説明

動画像配信システム

【課題】 多様な表現が可能な動画像を配信することができる動画像配信システムを提供する。
【解決手段】 動画像の送信者は、送信側端末12により、動画像配信サーバ14に画像データやテキストデータ等の動画像再生アプリケーションの作成に使用するデータをアップロードするとともに、動画像再生アプリケーションの作成する際にテンプレートとして使用する動画像作成プログラムを選択する。動画像配信サーバ14は、上記選択された動画像作成プログラムを上記アップロードされたデータに適用して動画像再生アプリケーションを作成して所定の記憶領域に格納する。そして、動画像配信サーバ14は、送信側端末12により指定された宛先(受信側端末16)に対して上記動画像再生アプリケーションが格納場所を示す情報を含むダウンロード用メールを送信する。受信側端末16は、ダウンロード用メールを受信すると、動画像配信サーバ14にアクセスし、上記動画像再生アプリケーションをダウンロードして再生表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は動画像配信システムに係り、特に画像や文字列が合成された動画像コンテンツを配信する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザが選択した背景画像を特定するための背景画像情報をメールの拡張ヘッダに付加し、上記拡張ヘッダを含むメールデータを作成して送信するメール情報送信・表示方法が提案されている(特許文献1)。また、特許文献2には、1枚の静止画像を種として動画像を生成する画像生成方法について開示されている。
【特許文献1】特開2001−167013号公報
【特許文献2】特開2004−310342号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記特許文献1は、メールの拡張ヘッダを用いて背景画像を設定するものであって、メールで多様な表示を実現するものではなかった。また、上記特許文献2は、1枚の静止画像を種として動画像を生成するものであり、生成される動画像の表現力に限界があった。
【0004】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、多様な表現が可能な動画像を配信することができる動画像配信システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために請求項1に係る動画像配信システムは、送信側端末と、動画像配信サーバと、受信側端末とを備え、前記送信側端末は、画像データ及びテキストデータを入力するデータ入力手段と、前記入力された画像データ及びテキストデータの表示の態様を規定するシナリオデータを含む動画像作成プログラムの中から動画像再生アプリケーションの作成に用いるものを選択する選択手段と、前記受信側端末を特定するための宛先データを入力する宛先入力手段と、前記入力された画像データ、テキストデータ、宛先データ及び前記選択された動画像作成プログラムを特定するための識別子を前記動画像配信サーバに送信するデータ送信手段とを備え、前記動画像配信サーバは、前記識別子により特定される動画像作成プログラムに従って、前記送信側端末から受信した画像データ及びテキストデータを動画像として再生するための動画像再生アプリケーションを作成する動画像作成手段と、前記動画像再生アプリケーションを前記受信側端末にダウンロードするためのダウンロード用情報を前記宛先データにより特定される受信側端末に送信するダウンロード用情報送信手段とを備え、前記受信側端末は、前記ダウンロード用情報を受信するダウンロード用情報受信手段と、前記受信したダウンロード用情報により、前記動画像再生アプリケーションをダウンロードするダウンロード手段と、前記動画像再生アプリケーションを実行して前記動画像を再生、表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
【0006】
請求項1に係る動画像配信システムによれば、カメラ付き携帯電話機等により構成される送信側端末により撮影した画像と、テキストデータを入力して、テンプレートとする動画像作成プログラムを選択するだけで、画像、テキスト及び音楽を所定のシナリオデータに従って再生表示する表現力の高い動画像再生アプリケーションを作成して受信側端末に配信することができる。また、請求項1に係る動画像配信システムによれば、受信者は、動画像再生アプリケーションを受信側端末にダウンロードするかどうかを選択することができる。
【0007】
請求項2に係る動画像配信システムは、送信側端末と、前記送信側端末と通信可能な受信側端末とを備え、前記送信側端末は、画像データ及びテキストデータを入力するデータ入力手段と、前記入力された画像データ及びテキストデータの表示の態様を規定するシナリオデータを含む動画像作成プログラムの中から動画像の作成に用いるものを選択する選択手段と、前記受信側端末を特定するための宛先データを入力する宛先入力手段と、前記入力された画像データ、テキストデータ及び前記選択された動画像作成プログラムを特定するための識別子を含む動画像作成用データを作成する動画像作成用データ作成手段と、前記宛先データにより特定される受信側端末に、前記動画像作成用データを送信するデータ送信手段とを備え、前記受信側端末は、前記動画像作成用データを受信するデータ受信手段と、前記動画像作成用データ中の画像データ及びテキストデータの表示の態様を規定するシナリオデータを含む動画像作成プログラムをその識別子とともに記憶する記憶手段と、前記記憶手段から、前記動画像作成用データ中の識別子により特定される動画像作成プログラムを取得して、前記取得した動画像作成プログラムに従って、前記送信側端末から受信した画像データ及びテキストデータを再生する動画像を作成する動画像作成手段と、前記動画像を再生、表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
請求項2に係る動画像配信システムによれば、画像、テキスト及び音楽を所定のシナリオデータに従って再生表示することができ、表現力の高い動画像再生アプリケーションを配信できる。また、請求項2に係る動画像配信システムによれば、動画像再生するための動画像再生アプリケーションを送信側端末と受信側端末との間で送受信する必要がないため、通信に要するコストを削減することができるとともに、受信側端末に動画像再生アプリケーションが蓄積されてメモリが圧迫されることがない。
【0009】
請求項3に係る動画像配信システムは、送信側端末と、前記送信側端末と通信可能な受信側端末とを備え、前記送信側端末は、画像データ及びテキストデータを入力するデータ入力手段と、前記入力された画像データ及びテキストデータの表示の態様を規定するシナリオデータを作成するシナリオデータ作成手段と、前記受信側端末を特定するための宛先データを入力する宛先入力手段と、前記入力された画像データ、テキストデータ及び前記シナリオデータを含む動画像作成用データを作成する動画像作成用データ作成手段と、前記宛先データにより特定される受信側端末に、前記動画像作成用データを送信するデータ送信手段とを備え、前記受信側端末は、前記動画像作成用データを受信するデータ受信手段と、前記動画像作成用データ中のシナリオデータに従って、前記送信側端末から受信した画像データ及びテキストデータを再生する動画像を作成する動画像作成手段と、前記動画像を再生、表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
請求項3に係る動画像配信システムによれば、送信側端末においてシナリオデータを作成できるため、より表現力の高い動画像を配信することができる。
【0011】
請求項4に係る動画像配信システムは、請求項1から3において、前記送信側端末は、前記動画像とともに再生される音声データを選択する音声選択手段を更に備え、前記受信側端末は、前記音声を出力する音声出力手段を更に備えることを特徴とする。
【0012】
請求項4に係る動画像配信システムによれば、前記動画像とともに音声を出力することができるので、より表現力の高い動画像を配信することができる。
【0013】
請求項5に係る動画像配信システムは、請求項1から4において、前記送信側端末が、前記画像データに所定の処理を施す画像処理手段を更に備えることを特徴とする。
【0014】
請求項5に係る動画像配信システムによれば、送信側端末において動画像の作成に用いる画像に画像処理を施すことができ、より表現力の高い動画像を作成することができる。
【0015】
請求項6に係る動画像配信システムは、請求項5において、前記画像処理手段は、前記画像データに対してトリミング、モノトーン化、色調変化、左右反転、上下反転、回転、拡大、縮小、画像を連続して貼り合わせる処理、画像を複製して重ね合わせる処理、モザイクをかける処理のうち少なくとも1つの処理を施すことを特徴とする。請求項6は、請求項5の処理の内容について限定したものである。
【0016】
請求項7に係る動画像配信システムは、請求項1から4において、前記動画像作成手段は、前記動画像を作成する際に、前記画像データに所定の処理を施すことを特徴とする。
【0017】
請求項7に係る動画像配信システムによれば、動画像の作成に用いる画像に画像処理を施すことができ、より表現力の高い動画像を作成することができる。
【0018】
請求項8に係る動画像配信システムは、請求項7において、前記動画像作成手段は、前記画像データに対してトリミング、モノトーン化、色調変化、左右反転、上下反転、回転、拡大、縮小、画像を連続して貼り合わせる処理、画像を複製して重ね合わせる処理、モザイクをかける処理のうち少なくとも1つの処理を施すことを特徴とする。請求項8は、請求項7の処理の内容について限定したものである。
【0019】
請求項9に係る動画像配信システムは、請求項1から8において、前記受信側端末は、前記表示手段により再生中の動画像の1場面を静止画としてキャプチャするキャプチャ手段と、前記キャプチャされた静止画をプリンタに出力する出力手段とを更に備えることを特徴とする。
【0020】
請求項9に係る動画像配信システムによれば、送信側端末から受信した動画像の所望の1場面をキャプチャしてプリントすることができる。
【0021】
請求項10に係る動画像配信システムは、請求項9において、前記出力手段は、赤外線通信、LAN、FTP又はBluetooth(登録商標)のうち少なくとも1つにより前記キャプチャされた静止画をプリンタに出力することを特徴とする。請求項10は、受信側端末とプリンタとの通信手段について限定したものである。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、カメラ付き携帯電話機等により構成される送信側端末により撮影した画像と、テキストデータを入力して、テンプレートとする動画像作成プログラムを選択するだけで、画像、テキスト及び音楽を所定のシナリオデータに従って再生表示する表現力の高い動画像再生アプリケーションを容易な手段で作成して受信側端末に配信することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、添付図面に従って本発明に係る動画像配信システムの好ましい実施の形態について説明する。
【0024】
[動画像配信システムの第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る動画像配信システムを模式的に示す図である。図1に示すように、本実施形態の動画像配信システム10は、送信側端末12、動画像配信サーバ14及び受信側端末16により構成される。送信側端末12及び受信側端末16は、例えば、電子メールの送受信機能を有する携帯電話機や携帯情報端末(PDA)である。動画像の送信者は、送信側端末12により、動画像配信サーバ14に画像データやテキストデータ等の動画像再生アプリケーションの作成に使用するデータをアップロードするとともに、動画像再生アプリケーションの作成する際にテンプレートとして使用する動画像作成プログラムを選択する。動画像配信サーバ14は、上記選択された動画像作成プログラムを上記アップロードされたデータに適用して動画像再生アプリケーションを作成して所定の記憶領域に格納する。そして、動画像配信サーバ14は、送信側端末12により指定された宛先(受信側端末16)に対して上記動画像再生アプリケーションが格納場所を示す情報(ダウンロード用URL)を含むダウンロード用メールを送信する。受信側端末16は、ダウンロード用メールを受信すると、上記ダウンロード用URLにより動画像配信サーバ14にアクセスし、上記動画像再生アプリケーションをダウンロードして再生表示する。なお、動画像配信サーバ14は、あらかじめ受信側端末16の機種ごとに再生可能な動画像再生アプリケーションを作成しておき、アクセスしてきた受信側端末16の機種情報を取得して、上記機種情報に対応する動画像再生アプリケーションを配信するようにしてもよい。
【0025】
[送信側端末12及び受信側端末16の構成]
図2は、送信側端末12及び受信側端末16を構成する携帯電話機の主要構成を示すブロック図である。図2に示す携帯電話機は、CPU20、通信インターフェース部(通信I/F)22、操作部24、カメラ26、表示部28、スピーカ30、マイク32及びメモリ34を備える。CPU20は、バス36を介して携帯電話機内の各ブロックと接続されており、各ブロックの動作制御を行う。通信I/F22は、ネットワークを介して通信するためのブロックである。この携帯電話機は、通信I/F22を介して電子メールの送受信を行うことができる。操作部24は、ユーザからの操作入力を受け付けるボタンを備える。カメラ26は、画像を撮影するための装置である。表示部28は、カメラ26によって撮影された画像や、画像等を用いて生成されたコンテンツを表示するモニタである。なお、上記携帯電話機では、カメラ26により撮影した画像やネットワーク等を介して取得した画像に対して、所定の処理(例えば、トリミング、モノトーン化、色調変化、左右反転、上下反転、回転、拡大、縮小、画像を連続して貼り合わせる処理、画像を複製して重ね合わせる処理、モザイクをかける処理等)を施すことができる。また、スピーカ30は通話時やコンテンツ再生時に音声を出力する装置であり、マイク32は通話時等に音声を入力する装置である。メモリ34は、CPU20が処理するプログラム及び制御に必要な各種データ等が格納されるROMや、カメラ26によって撮影された画像等が記憶される記憶領域及びCPU20が各種の演算処理等を行う作業用領域となるSDRAM等を含んでいる。
【0026】
[動画像配信サーバ14の構成]
図3は、動画像配信サーバ14の主要構成を示すブロック図である。図3に示すように、動画像配信サーバ14は、通信部50、動画像作成部52、動画像再生アプリケーション格納部54、ダウンロード用メール送信部56、ダウンロード認証部58、機種認識部60及び動画像再生アプリケーション配信部62を備える。
【0027】
通信部50は、送信側端末12及び受信側端末16と通信するためのブロックである。通信部50は、送信側端末12からのアクセスに応じて、動画像作成・配信用UIを送信する。そして、通信部50は、上記動画像作成・配信用UIを介して、画像データやテキストデータ等の動画像再生アプリケーションの作成に使用するデータのアップロードを受け付けるとともに、動画像再生アプリケーションの作成に使用する動画像作成プログラムの選択を受け付ける。また、通信部50は、上記動画像作成・配信用UIを介して、動画再生アプリケーションの宛先の電子メールアドレスの入力を受け付ける。
【0028】
動画像作成部52は、上記アップロードされた画像データ及びテキストデータに、上記選択された動画像作成用プログラムを適用して動画像再生アプリケーションを作成する。動画像作成用プログラムは、アップロードされた画像データやテキストデータの表示のタイミング、エフェクト(例えば、画像、文字列の移動、回転、色変化、装飾、点滅、効果音)を規定するシナリオデータを含んでおり、上記アップロードされたデータにこのシナリオデータを適用することにより、動画像再生アプリケーションを作成する。なお、動画像作成部52は、アップロードされた画像データに対して、動画像作成プログラムにより指定される所定の処理(例えば、トリミング、モノトーン化、色調変化、左右反転、上下反転、回転、拡大、縮小、画像を連続して貼り合わせる処理、画像を複製して重ね合わせる処理、モザイクをかける処理等)を施す。また、アップロードされた画像データの数が、選択された動画像作成プログラムを用いて動画像を作成するのに必要な数に満たない場合には、上記したような処理を施して画像データの数を充当するようにしてもよい。
【0029】
動画像再生アプリケーション格納部54は、作成された動画像再生アプリケーションを格納する。なお、動画像再生アプリケーションは、受信側端末16の機種ごとに再生に好適なサイズ、フォーマットのものが複数作成される。
【0030】
ダウンロード用メール送信部56は、上記送信側端末12によって指定された宛先(受信側端末16)に対して、上記動画像作成用アプリケーションの格納場所を示すダウンロード用URLを含む電子メール(ダウンロード用メール)を送信する。受信側端末16は、このダウンロード用URLにより動画像作成用アプリケーションの格納場所にアクセスして、動画像再生アプリケーションをダウンロードすることができる。
【0031】
ダウンロード認証部58は、受信側端末16からの動画像作成用アプリケーションのダウンロード要求を受け付けてダウンロードを許可するかどうかの認証を行う。本実施形態では、例えば、受信側端末16を特定するための情報(例えば、電子メールアドレスやIPアドレス等)を上記ダウンロード用URLに含ませておき、受信側端末16以外の端末へのダウンロードを制限するようにしてもよい。
【0032】
機種認識部60は、上記受信側端末16の機種情報(例えば、携帯電話機の処理能力、再生可能なファイルフォーマット、表示部28のサイズ、色数等)を取得する。動画像再生アプリケーション配信部62は、受信側端末16の機種に応じて、再生に好適な動画像再生アプリケーションを選択して、受信側端末16に配信する。
【0033】
[送信側UI]
図4は、動画像配信サーバ14により送信側端末12に表示される操作UIを示す図である。図4(a)に示すように、新規メール作成画面において、動画像再生アプリケーションを送信する宛先の電子メールアドレス、動画像再生アプリケーションのダウンロード用メールのタイトル及び送信者の名前が対応する入力欄に入力される。また、図4(a)において、「テンプレート」ボタンがクリックされると、動画像作成用プログラム(テンプレート)が一覧表示され、操作部24からの操作入力により動画像再生アプリケーションの作成に使用する動画像作成用プログラムが選択される。
【0034】
図4(a)の「作成開始」ボタンがクリックされると、図4(b)に示す画像・テキスト入力画面に移行する。図4(b)において、「撮影する」ボタンがクリックされると、送信側端末12がカメラ26により画像を撮影するカメラモードに移行し、撮影された画像が動画像作成用の画像に設定される。一方、「画像選択」ボタンがクリックされると、送信側端末12内に記憶された画像が一覧表示され、操作部24からの操作入力により動画像作成用の画像が選択される。そして、撮影又は選択された動画像作成用の画像データに動画像作成用プログラムが適用されて、送信側端末12に表示するための動画像が作成される。図4(b)に示すように、動画像が表示される動画像表示領域A10の上側には動画をコマ送りするための「前ページ」ボタン及び「次ページ」ボタンが設けられている。また、動画像表示領域A10の下側には、テキスト入力欄が設けられており、動画像とともに表示されるメッセージを入力することができる。なお、メッセージの挿入箇所は、「前ページ」ボタン及び「次ページ」ボタンにより、動画像の場面を進行させることにより選択することができる。
【0035】
図4(b)の「送信」ボタンがクリックされると、図4(c)の送信確認画面に移行する。そして、図4(c)の「OK」ボタンがクリックされると、上記画像データ及びテキストデータ(タイトル、送信者名及びメッセージのテキスト)、選択された動画像作成用プログラム、宛先のアドレスのデータが動画像配信サーバ14にアップロードされ、動画像再生アプリケーションが作成される。そして、動画像再生アプリケーションのダウンロード用メールが受信側端末16に送信される。
【0036】
[受信側UI]
図5は、受信側端末16における操作UIを示す図である。図5(a)は、動画像再生アプリケーションのダウンロード用メールを示す図であり、ダウンロード用URLが記載されている。図5(a)においてダウンロード用URLがクリックされると、図5(b)に示すように、ダウンロード用URLにより指定されるウェブページが受信側端末16の表示部28に表示される。図5(b)において「ダウンロード」ボタンがクリックされると、受信側端末16に動画像再生アプリケーションがダウンロードされて、図5(c)に示すように、受信側端末16において、動画像再生アプリケーションが再生表示される。
【0037】
なお、図5において、「返信」ボタンは上記ダウンロード用メールに対する返信メールを作成するときにクリックするボタンであり、「決定」ボタンはダウンロード用URLやメールアドレス等をクリックするときに用いるボタンであり、「サブメニュー」ボタンはメニューを表示させるためのボタンである。また、図5(c)の「プリント」ボタンについては後述する。
【0038】
[送信側端末12の処理]
次に、動画像再生アプリケーションを作成、配信する処理の流れについて、図6から図8を参照して説明する。図6は、送信側端末12における処理の流れを示すフローチャートである。まず、送信側端末12が動画像配信サーバ14にアクセスして(ステップS10)、図4(a)に示した新規メール作成画面が表示部28に表示される(ステップS12)。そして、上記新規メール作成画面において、動画像再生アプリケーションを送信する宛先の電子メールアドレス等が入力されて(ステップS14)、操作部24からの操作入力により動画像再生アプリケーションの作成に使用する動画像作成用プログラムが選択される(ステップS16)。次に、図4(b)に示した画像・テキスト入力画面において、動画像作成用の画像及びメッセージのテキストデータが入力されて(ステップS18)、上記宛先の電子メールアドレス及び選択された動画像作成プログラムの情報等とともに動画像配信サーバ14にアップロードされる(ステップS20)。
【0039】
[動画像配信サーバ14の処理]
図7は、動画像配信サーバ14における処理の流れを示すフローチャートである。まず、送信側端末12から動画像の作成、配信用のデータのアップロードを受け付ける(ステップS30)。次に、上記動画像作成用の画像データ及びテキストデータに動画像作成プログラムを適用することにより、動画像再生アプリケーションが作成され、動画像再生アプリケーション格納部54に格納される(ステップS32)。そして、上記動画像再生アプリケーションの格納場所を示すダウンロード用URLを含むダウンロード用メールが、上記送信側端末12により指定された宛先の電子メールアドレスに送信される(ステップS34)。
【0040】
[受信側端末16の処理]
図8は、受信側端末16における処理の流れを示すフローチャートである。まず、受信側端末16によりダウンロード用メールが受信、表示され(図5(a)参照)、ダウンロード用URLがクリックされる(ステップS50)。すると、受信側端末16から動画像配信サーバ14へのアクセスが開始され、上記図5(b)により動画像再生アプリケーションが受信側端末16にダウンロードされて(ステップS52)、再生表示される(ステップS54)。
【0041】
本実施形態によれば、カメラ付き携帯電話機等により撮影した画像と、テキストデータを入力して、テンプレートとする動画像作成プログラムを選択するだけで、画像、テキスト及び音楽を所定のシナリオデータに従って再生表示する表現力の高い動画像再生アプリケーションを受信側端末16に配信することができる。また、本実施形態によれば、受信者は、動画像再生アプリケーションをダウンロードするかどうかを選択することができる。
【0042】
[動画像配信システムの第2の実施形態]
図9は、本発明の第2の実施形態に係る動画像配信システムを模式的に示す図である。図9に示すように、本実施形態の動画像配信システム70は、送信側端末72及び受信側端末76により構成され、送信側端末72と受信側端末76はネットワーク74を介して相互に通信可能となっている。送信側端末72及び受信側端末76は、例えば、電子メールの送受信機能を有する携帯電話機や携帯情報端末(PDA)である。
【0043】
[送信側端末72の構成]
図10は、送信側端末72の主要構成を示すブロック図である。図10に示すように、本実施形態の送信側端末72は、シナリオ記憶部80、画像取得部82、操作部84、86及び通信部88を備える。
【0044】
シナリオ記憶部80は、シナリオデータを所定のシナリオ識別子とともに記憶している。シナリオデータは、送信者によって指定された画像データやテキストデータの表示のタイミング、エフェクト(例えば、画像、文字列の移動、回転、色変化、装飾、点滅、効果音)を規定するシナリオデータを記憶している。
【0045】
画像取得部82は、動画像の作成に用いる画像データを取得するためのブロックであり、外部機器(PC)やネットワーク74を介して取得した画像や、画像を撮影するためのカメラを含んでいる。
【0046】
操作部84は、送信者がテキスト(文字列)データを入力するための操作UIを含んでいる。送信側端末72から受信側端末76に動画像を配信する際には、この操作部84により、宛先の電子メールアドレス、動画像のタイトル及び送信者の名前等が入力されるとともに、動画像の作成に用いるシナリオデータが選択される。また、操作部84により動画像の作成に用いる画像データ及びテキストデータが選択される。また、この操作部84により、上記選択された画像データに対して、所定の処理(例えば、トリミング、モノトーン化、色調変化、左右反転、上下反転、回転、拡大、縮小、画像を連続して貼り合わせる処理、画像を複製して重ね合わせる処理、モザイクをかける処理等)を施すことができる。
【0047】
動画像作成用データ生成部86は、受信側端末76において動画像を作成表示するための動画像作成用データを作成する。図11に示すように、動画像作成用データ90は、上記入力された動画像のタイトル、送信者の名前、選択シナリオ特定データ、画像データ及びテキストデータを含んでいる。選択シナリオ特定データは、選択された動画像を特定するためのデータであり、上記選択されたシナリオデータに対応するシナリオ識別子を含んでいる。なお、この動画像作成用データは、例えば、SMIL(スマイル)、XML、HTML等の言語により記述される。上記動画像作成用データ生成部86により作成された動画像作成用データ90は、通信部88により上記宛先の電子メールアドレスにより特定される受信側端末76に送信される。
【0048】
[受信側端末76の構成]
図12は、受信側端末76の主要構成を示すブロック図である。図12に示すように、本実施形態の受信側端末76は、シナリオ記憶部100、通信部102、動画像作成用データ解析部104及び表示部106を備える。
【0049】
シナリオ記憶部100は、上記した送信側端末72のシナリオ記憶部80と同等のものであり、シナリオデータを所定のシナリオ識別子とともに記憶している。上記シナリオデータとシナリオ識別子の対応関係は、上記シナリオ記憶部80に記憶されているものと共通である。
【0050】
通信部102は、ネットワーク74やプリンタとの間で通信を行うためのブロックであり、送信側端末72から動画像作成用データ90を受信する。動画像作成用データ解析部104は、上記受信した動画像作成用データ90を解析する。そして、動画像作成用データ解析部104は、動画像作成用データ90中の選択シナリオ特定データによって特定されたシナリオデータをシナリオ記憶部100から取得する。そして、動画像作成用データ解析部104は、上記取得したシナリオデータに従って、動画像作成用データ90中の画像データ及びテキストデータを表示部106に再生、表示させる。なお、動画像作成用データ解析部104は、上記画像データを表示部106に表示させる際に、動画像作成用データ中の画像データに対して、上記シナリオデータにより指定される所定の処理(例えば、トリミング、モノトーン化、色調変化、左右反転、上下反転、回転、拡大、縮小、画像を連続して貼り合わせる処理、画像を複製して重ね合わせる処理、モザイクをかける処理等)を施す。また、動画像作成用データ解析部104は、上記動画像作成用データ90に含まれる動画像のタイトル及び送信者の名前を表示部106に表示させる。
【0051】
[送信側端末72の処理]
次に、本実施形態の動画像配信システム70により動画像再生アプリケーションを作成、配信する処理の流れについて、図13及び図14を参照して説明する。図13は、送信側端末72における処理の流れを示すフローチャートである。まず、送信側端末72において、電子メールの作成用のアプリケーションが起動される。そして、操作部84により、宛先の電子メールアドレスや、タイトル、送信者の名前等が入力される(ステップS60)。また、送信側端末72において、シナリオ記憶部80に記憶されたシナリオデータが一覧表示されて、操作部84により動画像の作成に用いるシナリオデータが選択される(ステップS62)。
【0052】
次に、画像取得部82により動画像の作成に用いる画像データが取得されるとともに、操作部84によりテキストデータが入力される(ステップS64)。そして、上記入力された動画像のタイトル、送信者の名前、選択シナリオ特定データ、画像データ及びテキストデータを含む動画像作成用データ90が作成されて、上記宛先電子メールアドレスにより特定される受信側端末76に送信される(ステップS66)。
【0053】
[受信側端末76の処理]
図14は、受信側端末76における処理の流れを示すフローチャートである。まず、通信部102により、送信側端末72から動画像作成用データ90を受信する(ステップS70)。そして、上記動画像作成用データ解析部104により、動画像作成用データ90が解析されて(ステップS72)、動画像作成用データ解析部104により、動画像作成用データ90中の選択シナリオ特定データによって特定されたシナリオデータがシナリオ記憶部100から取得され、上記シナリオデータに従って画像データ及びテキストデータが表示部106に再生、表示される。また、動画像作成用データ解析部104により、上記動画像作成用データ90に含まれる動画像のタイトル及び送信者の名前が表示部106に表示される(ステップS74)。
【0054】
本実施形態によれば、画像、テキスト及び音楽を所定のシナリオデータに従って再生表示することができ、表現力の高い動画像再生アプリケーションを配信できる。また、本実施形態によれば、動画像再生するための動画像再生アプリケーションを送信側端末72と受信側端末76との間で送受信する必要がないため、通信に要するコストを削減することができるとともに、受信側端末76に動画像再生アプリケーションが蓄積されてメモリが圧迫されることがない。
【0055】
[動画像配信システムの第3の実施形態]
なお、上記第2の実施形態では、送信側端末72及び受信側端末76のシナリオ記憶部(80、100)に含まれるシナリオデータの中から動画像の作成に用いるシナリオデータを選択するようにしたが、動画像配信プログラムに含まれるもの以外のシナリオデータを送信側端末において作成して、上記動画像作成用データに含めて送信できるようにしてもよい。
【0056】
図15は、本発明の第3の実施形態に係る送信側端末の主要構成を示すブロック図である。なお、以下の説明において、上記図10と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。図15に示すように、本実施形態の送信側端末72´はシナリオ作成部108を更に備える。シナリオ作成部108は、操作部84からの入力に従って、送信者によって指定された画像データやテキストデータの表示のタイミング、エフェクト(例えば、画像、文字列の移動、回転、色変化、装飾、点滅、効果音)を規定するシナリオデータを作成する。
【0057】
図16は、シナリオデータを模式的に示す図である。図16に示すシナリオデータ92は、画像及びテキストデータとその表示される時間、及び表示位置の座標を規定しており、例えば、SMIL(スマイル)、XML、HTML等の言語により記述される。
【0058】
動画像作成用データ生成部86は、図17に示すように、選択シナリオ特定データに代えてシナリオデータ92を含む動画像作成用データ90´を作成する。この動画像作成用データ90´は、通信部86により受信側端末76´に送信される。
【0059】
図18は、本発明の第3の実施形態に係る受信側端末の主要構成を示すブロック図である。なお、以下の説明において、上記図12と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。図18に示すように、本実施形態の受信側端末76´はシナリオ解析部110を更に備える。シナリオ取得部110は、上記動画像作成用データ90´を解析してシナリオデータ92を取得する。そして、動画像作成用データ解析部104は、上記取得したシナリオデータに従って、動画像作成用データ90´中の画像データ及びテキストデータを表示部106に再生、表示させる。
【0060】
本実施形態によれば、送信側端末72′においてシナリオデータ92を作成できるため、より表現力の高い動画像を配信することができる。
【0061】
[動画像をプリンタに出力する例]
次に、受信側端末により再生された動画像を出力する例について説明する。図19は、受信側端末で再生中の動画像を出力するプリンタを模式的に示す図である。図19に示すように、プリンタ120は、受信側端末(16、76、76´)から受信したプリント用の静止画データをプリント用紙122に印刷する装置であり、赤外線ポート124及び操作パネル126を備える。
【0062】
赤外線ポート124は、赤外線通信により、受信側端末からプリント用の静止画データを受信するための装置である。なお、受信側端末とプリンタ120との間の接続する手段としては、上記した赤外線通信のほか、LAN(有線、無線)やFTP、Bluetooth(登録商標)等を用いてもよい。
【0063】
操作パネル126は、電源のオン/オフを制御する電源ボタンや、受信した静止がデータを繰り返し印刷するためのリプリントボタン、プリンタ120内のプリント用紙122の残り枚数を表示する表示窓を備える。
【0064】
図20は、受信側端末により動画像をプリンタに出力する処理の流れを示すフローチャートである。まず、受信側端末(16、76、76´)において、動画像が表示される(ステップS80)。動画の再生中において「プリント」ボタン(図4(c)参照)がクリックされると(ステップS82のYes)、再生中の動画像がキャプチャされ、プリント用の静止画データとして受信側端末のメモリに一時保存される(ステップS84)。そして、キャプチャされたプリント用の静止画データが通信部を介してプリンタ120に出力される(ステップS86)。
【0065】
本実施形態によれば、受信した動画像の所望の1場面をプリントして保存することができる。
【0066】
なお、プリンタ120に出力された静止画データは、メモリから削除されるようにしてもよいし、受信側端末内に保存できるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る動画像配信システムを模式的に示す図
【図2】送信側端末12及び受信側端末16を構成する携帯電話機の主要構成を示すブロック図
【図3】動画像配信サーバ14の主要構成を示すブロック図
【図4】動画像配信サーバ14により送信側端末12に表示される操作UIを示す図
【図5】受信側端末16における操作UIを示す図
【図6】送信側端末12における処理の流れを示すフローチャート
【図7】動画像配信サーバ14における処理の流れを示すフローチャート
【図8】受信側端末16における処理の流れを示すフローチャート
【図9】本発明の第2の実施形態に係る動画像配信システムを模式的に示す図
【図10】送信側端末72の主要構成を示すブロック図
【図11】動画像作成用データ90を模式的に示す図
【図12】受信側端末76の主要構成を示すブロック図
【図13】送信側端末72における処理の流れを示すフローチャート
【図14】受信側端末76における処理の流れを示すフローチャート
【図15】本発明の第3の実施形態に係る送信側端末の主要構成を示すブロック図
【図16】シナリオデータを模式的に示す図
【図17】動画像作成用データ90´を模式的に示す図
【図18】本発明の第3の実施形態に係る受信側端末の主要構成を示すブロック図
【図19】受信側端末で再生中の動画像を出力するプリンタを模式的に示す図
【図20】受信側端末により動画像をプリンタに出力する処理の流れを示すフローチャート
【符号の説明】
【0068】
10…動画像配信システム、12…送信側端末、14…動画像配信サーバ、16…受信側端末、20…CPU、22…通信インターフェース部、24…操作部、26…カメラ、28…表示部、30…スピーカ、32…マイク、34…メモリ、36…バス、50…通信部、52…動画像作成部、54…動画像再生アプリケーション格納部、56…ダウンロード用メール送信部、58…ダウンロード認証部、60…機種認識部、62…動画像再生アプリケーション配信部、70…動画像配信システム、72…送信側端末、74…ネットワーク、76…受信側端末、80…シナリオ記憶部、82…画像取得部、84…操作部、86…動画像作成用データ生成部、88…通信部、90…動画像作成用データ、100…シナリオ記憶部、102…通信部、104…動画像作成用データ解析部、106…表示部、72´…送信側端末、108…シナリオ作成部、90´…動画像作成用データ、92…シナリオデータ、76´…受信側端末、110…シナリオ取得部、120…プリンタ、122…プリント用紙、124…赤外線ポート、126…操作パネル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
送信側端末と、動画像配信サーバと、受信側端末とを備え、
前記送信側端末は、
画像データ及びテキストデータを入力するデータ入力手段と、
前記入力された画像データ及びテキストデータの表示の態様を規定するシナリオデータを含む動画像作成プログラムの中から動画像再生アプリケーションの作成に用いるものを選択する選択手段と、
前記受信側端末を特定するための宛先データを入力する宛先入力手段と、
前記入力された画像データ、テキストデータ、宛先データ及び前記選択された動画像作成プログラムを特定するための識別子を前記動画像配信サーバに送信するデータ送信手段とを備え、
前記動画像配信サーバは、
前記識別子により特定される動画像作成プログラムに従って、前記送信側端末から受信した画像データ及びテキストデータを動画像として再生するための動画像再生アプリケーションを作成する動画像作成手段と、
前記動画像再生アプリケーションを前記受信側端末にダウンロードするためのダウンロード用情報を前記宛先データにより特定される受信側端末に送信するダウンロード用情報送信手段とを備え、
前記受信側端末は、
前記ダウンロード用情報を受信するダウンロード用情報受信手段と、
前記受信したダウンロード用情報により、前記動画像再生アプリケーションをダウンロードするダウンロード手段と、
前記動画像再生アプリケーションを実行して前記動画像を再生、表示する表示手段と、
を備えることを特徴とする動画像配信システム。
【請求項2】
送信側端末と、前記送信側端末と通信可能な受信側端末とを備え、
前記送信側端末は、
画像データ及びテキストデータを入力するデータ入力手段と、
前記入力された画像データ及びテキストデータの表示の態様を規定するシナリオデータを含む動画像作成プログラムの中から動画像の作成に用いるものを選択する選択手段と、
前記受信側端末を特定するための宛先データを入力する宛先入力手段と、
前記入力された画像データ、テキストデータ及び前記選択された動画像作成プログラムを特定するための識別子を含む動画像作成用データを作成する動画像作成用データ作成手段と、
前記宛先データにより特定される受信側端末に、前記動画像作成用データを送信するデータ送信手段とを備え、
前記受信側端末は、
前記動画像作成用データを受信するデータ受信手段と、
前記動画像作成用データ中の画像データ及びテキストデータの表示の態様を規定するシナリオデータを含む動画像作成プログラムをその識別子とともに記憶する記憶手段と、
前記記憶手段から、前記動画像作成用データ中の識別子により特定される動画像作成プログラムを取得して、前記取得した動画像作成プログラムに従って、前記送信側端末から受信した画像データ及びテキストデータを再生する動画像を作成する動画像作成手段と、
前記動画像を再生、表示する表示手段と、
を備えることを特徴とする動画像配信システム。
【請求項3】
送信側端末と、前記送信側端末と通信可能な受信側端末とを備え、
前記送信側端末は、
画像データ及びテキストデータを入力するデータ入力手段と、
前記入力された画像データ及びテキストデータの表示の態様を規定するシナリオデータを作成するシナリオデータ作成手段と、
前記受信側端末を特定するための宛先データを入力する宛先入力手段と、
前記入力された画像データ、テキストデータ及び前記シナリオデータを含む動画像作成用データを作成する動画像作成用データ作成手段と、
前記宛先データにより特定される受信側端末に、前記動画像作成用データを送信するデータ送信手段とを備え、
前記受信側端末は、
前記動画像作成用データを受信するデータ受信手段と、
前記動画像作成用データ中のシナリオデータに従って、前記送信側端末から受信した画像データ及びテキストデータを再生する動画像を作成する動画像作成手段と、
前記動画像を再生、表示する表示手段と、
を備えることを特徴とする動画像配信システム。
【請求項4】
前記送信側端末は、前記動画像とともに再生される音声データを選択する音声選択手段を更に備え、
前記受信側端末は、前記音声を出力する音声出力手段を更に備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の動画像配信システム。
【請求項5】
前記送信側端末が、前記画像データに所定の処理を施す画像処理手段を更に備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の動画像配信システム。
【請求項6】
前記画像処理手段は、前記画像データに対してトリミング、モノトーン化、色調変化、左右反転、上下反転、回転、拡大、縮小、画像を連続して貼り合わせる処理、画像を複製して重ね合わせる処理、モザイクをかける処理のうち少なくとも1つの処理を施すことを特徴とする請求項5記載の動画像配信システム。
【請求項7】
前記動画像作成手段は、前記動画像を作成する際に、前記画像データに所定の処理を施すことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の動画像配信システム。
【請求項8】
前記動画像作成手段は、前記画像データに対してトリミング、モノトーン化、色調変化、左右反転、上下反転、回転、拡大、縮小、画像を連続して貼り合わせる処理、画像を複製して重ね合わせる処理、モザイクをかける処理のうち少なくとも1つの処理を施すことを特徴とする請求項7記載の動画像配信システム。
【請求項9】
前記受信側端末は、
前記表示手段により再生中の動画像の1場面を静止画としてキャプチャするキャプチャ手段と、
前記キャプチャされた静止画をプリンタに出力する出力手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項記載の動画像配信システム。
【請求項10】
前記出力手段は、赤外線通信、LAN、FTP又はBluetooth(登録商標)のうち少なくとも1つにより前記キャプチャされた静止画をプリンタに出力することを特徴とする請求項9記載の動画像配信システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2007−259095(P2007−259095A)
【公開日】平成19年10月4日(2007.10.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−81128(P2006−81128)
【出願日】平成18年3月23日(2006.3.23)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】