冷蔵庫
【課題】野菜収納ケースから発生するエチレンガスをフィルターで吸収しやすく、野菜の保存性が向上する冷蔵庫を提供すること。
【解決手段】冷蔵庫本体と、この本体に設けられ、野菜等を収納する野菜室と、この野菜室に設けられ、野菜室に支持された引き出し式の扉を有し、この引き出し式の扉に支えられた上段ケースと下段ケースとで構成され、上段ケースは、下段ケースに支えられて下段ケースの上を製品奥行き方向にスライドし、製品内部の前面近くまで収納部を有する上下二段の収納ケースと、この収納ケースの上面を密閉するための蓋と、上段ケースの少なくとも底面又は側面に設けられ、下段ケースと連通する通気孔と、蓋又は収納ケースに設けられ、果物等から発生するエチレンガス等を吸収するフィルターと、を備えたことを特徴とする。
【解決手段】冷蔵庫本体と、この本体に設けられ、野菜等を収納する野菜室と、この野菜室に設けられ、野菜室に支持された引き出し式の扉を有し、この引き出し式の扉に支えられた上段ケースと下段ケースとで構成され、上段ケースは、下段ケースに支えられて下段ケースの上を製品奥行き方向にスライドし、製品内部の前面近くまで収納部を有する上下二段の収納ケースと、この収納ケースの上面を密閉するための蓋と、上段ケースの少なくとも底面又は側面に設けられ、下段ケースと連通する通気孔と、蓋又は収納ケースに設けられ、果物等から発生するエチレンガス等を吸収するフィルターと、を備えたことを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、冷蔵庫に係り、特に野菜室の収納ケースに関するものである。
【背景技術】
【0002】
図14は従来の冷蔵庫の側断面図、図15は従来の冷蔵庫の野菜室内部を示す斜視図である。図において、1は野菜室、2、3は野菜室1と他の室の中仕切り、4は野菜室扉で野菜室1の側壁に支えられており、レールやローラー等の機構部品により製品奥行き方向に引き出し可能になっている。5は野菜室収納ケースで、野菜室扉4に支えられている。6はフルーツ等野菜と区別して保存したい食品専用のフルーツ収納ケースであり、野菜収納ケース5に支えられ野菜収納ケース5の上を製品奥行き方向にスライドすることができる。7は野菜収納ケース5、フルーツ収納ケース6を密閉するための野菜室蓋である。
【0003】
上記のように構成された冷蔵庫において、野菜室の収納ケースの形態は、例えば図15に示すようなものである。野菜室蓋7には、例えば果物から発生するエチレンガスを吸収するものや、野菜室1内の湿度を整える透湿機能を有するフィルター8を備える。
【特許文献1】特開平08−145544号公報
【特許文献2】特開平05−099559号公報
【特許文献3】特開平08−086558号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の冷蔵庫は以上のように構成されているので、フルーツ収納ケース6が野菜収納ケース5を覆っており、下の野菜収納ケース5に対してフィルター8が作用しにくいという問題点があった。
【0005】
この発明はかかる問題点を解決するためになされたもので、野菜収納ケースから発生するエチレンガスをフィルターで吸収しやすく、野菜の保存性が向上する冷蔵庫を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る冷蔵庫は、冷蔵庫本体と、この本体に設けられ、野菜等を収納する野菜室と、この野菜室に設けられ、野菜室に支持された引き出し式の扉を有し、この引き出し式の扉に支えられた上段ケースと下段ケースとで構成され、上段ケースは、下段ケースに支えられて下段ケースの上を製品奥行き方向にスライドし、製品内部の前面近くまで収納部を有する上下二段の収納ケースと、この収納ケースの上面を密閉するための蓋と、上段ケースの少なくとも底面又は側面に設けられ、下段ケースと連通する通気孔と、蓋又は収納ケースに設けられ、果物等から発生するエチレンガス等を吸収するフィルターと、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
この発明は以上のように構成したので、下段ケースから発生するエチレンガスをフィルターで吸収しやすくなり、野菜の保存性が向上するという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1を図について説明する。
図1は実施形態1による冷蔵庫の側断面図である。図において、1は野菜室、2、3は野菜室1と他の室の中仕切り、4は野菜室扉で野菜室1の側壁に支えられており、レールやローラー等の機構部品により製品奥行き方向に引き出し可能になっている。5は下段ケースである野菜収納ケースで、野菜室扉4に支えられている。6はフルーツ等野菜と区別して保存したい食品専用の上段ケースであるフルーツ収納ケースであり、野菜収納ケース5に支えられ野菜収納ケース5の上を製品奥行き方向にスライドすることができる。7は野菜収納ケース5、フルーツ収納ケース6を密閉するための蓋としての野菜室蓋である。
尚、野菜収納ケース5をはじめとするプラスチック部品はリサイクルに有効なオレフィン系樹脂を用いる。
【0009】
図2は実施の形態1による冷蔵庫の野菜室内部を示す斜視図である。
図に示すように、フルーツ収納ケース6の底面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9が設けられている。
野菜室蓋7には果物から発生するエチレンガスを吸収するといったものや野菜室内の湿度を整える透湿機能を持つフィルター8を備える。
矢印は野菜収納ケース5とフルーツ収納ケース6との間で空気が自然対流している様子を示す。
【0010】
上述の実施の形態によれば、フルーツ収納ケース6の底面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を備えたことにより、野菜収納ケース5から発生するエチレンガスをフィルター8で吸収しやすくなり、野菜の保存性が向上するという効果を奏する。
【0011】
実施の形態2.
上記実施の形態1では、フルーツ収納ケース6の底面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を設けたが、図3に示すように、フルーツ収納ケース6の側面に野菜収納ケース5と連通する通気孔通気孔9を設けてもよく、実施の形態1と同様の効果を奏する。
矢印はケース5と6の間で空気が自然対流していることを示す。
【0012】
実施の形態3.
上記実施の形態1では、野菜室蓋7にフィルター8を設けたが、図4に示すように、フルーツ収納ケース6の背面にフィルター8を設けてもよく、実施の形態1と同様の効果を奏する。
この実施の形態3では、図4に示すようにフルーツ収納ケース6の底面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を設けている。
矢印は野菜収納ケース5とフルーツ収納ケース6との間で空気が自然対流していることを示す。
【0013】
この発明の実施の形態に係る冷蔵庫は、フィルターが上段ケースの背面に設けられたものである。
【0014】
実施の形態4.
上記実施の形態3では、フルーツ収納ケース6の底面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を設けたが、図5に示すようにフルーツ収納ケース6の側面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を設けてもよく、実施の形態1と同様の効果を奏する。
矢印はケース5と6の間で空気が自然対流していることを示す。
【0015】
実施の形態5.
上記実施の形態1では、野菜室蓋7にフィルター8を設けたが、図6に示すように、野菜収納ケース5の背面にフィルター8を設けてもよく、実施の形態1と同様の効果を奏する。
この実施の形態5では、図6に示すようにフルーツ収納ケース6の底面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を設けている。
矢印は野菜収納ケース5とフルーツ収納ケース6との間で空気が自然対流していることを示す。
【0016】
この発明の実施の形態に係る冷蔵庫は、フィルターが下段ケースの背面に設けられたものである。
【0017】
実施の形態6.
上記実施の形態5では、フルーツ収納ケース6の底面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を設けたが、図7に示すようにフルーツ収納ケース6の側面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を設けてもよく、実施の形態1と同様の効果を奏する。
矢印は野菜収納ケース5とフルーツ収納ケース6との間で空気が自然対流していることを示す。
【0018】
実施の形態7.
図8に示すように、野菜収納ケース5及びフルーツ収納ケース6の背面にフィルター8を設けてもよく、実施の形態1と同様の効果を奏する。
この実施の形態7では、図8に示すようにフルーツ収納ケース6の底面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を設けている。
矢印は野菜収納ケース5とフルーツ収納ケース6との間で空気が自然対流していることを示す。
【0019】
実施の形態8.
上記実施の形態7では、フルーツ収納ケース6の底面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を設けたが、図9に示すようにフルーツ収納ケース6の側面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を設けてもよく、実施の形態1と同様の効果を奏する。
矢印は野菜収納ケース5とフルーツ収納ケース6との間で空気が自然対流していることを示す。
【0020】
実施の形態9.
図10に示すように、野菜室蓋7とフルーツ収納ケース6の背面にフィルター8を設けてもよく、実施の形態1と同様の効果を奏する。
この実施の形態9では、図10に示すようにフルーツ収納ケース6の底面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を設けている。
矢印は野菜収納ケース5とフルーツ収納ケース6との間で空気が自然対流していることを示す。
背面に設けられたものである。
【0021】
実施の形態10.
図11に示すように、野菜室蓋7と野菜収納ケース5の背面にフィルター8を設けてもよく、実施の形態1と同様の効果を奏する。
この実施の形態10では、図11に示すようにフルーツ収納ケース6の底面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を設けている。
矢印は野菜収納ケース5とフルーツ収納ケース6との間で空気が自然対流していることを示す。
【0022】
この発明の実施の形態に係る冷蔵庫は、フィルターが蓋及び上段ケースの背面又は下段ケースの背面に設けられたものである。
【0023】
また、フィルターが上段ケースの背面及び下段ケースの背面に設けられたものである。
【0024】
実施の形態11.
上記実施の形態9では、フルーツ収納ケース6の底面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を設けたが、図12に示すようにフルーツ収納ケース6の側面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を設けてもよく、実施の形態1と同様の効果を奏する。
矢印は野菜収納ケース5とフルーツ収納ケース6との間で空気が自然対流していることを示す。
【0025】
実施の形態12.
上記実施の形態10では、フルーツ収納ケース6の底面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を設けたが、図13に示すようにフルーツ収納ケース6の側面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を設けてもよく、実施の形態1と同様の効果を奏する。
矢印は野菜収納ケース5とフルーツ収納ケース6との間で空気が自然対流していることを示す。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の実施形態1〜12による冷蔵庫の側断面図である。
【図2】実施形態1による冷蔵庫の野菜室内部を示す斜視図である。
【図3】実施形態2による冷蔵庫の野菜室内部を示す斜視図である。
【図4】実施形態3による冷蔵庫の野菜室内部を示す斜視図である。
【図5】実施形態4による冷蔵庫の野菜室内部を示す斜視図である。
【図6】実施形態5による冷蔵庫の野菜室内部を示す斜視図である。
【図7】実施形態6による冷蔵庫の野菜室内部を示す斜視図である。
【図8】実施形態7よる冷蔵庫の野菜室内部を示す斜視図である。
【図9】実施形態8による冷蔵庫の野菜室内部を示す斜視図である。
【図10】実施形態9による冷蔵庫の野菜室内部を示す斜視図である。
【図11】実施形態10による冷蔵庫の野菜室内部を示す斜視図である。
【図12】実施形態11による冷蔵庫の野菜室内部を示す斜視図である。
【図13】実施形態12よる冷蔵庫の野菜室内部を示す斜視図である。
【図14】従来の冷蔵庫の側断面図である。
【図15】従来の冷蔵庫の野菜室内部を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0027】
1 野菜室、2 仕切り、3 仕切り、4 野菜室引き出し扉、5 野菜収納ケース、6 フルーツ収納ケース、7 野菜室蓋、8 フィルター、9 通気孔。
【技術分野】
【0001】
この発明は、冷蔵庫に係り、特に野菜室の収納ケースに関するものである。
【背景技術】
【0002】
図14は従来の冷蔵庫の側断面図、図15は従来の冷蔵庫の野菜室内部を示す斜視図である。図において、1は野菜室、2、3は野菜室1と他の室の中仕切り、4は野菜室扉で野菜室1の側壁に支えられており、レールやローラー等の機構部品により製品奥行き方向に引き出し可能になっている。5は野菜室収納ケースで、野菜室扉4に支えられている。6はフルーツ等野菜と区別して保存したい食品専用のフルーツ収納ケースであり、野菜収納ケース5に支えられ野菜収納ケース5の上を製品奥行き方向にスライドすることができる。7は野菜収納ケース5、フルーツ収納ケース6を密閉するための野菜室蓋である。
【0003】
上記のように構成された冷蔵庫において、野菜室の収納ケースの形態は、例えば図15に示すようなものである。野菜室蓋7には、例えば果物から発生するエチレンガスを吸収するものや、野菜室1内の湿度を整える透湿機能を有するフィルター8を備える。
【特許文献1】特開平08−145544号公報
【特許文献2】特開平05−099559号公報
【特許文献3】特開平08−086558号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の冷蔵庫は以上のように構成されているので、フルーツ収納ケース6が野菜収納ケース5を覆っており、下の野菜収納ケース5に対してフィルター8が作用しにくいという問題点があった。
【0005】
この発明はかかる問題点を解決するためになされたもので、野菜収納ケースから発生するエチレンガスをフィルターで吸収しやすく、野菜の保存性が向上する冷蔵庫を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る冷蔵庫は、冷蔵庫本体と、この本体に設けられ、野菜等を収納する野菜室と、この野菜室に設けられ、野菜室に支持された引き出し式の扉を有し、この引き出し式の扉に支えられた上段ケースと下段ケースとで構成され、上段ケースは、下段ケースに支えられて下段ケースの上を製品奥行き方向にスライドし、製品内部の前面近くまで収納部を有する上下二段の収納ケースと、この収納ケースの上面を密閉するための蓋と、上段ケースの少なくとも底面又は側面に設けられ、下段ケースと連通する通気孔と、蓋又は収納ケースに設けられ、果物等から発生するエチレンガス等を吸収するフィルターと、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
この発明は以上のように構成したので、下段ケースから発生するエチレンガスをフィルターで吸収しやすくなり、野菜の保存性が向上するという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1を図について説明する。
図1は実施形態1による冷蔵庫の側断面図である。図において、1は野菜室、2、3は野菜室1と他の室の中仕切り、4は野菜室扉で野菜室1の側壁に支えられており、レールやローラー等の機構部品により製品奥行き方向に引き出し可能になっている。5は下段ケースである野菜収納ケースで、野菜室扉4に支えられている。6はフルーツ等野菜と区別して保存したい食品専用の上段ケースであるフルーツ収納ケースであり、野菜収納ケース5に支えられ野菜収納ケース5の上を製品奥行き方向にスライドすることができる。7は野菜収納ケース5、フルーツ収納ケース6を密閉するための蓋としての野菜室蓋である。
尚、野菜収納ケース5をはじめとするプラスチック部品はリサイクルに有効なオレフィン系樹脂を用いる。
【0009】
図2は実施の形態1による冷蔵庫の野菜室内部を示す斜視図である。
図に示すように、フルーツ収納ケース6の底面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9が設けられている。
野菜室蓋7には果物から発生するエチレンガスを吸収するといったものや野菜室内の湿度を整える透湿機能を持つフィルター8を備える。
矢印は野菜収納ケース5とフルーツ収納ケース6との間で空気が自然対流している様子を示す。
【0010】
上述の実施の形態によれば、フルーツ収納ケース6の底面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を備えたことにより、野菜収納ケース5から発生するエチレンガスをフィルター8で吸収しやすくなり、野菜の保存性が向上するという効果を奏する。
【0011】
実施の形態2.
上記実施の形態1では、フルーツ収納ケース6の底面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を設けたが、図3に示すように、フルーツ収納ケース6の側面に野菜収納ケース5と連通する通気孔通気孔9を設けてもよく、実施の形態1と同様の効果を奏する。
矢印はケース5と6の間で空気が自然対流していることを示す。
【0012】
実施の形態3.
上記実施の形態1では、野菜室蓋7にフィルター8を設けたが、図4に示すように、フルーツ収納ケース6の背面にフィルター8を設けてもよく、実施の形態1と同様の効果を奏する。
この実施の形態3では、図4に示すようにフルーツ収納ケース6の底面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を設けている。
矢印は野菜収納ケース5とフルーツ収納ケース6との間で空気が自然対流していることを示す。
【0013】
この発明の実施の形態に係る冷蔵庫は、フィルターが上段ケースの背面に設けられたものである。
【0014】
実施の形態4.
上記実施の形態3では、フルーツ収納ケース6の底面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を設けたが、図5に示すようにフルーツ収納ケース6の側面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を設けてもよく、実施の形態1と同様の効果を奏する。
矢印はケース5と6の間で空気が自然対流していることを示す。
【0015】
実施の形態5.
上記実施の形態1では、野菜室蓋7にフィルター8を設けたが、図6に示すように、野菜収納ケース5の背面にフィルター8を設けてもよく、実施の形態1と同様の効果を奏する。
この実施の形態5では、図6に示すようにフルーツ収納ケース6の底面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を設けている。
矢印は野菜収納ケース5とフルーツ収納ケース6との間で空気が自然対流していることを示す。
【0016】
この発明の実施の形態に係る冷蔵庫は、フィルターが下段ケースの背面に設けられたものである。
【0017】
実施の形態6.
上記実施の形態5では、フルーツ収納ケース6の底面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を設けたが、図7に示すようにフルーツ収納ケース6の側面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を設けてもよく、実施の形態1と同様の効果を奏する。
矢印は野菜収納ケース5とフルーツ収納ケース6との間で空気が自然対流していることを示す。
【0018】
実施の形態7.
図8に示すように、野菜収納ケース5及びフルーツ収納ケース6の背面にフィルター8を設けてもよく、実施の形態1と同様の効果を奏する。
この実施の形態7では、図8に示すようにフルーツ収納ケース6の底面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を設けている。
矢印は野菜収納ケース5とフルーツ収納ケース6との間で空気が自然対流していることを示す。
【0019】
実施の形態8.
上記実施の形態7では、フルーツ収納ケース6の底面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を設けたが、図9に示すようにフルーツ収納ケース6の側面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を設けてもよく、実施の形態1と同様の効果を奏する。
矢印は野菜収納ケース5とフルーツ収納ケース6との間で空気が自然対流していることを示す。
【0020】
実施の形態9.
図10に示すように、野菜室蓋7とフルーツ収納ケース6の背面にフィルター8を設けてもよく、実施の形態1と同様の効果を奏する。
この実施の形態9では、図10に示すようにフルーツ収納ケース6の底面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を設けている。
矢印は野菜収納ケース5とフルーツ収納ケース6との間で空気が自然対流していることを示す。
背面に設けられたものである。
【0021】
実施の形態10.
図11に示すように、野菜室蓋7と野菜収納ケース5の背面にフィルター8を設けてもよく、実施の形態1と同様の効果を奏する。
この実施の形態10では、図11に示すようにフルーツ収納ケース6の底面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を設けている。
矢印は野菜収納ケース5とフルーツ収納ケース6との間で空気が自然対流していることを示す。
【0022】
この発明の実施の形態に係る冷蔵庫は、フィルターが蓋及び上段ケースの背面又は下段ケースの背面に設けられたものである。
【0023】
また、フィルターが上段ケースの背面及び下段ケースの背面に設けられたものである。
【0024】
実施の形態11.
上記実施の形態9では、フルーツ収納ケース6の底面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を設けたが、図12に示すようにフルーツ収納ケース6の側面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を設けてもよく、実施の形態1と同様の効果を奏する。
矢印は野菜収納ケース5とフルーツ収納ケース6との間で空気が自然対流していることを示す。
【0025】
実施の形態12.
上記実施の形態10では、フルーツ収納ケース6の底面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を設けたが、図13に示すようにフルーツ収納ケース6の側面に野菜収納ケース5と連通する通気孔9を設けてもよく、実施の形態1と同様の効果を奏する。
矢印は野菜収納ケース5とフルーツ収納ケース6との間で空気が自然対流していることを示す。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の実施形態1〜12による冷蔵庫の側断面図である。
【図2】実施形態1による冷蔵庫の野菜室内部を示す斜視図である。
【図3】実施形態2による冷蔵庫の野菜室内部を示す斜視図である。
【図4】実施形態3による冷蔵庫の野菜室内部を示す斜視図である。
【図5】実施形態4による冷蔵庫の野菜室内部を示す斜視図である。
【図6】実施形態5による冷蔵庫の野菜室内部を示す斜視図である。
【図7】実施形態6による冷蔵庫の野菜室内部を示す斜視図である。
【図8】実施形態7よる冷蔵庫の野菜室内部を示す斜視図である。
【図9】実施形態8による冷蔵庫の野菜室内部を示す斜視図である。
【図10】実施形態9による冷蔵庫の野菜室内部を示す斜視図である。
【図11】実施形態10による冷蔵庫の野菜室内部を示す斜視図である。
【図12】実施形態11による冷蔵庫の野菜室内部を示す斜視図である。
【図13】実施形態12よる冷蔵庫の野菜室内部を示す斜視図である。
【図14】従来の冷蔵庫の側断面図である。
【図15】従来の冷蔵庫の野菜室内部を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0027】
1 野菜室、2 仕切り、3 仕切り、4 野菜室引き出し扉、5 野菜収納ケース、6 フルーツ収納ケース、7 野菜室蓋、8 フィルター、9 通気孔。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
冷蔵庫本体と、
この本体に設けられ、野菜等を収納する野菜室と、
この野菜室に設けられ、該野菜室に支持された引き出し式の扉を有し、この引き出し式の扉に支えられた上段ケースと下段ケースとで構成され、前記上段ケースは、前記下段ケースに支えられて該下段ケースの上を製品奥行き方向にスライドし、製品内部の前面近くまで収納部を有する上下二段の収納ケースと、
この収納ケースの上面を密閉するための蓋と、
前記上段ケースの少なくとも底面又は側面に設けられ、前記下段ケースと連通する通気孔と、
前記蓋又は前記収納ケースに設けられ、果物等から発生するエチレンガス等を吸収するフィルターと、
を備えたことを特徴とする冷蔵庫。
【請求項2】
前記フィルターが上段ケースの背面に設けられたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記フィルターが下段ケースの背面に設けられたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記フィルターが前記蓋及び前記上段ケースの背面又は前記下段ケースの背面に設けられたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記フィルターが前記上段ケースの背面及び前記下段ケースの背面に設けられたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
【請求項1】
冷蔵庫本体と、
この本体に設けられ、野菜等を収納する野菜室と、
この野菜室に設けられ、該野菜室に支持された引き出し式の扉を有し、この引き出し式の扉に支えられた上段ケースと下段ケースとで構成され、前記上段ケースは、前記下段ケースに支えられて該下段ケースの上を製品奥行き方向にスライドし、製品内部の前面近くまで収納部を有する上下二段の収納ケースと、
この収納ケースの上面を密閉するための蓋と、
前記上段ケースの少なくとも底面又は側面に設けられ、前記下段ケースと連通する通気孔と、
前記蓋又は前記収納ケースに設けられ、果物等から発生するエチレンガス等を吸収するフィルターと、
を備えたことを特徴とする冷蔵庫。
【請求項2】
前記フィルターが上段ケースの背面に設けられたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記フィルターが下段ケースの背面に設けられたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記フィルターが前記蓋及び前記上段ケースの背面又は前記下段ケースの背面に設けられたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記フィルターが前記上段ケースの背面及び前記下段ケースの背面に設けられたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【公開番号】特開2007−93202(P2007−93202A)
【公開日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−306195(P2006−306195)
【出願日】平成18年11月13日(2006.11.13)
【分割の表示】特願平10−248963の分割
【原出願日】平成10年9月3日(1998.9.3)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年11月13日(2006.11.13)
【分割の表示】特願平10−248963の分割
【原出願日】平成10年9月3日(1998.9.3)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】
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