説明

剤収納容器及び剤補給装置並びに画像形成装置

【課題】トナー汚れが少なく、安定したトナー補給が可能で、しかも交換時の残トナーが少ない剤収納容器及びトナー補給装置並びに画像形成装置を提供することである。
【解決手段】内部にトナーを収納する収納部81と、その収納部81の底部にトナーを排出するための排出口83とを有するトナー収納容器であって、収納部81がセット時における上面が長方形のほぼ直方体に形成され、かつ排出口83がシャッタ85で塞がれている

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トナーまたはキャリアもしくはトナーとキャリアを混合したものであるところの現像剤を収納する剤収納容器及び現像剤を現像装置に補給する剤補給装置並びに画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
プリンタ、複写機、ファクシミリ、これらの少なくとも2つの機能を有する複合機等の画像形成装置において、トナーとキャリアからなる2成分現像剤を用いて静電潜像を現像する現像装置が多々用いられている。この種の画像形成装置は、現像装置内のトナー濃度をほぼ一定に保つため、トナーが画像形成とともに消費されると、その分のトナーを補給する。現像装置に補給するトナーは、トナーボトルやトナーカートリッジのトナー収納容器に収納されており、該容器内のトナーが無くなったら容器を交換する。
【0003】
【特許文献1】特開2000−47765号公報
【特許文献2】特開2000−81778号公報
【特許文献3】特開2000−98721号公報
【特許文献4】特開2003−131485号公報
【0004】
また、トナー収納容器から現像装置へのトナー補給は、機械的オーガを使用するものが主流であったが、特許文献1〜4に記載されているように、モーノポンプと称する粉体ポンプを用いるものが提案され、既に実施されている。この粉体ポンプでトナーを移送する装置では従来のオーガ等を用いるものと比べトナー収納容器のセット位置の自由度が増し、さらに移送するトナーに無用なストレスを与えない等の利点がある。
【0005】
ところで、トナー収納容器の交換等で画像形成装置から脱着する際や、トナー補給中などに、トナー収納容器内のトナーが機内等にこぼれたり、トナー収納容器がトナーで汚れたりすることがある。特に、トナー収納容器が汚れることはユーザの手等も汚れることにつながるので、トナー収納容器の汚れはできるだけ少なくしたいという要求がある。
【0006】
また、トナー補給方式に粉体ポンプを用いる場合、トナー収納容器から粉体ポンプまでの径路内は密閉されているため、現像装置にトナーを補給すると、トナー収納容器では減少したトナー容積分の気圧が低下することになる。これによりトナー収納容器内と粉体ポンプ内の圧力差が小さくなり、安定したトナー補給には不利になる。
【0007】
さらに、上記した粉体ポンプによるトナー移送方式では、トナー収納容器の底部からトナー排出するが、容器上部のトナーが底部に落ちずに残ってしまうと、交換時にトナー残量が多くなってしまう。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記した従来の事情に鑑み、トナー汚れが少なく、安定したトナー補給が可能で、しかも交換時の残トナーが少ない剤収納容器及びトナー補給装置並びに画像形成装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するため、本発明は、内部に現像剤を収納する収納部と、該収納部の底部に現像剤を排出するための排出口とを有する剤収納容器において、前記収納部がセット時における上面が長方形のほぼ直方体に形成され、かつ前記排出口がシャッタで塞がれていることを特徴としている。
【0010】
なお、本発明は、前記収納部に気圧調整部材を具備すると効果的である。
さらに、本発明は、前記収納部は4側面が鉛直面で、該鉛直面の途中から前記排出口に向かって絞り込む方向の傾斜面が形成され、該傾斜面と前記鉛直面とでなす角度が10°〜30°であると、効果的である。
【0011】
さらにまた、本発明は、前記傾斜面の少なくとも一つには内面側に凸状となる落下促進面が形成されていると、効果的である。
また、上記の目的を達成するため、本発明は、請求項1ないし4の何れか一項に記載の剤収納容器に収納された現像剤を現像装置に補給する剤補給装置において、前記剤収納容器に収納されている現像剤を現像装置に移送する手段として内部に螺旋状溝を有するステータと、該ステータ内部で回転することにより軸方向に現像剤を移動させるロータを備えたスクリューポンプ手段を具備することを特徴としている。
【0012】
なお、本発明は、前記現像装置の手前に前記剤収納容器から前記スクリューポンプ手段によって移送された現像剤を収納する第2収納部を設けられていると、効果的である。
【0013】
さらに、本発明は、前記第2収納部の内部に前記現像装置へ現像剤を供給するスクリュー機構が設けられていると、効果的である。
また、上記の目的を達成するため、本発明は、請求項5ないし7の何れか一項に記載の剤補給装置を用いることを特徴としている。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、トナーを排出する開口部を小さくすることで、トナー収納容器の汚れを抑えてユーザの操作性を向上することができる。
さらに、本発明によれば、トナー収納容器内の気圧を外気と一定に保つことでトナーの安定した排出が得られる。
【0015】
さらにまた、本発明によれば、トナー収納容器の傾斜面の傾きを大きくすることで交換時の残留トナーを少なくすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明を実施するための最良の形態を添付図面に従って説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一例であるカラー複写機を示す概略図である。このカラー複写機は、中央に複写機本体100、その下部にテーブル状に構成された給紙部200が配置され、複写機本体100の上方にスキャナ300、スキャナ300の上方に原稿自動搬送装置400を配置した構成となっている。
【0017】
複写機本体100には、複数のローラ14、15、16に巻き掛けられた可撓性を有する無端ベルトにより構成された像担持体としての中間転写ベルト10が設けられている。この中間転写ベルト10は、複数のローラ14,15,16のうち1つのローラが図示していない駆動装置によって回転駆動され、これにより中間転写ベルト10が矢印で示す時計方向に走行駆動され、他のローラが従動回転する。このように走行する中間転写ベルト10の上部走行辺には、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの作像ユニット18が横に並べるようにして配置されている。すなわち、ローラ14とローラ15間の走行辺上に、4つの画像形成手段18を配置してタンデム画像形成装置20を構成している。
【0018】
4個の作像ユニット18は、中間転写ベルト10に接する潜像担持体としての感光体ドラム40を具備している。この感光体ドラム40の周りには、帯電装置、現像装置、クリーニング装置、除電装置等が配置され、さらに感光体ドラム40が中間転写ベルト10に接する位置における中間転写ベルト10の内側には転写装置37が設けられている。本実施形態の場合、4個の作像ユニット8は同一構造に構成されているが、現像装置のトナーの色がブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色に分けられている。また、各作像ユニット18の上方には光変調されたレーザ光を各感光体ドラム表面に照射する露光装置21が配置され、このレーザ光は帯電装置と現像装置の間で感光体ドラムに照射する。露光装置21は、各作像ユニット18毎に設けてもよいが、共通の露光装置21を用いればコストの点で有利である。
【0019】
一方、中間転写ベルト10を挟んでタンデム画像形成装置20と反対の側には、2次転写装置22が設けられている。2次転写装置22は、ローラ23間に、無端ベルトである2次転写ベルト24を巻き掛け、該ベルトが中間転写ベルト10を介してローラ16に押し当てられるように配置されている。
【0020】
図1において、2次転写装置22の左横には、シート上に担持された転写画像を定着するための定着装置25が設けられている。本実施形態の定着装置25は、加圧ローラ27と、該加圧ローラ27に押し当てた無端ベルトである定着ベルト26とを具備している。
【0021】
上述した2次転写装置22には、画像転写後のシートをこの定着装置25へと搬送するシート搬送機能も備えてなる。もちろん、2次転写装置22として、非接触のチャージャを配置してもよく、そのような場合は、転写後のシートを定着装置25まで搬送するシート搬送装置を、別途設ける必要が生ずる。
【0022】
なお、図示例では、このような2次転写装置22及び定着装置25の下に、上述したタンデム画像形成装置20と平行に、シートの両面に画像を記録すべくシートを反転するシート反転装置28を備えている。
【0023】
さて、かく構成のカラー複写機を用いてコピーをとるときは、原稿自動搬送装置400の原稿台30上に原稿をセットする。または、原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じてそれで押さえる。
【0024】
そして、図示していないスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動して後、他方コンタクトガラス32上に原稿をセットしたときは、直ちにスキャナ300を駆動し、第1走行体33及び第2走行体34を走行する。そして、第1走行体33で光源から光を発射するとともに原稿面からの反射光をさらに反射して第2走行体34に向け、第2走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読み取りセンサ36に入れ、原稿内容を読み取る。
【0025】
また、図示していないスタートスイッチを押すと、中間転写ベルト10が回転走行し、同時に、個々の画像形成手段18でその感光体40を回転して各感光体40上にそれぞれ、ブラック・イエロ・マゼンタ・シアンの単色画像を形成する。そして、中間転写ベルト10の走行とともに、それらの単色画像を順次転写して中間転写ベルト10上に合成カラー画像を形成する。
【0026】
一方、図示していないスタートスイッチを押すと、給紙部200の給紙ローラ42の1つを選択回転し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44の1つからシートを繰り出し、分離ローラ45で1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で搬送して複写機本体100内の給紙路48に導き、レジストローラ49に突き当てて止める。
【0027】
または、手差し給紙を選択した場合には給紙ローラ50を回転して手差しトレイ51上のシートを繰り出し、分離ローラ52で1枚ずつ分離して手差し給紙路53に入れ、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。
【0028】
そして、中間転写ベルト10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転し、中間転写ベルト10と2次転写装置22との間にシートを送り込み、2次転写装置22で転写してシート上に一括してフルカラー画像を記録する。
【0029】
画像転写後のシートは、2次転写装置22で搬送して定着装置25へと送り込み、定着装置25で熱と圧力とを加えて転写画像を定着した後、切換爪55で切り換えて排出ローラ56で排出し、排紙トレイ57上にスタックする。または、切換爪55で切り換えてシート反転装置28に入れ、そこで反転して再び転写位置へと導き、裏面にも画像を記録して後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出する。
【0030】
一方、画像転写後の中間転写ベルト10は、中間転写体クリーニング装置17で、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去し、タンデム画像形成装置20による再度の画像形成に備える。
【0031】
図2は、画像形成手段18の現像装置にトナーを補給するトナー補給機構の構成図である。
図2において、現像装置60へ補給するトナーを収納したトナー収納容器80は複写機本体100に設けられたセット部(図示せず)にセットされる。このトナー収納容器80は、ボトル状のトナー収納部81とトナー排出口83が形成された口金部82からなり、トナー収納部81はフレキシブルで変形可能な袋状体にすることもできるが、本実施形態ではポリエチレンやナイロン等の樹脂から作られている。また、口金部82もポリエチレンやナイロン等の樹脂から作られ、トナー排出口83は、シャッタ85の外周に密着するシール84によって閉鎖されている。
【0032】
このトナー収納容器80がセット部へセットされると、図2及び図3に示すように、シャッタ85はノズル90によって側方へ押し出され、ノズル90の開口92とトナー排出口83が連通状態となる。なお、符号91はシャッタ85の戻し用のバネであって、トナー収納容器80がセット部から取り出すと、シャッタ85を、トナー排出口83を塞ぐ位置に戻す用をなしている。ノズル90は、単管構造になっており、ノズル90の挿入側と反対端部にはトナー移送チューブ59が接続されている。
【0033】
他方、現像装置60にはその上部に第2のトナー収納部としてのサブホッパ61が設けられており、トナー収納容器80のトナーは一旦このサブホッパ61に収納される。そして、サブホッパ61上にはトナー収納容器80のトナーをこのサブホッパ61に移送するためのトナー移送手段としてのスクリューポンプ手段70が設けられている。このスクリューポンプ手段70は、一軸偏芯スクリューポンプであって、金属などの剛性をもつ材料で偏芯したスクリュー形状に作られたロータ71と、ゴム等の弾性体で作られ、2条スクリュー形状に形成されたステータ72と、これらを包み、かつ粉体の搬送路を形成する樹脂材料などで作られたホルダ73とを有している。上記ロータ71は、ピン継ぎ手により連結された駆動軸74が図示していない駆動手段と駆動連結されている。
【0034】
また、上記ホルダ73の先端、すなわち、図2の右端にはトナー吸い込み部77が設けられ、トナー吸い込み部77に上記トナー移送チューブ59が接続されている。このトナー移送チューブ59としては、例えば直径4〜10mmのフレキシブルなチューブで、耐トナー性に優れたゴム材料(例えば、ポリウレタン、ニトリル、EPDM、シリコン等)から作られているものを用いることがきわめて有効であり、フレキシブルなチューブは上下左右の任意方向へ配管が容易に行い得る。なお、上記した紛体ポンプ70を用いれば、トナー収納手段のトナー排出口がサブホッパ61のトナー受け取り口よりも鉛直方向において低い位置にあるような場合でもトナー収納容器80のトナーをスムーズに搬送することができる。
【0035】
サブポッパ61は、図2に示すように、その内部は上下仕切り部材64によって重力方向に分割されて上室62と下室63が設けられている。床面積が下室63よりも大きい上室62には、一対の互いに逆方向に回転駆動する上スクリュー67が下室63には一本の下スクリュー68が設けられている。
【0036】
トナー収納容器80のトナー収納部81は、図4に示すように、セット状態時における上面が長方形のほぼ直方体に形成され、その上面に気圧調整部材としてのフィルタ86を設置している。フィルタ86は、トナーに直接触れ続けていると、トナーで目詰まりすることがあるので、使用時にトナーが触れない上面か上面に近い側面に設置することが好ましい。
【0037】
このトナー収納容器80は、図5に示すように、上面E、その上面Eの4辺から続く鉛直面である前後側面A1,B1、左右側面C1,D1を有し、全ての側面にはその途中から排出口83に向かって絞り込む方向の傾斜面A2,B2,C2,D2が設けられている。このとき,側面A1,B1,C1,D1である鉛直面と傾斜面傾斜面A2,B2,C2,D2とでなす角度θが10°〜30°の範囲の比較的急斜面に設定すると,トナーが斜面に沿って落下し、交換時のトナー残量を少なくすることができる。
【0038】
ところで、トナー収納容器80は上記の如く傾斜面を急傾斜にすれば、トナー残量を少なくできるが、その分トナー容器の容量が減ってしまう。容量の小さいトナー収納容器は、その交換頻度が増えるためユーザに煩わしさを与える。
【0039】
そこで、図6に示すトナー収納容器80はトナー容量をあまり減らさず、しかも急傾斜の箇所ができるように、容器の傾斜面部分に中側に突出する落下促進面としての凸部88を形成している。この凸部88は、上下方向はその長さが傾斜面よりやや上方から口金部82に達する長さを有し、左右方向はその中央で全幅の2ないし3分の1程度にしてもよいし、図7のようにほぼ全幅になる凸部88であってもよい。そして、容器内の断面形状は逆V字状の山型形状に形成されている。この凸部88は、容器内部に凸状のものを貼り付ける等で設けてもよいが、容器の外側から凹ませて内側に凸部88を形成することが製造コストの点等から好ましい。また、凸部88の数は4つの傾斜面部分中の1つに設けてもよいし、すべての傾斜面に設けてもよい。さらに、図6及び図7のように、対向する2つの傾斜面に設けたものも有効である。
【0040】
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、各種改変できるものである。例えば、上記実施形態では剤収納容器がトナー収納容器で、現像剤補給装置がトナー補給装置として説明したが、剤収納容器はトナー収納容器でなくキャリアを収納するキャリア収納容器であってもよく、現像剤補給装置がキャリア補給装置であってもよい。このようにキャリアを順次補給すると、キャリアを一括交換せずに少量ずつ交換するので、画像品質をあるレベルに長期に渡って維持することができる。また、剤収納容器はトナーとキャリアを混合したプレミックス現像剤の容器として構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明に係るトナー収納容器を使用する画像形成装置の概略図である。
【図2】その画像形成装置のトナー補給装置を示す断面説明図である。
【図3】トナー収納容器にノズルが挿入された状態を示す断面図である。
【図4】本発明に係るトナー収納容器の斜視図である。
【図5】そのトナー収納容器の各面を説明する斜視図である。
【図6】落下促進面の一例を示すトナー収納容器の破断面図である。
【図7】落下促進面の他の例を示すトナー収納容器の破断面図である。
【符号の説明】
【0042】
60 現像装置
61 サブホッパ
70 スクリューポンプ手段
80 トナー収納容器
81 収納部
82 口金部
83 排出口
85 シャッタ
86 フィルタ
88 凸部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に現像剤を収納する収納部と、該収納部の底部に現像剤を排出するための排出口とを有する剤収納容器において、
前記収納部がセット時における上面が長方形のほぼ直方体に形成され、かつ前記排出口がシャッタで塞がれていることを特徴とする剤収納容器。
【請求項2】
請求項1に記載の剤収納容器において、前記収納部に気圧調整部材を具備することを特徴とする剤収納容器。
【請求項3】
請求項1に記載の剤収納容器において、前記収納部は4側面が鉛直面で、該各鉛直面の途中から前記排出口に向かって絞り込む方向の傾斜面が形成され、該傾斜面と前記鉛直面とでなす角度が10°〜30°であることを特徴とする剤収納容器。
【請求項4】
請求項3に記載の剤収納容器において、前記傾斜面の少なくとも一つには内面側に凸状となる落下促進面が形成されていることを特徴とする剤収納容器。
【請求項5】
請求項1ないし4の何れか一項に記載の剤収納容器に収納された現像剤を現像装置に補給する剤補給装置であって、前記剤収納容器に収納されている現像剤を現像装置に移送する手段として内部に螺旋状溝を有するステータと、該ステータ内部で回転することにより軸方向に現像剤を移動させるロータを備えたスクリューポンプ手段を具備することを特徴とする剤補給装置。
【請求項6】
請求項5に記載の剤補給装置において、前記現像装置の手前に前記剤収納容器から前記スクリューポンプ手段によって移送された現像剤を収納する第2収納部を設けられていることを特徴とする剤補給装置。
【請求項7】
請求項6に記載の剤補給装置において、前記第2収納部の内部に前記現像装置へ現像剤を供給するスクリュー機構が設けられていることを特徴とする剤補給装置。
【請求項8】
請求項5ないし7の何れか一項に記載の剤補給装置を用いることを特徴とする画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−10949(P2006−10949A)
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−186366(P2004−186366)
【出願日】平成16年6月24日(2004.6.24)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】