説明

加熱調理器

【課題】安価な構成で、被加熱物の焼き具合が容易に確認できる加熱調理器を提供する。
【解決手段】被加熱物(図示せず)を収納して加熱調理する加熱室2と、加熱室2内に取り付けられた遠赤外線ヒータ3及び光源となりうる近赤外線ヒータ4と、遠赤外線ヒータ3と近赤外線ヒータ4を通電制御する通電制御部7と、加熱調理を開始させる操作部10とを備え、操作部10を操作することにより近赤外線ヒータ4に強制的に通電を行うようにしたもので、加熱調理中または加熱調理終了後に遠赤外線ヒータ3及び近赤外線ヒータ4がオフして、加熱室2が暗くて被加熱物の焼き具合が確認しづらい際、使用者は、操作部10を再操作することにより、近赤外線ヒータ4をオンさせて加熱室2を明るくし、被加熱物の焼き具合を確認することができる。また、加熱調理開始用の操作部10を共用で使用すると共に、別途照明灯等の光源を設ける必要が無いので安価に構成できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般家庭において使用されるオーブントースター等の加熱調理器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の加熱調理器として、被加熱物を収納して加熱調理する加熱室と、前記加熱室に取り付けられた遠赤外線ヒータと近赤外線ヒータと、これらヒータを通電制御する通電制御部と、加熱室に収納された被加熱物を外部から覗くための窓とを備えた加熱調理器があった(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2000−179867号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、前記従来の加熱調理器の構成では、加熱調理中において温度調節機能が働いてヒータがオフしている時や加熱調理終了後等に加熱室に収納された被加熱物を窓から確認しようとした際、一般的に近赤外線ヒータとしてハロゲンランプやアルゴンランプを使用した場合、ヒータオン時の光による眩しさを軽減するため窓が減光処理されている為、外部からの光が入りにくく、加熱室が暗くなり被加熱物の焼き具合が確認しづらいという不具合があった。また、窓が減光処理されていなくても、暗い場所で使用された際、同等の不具合があった。又、加熱室内部を明るくするためヒータ以外に別途光源を設けようとした場合は高価なものとなった。
【0004】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、安価な構成で、被加熱物の焼き具合が容易に確認できる加熱調理器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、被加熱物を収納して加熱調理する加熱室と、前記加熱室内に取り付けられた遠赤外線ヒータ及び光源となりうる近赤外線ヒータと、前記遠赤外線ヒータと前記近赤外線ヒータを通電制御する通電制御部と、加熱調理を開始させる操作部とを備え、前記操作部を操作することにより前記近赤外線ヒータに通電を行うようにしたもので、加熱調理中または加熱調理終了後等に、遠赤外線ヒータ及び近赤外線ヒータがオフして、加熱室が暗く、中の被加熱物の焼き具合が確認しづらい際、使用者は加熱調理を開始させた操作部を再操作することにより、近赤外線ヒータを光源としてオンさせて加熱室を明るくし、被加熱物の焼き具合を確認することができる。また、加熱調理を開始させる操作部を使用することにより、別途照明用の操作部を設ける必要が無く、また、別途照明灯等の光源を設ける必要も無いので、安価に構成できる。
【発明の効果】
【0006】
本発明の加熱調理器は、別途外部操作部を設けることなく、加熱調理を開始させる操作部を操作することにより、光源として近赤外線ヒータをオンさせることができることにより、加熱調理中または加熱調理終了後等の近赤外線ヒータがオフしていて、加熱室が暗くて被加熱物の焼き具合が確認しづらい際、使用者は加熱調理を開始させた操作部を再操作することにより近赤外線ヒータを光源としてオンさせて加熱室を明るくし、被加熱物の焼き具合を確認することができる。また、加熱調理を開始させる操作部を使用することにより、別途照明用の操作部を設ける必要が無く、また、別途照明灯等の光源を設ける必要も無いので、安価に構成できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
第1の発明は、被加熱物を収納して加熱調理する加熱室と、前記加熱室内に取り付けられた遠赤外線ヒータ及び光源となりうる近赤外線ヒータと、前記遠赤外線ヒータと前記近赤外線ヒータを通電制御する通電制御部と、加熱調理を開始させる操作部とを備え、前記操作部を操作することにより前記近赤外線ヒータに通電を行うようにしたもので、加熱調理中または加熱調理終了後等に、遠赤外線ヒータ及び近赤外線ヒータがオフして、加熱室が暗く、中の被加熱物の焼き具合が確認しづらい際、使用者は加熱調理を開始させた操作部を再操作することにより、近赤外線ヒータを光源としてオンさせて加熱室を明るくし、被加熱物の焼き具合を確認することができる。また、加熱調理を開始させる操作部を使用することにより、別途照明用の操作部を設ける必要が無く、また、別途照明灯等の光源を設ける必要も無いので、安価に構成できる。
【0008】
第2の発明は、特に、第1の発明の操作部の操作中のみ、近赤外線ヒータに通電するもので、使用者が必要な時間だけ加熱室を明るくすることができ、無駄に、近赤外線ヒータをオンすることなく省エネルギーになる。
【0009】
第3の発明は、特に、第1の発明の操作部の操作受付後から第1の所定時間後、近赤外線ヒータへの通電を終了するもので、前記近赤外線ヒータへの通電による被加熱物への影響(焼き過ぎ等)を少なくすることができる。また、長時間の近赤外線ヒータへの通電により、加熱室の温度が異常に上昇する等の不安全な状態になるのを防止することができる。
【0010】
第4の発明は、特に、第1の発明の操作部の操作終了後から第2の所定時間後、近赤外線ヒータへの通電を終了するもので、近赤外線ヒータへの通電による被加熱物への影響(焼き過ぎ等)を少なくすることができる。また、長時間の近赤外線ヒータへの通電により、加熱室の温度が異常に上昇する等の不安全な状態になるのを防止することができる。
【0011】
第5の発明は、特に、第1〜4の何れか1つの発明の加熱調理中のみ、操作部の操作により近赤外線ヒータに通電を行うようにしたもので、使用者が誤って操作部を操作し、不必要な時に近赤外線ヒータがオンし、加熱室の温度が異常に上昇する等の不安全な状態になるのを防止することができる。
【0012】
第6の発明は、特に、第1〜4の何れか1つの発明の加熱調理終了後所定の期間のみ、操作部の操作により近赤外線ヒータに通電を行うもので、使用者が誤って操作部を操作し、不必要な時に近赤外線ヒータがオンし、加熱室の温度が異常に上昇する等の不安全な状態になるのを防止することができる。
【0013】
第7の発明は、特に、第6の発明の加熱調理器の運転状態を表示する表示部を設け、加熱調理時の前記表示部による表示方法と、加熱調理終了後所定の期間における前記表示部による表示方法とを異ならせたもので、操作部を操作することにより加熱調理を開始させるのか、一時的に近赤外線ヒータを光源としてオンさせるのかが明確となり、使用者にとって使い勝手のよいものとなる。
【0014】
第8の発明は、特に、第1〜7のいずれか一つの発明の操作部の操作後第3の所定時間の間、操作部の操作の再受付を禁止するようにしたもので、前記ヒータ通電による被加熱物への影響(焼きすぎ等)を少なくすることができる。また、長時間の前記近赤外線ヒータへの通電による加熱室の温度が異常に上昇する等の不安全な状態になるのを防止することができる。
【0015】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0016】
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における加熱調理器の概略構成図である。
【0017】
図1において、本体1内に加熱室2が設けられ、加熱室2には、ミラクロンヒータ等の遠赤外線ヒータ3と、ハロゲンランプやアルゴンランプ等の光源としても利用できる近赤外線ヒータ4(本実施の形態では、アルゴンランプを使用した)と、加熱室2内の温度を検知する温度センサー5と、被加熱物(図示せず)をのせる焼き網6が配置されている。通電制御部7は、遠赤外線ヒータ3と、近赤外線ヒータ4を通電制御するもので、マイクロコンピュータ9は、操作部10からの信号により加熱調理を開始し、加熱調理中に、温度センサー5からの信号により通電制御部7に信号を出し、遠赤外線ヒータ3と近赤外線ヒータ4のオン、オフ制御を行うと共に、操作部10からの信号により、調理加熱中または調理終了後に通電制御部7に信号を出し近赤外線ヒータ4のオン、オフ制御を行う。
【0018】
ドア8部分には、加熱室2内の被加熱物の焼き具合を観察するためのガラス等を使用した窓(近赤外線ヒータ4からの光による眩しさを軽減するための減光処理が施されている)が設置されており、遠赤外線ヒータ3、近赤外線ヒータ4がオフ時(加熱調理中において、温度センサー5からの信号により、加熱室2内の温度が設定温度よりも高ければ遠赤外線ヒータ3、近赤外線ヒータ4はオフしている)において、使用者が被加熱物の焼き具合等を確認したい時、操作部10を再操作することにより、マイクロコンピュータ9は、操作部10からの信号を受けて通電制御部7に信号を出し、近赤外線ヒータ4をオンすることにより加熱室2内を明るくする。11は、LEDなどから構成され、加熱調理器の運転状態を表示する表示部である。
【0019】
次に図2の動作フローチャートを用いて動作の流れを説明する。ステップ101にて操作部10からの信号を監視し、操作部10が操作された旨の信号があれば、ステップ102にて、近赤外線ヒータ4をオンする。
【0020】
以上のように、本実施の形態によれば、前記操作部10を操作することにより近赤外線ヒータ4に通電を行うようにしたので、加熱調理中または加熱調理終了後等に、遠赤外線ヒータ3及び近赤外線ヒータ4がオフして、加熱室2が暗く、中の被加熱物の焼き具合が確認しづらい際、使用者は加熱調理を開始させた操作部10を再操作することにより、近赤外線ヒータ4を光源としてオンさせて加熱室2内を明るくし、被加熱物の焼き具合を確認することができる。また、加熱調理を開始させる操作部10を使用することにより、別途照明用の操作部を設ける必要が無く、また、別途照明灯等の光源を設ける必要も無いので、安価に構成できる。
【0021】
また、加熱調理中のみ、操作部10の操作により近赤外線ヒータ4に通電を行うようにしたので、使用者が誤って操作部10を操作し、不必要な時に近赤外線ヒータ4がオンし、加熱室2の温度が異常に上昇する等の不安全な状態になるのを防止することができる。
【0022】
(実施の形態2)
図3は、本発明の第2の実施の形態における加熱調理器の動作フローチャートである。なお、本実施の形態における加熱調理器の構成は、上記第1の実施の形態における加熱調理器と同一で、動作のみ異なるので、図3の動作フローチャートを用いて動作の流れを説明する。
【0023】
ステップ103にて、操作部10からの信号を監視し、操作部10が操作された旨の信号があれば、ステップ104にて、近赤外線ヒータ4をオンする。さらに、ステップ105にて、操作部10を監視し、再び、操作部10が操作されたという信号があれば、近赤外線ヒータ4をオンし続け、信号がなければ、ステップ106にて、近赤外線ヒータ4をオフするようにしたものである。
【0024】
以上のように、本実施の形態によれば、操作部10の操作中のみ、近赤外線ヒータ4に通電するようにしたので、使用者が必要な時間だけ加熱室2を明るくすることができ、無駄に、近赤外線ヒータ4をオンすることなく省エネルギーになる。
【0025】
(実施の形態3)
図4は、本発明の第3の実施の形態における加熱調理器の動作フローチャートである。なお、本実施の形態における加熱調理器の構成は、上記第1の実施の形態における加熱調理器と同一で、動作のみ異なるので、図4の動作フローチャートを用いて動作の流れを説明する。
【0026】
図4は、本実施の形態における加熱調理器の加熱動作時の例を示すもので、ステップ107にて、温度センサー5からの信号によりマイクロコンピュータ9は、加熱室2内の温度θを検知し、ステップ108にて、それと予め設定された設定温度と比較し、加熱室2の温度θがそれより低ければ、ステップ109で、遠赤外線ヒータ3、近赤外線ヒータ4をオンし、ステップ110で操作部10を監視する。
【0027】
しかしながら、この場合は、操作部10から操作部10が操作された旨の信号があったとしても、既に近赤外線ヒータ4はオンしているので、ステップ111にて、操作部10からの信号を無視し、ステップ112にて所定の加熱調理時間に到達したかを判定し、到達していなければ前記動作を繰り返す。また、ステップ108にて加熱室2の温度の方が予め設定された設定温度よりも高ければ、ステップ113にて、遠赤外線ヒータ3、近赤外線ヒータ4をオフし、ステップ114にて、操作部10の信号を監視し、入力があれば、近赤外線ヒータ4を所定時間(例えば、5秒間)オンする。
【0028】
(実施の形態4)
図5は、本発明の第4の実施の形態における加熱調理器の動作フローチャートである。なお、本実施の形態における加熱調理器の構成は、上記第1の実施の形態における加熱調理器と同一で、動作のみ異なるので、図5の動作フローチャートを用いて動作の流れを説明する。
【0029】
本実施の形態では、ステップ116にて、操作部10からの信号を監視し、操作部10が操作された旨の入力があれば、ステップ117にて、近赤外線ヒータ4をオンする。次にステップ118にて、操作部10からの信号を受付けてから第1の所定時間(例えば、5秒)経過したかを監視し、経過していなければ、近赤外線ヒータ4をオンし続ける。また、ステップ118にて、5秒経過していれば、ステップ119にて、近赤外線ヒータ4をオフする。
【0030】
以上のように、本実施の形態によれば、操作部10の操作受付後から第1の所定時間後、近赤外線ヒータ4への通電を終了するので、前記近赤外線ヒータ4への通電による被加熱物への影響(焼き過ぎ等)を少なくすることができる。また、長時間の近赤外線ヒータ4への通電により、加熱室2の温度が異常に上昇する等の不安全な状態になるのを防止することができる。
【0031】
なお、上記実施の形態では、操作部10からの信号を受付けてから5秒経過したかを監視しているが、操作部10からの信号がなくなってから第2の所定時間(例えば、5秒)経過したかを監視し、経過していなければ、近赤外線ヒータ4をオンし続け、5秒経過していれば近赤外線ヒータ4をオフするようにしても良い。
【0032】
(実施の形態5)
図6は、本発明の第5の実施の形態における加熱調理器の動作フローチャートである。なお、本実施の形態における加熱調理器の構成は、上記第1の実施の形態における加熱調理器と同一で、動作のみ異なるので、図6の動作フローチャートを用いて動作の流れを説明する。
【0033】
図6において、ステップ120からステップ123の動作は、実施の形態4と同じなので省略する。ステップ124にて、操作部10の操作の再受付を禁止し、ステップ125で、操作部10からの信号受付を禁止してから第3の所定時間(例えば、5分)経過したかを監視し、経過していなければ、操作部10からの信号の受付禁止を継続する。また、5分経過したら、ステップ130にて、操作部10からの信号の受付け禁止を解除するようにしたものである。
【0034】
以上のように、本実施の形態によれば、操作部10の操作後第3の所定時間の間、操作部10の操作の再受付を禁止するようにしたので、近赤外線ヒータ4への通電による被加熱物への影響(焼きすぎ等)を少なくすることができる。また、長時間の前記近赤外線ヒータ4への通電による加熱室2の温度が異常に上昇する等の不安全な状態になるのを防止することができる。
【0035】
(実施の形態6)
図7は、本発明の第6の実施の形態における加熱調理器の動作フローチャートである。なお、本実施の形態における加熱調理器の構成は、上記第1の実施の形態における加熱調理器と同一で、動作のみ異なるので、図7の動作フローチャートを用いて動作の流れを説明する。
【0036】
図7において、ステップ127で加熱調理が行われるが、このとき表示部11は点灯し、加熱調理中であることを使用者に報知する。所定の加熱調理が終了すると、ステップ129〜132の所定の期間(例えば、5分)の間は、表示部11を点滅表示に変えて、使用者にこの期間中に操作部を操作すれば、近赤外線ヒータ4がオンすることができることを報知する。ステップ129で、加熱調理終了後、5分が経過すると、操作部10により強制的に、近赤外線ヒータ4のみをオンできる動作を終了し、通常動作に戻るようにする。
【0037】
以上のように、本実施の形態によれば、加熱調理終了後所定の期間のみ、操作部10の操作により近赤外線ヒータ4に通電を行うので、使用者が誤って操作部10を操作し、不必要な時に近赤外線ヒータ4がオンし、加熱室2の温度が異常に上昇する等の不安全な状態になるのを防止することができる。
【0038】
また、加熱調理器の運転状態を表示する表示部11を設け、加熱調理時の前記表示部11による表示方法と、加熱調理終了後所定の期間における前記表示部11による表示方法とを異ならせたので、操作部10を操作することにより加熱調理を開始させるのか、一時的に近赤外線ヒータ4を光源としてオンさせるのかが明確となり、使用者にとって使い勝手のよいものとなる。
【産業上の利用可能性】
【0039】
以上のように、本発明にかかる加熱調理器は、別途外部操作部を設けることなく、加熱調理を開始させる外部操作部を操作することにより光源としてヒータをオンさせることができることにより、加熱調理中または加熱調理終了後等のヒータがオフ時の加熱室が暗くて被加熱物の焼き具合が確認しづらい際、使用者は加熱調理を開始させた外部操作部を再操作することによりヒータを光源としてオンさせて加熱室を明るくし、被加熱物の焼き具合を確認することができ、使い勝手の良いものとすることができるので、近赤外線ヒータを搭載したオーブントースターやオーブンレンジ等に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の実施の形態1における加熱調理器の概略構成図
【図2】同加熱調理器の動作フローチャート
【図3】本発明の実施の形態2における加熱調理器の動作フローチャート
【図4】本発明の実施の形態3における加熱調理器の動作フローチャート
【図5】本発明の実施の形態4における加熱調理器の動作フローチャート
【図6】本発明の実施の形態5における加熱調理器の動作フローチャート
【図7】本発明の実施の形態6における加熱調理器の動作フローチャート
【符号の説明】
【0041】
2 加熱室
3 遠赤外線ヒータ
4 近赤外線ヒータ
7 通電制御部
10 操作部
11 表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被加熱物を収納して加熱調理する加熱室と、前記加熱室内に取り付けられた遠赤外線ヒータ及び光源となりうる近赤外線ヒータと、前記遠赤外線ヒータと前記近赤外線ヒータを通電制御する通電制御部と、加熱調理を開始させる操作部とを備え、前記操作部を操作することにより前記近赤外線ヒータに通電を行うようにした加熱調理器。
【請求項2】
操作部の操作中のみ、近赤外線ヒータに通電する請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項3】
操作部の操作受付後から第1の所定時間後、近赤外線ヒータへの通電を終了する請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項4】
操作部の操作終了後から第2の所定時間後、近赤外線ヒータへの通電を終了する請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項5】
加熱調理中のみ、操作部の操作により近赤外線ヒータに通電を行うようにした請求項1〜4の何れか1項に記載の加熱調理器。
【請求項6】
加熱調理終了後所定の期間のみ、操作部の操作により近赤外線ヒータに通電を行う請求項1〜4のいずれか1項に記載の加熱調理器。
【請求項7】
加熱調理器の運転状態を表示する表示部を設け、加熱調理時の前記表示部による表示方法と、加熱調理終了後所定の期間における前記表示部による表示方法とを異ならせた請求項6に記載の加熱調理器。
【請求項8】
操作部の操作後第3の所定時間の間、操作部の操作の再受付を禁止するようにした請求項1〜7のいずれか1項に記載の加熱調理器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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