説明

処理装置、配置情報変更方法、及びプログラム

【課題】同一の操作者が複数の処理対象者に関する処理を行う際の操作画面を適切に設定する。
【解決手段】入力部11は、操作者から、操作者を特定する操作者ID及び処理対象を特定する処理対象IDの入力を受け付ける。次に、配置部13は、処理対象者データベース23から、入力部11が受け付けた操作者IDと処理対象IDとの組み合わせに関連付けられた配置情報を読み出し、当該配置情報に基づいて表示部14の操作画面に操作ボタンを配置する。また、入力部11は、操作者から操作ボタンに対する操作を受け付け、画面設定情報変更部16は、操作者IDと処理対象IDとに関連付けて処理対象者データベース23が記憶する配置情報を、入力部11による操作ボタン毎の操作の受け付け頻度に応じて変更する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、処理装置、配置情報変更方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
電子カルテシステムなどの病院情報システムにおいて、操作端末における操作画面のレイアウトを操作者毎に設定する場合、操作者やシステム管理者が設定処理を手作業で行う必要がある。
一方、近年、銀行のATM(Automated Teller Machine)などのタッチパネル操作システムにおいて、操作端末における表示画面のレイアウトを、各操作ボタンの押下頻度などの操作者の操作特性を考慮して、操作者毎に自動的に設定する方法が提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、PC(Personal Computer)が画像ビューアを実行した際の表示画面のレイアウトを、メニューボタンが押下された回数に基づいて決定する技術が開示されている。
また、特許文献2には、情報提供システムの表示部が表示する操作ボタンを、操作履歴やユーザ属性を考慮して生成、提供される技術が開示されている。
また、特許文献3には、メニュー表示端末装置が、オペレータ別メニュー使用頻度表に基づいて、操作者の業務に関連する取引メニューを優先表示する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−078576号公報
【特許文献2】特開2005−315682号公報
【特許文献3】特開2006−092294号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記した方法、または特許文献1〜3に記載の方法を電子カルテシステムに適用した場合、操作者が同一の医師であっても、患者毎に必要となる操作は異なるため、操作ボタンの押下頻度も患者毎に異なる。そのため、医師毎の操作特性によって操作画面のレイアウトを決定しても、適切なレイアウトとならないという問題がある。
これは、電子カルテシステムに限らず、同一の操作者が複数の処理対象に関する処理を行う他の処理装置(例えば、商品管理システムなど)に適用した場合にも、同様の問題が生じることとなる。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、同一の操作者が複数の処理対象に関する処理を行う際の操作画面を適切に設定することができる処理装置、配置情報変更方法、及びプログラムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、操作者からの入力に基づいて複数の処理対象の各々に関する処理を行う処理装置であって、前記操作者から、前記操作者を特定する操作者ID及び前記処理対象を特定する処理対象IDの入力を受け付けるID入力部と、前記操作者IDと前記処理対象IDとの組み合わせに関連付けて、前記処理対象に関する各々の処理に関連付けられた操作ボタンの操作画面における配置情報を記憶する記憶部から、前記ID入力部が受け付けた前記操作者IDと前記処理対象IDとの組み合わせに関連付けられた前記配置情報を読み出し、当該配置情報に基づいて前記操作画面に前記操作ボタンを配置する配置部と、前記操作者から、前記操作ボタンに対する操作を受け付ける操作入力部と、前記操作者IDと前記処理対象IDとに関連付けて前記記憶部が記憶する前記配置情報を、前記操作入力部による前記操作ボタン毎の操作の受け付け頻度に応じて変更する変更部と、を備えることを特徴とする。
【0007】
また、本発明は、操作者からの入力に基づいて複数の処理対象の各々に関する処理を行う処理装置を用いた表示情報変更方法であって、ID入力部は、前記操作者から、前記操作者を特定する操作者ID及び前記処理対象を特定する処理対象IDの入力を受け付け、配置部は、前記操作者IDと前記処理対象IDとの組み合わせに関連付けて、前記処理対象に関する各々の処理に関連付けられた操作ボタンの操作画面における配置情報を記憶する記憶部から、前記ID入力部が受け付けた前記操作者IDと前記処理対象IDとの組み合わせに関連付けられた前記配置情報を読み出し、当該配置情報に基づいて前記操作画面に前記操作ボタンを配置し、操作入力部は、前記操作者から、前記操作ボタンに対する操作を受け付け、変更部は、前記操作者IDと前記処理対象IDとに関連付けて前記記憶部が記憶する前記配置情報を、前記操作入力部による前記操作ボタン毎の操作の受け付け頻度に応じて変更することを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、操作者からの入力に基づいて複数の処理対象の各々に関する処理を行う処理装置を、前記操作者から、前記操作者を特定する操作者ID及び前記処理対象を特定する処理対象IDの入力を受け付けるID入力部、前記操作者IDと前記処理対象IDとの組み合わせに関連付けて、前記処理対象に関する各々の処理に関連付けられた操作ボタンの操作画面における配置情報を記憶する記憶部から、前記ID入力部が受け付けた前記操作者IDと前記処理対象IDとの組み合わせに関連付けられた前記配置情報を読み出し、当該配置情報に基づいて前記操作画面に前記操作ボタンを配置する配置部、前記操作者から、前記操作ボタンに対する操作を受け付ける操作入力部、前記操作者IDと前記処理対象IDとに関連付けて前記記憶部が記憶する前記配置情報を、前記操作入力部による前記操作ボタン毎の操作の受け付け頻度に応じて変更する変更部、として機能させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、処理装置の変更部は、操作者IDと処理対象IDとの組み合わせに関連付けて配置情報を、操作入力部による操作ボタン毎の操作の受け付け頻度に応じて変更する。これにより、同一の操作者が複数の処理対象に関する処理を行う際の操作画面を適切に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の一実施形態による操作端末を含む電子カルテシステムである。
【図2】サーバ装置が備えるデータベースの構成を示す第1の図である。
【図3】サーバ装置が備えるデータベースの構成を示す第2の図である。
【図4】操作端末の動作を示す第1のフローチャートである。
【図5】操作端末の動作を示す第2のフローチャートである。
【図6】操作端末の動作を示す第3のフローチャートである。
【図7】操作端末の動作を示す第4のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
図1は、本発明の一実施形態による操作端末(処理装置)を含む電子カルテシステムである。
本実施形態における電子カルテシステムは、操作端末10とサーバ装置20とを備える。
操作端末10は、入力部11(ID入力部、操作入力部)、画面設定情報管理部12、配置部13、表示部14、操作履歴管理部15、画面設定情報変更部16(変更部)を備える。
【0012】
入力部11は、キーボードやマウスやタッチパネルなどの入力装置を介して操作者からの情報の入力を受け付ける。
画面設定情報管理部12は、サーバ装置20から表示部14に表示する画面の設定情報を読み出す。また、画面設定情報管理部12は、サーバ装置に対して、画面の設定情報を画面設定情報変更部16が生成した画面の設定情報に書き換えることを要求する。なお、画面の設定情報には、処理対象者に関する各々の処理に関連付けられた操作ボタンや、当該操作ボタンの配置情報が含まれる。
配置部13は、画面設定情報管理部12が読み出した画面の設定情報に基づいて操作ボタンの配置を決定し、表示部14に表示させる画面を生成する。
表示部14は、配置部13が生成した画面を表示する。
操作履歴管理部15は、入力部11による操作ボタンの操作履歴をサーバ装置20に登録する。また、操作履歴管理部15は、サーバ装置20から操作ボタンの操作履歴を読み出す。ここで、操作履歴とは、操作者によるログイン期間内(ログインしてからログアウトするまでの期間)に、入力部11が操作者から入力を受け付けた操作ボタンの集合を示す。
画面設定情報変更部16は、操作履歴管理部15が読み出した操作履歴と画面設定情報管理部12が読み出した画面の設定情報とに基づいて操作ボタンの配置を決定することで、画面の設定情報を変更する。
【0013】
なお、操作ボタンの「配置」とは、複数の操作ボタンを操作画面に表示させるときのレイアウトを意味し、例えば操作ボタンの大きさや、上下左右の位置などとすることができる。本実施形態における操作端末10の画面設定情報変更部16は、操作頻度の高い操作ボタンほどその大きさを大きくしたり、上位に表示させたり、左に表示させたりするようにするものであることが好ましい。
【0014】
サーバ装置20は、データベース管理部21、操作者データベース22、処理対象者データベース23(配置情報記憶部)、操作履歴データベース24(操作履歴記憶部)を備える。
データベース管理部21は、操作者データベース22、処理対象者データベース23、操作履歴データベース24に対する読み出し、書き込み処理を行う。
操作者データベース22は、操作者毎に、操作端末10において操作者のログイン時に表示される基本操作画面の配置情報を記憶する。
処理対象者データベース23は、操作者と処理対象者との組み合わせ毎に、操作端末10において処理対象者の選択時に表示される処理対象者操作画面の配置情報を記憶する。
操作履歴データベース24は、操作端末10の表示部14に表示される各操作ボタンの操作履歴を記憶する。
【0015】
図2は、サーバ装置が備えるデータベースの構成を示す第1の図である。
図3は、サーバ装置が備えるデータベースの構成を示す第2の図である。
サーバ装置20の操作者データベース22は、図2(a)に示すように、操作者ID、操作者区分(区分情報)、画面情報、配置情報を関連付けて格納する。
操作者IDとは、操作者を特定する識別情報である。
操作者区分とは、操作者の勤務区分を示す情報であり、日勤、夜勤、準夜勤、当直の何れかを示す。
画面情報とは、操作画面に表示される操作ボタンの情報である。
配置情報とは、操作ボタンの優先順位を示す情報である。
なお、操作者データベース22では、操作者IDと操作者区分との組み合わせが一意(unique)となっている。
【0016】
また、サーバ装置20が備える処理対象者データベース23は、図2(b)に示すように、操作者ID、操作者区分、処理対象者ID(処理対象ID)、処理対象者区分(状態情報)、画面情報、配置情報を関連付けて格納する。
処理対象者IDとは、処理対象者を特定する識別情報である。
処理対象者区分とは、処理対象者の入外区分を示す情報であり、入院、外来、外泊の何れかを示す。
なお、処理対象者データベース23では、操作者IDと操作者区分と処理対象者IDと処理対象者区分との組み合わせが一意となっている。
【0017】
また、サーバ装置20が備える操作履歴データベース24は、図3に示すように、操作者ID、操作者区分、処理対象者ID、処理対象者区分、画面情報、操作履歴、ログイン時刻、平均値算定フラグを関連付けて格納する。
操作履歴とは、操作者によるログイン期間内に入力部11が操作者から入力を受け付けた操作ボタンの集合を示す。
ログイン時刻とは、操作者がログインした時刻を示す。
平均値算定フラグとは、当該フラグに関連付けられた操作履歴情報を操作ボタンの配置変更の判断材料として用いるか否かを示すフラグである。具体的には、操作端末10の画面設定情報変更部16は、「1」を示す平均値算定フラグに関連付けられた複数の操作履歴が示す操作ボタン毎に押下回数の平均値を算定し、当該平均値の多少に基づいて操作ボタンの配置変更を行う。なお、平均値算定フラグは、初期値として「0」を示す。
【0018】
そして、本実施形態における電子カルテシステムによれば、入力部11は、操作者から、操作者を特定する操作者ID及び処理対象を特定する処理対象IDの入力を受け付ける。次に、配置部13は、操作者IDと前記処理対象IDとの組み合わせに関連付けて、処理対象に関する各々の処理に関連付けられた操作ボタンの操作画面における配置情報を記憶する処理対象者データベース23から、入力部11が受け付けた操作者IDと処理対象IDとの組み合わせに関連付けられた配置情報を読み出し、当該配置情報に基づいて表示部14の操作画面に操作ボタンを配置する。
また、入力部11は、操作者から操作ボタンに対する操作を受け付け、画面設定情報変更部16は、操作者IDと処理対象IDとに関連付けて処理対象者データベース23が記憶する配置情報を、入力部11による操作ボタン毎の操作の受け付け頻度に応じて変更する。
これにより、操作端末10は、同一の操作者が複数の処理対象に関する処理を行う際の操作画面を適切に設定することができる。
【0019】
次に、本実施形態による電子カルテシステムの動作を説明する。
まず、操作者による基本操作画面表示時の動作を説明する。
図4は、操作端末の動作を示す第1のフローチャートである。
まず、操作者が操作端末10を起動させると、操作端末10の表示部14は、操作者ID及びパスワードの入力画面を表示する(ステップS1)。表示部14が表示した入力画面に従い、操作者が操作者IDとパスワードとを入力すると、入力部11は、操作者から操作者ID及びパスワードの入力を受け付ける(ステップS2)。そして、図示しないログイン処理部は、入力部11が入力を受け付けた操作者ID及びパスワードを図示しないログイン情報データベースと照合することで、ログイン処理を行う。このとき、図示しないログイン処理部は、図示しないシフト情報データベースなどから操作者の操作者区分を読み出す。
【0020】
操作端末10において操作者のログインが完了すると、画面設定情報管理部12は、サーバ装置20に、操作画面の設定情報(画面情報、配置情報)の送信要求を送信する(ステップS3)。なお、当該送信要求には、操作者IDと操作者区分とが含まれる。
サーバ装置20のデータベース管理部21は、操作端末10から操作画面の設定情報の送信要求を受信すると、操作者データベース22から、送信要求に含まれる操作者IDと操作者区分との組み合わせに関連付けられた画面情報及び配置情報を読み出す。そして、読み出した画面情報及び配置情報を、操作端末10に送信する。なお、操作者による操作端末の初回操作時には、操作者データベース22に配置情報が格納されていない。この場合、データベース管理部21は、画面情報のみ(すなわち初期配置の操作画面の情報)を操作端末10に送信する。
【0021】
次に、操作端末10の画面設定情報管理部12は、サーバ装置20から画面情報及び配置情報を受信する(ステップS4)。次に、配置部13は、画面設定情報管理部12が受信した画面情報が示す操作ボタンを、画面設定情報管理部12が受信した配置情報に従って配置し、操作画面を生成する(ステップS5)。そして、表示部14は、配置部13が生成した操作画面を表示する(ステップS6)。このとき、表示部が表示する操作画面には、複数の操作ボタンが配置されている。
【0022】
表示部14によって表示された操作画面に従い、表示されている何れかの操作ボタンを操作者が押下すると、入力部11は、当該操作ボタンの押下を検知し、操作履歴管理部15は、当該操作ボタンが押下されたことをサーバ装置20に通知する(ステップS7)。
サーバ装置20のデータベース管理部21は、操作端末10から通知を受けると、操作履歴データベース24において、ステップS3で受信した操作者ID及び操作者区分と、今回のログイン期間の開始時刻を示すログイン時刻との組み合わせに関連付けられた操作履歴に、操作端末10から通知された操作ボタンが押下されたことを示す情報を追加する。
【0023】
また、ステップS7で操作端末10の操作履歴管理部15が通知を発すると、画面設定情報変更部16は、入力部11が押下を検知した操作ボタンに関連付けられた処理を読み出す(ステップS8)。押下された操作ボタンに関連付けられた処理が、処理対象者の選択を行う処理である場合(ステップS8:処理対象者選択)、操作端末10は、基本操作画面表示時の動作を終了し、後述する処理対象者操作画面表示時の動作を実行する。
また、押下された操作ボタンに関連付けられた処理が、処理対象者の選択以外の画面への画面遷移を行う処理である場合(ステップS8:画面遷移)、ステップS3に戻り、操作ボタンに関連付けられた操作画面の設定情報の送信要求を送信する。
【0024】
また、押下された操作ボタンに関連付けられた処理が、ログアウト処理である場合(ステップS8:ログアウト)、操作端末10は、基本操作画面表示時の動作を終了し、後述するログアウト処理時の動作を実行する。
また、押下された操作ボタンに関連付けられた処理が、上述した処理以外の処理である場合(ステップS8:その他)、図示しない処理部は、押下された操作ボタンに関連付けられた処理を実行し、その後、処理をステップS7に戻し、操作者による操作ボタンの押下を待機する。
【0025】
次に、操作端末10による処理対象者操作画面表示時の動作を説明する。
図5は、操作端末の動作を示す第2のフローチャートである。
操作端末10が、基本操作画面表示時の動作のステップS8で、押下された操作ボタンに関連付けられた処理が処理対象者の選択を行う処理であると判定した場合、表示部14は、処理対象者の入力画面を表示する(ステップS11)。表示部14が表示した入力画面に従い、操作者が処理対象者を入力すると、入力部11は、操作者から処理対象者IDの入力を受け付ける(ステップS12)。このとき、図示しない処理部は、図示しない処理対象者情報データベースなどから処理対象者の処理対象者区分(例えば、入院、外来、外泊など)を読み出す。
【0026】
操作端末10において処理対象者の選択が完了すると、画面設定情報管理部12は、サーバ装置20に、操作画面の設定情報(画面情報、配置情報)の送信要求を送信する(ステップS13)。なお、当該送信要求には、処理対象者IDと処理対象者区分とが含まれる。
サーバ装置20のデータベース管理部21は、操作端末10から操作画面の設定情報の送信要求を受信すると、処理対象者データベース23から、基本操作画面表示時の動作のステップS3で受信した操作者ID及び操作者区分と、送信要求に含まれる処理対象者ID及び処理対象者区分との組み合わせに関連付けられた画面情報及び配置情報を読み出す。そして、読み出した画面情報及び配置情報を、操作端末10に送信する。なお、操作者による当該処理対象者の初回選択時には、処理対象者データベース23に配置情報が格納されていない。この場合、データベース管理部21は、画面情報のみ(すなわち初期配置の操作画面の情報)を操作端末10に送信する。
【0027】
次に、操作端末10の画面設定情報管理部12は、サーバ装置20から画面情報及び配置情報を受信する(ステップS14)。次に、配置部13は、画面設定情報管理部12が受信した画面情報が示す操作ボタンを、画面設定情報管理部12が受信した配置情報に従って配置し、操作画面を生成する(ステップS15)。そして、表示部14は、配置部13が生成した操作画面を表示する(ステップS16)。
【0028】
表示部14が表示した操作画面に従い、表示されている何れかの操作ボタンを操作者が押下すると、入力部11は、当該操作ボタンの押下を検知し、操作履歴管理部15は、当該操作ボタンが押下されたことをサーバ装置20に通知する(ステップS17)。
サーバ装置20のデータベース管理部21は、操作履歴データベース24に、基本操作画面表示時の動作のステップS3で受信した操作者IDと操作者区分と、ステップS13で受信した送信要求に含まれる処理対象者IDと処理対象者区分と、今回のログイン期間の開始時刻を示すログイン時刻との組み合わせに関連付けられた操作履歴に、操作端末10から通知された操作ボタンが押下されたことを示す情報を追加する。
【0029】
ここで、操作端末10の画面設定情報変更部16は、入力部11が押下を検知した操作ボタンに関連付けられた処理を読み出す(ステップS18)。押下された操作ボタンに関連付けられた処理が、処理対象者の選択を終了し、基本操作画面へ戻る処理である場合(ステップS18:画面遷移)、操作端末10は、処理対象者操作画面表示時の動作を終了し、前述した基本操作画面表示時の動作を実行する。
また、押下された操作ボタンに関連付けられた処理が、他の処理対象者の選択を行う処理である場合(ステップS18:処理対象者選択)、ステップS11に戻り、表示部14が他の処理対象者IDの入力画面を表示する。
【0030】
また、押下された操作ボタンに関連付けられた処理が、ログアウト処理である場合(ステップS18:ログアウト)、操作端末10は、処理対象者操作画面表示時の動作を終了し、後述するログアウト処理の動作を実行する。
また、押下された操作ボタンに関連付けられた処理が、上述した処理以外の処理である場合(ステップS18:その他)、図示しない処理部は、押下された操作ボタンに関連付けられた処理を実行し、その後、処理をステップS17に戻し、操作者による操作ボタンの押下を待機する。
【0031】
次に、操作端末10のログアウト処理の動作を説明する。
図6は、操作端末の動作を示す第3のフローチャートである。
図7は、操作端末の動作を示す第4のフローチャートである。
操作端末10が、基本操作画面表示時の動作のステップS8または処理対象者操作画面表示時の動作のステップS18で、押下された操作ボタンに関連付けられた処理がログアウト処理であると判定した場合、操作履歴管理部15は、サーバ装置20に対し、操作者による操作履歴情報(操作者ID、操作者区分、処理対象者ID、処理対象者区分、画面情報、操作履歴、ログイン時刻、平均値算定フラグ)の送信要求を送信する(ステップS21)。
サーバ装置20のデータベース管理部21は、操作履歴データベース24から、基本操作画面表示時の動作のステップS3で受信した操作者IDと操作者区分とに関連付けられた操作履歴情報を読み出し、操作端末10に送信する。つまり、データベース管理部21は、今回のログイン期間における操作履歴に限らず、操作者による過去の操作履歴を含む操作履歴を受信する。
【0032】
次に、操作端末10の操作履歴管理部15は、サーバ装置20から操作履歴情報を受信する(ステップS22)。そして、画面設定情報変更部16は、操作履歴管理部15が受信した操作履歴情報のうち、処理対象者IDと処理対象者区分との組み合わせ毎に、以下に示すステップS24〜ステップS35の処理を実行する(ステップS23)。
【0033】
まず、画面設定情報変更部16は、同一の処理対象者と処理対象者区分の組み合わせに関連付けられた操作履歴情報のうち、平均値算定フラグが「1」を示すものの数を計数する(ステップS24)。次に、画面設定情報変更部16は、平均値算定フラグが「1」を示すものの数が10件であるかを判定する(ステップS25)。なお、同一の処理対象者と処理対象者区分の組み合わせに関連付けられた操作履歴情報のうち、平均値算定フラグが「1」を示すものは、以降の処理により、必ず10件以下となる。
【0034】
画面設定情報変更部16は、平均値判定フラグが「1」を示す操作履歴情報の数が10件であると判定した場合(ステップS25:YES)、これらの操作履歴情報の操作履歴から、過去のログイン期間における操作ボタンの操作回数の平均値を算出する(ステップS26)。
次に、画面設定情報変更部16は、今回のログイン期間の開始時刻を示すログイン時刻に関連付けられた操作履歴が示す操作回数が、ステップS26で算出した過去の操作回数の平均値の0.5倍〜1.5倍の範囲内であるか否かを判定する(ステップS27)。
【0035】
画面設定情報変更部16は、今回のログイン期間における操作回数が、過去の操作回数の平均値の0.5倍〜1.5倍の範囲内であると判定した場合(ステップS27:0.5〜1.5)、「1」を示す平均値算定フラグのうち、関連付けられたログイン時刻が最も古いものを「0」に書き換える。そして、画面設定情報変更部16は、今回のログイン期間の開始時刻を示すログイン時刻に関連付けられた平均値算定フラグを「1」に書き換える(ステップS28)。
【0036】
他方、画面設定情報変更部16は、今回のログイン期間における操作回数が、過去の操作回数の平均値の0.5倍未満であると判定した場合(ステップS27:〜0.5)、今回のログイン期間の開始時刻を示すログイン時刻に直近のログイン時刻に関連付けられた操作履歴を2件読み出す。そして、画面設定情報変更部16は、読み出した2件の操作履歴が示す操作回数が、それぞれステップS26で算出した過去の操作回数の平均値の0.5倍未満であるか否かを判定する(ステップS29)。つまり、今回のログイン期間を含めて3回連続で操作回数が過去の操作回数の平均値の0.5倍未満となっているか否かを判定する。
【0037】
画面設定情報変更部16は、読み出した2件の操作履歴が示す操作回数が、それぞれ過去の操作回数の平均値の0.5倍未満であると判定した場合(ステップS29:YES)、「1」を示す平均値算定フラグのうち、関連付けられたログイン時刻が最も古い3件を「0」に書き換える。そして、画面設定情報変更部16は、今回のログイン期間の開始時刻を示すログイン時刻及び、当該ログイン時刻に直近の2件に関連付けられた平均値算定フラグをそれぞれ「1」に書き換える(ステップS30)。これにより、操作回数が偶発的に少なかった場合に、画面設定情報変更部16は、その操作履歴をノイズとして無視することができる。また、連続して操作回数が少なかった場合、画面設定情報変更部16は、当該操作回数の減少が偶発的なものではないと判断し、当該操作履歴を過去の操作履歴として扱うことができる。
【0038】
また、画面設定情報変更部16は、ステップS27で今回のログイン期間における操作回数が、過去の操作回数の平均値の1.5倍超であると判定した場合(ステップS27:1.5〜)、今回のログイン期間の開始時刻を示すログイン時刻に直近のログイン時刻に関連付けられた操作履歴を2件読み出す。そして、画面設定情報変更部16は、読み出した2件の操作履歴が示す操作回数が、それぞれステップS26で算出した過去の操作回数の平均値の1.5倍超であるか否かを判定する(ステップS31)。つまり、今回のログイン期間を含めて3回連続で操作回数が過去の操作回数の平均値の1.5倍超となっているか否かを判定する。
【0039】
画面設定情報変更部16は、読み出した2件の操作履歴が示す操作回数が、それぞれ過去の操作回数の平均値の1.5倍超であると判定した場合(ステップS31:YES)、「1」を示す平均値算定フラグのうち、関連付けられたログイン時刻が最も古い3件を「0」に書き換える。そして、画面設定情報変更部16は、今回のログイン期間の開始時刻を示すログイン時刻及び、当該ログイン時刻に直近の2件に関連付けられた平均値算定フラグをそれぞれ「1」に書き換える(ステップS32)。これにより、操作回数が偶発的に多かった場合に、画面設定情報変更部16は、その操作履歴をノイズとして無視することができる。また、連続して操作回数が多かった場合、画面設定情報変更部16は、当該操作回数の増加が偶発的なものではないと判断し、当該操作履歴を過去の操作履歴として扱うことができる。
【0040】
そして、ステップS28、ステップS30、もしくはステップS32で平均値算定フラグを「1」に書き換えた場合、または、ステップS29で、今回のログイン期間に直近の2件の操作履歴が示す操作回数の何れかが過去の操作回数の平均値の0.5倍未満であると判定した場合(ステップS29:NO)、または、ステップS31で、今回のログイン期間に直近の2件の操作履歴が示す操作回数の何れかが過去の操作回数の平均値の1.5倍超であると判定した場合(ステップS31:NO)、画面設定情報変更部16は、「1」を示す平均値算定フラグに関連付けられた操作履歴から、各操作ボタンの操作回数を算出する(ステップS33)。
【0041】
そして、画面設定情報変更部16は、各操作ボタンの操作回数に応じて操作画面における操作ボタンの配置を決定し、当該配置を示す配置情報を生成する(ステップS34)。
ここで、各操作ボタンの操作回数に応じた操作ボタンの配置とは、操作回数の多い操作ボタンの視認性を向上させる配置であり、例えば、操作回数の多い操作ボタンほどその大きさを大きくしたり、上位に表示させたり、左に表示させたりするようにするものであることが好ましい。
画面設定情報変更部16は、配置情報を生成すると、ステップS23に戻り、残りの処理対象者IDと処理対象者区分との組み合わせに対して、ステップS24〜ステップS35の処理を実行する。
【0042】
他方、画面設定情報変更部16は、ステップS25で平均値判定フラグが「1」を示す操作履歴情報の数が10件未満であると判定した場合(ステップS25:NO)、今回のログイン期間の開始時刻を示すログイン時刻に関連付けられた操作履歴情報の平均値算定フラグを「1」にする(ステップS35)。そして、ステップS23に戻り、残りの処理対象者IDと処理対象者区分との組み合わせに対して、ステップS24〜ステップS35の処理を実行する。つまり、「1」を示す平均値算定フラグが10件未満の場合、配置情報の変更を行わない。これは、直近の少数の操作履歴に基づいて配置を行う場合、操作者の操作傾向を適切に反映することができない惧れがあるためである。
【0043】
そして、画面設定情報変更部16が、ステップS22で操作履歴管理部15が受信した操作履歴情報のうち、全ての処理対象者IDと処理対象者区分との組み合わせに対して、ステップS24〜ステップS35の処理を実行すると、画面設定情報管理部12は、画面設定情報変更部16がステップS34で生成した配置情報を、サーバ装置20に送信する(ステップS36)。また、操作履歴管理部15は、ステップS24〜ステップS35の処理により書き換えた操作履歴情報をサーバ装置20に送信する(ステップS37)。
【0044】
サーバ装置20のデータベース管理部21は、操作端末10から配置情報を受信すると、操作者データベース22及び処理対象者データベース23が格納する、基本操作画面表示時の動作のステップS3で受信した操作者IDと操作者区分との組み合わせに関連付けられた配置情報に対し、受信した配置情報を上書きして記録する。
また、サーバ装置20のデータベース管理部21は、操作端末10から操作履歴情報を受信すると、操作履歴データベース24に対し、受信した操作履歴情報を上書きして記録する。
【0045】
そして、ステップS37で操作履歴管理部15が操作履歴情報をサーバ装置20に送信すると、図示しないログイン処理部は、ログアウト処理を行い、操作端末10の動作を終了する。
【0046】
このように、本実施形態によれば、操作端末10は、操作者IDと処理対象者IDとに関連付けてサーバ装置20の処理対象者データベース23が記憶する配置情報を、入力部11による操作ボタン毎の操作の受け付け頻度に応じて変更する。これにより、同一の操作者が複数の処理対象者に関する処理を行う際の操作画面を適切に設定することができる。
【0047】
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、本実施形態では、画面設定情報変更部16が、同一の処理対象者IDと処理対象者区分との組み合わせに関連付けられた平均値算定フラグが「1」を示す操作履歴情報の数が10件となるように制御する例を説明したが、これに限られず、例えば「1」を示す操作履歴情報の数が100件となるように制御するなど、平均値算定フラグが「1」を示す操作履歴情報の数は、他の数であっても良い。
【0048】
また、本実施形態では、画面設定情報変更部16によって、今回のログイン期間における操作回数が、過去の操作回数の平均値の1.5倍超または0.5倍未満であると判定した場合に、当該操作履歴を無視する例を説明したが、これに限られず、例えば今回のログイン期間における操作回数が、過去の操作回数の平均値の1.3倍超または0.7倍未満であると判定した場合に、当該操作履歴を無視するなど、他の割合によって操作履歴を無視するか否かを決定しても良い。
【0049】
また、本実施形態では、画面設定情報変更部16が、今回のログイン期間を含めて3回連続で操作回数が過去の操作回数の平均値の1.5倍超または0.5倍未満となっているか否かを判定し、今回のログイン期間における操作履歴を無視するか否かを決定する例を説明したが、これに限られず、例えば今回のログイン期間を含めて5回連続で操作回数が過去の操作回数の平均値の1.5倍超または0.5倍未満となっているか否かを判定することで操作履歴を無視するか否かを決定しても良い。
【0050】
また、本実施形態では、処理対象者区分として入院、外来、外泊の何れかを示す乳が幾分を用いたが、これに限られず、例えば、処理対象者区分として病名を用いても良いし、新規患者であるか再来患者であるかを示す情報を用いても良い。
【0051】
また、本実施形態では、電子カルテシステムが操作端末10とサーバ装置20とを別々に備え、それぞれが通信を行うことで動作する場合を説明したが、これに限られず、操作端末10がサーバ装置20の機能を備えることで、サーバ装置20との通信を行わずにスタンドアロンで動作するようにしても良い。
【0052】
また、本実施形態では、本発明を電子カルテシステムに応用する場合を説明したが、これに限られず、例えば金融機関等の窓口業務システム、販売会社の顧客別管理システムなどに適用しても同様の効果を得ることができる。この場合、操作者区分や処理対象者区分などの区分情報の定義を、システムの特性(利用シーン)によって変更することが望ましい。例えば、曜日、時間帯、天候、商談状況、所属組織などの区分が考えられる。
【0053】
上述の操作端末10、サーバ装置20は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
【0054】
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【符号の説明】
【0055】
10…操作端末 11…入力部 12…画面設定情報管理部 13…配置部 14…表示部 15…操作履歴管理部 16…画面設定情報変更部 20…サーバ装置 21…データベース管理部 22…操作者データベース 23…処理対象者データベース 24…操作履歴データベース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作者からの入力に基づいて複数の処理対象の各々に関する処理を行う処理装置であって、
前記操作者から、前記操作者を特定する操作者ID及び前記処理対象を特定する処理対象IDの入力を受け付けるID入力部と、
前記操作者IDと前記処理対象IDとの組み合わせに関連付けて、前記処理対象に関する各々の処理に関連付けられた操作ボタンの操作画面における配置情報を記憶する配置情報記憶部から、前記ID入力部が受け付けた前記操作者IDと前記処理対象IDとの組み合わせに関連付けられた前記配置情報を読み出し、当該配置情報に基づいて前記操作画面に前記操作ボタンを配置する配置部と、
前記操作者から、前記操作ボタンに対する操作を受け付ける操作入力部と、
前記操作者IDと前記処理対象IDとに関連付けて前記配置情報記憶部が記憶する前記配置情報を、前記操作入力部による前記操作ボタン毎の操作の受け付け頻度に応じて変更する変更部と、
を備えることを特徴とする処理装置。
【請求項2】
前記配置情報記憶部は、前記操作者IDと前記処理対象IDと前記操作者による操作環境を特定する区分情報との組み合わせに関連付けて前記配置情報を記憶し、
前記ID入力部は、前記操作者から前記区分情報の入力を受け付け、
前記配置部は、前記ID入力部が受け付けた前記操作者IDと前記処理対象IDと前記区分情報との組み合わせに関連付けて前記配置情報記憶部に記憶されている前記配置情報に基づいて、前記操作画面に前記操作ボタンを配置し、
前記変更部は、前記操作入力部による操作の受け付け頻度が高い前記操作ボタンほど視認性が高くなるよう、前記操作者IDと前記処理対象IDと前記区分情報とに関連付けて前記配置情報記憶部が記憶する前記配置情報を変更する
ことを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
【請求項3】
前記配置情報記憶部は、前記操作者IDと前記処理対象IDと前記処理対象の状態を特定する状態情報との組み合わせに関連付けて前記配置情報を記憶し、
前記ID入力部は、前記操作者から前記状態情報の入力を受け付け、
前記配置部は、前記ID入力部が受け付けた前記操作者IDと前記処理対象IDと前記状態情報との組み合わせに関連付けて前記配置情報記憶部に記憶されている前記配置情報に基づいて、前記操作画面に前記操作ボタンを配置し、
前記変更部は、前記操作入力部による操作の受け付け頻度が高い前記操作ボタンほど視認性が高くなるよう、前記操作者IDと前記処理対象IDと前記状態情報とに関連付けて前記配置情報記憶部が記憶する前記配置情報を変更する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の処理装置。
【請求項4】
自装置にログインした操作者を示す操作者IDと、前記処理対象を示す処理対象IDと、前記ログインの時刻を示すログイン時刻と、当該ログイン時刻にログインした前記操作者による前記操作ボタンに対する操作の受け付け履歴を示す操作履歴とを関連付けて記憶する操作履歴記憶部を備え、
前記変更部は、前記操作履歴記憶部が記憶する、現在の時刻に近い時刻を示す複数のログイン時刻に関連付けられた操作履歴が示す各操作ボタンに対する操作の受け付け回数の平均値に基づいて前記は位置情報記憶部が記憶する前記配置情報の変更を行う
ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の処理装置。
【請求項5】
前記変更部は、前記操作履歴記憶部が記憶する、現在の時刻に近い時刻を示す複数のログイン時刻に関連付けられた操作履歴が示す操作ボタンに対する操作の受け付け回数の平均値と、今回のログイン期間に前記操作入力部が受け付けた操作の受け付け回数との差が所定の範囲を超える場合、今回のログイン期間に前記操作入力部が受け付けた操作の受け付け回数を前記配置情報記憶部が記憶する前記配置情報の変更に用いない
ことを特徴とする請求項4に記載の処理装置。
【請求項6】
前記変更部は、前記操作履歴記憶部が記憶する、現在の時刻に近い時刻を示す複数のログイン時刻に関連付けられた操作履歴が示す操作ボタンに対する操作の受け付け回数の平均値と、今回のログイン期間及び今回のログイン期間に直近のログイン期間に前記操作入力部が受け付けた操作の受け付け回数との差が連続して所定の範囲を超える場合、今回のログイン期間及び今回のログイン期間に直近のログイン期間に前記操作入力部が受け付けた操作の受け付け回数を前記配置情報記憶部が記憶する前記配置情報の変更に用いる
ことを特徴とする請求項5に記載の処理装置。
【請求項7】
操作者からの入力に基づいて複数の処理対象の各々に関する処理を行う処理装置を用いた配置情報変更方法であって、
ID入力部は、前記操作者から、前記操作者を特定する操作者ID及び前記処理対象を特定する処理対象IDの入力を受け付け、
配置部は、前記操作者IDと前記処理対象IDとの組み合わせに関連付けて、前記処理対象に関する各々の処理に関連付けられた操作ボタンの操作画面における配置情報を記憶する配置情報記憶部から、前記ID入力部が受け付けた前記操作者IDと前記処理対象IDとの組み合わせに関連付けられた前記配置情報を読み出し、当該配置情報に基づいて前記操作画面に前記操作ボタンを配置し、
操作入力部は、前記操作者から、前記操作ボタンに対する操作を受け付け、
変更部は、前記操作者IDと前記処理対象IDとに関連付けて前記配置情報記憶部が記憶する前記配置情報を、前記操作入力部による前記操作ボタン毎の操作の受け付け頻度に応じて変更する
ことを特徴とする配置情報変更方法。
【請求項8】
操作者からの入力に基づいて複数の処理対象の各々に関する処理を行う処理装置を、
前記操作者から、前記操作者を特定する操作者ID及び前記処理対象を特定する処理対象IDの入力を受け付けるID入力部、
前記操作者IDと前記処理対象IDとの組み合わせに関連付けて、前記処理対象に関する各々の処理に関連付けられた操作ボタンの操作画面における配置情報を記憶する配置情報記憶部から、前記ID入力部が受け付けた前記操作者IDと前記処理対象IDとの組み合わせに関連付けられた前記配置情報を読み出し、当該配置情報に基づいて前記操作画面に前記操作ボタンを配置する配置部、
前記操作者から、前記操作ボタンに対する操作を受け付ける操作入力部、
前記操作者IDと前記処理対象IDとに関連付けて前記配置情報記憶部が記憶する前記配置情報を、前記操作入力部による前記操作ボタン毎の操作の受け付け頻度に応じて変更する変更部、
として機能させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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