説明

加湿装置

【課題】気化熱による温度低下の影響を受けない精度の高い湿度検知をして、設定湿度に対する自動運転をすることができる加湿装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本体ケース内を仕切部3により、加湿フィルターを配設した下方空間5と、送風手段を設けた上方空間とに仕切り、送風手段のファン吸気口と仕切部3の中央連通口とを連通接続する導風筒9を設け、本体ケースの背面に形成した上部吸込口が導風筒9の外方を吸込風路18として、仕切部3に形成した前方連通口19から下方空間5に連通する構成とし、室内空気の湿度を検知して送風手段の運転を制御する湿度センサー22の収納部23が、導風筒9との間に吸込風路18を形成して設けられることにより、湿度センサー22は気化熱による温度低下の影響を受けずに高い精度で室内湿度を検知することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、貯水した貯水容器の水に一部を浸漬した加湿フィルターに通風して加湿する気化式の加湿装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の加湿装置は、室内湿度を目標の湿度として設定した設定湿度に近づけるように運転する自動運転モードを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
以下、従来のこの種の加湿装置として、特許文献1に記載の加湿器について図6および図7を参照しながら説明する。
【0004】
内部に、送風機101と、給水タンク102から供給される水を一定水量貯水する水槽部103、および、水槽部103に配設され水槽部103の水を吸水する気化フィルター104からなる加湿手段と、温風用ヒーター105とを備えた本体106の1つの側面に、送風機101により吸い込まれる室内空気の吸込口107を形成し、本体106の他の側面に、本体106内で加湿された室内空気が吹き出される吹出口108を形成している。
【0005】
そして、吸込口107の近傍には、室内温度と室内湿度を検知する室温検知手段109と湿度検知手段110が設けられ、また、本体106の天面に設けられ加湿器の運転を制御するための操作パネルには、室内湿度を目標の湿度に設定する湿度設定スイッチが配設されている。
【0006】
上記構成の加湿器は、運転開始時に、運転スイッチをいれ、さらに湿度設定スイッチにて目標とする湿度を選択して設定する。
【0007】
送風機101が運転されると、室内の空気は吸込口107から吸い込まれ、温風用ヒーター105で加熱されて吸水した気化フィルター104を通過し、加湿された空気となって吹出口108から室内に吹き出され、この動作が繰り返されていく。そして、この動作時に吸込口107の近傍に設けられた湿度検知手段110が室内湿度を検知して検知情報を制御手段に送り、制御手段が送風機101の風量と温風用ヒーター105の通電率を制御して、室内湿度と設定湿度との差が所定値以下となる安定領域で運転する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2006−112747号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
気化フィルターに吸水されている水を気化する気化式の加湿器では、気化する際に気化フィルターは気化熱が奪われて温度が低下し、送風されていく加湿空気の温度が低下し、加湿空気の通風路の温度も低下する。
【0010】
そして、特許文献1に記載の加湿器では、湿度検知手段110は、加湿空気の通風路の近くに位置するので、通風路を形成する仕切板111を介してこの通風路の温度低下の影響を受け、室内空気より温度の低い空気の湿度を検知することとなる。
【0011】
すなわち、検知する空気の温度が低下することにより相対湿度が上昇した空気の湿度を検知し、実際の室内湿度からずれた湿度を検知して、設定湿度に対する自動運転をすることがあり得るものである。
【0012】
そこで、本発明は、上記従来の課題を解決して、気化熱による温度低下の影響を受けない精度の高い湿度検知をして、設定湿度に対する自動運転をすることができる加湿装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
そして、この目的を達成するために、本発明の加湿装置は、上端部に吹出口を形成した本体ケースの内部に、送風手段と、上面を開口し一定水位の水を貯水する貯水容器、前記貯水容器の水に下部が浸漬される加湿フィルター、および、前記貯水容器に水を供給する給水タンクからなる加湿手段と、室内の湿度を検知して前記送風手段の運転を制御する制御手段とを備えた加湿装置であって、前記本体ケース内を仕切部によって下方空間と上方空間とに仕切り、前記下方空間に、枠状に形成され上下に開口する方向に前記貯水容器内に立設された加湿フィルターを配設し、前記上方空間には、前記送風手段を、前記仕切部に形成した前記下方空間への中央連通口から吸気し前記吹出口に送風する方向に配設し、前記送風手段のファン吸気口と前記仕切部の前記中央連通口とを連通接続する導風筒を設け、前記本体ケースの背面に吸込口を形成し、前記吸込口は上下方向に上部吸込口と下部吸込口とに2分割され、前記下部吸込口は前記下方空間に臨んで開口し、前記上部吸込口は、前記上方空間における前記導風筒の外方を吸込風路とし、前記仕切部に形成した前方連通口から前記加湿フィルターの前方側の前記下方空間に連通する構成とし、前記制御手段を構成する湿度センサーの収納部が、前記本体ケースの前面に開口して設けられるとともに、前記前記導風筒との間に前記吸込風路を形成する構成としたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、湿度センサーは、気化熱による温度低下から生じる相対湿度上昇の影響を受けずに、室内空気を精度高く検知することができる、という効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施の形態1の加湿装置を示す前方からの斜視図
【図2】同加湿装置の後方からの斜視図
【図3】同加湿装置の縦断面図
【図4】同加湿装置の本体ケース内を示す後方からの斜視図
【図5】同本体ケース内の要部を示す前方からの斜視図
【図6】従来の加湿装置を示す縦断面図
【図7】図6におけるA−A断面図
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の請求項1記載の加湿装置は、上端部に吹出口を形成した本体ケースの内部に、送風手段と、上面を開口し一定水位の水を貯水する貯水容器、前記貯水容器の水に下部が浸漬される加湿フィルター、および、前記貯水容器に水を供給する給水タンクからなる加湿手段と、室内の湿度を検知して前記送風手段の運転を制御する制御手段とを備えた加湿装置であって、前記本体ケース内を仕切部によって下方空間と上方空間とに仕切り、前記下方空間に、枠状に形成され上下に開口する方向に前記貯水容器内に立設された加湿フィルターを配設し、前記上方空間には、前記送風手段を、前記仕切部に形成した前記下方空間への中央連通口から吸気し前記吹出口に送風する方向に配設し、前記送風手段のファン吸気口と前記仕切部の前記中央連通口とを連通接続する導風筒を設け、前記本体ケースの背面に吸込口を形成し、前記吸込口は上下方向に上部吸込口と下部吸込口とに2分割され、前記下部吸込口は前記下方空間に臨んで開口し、前記上部吸込口は、前記上方空間における前記導風筒の外方を吸込風路とし、前記仕切部に形成した前方連通口から前記加湿フィルターの前方側の前記下方空間に連通する構成とし、前記制御手段を構成する湿度センサーの収納部が、前記本体ケースの前面に開口して設けられるとともに、前記前記導風筒との間に前記吸込風路を形成する構成としたものであり、湿度センサーの収納部と、加湿空気の流れる流路との間には、室内空気が吸い込まれて流れる吸込風路が介在するので、収納部内の湿度センサーには、加湿フィルターに吸水された水が気化するときの気化熱による温度低下の影響が遮断されることとなり、湿度センサーは、気化熱による温度低下から生じる相対湿度上昇の影響を受けずに、室内空気を精度高く検知することができる、という効果を奏する。
【0017】
また、請求項2記載の加湿装置は、請求項1に記載の加湿装置において、前記収納部は、前記導風筒の側方を通して前記上部吸込口に対向する位置に設けられるものであり、湿度センサーの収納部の周りには、室内空気が効率よく流れ、加湿空気による温度低下の影響を遮断する作用が高まり、湿度センサーの検知精度が高まる。
【0018】
また、請求項3記載の加湿装置は、請求項1または2に記載の加湿装置において、前記収納部の下面の下方に、前記仕切部に形成した前記前方連通口が前記吸込風路を介して位置する構成としたものであり、室内空気の吸込風路が、湿度センサーの収納部と加湿フィルターを配設した下方空間との間に回り込んで形成されることとなり、加湿空気による温度低下の影響を遮断する作用がより高まり、湿度センサーの検知精度がより高まる。
【0019】
また、請求項4記載の加湿装置は、請求項2または3に記載の加湿装置において、前記本体ケース内を上方空間と下方空間に仕切るとともに、前記上方空間および前記下方空間の側方に、下方において下方空間と連通する給水タンク収納空間を形成し、前記収納部が前記給水タンク収納空間側に寄せて設けられたものであり、室内空気が上部吸込口から上方空間と給水タンク収納空間との境界部に沿って広がらず流れ、湿度センサーの収納部に対し効率的に流れ、加湿空気による温度低下の影響を遮断する作用がさらに高まり、湿度センサーの検知精度がさらに高まる。
【0020】
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図5を参照しながら説明する。
【0021】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1の加湿装置は、図1〜図4に示すように、平面視、両側部が側方に凸状をなす長円形状である本体ケース1の内部を、中央部に中央連通口2を有した仕切部3によって上方空間4および下方空間5と、本体ケース1の側部寄りに縦方向に配設された内側板6によって上方空間4、下方空間5の側方に形成される給水タンク収納空間7とに仕切り、給水タンク収納空間7は下部側で下方空間5と連通している。すなわち、内側板6は本体ケース1の天面から仕切部3の間に設けられている。
【0022】
そして、上方空間4には、送風手段である送風機8が、そのファン吸気口8aを仕切部3に形成された下方空間5への中央連通口2に導風筒9によって連通接続し、本体ケース1の天面に形成された吹出口10に向けて送風する方向に設けられている。
【0023】
また、下方空間5の下部から給水タンク収納空間7の下部にかけて、上方を開口し一定水位の水を貯水する貯水容器としてのトレー11を配設している。
【0024】
下方空間5に位置するトレー11の開口部には、上下方向に開口した枠状の加湿フィルター12が、その下部を水に浸漬し上端部を仕切部3の中央連通口2の周囲に当接して、立設されている。
【0025】
一方、給水タンク収納空間7は、本体ケース1の天面の側部に形成された天面開口1aから下方に形成されており、トレー11に給水する給水タンク13が、この天面開口1aから挿入され、上述のように下方空間5の下部に配設されたトレー11の開口部に着脱自在に装着されている。
【0026】
上記のトレー11、加湿フィルター12および給水タンク13によって加湿手段14を構成している。
【0027】
そして、本体ケース1およびその内部の構成について説明を加えると、本体ケース1の背面に、上下方向に2分割された上部吸込口15と下部吸込口16とからなる吸込口17を両側端部近くまで形成している。
【0028】
下部吸込口16は、下方空間5に臨んで開口し、上部吸込口15は、上方空間4における導風筒9の外方の空間に臨んで開口して、その導風筒9の外方の空間を吸込風路18とし、図5に示すように、仕切部3の前端部に形成した下方空間5への前方連通口19から加湿フィルター12の前方側の下方空間5に連通している。
【0029】
さらに、上部吸込口15は、仕切部3の給水タンク収納空間7とは反対側の側端部に形成された側方連通口20から、加湿フィルター12の一側方側の下方空間5に連通している。
【0030】
一方、上部吸込口15および下部吸込口16の給水タンク収納空間7側の側部は、給水タンク収納空間7に臨んで開口し、給水タンク収納空間7を介して加湿フィルター12のもう一方側の下方空間5に連通している。
【0031】
そして、導風筒9は、円弧状の外周面を備えた筒状で、下方に向かうにしたがって広がる形状に形成され、上方空間4における送風機8の下方の空間の左右方向中央部に位置している。
【0032】
また、加湿フィルター12は、上端開口部が中央連通口2を囲むように、仕切部3に当接するとともに、枠状をなす空気吸込面のうち、後側吸込面12aが下部吸込口16に、一方の側方吸込面12bが側方連通口20から流入する室内空気の流入方向に、もう一方の側方吸込面(図示せず)が給水タンク収納空間7に、前側吸込面(図示せず)が前方連通口19から流入する室内空気の流入方向に、それぞれ対向するように配設されている。
【0033】
また、図4および図5に示すように、上方空間4には、本体ケース1の前面の開口部21(図1に示す)に連通するように前方が開口し、湿度センサー22を収納した略箱状の収納部23が設けられている。
【0034】
上記湿度センサー22の収納部23は、上方空間4における前端部であって、給水タンク収納空間7寄りに設けられ、背面側の上部吸込口15に吸込風路18を通して対向する箇所に位置しており、また、その下面23aの下方に仕切部3の前方連通口19が位置するように設けられている。すなわち、収納部23は導風筒9との間および仕切部3との間に室内空気の吸込風路18が形成されている。
【0035】
また、室内湿度を検知する湿度センサー22は検知信号を制御部(図示せず)に送り、制御部はその検知信号によって送風機8の運転を制御する。これら湿度センサー22、制御部により、目標湿度に設定した設定湿度に向けての自動運転を制御する制御手段を構成する。
【0036】
次に、上記構成の加湿装置の運転について説明する。
【0037】
電源を入れて運転すると、室内空気が上部吸込口15および下部吸込口16から吸い込まれ、下部吸込口16から吸い込まれた室内空気は加湿フィルター12の後方側の下方空間5に吸い込まれ、上部吸込口15から吸い込まれた室内空気は、上方空間4における導風筒9の外方の吸込風路18を仕切部3の前方連通口19と側方連通口との両方向に分かれて流れ、前方連通口19から加湿フィルター12の前方側の下方空間5に、側方連通口20から加湿フィルター12の一側方の下方空間5に、それぞれ流入する。
【0038】
また、室内空気は上部吸込口15と下部吸込口16の側部から給水タンク収納空間7を経由して加湿フィルター12のもう一方の側方の下方空間5にも流入する。
【0039】
そして、加湿フィルター12の上記4方向の下方空間5に流入した室内空気は、枠状の加湿フィルター12の内側空間24に吸い込まれていく。このとき、加湿フィルター12には前後および左右の4方向から空気を吸い込み、かつ、上端開口部は仕切部3に当接しているので、加湿フィルター12の吸込面には全周にわたって送風機8の吸気による負圧がほぼ均等にかかり、加湿フィルター12における通気特性が向上する。
【0040】
そして、送風機8によって、加湿フィルター12の吸込面を通過して内側空間24に吸い込まれ加湿された空気は、仕切部3の中央連通口2から導風筒9を通り吹出口10から室内に吹き出される。
【0041】
この本体ケース1内の通風において、導風筒9は送風機8の下方の上方空間の中央部に円弧状の外周面を備えて設けられているので、吸込風路18における通風流は吸込風路18を一方に偏ることなく円弧状の外周面に沿う滑らかな流れとなる。さらに、導風筒9は下方に向かうにしたがって広がる形状をしているので、吸込風路18における通風流は前方連通口19と側方連通口20とになめらかに流れていくように案内される。
【0042】
一方、下方空間5から導風筒9を通る通気流は、加湿フィルター12で気化して加湿された加湿空気となるので、室内空気に対し温度が低下している。
【0043】
しかし、室内湿度を検知する湿度センサー22の収納部23は、導風筒9との間に、本体ケース1の背面の上部吸込口15から室内空気を吸込んで流れる吸込風路18が介在するので、収納部23内の湿度センサー22に対する導風筒9からの温度低下の影響が遮断され、湿度センサー22は気化熱による温度低下から生じる相対湿度上昇の影響を受けずに、室内湿度を高精度で検知することができる。
【0044】
しかも、収納部23は上部吸込口15に対向する位置に設けられているので、上部吸込口15から吸い込まれた室内空気は吸込風路18をほぼ直進して収納部23に到達し、効率よく収納部23に触れて流れる。
【0045】
また、上部吸込口15から吸い込まれた室内空気は、給水タンク収納空間7と上方空間4との境界部に沿うよう流れて上方空間4に広がらずに流れるので、より効率よく収納部23に触れながら流れ、さらに、加湿フィルター12が配設され温度が低下する下方空間5との間にも吸込風路18が回り込んで形成されるので、温度低下の影響を遮断する作用がより高まる。
【0046】
このように、湿度センサー22による室内湿度の検知精度がいっそう高まり、設定湿度に向けてのより高精度な自動運転をすることができることとなる。
【産業上の利用可能性】
【0047】
本発明に係る加湿装置は、気化する際に奪われる気化熱による温度低下の影響を受けない精度の高い湿度検知をして、設定湿度に対する自動運転をすることができる、という効果を有し、室内を適切な湿度状態に維持する加湿装置として有用である。
【符号の説明】
【0048】
1 本体ケース
2 中央連通口
3 仕切部
4 上方空間
5 下方空間
7 給水タンク収納空間
8 送風機
8a ファン吸気口
9 導風筒
10 吹出口
11 トレー
12 加湿フィルター
13 給水タンク
14 加湿手段
15 上部吸込口
16 下部吸込口
17 吸込口
18 吸込風路
19 前方連通口
20 側方連通口
22 湿度センサー
23 収納部
23a 下面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上端部に吹出口を形成した本体ケースの内部に、送風手段と、上面を開口し一定水位の水を貯水する貯水容器、前記貯水容器の水に下部が浸漬される加湿フィルター、および、前記貯水容器に水を供給する給水タンクからなる加湿手段と、室内の湿度を検知して前記送風手段の運転を制御する制御手段とを備えた加湿装置であって、前記本体ケース内を仕切部によって下方空間と上方空間とに仕切り、前記下方空間に、枠状に形成され上下に開口する方向に前記貯水容器内に立設された加湿フィルターを配設し、前記上方空間には、前記送風手段を、前記仕切部に形成した前記下方空間への中央連通口から吸気し前記吹出口に送風する方向に配設し、前記送風手段のファン吸気口と前記仕切部の前記中央連通口とを連通接続する導風筒を設け、前記本体ケースの背面に吸込口を形成し、前記吸込口は上下方向に上部吸込口と下部吸込口とに2分割され、前記下部吸込口は前記下方空間に臨んで開口し、前記上部吸込口は、前記上方空間における前記導風筒の外方を吸込風路とし、前記仕切部に形成した前方連通口から前記加湿フィルターの前方側の前記下方空間に連通する構成とし、前記制御手段を構成する湿度センサーの収納部が、前記本体ケースの前面に開口して設けられるとともに、前記前記導風筒との間に前記吸込風路を形成する構成としたことを特徴とする加湿装置。
【請求項2】
前記収納部は、前記導風筒の側方を通して前記上部吸込口に対向する位置に設けられることを特徴とする請求項1に記載の加湿装置。
【請求項3】
前記収納部の下面の下方に、前記仕切部に形成した前記前方連通口が前記吸込風路を介して位置する構成としたことを特徴とする請求項1または2に記載の加湿装置。
【請求項4】
前記本体ケース内を上方空間と下方空間に仕切るとともに、前記上方空間および前記下方空間の側方に、下方において下方空間と連通する給水タンク収納空間を形成し、前記収納部が前記給水タンク収納空間側に寄せて設けられたことを特徴とする請求項2または3に記載の加湿装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−247128(P2012−247128A)
【公開日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−119054(P2011−119054)
【出願日】平成23年5月27日(2011.5.27)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】