分泌促進物質の使用
本発明は、1態様において、処置が必要な個体における癌性悪液質の予防または治療のための薬剤の製造における、分泌促進物質化合物の使用を提供する。別の態様において、本発明は、個体に該薬剤の皮下用量を投与することによって、悪液質の予防または治療のための薬剤の製造における、グレリン−様化合物の使用を提供する。更なる態様において、本発明は、個体に該薬剤の皮下用量を投与することによって、個体における食欲の刺激のための薬剤の製造における、グレリン−様化合物またはその医薬的に許容し得る塩の使用を提供する。更に、本発明は、多数の新規なグレリン−様化合物、およびそれらの使用、並びに該新規なグレリン−様化合物を含有する医薬組成物および医学的なパッケージングを提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
処置の必要な個体における癌性悪液質の予防または治療のための薬剤の製造における、グレリン−様化合物またはその医薬的に許容し得る塩の使用であって、ここで、
該グレリン−様化合物は、式I:
Z1−(X1)m−(X2)−(X3)n−Z2;
によって定義される構造を含み、式中、
Z1は、場合により現存する保護基であり;
各X1は独立してアミノ酸から選ばれ、ここで該アミノ酸は天然または合成アミノ酸から選ばれ;
X2は天然または合成アミノ酸から選ばれるいずれかのアミノ酸であり、該アミノ酸はかさ高い疎水性基(アシル基または脂肪酸が好ましい)で修飾され;
各X3は独立してアミノ酸から選ばれ、該アミノ酸は天然または合成アミノ酸から選ばれ;
ここで、1つ以上のX1およびX3は場合により、かさ高い疎水性基(アシル基または脂肪酸が好ましい)で修飾され得て;
Z2は場合により現存する保護基であり;
mは1〜10の範囲の整数であり;
nは0または1〜35の範囲の整数であり;そして、
(a)該グレイン様−化合物は配列番号1と少なくとも80%相同である(例えば、配列番号1と少なくとも85%相同である)という条件で、該グレイン様−化合物またはその医薬的に許容し得る塩は長さが27〜28個のアミノ酸であり;および/または、
(b)該グレイン様−化合物は配列番号1と少なくとも90%相同である、
該使用。
【請求項2】
グレイン様−化合物は配列番号1と少なくとも95%相同である、請求項1記載の使用。
【請求項3】
グレイン様−化合物は配列番号1と少なくとも98%相同である、請求項1記載の使用。
【請求項4】
mは1〜9の範囲の整数であり、例えば1〜8、1〜7、1〜6、1〜5、1〜4、1〜3、1〜2、2である、請求項1〜3のいずれか1つに記載の使用。
【請求項5】
X2は修飾Ser、修飾Cys、および修飾Lysの群から選ばれ、例えばX2は修飾Serである、請求項1〜4のいずれか1つに記載の使用。
【請求項6】
グレイン様−化合物は、
式II:Z1−Gly−(X1)m−1−(X2)−(X3)n−Z2;
式III:Z1−Gly−Ser−(X2)−(X3)n−Z2;および、
式IV:Z1−Gly−(X2)−(X3)n−Z2
の化合物から選ばれる、請求項1〜5のいずれか1つに記載の使用。
【請求項7】
グレイン様−化合物は式IIIを有する、請求項6記載の使用。
【請求項8】
nは1〜25の範囲の整数であり、例えば1〜24、1〜15、1〜10、10〜25、10〜24、15〜25、15〜24である、請求項1〜7のいずれか1つに記載の使用。
【請求項9】
アシル基は、C1〜C35アシル基から選ばれ、例えばC1〜20アシル基、C1〜C15アシル基、C6〜C15アシル基、C6〜C12アシル基、C8〜C12アシル基から選ばれる、請求項1〜8のいずれか1つに記載の使用。
【請求項10】
アシル基は、C7アシル基、C8アシル基、C9アシル基、C10アシル基、C11アシル基、およびC12アシル基の群から選ばれる、請求項1〜9のいずれか1つに記載の使用。
【請求項11】
アシル基は、C8アシル基およびC10アシル基の群から選ばれる、請求項1〜10のいずれか1つに記載の使用。
【請求項12】
アシル基は、C7アシル基、C9アシル基、およびC11アシル基の群(例えば、C9アシル基およびC11アシル基の群)から選ばれる、請求項1〜11のいずれか1つに記載の使用。
【請求項13】
グレリン様−化合物は、グレリンまたはその医薬的に許容し得る塩である、請求項1記載の使用。
【請求項14】
グレイン様−化合物は、配列番号1、配列番号2、または配列番号3を有する、請求項1記載の使用。
【請求項15】
薬剤は皮下投与用の製剤である、請求項1〜14のいずれか1つに記載の使用。
【請求項16】
製剤は、凍結乾燥物としてグレリン様−化合物またはその塩を含み、そして該製剤はさらに溶媒を含み、該凍結乾燥物および該溶媒は、投与するまで別々のコンパートメント内とする、請求項1〜15のいずれか1つに記載の使用。
【請求項17】
該製剤はグレリン様−化合物またはその塩の溶液である、請求項1〜16のいずれか1つに記載の使用。
【請求項18】
溶媒は生理食塩水である、請求項16または17のいずれかに記載の使用。
【請求項19】
薬剤は食前または食間に投与する、請求項1〜18のいずれか1つに記載の使用。
【請求項20】
薬剤は体重kg当たり10ng〜10mgのグレリンと当量の濃度で投与する、請求項1〜19のいずれか1つに記載の使用。
【請求項21】
薬剤は、体重kg当たり0.1μg〜1mgのグレリン、例えば体重kg当たり0.5μg〜0.5mgのグレリン、体重kg当たり1.0μg〜0.1mgのグレリン、体重kg当たりの1.0μg〜50μgのグレリン、体重kg当たり1.0μg〜10μgのグレリンと当量の濃度で投与する、請求項20記載の使用。
【請求項22】
薬剤は、体重kg当たり0.1μg〜1mgのグレリン、例えば体重kg当たり0.5μg〜0.5mgのグレリン、体重kg当たりの1.0μg〜0.1mgのグレリン、体重kg当たり1.0μg〜50μgのグレリン、体重kg当たりの1.0μg〜10μgのグレリンと当量の濃度で投与する、請求項21記載の使用。
【請求項23】
薬剤は食前または食間にボーラスで投与し、該ボーラスは0.3μg〜600mgのグレリンと当量のグレリン様−化合物またはその塩を含有する、請求項1〜22のいずれか1つに記載の使用。
【請求項24】
薬剤は食前または食間にボーラスで投与し、該ボーラスは2.0μg〜200mgのグレリン、例えば5.0μg〜100mgのグレリン、10μg〜50mgのグレリン、10μg〜5mgのグレリン、10μg〜1.0mgのグレリンと当量のグレリン様−化合物またはその塩を含有する、請求項23記載の使用。
【請求項25】
薬剤は1日に1〜3回投与し、各投与は、食間または食事のほぼ180分前、例えば食事のほぼ90分前、食事のほぼ45分前、食事のほぼ30分前、食事のほぼ25分前、食事のほぼ20分前、食事のほぼ15分前、食事のほぼ10分前、食事のほぼ5分前に行なう、請求項1〜24のいずれか1つに記載の使用。
【請求項26】
薬剤は1日に3回投与する、請求項25記載の使用。
【請求項27】
癌性悪液質は異化作用障害によって生じる、請求項1〜26のいずれか1つに記載の使用。
【請求項28】
癌性悪液質は摂食障害によって生じる、請求項1〜26のいずれか1つに記載の使用。
【請求項29】
個体は肺癌、膵臓癌、肝臓癌、または消化管癌から選ばれる癌を患っている、請求項1〜27のいずれか1つに記載の使用。
【請求項30】
薬剤は化学療法薬剤と併用して投与する、請求項1〜29のいずれか1つに記載の使用。
【請求項31】
癌性悪液質の治療または予防は、食欲の刺激、食物摂取の刺激、体重の増加もしくは体重の維持の刺激、および/または体脂肪量の増大を生じる、請求項1〜30のいずれか1つに記載の使用。
【請求項32】
癌性悪液質を予防しまたは治療するための方法であって、処置が必要な個体に有効な量の請求項1〜14のいずれか1つに記載するグレリン−様化合物を投与することを含む、該方法。
【請求項33】
癌を予防しまたは治療するための方法であって、処置が必要な個体に有効な量の請求項1〜14のいずれか1つに記載する分泌促進物質を抗新生物処置と併用して投与することを含む、該方法。
【請求項34】
抗新生物処置は放射線療法である、請求項33記載の方法。
【請求項35】
抗新生物処置は化学療法である、請求項33記載の方法。
【請求項36】
癌性悪液質の治療または予防は、食欲の刺激、食物摂取の刺激、体重の増加もしくは体重の維持の刺激、および/または体脂肪量の増大を生じる、請求項33〜35のいずれか1つに記載の方法。
【請求項37】
悪液質を予防しまたは治療する方法であって、処置が必要な個体に有効な量のグレリン−様化合物および有効な量のNSAID薬剤を投与することを含む、該方法。
【請求項38】
グレリン−用化合物は請求項1〜14のいずれか1つにおいて記載する、請求項37記載の方法。
【請求項39】
皮下投与用製剤における薬剤の製造、個体に皮下用量の薬剤を投与することによる個体における食欲の刺激のための、グレリン−用化合物またはその医薬的に許容し得る塩の使用であって、ここで、
グレリン−様化合物は、式I:
Z1−(X1)m−(X2)−(X3)n−Z2;
によって定義される構造を含み、式中、
Z1は、場合により現存する保護基であり;
各X1は独立してアミノ酸から選ばれ、ここで該アミノ酸は天然または合成アミノ酸から選ばれ;
X2は天然または合成アミノ酸から選ばれるいずれかのアミノ酸であり、該アミノ酸はかさ高い疎水性基(アシル基または脂肪酸が好ましい)で修飾され;
各X3は独立してアミノ酸から選ばれ、該アミノ酸は天然または合成アミノ酸から選ばれ;
ここで、1つ以上のX1およびX3は場合により、かさ高い疎水性基(アシル基または脂肪酸が好ましい)で修飾され得て;
Z2は場合により現存する保護基であり;
mは1〜10の範囲の整数であり;
nは0または1〜35の範囲の整数である、
該使用。
【請求項40】
グレリン−様化合物は請求項1〜14のいずれか1つに記載する、請求項39記載の使用。
【請求項41】
製剤は請求項15〜19のいずれか1つに記載する、請求項40記載の使用。
【請求項42】
溶媒は生理食塩水である、請求項41記載の使用。
【請求項43】
薬剤は請求項19〜26のいずれか1つに記載する通り投与する、請求項39〜42のいずれか1つに記載の使用。
【請求項44】
個体はリポジストロフィーを患っている、請求項39〜43のいずれか1つに記載の使用。
【請求項1】
処置の必要な個体における癌性悪液質の予防または治療のための薬剤の製造における、グレリン−様化合物またはその医薬的に許容し得る塩の使用であって、ここで、
該グレリン−様化合物は、式I:
Z1−(X1)m−(X2)−(X3)n−Z2;
によって定義される構造を含み、式中、
Z1は、場合により現存する保護基であり;
各X1は独立してアミノ酸から選ばれ、ここで該アミノ酸は天然または合成アミノ酸から選ばれ;
X2は天然または合成アミノ酸から選ばれるいずれかのアミノ酸であり、該アミノ酸はかさ高い疎水性基(アシル基または脂肪酸が好ましい)で修飾され;
各X3は独立してアミノ酸から選ばれ、該アミノ酸は天然または合成アミノ酸から選ばれ;
ここで、1つ以上のX1およびX3は場合により、かさ高い疎水性基(アシル基または脂肪酸が好ましい)で修飾され得て;
Z2は場合により現存する保護基であり;
mは1〜10の範囲の整数であり;
nは0または1〜35の範囲の整数であり;そして、
(a)該グレイン様−化合物は配列番号1と少なくとも80%相同である(例えば、配列番号1と少なくとも85%相同である)という条件で、該グレイン様−化合物またはその医薬的に許容し得る塩は長さが27〜28個のアミノ酸であり;および/または、
(b)該グレイン様−化合物は配列番号1と少なくとも90%相同である、
該使用。
【請求項2】
グレイン様−化合物は配列番号1と少なくとも95%相同である、請求項1記載の使用。
【請求項3】
グレイン様−化合物は配列番号1と少なくとも98%相同である、請求項1記載の使用。
【請求項4】
mは1〜9の範囲の整数であり、例えば1〜8、1〜7、1〜6、1〜5、1〜4、1〜3、1〜2、2である、請求項1〜3のいずれか1つに記載の使用。
【請求項5】
X2は修飾Ser、修飾Cys、および修飾Lysの群から選ばれ、例えばX2は修飾Serである、請求項1〜4のいずれか1つに記載の使用。
【請求項6】
グレイン様−化合物は、
式II:Z1−Gly−(X1)m−1−(X2)−(X3)n−Z2;
式III:Z1−Gly−Ser−(X2)−(X3)n−Z2;および、
式IV:Z1−Gly−(X2)−(X3)n−Z2
の化合物から選ばれる、請求項1〜5のいずれか1つに記載の使用。
【請求項7】
グレイン様−化合物は式IIIを有する、請求項6記載の使用。
【請求項8】
nは1〜25の範囲の整数であり、例えば1〜24、1〜15、1〜10、10〜25、10〜24、15〜25、15〜24である、請求項1〜7のいずれか1つに記載の使用。
【請求項9】
アシル基は、C1〜C35アシル基から選ばれ、例えばC1〜20アシル基、C1〜C15アシル基、C6〜C15アシル基、C6〜C12アシル基、C8〜C12アシル基から選ばれる、請求項1〜8のいずれか1つに記載の使用。
【請求項10】
アシル基は、C7アシル基、C8アシル基、C9アシル基、C10アシル基、C11アシル基、およびC12アシル基の群から選ばれる、請求項1〜9のいずれか1つに記載の使用。
【請求項11】
アシル基は、C8アシル基およびC10アシル基の群から選ばれる、請求項1〜10のいずれか1つに記載の使用。
【請求項12】
アシル基は、C7アシル基、C9アシル基、およびC11アシル基の群(例えば、C9アシル基およびC11アシル基の群)から選ばれる、請求項1〜11のいずれか1つに記載の使用。
【請求項13】
グレリン様−化合物は、グレリンまたはその医薬的に許容し得る塩である、請求項1記載の使用。
【請求項14】
グレイン様−化合物は、配列番号1、配列番号2、または配列番号3を有する、請求項1記載の使用。
【請求項15】
薬剤は皮下投与用の製剤である、請求項1〜14のいずれか1つに記載の使用。
【請求項16】
製剤は、凍結乾燥物としてグレリン様−化合物またはその塩を含み、そして該製剤はさらに溶媒を含み、該凍結乾燥物および該溶媒は、投与するまで別々のコンパートメント内とする、請求項1〜15のいずれか1つに記載の使用。
【請求項17】
該製剤はグレリン様−化合物またはその塩の溶液である、請求項1〜16のいずれか1つに記載の使用。
【請求項18】
溶媒は生理食塩水である、請求項16または17のいずれかに記載の使用。
【請求項19】
薬剤は食前または食間に投与する、請求項1〜18のいずれか1つに記載の使用。
【請求項20】
薬剤は体重kg当たり10ng〜10mgのグレリンと当量の濃度で投与する、請求項1〜19のいずれか1つに記載の使用。
【請求項21】
薬剤は、体重kg当たり0.1μg〜1mgのグレリン、例えば体重kg当たり0.5μg〜0.5mgのグレリン、体重kg当たり1.0μg〜0.1mgのグレリン、体重kg当たりの1.0μg〜50μgのグレリン、体重kg当たり1.0μg〜10μgのグレリンと当量の濃度で投与する、請求項20記載の使用。
【請求項22】
薬剤は、体重kg当たり0.1μg〜1mgのグレリン、例えば体重kg当たり0.5μg〜0.5mgのグレリン、体重kg当たりの1.0μg〜0.1mgのグレリン、体重kg当たり1.0μg〜50μgのグレリン、体重kg当たりの1.0μg〜10μgのグレリンと当量の濃度で投与する、請求項21記載の使用。
【請求項23】
薬剤は食前または食間にボーラスで投与し、該ボーラスは0.3μg〜600mgのグレリンと当量のグレリン様−化合物またはその塩を含有する、請求項1〜22のいずれか1つに記載の使用。
【請求項24】
薬剤は食前または食間にボーラスで投与し、該ボーラスは2.0μg〜200mgのグレリン、例えば5.0μg〜100mgのグレリン、10μg〜50mgのグレリン、10μg〜5mgのグレリン、10μg〜1.0mgのグレリンと当量のグレリン様−化合物またはその塩を含有する、請求項23記載の使用。
【請求項25】
薬剤は1日に1〜3回投与し、各投与は、食間または食事のほぼ180分前、例えば食事のほぼ90分前、食事のほぼ45分前、食事のほぼ30分前、食事のほぼ25分前、食事のほぼ20分前、食事のほぼ15分前、食事のほぼ10分前、食事のほぼ5分前に行なう、請求項1〜24のいずれか1つに記載の使用。
【請求項26】
薬剤は1日に3回投与する、請求項25記載の使用。
【請求項27】
癌性悪液質は異化作用障害によって生じる、請求項1〜26のいずれか1つに記載の使用。
【請求項28】
癌性悪液質は摂食障害によって生じる、請求項1〜26のいずれか1つに記載の使用。
【請求項29】
個体は肺癌、膵臓癌、肝臓癌、または消化管癌から選ばれる癌を患っている、請求項1〜27のいずれか1つに記載の使用。
【請求項30】
薬剤は化学療法薬剤と併用して投与する、請求項1〜29のいずれか1つに記載の使用。
【請求項31】
癌性悪液質の治療または予防は、食欲の刺激、食物摂取の刺激、体重の増加もしくは体重の維持の刺激、および/または体脂肪量の増大を生じる、請求項1〜30のいずれか1つに記載の使用。
【請求項32】
癌性悪液質を予防しまたは治療するための方法であって、処置が必要な個体に有効な量の請求項1〜14のいずれか1つに記載するグレリン−様化合物を投与することを含む、該方法。
【請求項33】
癌を予防しまたは治療するための方法であって、処置が必要な個体に有効な量の請求項1〜14のいずれか1つに記載する分泌促進物質を抗新生物処置と併用して投与することを含む、該方法。
【請求項34】
抗新生物処置は放射線療法である、請求項33記載の方法。
【請求項35】
抗新生物処置は化学療法である、請求項33記載の方法。
【請求項36】
癌性悪液質の治療または予防は、食欲の刺激、食物摂取の刺激、体重の増加もしくは体重の維持の刺激、および/または体脂肪量の増大を生じる、請求項33〜35のいずれか1つに記載の方法。
【請求項37】
悪液質を予防しまたは治療する方法であって、処置が必要な個体に有効な量のグレリン−様化合物および有効な量のNSAID薬剤を投与することを含む、該方法。
【請求項38】
グレリン−用化合物は請求項1〜14のいずれか1つにおいて記載する、請求項37記載の方法。
【請求項39】
皮下投与用製剤における薬剤の製造、個体に皮下用量の薬剤を投与することによる個体における食欲の刺激のための、グレリン−用化合物またはその医薬的に許容し得る塩の使用であって、ここで、
グレリン−様化合物は、式I:
Z1−(X1)m−(X2)−(X3)n−Z2;
によって定義される構造を含み、式中、
Z1は、場合により現存する保護基であり;
各X1は独立してアミノ酸から選ばれ、ここで該アミノ酸は天然または合成アミノ酸から選ばれ;
X2は天然または合成アミノ酸から選ばれるいずれかのアミノ酸であり、該アミノ酸はかさ高い疎水性基(アシル基または脂肪酸が好ましい)で修飾され;
各X3は独立してアミノ酸から選ばれ、該アミノ酸は天然または合成アミノ酸から選ばれ;
ここで、1つ以上のX1およびX3は場合により、かさ高い疎水性基(アシル基または脂肪酸が好ましい)で修飾され得て;
Z2は場合により現存する保護基であり;
mは1〜10の範囲の整数であり;
nは0または1〜35の範囲の整数である、
該使用。
【請求項40】
グレリン−様化合物は請求項1〜14のいずれか1つに記載する、請求項39記載の使用。
【請求項41】
製剤は請求項15〜19のいずれか1つに記載する、請求項40記載の使用。
【請求項42】
溶媒は生理食塩水である、請求項41記載の使用。
【請求項43】
薬剤は請求項19〜26のいずれか1つに記載する通り投与する、請求項39〜42のいずれか1つに記載の使用。
【請求項44】
個体はリポジストロフィーを患っている、請求項39〜43のいずれか1つに記載の使用。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公表番号】特表2007−523048(P2007−523048A)
【公表日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−522237(P2006−522237)
【出願日】平成16年8月6日(2004.8.6)
【国際出願番号】PCT/DK2004/000529
【国際公開番号】WO2005/014032
【国際公開日】平成17年2月17日(2005.2.17)
【出願人】(506039911)ガストロテック・ファルマ・アクティーゼルスカブ (5)
【氏名又は名称原語表記】Gastrotech Pharma A/S
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年8月6日(2004.8.6)
【国際出願番号】PCT/DK2004/000529
【国際公開番号】WO2005/014032
【国際公開日】平成17年2月17日(2005.2.17)
【出願人】(506039911)ガストロテック・ファルマ・アクティーゼルスカブ (5)
【氏名又は名称原語表記】Gastrotech Pharma A/S
【Fターム(参考)】
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