制御装置、録画機器
【課題】本発明は、放送局などの外部装置から送信された区別情報に基づいて、ユーザに推薦番組情報を提供できる制御装置を提供する。
【解決手段】レコーダー1は、コントローラ14を備える。コントローラ14は、複数の番組情報を取得する。コントローラ14は、複数の番組情報のうち、一部の番組情報について、他の番組と区別する放送局区別情報を放送局から放送された情報から取得する。コントローラ14は、放送局区別情報に基づいて、複数の番組情報の一部の推薦番組情報を表示画面として表示装置2に表示させる。
【解決手段】レコーダー1は、コントローラ14を備える。コントローラ14は、複数の番組情報を取得する。コントローラ14は、複数の番組情報のうち、一部の番組情報について、他の番組と区別する放送局区別情報を放送局から放送された情報から取得する。コントローラ14は、放送局区別情報に基づいて、複数の番組情報の一部の推薦番組情報を表示画面として表示装置2に表示させる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放送局からの放送に含まれる番組ストリームに対応する番組情報を、ユーザに提供可能な制御装置に関する。なお、番組ストリームには、1つの番組に関する映像や音声、データ等が含まれている。
【背景技術】
【0002】
近年、放送局からの放送に番組情報(例えば、EPG情報)が含まれるようになった。このような背景に基づき、テレビ受像機や録画機器などでは、放送に含まれる番組情報を利用して、ユーザに番組情報を提供できるようになっている。
【0003】
このような環境の変化に加えて、アナログ放送からデジタル放送への切り替えに伴い、テレビ受像機や録画機器などでは、受信できるチャンネル数が増加している。
【0004】
このようなチャンネル数の増加によって、ユーザは、番組を選択できる幅が広がるといった利益を受けることができる。しかしながら、チャンネル数の増加に伴い、ユーザは、複数の番組から自分の見たい番組を探さなければならないといった不利益を受ける。
【0005】
このような状況に鑑みて、従来では特許文献1のような技術が提案されている。特許文献1では、ユーザの視聴履歴を用いてユーザの嗜好を判定する。そして特許文献1では、ユーザの嗜好に基づいて推薦番組情報を提供する。
【特許文献1】特開2002−112186号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特許文献1では、ユーザの嗜好に基づいて推薦番組情報を提供するようにしているが、他人の嗜好に基づいて推薦番組情報を提供するようなことは記載されていない。
【0007】
このようにユーザの嗜好に基づいて推薦番組情報を提供する場合、例えば、ユーザの視聴履歴が十分でなければ、ユーザに有益な推薦番組情報を提供できない可能性がある。つまり、機器は、使用が開始された時点ではユーザの視聴情報を多く得ることができず、有益な情報をユーザに提供できない可能性がある。
【0008】
そこで本発明は、上記課題を解決するために、機器(装置)の使用開始時点においても、より有益な推薦番組情報を提供できる制御装置又はこの制御装置を備える録画機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、表示装置と接続可能な制御装置であって、複数の番組に関する情報を取得する番組情報取得手段と、前記複数の番組に関する情報のうち、一部の番組に関する情報について、他の番組と区別する区別情報を外部装置から取得する区別情報取得手段と、前記区別情報取得手段で取得した区別情報に基づいて、前記複数の番組に関する情報の一部を表示画面として前記表示装置に表示させる表示制御手段と、を備える。
【0010】
このようにすれば、制御装置は、例えば、放送局などから送信された区別情報に基づいて、ユーザに推薦番組情報を提供できる。
【0011】
また、好ましくは、前記表示制御手段は、前記区別情報取得手段から取得した区別情報に基づく一部の番組に関する情報のみを表示画面として前記表示装置に表示させる。
【0012】
また、好ましくは、前記外部装置は、自装置と異なる複数の装置と接続可能であり、前記外部装置は、前記番組に関する情報に対応する番組の視聴に関する情報、録画に関する情報、又は、予約に関する情報のうち、少なくとも1つの情報を前記自装置と異なる複数の装置から取得可能である。そして前記区別情報は、前記番組の視聴に関する情報、録画に関する情報、又は、予約に関する情報の少なくとも1つの情報に基づく。
【0013】
このようにすれば、制御装置は、他の機器のユーザの嗜好に基づいて、ユーザに推薦番組情報を提供できる。
【発明の効果】
【0014】
すなわち、本発明によれば、装置の使用開始時点においても、より有益な推薦番組情報を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
(実施の形態1)
以下、本発明の一実施の形態に係るレコーダー1を説明する。
【0016】
〔1.実施の形態1の概要〕
レコーダー1は、放送局から放送を受信する。放送には、複数の番組ストリームが含まれている。なお、放送には、番組情報、及び/又は、放送局区別情報が含まれることがある。一方、レコーダー1は、放送局が持つサーバ装置からネットワーク4を介して他社嗜好区別情報を取得可能である。ここで放送局区別情報や他社嗜好区別情報は、複数の番組情報のうち、一部の番組情報について、他の番組情報と区別する情報である。
【0017】
レコーダー1は、取得した放送局区別情報又は他社嗜好区別情報に基づいて、番組情報のうち一部の番組情報を推薦番組情報として、ユーザに提供する。つまり、レコーダー1は、推薦番組情報を示す表示画面を、表示装置2に出力する。表示装置2は、受信した表示画面を表示する。
【0018】
〔2.レコーダー1と他の装置との関係(図1)〕
レコーダー1は、表示装置2、ネットワーク4及びアンテナ5と、有線又は無線で接続可能である。以下、レコーダー1と接続可能な装置の説明を行なう。
【0019】
アンテナ5は、放送局(放送送信装置)からの放送を受信し、レコーダー1に送信する。アンテナ5は、例えば、UHFアンテナやパラボラアンテナなどで実現可能である。なお、放送局は、放送用の送信装置(放送送信装置)を用いて、電波を発生している。アンテナ5は、この電波を受信することで、番組情報を含む放送を取得する。
【0020】
ネットワーク4は、放送局が持つサーバ装置6等に接続されており、例えば、サーバ装置6とレコーダー1を繋ぐ通信路となる。つまり、サーバ装置6は、ネットワーク4を介して、レコーダー1からの信号を受け付けることができる。また、サーバ装置6は、レコーダー1からの信号に応じて、自装置に記憶された情報をレコーダー1に送信することができる。例えば、サーバ装置6は、レコーダー1に、番組表を構成する複数の番組情報を送信することができる。
【0021】
リモコン3は、ユーザの指示を受け付け、受け付けた指示に応じた操作信号をレコーダー1に送信するものである。リモコン3は、操作部31と送信部32を備えている。操作部31は、複数の釦で構成され、ユーザによってこれら釦が操作されたことを検知する。送信部32は、操作部31が検知した操作に基づく操作信号を、レコーダー1に送信する。
【0022】
表示装置2は、レコーダー1から送信された画面情報に基づいて、ディスプレー上に画面を表示する。表示装置2は、例えば、液晶ディスプレー、プラズマディスプレー、有機ELディスプレーなどが考えられるがこれに限定されない。
【0023】
ここでサーバ装置6は、レコーダー1と異なる複数の装置(レコーダーやテレビ受像機)ともネットワーク4を介して接続可能である。例えば、図3のようにサーバ装置6は、複数の装置(例えば、テレビ受像機200、テレビ受像機300、レコーダー400、レコーダー500)と、ネットワーク4を介して接続される。サーバ装置6は、複数の装置から録画予約履歴の情報、視聴予約履歴の情報、視聴履歴の情報、又は/及び、録画履歴の情報を受信することが可能である。録画予約履歴や視聴予約履歴の情報は、将来の番組情報に関する情報である。視聴履歴や録画履歴の情報は、過去の番組情報に関する情報である。なお、サーバ装置6に送信されるこれらの情報の詳細は、レコーダー1の構成で説明を行う。ここで本実施の形態では、レコーダー1が上記情報を送信できるように構成されているが、送信できなくてもかまわない。
【0024】
サーバ装置6では、複数の装置から受け付けた録画予約履歴、視聴予約履歴、録画履歴や視聴履歴の情報をまとめる。例えば、サーバ装置6では、どの番組が最も多く予約されているかを集計する。また、サーバ装置6は、どの番組が最も多く録画されているかを集計する。集計した情報は、録画予約履歴の場合、例えば、図6のような情報になる。サーバ装置6は、集計した情報を他者嗜好区別情報として、レコーダー1に送信可能である。
【0025】
サーバ装置6は、例えば、録画予約履歴の最も多かった番組情報から15番目までの番組情報を他者嗜好区別情報として送信する。これによって、レコーダー1は、この録画予約履歴に基づいた推薦番組情報の提供が可能になる。
【0026】
〔3.レコーダー1の構成(図1)〕
レコーダー1の構成を説明する。レコーダー1は、チューナ11、フラッシュメモリ12、バッファメモリ13、コントローラ14、入出力インターフェース15、受信部16、アンテナ用端子17、メモリカードスロット7、LAN用コネクタ18及びドライブ装置19等を備えてなる。なお、コントローラ14は、タイマーを備えており、自装置のシステム時間を計数している。以下具体的に説明する。
【0027】
チューナ11は、同調回路を持つ装置である。チューナ11は、アンテナ5で受信した放送を、アンテナ用端子17を介して取得する。ここで放送には、1又は複数の番組ストリーム、及び、将来放送される番組ストリームに対応する番組情報が含まれている。番組ストリームは、動画像、音声やデータなどを有する。番組情報は、図2に示すように、1つの番組に対して、「放送日」、「開始時間」、「継続時間」、「放送局」、「番組名」、「縮小一部動画像」、「代表静止画」、「番組ジャンル」等のデータが含まれている。
「縮小一部動画像」は、番組ストリームに対して画素数が小さい動画像である。また、「縮小一部動画像」は、番組ストリームに対して再生時間が短い動画像である。例えば、番組ストリーム「映画ABC」において、画面数が縦1080×横1920であり、再生時間が3時間である場合、この番組ストリームに対応する番組情報の「縮小一部動画像」は、画素数が縦480×横640ピクセル、再生時間が10秒のようになる。「縮小一部動画像」は番組情報に含まれなくてもよい。
【0028】
また、「代表静止画」には、例えば、番組ストリームの一部を切り出した静止画を、縮小したものが考えられる。番組ストリーム「映画ABC」の画素数が縦1080×横1920ピクセルである場合、「代表静止画」は、番組ストリームの一部の画面を、縦480×横640ピクセルにしたものが考えられる。なお、「代表静止画」は、番組ストリームの一部の静止画と異なる静止画であってもよい。また、「代表静止画」は番組情報に含まれなくてもよい。
「番組ジャンル」は、一意の識別符号が割り付けてあり、この識別符号に基づいて、番組ストリームのジャンルを判別できる。本実施の形態では、「映画」は「211」、「スポーツ」は「311」、「アニメ」は「411」、「ドラマ」は「511」、「その他」は「911」のような識別符号が割り付けられている。
【0029】
また、本実施の形態では、番組情報に付随して放送局区別情報が含まれている。この放送局区別情報は、放送局が付与した情報である。放送局区別情報は、番組情報に付加された状態で取得される。例えば、番組情報に付随する形で「お勧め番組」のデータとして取得される。「お勧め番組」のデータには、お勧めジャンル(お勧めするジャンル)とお勧めレベル(ジャンルにおける番組のお勧めレベル)の情報が含まれる。つまり、放送局は、「お勧め番組」のデータに、図7のような情報を含めることになる。この場合、放送局「ABJ」では、「映画ABC」がジャンル「すべて」の中で、レベル「中」となる。また、放送局「ABJ」では、「映画ABC」がジャンル「映画」の中で、レベル「高」となる。つまり、実施の形態では、「お勧め番組」のデータが複数含まれることもある。
【0030】
チューナ11は、放送から1つの番組ストリームを分離可能である。チューナ11は、この分離された番組ストリームをデコードし、デコードされた番組ストリームをバッファメモリ13に格納する。また、チューナ11は、放送から番組情報(放送局区別情報も含む)を分離可能である。チューナ11は、分離した番組情報(放送局区別情報を含む)をバッファメモリ13に格納する。なお、本実施の形態では、番組ストリームをデコードする機能をチューナ11に設けたが、コントローラ14に設けてもかまわない。
【0031】
コントローラ14は、マイクロコンピュータで実現され、レコーダー1の各部を制御する。なお、コントローラ14は、ハードワイヤードな回路で実現してもかまわない。
【0032】
コントローラ14は、チューナ11によってバッファメモリ13に格納された番組ストリームを取得する。コントローラ14は、取得した番組ストリームをフラッシュメモリ12に記憶することが可能である。また、コントローラ14は、取得した番組ストリームをドライブ装置19に送信して、ドライブ装置19の記憶媒体191に記憶させることが可能である。
【0033】
コントローラ14は、チューナ11によってバッファメモリ13に格納された番組情報(放送局区別情報を含む)を取得する。コントローラ14は、取得した番組情報(放送局区別情報を含む)を、フラッシュメモリ12に記憶する。なお、本実施の形態では、放送に含まれる番組情報を用いた番組予約について説明を行うが、これに限られず、ネットワーク4を介して放送局などのサーバ装置6から取得できる番組情報を用いて番組予約を行なってもよい。この場合、コントローラ14は、所望のタイミング(例えば、ユーザに対して番組情報を提供するタイミング)で、サーバ装置6に番組情報を要求する要求信号を送信する。サーバ装置6は、要求信号を受け付けると、複数の番組情報を送信する。これによってコントローラ14は、サーバ装置6から番組情報を取得することができる。
【0034】
同様の方法で、コントローラ14は、区別情報要求信号をサーバ装置6から取得できる。つまり、コントローラ14は、サーバ装置6に区別情報要求信号を送信する。そしてサーバ装置6は、レコーダー1から区別情報要求信号を受け付けると、他者嗜好区別情報をコントローラ14に送信する。
【0035】
コントローラ14は、リモコン3から送信された操作信号を、受信部16を介して受信可能である。受信部16は、リモコン3から送信される情報を受信するセンサである。受信部16は、受信した情報をコントローラ14に送信する。受信部16は、例えば、赤外線センサなどで実現可能である。
【0036】
コントローラ14は、サーバ装置6から送信された情報を、LAN用コネクタ18を介して取得する。コントローラ14は、取得した情報(例えば、他者嗜好区別情報)をフラッシュメモリ12に記憶する。
【0037】
コントローラ14は、入出力インターフェース15を介して、表示装置2に番組ストリームや画面情報を送信することが可能である。表示装置2は、コントローラ14から受信した情報に基づいてディスプレー上に表示画面を表示する。
【0038】
バッファメモリ13は、コントローラ14で制御処理を行う際に、ワークメモリとして作用する。バッファメモリ13は、例えば、DRAMなどで実現可能である。
【0039】
フラッシュメモリ12は、内蔵メモリとして用いられる。フラッシュメモリ12は、アンテナ用端子17の制御のためのプログラムや設定値などを記憶可能である。また、フラッシュメモリ12は、番組情報、放送局区別情報、他者嗜好区別情報や番組ストリームを記憶可能である。
【0040】
ドライブ装置19は、例えば、ハードディスクドライブやBDドライブで実現可能である。ドライブ装置19は、コントローラ14から送信された番組ストリームを、記憶媒体191に記憶する。なお、ドライブ装置19が番組ストリームを記憶する記憶媒体191は、予めレコーダー1に設けられるハードディスクのようなものであってもよいし、BDやDVDのように取り替え可能な記録メディアであってもよい。
【0041】
メモリカードスロット7は、メモリカード8を装着可能なものである。メモリカード8は、市販のムービーやデジタルカメラに装着可能であり、ムービーで撮影した動画データやデジタルカメラで撮影した静止画データなどが記憶可能である。
【0042】
ここで、レコーダー1は、サーバ装置6に録画予約履歴、視聴予約履歴、録画履歴及び視聴履歴を示す情報を送信可能である。以下では、これらの情報が、レコーダー1内でどのように生成され、どのようにサーバ装置に送信されるかを説明する。
【0043】
録画予約履歴を示す情報から説明を行う。コントローラ14は、ユーザの指示に基づいて、録画予約を受け付けると、この録画予約を受け付けた番組情報を、録画予約リスト(つまり、録画予約履歴)としてフラッシュメモリ12に記憶する。例えば、レコーダー1において、表示装置2に表示させた番組表(図4)に基づいて、「映画ABC」の録画予約を受け付けた場合、「映画ABC」の番組情報を、録画予約リストに追加する。この際、コントローラ14は、録画予約設定日時を、レコーダー1のシステム時間に基づいて追加する。録画予約リストは、例えば、図8のようになる。コントローラ14は、追加された録画予約リスト(履歴)の情報を、サーバ装置にアクセスする毎に送信する。つまり、コントローラ14は、サーバ装置にアクセスした際、録画予約リストに前回のアクセスから新たな追加があれば、その録画予約履歴の情報を、サーバ装置に送信する。例えば、コントローラ14は、前回のアクセス日時が「2008年11月10日 17:00」であり、今回のアクセス日時が「2008年11月20日 17:00」である場合、前回から今回までに録画予約リストに追加された情報を、サーバ装置6に送信する。例えば、図8では、番組名「映画ABC」及び「ドラマXYZ」に関する番組情報が、サーバ装置6に送信される。
【0044】
アクセス日時は、サーバ装置にアクセスした際にコントローラ14によってフラッシュメモリ12に記憶される。上記例の場合、コントローラ14は、「2008年11月20日 17:00」を前回のアクセス日時として、フラッシュメモリ12に記憶する。なお、視聴予約履歴は、上記と同様の方法で生成され、送信される。
【0045】
次に、録画履歴を示す情報の説明を行う。コントローラ14は、録画予約リストに基づいて番組ストリームの録画を行う。またコントローラ14は、ユーザの録画指示に基づいて、現在放送されている番組ストリームの録画を行う。ここで、コントローラ14は、番組ストリームを録画する際、この録画した番組ストリームの番組情報を、録画リスト(履歴)としてフラッシュメモリ12に記憶する。例えば、録画リストは、図9のようになる。上記と同様に、コントローラ14は、サーバ装置に対する前回のアクセスから今回のアクセスまでに録画された録画リスト(履歴)の情報をサーバ装置に送信する。なお、視聴履歴は、上記と同様の方法で生成され、送信される。
【0046】
本実施の形態では、レコーダー1からサーバ装置6に送信される情報の例として、録画予約履歴、録画履歴、視聴予約履歴、視聴履歴の情報の説明を行なった。他のレコーダー400、500でも同様の情報をサーバ装置6に送信することが可能である。また、テレビ受像機200、300でも、同様の情報をサーバ装置6に送信することが可能である。これによって、サーバ装置6は、複数の装置から録画予約履歴、視聴予約履歴、録画履歴、視聴履歴等の情報を集める(取得する)ことが可能になる。
【0047】
なお、レコーダー1は、図示しないが、家庭用電源に接続可能に構成され、家庭用電源から各部に電力が供給されて稼動する。電源については、特に限定されない。したがって、例えば、2次電池の電力に基づいて稼動するようにしてもかまわない。
【0048】
〔4.レコーダー1の動作〕
上述したレコーダー1の動作例を説明する。レコーダー1は、番組情報に基づいた録画予約の機能を実現している。この機能を説明しつつ、本発明の一例を実施の形態に適用して説明する。本実施の形態において、レコーダー1は、放送局からの放送から番組情報と放送局区別情報を取得可能である。また、レコーダー1は、サーバ装置6から他者嗜好区別情報を取得可能である。つまり、この動作例では、レコーダー1は、放送局の放送から番組情報を取得し、サーバ装置6から番組情報を取得しない。
【0049】
まず、従来の電子番組表に基づいた録画予約を説明する。コントローラ14は、ユーザから電子番組表を表示する旨の指示(リモコン3からの操作信号)を受け付けた場合、フラッシュメモリ12に記憶された複数の番組情報(例えば、番組名)を読み出し、読み出した番組情報を表示画面に変換して、表示装置2に出力する。表示装置2では、例えば、図4のような表示画面(電子番組表)が表示されることになる。表示装置2には、開始時間とチャンネルで規定される二次元状マトリックスに、複数の番組名が組み込まれて、画面上に表示されている。
【0050】
この際、ユーザは、リモコン3を操作して、複数の番組から所望の番組を選択することができる。ユーザによって所望の番組が選択されると、図5のような所望の番組を示す表示画面が表示装置2に表示される。ユーザは、選択した番組の予約指示を行なうことができる。コントローラ14は、リモコン3からの操作信号に応じて、番組表から選択された番組の予約指示を受け付ける。そしてコントローラ14は、予約指示を受け付けた番組の番組情報をフラッシュメモリ12に録画予約リストとして記憶する。
【0051】
この後、コントローラ14は、この録画予約リストにある番組情報に基づいて録画を行なう。レコーダー1の録画動作を簡単に説明する。コントローラ14は、録画予約リストにある番組情報の開始時間が、レコーダー1が持つシステム時間になると、番組情報に含まれる放送局、つまり、チャンネルにチューナ11を設定する。システム時間は、コントローラ14に設けられるタイマーによって計数される。コントローラ14は、チューナ11によってバッファメモリ13に格納された番組ストリームをドライブ装置19に送信し、この番組ストリームをドライブ装置19によって記憶媒体191に記憶させる。そしてコントローラ14は、レコーダー1のシステム時間を用いて、開始時間から継続時間経過したことを検知すると、チューナ11における番組ストリームの選択を停止させる。また、コントローラ14は、ドライブ装置19に対する番組ストリームの送信も停止する。これによって番組ストリームの録画が終了する。この際、コントローラ14は、番組情報を録画リストに追加して、フラッシュメモリ12に記憶する。また、コントローラ14は、番組情報をドライブ装置19に送信する。ドライブ装置19は、この番組情報を、先程録画した番組ストリームに関連させて、記憶媒体191に記憶する。
【0052】
なお、録画予約リストに基づく録画は、従来技術であるため、これに限られず、種々な方法で実現できる。
【0053】
次に、本実施の形態に係るレコーダー1の動作例を説明する。
【0054】
本実施の形態では、上記に示した図4のような番組情報以外に、推薦番組情報を示す表示画面を表示装置2に表示させることができる。推薦番組情報を示す表示画面は、例えば、図15のような表示画面が考えられる。以下具体的に説明する。
【0055】
まず、レコーダー1は、電源がONに設定されると、メニュー画面として、図10のような表示画面を、表示装置2に表示させる。図10は、複数の選択項目を含んだ表示画面である。複数の選択項目には、「テレビを見る」、「録画した番組を見る」、「写真を見る」、「撮影ビデオを見る」、「番組表で録画予約する」、「お勧め番組情報で録画予約する」などが含まれている。今回の主のポイントとなる選択項目は、「お勧め番組情報で録画予約する」であるが、これ以外のポイントについても簡単に説明しておく。
【0056】
ユーザは、リモコン3に設けられた上下キーを操作することで、複数の選択項目から1つの選択項目を選択可能である。つまり、レコーダー1は、リモコン3の上下キーが操作されると、選択項目の選択を切り替える。また、レコーダー1は、リモコン3の決定キーが操作されると、選択された選択項目に応じて、次の表示画面を表示させる。
【0057】
ここで本実施の形態では、記憶媒体191に記憶されている番組ストリーム、又は、メモリカード8に記憶された動画データからユーザが再生したいデータを簡単に探せるようにするため、「録画した番組を見る」、又は、「撮影ビデオを見る」の選択項目が選択された場合、次の動作を行うようにしている。なお、下記の動作は、リモコン3によって選択項目が選択された状態での動作であり、選択項目が決定された状態での動作を表しているわけではない。
【0058】
具体的には、ユーザの指示(リモコン3からの操作信号)に応じて、選択項目「録画した番組を見る」が選択されると、コントローラ14は、ドライブ装置19の記録媒体191に録画されている番組ストリームの中から、所定又は任意の数の番組ストリームを一部だけ読み出す。この後、コントローラ14は、読み出した一部の番組ストリームを復号化し、複合化した番組ストリームを表示画面上に順次表示させる。
【0059】
例えば、ドライブ装置19の記録媒体191に、「番組A」と「番組B」と「番組C」と「番組D」が記録されている場合、コントローラ14は、所定の数(例えば、3つ)の番組として、「番組A」「番組B」「番組C」のデータを一部だけ読み出す。コントローラ14は、読み出したデータを復号化して、バッファメモリ13に記憶する。なお、コントローラ14が読み出す番組は、録画した日時の新しいものを選択して、読み出すとよい。例えば、上述したようにドライブ装置19が記録媒体191に番組ストリームを記録する際、番組ストリームに番組情報を関連付けて記録していれば、関連付けて記録された番組情報から、番組の「放送日」及び「開始時間」を読み出すことで、録画した日時の新しいものを選択できる。つまり、コントローラ14は、記録媒体191に関連付けて記録された番組情報から、「放送日」及び「開始時間」を読み出す。そして、コントローラ14は、読み出した「放送日」及び「開始時間」により、自装置のシステム時間と近いものを探索する。この後、コントローラ14は、自装置のシステム時間と近い番組情報に対応する番組ストリームを読み出す対象の番組として読み出す。このようにすれば、ユーザは、容易に見たい番組を探すことが出来ると共に、番組が録画されたことを容易に知ることができる。
【0060】
説明に戻って、つまり、コントローラ14は、図11A〜Cのように、バッファメモリ13「番組A」の動画像を10秒間表示させ、次に「番組B」の動画像を10秒間表示させ、そして「番組C」の動画像を10秒間表示させる。コントローラ14は、この「番組C」の表示が終わると、再度「番組A」の動画像を10秒間表示させる。コントローラ14は、この動作を、選択項目「録画した番組を見る」が選択されている間、繰り返す。
【0061】
なお、本実施の形態では、コントローラ14が番組ストリームから一部の動画像を生成して、表示装置2に表示させるようにした。しかし、これに限らず、番組情報に「縮小一部動画像」が含まれていれば、コントローラ14は、その動画像データである「縮小一部動画像」を読み出して、表示装置2に表示させればよい。
【0062】
なお、本実施の形態では、「撮影ビデオを見る」が選択された場合も同様の動作を行う。
【0063】
また、本実施の形態では、メモリカード8に記憶された静止画データ(デジタルカメラで撮影された静止画データ)からユーザが再生したいデータを簡単に探せるようにするため、「写真を見る」の選択項目が選択された場合、次の動作を行うようにしている。なお、下記の動作は、リモコン3によって選択項目が選択された状態での動作であり、決定された状態での動作を表しているわけではない。
【0064】
具体的には、ユーザの指示に応じて、選択項目「写真を見る」が選択されると、コントローラ14は、メモリカード8に記憶されたデータの中から、所定又は任意の数の静止画データのサムネイル画像を読み出す。この後、コントローラ14は、読み出した静止画データのサムネイル画像を表示画面上に表示させる。
【0065】
例えば、メモリカード8に「2008年10月19日」撮影の静止画データが50枚、「2008年5月7日」撮影の静止画データが35枚記録されているとする。この場合、コントローラ14は、「2008年10月19日」に撮影された静止画データ(50枚)のサムネイル画像を読み出す。このようにコントローラ14は、最も近い時期に撮影された画像データ(サムネイル画像)を読み出して、表示装置2に表示させる。このようにすれば、ユーザは、容易に見たい写真を探すことが出来る。
【0066】
上記説明に戻って、コントローラ14は、読み出した画像データ(サムネイル画像)を1画面に複数(例えば、16枚)含めるように表示画面を生成する。例えば、図12のように、縦に4枚並べた表示画面を1つ作成する。ここでコントローラ14は、表示画面の流れるような表示を可能にするため、図13Aのように、縦4×横5の表示画面を生成する。そして、コントローラ14は、図13B、Cのように、写真の表示が横方向に少しずつずれる様に表示装置2に表示させる。つまり、表示装置2には、図12のような縦4×横4の表示画面が表示される。コントローラ14は、表示画面がずれて最初の1列の表示が完了すると、次に表示させる列の表示画面を生成する。このようにして、コントローラ14は、表示装置2にサムネイル画像を順次表示させる。
【0067】
本実施の形態では、コントローラ14は、50枚のサムネイル画像を読み出している。したがって、縦に4枚ずつサムネイル画像を表示した場合、最初に生成した表示画面を用いると、図14Aのように50枚目の次の行の画像データがなくなってしまう。そこで本実施の形態では、図14Bのように50枚目の下の行に1枚目と2枚目の画像データを表示させるようにしている。このようにすれば、50枚の画像データを複数回繰り返して表示した場合であっても、見た目が良い表示画面を提供できる。なお、メモリカードに記憶された静止画データに限らず、ドライブ装置19の記録媒体191に記録された静止画データであってもよい。
【0068】
では、本実施の形態の主のポイントを説明する。ユーザの指示に応じて、「お勧め番組情報で録画予約する」が選択され、決定されると、コントローラ14は、図15や図16のような表示画面を表示装置2に表示させる。この表示画面には、「放送局によるお勧め」と「他の機器のユーザによるお勧め」の選択項目が含まれている。以下、「放送局によるお勧め」と「他の機器のユーザによるお勧め」とを分けて説明を行う。
【0069】
「放送局によるお勧め」は、放送に含まれる番組情報と、番組情報に付随する放送局区別情報に基づいて行われる。以下、具体的に説明する。
【0070】
まず、コントローラ14は、放送局区別情報に基づいて、複数の番組情報の中から、推薦番組情報を選択し、選択した推薦番組情報を示す表示画面を表示装置2に表示させる。具体的には、コントローラ14は、図7のような番組情報と放送局区別情報が存在する場合、「お勧め番組」のデータにおける、「お勧めジャンル」が「すべて」で、「お勧めレベル」が「高」、「中」の番組情報を読み出し、推薦番組情報を示す表示画面を生成する。具体的には、コントローラ14は、「番組名」、「代表静止画」等を読み出して、表示画面を生成する。そして、コントローラ14は、例えば、図15のような推薦番組情報を示す表示画面を表示装置2に表示させる。なお、推薦番組情報を示す表示画面は、「お勧めレベル」が「高」と「中」で表示の大きさを異なるようにしている。これによって、ユーザは、放送局のお勧め度合いを容易に把握できるようになる。なお、ユーザは、表示された放送局のお勧め番組を選択して、録画予約することも可能である。この方法は、番組表に基づく録画予約と同様の方法で実現できる。
ここで図15には、番組をお勧めするジャンルのタブが設けられている。したがって、ユーザは、リモコン3操作によって、このタブを選択して、決定すると、そのタブに関するお勧めを見ることができる。例えば、ユーザがタブ「映画」を選択決定した場合、コントローラ14は、「お勧め番組」のデータにおける、「お勧めジャンル」が「映画」で、「お勧めレベル」が「高」、「中」である番組情報を読み出す。そしてコントローラ14は、ジャンル「映画」に関して推薦番組情報を示す表示画面を生成して、表示装置2に表示させる(図16)。
【0071】
次に、「他の機器のユーザによるお勧め」は、放送に含まれる番組情報と、サーバ装置から取得される他者嗜好区別情報に基づいて行われる。以下、具体的に説明する。本実施の形態では、他者嗜好区別情報は、他者の録画予約履歴に基づく情報である場合を例にして説明する。
【0072】
まず、コントローラ14は、他者嗜好区別情報に基づいて、複数の番組情報の中から、推薦番組情報を選択し、選択した推薦番組情報を示す表示画面を表示装置2に表示させる。コントローラ14は、他者嗜好情報として、例えば、図6に基づいた図17のような情報を取得可能である。取得される情報は、サーバ装置6において、複数の装置の録画予約履歴の情報に基づいて生成されたものである。
【0073】
コントローラ14は、例えば、他者嗜好番組情報に含まれる「番組名」に基づいて、他者嗜好区別情報に含まれる番組情報が録画予約可能か否かを判別し、録画予約可能なものだけを含んだ表示画面を生成する。「番組名」に基づいた録画予約可能か否かの判断は、以下の方法で実現可能である。例えば、コントローラ14は、フラッシュメモリ14に記憶された複数の番組情報から、上記「番組名」が含まれる番組情報を検索する。コントローラ14は、このようにして検索された番組情報から、「放送局」の情報を取得する。そしてコントローラ14は、この読み出した「放送局」の情報が、受信機に設置するカード(例えば、B−CASカード)の契約情報に含まれているか否かを判別する。これによってコントローラ14は、録画予約可能か否かを判別することができる。なお、受信機に設置されるカードは、ICチップを保持しており、ICチップ内に契約情報等が記憶されている。
【0074】
上記のように構成にすれば、レコーダーは、ユーザが録画予約できない番組情報を、推薦番組情報として表示装置に表示させるといったことを軽減できる。録画予約不可能な番組情報としては、使用機器に関してユーザが契約していない放送局の番組情報や過去の番組情報なども考えられる。コントローラ14で生成される表示画面としては、図18のような表示画面が考えられる。この場合、他者嗜好区別情報に含まれる「録画予約数」を、表示画面に含むようにしている。これによって、ユーザは、推薦表示された番組情報がどの程度人気があるのかを容易に判断できる。本実施の形態では、他者嗜好区別情報が、他者の録画予約履歴の情報に基づくとした。しかし、これに限られず、他者嗜好区別情報が、視聴予約履歴、録画履歴などの他の情報に基づいてもかまわない。なお、ユーザは、表示された放送局のお勧め番組を選択して、録画予約することも可能である。この方法は、番組表に基づく録画予約と同様の方法で実現できる。
【0075】
〔5.実施の形態と本発明の対応〕
レコーダー1は、本発明の録画機器の一例である。また、コントローラ14は、本発明の制御装置の一例である。表示装置2は、本発明の表示装置の一例である。コントローラ14は、本発明の番組情報取得手段、区別情報取得手段、及び表示制御手段の一例である。
【0076】
また、放送局区別情報及び他者嗜好区別情報は、本発明の区別情報の一例である。放送局の放送送信装置及び放送局のサーバ装置は、本発明の外部装置の一例である。
【0077】
〔6.まとめ〕
本実施の形態のレコーダー1は、コントローラ14を備える。コントローラ14は、複数の番組情報を取得する。コントローラ14は、複数の番組情報のうち、一部の番組情報について、他の番組と区別する放送局区別情報を放送局から放送された情報から取得する。コントローラ14は、放送局区別情報に基づいて、複数の番組情報の一部の推薦番組情報を表示画面として表示装置2に表示させる。
【0078】
このようにすれば、レコーダーは、例えば、放送局などから送信された放送局区別情報に基づいて、ユーザに推薦番組情報を提供できる。
【0079】
(他の実施の形態)
本発明の実施の形態として、実施の形態1を例示した。しかし、本発明は、実施の形態1に限定されず、他の実施の形態においても実現可能である。そこで、本発明の他の実施の形態を以下にまとめて説明する。
【0080】
実施の形態では、レコーダー1に設けられたコントローラ14を制御装置の一例として説明を行なった。しかし、これに限られず、テレビ受像機に設けられるLSIに適用してもかまわない。この場合、例えば、テレビ受像機は、ハードディスクドライブを備えて、ハードディスクに番組ストリームを録画すればよい。
【0081】
また、実施の形態では、レコーダーと表示装置を有線で接続した。しかし、これに限られず、無線で接続してもかまわない。また、レコーダーと表示装置は、直接接続してもよいし、間にセットトップボックスなどの他の装置を介してもよい。
【0082】
すなわち、本発明は、上記実施の形態に限られず、種々の形態で実施可能である。
【産業上の利用可能性】
【0083】
本発明の制御装置は、BDやDVDなどのレコーダーに設けられるシステムLSIなどに適用可能である。また、本発明の制御装置は、テレビ受像機に設けられるシステムLSIなどに適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0084】
【図1】本発明の実施の形態1に係るレコーダー1の構成例を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係る番組情報の一例を示す図
【図3】本発明の実施の形態1に係るサーバ装置6と他の装置との関係を示す図
【図4】本発明の実施の形態1に係る表示画面例を示す図
【図5】本発明の実施の形態1に係る表示画面例を示す図
【図6】本発明の実施の形態1に係る録画予約履歴のランキング情報を説明するための図
【図7】本発明の実施の形態1に係る番組情報を説明するための図
【図8】本発明の実施の形態1に係る録画予約リストを説明するための図
【図9】本発明の実施の形態1に係る録画リストを説明するための図
【図10】本発明の実施の形態1に係るメニュー画面の表示画面例を示す図
【図11】本発明の実施の形態1に係るメニュー画面の動画に関する表示画面例を示す図
【図12】本発明の実施の形態1に係るメニュー画面の静止画に関する表示画面例を示す図
【図13】本発明の実施の形態1に係るメニュー画面の静止画に関する表示画面の遷移を説明するための図
【図14】本発明の実施の形態1に係る静止画に関する表示画面を構成する写真の位置関係を説明するための図
【図15】本発明の実施の形態1に係る放送局区別情報に基づく表示画面例を説明するための図
【図16】本発明の実施の形態1に係る放送局区別情報に基づく表示画面例を説明するための図
【図17】本発明の実施の形態1に係る他者嗜好区別情報を説明するための図
【図18】本発明の実施の形態1に係る他者嗜好区別情報に基づく表示画面例を説明するための図
【符号の説明】
【0085】
1 レコーダー
11 チューナ
12 フラッシュメモリ
13 バッファメモリ
14 コントローラ
15 入出力インターフェース
16 受信部
17 アンテナ用端子
18 LAN用コネクタ
19 ドライブ装置
191 記憶媒体
2 表示装置
3 リモコン
31 操作部
32 送信部
4 ネットワーク
5 アンテナ
6 サーバ装置
7 メモリカードスロット
8 メモリカード
【技術分野】
【0001】
本発明は、放送局からの放送に含まれる番組ストリームに対応する番組情報を、ユーザに提供可能な制御装置に関する。なお、番組ストリームには、1つの番組に関する映像や音声、データ等が含まれている。
【背景技術】
【0002】
近年、放送局からの放送に番組情報(例えば、EPG情報)が含まれるようになった。このような背景に基づき、テレビ受像機や録画機器などでは、放送に含まれる番組情報を利用して、ユーザに番組情報を提供できるようになっている。
【0003】
このような環境の変化に加えて、アナログ放送からデジタル放送への切り替えに伴い、テレビ受像機や録画機器などでは、受信できるチャンネル数が増加している。
【0004】
このようなチャンネル数の増加によって、ユーザは、番組を選択できる幅が広がるといった利益を受けることができる。しかしながら、チャンネル数の増加に伴い、ユーザは、複数の番組から自分の見たい番組を探さなければならないといった不利益を受ける。
【0005】
このような状況に鑑みて、従来では特許文献1のような技術が提案されている。特許文献1では、ユーザの視聴履歴を用いてユーザの嗜好を判定する。そして特許文献1では、ユーザの嗜好に基づいて推薦番組情報を提供する。
【特許文献1】特開2002−112186号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特許文献1では、ユーザの嗜好に基づいて推薦番組情報を提供するようにしているが、他人の嗜好に基づいて推薦番組情報を提供するようなことは記載されていない。
【0007】
このようにユーザの嗜好に基づいて推薦番組情報を提供する場合、例えば、ユーザの視聴履歴が十分でなければ、ユーザに有益な推薦番組情報を提供できない可能性がある。つまり、機器は、使用が開始された時点ではユーザの視聴情報を多く得ることができず、有益な情報をユーザに提供できない可能性がある。
【0008】
そこで本発明は、上記課題を解決するために、機器(装置)の使用開始時点においても、より有益な推薦番組情報を提供できる制御装置又はこの制御装置を備える録画機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、表示装置と接続可能な制御装置であって、複数の番組に関する情報を取得する番組情報取得手段と、前記複数の番組に関する情報のうち、一部の番組に関する情報について、他の番組と区別する区別情報を外部装置から取得する区別情報取得手段と、前記区別情報取得手段で取得した区別情報に基づいて、前記複数の番組に関する情報の一部を表示画面として前記表示装置に表示させる表示制御手段と、を備える。
【0010】
このようにすれば、制御装置は、例えば、放送局などから送信された区別情報に基づいて、ユーザに推薦番組情報を提供できる。
【0011】
また、好ましくは、前記表示制御手段は、前記区別情報取得手段から取得した区別情報に基づく一部の番組に関する情報のみを表示画面として前記表示装置に表示させる。
【0012】
また、好ましくは、前記外部装置は、自装置と異なる複数の装置と接続可能であり、前記外部装置は、前記番組に関する情報に対応する番組の視聴に関する情報、録画に関する情報、又は、予約に関する情報のうち、少なくとも1つの情報を前記自装置と異なる複数の装置から取得可能である。そして前記区別情報は、前記番組の視聴に関する情報、録画に関する情報、又は、予約に関する情報の少なくとも1つの情報に基づく。
【0013】
このようにすれば、制御装置は、他の機器のユーザの嗜好に基づいて、ユーザに推薦番組情報を提供できる。
【発明の効果】
【0014】
すなわち、本発明によれば、装置の使用開始時点においても、より有益な推薦番組情報を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
(実施の形態1)
以下、本発明の一実施の形態に係るレコーダー1を説明する。
【0016】
〔1.実施の形態1の概要〕
レコーダー1は、放送局から放送を受信する。放送には、複数の番組ストリームが含まれている。なお、放送には、番組情報、及び/又は、放送局区別情報が含まれることがある。一方、レコーダー1は、放送局が持つサーバ装置からネットワーク4を介して他社嗜好区別情報を取得可能である。ここで放送局区別情報や他社嗜好区別情報は、複数の番組情報のうち、一部の番組情報について、他の番組情報と区別する情報である。
【0017】
レコーダー1は、取得した放送局区別情報又は他社嗜好区別情報に基づいて、番組情報のうち一部の番組情報を推薦番組情報として、ユーザに提供する。つまり、レコーダー1は、推薦番組情報を示す表示画面を、表示装置2に出力する。表示装置2は、受信した表示画面を表示する。
【0018】
〔2.レコーダー1と他の装置との関係(図1)〕
レコーダー1は、表示装置2、ネットワーク4及びアンテナ5と、有線又は無線で接続可能である。以下、レコーダー1と接続可能な装置の説明を行なう。
【0019】
アンテナ5は、放送局(放送送信装置)からの放送を受信し、レコーダー1に送信する。アンテナ5は、例えば、UHFアンテナやパラボラアンテナなどで実現可能である。なお、放送局は、放送用の送信装置(放送送信装置)を用いて、電波を発生している。アンテナ5は、この電波を受信することで、番組情報を含む放送を取得する。
【0020】
ネットワーク4は、放送局が持つサーバ装置6等に接続されており、例えば、サーバ装置6とレコーダー1を繋ぐ通信路となる。つまり、サーバ装置6は、ネットワーク4を介して、レコーダー1からの信号を受け付けることができる。また、サーバ装置6は、レコーダー1からの信号に応じて、自装置に記憶された情報をレコーダー1に送信することができる。例えば、サーバ装置6は、レコーダー1に、番組表を構成する複数の番組情報を送信することができる。
【0021】
リモコン3は、ユーザの指示を受け付け、受け付けた指示に応じた操作信号をレコーダー1に送信するものである。リモコン3は、操作部31と送信部32を備えている。操作部31は、複数の釦で構成され、ユーザによってこれら釦が操作されたことを検知する。送信部32は、操作部31が検知した操作に基づく操作信号を、レコーダー1に送信する。
【0022】
表示装置2は、レコーダー1から送信された画面情報に基づいて、ディスプレー上に画面を表示する。表示装置2は、例えば、液晶ディスプレー、プラズマディスプレー、有機ELディスプレーなどが考えられるがこれに限定されない。
【0023】
ここでサーバ装置6は、レコーダー1と異なる複数の装置(レコーダーやテレビ受像機)ともネットワーク4を介して接続可能である。例えば、図3のようにサーバ装置6は、複数の装置(例えば、テレビ受像機200、テレビ受像機300、レコーダー400、レコーダー500)と、ネットワーク4を介して接続される。サーバ装置6は、複数の装置から録画予約履歴の情報、視聴予約履歴の情報、視聴履歴の情報、又は/及び、録画履歴の情報を受信することが可能である。録画予約履歴や視聴予約履歴の情報は、将来の番組情報に関する情報である。視聴履歴や録画履歴の情報は、過去の番組情報に関する情報である。なお、サーバ装置6に送信されるこれらの情報の詳細は、レコーダー1の構成で説明を行う。ここで本実施の形態では、レコーダー1が上記情報を送信できるように構成されているが、送信できなくてもかまわない。
【0024】
サーバ装置6では、複数の装置から受け付けた録画予約履歴、視聴予約履歴、録画履歴や視聴履歴の情報をまとめる。例えば、サーバ装置6では、どの番組が最も多く予約されているかを集計する。また、サーバ装置6は、どの番組が最も多く録画されているかを集計する。集計した情報は、録画予約履歴の場合、例えば、図6のような情報になる。サーバ装置6は、集計した情報を他者嗜好区別情報として、レコーダー1に送信可能である。
【0025】
サーバ装置6は、例えば、録画予約履歴の最も多かった番組情報から15番目までの番組情報を他者嗜好区別情報として送信する。これによって、レコーダー1は、この録画予約履歴に基づいた推薦番組情報の提供が可能になる。
【0026】
〔3.レコーダー1の構成(図1)〕
レコーダー1の構成を説明する。レコーダー1は、チューナ11、フラッシュメモリ12、バッファメモリ13、コントローラ14、入出力インターフェース15、受信部16、アンテナ用端子17、メモリカードスロット7、LAN用コネクタ18及びドライブ装置19等を備えてなる。なお、コントローラ14は、タイマーを備えており、自装置のシステム時間を計数している。以下具体的に説明する。
【0027】
チューナ11は、同調回路を持つ装置である。チューナ11は、アンテナ5で受信した放送を、アンテナ用端子17を介して取得する。ここで放送には、1又は複数の番組ストリーム、及び、将来放送される番組ストリームに対応する番組情報が含まれている。番組ストリームは、動画像、音声やデータなどを有する。番組情報は、図2に示すように、1つの番組に対して、「放送日」、「開始時間」、「継続時間」、「放送局」、「番組名」、「縮小一部動画像」、「代表静止画」、「番組ジャンル」等のデータが含まれている。
「縮小一部動画像」は、番組ストリームに対して画素数が小さい動画像である。また、「縮小一部動画像」は、番組ストリームに対して再生時間が短い動画像である。例えば、番組ストリーム「映画ABC」において、画面数が縦1080×横1920であり、再生時間が3時間である場合、この番組ストリームに対応する番組情報の「縮小一部動画像」は、画素数が縦480×横640ピクセル、再生時間が10秒のようになる。「縮小一部動画像」は番組情報に含まれなくてもよい。
【0028】
また、「代表静止画」には、例えば、番組ストリームの一部を切り出した静止画を、縮小したものが考えられる。番組ストリーム「映画ABC」の画素数が縦1080×横1920ピクセルである場合、「代表静止画」は、番組ストリームの一部の画面を、縦480×横640ピクセルにしたものが考えられる。なお、「代表静止画」は、番組ストリームの一部の静止画と異なる静止画であってもよい。また、「代表静止画」は番組情報に含まれなくてもよい。
「番組ジャンル」は、一意の識別符号が割り付けてあり、この識別符号に基づいて、番組ストリームのジャンルを判別できる。本実施の形態では、「映画」は「211」、「スポーツ」は「311」、「アニメ」は「411」、「ドラマ」は「511」、「その他」は「911」のような識別符号が割り付けられている。
【0029】
また、本実施の形態では、番組情報に付随して放送局区別情報が含まれている。この放送局区別情報は、放送局が付与した情報である。放送局区別情報は、番組情報に付加された状態で取得される。例えば、番組情報に付随する形で「お勧め番組」のデータとして取得される。「お勧め番組」のデータには、お勧めジャンル(お勧めするジャンル)とお勧めレベル(ジャンルにおける番組のお勧めレベル)の情報が含まれる。つまり、放送局は、「お勧め番組」のデータに、図7のような情報を含めることになる。この場合、放送局「ABJ」では、「映画ABC」がジャンル「すべて」の中で、レベル「中」となる。また、放送局「ABJ」では、「映画ABC」がジャンル「映画」の中で、レベル「高」となる。つまり、実施の形態では、「お勧め番組」のデータが複数含まれることもある。
【0030】
チューナ11は、放送から1つの番組ストリームを分離可能である。チューナ11は、この分離された番組ストリームをデコードし、デコードされた番組ストリームをバッファメモリ13に格納する。また、チューナ11は、放送から番組情報(放送局区別情報も含む)を分離可能である。チューナ11は、分離した番組情報(放送局区別情報を含む)をバッファメモリ13に格納する。なお、本実施の形態では、番組ストリームをデコードする機能をチューナ11に設けたが、コントローラ14に設けてもかまわない。
【0031】
コントローラ14は、マイクロコンピュータで実現され、レコーダー1の各部を制御する。なお、コントローラ14は、ハードワイヤードな回路で実現してもかまわない。
【0032】
コントローラ14は、チューナ11によってバッファメモリ13に格納された番組ストリームを取得する。コントローラ14は、取得した番組ストリームをフラッシュメモリ12に記憶することが可能である。また、コントローラ14は、取得した番組ストリームをドライブ装置19に送信して、ドライブ装置19の記憶媒体191に記憶させることが可能である。
【0033】
コントローラ14は、チューナ11によってバッファメモリ13に格納された番組情報(放送局区別情報を含む)を取得する。コントローラ14は、取得した番組情報(放送局区別情報を含む)を、フラッシュメモリ12に記憶する。なお、本実施の形態では、放送に含まれる番組情報を用いた番組予約について説明を行うが、これに限られず、ネットワーク4を介して放送局などのサーバ装置6から取得できる番組情報を用いて番組予約を行なってもよい。この場合、コントローラ14は、所望のタイミング(例えば、ユーザに対して番組情報を提供するタイミング)で、サーバ装置6に番組情報を要求する要求信号を送信する。サーバ装置6は、要求信号を受け付けると、複数の番組情報を送信する。これによってコントローラ14は、サーバ装置6から番組情報を取得することができる。
【0034】
同様の方法で、コントローラ14は、区別情報要求信号をサーバ装置6から取得できる。つまり、コントローラ14は、サーバ装置6に区別情報要求信号を送信する。そしてサーバ装置6は、レコーダー1から区別情報要求信号を受け付けると、他者嗜好区別情報をコントローラ14に送信する。
【0035】
コントローラ14は、リモコン3から送信された操作信号を、受信部16を介して受信可能である。受信部16は、リモコン3から送信される情報を受信するセンサである。受信部16は、受信した情報をコントローラ14に送信する。受信部16は、例えば、赤外線センサなどで実現可能である。
【0036】
コントローラ14は、サーバ装置6から送信された情報を、LAN用コネクタ18を介して取得する。コントローラ14は、取得した情報(例えば、他者嗜好区別情報)をフラッシュメモリ12に記憶する。
【0037】
コントローラ14は、入出力インターフェース15を介して、表示装置2に番組ストリームや画面情報を送信することが可能である。表示装置2は、コントローラ14から受信した情報に基づいてディスプレー上に表示画面を表示する。
【0038】
バッファメモリ13は、コントローラ14で制御処理を行う際に、ワークメモリとして作用する。バッファメモリ13は、例えば、DRAMなどで実現可能である。
【0039】
フラッシュメモリ12は、内蔵メモリとして用いられる。フラッシュメモリ12は、アンテナ用端子17の制御のためのプログラムや設定値などを記憶可能である。また、フラッシュメモリ12は、番組情報、放送局区別情報、他者嗜好区別情報や番組ストリームを記憶可能である。
【0040】
ドライブ装置19は、例えば、ハードディスクドライブやBDドライブで実現可能である。ドライブ装置19は、コントローラ14から送信された番組ストリームを、記憶媒体191に記憶する。なお、ドライブ装置19が番組ストリームを記憶する記憶媒体191は、予めレコーダー1に設けられるハードディスクのようなものであってもよいし、BDやDVDのように取り替え可能な記録メディアであってもよい。
【0041】
メモリカードスロット7は、メモリカード8を装着可能なものである。メモリカード8は、市販のムービーやデジタルカメラに装着可能であり、ムービーで撮影した動画データやデジタルカメラで撮影した静止画データなどが記憶可能である。
【0042】
ここで、レコーダー1は、サーバ装置6に録画予約履歴、視聴予約履歴、録画履歴及び視聴履歴を示す情報を送信可能である。以下では、これらの情報が、レコーダー1内でどのように生成され、どのようにサーバ装置に送信されるかを説明する。
【0043】
録画予約履歴を示す情報から説明を行う。コントローラ14は、ユーザの指示に基づいて、録画予約を受け付けると、この録画予約を受け付けた番組情報を、録画予約リスト(つまり、録画予約履歴)としてフラッシュメモリ12に記憶する。例えば、レコーダー1において、表示装置2に表示させた番組表(図4)に基づいて、「映画ABC」の録画予約を受け付けた場合、「映画ABC」の番組情報を、録画予約リストに追加する。この際、コントローラ14は、録画予約設定日時を、レコーダー1のシステム時間に基づいて追加する。録画予約リストは、例えば、図8のようになる。コントローラ14は、追加された録画予約リスト(履歴)の情報を、サーバ装置にアクセスする毎に送信する。つまり、コントローラ14は、サーバ装置にアクセスした際、録画予約リストに前回のアクセスから新たな追加があれば、その録画予約履歴の情報を、サーバ装置に送信する。例えば、コントローラ14は、前回のアクセス日時が「2008年11月10日 17:00」であり、今回のアクセス日時が「2008年11月20日 17:00」である場合、前回から今回までに録画予約リストに追加された情報を、サーバ装置6に送信する。例えば、図8では、番組名「映画ABC」及び「ドラマXYZ」に関する番組情報が、サーバ装置6に送信される。
【0044】
アクセス日時は、サーバ装置にアクセスした際にコントローラ14によってフラッシュメモリ12に記憶される。上記例の場合、コントローラ14は、「2008年11月20日 17:00」を前回のアクセス日時として、フラッシュメモリ12に記憶する。なお、視聴予約履歴は、上記と同様の方法で生成され、送信される。
【0045】
次に、録画履歴を示す情報の説明を行う。コントローラ14は、録画予約リストに基づいて番組ストリームの録画を行う。またコントローラ14は、ユーザの録画指示に基づいて、現在放送されている番組ストリームの録画を行う。ここで、コントローラ14は、番組ストリームを録画する際、この録画した番組ストリームの番組情報を、録画リスト(履歴)としてフラッシュメモリ12に記憶する。例えば、録画リストは、図9のようになる。上記と同様に、コントローラ14は、サーバ装置に対する前回のアクセスから今回のアクセスまでに録画された録画リスト(履歴)の情報をサーバ装置に送信する。なお、視聴履歴は、上記と同様の方法で生成され、送信される。
【0046】
本実施の形態では、レコーダー1からサーバ装置6に送信される情報の例として、録画予約履歴、録画履歴、視聴予約履歴、視聴履歴の情報の説明を行なった。他のレコーダー400、500でも同様の情報をサーバ装置6に送信することが可能である。また、テレビ受像機200、300でも、同様の情報をサーバ装置6に送信することが可能である。これによって、サーバ装置6は、複数の装置から録画予約履歴、視聴予約履歴、録画履歴、視聴履歴等の情報を集める(取得する)ことが可能になる。
【0047】
なお、レコーダー1は、図示しないが、家庭用電源に接続可能に構成され、家庭用電源から各部に電力が供給されて稼動する。電源については、特に限定されない。したがって、例えば、2次電池の電力に基づいて稼動するようにしてもかまわない。
【0048】
〔4.レコーダー1の動作〕
上述したレコーダー1の動作例を説明する。レコーダー1は、番組情報に基づいた録画予約の機能を実現している。この機能を説明しつつ、本発明の一例を実施の形態に適用して説明する。本実施の形態において、レコーダー1は、放送局からの放送から番組情報と放送局区別情報を取得可能である。また、レコーダー1は、サーバ装置6から他者嗜好区別情報を取得可能である。つまり、この動作例では、レコーダー1は、放送局の放送から番組情報を取得し、サーバ装置6から番組情報を取得しない。
【0049】
まず、従来の電子番組表に基づいた録画予約を説明する。コントローラ14は、ユーザから電子番組表を表示する旨の指示(リモコン3からの操作信号)を受け付けた場合、フラッシュメモリ12に記憶された複数の番組情報(例えば、番組名)を読み出し、読み出した番組情報を表示画面に変換して、表示装置2に出力する。表示装置2では、例えば、図4のような表示画面(電子番組表)が表示されることになる。表示装置2には、開始時間とチャンネルで規定される二次元状マトリックスに、複数の番組名が組み込まれて、画面上に表示されている。
【0050】
この際、ユーザは、リモコン3を操作して、複数の番組から所望の番組を選択することができる。ユーザによって所望の番組が選択されると、図5のような所望の番組を示す表示画面が表示装置2に表示される。ユーザは、選択した番組の予約指示を行なうことができる。コントローラ14は、リモコン3からの操作信号に応じて、番組表から選択された番組の予約指示を受け付ける。そしてコントローラ14は、予約指示を受け付けた番組の番組情報をフラッシュメモリ12に録画予約リストとして記憶する。
【0051】
この後、コントローラ14は、この録画予約リストにある番組情報に基づいて録画を行なう。レコーダー1の録画動作を簡単に説明する。コントローラ14は、録画予約リストにある番組情報の開始時間が、レコーダー1が持つシステム時間になると、番組情報に含まれる放送局、つまり、チャンネルにチューナ11を設定する。システム時間は、コントローラ14に設けられるタイマーによって計数される。コントローラ14は、チューナ11によってバッファメモリ13に格納された番組ストリームをドライブ装置19に送信し、この番組ストリームをドライブ装置19によって記憶媒体191に記憶させる。そしてコントローラ14は、レコーダー1のシステム時間を用いて、開始時間から継続時間経過したことを検知すると、チューナ11における番組ストリームの選択を停止させる。また、コントローラ14は、ドライブ装置19に対する番組ストリームの送信も停止する。これによって番組ストリームの録画が終了する。この際、コントローラ14は、番組情報を録画リストに追加して、フラッシュメモリ12に記憶する。また、コントローラ14は、番組情報をドライブ装置19に送信する。ドライブ装置19は、この番組情報を、先程録画した番組ストリームに関連させて、記憶媒体191に記憶する。
【0052】
なお、録画予約リストに基づく録画は、従来技術であるため、これに限られず、種々な方法で実現できる。
【0053】
次に、本実施の形態に係るレコーダー1の動作例を説明する。
【0054】
本実施の形態では、上記に示した図4のような番組情報以外に、推薦番組情報を示す表示画面を表示装置2に表示させることができる。推薦番組情報を示す表示画面は、例えば、図15のような表示画面が考えられる。以下具体的に説明する。
【0055】
まず、レコーダー1は、電源がONに設定されると、メニュー画面として、図10のような表示画面を、表示装置2に表示させる。図10は、複数の選択項目を含んだ表示画面である。複数の選択項目には、「テレビを見る」、「録画した番組を見る」、「写真を見る」、「撮影ビデオを見る」、「番組表で録画予約する」、「お勧め番組情報で録画予約する」などが含まれている。今回の主のポイントとなる選択項目は、「お勧め番組情報で録画予約する」であるが、これ以外のポイントについても簡単に説明しておく。
【0056】
ユーザは、リモコン3に設けられた上下キーを操作することで、複数の選択項目から1つの選択項目を選択可能である。つまり、レコーダー1は、リモコン3の上下キーが操作されると、選択項目の選択を切り替える。また、レコーダー1は、リモコン3の決定キーが操作されると、選択された選択項目に応じて、次の表示画面を表示させる。
【0057】
ここで本実施の形態では、記憶媒体191に記憶されている番組ストリーム、又は、メモリカード8に記憶された動画データからユーザが再生したいデータを簡単に探せるようにするため、「録画した番組を見る」、又は、「撮影ビデオを見る」の選択項目が選択された場合、次の動作を行うようにしている。なお、下記の動作は、リモコン3によって選択項目が選択された状態での動作であり、選択項目が決定された状態での動作を表しているわけではない。
【0058】
具体的には、ユーザの指示(リモコン3からの操作信号)に応じて、選択項目「録画した番組を見る」が選択されると、コントローラ14は、ドライブ装置19の記録媒体191に録画されている番組ストリームの中から、所定又は任意の数の番組ストリームを一部だけ読み出す。この後、コントローラ14は、読み出した一部の番組ストリームを復号化し、複合化した番組ストリームを表示画面上に順次表示させる。
【0059】
例えば、ドライブ装置19の記録媒体191に、「番組A」と「番組B」と「番組C」と「番組D」が記録されている場合、コントローラ14は、所定の数(例えば、3つ)の番組として、「番組A」「番組B」「番組C」のデータを一部だけ読み出す。コントローラ14は、読み出したデータを復号化して、バッファメモリ13に記憶する。なお、コントローラ14が読み出す番組は、録画した日時の新しいものを選択して、読み出すとよい。例えば、上述したようにドライブ装置19が記録媒体191に番組ストリームを記録する際、番組ストリームに番組情報を関連付けて記録していれば、関連付けて記録された番組情報から、番組の「放送日」及び「開始時間」を読み出すことで、録画した日時の新しいものを選択できる。つまり、コントローラ14は、記録媒体191に関連付けて記録された番組情報から、「放送日」及び「開始時間」を読み出す。そして、コントローラ14は、読み出した「放送日」及び「開始時間」により、自装置のシステム時間と近いものを探索する。この後、コントローラ14は、自装置のシステム時間と近い番組情報に対応する番組ストリームを読み出す対象の番組として読み出す。このようにすれば、ユーザは、容易に見たい番組を探すことが出来ると共に、番組が録画されたことを容易に知ることができる。
【0060】
説明に戻って、つまり、コントローラ14は、図11A〜Cのように、バッファメモリ13「番組A」の動画像を10秒間表示させ、次に「番組B」の動画像を10秒間表示させ、そして「番組C」の動画像を10秒間表示させる。コントローラ14は、この「番組C」の表示が終わると、再度「番組A」の動画像を10秒間表示させる。コントローラ14は、この動作を、選択項目「録画した番組を見る」が選択されている間、繰り返す。
【0061】
なお、本実施の形態では、コントローラ14が番組ストリームから一部の動画像を生成して、表示装置2に表示させるようにした。しかし、これに限らず、番組情報に「縮小一部動画像」が含まれていれば、コントローラ14は、その動画像データである「縮小一部動画像」を読み出して、表示装置2に表示させればよい。
【0062】
なお、本実施の形態では、「撮影ビデオを見る」が選択された場合も同様の動作を行う。
【0063】
また、本実施の形態では、メモリカード8に記憶された静止画データ(デジタルカメラで撮影された静止画データ)からユーザが再生したいデータを簡単に探せるようにするため、「写真を見る」の選択項目が選択された場合、次の動作を行うようにしている。なお、下記の動作は、リモコン3によって選択項目が選択された状態での動作であり、決定された状態での動作を表しているわけではない。
【0064】
具体的には、ユーザの指示に応じて、選択項目「写真を見る」が選択されると、コントローラ14は、メモリカード8に記憶されたデータの中から、所定又は任意の数の静止画データのサムネイル画像を読み出す。この後、コントローラ14は、読み出した静止画データのサムネイル画像を表示画面上に表示させる。
【0065】
例えば、メモリカード8に「2008年10月19日」撮影の静止画データが50枚、「2008年5月7日」撮影の静止画データが35枚記録されているとする。この場合、コントローラ14は、「2008年10月19日」に撮影された静止画データ(50枚)のサムネイル画像を読み出す。このようにコントローラ14は、最も近い時期に撮影された画像データ(サムネイル画像)を読み出して、表示装置2に表示させる。このようにすれば、ユーザは、容易に見たい写真を探すことが出来る。
【0066】
上記説明に戻って、コントローラ14は、読み出した画像データ(サムネイル画像)を1画面に複数(例えば、16枚)含めるように表示画面を生成する。例えば、図12のように、縦に4枚並べた表示画面を1つ作成する。ここでコントローラ14は、表示画面の流れるような表示を可能にするため、図13Aのように、縦4×横5の表示画面を生成する。そして、コントローラ14は、図13B、Cのように、写真の表示が横方向に少しずつずれる様に表示装置2に表示させる。つまり、表示装置2には、図12のような縦4×横4の表示画面が表示される。コントローラ14は、表示画面がずれて最初の1列の表示が完了すると、次に表示させる列の表示画面を生成する。このようにして、コントローラ14は、表示装置2にサムネイル画像を順次表示させる。
【0067】
本実施の形態では、コントローラ14は、50枚のサムネイル画像を読み出している。したがって、縦に4枚ずつサムネイル画像を表示した場合、最初に生成した表示画面を用いると、図14Aのように50枚目の次の行の画像データがなくなってしまう。そこで本実施の形態では、図14Bのように50枚目の下の行に1枚目と2枚目の画像データを表示させるようにしている。このようにすれば、50枚の画像データを複数回繰り返して表示した場合であっても、見た目が良い表示画面を提供できる。なお、メモリカードに記憶された静止画データに限らず、ドライブ装置19の記録媒体191に記録された静止画データであってもよい。
【0068】
では、本実施の形態の主のポイントを説明する。ユーザの指示に応じて、「お勧め番組情報で録画予約する」が選択され、決定されると、コントローラ14は、図15や図16のような表示画面を表示装置2に表示させる。この表示画面には、「放送局によるお勧め」と「他の機器のユーザによるお勧め」の選択項目が含まれている。以下、「放送局によるお勧め」と「他の機器のユーザによるお勧め」とを分けて説明を行う。
【0069】
「放送局によるお勧め」は、放送に含まれる番組情報と、番組情報に付随する放送局区別情報に基づいて行われる。以下、具体的に説明する。
【0070】
まず、コントローラ14は、放送局区別情報に基づいて、複数の番組情報の中から、推薦番組情報を選択し、選択した推薦番組情報を示す表示画面を表示装置2に表示させる。具体的には、コントローラ14は、図7のような番組情報と放送局区別情報が存在する場合、「お勧め番組」のデータにおける、「お勧めジャンル」が「すべて」で、「お勧めレベル」が「高」、「中」の番組情報を読み出し、推薦番組情報を示す表示画面を生成する。具体的には、コントローラ14は、「番組名」、「代表静止画」等を読み出して、表示画面を生成する。そして、コントローラ14は、例えば、図15のような推薦番組情報を示す表示画面を表示装置2に表示させる。なお、推薦番組情報を示す表示画面は、「お勧めレベル」が「高」と「中」で表示の大きさを異なるようにしている。これによって、ユーザは、放送局のお勧め度合いを容易に把握できるようになる。なお、ユーザは、表示された放送局のお勧め番組を選択して、録画予約することも可能である。この方法は、番組表に基づく録画予約と同様の方法で実現できる。
ここで図15には、番組をお勧めするジャンルのタブが設けられている。したがって、ユーザは、リモコン3操作によって、このタブを選択して、決定すると、そのタブに関するお勧めを見ることができる。例えば、ユーザがタブ「映画」を選択決定した場合、コントローラ14は、「お勧め番組」のデータにおける、「お勧めジャンル」が「映画」で、「お勧めレベル」が「高」、「中」である番組情報を読み出す。そしてコントローラ14は、ジャンル「映画」に関して推薦番組情報を示す表示画面を生成して、表示装置2に表示させる(図16)。
【0071】
次に、「他の機器のユーザによるお勧め」は、放送に含まれる番組情報と、サーバ装置から取得される他者嗜好区別情報に基づいて行われる。以下、具体的に説明する。本実施の形態では、他者嗜好区別情報は、他者の録画予約履歴に基づく情報である場合を例にして説明する。
【0072】
まず、コントローラ14は、他者嗜好区別情報に基づいて、複数の番組情報の中から、推薦番組情報を選択し、選択した推薦番組情報を示す表示画面を表示装置2に表示させる。コントローラ14は、他者嗜好情報として、例えば、図6に基づいた図17のような情報を取得可能である。取得される情報は、サーバ装置6において、複数の装置の録画予約履歴の情報に基づいて生成されたものである。
【0073】
コントローラ14は、例えば、他者嗜好番組情報に含まれる「番組名」に基づいて、他者嗜好区別情報に含まれる番組情報が録画予約可能か否かを判別し、録画予約可能なものだけを含んだ表示画面を生成する。「番組名」に基づいた録画予約可能か否かの判断は、以下の方法で実現可能である。例えば、コントローラ14は、フラッシュメモリ14に記憶された複数の番組情報から、上記「番組名」が含まれる番組情報を検索する。コントローラ14は、このようにして検索された番組情報から、「放送局」の情報を取得する。そしてコントローラ14は、この読み出した「放送局」の情報が、受信機に設置するカード(例えば、B−CASカード)の契約情報に含まれているか否かを判別する。これによってコントローラ14は、録画予約可能か否かを判別することができる。なお、受信機に設置されるカードは、ICチップを保持しており、ICチップ内に契約情報等が記憶されている。
【0074】
上記のように構成にすれば、レコーダーは、ユーザが録画予約できない番組情報を、推薦番組情報として表示装置に表示させるといったことを軽減できる。録画予約不可能な番組情報としては、使用機器に関してユーザが契約していない放送局の番組情報や過去の番組情報なども考えられる。コントローラ14で生成される表示画面としては、図18のような表示画面が考えられる。この場合、他者嗜好区別情報に含まれる「録画予約数」を、表示画面に含むようにしている。これによって、ユーザは、推薦表示された番組情報がどの程度人気があるのかを容易に判断できる。本実施の形態では、他者嗜好区別情報が、他者の録画予約履歴の情報に基づくとした。しかし、これに限られず、他者嗜好区別情報が、視聴予約履歴、録画履歴などの他の情報に基づいてもかまわない。なお、ユーザは、表示された放送局のお勧め番組を選択して、録画予約することも可能である。この方法は、番組表に基づく録画予約と同様の方法で実現できる。
【0075】
〔5.実施の形態と本発明の対応〕
レコーダー1は、本発明の録画機器の一例である。また、コントローラ14は、本発明の制御装置の一例である。表示装置2は、本発明の表示装置の一例である。コントローラ14は、本発明の番組情報取得手段、区別情報取得手段、及び表示制御手段の一例である。
【0076】
また、放送局区別情報及び他者嗜好区別情報は、本発明の区別情報の一例である。放送局の放送送信装置及び放送局のサーバ装置は、本発明の外部装置の一例である。
【0077】
〔6.まとめ〕
本実施の形態のレコーダー1は、コントローラ14を備える。コントローラ14は、複数の番組情報を取得する。コントローラ14は、複数の番組情報のうち、一部の番組情報について、他の番組と区別する放送局区別情報を放送局から放送された情報から取得する。コントローラ14は、放送局区別情報に基づいて、複数の番組情報の一部の推薦番組情報を表示画面として表示装置2に表示させる。
【0078】
このようにすれば、レコーダーは、例えば、放送局などから送信された放送局区別情報に基づいて、ユーザに推薦番組情報を提供できる。
【0079】
(他の実施の形態)
本発明の実施の形態として、実施の形態1を例示した。しかし、本発明は、実施の形態1に限定されず、他の実施の形態においても実現可能である。そこで、本発明の他の実施の形態を以下にまとめて説明する。
【0080】
実施の形態では、レコーダー1に設けられたコントローラ14を制御装置の一例として説明を行なった。しかし、これに限られず、テレビ受像機に設けられるLSIに適用してもかまわない。この場合、例えば、テレビ受像機は、ハードディスクドライブを備えて、ハードディスクに番組ストリームを録画すればよい。
【0081】
また、実施の形態では、レコーダーと表示装置を有線で接続した。しかし、これに限られず、無線で接続してもかまわない。また、レコーダーと表示装置は、直接接続してもよいし、間にセットトップボックスなどの他の装置を介してもよい。
【0082】
すなわち、本発明は、上記実施の形態に限られず、種々の形態で実施可能である。
【産業上の利用可能性】
【0083】
本発明の制御装置は、BDやDVDなどのレコーダーに設けられるシステムLSIなどに適用可能である。また、本発明の制御装置は、テレビ受像機に設けられるシステムLSIなどに適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0084】
【図1】本発明の実施の形態1に係るレコーダー1の構成例を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係る番組情報の一例を示す図
【図3】本発明の実施の形態1に係るサーバ装置6と他の装置との関係を示す図
【図4】本発明の実施の形態1に係る表示画面例を示す図
【図5】本発明の実施の形態1に係る表示画面例を示す図
【図6】本発明の実施の形態1に係る録画予約履歴のランキング情報を説明するための図
【図7】本発明の実施の形態1に係る番組情報を説明するための図
【図8】本発明の実施の形態1に係る録画予約リストを説明するための図
【図9】本発明の実施の形態1に係る録画リストを説明するための図
【図10】本発明の実施の形態1に係るメニュー画面の表示画面例を示す図
【図11】本発明の実施の形態1に係るメニュー画面の動画に関する表示画面例を示す図
【図12】本発明の実施の形態1に係るメニュー画面の静止画に関する表示画面例を示す図
【図13】本発明の実施の形態1に係るメニュー画面の静止画に関する表示画面の遷移を説明するための図
【図14】本発明の実施の形態1に係る静止画に関する表示画面を構成する写真の位置関係を説明するための図
【図15】本発明の実施の形態1に係る放送局区別情報に基づく表示画面例を説明するための図
【図16】本発明の実施の形態1に係る放送局区別情報に基づく表示画面例を説明するための図
【図17】本発明の実施の形態1に係る他者嗜好区別情報を説明するための図
【図18】本発明の実施の形態1に係る他者嗜好区別情報に基づく表示画面例を説明するための図
【符号の説明】
【0085】
1 レコーダー
11 チューナ
12 フラッシュメモリ
13 バッファメモリ
14 コントローラ
15 入出力インターフェース
16 受信部
17 アンテナ用端子
18 LAN用コネクタ
19 ドライブ装置
191 記憶媒体
2 表示装置
3 リモコン
31 操作部
32 送信部
4 ネットワーク
5 アンテナ
6 サーバ装置
7 メモリカードスロット
8 メモリカード
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示装置と接続可能な制御装置であって、
複数の番組に関する情報を取得する番組情報取得手段と、
前記複数の番組に関する情報のうち、一部の番組に関する情報について、他の番組と区別する区別情報を外部装置から取得する区別情報取得手段と、
前記区別情報取得手段で取得した区別情報に基づいて、前記複数の番組に関する情報の一部を表示画面として前記表示装置に表示させる表示制御手段と、
を備える制御装置。
【請求項2】
前記表示制御手段は、
前記区別情報取得手段から取得した区別情報に基づく一部の番組に関する情報のみを表示画面として前記表示装置に表示させる、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記外部装置は、自装置と異なる複数の装置と接続可能であり、
前記外部装置は、前記番組に関する情報に対応する番組の視聴に関する情報、録画に関する情報、又は、予約に関する情報のうち、少なくとも1つの情報を前記自装置と異なる複数の装置から取得可能であり、
前記区別情報は、前記番組の視聴に関する情報、録画に関する情報、又は、予約に関する情報の少なくとも1つの情報に基づく、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項4】
前記請求項1の制御装置を備える録画機器。
【請求項1】
表示装置と接続可能な制御装置であって、
複数の番組に関する情報を取得する番組情報取得手段と、
前記複数の番組に関する情報のうち、一部の番組に関する情報について、他の番組と区別する区別情報を外部装置から取得する区別情報取得手段と、
前記区別情報取得手段で取得した区別情報に基づいて、前記複数の番組に関する情報の一部を表示画面として前記表示装置に表示させる表示制御手段と、
を備える制御装置。
【請求項2】
前記表示制御手段は、
前記区別情報取得手段から取得した区別情報に基づく一部の番組に関する情報のみを表示画面として前記表示装置に表示させる、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記外部装置は、自装置と異なる複数の装置と接続可能であり、
前記外部装置は、前記番組に関する情報に対応する番組の視聴に関する情報、録画に関する情報、又は、予約に関する情報のうち、少なくとも1つの情報を前記自装置と異なる複数の装置から取得可能であり、
前記区別情報は、前記番組の視聴に関する情報、録画に関する情報、又は、予約に関する情報の少なくとも1つの情報に基づく、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項4】
前記請求項1の制御装置を備える録画機器。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図11】
【公開番号】特開2012−33981(P2012−33981A)
【公開日】平成24年2月16日(2012.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−307178(P2008−307178)
【出願日】平成20年12月2日(2008.12.2)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年2月16日(2012.2.16)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年12月2日(2008.12.2)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
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