説明

包装棒状飯

【課題】立てて陳列でき、大きく見せるこのできる包装棒状飯の提供。
【解決手段】内フィルム3と外フィルム2との間に、シート海苔41を挟んで形成された包装シート1によって、棒状飯塊5を包装した包装棒状飯であって、外フィルム2の分断可能部21及び内フィルム3のフィルム片31、31どうしの重なり部32は、棒状飯塊5の長手方向に沿って延び、包装シート1の飯塊5の一端からはみ出た部分は該飯塊の端面に密着して沿う様に平面状に折り畳んで止着手段6によって止着され、包装シート1の飯塊5の他端からはみ出した部分は、飯塊5の軸心に対して外フィルム2の分断可能部21から左右に夫々略90°づつ離れた対向位置を互いに内側に折り込んで、飯塊5の長手方向と略直交する折込み端縁を閉じ手段17によって閉じて棒状飯塊5の端部から立体的に突出して先端が徐々に萎んで閉塞する持ち手部18となっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内フィルムと外フィルムとの間にシート状食品を挟んでなる包装シートによって、棒状飯塊を包装した包装棒状飯に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種包装棒状飯は、棒状飯塊の周面を一周して筒状に巻き付け、棒状飯塊からはみ出した包装シートの両端部を捩って閉じたり、棒状飯塊の両端からはみ出さない様に包装シーとの両端を折り重ねて処理している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前者の様に包装シートの両端部を捩って閉じた場合、棒状飯塊の販売において、棒状飯塊(5)を立てて陳列することができないので、横向きに陳列せねばならず、陳列面積を広く必要とする。
又、包装棒状飯の正面に対応して、包装シートに文字、図案等、商品をアピールする意匠を施しても、横倒しでは見づらく、アピール度に欠ける。
【0004】
後者の場合は、包装飯塊の大きさ、形状は、包装していない棒状飯塊の大きさと遜色がないので、包装飯塊が小さく感じて見映えがしない。
又、棒状飯塊の正面に商品をアピールする意匠は、棒状飯塊の高さ範囲を越えることはできず、窮屈な感じの意匠となる。
【0005】
本発明は、上記従来の包装棒状飯の問題点を解決できる包装棒状飯を明らかにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1は、2枚の略同形のフィルム片(31)(31)の内端どうしを重ねて成る内フィルム(3)と、該フィルム片(31)(31)の重なり部(32)と重なる位置で分断できる分断可能部(21)を有する外フィルム(2)との間に、シート状食品(4)を挟んで形成された包装シート(1)によって、棒状飯塊(5)を包装した包装棒状飯において、
外フィルム(2)の分断可能部(21)及び内フィルム(3)のフィルム片(31)(31)どうしの重なり部(32)は、棒状飯塊(5)の長手方向に沿って延び、
包装シート(1)の棒状飯塊(5)の一端からはみ出た部分は該棒状飯塊の端面に密着して沿う様に平面状に折り畳んで止着手段(6)によって止着され、
包装シート(1)の棒状飯塊(5)の他端からはみ出した部分は、棒状飯塊(5)の軸心に対して外フィルム(2)の分断可能部(21)から左右に略90°づつ離れた対向位置を互いに内側に折り込まれ、棒状飯塊(5)の長手方向と略直交する折込み端縁が閉じ手段(17)によって閉じられて棒状飯塊(5)の端部から立体的に突出して先端が徐々に萎んで閉塞する持ち手部(18)となっている。
【0007】
請求項2は、請求項1に記載の包装棒状飯において、持ち手部(18)を上にして起立状態の棒状飯塊(5)は、外フィルム(2)の分断可能部(21)を正面中央とすれば、正面と背面は、上端から下端まで略同じ幅である。
【0008】
請求項3は、請求項1又は2に記載の包装棒状飯において、シート状食品(4)は、棒状飯塊(5)の周面にのみ被さっている。
【0009】
請求項4は、請求項1乃至3の何れかに記載の包装棒状飯において、棒状飯塊(5)は、長手方向方向と直交する断面は略正方形であり、長手方向に沿う1つの平面の幅中央に外フィルム(2)の分断可能部(21)が位置している。
【0010】
請求項5は、請求項1乃至4の何れかに記載の包装棒状飯において、外フィルム(2)の分断可能部(21)は、外フィルム(2)に施した分断可能部(21)であって、持ち手部(18)の先端縁には、分断可能部(21)を挟んで分断開始端となる切込み(23)(23)が施されている。
【発明の効果】
【0011】
請求項1の包装棒状飯は、持ち手部(18)を上にして立てて陳列できるので、陳列面積当たりの陳列本数を飛躍的に増やすことができ、陳列棚への包装棒状飯の補充回数を減らすことができる。
包装棒状飯の底部ではフィルムが飯塊(5)の端面に密着して平面状に折り畳まれているから、坐りがよく起立姿勢が安定する。
起立姿勢の包装棒状飯は、正面を手前にしておけば正面に施した意匠がよく分かるので、商品のアピール度を高めることができる。
又、前後左右に接して隣り合う様に多数本の包装棒状飯を陳列しても、持ち手部(18)を摘んで所望の包装棒状飯を簡単に取り出すことができる。
棒状飯塊(5)の上端を越えて持ち手部(18)が上方に延びているから、見かけの棒状飯塊を実際よりも大きく、立派に見せることができる。
【0012】
請求項2の包装棒状飯は、外フィルム(2)の分断可能部(21)を正面中央とすれば、正面と背面は、上端から下端まで略同じ幅であるから、正面に対応して外フィルム(2)に、商品をアピールする文字、図形等によって意匠を施しておけば、該意匠がよく見えてアピール度が高まる。
又、棒状飯塊(5)の上端を越えて持ち手部(18)にも上記意匠を施すことができ、一層見やすすくアピール度の高い、意匠を施すことができる。
【0013】
請求項3の包装棒状飯は、シート状食品(4)は、棒状飯塊(5)の周面にのみ被さっており、持ち手部(18)や、棒状飯塊(5)の底部のフィルムの平面状折り畳みは、シート状食品(4)は存在しないから、当該部分のフィルムの折り畳みにおいて、シート状食品(4)が邪魔になることはなく、又、包装を解く際に、当該部分にシート状食品が千切れて残ることもない。
【0014】
請求項4の包装棒状飯は、長手方向方向と直交する断面は略正方形であり、長手方向に沿う1つの平面の幅中央に外フィルム(2)の分断可能部(21)が位置している。即ち、持ち手部(18)を形成するために、棒状飯塊(5)の軸心に対して外フィルム(2)の分断可能部(21)から夫々略90°づつ離れた包装シート(1)の折込み位置は、棒状飯塊(5)の対向する2つの平面の夫々略中央部に対応し、且つ該平面の上端縁で横に延びる折込み線(18a)を形成できるから、折り込み易く、且つ二等辺三角形状に綺麗に折り込みできる。
【0015】
請求項5の包装棒状飯は、外フィルム(2)の切込み(23)(23)間を摘んでカットテープ(22)を引っ張れば、簡単且つ綺麗に外フィルム(2)を分断できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】外フィルム側から見た包装シートの斜視図である。
【図2】図1A−A線に沿う断面図である。
【図3】包装シートの分解斜視図である。
【図4】包装シートに棒状飯塊を載せた状態の斜視図である。
【図5】起立状態の包装棒状飯の背面側から見た斜視図である。
【図6】起立状態の棒状飯の正面側から見た斜視図である。
【図7】底面側から見た包装棒状飯の斜視図である。
【図8】カットテープによって外フィルムを分断した状態の包装棒状飯の斜視図である。
【図9】包装シートを剥がした状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図4は、包装シート(1)上に棒状飯塊(5)(以下、単に「飯塊」とする)を倒して載せた状態を示している。
飯塊(5)は、長さ約9.5cm、太さ約4cmである。実施例の飯塊(5)は、飯塊(5)の軸心に直交する断面は、略正方形の4つの隅部を長手方向の全長に亘って丸くした形状を呈している。
飯塊(5)は、白米、或いはかやくご飯の塊であり、部分的或いは全体に胡麻等の振掛け食品を振り掛けておいてもよい。
【0018】
包装シート(1)は、図1乃至図4に示す如く、透明な外フィルム(2)と半透明の内フィルム(3)との間に、シート状食品(4)を挟んで構成される。
【0019】
外フィルム(2)は、溶着性の良いポリプロピレン樹脂にて形成され、長さ約17cm、幅長さ約15cmの長方形である。
外フィルム(2)の長さは、飯塊(5)の長さに、太さの約1.5〜2倍を加えた長さであり、外フィルム(2)の幅長さは、飯塊(5)の周面を一周強する長さである。
【0020】
外フィルム(2)は幅方向の中央部に、該外フィルムを全長に亘って長さ方向に裂くことのできる分断可能部(21)を有している。
実施例の分断可能部(21)は、カットテープ(22)を外フィルム(2)の全長に亘って接着して形成され、該カットテープ(22)の一端を引っ張ると外フィルム(2)をテープ幅で裂くことができる。
外フィルム(2)の分断開始端には、カットテープ(22)を挟み、カットテープ(22)に接近してカットテープ(22)と平行に短く切込み(23)(23)が施されている。
【0021】
図1に示す如く、外フィルム(2)には、包装を解く順序を示す「1」「2」「3」の3つの数字、カットテープ(22)の引っ張り方向を示す矢印(24)、分断後の外フィルム(2)の剥がし方向を示す矢印(25)(26)、及び最後に外フィルム(2)と内フィルム(3)を飯塊(5)から引き離す方向を示す矢印(27)(28)が印刷されている。
数字「1」は、分断可能部(21)の分断開始端である前記切込み(23)(23)の近傍に印される。
数字「1」に重ねて或いはその近傍に、分断可能部(21)の他端側へ向く矢印(24)が印される。
数字「2」は、外フィルム(2)の長さ方向の中央部側より少し矢印(24)側寄り且つ、分断可能部(21)とフィルムの左端の略中間位置に印される。
数字「2」に重ねて、或いはその近傍に外向きの矢印(25)が印される。
数字「3」は、分断可能部(21)を中心として上記数字「2」と対称位置に外向きに印される。数字「3」に重ねて或いはその近傍に外向きの矢印(26)が外向きに印される。
矢印(27)は矢印(25)と略同じ高さ位置にて外向き先端をフィルムの左端に近接させて印され、矢印(28)は分断可能部(21)を中心として矢印(27)と対称位置に外向きに印される。
【0022】
図2、図3に示す如く、内フィルム(3)は、同形の長方形の2枚のフィルム片(31)(31)を、互いの長手方向に沿う内側縁を1cm程度の重なり幅で重ねて形成される。
フィルム片(31)(31)は、外フィルム(2)と同様にしてポリプロピレン樹脂にて形成されている。フィルム片(31)(31)は、飯塊(5)に引っ付き難い様に、表面が磨りガラス状となるマット加工が施されて半透明である。
内フィルム(3)と外フィルム(2)は同じ大きさであり、両者を輪郭を揃えて重ね合わせると、外フィルム(2)の分断可能部(21)と内フィルム(3)のフィルム片(31)(31)の重なり部(32)が重なる。
【0023】
シート状食品(4)は、実施例ではシート状海苔(41)(以下、単に「海苔」)である。
海苔(41)は、長さ約14cm、幅長さ約9.5cmであって、長さは前記外フィルム(2)の幅長さより約1cm短く、幅長さは前記飯塊(5)の長さと略同じである。
海苔(41)は、図9に示す如く、起立状態の飯塊(5)の周面を一周強して該周面を隠すことができる大きさである。
【0024】
図4に示す如く、輪郭を一致させて重ねた外フィルム(2)と内フィルム(3)との間に、海苔(41)をその長手方向を外フィルム(2)の分断可能部(21)と直交する様にして、フィルムからはみ出さない様に挟む。このとき、シート状海苔(41)の長手方向の両側からのフィルムのはみ出し部分は、外フィルム(2)に施した切込み(23)(23)側とその反対側では2:1程度となる様にする。
【0025】
外フィルム(2)と内フィルム(3)は、前記カットテープ(22)に平行な両側縁どうしが略全長に亘って線状に溶着(11)(11)され、更に、両フィルム(2)(3)は、シート状海苔(41)の長手方向の両側縁に接近して該側縁と平行に線状に溶着(12)(12)が成され、シート状海苔(41)の位置決めが成されている。但し、内フィルム(3)のフィルム片(31)(31)の重り部(30)には該溶着(12)は成されていない。
【0026】
棒状飯塊(5)に対する包装手順は、先ず、図4に示す如く、内フィルム(3)を上にした包装シート(1)に、飯塊(5)をその長手方向をシート状海苔(41)の幅方向に揃え、内フィルム(3)の幅中央部にてシート状海苔(41)からはみ出さない様に載せる。
次に包装シート(1)を飯塊(5)の周面に筒状に巻き付け、巻付け終端(10)をスポット溶着等の溶着(13)、ラベル貼り等による止着手段(14)によって止着する。
図6に示す如く、中央部にカットテープ(22)が見える面が正面とする。前記包装を解く順序を示す「1」の数字及び対応する矢印(24)は正面上部に、「2」「3」の数字及び対応する矢印(24)(25)は左右の側面である襠部(15)(16)に印刷されている。背面には包装シート(1)の巻付け終端(10)及び矢印(27)(27)が位置する。
尚、外フィルム(2)の上記正面に対応する部分には、予め商品をアピールする文字や図形等の意匠(図示せず)が施されている。
【0027】
次に、図5、図6に示す如く、包装シート(1)の外フィルム(2)の切込み(23)(23)側端部において、筒状の包装シート(1)の左右の襠部(15)(16)の幅中心を内側に折り込む。即ち、外フィルム(2)の分断可能部(21)から棒状飯塊(5)の軸心に対して外フィルム(2)の分断可能部(21)から左右に夫々略90°づつ離れた対向位置を互いに内側に折り込む。筒状包装シートの正面側と背面側の先端縁を重ねて閉じ手段(17)によって閉じる。これによって、棒状飯塊(5)の端部から、先端が扁平となる様に屋根状に立体的に突出した持ち手部(18)が形成される。
【0028】
実施例の上記閉じ手段(17)は、外フィルム(2)と内フィルム(3)の上端重なり部を溶着したものであるが、切込み(23)(23)を含むフィルムの重なり部中央には溶着は成されていない。
尚、閉じ手段(17)は後記する理由により、意図的に手で引っ張ると容易に封止が解けるものが望ましい。従って、持ち手部(18)を形成するためのフィルム溶着は、弱い溶着が望ましい。
【0029】
図7に示す如く、外フィルム(2)の切込み(23)(23)側とは反対側の包装シート(1)の端部を飯塊(5)の端面上でキャラメル包み折りの手法で飯塊(5)の端面に密着する様に平面状に折り重ねる。このとき最後の三角状折重ね部(19)の先端頂部に外フィルム(2)のカットテープ(22)の先端が位置する様に折り重ねて、溶着、ラベル貼り等の止着手段(6)によって止着して、包装棒状飯を完成する。
実施例の止着手段(6)は、小短冊状のラベル(61)をカットテープ(22)の先端部に掛かる様にカットテープ(22)に沿って貼り付けたものである。
【0030】
上記包装棒状飯は、持ち手部(18)を上にして立てて陳列できるので、陳列面積当たりの陳列本数を飛躍的に増やすことができ、陳列棚への包装棒状飯の補充回数を減らすことができる。
包装棒状飯の底部ではフィルムが飯塊(5)の端面に密着して平面状に折り畳まれているから、坐りがよく起立姿勢が安定する。
起立姿勢の包装棒状飯は、正面を手前にしておけば正面に施した意匠がよく見えるので、商品のアピール度を高めることができる。
又、前後左右に接して隣り合う様に多数本の包装棒状飯を陳列しても、持ち手部(18)を摘んで所望の包装棒状飯を簡単に取り出すことができる。
【0031】
包装棒状飯の包装を解くには、先ず、持ち手部(18)先端にて外フィルム(2)の幅中央の切込み(23)(23)間を摘んで矢印(24)方向に引っ張って外フィルム(2)を分断する。カットテープ(22)は終端にラベル(61)が引っ付いた状態で、フィルムから剥がれる。即ち、ラベル(61)を別個に剥がす手間が省ける。
次に、分断した外フィルム(2)の数字『2』側の半分を外側に引っ張る。同様に、数字『3』側の半分を外側に引っ張る。包装棒状飯の正面の外フィルム(2)の分断部が左右に開いて、正面の海苔(41)が露出する。
前記閉じ手段(17)の溶着が強いと、外フィルム(2)を左右に開き難いが、溶着が弱いと溶着が容易に外れて開き易くなる。
次に、包装棒状飯の背面側にて、包装シート(1)の巻付け終端(10)近傍を摘んで、飯塊(5)から引き離す方向に引っ張ると、図9に示す如く、両外フィルム半体と、内フィルム(3)を構成する2枚のフィルム片(31)(31)が一緒に引っ張り出されて、海苔(41)だけが飯塊(5)に巻き付いた状態で残る。
【0032】
上記包装棒状飯(5)の包装を解く手順は、包装シート(1)に、手順を示す数字「1」「2」「3」及び引っ張り方向示す矢印(24)(25)(26)で示されているから、分かり易く、その通りにすれば失敗はない。
【0033】
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
【0034】
例えば、棒状飯塊(5)の形状は丸棒状でもよい。
【符号の説明】
【0035】
1 包装シート
18 持ち手部
2 外フィルム
21 分断可能部
3 内フィルム
31 フィルム片
4 シート状食品
41 シート状海苔
5 飯塊
6 止着手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
2枚の略同形のフィルム片(31)(31)の内端どうしを重ねて成る内フィルム(3)と、該フィルム片(31)(31)の重なり部(32)と重なる位置で分断できる分断可能部(21)を有する外フィルム(2)との間に、シート状食品(4)を挟んで形成された包装シート(1)によって、棒状飯塊(5)を包装した包装棒状飯において、
外フィルム(2)の分断可能部(21)及び内フィルム(3)のフィルム片(31)(31)どうしの重なり部(32)は、棒状飯塊(5)の長手方向に沿って延び、
包装シート(1)の棒状飯塊(5)の一端からはみ出た部分は該棒状飯塊の端面に密着して沿う様に平面状に折り畳んで止着手段(6)によって止着され、
包装シート(1)の棒状飯塊(5)の他端からはみ出した部分は、棒状飯塊(5)の軸心に対して外フィルム(2)の分断可能部(21)から左右に略90°づつ離れた対向位置を互いに内側に折り込まれ、棒状飯塊(5)の長手方向と略直交する折込み端縁が閉じ手段(17)によって閉じられて棒状飯塊(5)の端部から立体的に突出して先端が徐々に萎んで閉塞する持ち手部(18)となっている、包装棒状飯。
【請求項2】
持ち手部(18)を上にして起立状態の棒状飯塊(5)は、外フィルム(2)の分断可能部(21)を正面中央とすれば、正面と背面は、上端から下端まで略同じ幅である、請求項1に記載の包装棒状飯。
【請求項3】
シート状食品(4)は、棒状飯塊(5)の周面にのみ被さっている、請求項1又は2に記載の包装棒状飯。
【請求項4】
棒状飯塊(5)は、長手方向方向と直交する断面は略正方形であり、長手方向に沿う1つの平面の幅中央に外フィルム(2)の分断可能部(21)が位置している、請求項1乃至3の何れかに記載の包装棒状飯。
【請求項5】
外フィルム(2)の分断可能部(21)は、外フィルム(2)に施したカットテープ(22)であって、持ち手部(18)の先端縁には、分断可能部(21)を挟んで分断開始端となる切込み(23)(23)が施されている、請求項1乃至4の何れかに記載の包装棒状飯。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−142882(P2011−142882A)
【公開日】平成23年7月28日(2011.7.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−7663(P2010−7663)
【出願日】平成22年1月18日(2010.1.18)
【出願人】(591154751)
【出願人】(598157096)
【Fターム(参考)】