説明

包装機

【課題】チューブ内での被包装物の引っ掛かりによる詰まりを抑制した包装機を提供する。
【解決手段】 包装機1では、シート状のフィルムFが、セーラー13aとチューブ13bとによって筒状に成形される。チューブ13bは、投入部13baと成形部13bbと排出部13bcとを有している。投入部13baには、上開口端から成形部13bb側に向って第1切り欠き部131が設けられている。また、成形部bbのうち筒状フィルムFmの合せ目と対峙しない側の面には、第2切り欠き部132が設けられている。さらに、排出部13bcのうち筒状フィルムFmの合せ目と対峙しない側の面には、第3切り欠き部133が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、包装機に関し、特に、搬送されてくる包材が筒状に成形され、その内部に被包装物が充填された後に横シールされる包装機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、袋を製造しながらこの袋に食品などの被包装物を充填して包装する装置として、縦型の包装機が普及している。
【0003】
例えば、特許文献1(特開2004−142806号公報)に開示されている縦型のピロー包装機では、シート状の包材がセーラーおよびチューブによって筒状に成形される。筒状包材の縦の合せ目は縦シール手段によって縦にシールされる。その後、筒状包材内に被包装物が充填され、横シール機構によって袋の上部と後続の袋の下部とにまたがって横にシールされる。横にシールされた部分は、中央がカッターで切断される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような包装機では、チューブの開口端から投入された被包装物が、開口端から排出口に至る途中で被包装物が偶発的にチューブの向い合う内壁面に架橋するように引っ掛かり、チューブ内で詰まることがあった。
【0005】
本発明では、チューブ内での被包装物の引っ掛かりによる詰まりを抑制した包装機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1観点に係る包装機は、筒状に成形された包材内に被包装物を投下して製袋する包装機であって、シート状の包材を筒状に成形するフォーマを備えている。フォーマは、セーラーとチューブとを含んでいる。セーラーは、シート状の包材を所定の般送方向に導く案内筒を有し、包材を案内筒の入口周縁に沿わせながら両端を合わせて環状に湾曲させる。チューブは、案内筒に挿入され、環状に湾曲した包材を案内筒の内周面とで挟み込んで筒状包材に成形する。また、チューブは投入部と成形部と排出部とを有している。成形部は、外周面がセーラーに覆われている。投入部は、成形部よりも上記搬送方向の上流側に位置し、被包装物が投入される上開口端を含む。排出部は、成形部よりも上記搬送方向の下流側に位置し、被包装物が排出される下開口端を含む。投入部の一部には、上開口端から成形部側に向って第1切り欠き部が設けられている。
【0007】
投入部の内周面は最初に被包装物が衝突する場所であり、その内周面と当たって跳ね返った被包装物とその上方の被包装物とが衝突することによって、偶発的に被包装物が詰まることがある。
【0008】
しかし、この包装機では、投入部の一部が切り欠かれて第1切り欠き部が形成されているので、被包装物が詰まりそうになっても第1切り欠き部を介して搬送移動中の包材に被包装物が触れ、偶発的に起こる被包装物の詰まりの平衡状態が崩される。その結果、投入部での被包装物の詰まりが抑制される。
【0009】
本発明の第2観点に係る包装機は、第1観点に係る包装機であって、成形部のうち筒状包材の合せ目と対峙しない側の面に、第2切り欠き部が設けられている。
【0010】
一般に、チューブの断面積は投入部から成形部に向って減少しているので、成形部では被包装物の詰まりが発生し易い。しかし、この包装機では、成形部の一部が切り欠かれているので、被包装物が詰まりそうになっても搬送移動中の包材に被包装物が触れて、偶発的に起こる被包装物の詰まりの平衡状態が崩される。その結果、成形部での被包装物の詰まりが抑制される。
【0011】
また、筒状包材の合せ目と対峙する側の面は切り欠かれていないので、筒状包材の合せ目が内側に波打ったりするような不具合は発生しない。
【0012】
本発明の第3観点に係る包装機は、第2観点に係る包装機であって、第2切り欠き部が案内筒の入口よりも上記搬送方向の上流側にはみ出ており、そのはみ出し代は被包装物の大きさに応じて異なる。
【0013】
この包装機では、第2切り欠き部が成形部の上記搬送方向の上流側にはみ出ることによって、被包装物の詰まりの切っ掛けを排除できるので、成形部での被包装物の詰まりがさらに抑制される。
【0014】
本発明の第4観点に係る包装機は、第2観点に係る包装機であって、排出部のうち筒状包材の合せ目と対峙しない側の面に、第3切り欠き部が設けられている。
【0015】
一般に排出部の全長は、投入部および成形部に比べて長くなる傾向にあり、その分、被包装物が詰まる確率が高い。この包装機では、排出部に第3切り欠き部がかれているので、被包装物が詰まりそうになっても、被包装物が搬送移動中の筒状包材内面に触れて、偶発的に起こる被包装物の詰まりの平衡状態が崩される。その結果、排出部での被包装物の詰まりが抑制される。
【0016】
本発明の第5観点に係る包装機は、第4観点に係る包装機であって、第2切り欠き部と第3切り欠き部とが一体である。この包装機では、第2切り欠き部と第3切り欠き部とが一体で成形されることによって、チューブの生産性が向上する。
【0017】
本発明の第6観点に係る包装機は、第1観点に係る包装機であって、セーラーの案内筒およびチューブの断面形状が楕円形または半楕円形である。
【0018】
この包装機では、被包装物の通路断面の形状は楕円に近づくほど増加するので、被包装物が通過し易くなり、その分、詰まりも抑制される。
【発明の効果】
【0019】
本発明に係る包装機では、チューブの一部が切り欠かれて切り欠き部が形成されているので、被包装物が詰まりそうになっても切り欠き部を介して搬送移動中の筒状包材に被包装物が触れ、偶発的に起こる被包装物の詰まりの平衡状態が崩される。その結果、投入部での被包装物の詰まりが抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の一実施形態に係る包装機の斜視図。
【図2】包装機の製袋包装ユニットの概略構成を示す斜視図。
【図3】セーラーおよびチューブの斜視図。
【図4】チューブの斜視図。
【図5】横シール機構の側面図。
【図6】シールジョーの軌跡の側面図。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0022】
(1)包装機1の構成
図1は、本発明の一実施形態に係る包装機の斜視図である。また、図2は、包装機の製袋包装ユニットの概略構成を示す斜視図である。図1及び図2において、包装機1は、組合せ計量機2、製袋包装ユニット5及びフィルム供給ユニット6を備えている。
【0023】
組合せ計量機2は、被包装物を計量し所定の合計重量になるよう排出する。製袋包装ユニット5は、被包装物の袋詰めを行う本体部分である。フィルム供給ユニット6は、製袋包装ユニット5に袋となるフィルムFを供給する。
【0024】
また、製袋包装ユニット5の前面には操作スイッチ類7が配置されている。操作スイッチ類7を操作する作業者が視認できる位置には、操作状態を示すタッチパネル式ディスプレイ8が配置されている。
【0025】
組合せ計量機2、製袋包装ユニット5及びフィルム供給ユニット6は、操作スイッチ類7やタッチパネル式ディスプレイ8から入力された操作および設定に従って制御される。なお、操作スイッチ類7やタッチパネル式ディスプレイ8は、CPU、ROM、RAMなどから構成される制御部(図示せず)に接続されており、その制御部が組合せ計量機2および製袋包装ユニット5に設置されている各種センサから必要な情報を取り込み、その情報を各種制御において利用する。
【0026】
(2)詳細構成
(2−1)組合せ計量機2
組合せ計量機2は、製袋包装ユニット5の上部に配置されており、商品Cを計量ホッパで計量した後、これらの計量値を所定の合計重量になるように組み合わせて順次排出する。
【0027】
(2−2)フィルム供給ユニット6
フィルム供給ユニット6は、製袋包装ユニット5の成形機構13に対してシート状のフィルムFを供給するユニットであって、製袋包装ユニット5に隣接して設けられている。また、フィルム供給ユニット6にはフィルムFが巻かれたロールがセットされ、このロールからフィルムFが繰り出される。
【0028】
(2−3)製袋包装ユニット5
製袋包装ユニット5は、成形機構13と、プルダウンベルト機構14と、縦シール機構15と、横シール機構17と、横方向駆動機構55とで構成されている。
【0029】
成形機構13は、シート状で送られてくるフィルムFを筒状に成形する。プルダウンベルト機構14は、筒状となったフィルムF(以下、筒状フィルムFmとよぶ)を下方に搬送する。縦シール機構15は、筒状フィルムFmの重ね合わせ部分(合せ目)を縦方向にシールする。
【0030】
横シール機構17は、筒状フィルムFmを横方向にシールすることで袋の上下端を封止する。横方向駆動機構55は、横シール機構17を往復運動させる。
【0031】
これらの機構は支持フレーム12によって支えられている。その支持フレーム12の周囲は、ケーシング9によって覆われている。
【0032】
(2−3−1)成形機構13
成形機構13は、セーラー13aとチューブ13bとを有しており、一般に両者を合わせてフォーマとよばれている。チューブ13bは、部分的に筒状の部材であり、鉛直方向に延び、上下端が開口している。このチューブ13bの上端の開口部には、組合せ計量機2で計量された商品Cが投入される。
【0033】
セーラー13aは、チューブ13bを取り囲むように配置されている。フィルムロールから繰り出されてきたシート状のフィルムFは、セーラー13aとチューブ13bとの間を通るときに筒状に成形される。成形機構13のセーラー13a及びチューブ13bは、製造する袋の大きさに応じて取り替えることができる。
【0034】
図3はセーラーおよびチューブの斜視図である。また、図4はチューブの斜視図である。図3及び図4において、セーラー13aは、襟部130aと案内筒130bとを有している。襟部130aと案内筒130bとは、襟部130aが案内筒130bの入口周縁に収束するように滑らかに繋がっている。また、案内筒130bの断面形状は、楕円形である。また、案内筒130bは、側面が完全に閉じた筒ではなく、前後方向に所定寸法だけ重なり合っている。なお、前後方向の「前」とは、図2の縦シール機構15側からセーラー13aを視たときの正面側を指す。
【0035】
チューブ13bは、部分的に側面が切り欠かれた筒であり、筒部分の断面形状は楕円形である。チューブ13bは、セーラー13aの案内筒130bに一定の隙間をあけて挿入されている。チューブ13bは、大まかに、投入部13ba、成形部13bbおよび排出部13bcの3部分に区別できる。
【0036】
成形部13bbは、外周面がセーラー13aの案内筒130bに覆われている部分である。成形部13bbの後側半分は切り欠かれて、第2切り欠き部132を形成している。第2切り欠き部132の上端は、セーラー13aの案内筒130bの入口周縁よりも上方に20mm程度はみ出ている。
【0037】
投入部13baは、筒状フィルムFmの搬送方向に沿って成形部13bbよりも上流側に位置している。投入部13baの上端はチューブ13bの上開口端である。投入部13baの後側半分のうち、上開口端から成形部13bb側に向って第1切り欠き部131が設けられている。
【0038】
排出部13bcは、筒状フィルムFmの搬送方向に沿って成形部13bbよりも下流側に位置している。排出部13bcの下端はチューブ13bの下開口端であり、長手方向(筒状フィルムFmの搬送方向)に対して、垂直に切断されている。また、排出部13bcの後側半分は切り欠かれて、第3切り欠き部133を形成している。
【0039】
チューブ13bの成形部13bb及び排出部13bcは筒状フィルムFmに覆われるので、筒状フィルムFmのうち第2切り欠き部132及び第3切り欠き部133と対峙する領域は、チューブ13bの上開口端から投入された被包装物が落下途中に直に接触する。
【0040】
(2−3−2)プルダウンベルト機構14
図2に示すように、プルダウンベルト機構14は、チューブ13bに巻き付いた筒状フィルムFmを吸着して下方に連続搬送する機構であって、チューブ13bを挟んで左右両側にそれぞれベルト14cが設けられている。プルダウンベルト機構14では、吸着機能を有するベルト14cが駆動ローラ14aおよび従動ローラ14bによって回転し、筒状フィルムFmを下方に運ぶ。なお、図2においては、駆動ローラ14a等を回転させるローラ駆動モータの図示を省略している。
【0041】
(2−3−3)縦シール機構15
縦シール機構15は、チューブ13bに巻き付いた筒状フィルムFmの重なり部分(合せ目)を、一定の圧力でチューブ13bに押しつけながら加熱して縦にシールする機構である。縦シール機構15は、チューブ13bの正面側に位置しており、ヒータおよびヒータにより加熱され筒状フィルムFmの合せ目に接触するヒータベルトを有している。また、縦シール機構15は、ヒータベルトをチューブ13bに近づけたり遠ざけたりするための駆動装置(図示せず)も備えている。
【0042】
(2−3−4)横シール機構17
図5は横シール機構の側面図である。また、図6はシールジョーの軌跡の側面図である。図5において、横シール機構17は、第1シール機構50a及び第2シール機構50bを有している。なお、図5における筒状フィルムFmの左側に位置する方を第1シール機構50a、右側に位置する方を第2シール機構50bとする。
【0043】
第1シール機構50a及び第2シール機構50bそれぞれは、シールジョー51,52をD字状に旋回させながら(例えば、図6の点線で示すシールジョーの軌跡を参照)、筒状フィルムFmを挟み込む。
【0044】
シールジョー51,52は、内部にヒータを有している。このヒータによってシールジョー51,52のシール面が加熱され、シールジョー51,52によって挟み込まれた筒状フィルムFmの一部がシールされる。
【0045】
ここで、説明の便宜上、シールジョー51のうち第1シール機構50a側を第1シールジョー51a、第2シール機構50b側を第2シールジョー51bとよぶ。第1シールジョー51aと第2シールジョー51bは筒状フィルムFmを挟んで互いに押しつけ合ってシールする。
【0046】
同様に、シールジョー52のうち第1シール機構50a側を第1シールジョー52a、第2シール機構50b側を第2シールジョー52bとよぶ。第1シールジョー52aとシ第2シールジョー52bは筒状フィルムFmを挟んで互いに押しつけ合ってシールする。
【0047】
なお、全てのシールジョーに共通の事項について言及するときは、シールジョー51,52と表現する。
【0048】
シールジョー51,52は、駆動モータ(図示せず)によって軸C1,C2を中心に回転する。すなわち、第1シールジョー51a,52aは、軸C1を中心として、第2シールジョー51b,52bは、軸C2を中心として回転する。
【0049】
(3)包装機1の動作
以下、包装機1の一連の動作について説明する。組合せ計量機2で計量された被包装物(以後、商品Cとよぶ)は、チューブ13bの上開口端に順次投下される。このとき、チューブ13bの外周は、商品Cを包装するための筒状フィルムFmで覆われている。
【0050】
商品Cは、チューブ13bの投入部13ba、成形部13bb、排出部13bcを通過し、チューブ13bの下開口端から排出される。下開口端の下方では、先行して第1シールジョー51aと第2シールジョー51bとが筒状フィルムFmを挟んで横シールしており、袋の上部および後続の袋の底部が形成されている。
【0051】
商品Cは、底部がシールされて待機している筒状フィルムFmに充填され、第1シールジョー51aと第2シールジョー51bとがその上方を挟んで横シールし、袋の上部および後続の袋の底部を形成する。横シール部は、シールの直後にその中央が切断されて、商品Cが詰まった袋が完成する。
【0052】
(4)特徴
(4−1)
包装機1では、シート状のフィルムFが、セーラー13aとチューブ13bとによって筒状に成形される。チューブ13bは、投入部13baと成形部13bbと排出部13bcとを有している。
【0053】
投入部13baには、上開口端から成形部13bb側に向って第1切り欠き部131が設けられている。また、成形部bbのうち筒状フィルムFmの合せ目と対峙しない側の面には、第2切り欠き部132が設けられている。さらに、排出部13bcのうち筒状フィルムFmの合せ目と対峙しない側の面には、第3切り欠き部133が設けられている。
【0054】
例えば、被包装物が詰まりそうになっても第1切り欠き部131、第2切り欠き部132及び第3切り欠き部133を介して搬送移動中の包材に触れるので、偶発的に起こる被包装物の詰まりの平衡状態が崩される。その結果、投入部13ba、成形部13bb及び排出部13bcでの被包装物の詰まりが抑制される。
【0055】
(4−2)
第2切り欠き部132及び第3切り欠き部133は、筒状フィルムFmの合せ目と対峙しない側の面に設けられており、筒状フィルムFmの合せ目は確実に面で支えられるので、その合せ目が内側に波打ったりするような不具合は発生しない。
【0056】
(4−3)
第2切り欠き部132は案内筒130bの入口よりも、筒状フィルムFmの搬送方向の上流側にはみ出ており、そのはみ出し代は被包装物の大きさに応じて異なる。第2切り欠き部132が成形部13bbの少し手前から始まることによって、被包装物の詰まりの切っ掛けを排除できるので、成形部13bbでの被包装物詰まりがさらに抑制される。
【0057】
(4−4)
第2切り欠き部と第3切り欠き部とが一体であるので、チューブの生産性が良い。
【0058】
(4−5)
セーラー13aの案内筒130bおよびチューブ13bの断面形状が楕円形または半楕円形である。両者の断面が楕円に近づくほど断面積も増加するので、被包装物が通過し易くなる。
【産業上の利用可能性】
【0059】
本発明によれば、チューブ13bを進行中の被包装物の詰まりが抑制されるので、包装機全般に有用である。
【符号の説明】
【0060】
1 包装機
13 成形機構(フォーマ)
13a セーラー
13b チューブ
13ba 投入部
13bb 成形部
13bc 排出部
130b 案内筒
131 第1切り欠き部
132 第2切り欠き部
133 第3切り欠き部
【先行技術文献】
【特許文献】
【0061】
【特許文献1】特開2004−142806号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筒状に成形された包材内に被包装物を投下して製袋する包装機であって、
シート状の包材を筒状に成形するフォーマを備え、
前記フォーマは、
シート状の前記包材を所定の般送方向に導く案内筒を有し、前記包材を前記案内筒の入口周縁に沿わせながら両端を合わせて環状に湾曲させるセーラーと、
前記案内筒に挿入され、環状に湾曲した前記包材を前記案内筒の内周面とで挟み込んで筒状包材に成形するチューブと、
を含み、
前記チューブは、
外周面が前記セーラーに覆われる成形部と、
前記成形部よりも前記搬送方向上流側に位置し、前記被包装物が投入される上開口端を含む投入部と、
前記成形部よりも前記搬送方向下流側に位置し、前記被包装物が排出される下開口端を含む排出部と、
を有し、
前記投入部の一部に、前記上開口端から前記成形部側に向って第1切り欠き部が設けられている、
包装機。
【請求項2】
前記成形部のうち前記筒状包材の合せ目と対峙しない側の面に、第2切り欠き部が設けられている、
請求項1に記載の包装機。
【請求項3】
前記第2切り欠き部は、前記案内筒の入口よりも前記搬送方向上流側にはみ出ており、そのはみ出し代は、被包装物の大きさに応じて異なる、
請求項2に記載の包装機。
【請求項4】
前記排出部のうち前記筒状包材の合せ目と対峙しない側の面に、第3切り欠き部が設けられている、
請求項2に記載の包装機。
【請求項5】
前記第2切り欠き部と前記第3切り欠き部とが一体である、
請求項4に記載の包装機。
【請求項6】
前記セーラーの前記案内筒および前記チューブの断面形状が楕円形または半楕円形である、
請求項1に記載の包装機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−166834(P2012−166834A)
【公開日】平成24年9月6日(2012.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−30643(P2011−30643)
【出願日】平成23年2月16日(2011.2.16)
【出願人】(000147833)株式会社イシダ (859)
【Fターム(参考)】