は、冷菓用容器を保持体で保持すると共に、該冷菓容器の下方位置に盛り付けるべき器等を配置し、この状態で冷菓用容器の上部を押圧体により押圧すると、該冷菓様容器の上部が撓んでその開口部から冷菓が取り出され、保持体の通孔を介して冷菓は前記器等に盛り付けられる。
【0019】
請求項6記載の冷菓用盛り付け具は、請求項1乃至5の何れかに記載の冷菓用盛り付け具において、冷菓用容器を保持体の所定位置に保持すべく該保持体に位置決め手段が設けられてなることを特徴とする。
【0020】
請求項6記載の冷菓用盛り付け具は、保持体に設けた位置決め手段を利用して該保持体の所定位置に冷菓用容器を位置決めして保持させた状態で、冷菓の盛り付けが行われることになる。
【0021】
請求項7記載の冷菓用盛り付け具は、請求項6記載の冷菓用盛り付け具において、位置決め手段が、冷菓用容器の開口部側縁に外向きに設けられた鍔部が係合可能な位置決め体であることを特徴とする。
【0022】
請求項7記載の冷菓用盛り付け具は、冷菓用容器の鍔部を保持体の位置決め体に係合させれば、冷菓用容器が所定位置に位置決めされて保持体に保持された状態で、冷菓の盛り付けが行われることになる。
【0023】
請求項8記載の冷菓用盛り付け具は、請求項1乃至7の何れかに記載の冷菓用盛り付け具、押圧体が冷菓用容器の上部に面接触可能なように構成されてなることを特徴とする。
【0024】
請求項8記載の冷菓用盛り付け具は、冷菓用容器の上部が押圧体と面接触した状態で押圧され、該冷菓様容器の上部が撓んでその開口部から冷菓が取り出され、冷菓を前記器等に盛り付けることができる。
【発明の効果】
【0025】
請求項1に記載の冷菓用盛り付け具は、下部に開口部が形成された可撓性を有する冷菓用容器を保持するための保持体と、該保持体に保持された冷菓用容器の上部を押圧して該冷菓用容器から冷菓を取り出すための押圧体とを備えてなるために、冷菓用容器を保持体に保持した後に、可撓性を有する冷菓用容器の上部を押圧体で押圧するという操作により、冷菓を器等への盛り付け作業を簡単に行うことができる。このため、特に大量の冷菓を盛り付け処理しなければならない場合等における作業者にかかる負担は、従来のディッシャーによる場合と比較して大幅に軽減できるという格別の効果を得るに至った。
【0026】
請求項2記載の冷菓用盛り付け具は、押圧体に対向して把手が設けられると共に、該把手と前記押圧体間に可動把手が往復動自在に設けられてなり、しかも該可動把手の往復動により前記保持体と押圧体とが接離自在となるべく構成されてなるために、押圧体により冷菓用容器内の冷菓を取り出す場合は、把手を把持しつつ可動把手を握って把手側に移動させるという極めて簡易な操作により行うことができ、よって一連の冷菓盛り付け作業の効率化が図れる効果がある。
【0027】
請求項3に記載の冷菓用盛り付け具は、可動把手の往復動により保持体と押圧体とが接離自在となるべく、該可動把手の両端部に一対の連結杆が設けられ且つ該連結杆の他端部は押圧体に形成した貫通孔を介して保持体に固定されてなるが、かかる構成は非常に簡易なものであり、可動把手の往復動により保持体と押圧体とを接離自在とする手段としては最適なものであり、よってその製作も容易に行えるという効果がある。
【0028】
請求項4に記載の冷菓用盛り付け具は、可動把手と押圧体間及び該押圧体と保持体間に位置する連結杆に弾性体が外嵌されてなるために、可動把手を押圧体と把手間の所定位置に配置させることができると共に、押圧体による冷菓の取り出し後は、弾性体の弾性力により押圧体及び可動把手を元の所定位置に戻すことが可能となり、盛り付け作業の簡易化及び効率化に供し得るという効果がある。
【0029】
請求項5に記載の冷菓用盛り付け具によれば、保持体は、上面に冷菓用容器を保持可能に構成され且つ該冷菓用容器内に冷菓を排出可能な通孔が設けられてなるが、冷菓用容器の保持体の上面への保持は極めて容易に行うことでき、且つかかる保持状態は確実なものとなるために、その後の押圧体による冷菓用容器の押圧作業が良好に行えるという効果がある。
【0030】
請求項6に記載の冷菓用盛り付け具は、冷菓用容器を保持体の所定位置に保持すべく該保持体に位置決め手段が設けられてなるために、かかる位置決め手段を利用することにより、冷菓用容器を保持体の所定位置に確実に位置決め保持させ得ることになり、一連の盛り付け作業の効率化が図れるという効果を奏する。
【0031】
請求項7に記載の冷菓用盛り付け具は、位置決め手段が、冷菓用容器の開口部側縁に外向きに設けられた鍔部が係合可能な位置決め体であるために、その構成が簡易であるばかりではなく、冷菓用容器の鍔部を保持体の位置決め体に係合するという簡単な操作により、冷菓用容器の位置決めが正確に行える効果がある。
【0032】
請求項8記載の冷菓用盛り付け具は、押圧体が冷菓用容器の上部に面接触可能なように構成されてなるために、押圧体を冷菓用容器の上部に点接触で押圧する場合に比して、より一層確実且つ効率良く冷菓を取り出すことが可能となり、よって盛り付け作業の便に大いに寄与し得るという特有の効果がある。
【0033】
また、本発明に係る冷菓用盛り付け具は全体の構成が非常に簡易であるために、その製作も安価に且つ容易に行うことができるという実用的効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0034】
本発明に係る冷菓用盛り付け具を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
【0035】
図1乃至図7において、1は略平板状に形成した押圧体を示し、その上面両端部には側板2が設けられている。3は押圧体1と対向して設けた円柱状の把手であり、側板2の上端部に架設されている。4は把手3と前記押圧体1間に配設した可動把手で、該可動把手4の両端部には各側板3の内面中央に上下方向に沿って突設したレール5に往復動自在に嵌合する凹部6が夫々形成されている。
【0036】
7は押圧体1の下方位置に対向して設けた保持体で、中央には円形の通孔8が形成されている。9は前記可動把手4と保持体7とを連結する長ネジからなる一対の連結杆で、該連結杆9は保持体7の取付孔10の下側から挿通され、押圧体1に穿設した貫通孔11を介して可動把手4の取付孔12に挿通されており、ナット13、14により保持体7及び可動把手4に固定されている。15、16は連結杆9が挿通される弾性体としてのコイルバネで、夫々可動把手4と押圧体1間及び該押圧体1と保持体7間に配置されている。尚、弾性体としてはゴム等を使用することも可能である。17は座金を示す。
【0037】
18は冷菓用容器19を保持体7の上面中央位置に位置決め保持するために位置決め体で、かかる冷菓用容器19は図8のように下部に開口部20を有して略半球状に形成され且つ該開口部20の側縁に外向きに鍔部21が設けられると共に、可撓性を有するように合成樹脂で薄肉状に形成したものである。また、この鍔部21が係合可能なように前記位置決め体18は円弧状に形成されており、かかる係合によって冷菓用容器19の開口部20は保持体7の通孔8に合致するように保持される。尚、冷菓用容器19には図9に示すようにアイスクリームやシャーベット等の冷菓22が充填され、その開口部20は図8及び図10のように鍔部21に蓋体23を貼着して密封される。
【0038】
本実施形態は以上のような構成からなるが、次にかかる盛り付け具を使用して冷菓用容器19内に充填された冷菓22をサンデー等の容器24に盛り付ける場合について説明する。
【0039】
先ず、冷菓用容器19から蓋体23を取り外し、図11に示すようにその開口部20が下向きになるようにして保持体7の上面に保持するのであるが、この場合冷菓用容器19の鍔部21の一部を保持体7に設けた位置決め体18に係合させるという極めて簡易な操作により、冷菓用容器19を保持体7の中央への位置決めを正確且つ確実に行うことができる。
【0040】
次に、図12に示すように保持体7の通孔8を器24の上方位置に配置した状態で、把手3及び可動把手4を把持しつつ握ると、図13のように可動把手4がレール5に沿って把手3側に移動することになる。これにより、連結杆9を介して保持体7に保持された冷菓用容器19が押圧体1に接近し、該押圧体1により同図及び図14のように冷菓用容器19の上部が押圧される。この場合、冷菓用容器19は可撓性を有するために、該冷菓用容器19は撓みが生じてその内部の冷菓22が冷菓用容器19から良好に離脱し、保持体7の通孔8を介して器24に落下し、盛り付けられる。
【0041】
その後に把手3と可動把手4とを握る力を緩めると、バネ15、16の弾性力により可動把手4は押圧体1側に移動し、保持体7は押圧体1から離反して元の位置に戻る。空になった冷菓用容器19を保持体7から取り外し、同様にして冷菓22の盛り付けを順次行う。
【0042】
以上説明したように、冷菓用容器19を保持体7に保持した後、把手3及び可動把手4を握るという一連の冷菓盛り付け作業は非常に簡易であるため、作業者に熟練性なるものが要求されることもない。このため、多数の冷菓22の盛り付け作業も作業者に負担をかけることなく、効率的に行うことができるという利点がある。
【0043】
また、本実施形態に係る冷菓用盛り付け具は全体の構成が非常に簡易であるために、その製作も安価に且つ容易に行うことができるのである。
【0044】
尚、押圧体1の形状は上記実施形態の如き平板状に限られず、冷菓用容器19の形状等に応じて任意に変更することが可能である。例えば、上記実施形態のように冷菓用容器19が半球状からなる場合は、図15に示すように該冷菓用容器19の上部形状に合致するような球面凹状に形成した押圧部材25を止めネジ26で固着して押圧体1を構成してもよい。これにより、冷菓用容器19は押圧体1の押圧部材25と面接触の状態で押圧されることになるため、冷菓22の取り出しが一層良好になる利点がある。
【0045】
また、上記実施形態においては、可動把手4と保持体7とを連結杆9により連結し、可動把手4の往復動により保持体7と押圧体1とが接離自在となるように構成したが、保持体7と押圧体1とが接離自在となるようにする具体的手段は決してこれに限定されるものではない。
【0046】
また、上記実施形態においては、可動把手4と保持体7とを連結杆9により連結し、可動把手4の往復動により保持体7と押圧体1とが接離自在となるように構成したが、保持体7と押圧体1とが接離自在となるようにする具体的手段は決してこれに限定されるものではない。
【0047】
更に、上記実施形態では、把手3や可動把手4を設けて盛り付け具を構成しているが、これらの各部材は本発明の必須のものではない。例えば、図16のように冷菓用容器19を保持し得る保持体7に該冷菓用容器19の上部を押圧可能な棒状に押圧体1を設けて構成すれば、把手3及び可動把手4を省略することができて、全体の構成を更に簡略化することが可能となる。要は、下部に開口部20が形成された可撓性を有する冷菓用容器19を保持するための保持体7と、該保持体7に保持された冷菓用容器19の上部を押圧して該冷菓用容器19から冷菓22を取り出すための押圧体1とを備えていればよいのである。
【0048】
また、前記押圧体1には、図17に示すように、その押圧面の略中央に針状体1aを下方に向けて突設しても良い。前記針状体1aを突設した場合は、前記菓用容器19の上部を押圧するときに、前記菓用容器19の上部を前記針状体1aで貫通して内部に空気を挿入することにより、前記冷菓22の取り出しが一層良好になる。なお前記針状体1aは、図15における押圧部材25の押圧面に突設してもよい。
【0049】
また、上記実施形態では、保持体7の上面に冷菓用容器19を保持するように構成したが、本発明はこれに限られるものでない。例えば、保持体7の下面側で冷菓用容器19を保持するようにし、該冷菓用容器19の上面を押圧体1により押圧可能なように構成しても構わない。
【0050】
更に、上記実施形態においては、保持体7に位置決め手段として冷菓用容器19の鍔部21が係合可能な位置決め体18を設けたが、鍔部21以外の冷菓用容器19の部位を利用して位置決めを行うものであってもよく、位置決め手段の具体的な構成は該実施形態に限定されるものではなく、省略することも可能である。
【0051】
また、上記実施形態では、冷菓用容器19を半球状に形成すると共に、その開口部20の側縁に外向きに鍔部21を設けて構成したが、かかる冷菓用容器19の形状等の具体的な構成は決してこれに限定されず、例えば冷菓22の種類等に応じた任意な変更が可能であり、鍔部21も必要に応じて設ければよいものである。
【0052】
その他、保持体7の各部の構成も本発明の意図する範囲内において任意に設計変更自在である。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明に係る冷菓用盛り付け具の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る冷菓用盛り付け具の一実施形態を示す正面図である。
【図3】本発明に係る冷菓用盛り付け具の一実施形態を示す側面図である。
【図4】本発明に係る冷菓用盛り付け具の一実施形態を示す平面図である。
【図5】本発明に係る冷菓用盛り付け具の一実施形態を示し、図2のA−A線断面図である。
【図6】本発明に係る冷菓用盛り付け具の一実施形態を示し、図4のB−B線断面図である。。
【図7】本発明に係る冷菓用盛り付け具の一実施形態を示し、図2のC−C線断面図である。
【図8】本発明に係る冷菓用盛り付け具に適用される冷菓用容器の一実施形態を示し、(ア)及び(イ)は斜視図であり、(ウ)は断面図である。
【図9】本発明に係る冷菓用盛り付け具に適用される冷菓用容器の一実施形態を示す斜視図である。
【図10】本発明に係る冷菓用盛り付け具に適用される冷菓用容器の一実施形態を示す斜視図である。
【図11】本発明に係る冷菓用盛り付け具の一使用状態を示す斜視図である。
【図12】本発明に係る冷菓用盛り付け具の一使用状態を示す正面図である。
【図13】本発明に係る冷菓用盛り付け具の一使用状態を示す正面図である。
【図14】本発明に係る冷菓用盛り付け具の一使用状態を示す正面図である。
【図15】本発明に係る冷菓用盛り付け具の他の一実施形態を示す断面図である。
【図16】本発明に係る冷菓用盛り付け具の他の一実施形態を示す断面図である。
【図17】本発明に係る冷菓用盛り付け具の他の一実施形態を示す断面図である。
【図18】従来の冷菓用盛り付け具(特許文献1)を示す正面図である。
【符号の説明】
【0054】
1 押圧体
3 把手
4 可動把手
7 保持体
8 通孔
9 連結杆
11 貫通孔
15 弾性体
16 弾性体
18 位置決め体
19 冷菓用容器
20 開口部
21 鍔部
22 冷菓

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下部に開口部が形成された可撓性を有する冷菓用容器を保持するための保持体と、該保持体に保持された冷菓用容器の上部を押圧して該冷菓用容器から冷菓を取り出すための押圧体とを備えてなることを特徴とする冷菓用盛り付け具。
【請求項2】
前記押圧体に対向して把手が設けられると共に、該把手と前記押圧体間に可動把手が往復動自在に設けられてなり、しかも該可動把手の往復動により前記保持体と押圧体とが接離自在となるべく構成されてなる請求項1記載の冷菓用盛り付け具。
【請求項3】
前記可動把手の往復動により保持体と押圧体とが接離自在となるべく、該可動把手の両端部に一対の連結杆が設けられ且つ該連結杆の他端部は押圧体に形成した貫通孔を介して保持体に固定されてなる請求項2記載の冷菓用盛り付け具。
【請求項4】
前記可動把手と押圧体間及び該押圧体と保持体間に位置する連結杆に弾性体が外嵌されてなる請求項3記載の冷菓用盛り付け具。
【請求項5】
前記保持体が、上面に冷菓用容器を保持可能に構成され且つ該冷菓用容器内に冷菓を排出可能な通孔が設けられてなる請求項1乃至4の何れかに記載の冷菓用盛り付け具。
【請求項6】
前記冷菓用容器を保持体の所定位置に保持すべく該保持体に位置決め手段が設けられてなる請求項1乃至5の何れかに記載の冷菓用盛り付け具。
【請求項7】
前記位置決め手段が、冷菓用容器の開口部側縁に外向きに設けられた鍔部が係合可能な位置決め体である請求項6記載の冷菓用盛り付け具。
【請求項8】
前記押圧体が冷菓用容器の上部に面接触可能なように構成されてなる押圧部を有してなる請求項1乃至7の何れかに記載の冷菓用盛り付け具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2009−254313(P2009−254313A)
【公開日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−109398(P2008−109398)
【出願日】平成20年4月18日(2008.4.18)
【出願人】(303004015)有限会社秀味 (1)
【Fターム(参考)】