説明

凝集反応装置および凝集反応方法

【課題】攪拌装置を駆動するのに要する駆動力の増大を抑制することが可能であり、粗大な凝集フロックを容易に形成することが可能な凝集反応装置を提供する。
【解決手段】凝集槽10内に急速攪拌領域16と緩速攪拌領域17とが形成され、汚泥2の供給経路13が急速攪拌領域16に連通し、汚泥2の排出経路14が緩速攪拌領域17に連通し、急速攪拌領域16の汚泥2を急速攪拌する第1の攪拌装置11と緩速攪拌領域17の汚泥2を緩速攪拌する第2の攪拌装置12とが設けられ、凝集剤3を急速攪拌領域16と緩速攪拌領域17との各々に添加する凝集剤添加手段15が備えられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば汚泥等の処理原液に凝集剤を添加して凝集させる凝集反応装置および凝集反応方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の凝集反応装置としては、例えば図3に示すように、凝集槽71に、汚泥等の処理原液70の供給口72と、処理原液70の排出口73と、上下一対の攪拌装置74,75とを備えたものがある。攪拌装置74,75はそれぞれモータ74a,75aと回転軸74b,75bと攪拌羽根74c,75cとにより構成されている。また、供給口72には高分子凝集剤79の注入口76が設けられている。
【0003】
攪拌装置74,75の攪拌羽根74c,75cはそれぞれモータ74a,75aによって回転し、この際、下部の攪拌装置75の攪拌羽根75cの回転速度は上部の攪拌装置74の攪拌羽根74cの回転速度よりも低速になるように設定され、これにより、上部の攪拌装置74で急速攪拌が行われるとともに下部の攪拌装置75で緩速攪拌が行われる。
【0004】
処理原液70を供給口72から凝集槽71内に供給するとともに高分子凝集剤79を注入口76から添加する。凝集槽71内の上半分の領域77においては、上部の攪拌装置74により処理原液70と高分子凝集剤79とが急速攪拌されるため、速やかに高分子凝集剤79が処理原液70に混合され分散される。
【0005】
また、凝集槽71内の下半分の領域78においては、下部の攪拌装置75により処理原液70と高分子凝集剤79とが緩速攪拌されるため、主に凝集フロックの形成が促進される。
【0006】
尚、上記のような構成のフロキュレータについては例えば下記特許文献1に記載されている。
また、下記特許文献2には、反応槽内の下部に凝集領域を形成するとともに上部に濃縮領域を形成し、凝集領域に回転自在なインペラを設け、凝集領域に筒状のスクリーンを設け、凝集領域の下部に汚泥投入系を接続し、汚泥投入系に凝集剤供給系を接続した凝集反応槽が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特許第4223528号
【特許文献2】特許第3835988号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
一般に、高分子凝集剤は高粘度であり、高分子凝集剤を添加した処理原液の粘度も上昇する。上記図3に示した従来形式のものでは、架電中和とフロックの形成とに必要な全量の高分子凝集剤79を注入口76から全て添加しているため、多量の高分子凝集剤79が凝集槽71内の上半分の領域77に流入し、架電中和を行うために高分子凝集剤79を処理原液70中に均一に分散させようとすると、上部の攪拌装置74の攪拌羽根74cの回転速度を大幅に高める必要があり、上部の攪拌装置74を駆動するのに要する駆動力が増大するといった問題がある。
【0009】
また、上部の攪拌装置74の攪拌強度を強めることで、高分子凝集剤79が均一に分散し、架電中和が促進されるが、その反面、上半分の領域77において、凝集フロックが微細化してしまう。凝集フロックは、一旦微細化してしまうと、それ以降に下半分の領域78において緩速攪拌しても、ほとんど粗大化しない特性を有している。このため、下半分の領域78において粗大な凝集フロックを形成することが妨げられるといった問題がある。
【0010】
尚、上記のような問題を回避して、粗大な凝集フロックを形成するためには、高分子凝集剤79の注入率を上げて、上部の攪拌装置74による強攪拌に耐えうるような凝集フロックの強度を確保せざるを得ず、過剰な量の高分子凝集剤79が必要となる。
【0011】
また、上記特許文献2に記載されたものも同様な問題がある。
本発明は、攪拌装置を駆動するのに要する駆動力の増大を抑制することが可能であり、粗大な凝集フロックを容易に形成することが可能な凝集反応装置および凝集反応方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するために、本第1発明における凝集反応装置は、凝集槽内に急速攪拌領域と緩速攪拌領域とが形成され、
処理原液の供給経路が急速攪拌領域に連通し、
処理原液の排出経路が緩速攪拌領域に連通し、
急速攪拌領域の処理原液を急速攪拌する第1の攪拌装置と緩速攪拌領域の処理原液を緩速攪拌する第2の攪拌装置とが設けられ、
凝集剤を急速攪拌領域と緩速攪拌領域との各々に添加する凝集剤添加手段が備えられているものである。
【0013】
これによると、処理原液は、供給経路から凝集槽内の急速攪拌領域に供給され、急速攪拌領域から緩速攪拌領域に流れ、緩速攪拌領域から排出経路に排出される。この際、凝集剤添加手段が凝集剤を急速攪拌領域と緩速攪拌領域との各々に添加し、急速攪拌領域において、処理原液と凝集剤とが第1の攪拌装置により急速攪拌され、緩速攪拌領域において、処理原液と凝集剤とが第2の攪拌装置により緩速攪拌される。
【0014】
急速攪拌領域において、処理原液と凝集剤とが急速攪拌されるため、凝集剤が処理原液に混合されて均一に分散され、架電中和が行われる。尚、急速攪拌領域では、架電中和の完了した微細な凝集フロックが形成されるが、緩速攪拌領域において、急速攪拌領域とは別に添加された凝集剤が処理原液と緩速攪拌されるため、緩速攪拌領域に添加された凝集剤の架橋作用により、粗大な凝集フロックが容易に形成される。これにより、凝集剤の注入率を上げることなく、粗大な凝集フロックを形成することができ、過剰な量の凝集剤を添加する必要は無い。
【0015】
また、架電中和に必要な量の凝集剤と凝集フロックの形成に必要な量の凝集剤とを分けた状態で、急速攪拌領域と緩速攪拌領域とに個別に添加することが可能であるため、架電中和と凝集フロックの形成とに必要な全量の凝集剤を急速攪拌領域に添加する場合に比べて、第1の攪拌装置を駆動するのに要する駆動力の増大を抑制することができる。これにより、第1および第2の攪拌装置を駆動するのに要する総駆動力を低減することができる。
【0016】
本第2発明における凝集反応装置は、凝集剤添加手段は、凝集剤を架電中和作用に必要な第1の添加量と架橋作用に必要な第2の添加量とに分配し、第1の添加量の凝集剤を急速攪拌領域に添加し、第2の添加量の凝集剤を緩速攪拌領域に添加するものである。
【0017】
これによると、第1の添加量と第2の添加量とを足し合わせた全量の凝集剤を急速攪拌領域に添加する場合に比べて、第1の攪拌装置を駆動するのに要する駆動力の増大を抑制することができる。
【0018】
本第3発明における凝集反応装置は、凝集槽内に、急速攪拌領域と緩速攪拌領域とを仕切る仕切部材が設けられ、
仕切部材に、急速攪拌領域と緩速攪拌領域とに連通する連通部が設けられているものである。
【0019】
これによると、処理原液は、供給経路から凝集槽内の急速攪拌領域に供給され、連通部を通って急速攪拌領域から緩速攪拌領域に流れ、緩速攪拌領域から排出経路に排出される。急速攪拌領域における攪拌流速は緩速攪拌領域における攪拌流速よりも高いが、急速攪拌領域と緩速攪拌領域とは仕切部材により仕切られているため、急速攪拌領域における攪拌流速と緩速攪拌領域における攪拌流速とが互いに影響を及ぼし合って変動するのを抑制することができる。
【0020】
本第4発明における凝集反応方法は、処理原液を、凝集槽内の急速攪拌領域に供給し、急速攪拌領域から凝集槽内の緩速攪拌領域に流し、緩速攪拌領域から排出しながら、
架電中和作用に必要な量の凝集剤を急速攪拌領域に添加して、急速攪拌領域の処理原液と凝集剤とを急速攪拌するとともに、架橋作用に必要な量の凝集剤を緩速攪拌領域に添加して、緩速攪拌領域の処理原液と凝集剤とを緩速攪拌するものである。
【発明の効果】
【0021】
以上のように本発明によると、攪拌装置を駆動するのに要する駆動力の増大を抑制することが可能であり、また、過剰な量の凝集剤を添加することなく、粗大な凝集フロックを容易に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の第1の実施の形態における凝集反応装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態における凝集反応装置の構成を示す図である。
【図3】従来の凝集反応装置の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明における実施の形態を、図面を参照して説明する。
先ず、第1の実施の形態を図1を参照しながら説明する。
1は凝集反応装置であり、下水や廃水処理等で発生する汚泥2(処理原液の一例)を脱水する前処理段階で、汚泥2に高分子凝集剤3を添加して凝集させるものである。凝集反応装置1は、凝集槽10と、第1および第2の攪拌装置11,12と、汚泥2の供給経路13と、汚泥2の排出経路14と、凝集剤添加手段15とを備えている。
【0024】
凝集槽10内の下部には急速攪拌領域16が形成され、上部には緩速攪拌領域17が形成されている。また、凝集槽10内には、急速攪拌領域16と緩速攪拌領域17とを仕切る仕切板18(仕切部材の一例)が設けられている。仕切板18の中央部には連通孔19(連通部の一例)が形成され、急速攪拌領域16と緩速攪拌領域17とは連通孔19を介して連通している。
【0025】
第1の攪拌装置11は、急速攪拌領域16の汚泥2を急速攪拌するものであり、急速攪拌領域16内で回転自在な上下複数の攪拌羽根11aと、攪拌羽根11aを支持する回転軸11bと、回転軸11bを回転駆動するモータ等の駆動装置11cとを有している。
【0026】
第2の攪拌装置12は、緩速攪拌領域17の汚泥2を緩速攪拌するものであり、緩速攪拌領域17内で回転自在な上下複数の攪拌羽根12aと、攪拌羽根12aを支持する回転軸12bと、回転軸12bを回転駆動するモータ等の駆動装置12cとを有している。
【0027】
供給経路13は、汚泥2を凝集槽10に供給する管路等からなり、急速攪拌領域16の下部に連通している。供給経路13には汚泥2を供給する供給ポンプ21が設けられている。また、排出経路14は、汚泥2を凝集槽10から排出する管路等からなり、緩速攪拌領域17の上部に連通している。
【0028】
凝集剤添加手段15は、高分子凝集剤3を架電中和作用に必要な第1の添加量A1と架橋作用に必要な第2の添加量A2とに分配し、第1の添加量A1の高分子凝集剤3を供給経路13の下流端部から急速攪拌領域16に添加し、第2の添加量A2の高分子凝集剤3を緩速攪拌領域17に添加するものである。尚、第1の添加量A1は汚泥2の性状に基いて設定される所定の量であり、第2の添加量A2は後処理工程における脱水状況に基いて設定される所定の量である。
【0029】
凝集剤添加手段15は、高分子凝集剤3を貯留するタンク15aと、タンク15aに接続された主添加経路15bと、主添加経路15bから分岐した第1および第2の分岐添加経路15c,15dと、第1および第2の分岐添加経路15c,15dに設けられた第1および第2の流量調整弁15e,15f(流量調整手段の一例)と、主添加経路15bに設けられた添加用ポンプ15gとを有している。第1の分岐添加経路15cは供給経路13の下流端部に接続され、第2の分岐添加経路15dは緩速攪拌領域17に接続されている。
【0030】
以下、凝集反応装置1を用いた凝集反応方法を説明する。
供給ポンプ21を駆動して、汚泥2を供給経路13から凝集槽10に供給するとともに、添加用ポンプ15gを駆動し、第1および第2の流量調整弁15e,15fをそれぞれ所定開度開き、駆動装置11c,12cを駆動して、第1の攪拌装置11の攪拌羽根11aを高速で回転させるとともに、第2の攪拌装置12の攪拌羽根12aを第1の攪拌装置11の攪拌羽根11aよりも低速で回転させる。
【0031】
これにより、汚泥2が、供給経路13から凝集槽10内の急速攪拌領域16に供給され、連通孔19を通って急速攪拌領域16から緩速攪拌領域17に流れ、緩速攪拌領域17から排出経路14に排出される。
【0032】
この際、凝集剤添加手段15のタンク15a内の高分子凝集剤3が、添加用ポンプ15gにより圧送されて、主添加経路15bから第1および第2の分岐添加経路15c,15dに分岐して流れ、第1の添加量A1の高分子凝集剤3が、供給経路13の下流端部を流れる汚泥2に添加されて、汚泥2と共に急速攪拌領域16に供給され、第2の添加量A2の高分子凝集剤3が緩速攪拌領域17に添加される。
【0033】
そして、急速攪拌領域16において、汚泥2と第1の添加量A1の高分子凝集剤3とが高回転速度で回転している攪拌羽根11aにより急速攪拌され、次に、緩速攪拌領域17において、汚泥2と第2の添加量A2の高分子凝集剤3とが低回転速度で回転している攪拌羽根12aにより緩速攪拌される。
【0034】
急速攪拌領域16において、汚泥2と高分子凝集剤3とが急速攪拌されるため、高分子凝集剤3が汚泥2に混合されて均一に分散され、架電中和が行われる。尚、急速攪拌領域16では、架電中和の完了した微細な凝集フロックが形成されるが、緩速攪拌領域17において、急速攪拌領域16とは別に添加された高分子凝集剤3が汚泥2と緩速攪拌されるため、緩速攪拌領域17に添加された高分子凝集剤3の架橋作用により、粗大な凝集フロックが容易に形成される。これにより、高分子凝集剤3の注入率を上げることなく、粗大な凝集フロックを形成することができ、過剰な量の高分子凝集剤3を添加する必要は無い。
【0035】
また、架電中和に必要な量A1の高分子凝集剤3と凝集フロックの形成に必要な量A2の高分子凝集剤3とを分けた状態で、急速攪拌領域16と緩速攪拌領域17とに添加することが可能であるため、架電中和と凝集フロックの形成とに必要な全量(=A1+A2)の高分子凝集剤3を急速攪拌領域16に添加する場合に比べて、第1の攪拌装置11を駆動するのに要する駆動力の増大を抑制することができ、第1の攪拌装置11の駆動装置11cを小型軽量化することが可能である。これにより、第1および第2の攪拌装置11,12を駆動するのに要する総駆動力を低減することができる。
【0036】
また、急速攪拌領域16における攪拌流速は緩速攪拌領域17における攪拌流速よりも高いが、急速攪拌領域16と緩速攪拌領域17とは仕切板18により仕切られているため、急速攪拌領域16における攪拌流速と緩速攪拌領域17における攪拌流速とが互いに影響を及ぼし合って変動するのを抑制することができる。また、第2の分岐添加経路15dから緩速攪拌領域17に添加された高分子凝集剤3が急速攪拌領域16の汚泥2と反応するのを抑制することも可能である。
【0037】
上記第1の実施の形態では、分岐添加経路15c,15dに流量調整弁15e,15fを設け、分岐添加経路15c,15dを流れる高分子凝集剤3の流量が第1および第2の添加量A1,A2になるように流量調整弁15e,15fで調整しているが、第2の実施の形態として、図2に示すように、流量調整弁15e,15fの代りに、添加用ポンプ15h,15iを設け、分岐添加経路15c,15dを流れる高分子凝集剤3の流量が第1および第2の添加量A1,A2になるように添加用ポンプ15h,15iで調整してもよい。
【0038】
上記各実施の形態では、第1の分岐添加経路15cを供給経路13の下流端部に接続したが、第1の分岐添加経路15cを直接凝集槽10の急速攪拌領域16に接続してもよい。
【0039】
上記各実施の形態では、第2の攪拌装置12の駆動装置12c(モータ)には、第1の攪拌装置11の駆動装置11c(モータ)よりも低速で回転するものが使用されているが、駆動装置11cと同一のものを駆動装置12cとして使用し、駆動装置12cの回転速度を減速装置で減速して、攪拌羽根12aを低速回転させてもよい。
【0040】
また、第1の駆動装置11cを用いて、第1の攪拌羽根11aを回転させながら、減速手段を経由して第2の攪拌羽根12aを回転させてもよい。
【符号の説明】
【0041】
1 凝集反応装置
2 汚泥(処理原液)
3 凝集剤
10 凝集槽
11 第1の攪拌装置
12 第2の攪拌装置
13 供給経路
14 排出経路
15 凝集剤添加手段
16 急速攪拌領域
17 緩速攪拌領域
18 仕切板(仕切部材)
19 連通孔(連通部)
A1 第1の添加量
A2 第2の添加量

【特許請求の範囲】
【請求項1】
凝集槽内に急速攪拌領域と緩速攪拌領域とが形成され、
処理原液の供給経路が急速攪拌領域に連通し、
処理原液の排出経路が緩速攪拌領域に連通し、
急速攪拌領域の処理原液を急速攪拌する第1の攪拌装置と緩速攪拌領域の処理原液を緩速攪拌する第2の攪拌装置とが設けられ、
凝集剤を急速攪拌領域と緩速攪拌領域との各々に添加する凝集剤添加手段が備えられていることを特徴とする凝集反応装置。
【請求項2】
凝集剤添加手段は、凝集剤を架電中和作用に必要な第1の添加量と架橋作用に必要な第2の添加量とに分配し、第1の添加量の凝集剤を急速攪拌領域に添加し、第2の添加量の凝集剤を緩速攪拌領域に添加することを特徴とする請求項1記載の凝集反応装置。
【請求項3】
凝集槽内に、急速攪拌領域と緩速攪拌領域とを仕切る仕切部材が設けられ、
仕切部材に、急速攪拌領域と緩速攪拌領域とに連通する連通部が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の凝集反応装置。
【請求項4】
処理原液を、凝集槽内の急速攪拌領域に供給し、急速攪拌領域から凝集槽内の緩速攪拌領域に流し、緩速攪拌領域から排出しながら、
架電中和作用に必要な量の凝集剤を急速攪拌領域に添加して、急速攪拌領域の処理原液と凝集剤とを急速攪拌するとともに、架橋作用に必要な量の凝集剤を緩速攪拌領域に添加して、緩速攪拌領域の処理原液と凝集剤とを緩速攪拌することを特徴とする凝集反応方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−179579(P2012−179579A)
【公開日】平成24年9月20日(2012.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−45794(P2011−45794)
【出願日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【出願人】(000001052)株式会社クボタ (4,415)
【Fターム(参考)】