説明

制御回路基板収納ケース

【課題】制御回路基板を内部に収容する制御回路基板収納ケースの内側に停留する空気を制御回路基板収納ケースの側方へ強制的に排出可能とする。
【解決手段】制御回路基板収納ケースのケース底部材に形成される送風口に送風ファンを設置すると共にケース底部材の裏面側に排気通路が形成された排気通路部材を設置し、制御回路基板収納ケースの内側に停留する空気を制御回路基板収納ケースの側方へ強制的に排出するようにした。また、制御回路基板収納ケースのケース底部材に形成される送風口に送風ファンを設置すると共にケース底部材の裏面側に排気ダクト部材を設置し、制御回路基板収納ケースの内側に停留する空気を制御回路基板収納ケースの側方へ強制的に排出するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、排気通路を形成した送風ファンを内蔵するぱちんこ遊技機の制御回路基板収納ケースに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的なぱちんこ遊技機には、遊技全般の統括的な制御を実行する遊技制御回路基板や、払出装置を制御して賞球や貸球の払出処理を実行する払出制御回路基板、液晶表示器や装飾LED・スピーカーを制御して多様な演出処理を実行する制御回路基板、など多くの回路基板が搭載されており、各回路基板は、不正行為の防止又は不正改造の発見の観点から、透明な樹脂素材からなるケース体(回路基板収納ケース)に収納されている。
また、前記一般的な回路基板収納ケースの素材には、熱伝導の低いアクリル系の樹脂が採用されているため、回路基板に搭載された電子部品(IC・コンデンサ・IC用冷却フィン)が発する熱がケース内にこもり易い。よって、回路基板収納ケースにおいては、回路基板の部品実装面を覆うケース蓋部材に多数の通気孔を形成し、この通気孔よりケース内部に停留する空気を外方へ逃がすよう構成されている。
【0003】
近年、演出内容の高度化に伴って制御回路基板が高機能化し、制御回路基板上に搭載される電子部品に高機能な部品が採用されたり、電子部品自体も多くなり、回路基板の実装面で発生する熱量も併せて多くなる傾向にある。このため、制御回路基板上又は制御回路基板を収納するケース体に、内部の熱を強制的に排気するための電動式送風ファンを設けるものが提案され実施されている。
例えば、特許文献1には、図6及び図7に示されている様に、電子部品がハンダ付けされた裏面71bを有する回路基板71を収納する、表ケース部61aと裏ケース部61bとからなる透明ケース61が開示されている。この透明ケースの裏ケース部(電子部品を覆う側)には、冷却ファンを設けると共に、該冷却ファンによって生じた冷却風を気流として導く流路形成手段が形成されている。
また、特許文献2には、図8〜図9に示されている様に、ベースプレート33に固定された表示制御基板11の電子部品実装面側をボックスカバー34で覆って構成される基板ボックス32が開示されている。この基板ボックス32においては、ボックス内にファンを設けると共に、ボックス内に空気を取り入れる取込口およびボックス外へ空気を排出する排気口をボックスカバーに形成することで、ファンによって排気口から強制的に熱気を排出すると共に、新たな空気を取込口へ導入している。
【特許文献1】特開2005−245504号公報
【特許文献2】特開2003−062283号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の回路基板収納ケースでは、電子部品が搭載される回路基板の実装面側を覆うカバー体に、排気口や取込口など空気が流れるための開口部が形成されている。しかし、内部の空気の排出又は外部の空気の導入量を多くして冷却効率を高めようとすると、冷却用ファンの回転数を高めるだけでは不十分で(駆動用電力が増大する)、これ以外に、例えば開口部を大きくしたり・開口部の個数を増やすなど、開口面積を大きくしなければならない。この様に回路基板収納ケースに形成される開口部の面積を広げると、回路基板への不正操作が容易になると共に、カバー体自体の強度が低下して容易に変形する問題が生じる。
【0005】
また、制御回路基板を収納する制御回路基板収納ケースは、遊技盤に埋め込まれた液晶装置の背面側に固定されると共に、当該ケースの周辺に、前記制御回路基板からの音声制御信号を受信してスピーカーの出力制御を行う音声回路基板を収納する音声回路基板収納ケースや、前記制御回路基板からのランプ制御信号を受信して装飾LEDの点灯制御を行うランプ回路基板を収納するランプ回路基板収納ケースが近接して設けられている。そして、制御回路基板収納ケース内に送風用ファンを設ける場合、制御回路基板収納ケースの排気口から前記周囲の回路基板収納ケースへ向けて暖められた空気が排出され、周囲の回路基板収納ケース内に進入してしまう。
【0006】
よって、送風用ファンを内蔵した回路基板収納ケースをぱちんこ遊技機に搭載する場合、ぱちんこ遊技機が完成した後にケースからの排気方向を変えることはできないので、ぱちんこ遊技機の設計段階で、例えば隣接する回路基板収納ケース間の距離をとったり、位置をずらしたり、隣合せにしたものを上下に重ねるなど、暖められた空気の送風方向を考慮して回路基板収納ケースの配置を決定しなければならない。しかしながら、ぱちんこ遊技機の裏面側には、例えば球タンクやタンクレールなど遊技球の球流路部材が、回路基板収納ケースを囲むよう形成されるため、設置場所の制限があるなかで回路基板ボックスの配置を決定しなければならない。
【0007】
又、回路基板収納ケース内における送風ファンの取付位置や向きを変更しようとしても、回路基板上の電子部品との関係で制限を受ける。さらに、ケースから排気された空気は、直線的に流れるだけでなく、周囲の部位を迂回して流れることもあるため、回路基板収納ケースを組み立てた状態で空気を確認することが好ましく、設計段階で空気の流れを予測することは難しい。この様に、従来の回路基板収納ケースの構造では、送風ファンを内蔵した回路基板収納ケースの周囲に他のケースを設ける場合に、回路基板収納ケースから排出される空気の排気方向が重要であり、これを考慮して基板ボックス及びその配置を設計しなければならず、設計者に大きな負担となっている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、電子部品が取付けられる実装面と電子部品が半田付けされる半田面とを有する制御回路基板と、該制御回路基板を内部に収容するためのケース蓋部材とケース底部材とから成る制御回路基板収納ケースにおいて、前記ケース底部材の表面側と裏面側とを連通させるために前記ケース底部材に形成される送風口と、該送風口に設置され前記制御回路基板収納ケースの内側に停留する空気を強制的に排出する送風ファンと、該送風ファンから排出された空気を側方へ排気可能な排気部材と、を備えていることを特徴とする制御回路基板収納ケースに関するものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明では、送風ファンを駆動させると、ケース蓋部材とケース底部材との間に停留する空気が、送風口を通ってケース底部材の裏面側へ移動し、排気通路を通って外周方向へ排気される。従って、ケース蓋部材に対して内部の空気を排出するための開口部を形成しなくても良く(小さな開口部でも十分)、ケース蓋部材に形成される開口面積を抑えることができる。
【0010】
さらに、本発明では、排気部材としての排気通路部材に形成される排気通路の出口(排気出口)を複数形成して、ケース内の空気を複数の外周方向へ排気可能に構成している。このため、排気出口又は排気出口に到る排気通路を適宜封鎖することにより、例えば上下方向のみ・左右方向のみの様に、ケース内空気の排気方向を選択することができる。従って、本発明では、回路基板収納ケースが製造されてぱちんこ遊技機に搭載された後でも、周囲の回路基板収納ケースへの送風状態を調整することができ、ぱちんこ遊技機の設計時点で正確な配置を決定していなくとも良い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明にかかる実施形態を、以下の実施例に従って説明する。
図2に示すように、ぱちんこ遊技機24の裏面には、図3に示す制御回路基板収納ケース1が取付保持部2を介して取り付けられている。この制御回路基板収納ケース1に内蔵された制御回路基板3は、制御用MPU4や各種制御用LSI5・コンデンサ6などの電子部品が設けられた表面を実装面とし、前記電子部品をハンダ付けする裏面を半田面とするプリント基板よりなる。そして、制御回路基板の実装面側には、前記電子部品以外にも、例えば主制御基板など他の基板や送風ファン7と接続するためのコネクタ8や、スピーカの音量を調整するための音量スイッチ9が設けられている。ここで、本実施形態の制御回路基板3は、送風ファン7を設置するための空間を形成するために、基板の短辺側部分の一部を切り欠いてファン収容凹部10を形成し、基板全体としては、略コ字形状を成している。そして、前記ファン収容凹部10の周囲には、制御用MPU4や各種制御用LSI5などの発熱する電子部品が配設されており、各種電子部品の発熱により暖められた空気が送風ファン7へ導入され易くなっている。なお、本実施形態では、送風ファン7の駆動電源(駆動信号)を制御回路基板上のコネクタ8を介して供給するよう配線しているが、主制御基板など制御回路基板以外の基板から直接電源を供給しても良い。
【実施例1】
【0012】
図4に示すように、本実施形態は、制御回路基板3を収納する制御回路基板収納ケース1内に、当該ケース1内の空気を送出するための送風ファン7を設けたものであって、図5及び図6に示すように、この送風ファン7から送られる空気を外部へ排出するための排気通路11を形成したものである。ここで、本実施形態の排気通路11は、制御回路基板3の半田面側に設けられるものであって、図8に示すように、その排気方向を選択可能に形成したものである。
【0013】
本実施形態の制御回路基板収納ケース1は、図4に示すように制御回路基板3および送風ファン7が取付ボス部12を介して取付ビスにより固定される透明な合成樹脂製のケース底部材1Aと、表面側に多数の通気孔13が形成された制御回路基板3の実装面側を覆う透明な合成樹脂製のケース蓋部材1Bとから構成される。そして、前記ケース蓋部材1Bと前記ケース底部材1Aには、従来と同様、封止ビスを装着する又は予備用封止ビスを収容する一対の封止部材14が前記両ケース部材の短辺側側方に形成されており、封止ビスを封止部材14に装着することでケース蓋部材1Bとケース底部材1Aとを結合している。
さらに、本実施形態では、前記ケース底部材1Aの背面側に、特定の排気通路11を形成したユニット状の排気通路部材15が、ケース底部材1Aの裏面側に形成される凹部形状の装着部に圧入することで脱着可能に取り付けられている。なお、本実施形態では、ケース底部材1Aに排気通路部材15を圧入することで装着しているが、これに限らず、回動軸及び軸受部材からなる軸支構造を両部材に設けることで開閉可能に装着することもできる。又、ケース底部材1Aと排気通路部材15との間に、両部材の隙間を埋めるようゴム部材を介在させて、送付ファン7からの空気がケース外へ漏れ難くしても良い。
【0014】
ここで、前記ケース底部材1Aには、送風ファンを取付ける取付ボス部12(4カ所)が立設されていると共に、この取付ボス部12の内側に送風用ファン7からの空気を裏面側へ送るための送風口16が形成されている。又、前記排気通路部材15には、各長辺部分の2カ所および各短辺部分の1カ所に形成された排気出口17を有する排気通路11が区画形成され、この排気通路11の一部(排気入口)が前記送風口16と連通している。従って、本実施形態では、送付ファン7を起動させた場合、ケース底部材1Aに固定された送風ファン7によって、ケース蓋部材1Bの内側に停留する暖められた空気が送風口16へ送られ、この送られた空気が排気入口18へ進入して排気通路11を通って、各排気出口17から排出されるよう構成されている。さらに、図7に示すように、排気通路部材15の表側(ケース底部材1Aへ装着される側)には、排気通路11の十字部分(交差部分)の近傍に、ゴム製の板状遮蔽部材19を、各通路部分を遮断するように装着するための遮蔽用凹部20が形成されている。
【0015】
従って、本実施形態では、ケース底部材1Aの遮蔽用凹部20に遮蔽部材19を適宜装着した後、ケース底部材1Aに排気通路部材15を装着した場合、遮蔽部材19によって、排気通路11における送風ファン7からの空気の流れが制限され、任意の排気出口17から空気を選択的に排出することができる。図8(A)に示すように遮蔽部材19を全く装着しない場合には、上下左右全ての方向に空気が排気され、図8(B)に示すように遮蔽部材19を上下方向の通路を塞ぐように装着した場合には、左右方向にのみ空気が排気され、図8(C)に示すように遮蔽部材19を左右方向の通路を塞ぐように装着した場合には、上下方向にのみ空気が排気されることとなる。
【0016】
又、送風口16と排気出口17との間には排気通路11が形成されているため、例えば排気出口17から異物を進入させるなどの不正がされ難い。又、制御回路基板収納ケース1内の空気を送風ファン7で強制的に排出するため、ケース蓋部材1Bに形成される通気孔13を小さくでき、不正行為がされ難い。
【0017】
上記実施例1では、図7及び図8に示すように、排気される空気の流れる方向が変化する十字部分に遮蔽部材19を装着して、効率良く空気を任意の方向へ誘導しているが、これに限らず、図9に示すように、排気通路11の各排気出口17に、ゴム製の蓋部材21を装着して、排気方向を制限しても良い。
【0018】
また、上記実施例1では図6に示すように、排気通路部材15の内部に形成した排気通路11によって空気を誘導しているが、これに限らず、例えば図10に示すように、区画された排気通路11を省略し、送風口16からの空気を受ける単なる排気用空間22を形成し、この排気用空間22から各排気出口17を通って外部へ空気が排気されるように構成しても良い。この場合、通路部分を通ることによる排気抵抗を小さくすることが可能であり、空気を排気出口17からスムーズに排出することができる。勿論、各排気出口17には、適宜上記蓋部材21を装着しておく。
【0019】
更に、上記実施例1では図3乃至図5に示すように、送風ファン7の周囲に発熱源となるLSI等を配設するため、プリント基板の一部を切欠いてファン収容凹部10を形成し、その内側に送風ファン7を配置するようにしているが、これに限らず、例えばプリント基板の中央部分に開口部を形成し、この開口部の内側に送風ファン7を配設しても良い。この場合、送風ファン7の周囲に多くの各種LSI等を配設することも可能であり、より多くの暖かい空気を送風ファン7から排出することができる。
【0020】
また、上記実施例1では図4乃至図6に示すように、制御回路基板3の裏面(半田面)側に縦横に排気通路11を形成しているが、これに限らず、例えば制御回路基板3の外周(側方)に沿って排気通路を形成するなど、制御回路基板3を避けるよう排気通路を形成しても良い。
【実施例2】
【0021】
制御回路基板3を収納する制御回路基板収納ケース1内に、当該ケース内の空気を送風するための送風ファン7を設けるものであって、図11に示すように、この送風ファン7から送られる空気を外部へ放出するため排気部材としての排気ダクト部材23を装着したものである。ここで、この排気ダクト部材は、制御回路基板収納ケースの裏面側に回転可能に装着され、その排気方向を選択可能に構成したものである。なお、この実施例2の制御回路基板3および制御回路基板用のケース蓋部材1Bは、実施例1と同様である。
【0022】
実施例2のケース底部材1A’は、上記実施例1とほぼ同様であるが、送風ファン7からの空気を裏面側へ送るため送風口16’が円形に形成されている。一方、排気ダクト部材23は、前記送風口16’よりやや径小に形成された圧入部を有する円筒形状の取付用筒部23Aと、この取付用筒部23Aの一端側に形成される排気用筒部23Bとからなり、両筒部は連通するよう形成されている。そして、前記排気用筒部23Bには、当該筒部内の空気を外周方向へ放出するために扇形状のダクト口部23Cが形成されている。従って、ケース底部材1A’の裏面側に開口する送風口16’に排気ダクト部材23の取付用筒部23Aを圧入装着すると、送風口16’から排気ダクト部材23の内部を通ってダクト口部23Cから空気が排出される。このとき、送風口16’に対して取付用筒部23Aを圧入しているため、任意の方向へダクト口部23Cが向くように、排気ダクト部材23の取付方向を調整することで、制御回路基板収納ケース1’内の空気を任意の方向へ排出することができる。
【0023】
上記実施例2では、図11に示すように、取付用筒部23Aを送風口16’に圧入することで排気ダクト部材23をケース底部材1A’に対して回動可能に取り付けているが、これに限らず、例えば排気ダクト部材23の取付用筒部23Aに弾性係合爪片を形成すると共にケース底部材1A’の送風口16’側に係合凹部を形成し、両者を係合させることで抜け難くしても良い。又、排気ダクト部材23の取付用筒部23Aにリング形状のゴム部材を巻装することにより、送風ファン7からの空気を漏れ難くすると共に排気ダクト部材23を抜け難くすることができる。
【産業上の利用可能性】
【0024】
本発明では、送風ファンを駆動させると、ケース蓋部材とケース底部材との間に停留する空気が、送風口を通ってケース底部材の裏面側へ移動し、排気通路を通って外周方向へ排気される。従って、ケース蓋部材に対して内部の空気を排出するための開口部を形成しなくても良く(小さな開口部でも十分)、ケース蓋部材に形成される開口面積を抑えることができる。
さらに、本発明では、排気通路部材に形成される排気通路の出口(排気出口)を複数形成して、ケース内の空気を複数の外周方向へ排気可能に構成している。このため、排気出口又は排気出口に到る排気通路を適宜封鎖することにより、例えば上下方向のみ・左右方向のみの様に、ケース内空気の排気方向を選択することができる。従って、本発明では、回路基板収納ケースが製造されてぱちんこ遊技機に搭載された後でも、周囲の回路基板収納ケースへの送風状態を調整することができ、ぱちんこ遊技機の設計時点で正確な配置を決定していなくとも良い。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】ぱちんこ遊技機24の正面図である
【図2】ぱちんこ遊技機24の背面図である。
【図3】制御回路基板収納ケース1の斜視図及びこのケースに内蔵された制御回路基板3の透視図である
【図4】制御回路基板3を内蔵した制御回路基板収納ケース1の分解斜視図及びこれに装着される排気通路部材15の斜視図である。
【図5】制御回路基板収納ケース1の正面図及びこのケースのA−A’断面図、B−B’断面図である。
【図6】排気通路部材15の分解斜視図である。
【図7】排気通路部材15及びこれに装着される遮蔽部材19の斜視図である。
【図8】図5のA−A’断面図において適宜遮蔽部材15を装着した場合のC−C’断面図である。
【図9】蓋部材21を装着する制御回路基板収納ケース1の斜視図である。
【図10】排気通路部材15の内部に形成した排気通路11を省略し排気用空間22を形成した排気用通路部材15の斜視図である。
【図11】排気ダクト部材23を装着した制御回路基板収納ケース1’の裏面斜視図である。
【符号の説明】
【0026】
1、1’ 制御回路基板収納ケース
1A、1A’ ケース底部材
1B ケース蓋部材
2 取付保持部
3 制御回路基板
4 制御用MPU
5 制御用LSI
6 コンデンサ
7 送風ファン
8 コネクタ
9 音量スイッチ
10 ファン収容凹部
11 排気通路
12 取付ボス部
13 通気孔
14 封止部材
15 排気通路部材
16、16’ 送風口
17 排気出口
18 排気入口
19 遮蔽部材
20 遮蔽用凹部
21 蓋部材
22 排気用空間
23 排気ダクト部材
23A 取付用筒部
23B 排気用筒部
23C ダクト口部
24 ぱちんこ遊技機
25 整流用凹部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子部品が取付けられる実装面と電子部品が半田付けされる半田面とを有する制御回路基板と、
該制御回路基板を内部に収容するためのケース蓋部材とケース底部材とから成る制御回路基板収納ケースにおいて、
前記ケース底部材の表面側と裏面側とを連通させるために前記ケース底部材に形成される送風口と、
該送風口に設置され前記制御回路基板収納ケースの内側に停留する空気を強制的に排出する送風ファンと、
該送風ファンから排出された空気を側方へ排気可能な排気部材と、
を備えていることを特徴とする制御回路基板収納ケース。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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