【課題】動電型プレーナ・スピーカーの改良、および動電型プレーナ・スピーカー製造方法。
【解決手段】 動電型スピーカーは、典型的には、表面の１つに貼付された導体を有する振動板を含んでいる。振動板は、フレームに取り付けられている。導体は、フレームに実装された磁石によって発生される磁界と相互作用する導体の線形トレースを経て電流を供給するために電源に接続されている。振動板は、電流が磁界内で導体を導通すると発生される動力によって励振される。動電型スピーカーから音響出力を生成するために、電流が、変更される。

【特許請求の範囲】
【請求項１】
動電型プレーナ・スピーカーであって、
フレームと、
該フレームに取り付けられた少なくとも１個の磁石と、
該フレームに取り付けられた振動板と、
該フレームに取り付けられ、該振動板から隔置され、スピーカーの音響パターンを修正するために貫通して延在するアパーチャを含む音響レンズと、を備えた動電型プレーナ・スピーカー。
【請求項２】
請求項１に記載の動電型プレーナ・スピーカーであって、前記音響レンズが、前記動電型プレーナ・スピーカーの指向性パターンを修正して、角度範囲を増加させるよう構成されており、該角度範囲にて、少なくとも１つの所定の音圧レベルが維持される、スピーカー。
【請求項３】
請求項２に記載の動電型プレーナ・スピーカーであって、前記振動板から所定の距離の前記音圧レベルが、角度範囲内で約６デシベル未満変化する、スピーカー。
【請求項４】
請求項２に記載の動電型プレーナ・スピーカーであって、ビーム幅の角度が、約１６ｋＨｚまでの周波数で１００度よりも大きい、スピーカー。
【請求項５】
請求項１に記載の動電型プレーナ・スピーカーであって、前記音響レンズが、前記動電型プレーナ・スピーカーの指向性パターンを修正して、リスニング環境内でのローブの数を実質的に減少させるよう構成されている、スピーカー。
【請求項６】
請求項１に記載の動電型プレーナ・スピーカーであって、前記音響レンズが、前記動電型プレーナ・スピーカーの指向性パターンを修正して、前記振動板に対して直線上の平面にあるローブの数を減少させるよう構成されている、スピーカー。
【請求項７】
請求項１に記載の動電型プレーナ・スピーカーであって、前記フレームが溝切り部を備え、前記振動板が該フレームの窪みから間隔をおいて位置する、スピーカー。
【請求項８】
請求項１に記載の動電型プレーナ・スピーカーであって、前記振動板が、一定の長さおよび幅を有する実質的に長方形の形状であり、前記レンズのアパーチャは約１２ミリメートル〜約２０ミリメートルの範囲の寸法を有する、スピーカー。
【請求項９】
請求項８に記載の動電型プレーナ・スピーカーであって、前記アパーチャが、前記振動板の長さに実質的に等しい別の寸法を有する、スピーカー。
【請求項１０】
請求項７に記載の動電型プレーナ・スピーカーであって、前記溝切り部が、前記フレームを通って延びる複数の湾曲した穴を有する、スピーカー。
【請求項１１】
請求項１に記載の動電型プレーナ・スピーカーであって、前記アパーチャがスロットとして形成されている、スピーカー。
【請求項１２】
請求項１１に記載の動電型プレーナ・スピーカーであって、前記スロットが約１６ミリメートルの幅を有する、スピーカー。
【請求項１３】
請求項１に記載の動電型プレーナ・スピーカーであって、振動板の幅：アパーチャの幅の比が、２：１〜６：１の範囲である、スピーカー。
【請求項１４】
請求項１に記載の動電型プレーナ・スピーカーであって、前記音響レンズが、音響的に不透過性のボデーおよび該ボデーを通って延びるアパーチャを備える、スピーカー。
【請求項１５】
請求項１４に記載の動電型プレーナ・スピーカーであって、前記ボデーが実質的に平面である、スピーカー。
【請求項１６】
請求項１５に記載の動電型プレーナ・スピーカーであって、前記ボデーが、前記振動板の表面領域を通って延びる、スピーカー。
【請求項１７】
請求項１５に記載の動電型プレーナ・スピーカーであって、前記実質的に平面のボデーが、前記振動板に対して実質的に平行に延びる、スピーカー。
【請求項１８】
動電型プレーナ・スピーカーであって、
フレームと、
該フレームに取り付けられた複数の磁石と、
該フレームに固定された振動板と、
該振動坂の表面上に配置された電気回路と、
該フレームに取り付けられた、第１部分および第２部分を有するパネルであって、該第１部分は実質的に音響的に不透過性であり、該第２部分は実質的に音響的に透過性であり、該パネルは該スピーカーの指向性パターンを修正する、パネルと、
を備えた動電型プレーナ・スピーカー。
【請求項１９】
請求項１８に記載の動電型プレーナ・スピーカーであって、前記パネルが、前記振動板に対して実質的に平行に配置されており、かつ該振動坂から偏倚されている、スピーカー。
【請求項２０】
請求項１９に記載の動電型プレーナ・スピーカーであって、前記パネルの第２部分が該パネルを通って延びるアパーチャを含む、スピーカー。
【請求項２１】
請求項１８に記載の動電型プレーナ・スピーカーであって、前記指向性パターンが増加したビーム幅を含むよう修正される、スピーカー。
【請求項２２】
請求項２１に記載の動電型プレーナ・スピーカーであって、前記ビーム幅が約５ｋＨｚ〜約１０ｋＨｚの間の周波数で増加される、スピーカー。

【図１】

【図２】

【図３】

【図４】

【図８−１】

【図８−２】

【図８−３】

【図８−４】

【図８−５】

【図８−６】

【図８−７】

【図８−８】

【図８−９】

【図８−１０】

【図１０−５】

【図１０−６】

【図１０−７】

【図１０−８】

【図１０−９】

【図１０−１０】

【図１０−１１】

【図１０−１２】

【図１０−１３】

【図１０−１４】

【図１０−１５】

【図１０−１６】

【図１０−１７】

【図１０−１８】

【図１０−１９】

【図１０−２０】

【図１０−２１】

【図１０−２２】

【図１０−２３】

【図１０−２４】

【図１０−２５】

【図１０−２６】

【図１０−２７】

【図１０−２８】

【図１０−２９】

【図１０−３０】

【図１０−３１】

【図１０−３２】

【図１０−３３】

【図１０−３４】

【図１０−３５】

【図１０−３６】

【図１０−３７】

【図１０−３８】

【図１１−５】

【図１１−８】

【図１１−９】

【図１１−１０】

【図１１−１１】

【図１１−１２】

【図１１−１３】

【図１１−１４】

【図１１−１５】

【図１１−１６】

【図１１−１７】

【図１１−１８】

【図１１−１９】

【図１１−２０】

【図１１−２１】

【図１１−２２】

【図１１−２３】

【図１１−２４】

【図１１−２５】

【図１１−２６】

【図１１−２７】

【図１１−２８】

【図１１−２９】

【図１１−３０】

【図１１−３１】

【図１１−３２】

【図１１−３３】

【図１１−３４】

【図１１−３５】

【図１１−３６】

【図１１−３７】

【図１１−３８】

【図１１−３９】

【図１１−４０】

【図１１−４１】

【図１１−４２】

【図１１−４３】

【図１２−５】

【図１２−６】

【図１２−７】

【図１２−８】

【図１２−９】

【図１２−１０】

【図１２−１１】

【図１２−１２】

【図１２−１３】

【図１２−１４】

【図１２−１５】

【図１２−１６】

【図１２−１７】

【図１２−１８】

【図１３−５】

【図１３−６】

【図１３−７】

【図１３−８】

【図１３−９】

【図１３−１０】

【図１３−１１】

【図１３−１２】

【図１３−１３】

【図１３−１４】

【図１３−１５】

【図１３−１６】

【図１３−１７】

【図１３−１８】

【図１３−１９】

【図１３−２０】

【図１３−２１】

【図１３−２２】

【図１４−５】

【図１４−６】

【図１４−７】

【図１４−８】

【図１４−９】

【図１４−１０】

【図１４−１１】

【図１４−１２】

【図１４−１３】

【図１４−１４】

【図１４−１５】

【図１４−１６】

【図１４−１７】

【図１４−１８】

【図１４−１９】

【図１４−２０】

【図１５−５】

【図１５−６】

【図１５−７】

【図１５−８】

【図１５−９】

【図１５−１０】

【図１５−１１】

【図１５−１２】

【図１５−１３】

【図１５−１４】

【図１５−１５】

【図１５−１６】

【図１５−１７】

【図１５−１８】

【図１５−１９】

【図１５−２０】

【図１５−２１】

【図１５−２２】

【図１５−２３】

【図１５−２４】

【図１５−２５】

【図１５−２６】

【図１５−２７】

【図１５−２８】

【図１５−２９】

【図１５−３０】

【図１５−３１】

【図１５−３２】

【図１５−３３】

【図１５−３４】

【図１５−３５】

【図１５−３６】

【図１５−３７】

【図１５−３８】

【図１５−３９】

【図１５−４０】

【図１６−５】

【図１６−６Ａ】

【図１６−６Ｂ】

【図１６−６Ｃ】

【図１６−７】

【図１６−８】

【図１６−８Ａ】

【図１６−８Ｂ】

【図１６−９】

【図１６−１０】

【図１６−１１】

【図１６−１２】

【図１７−５】

【図１７−６】

【図１７−７】

【図１７−８】

【図１７−９】

【図１７−１０】

【図１７−１１】

【図１７−１２】

【図１７−１３】

【図１７−１４】

【図１７−１５】

【図１７−１６】

【図１７−１７】

【図１７−１８】

【図１７−１９】

【図１７−２０】

【図１７−２１】

【図１７−２２】

【図１７−２３】

【図１７−２４】

【図１７−２５】

【図１７−２６】

【図１７−２７】

【図１７−２８】

【図１７−２９】

【図１７−３０】

【図１８−５】

【図１８−６】

【図１８−７】

【図１８−８】

【図２０−５】

【図２０−６】

【図２０−７】

【図２０−８】

【図２０−９】

【図２０−１０】

【図２０−１１】

【図２０−１２】

【図２０−１３】

【図２０−１４】

【図２０−１５】

【図２０−１６】

【図２０−１７】

【図２０−１８】

【図２０−１９】

【図２０−２０】

【図２０−２１】

【図２０−２２】

【図２０−２３】

【図２０−２４】

【図２０−２５】

【図２０−２６】

【図２０−２７】

【図２０−２８】

【図２０−２９】

【図２０−３０】

【図２０−３１】

【図２０−３２】

【図２０−３３】

【図２０−３４】

【図２０−３５】

【図２０−３６】

【図２０−３７】

【図２０−３８】

【図２０−３９】

【図２０−４０】

【図２０−４１】

【図２８−５】

【図２８−６】

【図２８−７】

【図２８−８】

【図２８−９】

【図２８−１０】

【図２８−１１】

【図２８−１２】

【図２８−１３】

【図２８−１４】

【図２８−１５】

【図２８−１６】

【図２８−１７】

【図２８−１８】

【図２８−１９】

【図２８−２０】

【図２８−２１】

【図２８−２２】

【図２８−２３】

【図２８−２４】

【図２８−２５】

【公開番号】特開２００６−５０６６５（Ｐ２００６−５０６６５Ａ）
【公開日】平成１８年２月１６日（２００６．２．１６）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００５−２７１１６０（Ｐ２００５−２７１１６０）
【出願日】平成１７年９月１６日（２００５．９．１６）
【分割の表示】特願２００４−５０２６７６（Ｐ２００４−５０２６７６）の分割
【原出願日】平成１５年５月２日（２００３．５．２）
【出願人】（５９２０５１４５３）ハーマン　インターナショナル　インダストリーズ　インコーポレイテッド (91)
【Ｆターム（参考）】