説明

動画記録再生装置、動画記録再生方法および動画記録再生プログラム

【課題】 動画像の編集を容易にすること。
【解決手段】 MFPは、動画像を再生する再生部(S02)と、再生部が第1の動画像を再生中に挿入指示が受け付けられると(S04でYES)、その時点で再生されている第1の動画像の再生位置を挿入位置に決定する挿入位置決定部と、静止画像を取得する静止画像取得部(S07)と、取得された静止画像を表示する第2の動画像を生成する動画像生成部(S08)と、第1の動画像の決定された挿入位置に第2の動画像を挿入した第3の動画像を生成し(S09)、生成された第3の動画像をHDDに記憶する(S11)合成部とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、動画記録再生装置、動画記録再生方法および動画記録再生プログラムに関し、特に、動画を編集するための動画記録再生装置、動画記録再生方法および動画記録再生プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、複合機(以下「MFP」という)は、ハードディスクドライブ(HDD)等の大容量記憶装置を搭載しており、多くのデータを記憶することが可能となっている。このため、静止画像に加えて、データサイズの比較的大きな動画像を記憶することが可能となっている。
【0003】
特開2002−368984号公報(特許文献1)には、画像情報と当該画像情報とは異なる付加情報が印刷された印刷物を読み取り、表示する画像処理装置であって、読み取ることで得た画像情報中の前記付加情報を分離する分離手段と、該分離手段で分離された付加情報を、読み取った画像と組み合わせて再生する再生手段とを備える。
【0004】
しかしながら、従来の画像処理装置は、読み取った静止画像の表示と付加情報で特定される動画像とを組み合わせて再生するものであり、動画像を編集することはできない。動画像を編集するためには、動画像を編集するためのアプリケーションプログラムをインストールしなければならず、その編集作業が煩雑であるといった問題がある。
【特許文献1】特開2002−368984号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、動画像を容易に編集することが可能な動画像記録再生装置を提供することである。
【0006】
この発明の他の目的は、動画像を容易に編集することが可能な動画像記録再生方法を提供することである。
【0007】
この発明のさらに他の目的は、動画像を容易に編集することが可能な動画像記録再生プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、動画記録再生装置は、動画像を再生する再生手段と、再生手段が第1の動画像を再生中に所定の指示が受け付けられると、その時点で再生されている第1の動画像の再生位置を挿入位置に決定する挿入位置決定手段と、静止画像を取得する静止画像取得手段と、取得された静止画像を表示する第2の動画像を生成する動画像生成手段と、第1の動画像の決定された挿入位置に第2の動画像を挿入した第3の動画像を生成する合成手段と、生成された第3の動画像を記憶する記憶手段とを備える。
【0009】
この局面に従えば、第1の動画像を再生中に所定の指示が受け付けられると、その時点で再生されている第1の動画像の再生位置が挿入位置に決定され、挿入位置に静止画像を表示する第2の動画像を挿入した第3の動画像が生成され、記憶される。このため、動画像中の任意の位置を挿入位置に指定し、静止画像を指示する簡単な操作で、動画像に静止画像を表示する動画像を挿入することができる。その結果、動画像を容易に編集することが可能な動画像記録再生装置を提供することができる。
【0010】
この発明の他の局面によれば、画像記録再生装置は、再生手段が第1の動画像を再生中に所定の指示が受け付けられると、その時点で再生されている第1の動画像の再生位置を挿入位置に決定する挿入位置決定手段と、静止画像を取得する静止画像取得手段と、取得された静止画像を表示する第2の動画像を生成する動画像生成手段と、第2の動画像を、第1の動画像の挿入位置と関連付けて記憶する記憶手段と、を備える。
【0011】
この局面に従えば、第1の動画像を再生中に所定の指示が受け付けられると、その時点で再生されている第1の動画像の再生位置が挿入位置に決定され、静止画像を表示する第2の動画像が、第1の動画像の挿入位置と関連付けて記憶される。第2の動画像が関連付けられた第1の動画像が再生されると、挿入位置で第2の動画像を再生することがきる。その結果、動画像を容易に編集することが可能な動画像記録再生装置を提供することができる。
【0012】
好ましくは、再生手段は、第1の動画像の再生を第2の動画像が関連付けられた挿入位置で一時停止する一時停止手段と、第1の動画像が一時停止されている間に挿入位置に関連付けられた第2の動画を再生する関連付動画再生手段と、第2の動画像の再生が終了後に、一時停止していた第1の動画像の再生を再開する一時停止解除手段と、を含む。
【0013】
この局面に従えば、第2の動画像が関連付けられた第1の動画像の挿入位置で、第2の動画像を再生することがきる。また、挿入位置で第1の動画像の再生を一時停止するので、第2の動画像の再生が終了後に、第1の動画像の残りを再生することができる。
【0014】
好ましくは、再生手段は、第2の動画像が関連付けられた挿入位置から所定時間前から所定の印を表示する印表示手段をさらに含み、一時停止手段は、所定の印の表示後に所定の操作が受け付けられることを条件に、第1の動画像の再生を一時停止する。
【0015】
この局面によれば、挿入位置から所定時間前から挿入位置までの間に、所定の操作が受け付けられることを条件に、第1の動画像の再生が一時停止されるので、ユーザが第2の動画を再生するか否かを選択することができる。
【0016】
好ましくは、音声の入力を受け付ける音声受付手段と、動画像生成手段は、音声受付手段により受け付けられる音声を含む動画像を生成し、再生手段は、動画像が音声を含む場合、該音声を再生する。
【0017】
好ましくは、静止画像取得手段は、原稿を読み取って静止画像を出力する原稿読取手段を含む。
【0018】
この局面に従えば、原稿を動画像にして記録または再生することができる。
【0019】
好ましくは、静止画像を記憶する記憶手段をさらに備え、静止画像取得手段は、記憶手段に記憶された静止画像の指定を受け付ける静止画像指定受付手段と、受け付けられた指定で特定される静止画像を記憶手段から読み出す読出手段とをさらに含む。
【0020】
この局面に従えば、記憶された静止画像を動画像にして記録または再生することができる。
【0021】
この発明の他の局面によれば、動画像記録再生方法は、動画像を再生するステップと、再生するステップにおいて第1の動画像を再生中に所定の指示が受け付けられると、その時点で再生されている第1の動画像の再生位置を挿入位置に決定するステップと、静止画像を取得するステップと、取得された静止画像を表示する第2の動画像を生成するステップと、第1の動画像を、決定された挿入位置に第2の動画像を挿入した第3の動画像に変換するステップと、第3の動画像を記憶するステップと、を含む。
【0022】
この局面に従えば、動画像を容易に編集することが可能な動画像記録再生方法を提供することができる。
【0023】
この発明のさらに他の局面によれば、動画記録再生方法は、動画像を再生するステップと、再生するステップにおいて第1の動画像を再生中に所定の指示が受け付けられると、その時点で再生されている第1の動画像の再生位置を挿入位置に決定するステップと、静止画像を取得するステップと、取得された静止画像を表示する第2の動画像を生成するステップと、第2の動画像を、第1の動画像の挿入位置と関連付けて記憶するステップと、を含む。
【0024】
この局面に従えば、動画像を容易に編集することが可能な動画像記録再生方法を提供することができる。
【0025】
この発明のさらに他の局面によれば、動画記録再生プログラムは、動画像を再生するステップと、再生するステップにおいて第1の動画像を再生中に所定の指示が受け付けられると、その時点で再生されている第1の動画像の再生位置を挿入位置に決定するステップと、静止画像を取得するステップと、取得された静止画像を表示する第2の動画像を生成するステップと、第1の動画像を、決定された挿入位置に第2の動画像を挿入した第3の動画像に変換するステップと、第3の動画像を記憶するステップと、をコンピュータに実行させる。
【0026】
この局面に従えば、動画像を容易に編集することが可能な動画像記録再生プログラムを提供することができる。
【0027】
この発明のさらに他の局面によれば、動画像記録再生プログラムは、動画像を再生するステップと、再生するステップにおいて第1の動画像を再生中に所定の指示が受け付けられると、その時点で再生されている第1の動画像の再生位置を挿入位置に決定するステップと、静止画像を取得するステップと、取得された静止画像を表示する第2の動画像を生成するステップと、第2の動画像を、第1の動画像の挿入位置と関連付けて記憶するステップと、をコンピュータに実行させる。
【0028】
この局面に従えば、動画像を容易に編集することが可能な動画像記録再生プログラムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
【0030】
図1は、本発明の実施の形態の1つにおける動画記録再生システムの全体概要を示す図である。図1を参照して、動画記録再生システム1は、それぞれがネットワーク2に接続され、動画記録再生装置として機能するMFP(Multi Function Peripheral)100,101と、パーソナルコンピュータ(以下「PC」という)200,200Aと、ファイルサーバ250とを含む。
【0031】
ネットワーク2は、ローカルエリアネットワーク(LAN)であり、インターネットにゲートウェイを介して接続されている。ネットワーク2の接続形態は有線または無線を問わない。またネットワーク2は、LANに限らず、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Networks)を用いたネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネットであってもよい。
【0032】
PC200,200Aおよびファイルサーバ250は、一般的なコンピュータであり、そのハードウェア構成および機能は周知なのでここでは説明を繰り返さない。PC200,200Aそれぞれには、符号化された動画像をデコードし、動画像を再生するための動画再生プログラムがインストールされている。ファイルサーバ250は、動画像を記憶する記憶装置を備えており、MFP100,101またはPC200,200Aのいずれかからの要求により、それから受信される動画像を記憶したり、記憶装置に記憶された動画像を送信したりする。
【0033】
また、MFP100,101は、構成及び機能が同じなので以下の説明では特に言及しない限りMFP100を例に説明する。MFP100は、原稿を読取るためのスキャナ装置、画像データに基づいて紙などの記録媒体に画像を形成するための画像形成装置およびファクシミリ装置を含み、画像読取機能、複写機能、ファクシミリ送受信機能を備えている。
【0034】
図2は、MFPの外観を示す斜視図である。図3は、MFPのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2および図3を参照して、MFP100は、メイン回路110と、原稿を読み取るための原稿読取部130と、原稿を原稿読取部130に搬送するための自動原稿搬送装置120と、原稿読取部130が原稿を読み取って出力する静止画像を用紙等に形成するための画像形成部140と、画像形成部140に用紙を供給するための給紙部150と、ユーザインターフェースとしての操作パネル160と、音声が入力されるマイクロフォン171と、音声を出力するスピーカ173と、を含む。メイン回路110は、CPU111と、通信インターフェース(I/F)部112と、ROM113と、RAM114と、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)115と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)116と、ファクシミリ部117と、フラッシュメモリ118Aが装着されるカードインターフェース(I/F)118とを含む。CPU111は、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140、給紙部150、操作パネル160、マイクロフォン171およびスピーカ173と、と接続され、MFP100の全体を制御する。
【0035】
ROM113は、CPU111が実行するプログラム、またはそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。RAM114は、CPU111がプログラムを実行する際の作業領域として用いられる。また、RAM114は、原稿読取部130から連続的に送られてくる静止画像を一時的に記憶する。
【0036】
操作パネル160は、MFP100の上面に設けられ、表示部160Aと操作部160Bとを含む。表示部160Aは、液晶表示装置(LCD)、有機ELD(Electroluminescence Display)等の表示装置であり、ユーザに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。操作部160Bは、複数のキーを備え、キーに対応するユーザの操作による各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受付ける。操作部160Bは、表示部160A上に設けられたタッチパネルをさらに含む。
【0037】
通信I/F部112は、MFP100をネットワーク2に接続するためのインターフェースである。CPU111は、通信I/F部112を介してMFP100,101、PC200,200Aまたはサーバ250との間で通信し、データを送受信する。また、通信I/F部112は、ネットワーク2を介してインターネットに接続されたコンピュータと通信が可能である。また、通信I/F部112は、PCとの間で電子メールを送受信する。
【0038】
ファクシミリ部117は、公衆交換電話網(PSTN)に接続され、PSTNにファクシミリデータを送信する、またはPSTNからファクシミリデータを受信する。ファクシミリ部117は、受信したファクシミリデータを、HDD116に記憶する、または画像形成部140に出力する。画像形成部140は、ファクシミリ部117により受信されたファクシミリデータを用紙に印刷する。また、ファクシミリ部117は、HDD116に記憶されたデータをファクシミリデータに変換して、PSTNに接続されたファクシミリ装置に送信する。
【0039】
カードI/F118は、フラッシュメモリ118Aが装着される。CPU111は、カードI/F118を介してフラッシュメモリ118Aにアクセス可能である。CPU111は、カードI/F118に装着されたフラッシュメモリ118Aに記録されたプログラムをRAM114にロードして実行する。なお、CPU111が実行するプログラムは、フラッシュメモリ118Aに記録されたプログラムに限られず、HDD116に記憶されたプログラムをRAM114にロードして実行するようにしてもよい。この場合、ネットワーク2に接続された他のコンピュータが、MFP100のHDD116に記憶されたプログラムを書換える、または、新たなプログラムを追加して書き込むようにしてもよい。さらに、MFP100が、ネットワーク2に接続された他のコンピュータからプログラムをダウンロードして、そのプログラムをHDD116に記憶するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU111が直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
【0040】
図4は、MFPが備えるCPUが有する機能の一例をHDDに記憶するデータとともに示す機能ブロック図である。図4を参照して、MFP100が備えるCPU111は、ユーザによる指示を受け付ける指示受付部51と、動画像を再生する再生部53と、動画像中の任意の位置を挿入位置として決定する挿入位置決定部55と、静止画像を取得するための静止画像取得部57と、音声を受け付ける音声受付部59と、静止画像から動画像を生成する動画像生成部61と、2つの動画像を合成する合成部63と、を含む。
【0041】
HDD116には、複数の動画像91が予め記憶されている。複数の動画像91は、ここでは、会議等の発表時に表示する動画像である。
【0042】
指示受付部51は、MFP100を操作するユーザが入力する指示を受け付ける。指示受付部51は、ユーザが操作部160Bに入力する指示、または、マイクロフォン171に音声で入力する指示とを受け付ける。指示受付部51は、操作部160Bに指示が入力されると、操作部160Bから指示を受け付ける。また、指示受付部51は、マイクロフォン171に音声が入力されると、その音声を音声認識して得られるテキストを指示として受け付ける。
【0043】
指示受付部51は、ユーザが操作部160Bまたはマイクロフォン171に入力する再生指示を受け付けると、受け付けられた再生指示を再生部53に出力する。再生指示は、HDD116に記憶されている複数の動画像91のいずれかの再生を指示するためのコマンドであり、HDD116に記憶されている複数の動画像91の1つを識別する動画像識別情報を含む。例えば、HDD116に記憶されている複数の動画像91それぞれを識別するための動画像識別情報を表示する一覧画面を表示部160Aに表示し、ユーザが表示された一覧画面から複数の動画像91のうちから1つを特定するようにすればよい。
【0044】
再生部53は、指示受付部51から再生指示が入力されると、再生指示に含まれる動画像識別情報で特定される動画像91をHDD116から読出し、再生する。再生部53は、動画像91が圧縮されたデータの場合、圧縮されたデータを復号する。さらに、再生部53は、再生した動画像を表示部160Aに表示する。ここでは、再生部53が再生指示に従って再生する動画像91を第1の動画像という。
【0045】
指示受付部51は、ユーザが操作部160Bに挿入指示を入力すると、挿入指示を受け付け、受け付けられた挿入指示を挿入位置決定部55に出力する。挿入指示は、再生部53により再生される第1の動画像に第2の動画像を挿入することを命令するコマンドである。
【0046】
挿入位置決定部55は、再生部53が第1の動画像を再生しているときに、指示受付部51から挿入指示を受け付けると、挿入指示が受け付けられたときの第1の動画像中の位置を挿入位置に決定し、決定された挿入位置と再生部53により再生されている第1の動画像を識別するための動画像識別情報とを合成部63に出力する。ここでは、動画像中の位置は、例えば、動画像の再生を開始してからの経過時間である再生時間としている。
【0047】
指示受付部51により挿入指示が受け付けられたとき、再生部53は、第1の動画像の再生を一時停止するようにしてもよいし、そのまま再生を継続してもよい。
【0048】
静止画像取得部57は、静止画像を取得し、取得された静止画像を動画像生成部61に出力する。ユーザが操作部160Bに原稿画像を読み取る原稿読取指示を入力する場合、静止画像取得部57は、操作部160Bから原稿読取指示が入力される。静止画像取得部57は、原稿読取指示が入力されると原稿読取部130に原稿画像を読み取らせ、原稿読取部130が原稿画像を読み取って出力する静止画像を、原稿読取部130から取得する。静止画像取得部57は、原稿読取部130が複数枚の原稿を読み取る場合、複数の静止画像を取得し、取得された複数の静止画像を動画像生成部61に出力する。
【0049】
また、静止画像取得部57は、ファイルサーバ250またはHDD116に記憶されている静止画像のファイル名を表示し、ユーザが操作部160Bに表示されたファイル名を選択する指示を入力する場合、静止画像取得部57は、操作部160Bから選択されたファイル名が入力される。静止画像取得部57は、選択されたファイル名で特定される静止画像をHDD116から読み出し、またはファイルサーバ250から取得し、静止画像を動画像生成部61に出力する。HDD116またはファイルサーバ250に記憶される静止画像は、原稿読取部130が原稿を読み取って出力する静止画像、通信I/F部112がネットワーク2に接続されたPC200,200Aから受信したプリントデータ、または、通信I/F部112がネットワーク2に接続されたPC200,200AまたはMFP101から、例えばFTP(File Transfer Protocol)またはSMB(Server Message Block)の通信プロトコルで受信する静止画像を含む。
【0050】
音声受付部59は、マイクロフォン171に入力される音声を受け付け、受け付けた音声を動画像生成部61に出力する。
【0051】
動画像生成部61は、静止画像取得部57より入力される静止画像を所定時間表示するとともに、音声受付部59より入力される音声を含む第2の動画像を生成する。動画像生成部61は、静止画像取得部57より複数の静止画像が入力される場合、複数の静止画像を順次表示する、いわゆるスライドショー形式の第2の動画像を生成する。動画像生成部61は、生成された第2の動画像を、合成部63に出力する。
【0052】
合成部63は、挿入位置決定部55から挿入位置が入力されると再生部53により再生されている第1の動画像と、動画像生成部61から入力される第2の動画像とを合成する。具体的には、再生部53により再生されている第1の動画像に、それの挿入位置に動画像生成部61から入力される第2の動画像を挿入した第3の動画像を生成する。合成部63は、生成された第3の動画像をHDD116に記憶する。第3の動画像は、新たな動画像83としてHDD116に記憶される。
【0053】
図5は、動画記録処理の流れの一例を示すフローチャートである。動画記録処理は、MFP100が備えるCPU111が動画記録再生プログラムを実行することにより、CPUにより実行される処理である。図5を参照して、CPU111は、再生指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS01)。ユーザが操作部160Bに入力する再生指示を受け付ける。再生指示を受け付けるまで待機状態となり(ステップS01)、再生指示を受け付けたならば処理をステップS02に進める。すなわち、動画記録処理は、動画像91が再生されることを条件に実行される処理である。HDD116に記憶されている複数の動画像91それぞれの動画像識別情報を表示する一覧画面を表示部160Aに表示し、ユーザが表示された一覧画面から1つの動画像識別情報を選択する操作を操作部160Bに入力すれば、再生指示を受け付ける。再生指示は、HDD116に記憶された複数の動画像91のうちユーザにより選択された動画像91の動画像識別情報を含む。ここでは、ユーザにより選択された動画像91を第1の動画像という。なお、ユーザが選択する第1の動画像は、HDD116に記憶された動画像91に限らず、ファイルサーバ250に記憶された動画像であってもよい。
【0054】
ステップS02においては、ステップS01により受け付けられた再生指示に含まれる動画像識別情報で特定される第1の動画像をHDD116に記憶されている動画像91のうちから読出し、再生を開始する。そして、第1の動画像の再生が終了したか否かを判断する。再生が終了したならば処理をステップS11に進めるが、そうでなければ処理をステップS04に進める。
【0055】
ステップS04においては、挿入指示を受け付けたか否かを判断する。挿入指示を受け付けたならば処理をステップS05に進めるが、そうでなければ処理をステップS03に戻す。ステップS05においては、第1の動画像を再生するのを一時停止する。そして、静止画像の指示を受け付けるまで待機状態となり(ステップS06でNO)、静止画像の指示を受け付けると処理をステップS07に進める。
【0056】
ステップS07においては、静止画像を取得する。ユーザが操作部160Bに原稿画像を読み取る原稿読取指示を入力する場合、原稿読取部130に原稿画像を読み取らせ、原稿読取部130が原稿画像を読み取って出力する静止画像を取得する。また、ファイルサーバ250またはHDD116に記憶されている静止画像のファイル名を表示し、ユーザが操作部160Bに表示されたファイル名を選択する指示を入力する場合、選択されたファイル名で特定される静止画像をHDD116から読み出すことにより、またはファイルサーバ250から受信することにより、取得する。
【0057】
ステップS08においては、ステップS07において取得された静止画像を所定時間表示するとともに、マイクロフォン171に入力される音声を含む第2の動画像を生成する。ステップS07において複数の静止画像が入力される場合、複数の静止画像を順次表示する、いわゆるスライドショー形式の第2の動画像を生成する。
【0058】
ステップS09においては、HDD116に記憶されている第1の動画像と、ステップS08において生成された第2の動画像とを合成し、第3の動画像を生成する。具体的には、第1の動画像の一時停止している位置(挿入位置)に、第2の動画像を挿入した第3の動画像を生成する。なお、ステップS04において複数回の挿入位置が指示され、ステップS05〜ステップS10の処理が複数回実行される場合、2回目以降に実行されるステップS09は、直前に生成された第3の動画像の第1の動画像が一時停止している位置(挿入位置)に対応する位置に、第2の動画像を挿入する。
【0059】
そして、ステップS05において、一時停止を解除し、再生を一時停止した第1の動画像の再生を再開し、処理をステップS03に戻す。ステップS11においては、ステップS09において生成された第3の動画像をHDD116に記憶し、処理を終了する。
【0060】
このため、第3の動画像を再生すれば、第1の動画像の挿入位置に第2の動画像を挿入した動画像が再生される。
【0061】
<変形例>
上述した実施の形態におけるMFP100は、第1の動画像と第2の動画像とを合成して第3の動画像を生成するようにした。変形例におけるMFP100Aは、第2の動画像を第1の動画像の挿入位置と関連付けて記憶するようにしたものである。以下、変形例におけるMFP100Aについて、上述したMFP100と異なる点を説明する。
【0062】
図6は、変形例におけるMFPが備えるCPUが有する機能の一例をHDDに記憶するデータとともに示す機能ブロック図である。図6を参照して、図4に示した機能ブロック図と異なる点は、再生部53Aが変更された点、合成部63に代えて関連付部71を有する点である。その他の機能は同じなので、ここでは説明を繰り返さない。
【0063】
図6を参照して、関連付部71は、挿入位置決定部55から挿入位置が入力されると、動画像生成部61から入力される第2の動画像を、再生部53により再生されている第1の動画像の挿入位置に関連付けてHDD116に記憶する。これにより、第2の動画像が動画像91としてHDD116に記憶されるとともに、第2の動画像が第1の動画像の挿入位置に関連付けられる。第2の動画像の第1の動画像の挿入位置への関連付けは、第1の動画像のヘッダ部分に、挿入位置と第2の動画像を識別するための動画像識別情報とを追加するようにしてもよいし、第1の動画像の動画像識別情報、挿入位置、第2の動画像の動画像識別情報とを含む関連付データを生成し、HDD116に記憶しておくようにしてもよい。ここでは、第1の動画像のヘッダ部分に、挿入位置と第2の動画像の動画像識別情報とを追加する場合を例に説明する。この場合、挿入位置は、第1の動画像の再生時間である。
【0064】
再生部53Aは、関連付動画再生部81と、一時停止部83と、一時停止解除部85と、印表示部87と、を含む。再生部53Aは、指示受付部51から再生指示が入力されると、再生指示に含まれる動画像識別情報で特定される動画像91をHDD116から読出し、再生する。再生部53Aは、動画像91が圧縮されたデータの場合、圧縮されたデータを復号する。また、再生部53Aは、再生した動画像を表示部160Aに表示する。ここでは、再生部53Aが再生指示に従って再生する動画像91を第1の動画像という。
【0065】
印表示部87は、再生中の第1の動画像に第2の動画像が関連付けられている場合、第1の動画像の挿入位置より所定時間前が再生されると、所定の印を表示する。第1の動画像に第2の動画像が関連付けられているか否かは、第1の動画像のヘッダ部分に挿入位置と第2の動画像の動画像識別情報が追加されているか否かで判断する。所定の印は、第2の動画像の存在をユーザに知らせるためのものであり、図形であってもよいし、文字であってもよい。印表示部87は、ユーザが操作部160Bに入力する表示指示を受け付ける。印表示部87は、所定の印を表示してから第1の動画像の挿入位置が再生されるまでに、表示指示を受け付けたならば、一時停止部83に一時停止指示を出力するが、そうでなければ一時停止部83になにも出力しない。
【0066】
一時停止部83は、印表示部87から一時停止指示が入力される場合、換言すれば、所定の印を表示してから第1の動画像の挿入位置が再生されるまでに、ユーザにより表示指示が入力された場合、第1の動画像の挿入位置が再生されると、第1の動画像の再生を一時手停止する。一時停止部83は、第1の動画像の再生を一時停止すると、一時停止したことを示す信号を関連付動画再生部81に出力する。
【0067】
関連付動画再生部81は、一時停止部83から一時停止したことを示す信号が入力されると、HDD116から第2の動画像を読出し、再生する。そして、第2の動画像の再生が終了すると、再生が終了したことを示す信号を、一時停止解除部85に出力する。
【0068】
一時停止解除部85は、関連付動画再生部81から再生が終了したことを示す信号が入力されると、一時停止を解除するために、一時停止部83により一時停止されている第1の動画像の再生を再開する。
【0069】
図7は、第1の動画像と第2の動画像の再生の切換を説明するための図である。図7(A)は、第1の動画像400が表示されている状態を示す。図7(B)は、第1の動画像400に加えて、印401が表示されている状態を示す。図7(C)は、第2の動画像403が表示されている状態を示す。図7(A)に示す第1の動画像400が表示されている状態において、挿入位置より所定時間前になると、図7(B)に示す状態の画面が表示される。そして、ユーザが第1の動画像の挿入位置が再生されるまでに印401を指示する操作を入力すれば、図7(C)に示す第2の動画像が表示される。
【0070】
図8は、変形例における動画記録処理の流れの一例を示すフローチャートである。動画記録処理は、変形例におけるMFP100Aが備えるCPU111Aが、動画記録再生プログラムを実行することにより、CPU111Aにより実行される処理である。図5に示した動画記録処理と異なる点は、ステップS09に代えて、ステップS21およびステップS22が実行される点、ステップS11が削除された点である。その他の処理は、図5に示したのと同じなのでここでは説明を繰り返さない。
【0071】
ステップS08において第2の動画像が生成されると、ステップS21において、第2の動画像をHDD116に記憶する。次のステップS22においては、HDD116に記憶されている第1の動画像の挿入位置に第2の動画像を関連付け、処理をステップS10に進める。具体的には、HDD116に記憶されている第1の動画像のヘッダに、挿入位置(再生時間)と、第2の動画像の動画像識別情報を追加する。
【0072】
図9は、動画再生処理の流れの一例を示すフローチャートである。動画再生処理は、変形例におけるMFP100Aが備えるCPU111Aが、動画記録再生プログラムを実行することにより、CPU111Aにより実行される処理である。図9を参照して、CPU111Aは、再生指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS31)。ユーザが操作部160Bに入力する再生指示を受け付ける。再生指示を受け付けるまで待機状態となり(ステップS31)、再生指示を受け付けたならば処理をステップS32に進める。すなわち、動画記録処理は、動画像91が再生されることを条件に実行される処理である。ここでは、ユーザにより選択された動画像91を第1の動画像という。なお、ユーザが選択する第1の動画像は、HDD116に記憶された動画像91に限らず、ファイルサーバ250に記憶された動画像であってもよい。
【0073】
ステップS32においては、第1の動画像のヘッダ部分から挿入位置と、第2の動画像の動画像識別情報を取得し、第1の動画像の挿入位置と、第2の動画像とを特定する。そして、ステップS01により受け付けられた再生指示に含まれる動画像識別情報で特定される第1の動画像をHDD116に記憶されている動画像91のうちから読出し、再生を開始する。そして、第1の動画像の再生が終了したか否かを判断する(ステップS34)。再生が終了したならば処理を終了するが、そうでなければ処理をステップS35に進める。
【0074】
ステップS35においては、第1の動画像の再生時間が、挿入位置より所定時間前か否かを判断する。挿入位置より所定時間前ならば処理をステップS36に進めるが、そうでなければ処理をステップS34に戻す。ステップS36においては、第2の動画像の存在をユーザに知らせるために、印を表示する。そして、第2の動画像を再生する指示である表示指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS37)。ユーザが操作部160Bに入力する表示指示を受け付ける。表示指示を受け付けたならば処理をステップS38に進め、そうでなければ処理をステップS43に進める。ステップS43においては、第1の動画像の再生時間が挿入位置となったか否かを判断する。第1の動画像の再生時間が挿入位置ならば処理をステップS44に進め、そうでなければ処理をステップS36に戻す。ステップS44においては、印の表示を終了し、処理をステップS34に戻す。すなわち、印を表示してから第1の動画像の挿入位置が再生されるまでに、表示指示を受け付けなければ、第2の動画像の再生をすることなく、第1の動画像の再生を継続する。
【0075】
一方、ステップS38においては、第1の動画像の再生時間が挿入位置になったか否かを判断する。第1の動画像の再生時間が挿入位置になるまで、待機状態となり(ステップS38でNO)、第1の動画像の再生を継続するが、第1の動画像の再生時間が挿入位置になると、処理をステップS39に進める。
【0076】
ステップS39においては、第1の動画像の再生を一時停止する。そして、ステップS32において特定された第2の動画像をHDD116から読み出し、再生する(ステップS40)。次のステップS41においては、第2の動画像の再生が終了するまで待機状態となり(ステップS41でNO)、第2の動画像の再生を継続するが、第2の動画像の再生が終了すると、処理をステップS42に進める。
【0077】
ステップS42においては、一時停止を解除し、再生を一時停止した第1の動画像の再生を再開し、処理をステップS34に戻す。

以上説明したように本実施の形態における動画像記録再生装置としてのMFP100は、第1の動画像を再生中に挿入指示が受け付けられると、その時点で再生されている第1の動画像の再生位置が挿入位置に決定し、挿入位置に静止画像を表示する第2の動画像を挿入した第3の動画像を生成し、記憶する。このため、動画像中の任意のいちを挿入位置に指定し、静止画像を指示する簡単な操作で、動画像に静止画像を表示する動画像を挿入することができる。
【0078】
また、変形例におけるMFP100は、第1の動画像を再生中に挿入指示が受け付けられると、その時点で再生されている第1の動画像の再生位置が挿入位置に決定し、静止画像を表示する第2の動画像を、第1の動画像の挿入位置と関連付けて記憶する。このため、第2の動画像が関連付けられた第1の動画像が再生されると、挿入位置で第2の動画像を再生することがきる。
【0079】
また、挿入位置で第1の動画像の再生を一時停止するので、第2の動画像の再生が終了後に、第1の動画像の残りを再生することができる。
【0080】
さらに、挿入位置の所定時間前から挿入位置までの間に、表示指示の操作が受け付けられることを条件に、第1の動画像の再生が一時停止されるので、ユーザが第2の動画を再生するか否かを選択することができる。
【0081】
なお、上述した実施の形態においては、動画記録再生装置としてのMFP100を例に説明したが、図5および図8または図9に示した動画記録再生処理を実行するための動画記録再生方法およびその動画記録再生方法をコンピュータに実行させるための動画記録再生プログラムとして発明を捉えることができるのは、言うまでもない。
【0082】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0083】
【図1】本発明の実施の形態の1つにおける動画記録再生システムの全体概要を示す図である。
【図2】MFPの外観を示す斜視図である。
【図3】MFPのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【図4】MFPが備えるCPUが有する機能の一例をHDDに記憶するデータとともに示す機能ブロック図である。
【図5】動画記録処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図6】変形例におけるMFPが備えるCPUが有する機能の一例をHDDに記憶するデータとともに示す機能ブロック図である。
【図7】第1の動画像と第2の動画像の再生の切換を説明するための図である。
【図8】変形例における動画記録処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図9】動画再生処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0084】
1 動画記録再生システム、2 ネットワーク、51 指示受付部、53,53A 再生部、55 挿入位置決定部、57 静止画像取得部、59 音声受付部、61 動画像生成部、63 合成部、71 関連付部、81 関連付動画再生部、81 関連付動画再生部、83 動画像、83 一時停止部、85 一時停止解除部、87 印表示部、91 動画像、100 MFP、110 メイン回路、111 CPU、112 通信I/F部、116 HDD、118 カードI/F、118A フラッシュメモリ、130 原稿読取部、140 画像形成部、160 操作パネル、160A 表示部、160B 操作部、171 マイクロフォン、173 スピーカ、200,200A PC、250 ファイルサーバ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
動画像を再生する再生手段と、
前記再生手段が第1の動画像を再生中に所定の指示が受け付けられると、その時点で再生されている前記第1の動画像の再生位置を挿入位置に決定する挿入位置決定手段と、
静止画像を取得する静止画像取得手段と、
前記取得された静止画像を表示する第2の動画像を生成する動画像生成手段と、
前記第1の動画像の前記決定された挿入位置に前記第2の動画像を挿入した第3の動画像を生成する合成手段と、
前記生成された第3の動画像を記憶する記憶手段とを備えた動画記録再生装置。
【請求項2】
動画像を再生する再生手段と、
前記再生手段が第1の動画像を再生中に所定の指示が受け付けられると、その時点で再生されている前記第1の動画像の再生位置を挿入位置に決定する挿入位置決定手段と、
静止画像を取得する静止画像取得手段と、
前記取得された静止画像を表示する第2の動画像を生成する動画像生成手段と、
前記第2の動画像を、前記第1の動画像の前記挿入位置と関連付けて記憶する記憶手段と、を備えた動画記録再生装置。
【請求項3】

前記再生手段は、前記第2の動画像が関連付けられた前記挿入位置で前記第1の動画像の再生を一時停止する一時停止手段と、
前記第1の動画像が一時停止されている間に前記挿入位置に関連付けられた前記第2の動画を再生する関連付動画再生手段と、
前記第2の動画像の再生が終了後に、一時停止していた前記第1の動画像の再生を再開する一時停止解除手段と、を含む請求項2に記載の動画記録再生装置。
【請求項4】
前記再生手段は、前記第2の動画像が関連付けられた前記挿入位置から所定時間前から所定の印を表示する印表示手段をさらに含み、
前記一時停止手段は、前記所定の印の表示後に所定の操作が受け付けられることを条件に、前記第1の動画像の再生を一時停止する、請求項3に記載の動画記録再生装置。
【請求項5】
音声の入力を受け付ける音声受付手段と、
前記動画像生成手段は、前記音声受付手段により受け付けられる音声を含む動画像を生成し、
前記再生手段は、前記動画像が音声を含む場合、該音声を再生する、請求項1〜4のいずれかに記載の動画記録再生装置。
【請求項6】
前記静止画像取得手段は、原稿を読み取って静止画像を出力する原稿読取手段を含む、請求項1〜5のいずれかに記載の動画像記録再生装置。
【請求項7】
静止画像を記憶する記憶手段をさらに備え、
前記静止画像取得手段は、前記記憶手段に記憶された静止画像の指定を受け付ける静止画像指定受付手段と、
前記受け付けられた指定で特定される静止画像を前記記憶手段から読み出す読出手段とをさらに含む、請求項1〜6のいずれかに記載の動画像記録再生装置。
【請求項8】
動画像を再生するステップと、
前記再生するステップにおいて第1の動画像を再生中に所定の指示が受け付けられると、その時点で再生されている前記第1の動画像の再生位置を挿入位置に決定するステップと、
静止画像を取得するステップと、
前記取得された静止画像を表示する第2の動画像を生成するステップと、
前記第1の動画像を、前記決定された挿入位置に前記第2の動画像を挿入した第3の動画像に変換するステップと、
前記第3の動画像を記憶するステップと、を含む動画記録再生方法。
【請求項9】
動画像を再生するステップと、
前記再生するステップにおいて第1の動画像を再生中に所定の指示が受け付けられると、その時点で再生されている前記第1の動画像の再生位置を挿入位置に決定するステップと、
静止画像を取得するステップと、
前記取得された静止画像を表示する第2の動画像を生成するステップと、
前記第2の動画像を、前記第1の動画像の前記挿入位置と関連付けて記憶するステップと、を含む動画記録再生方法。
【請求項10】
動画像を再生するステップと、
前記再生するステップにおいて第1の動画像を再生中に所定の指示が受け付けられると、その時点で再生されている前記第1の動画像の再生位置を挿入位置に決定するステップと、
静止画像を取得するステップと、
前記取得された静止画像を表示する第2の動画像を生成するステップと、
前記第1の動画像を、前記決定された挿入位置に前記第2の動画像を挿入した第3の動画像に変換するステップと、
前記第3の動画像を記憶するステップと、をコンピュータに実行させる動画記録再生プログラム。
【請求項11】
動画像を再生するステップと、
前記再生するステップにおいて第1の動画像を再生中に所定の指示が受け付けられると、その時点で再生されている前記第1の動画像の再生位置を挿入位置に決定するステップと、
静止画像を取得するステップと、
前記取得された静止画像を表示する第2の動画像を生成するステップと、
前記第2の動画像を、前記第1の動画像の前記挿入位置と関連付けて記憶するステップと、をコンピュータに実行させる動画記録再生プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−74298(P2010−74298A)
【公開日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−237023(P2008−237023)
【出願日】平成20年9月16日(2008.9.16)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】