説明

包装用パックおよびそれを用いた調理材料包装パック

【課題】調理材料包装パックの貼着部分に調理材料が噛み込まれるのを防止し、良好に成
形することのできる包装用パックおよびそれを用いた調理材料包装パックを提供すること

【解決手段】
[1]対向する二枚のフィルムの周囲の一部に設けられた連続する貼着部と、前記対向す
る二枚のフィルムの周囲の前記貼着部を除く部分に設けられた二以上の開口部と、前記対
向する二枚のフィルムの周囲の前記貼着部を除く部分に設けられた少なくとも一つのガイ
ド貼着部と、
を備えたパックであって、
前記パックの開口部は、それぞれ少なくとも一つのガイド貼着部により分離されている
ことを特徴とする包装用パック。
[2]前記[1]の包装用パックに調理材料を備えた調理材料包装パック。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、包装用パックおよび調理材料包装パックに関し、特に調理材料の包装に適し
た包装用パックおよび調理材料包装パックに関する。
【背景技術】
【0002】
鰹節等の削り節に代表される調理材料包装パックは、前記調味料の新鮮な風味を保つた
めに数グラム単位に小分けされて調味料用パックに封緘されて販売されている。
この様な調理材料包装パックとしては、図1に示す通り、二枚の樹脂フィルムの間に削
り節等の調理材料3を入れ、その四辺が融着されたタイプの単独パック1や、図2に示す
通り、二つの前記パック1の一辺同士が共有されたタイプの二連パック2が挙げられる。
また、二つのパック1を接着片により連結したタイプの二連パックも知られている(特許
文献1)。
【特許文献1】特開2002−234572号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、前記調理材料包装パックの貼着部分に前記調理材料が噛み込まれたり、
前記調理材料を包装するための包装用パックが大きくなればなるほど、前記調理材料包装
パックの貼着部分に皺や重なり部分ができたり、また前記調理材料包装パックの貼着部分
がまっすぐに成形できない等の成形上の問題があった。
【0004】
本発明の目的は、前記調理材料包装パックの貼着部分に前記調理材料が噛み込まれるの
を防止し、良好に成形することのできる包装用パックおよびそれを用いた調理材料包装パ
ックを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は鋭意検討した結果、開口部が、少なくとも一つのガイド貼着部により分離さ
れている包装用パックが本発明の目的に適うことを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
すなわち本発明は、
[1]対向する二枚のフィルムの周囲の一部に設けられた連続する貼着部と、
前記対向する二枚のフィルムの周囲の前記貼着部を除く部分に設けられた二以上の開口
部と、
前記対向する二枚のフィルムの周囲の前記貼着部を除く部分に設けられた少なくとも一
つのガイド貼着部と、
を備えたパックであって、
前記パックの開口部は、それぞれ少なくとも一つのガイド貼着部により分離されている
ことを特徴とする包装用パックを提供するものであり、
[2]前記二枚のフィルムの形状は、それぞれ略同一の長方形であり、
前記貼着部は、前記長方形のうち一つの長辺を除く各辺に連続して設けられたものであ
り、
前記ガイド貼着部は、前記フィルムの周囲のうち、前記長辺の略中央部に設けられたこ
とを特徴とする包装用パックを提供するものであり、
[3]対向する二枚のフィルムの一部を連続して帯状に貼着する工程と、
前記対向する二枚のフィルムのうち、未貼着部分に対しガイド貼着部を形成する工程と

を有することを特徴とする包装用パックの製造方法を提供するものであり、
[4]前記帯状に連続して貼着する工程は、対向する二枚のフィルムの一部を、一つの長
辺を除く各辺について長方形の形状に連続して帯状に貼着する工程であり、
前記ガイド貼着部を形成する工程は、前記長辺の略中央部を貼着する工程であることを
特徴とする上記[3]に記載の包装用パックの製造方法を提供するものであり、
[5]上記[1]または[2]に記載の包装用パックのそれぞれの開口部に対し、調理材
料充填口を挿入する工程と、
前記調理材料充填口から、前記包装用パックに対し調理材料を充填する工程と、
前記包装用パックの開口部を貼着する工程と、
を有することを特徴とする調理材料包装パックの製造方法を提供するものであり、
[6]前記調味料は、食塩、砂糖、胡椒、グルタミン酸ソーダ、だしの素、煮干し、魚粉
、天かす、わかめ、青海苔、青さのり、素干しえび、乾燥野菜、昆布および削り節からな
る群より選ばれる少なくとも一つであることを特徴とする上記[5]に記載の調理材料包
装パックの製造方法を提供するものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、前記調理材料包装パックの貼着部分に前記調理材料が噛み込まれるの
を防止し、良好に成形することのできる包装用パックおよびそれを用いた調理材料包装パ
ックを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図3は、本発明の包装用パックの一実施態様を例示した模式平面図である。
本発明の包装用パックは、対向する二枚のフィルムの周囲の一部に設けられた連続する
貼着部を備えるものである。
この様な貼着部としては、例えば、具体的には図3に例示される様に、略同一の長方形
の形状をそれぞれ有する二枚のフィルム4,4に設けられた貼着部5を挙げることができ
る。図3では前記貼着部5は、前記長方形のうち一つの長辺を除く各辺に連続して設けら
れている。
【0009】
前記貼着部5は前記フィルム4の端部に接して設ける必要はなく、例えば、図4に例示
される様に、前記貼着部5の外側に未貼着部8を設けることも可能である。
【0010】
また、図3および図4では、前記貼着部5は直線の連続した帯状として設けられている
が、前記貼着部5の形状に特に限定はなく、前記直線の帯状に替えて、例えば波線、折れ
線等の連続した帯状のものも使用することができる。
【0011】
次に本発明の包装用パックは、前記対向する二枚のフィルムの周囲の前記貼着部を除く
部分に設けられた二以上の開口部を備えるものである。
この様な開口部としては、例えば、図3に例示される開口部7a、7b等を挙げること
ができる。
前記開口部7a、7bは二枚の前記フィルム4,4同士が貼着されておらず、この開口
部7a、7bを通じて、包装用パック100の内部に調理材料等を充填することが可能で
ある。
【0012】
次に本発明の包装用パックは、前記対向する二枚のフィルムの周囲の前記貼着部を除く
部分に設けられた少なくとも一つのガイド貼着部を備えるものである。
前記パックの開口部は、それぞれ少なくとも一つの前記ガイド貼着部により分離されてい
る。
この様なガイド貼着部の態様を例示して説明するとすれば、例えば、図3に例示されて
いるガイド貼着部6等を挙げることができる。
このガイド貼着部6により、前記開口部7a、7bは二つに分離されている。
【0013】
図3の場合では、前記ガイド貼着部6の部分により二枚の前記フィルム4,4同士が貼
着されているものが例示されているが、前記ガイド貼着部6の形状は特に限定はない。
前記ガイド貼着部6の形状としては、例えば、図3の場合に加えて図5に例示される様
に円形のガイド貼着部6aを設けたもの、
図6に例示される様に複数の円形のガイド貼着部6bを設けたもの、
図7に例示される様に複数の長方形のガイド貼着部6cを設けたもの、
図8に例示される様に三角形のガイド貼着部6dを設けたもの、
図9に例示される様に半円のガイド貼着部6eを設けたもの、
図10に例示される様に、二枚の前記フィルム4,4の中央部分に達するガイド貼着部
6fを設けたもの等を挙げることができる。
【0014】
前記ガイド貼着部6は、図3に例示される正方形形状、長方形形状のものが好ましい。
また前記ガイド貼着部6は、前記ガイド貼着部6が設けられた側のフィルム4,4の端
部から反対側の端部までの長さの1〜20%の範囲のものが好ましく、3〜10%の範囲
のものであればさらに好ましい。
この長さが1%未満の場合には、前記ガイド貼着部6が破断し易くなり、得られた包装
用パックに調理材料等を充填する作業性が低下する傾向がある。
またこの長さが20%を超える場合には、得られた包装用パック全体に均一に調理材料
等を充填する作業性が低下する傾向がある。
【0015】
なお、前記ガイド貼着部6が設けられた側のフィルム4,4の端部から反対側の端部ま
での長さとは、例えば図3に即して説明すれば、一点破線a−aが前記フィルム4,4を
横切る距離を意味する。
【0016】
また前記ガイド貼着部6の幅は、前記ガイド貼着部6が設けられた側のフィルム4,4
の幅の長さの1〜20%の範囲のものが好ましく、3〜10%の範囲のものであればさら
に好ましい。
この幅が1%未満の場合には、前記ガイド貼着部6が破断し易くなり、得られた包装用
パックに調理材料等を充填する作業性が低下する傾向がある。
またこの幅が20%を超える場合には、得られた包装用パックに調理材料等を充填する
作業性が低下する傾向がある。
【0017】
前記ガイド貼着部は、前記フィルムの周囲のうち、前記長辺の略中央部に設けられてい
ることが好ましい。
【0018】
なお、特に図示していないが、前記包装用パックの貼着部には、適宜I字状、U字状、
V字状等の切り欠きを設けることにより、開封を容易にすることができる。前記切り欠き
は一つもしくは二つ以上を設けることができる。
【0019】
次に前記ガイド貼着部6は、図3に例示される様に、本発明の包装用パックに対して一
つ設けられている態様に加えて、例えば、図11に例示される様に、2個以上設けられる
態様も含まれる。
前記ガイド貼着部6を2個以上設ける場合には、前記ガイド貼着部6同士の間隔は、フ
ィルム4,4の長辺に沿って均等に配置することが好ましい。
【0020】
次に本発明に使用するフィルムについて説明する。
前記フィルムとしては、例えば、金属箔、樹脂フィルム等や、これらの一種もしくは二
種以上からなるラミネートフィルム等を挙げることができる。
前記ラミネートフィルム等は、紙等がさらに積層されたもの等も使用することができる

【0021】
前記金属箔としては、例えば、具体的にはアルミ箔等を挙げることができる。
【0022】
前記樹脂フィルムとしては、例えば、具体的には、ポリエチレンフィルム、ポリプロピ
レンフィルム、ポリブテンフィルム、ポリブタジエンフィルム、ポリイソプレンフィルム
等の炭化水素系フィルム類、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム等の
ハロゲン化炭化水素系フィルム類、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリブチレン
テレフタレートフィルム等のエステル系フィルム類等が挙げられる。
【0023】
これらの中でも、価格や焼却後に有害成分を発生しないことから樹脂フィルムが好まし
く、炭化水素系フィルム類であればより好ましく、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレ
ンフィルムであればさらに好ましい。
【0024】
前記フィルムは一種もしくは二種以上を使用することができる。
【0025】
また前記フィルムは、ラミネートフィルムを使用することが好ましい。
前記フィルムの形状は、長方形であれば好ましい。
【0026】
次に本発明の包装用パックの製造方法について説明する。
本発明の包装用パックを製造するためには、対向する二枚のフィルムの一部を帯状に連
続して貼着する工程が必要である。
二枚以上の前記フィルムを貼着する工程としては、例えば、接着剤により貼着する方法
、熱溶融させて貼着する方法等を挙げることができる。
中でも内容物の風味の保存面から、熱溶融させて貼着する方法が好ましい。
【0027】
前記熱溶融させて貼着する方法としては、例えば、加温した金属プレスにより前記フィ
ルム同士を加熱する方法、電流により前記フィルム同士を加熱する方法、高周波により前
記フィルム同士を加熱する方法等を挙げることができる。
【0028】
前記帯状に連続して貼着する工程は、例えば図3に例示される様に、対向する二枚のフ
ィルム4,4の一部を、一つの長辺を除く各辺について長方形の形状に連続して帯状に貼
着することにより実施することができる。
また、本発明の包装用パックを製造するためには、前記対向する二枚のフィルムのうち、
未貼着部分に対しガイド貼着部を形成する工程が必要である。
【0029】
前記ガイド貼着部を形成する方法は、前記フィルムを貼着する方法の場合と同様の方法
により実施することができる。
【0030】
前記ガイド貼着部を形成する工程は、先の場合と同様、内容物の風味の保存面から熱溶
融させて貼着する方法によることが好ましい。
前記ガイド貼着部を形成する工程は、例えば図3に例示される様に、前記フィルム4,
4の未貼着部である長辺の略中央部を貼着することが好ましい。
前記ガイド貼着部6の形状としては、図3に示される場合に限定されることはなく、先
に例示した図5〜図10の様に適宜調整することができる。
【0031】
次に本発明の調理材料包装パックの製造方法について説明する。
図12は本発明の調理材料包装パックの製造方法について説明するための模式要部斜視
図である。
【0032】
本発明の調理材料包装パックを製造するためには、例えば、先に説明した図3の包装用
パックのそれぞれの開口部に対し、調理材料充填口を挿入する工程が必要である。
図12では前記包装用パック100のそれぞれの開口部7a,7bに対し、調理材料充
填口9,9を挿入が挿入されているが、前記調理材料充填口9,9は別々に前記開口部7
a,7bに対して挿入してもよいし、同時に挿入しても良い。
作業効率を高める上では、前記調理材料充填口9,9は前記開口部7a,7bに対して
同時に挿入することが好ましい。
【0033】
図12に例示される様に、前記包装用パック100は固定用チャック10,10により
その両端を固定されている。
前記固定用チャックの形状に特に限定はなく、前記包装用パック100を固定すること
ができるものを適宜選択して使用することができる。
【0034】
次に本発明の調理材料包装パックを製造するためには、前記調理材料充填口から、前記
包装用パックに対し調理材料を充填する工程が必要である。
充填される調理材料の量は、前記包装用パック100に対し、通常、0.1〜50gの
範囲であり、1〜20gの範囲であれば好ましく、1〜10gの範囲であればさらに好ま
しい。
【0035】
本発明に使用する調理材料としては、例えば、食塩、砂糖、胡椒、グルタミン酸ソーダ
、だしの素、煮干し、魚粉、天かす、わかめ、青海苔、青さのり、素干しえび、乾燥野菜
、昆布、削り節等を挙げることができる。
前記削り節としては、例えば、具体的には鰹節、鮪節、宗田節、鯖節、鯵節、鰯節等を
挙げることができる。
前記調理材料の形状に特に限定はないが、例えば、粉体状、薄片状、繊維状等適宜目的
に応じて決定することができる。
削り節の形状は、内容物が短時間で溶出することから、薄片のものが好ましい。
前記調理材料としては、削り節、煮干し、だしの素等が好ましく、鰹節であればさらに好
ましい。
【0036】
前記調理材料は一種もしくは二種以上を使用することができる。
【0037】
前記包装用パック100に対し、前記調理材料を充填した後、適宜必要に応じて、T字
状の押し込み用治具等を用いて前記調理材料を前記包装用パック100へ押し込む操作を
実施することもできる(図示せず)。
【0038】
次に本発明の調理材料包装パックを製造するためには、前記包装用パックの開口部を貼
着する工程が必要である。
前記開口部を貼着する工程は、先に説明した前記フィルムを貼着する方法の場合と同様
の方法により実施することができる。
【0039】
前記開口部を貼着する工程は、先の場合と同様、内容物の風味の保存面から熱溶融させ
て貼着する方法によることが好ましい。
【0040】
前記開口部を貼着する際に、前記調理材料包装パック内部にある空気を不活性ガスによ
り置換することができる。かかる不活性ガスによる置換操作は前記調理材料の保存性を改
善する上で好ましい。
前記不活性ガスとしては、例えば、窒素、二酸化炭素等が挙げられる。
前記不活性ガスは、一種もしくは二種以上を使用することができる。
【0041】
特に図示していないが、前記調理材料包装パックの外周には、適宜U字状、V字状等の
切り欠きを設けることにより、開封を容易にすることができる。前記切り欠きは一つもし
くは二つ以上を設けることができる。
【0042】
上記の工程により、本発明の調理材料包装パックを得ることができる。
【0043】
次に実施例により本発明についてさらに詳細に説明するが、本発明はこの実施例により
何ら限定されるものではない。
【実施例1】
【0044】
図14に示される通り、縦12cm、横18cmのポリエチレンとポリプロピレンとの
ラミネートフィルム40を2枚準備した。次に図15に示される通り、それぞれポリエチ
レン層を内側として、一つの長辺を幅1cmおよび二つの短辺を幅5mmにて連続して熱
融着した。
【0045】
次に残る長辺の略中央部に、図16に示される様に、5mm×5mmに熱融着すること
によりガイド融着部6を形成し、包装用パックを得た。
続いて、図12に示される様に開口部7a,7bに調理材料充填口9,9を挿入し、前
記調理材料充填口9,9より、二つの開口部7a,7bを通してそれぞれ薄片の鰹節3g
(計6g)を充填した後、前記開口部7a,7bを端から5mmの幅にて熱融着すること
により、調理材料用パックAを得た。
【0046】
前記熱融着された前記調理材料用パックAの貼着部は直線状に形成することができ、前
記貼着部への鰹節の噛み込みは観察することはできなかった。
【0047】
[比較例1]
前記実施例1の場合で、ガイド融着部6を形成しなかった他は、全く実施例1の場合と
同様の操作を行なうことにより調理材料用パックBを得た。
【0048】
鰹節充填後に開口部を熱融着により貼着した部分にはフィルムの折れ、重なりの他、前
記貼着部は斜めになり、製品毎にばらつきが見られた。
さらには、前記貼着部への鰹節の噛み込みが観察された。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】既存の単独パックの模式斜視図である。
【図2】既存の二連パックの模式斜視図である。
【図3】本発明の包装用パックを例示した模式平面図である。
【図4】本発明の包装用パックの変形例を例示した模式平面図である。
【図5】ガイド貼着部の変形例を例示した模式平面図である。
【図6】ガイド貼着部の変形例を例示した模式平面図である。
【図7】ガイド貼着部の変形例を例示した模式平面図である。
【図8】ガイド貼着部の変形例を例示した模式平面図である。
【図9】ガイド貼着部の変形例を例示した模式平面図である。
【図10】ガイド貼着部の変形例を例示した模式平面図である。
【図11】本発明の包装用パックの変形例を例示した模式平面図である。
【図12】調理材料包装パックの製造方法を説明するための模式斜視図である。
【図13】本発明の調理材料包装パックを例示した模式斜視図である。
【図14】実施例1の製造方法を説明するための模式斜視図である。
【図15】実施例1の製造方法を説明するための模式斜視図である。
【図16】実施例1の包装用パックを示した模式斜視図である。
【符号の説明】
【0050】
1 単独パック
2 二連パック
3、11 鰹節
4 フィルム
5 貼着部
6、6a、6b、6c、6d、6e、6f ガイド貼着部
7a、7b 開口部
8 未貼着部
9 調理材料充填口
10 固定用チャック
40 ラミネートフィルム
100 包装用パック

【特許請求の範囲】
【請求項1】
対向する二枚のフィルムの周囲の一部に設けられた連続する貼着部と、
前記対向する二枚のフィルムの周囲の前記貼着部を除く部分に設けられた二以上の開口
部と、
前記対向する二枚のフィルムの周囲の前記貼着部を除く部分に設けられた少なくとも一
つのガイド貼着部と、
を備えたパックであって、
前記パックの開口部は、それぞれ少なくとも一つのガイド貼着部により分離されている
ことを特徴とする包装用パック。
【請求項2】
前記二枚のフィルムの形状は、それぞれ略同一の長方形であり、
前記貼着部は、前記長方形のうち一つの長辺を除く各辺に連続して設けられたものであ
り、
前記ガイド貼着部は、前記フィルムの周囲のうち、前記長辺の略中央部に設けられたこ
とを特徴とする包装用パック。
【請求項3】
対向する二枚のフィルムの一部を帯状に連続して貼着する工程と、
前記対向する二枚のフィルムのうち、未貼着部分に対しガイド貼着部を形成する工程と

を有することを特徴とする包装用パックの製造方法。
【請求項4】
前記帯状に連続して貼着する工程は、対向する二枚のフィルムの一部を、一つの長辺を
除く各辺について長方形の形状に連続して帯状に貼着する工程であり、
前記ガイド貼着部を形成する工程は、前記長辺の略中央部を貼着する工程であることを
特徴とする請求項3に記載の包装用パックの製造方法。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載の包装用パックのそれぞれの開口部に対し、調理材料充
填口を挿入する工程と、
前記調理材料充填口から、前記包装用パックに対し調理材料を充填する工程と、
前記包装用パックの開口部を貼着する工程と、
を有することを特徴とする調理材料包装パックの製造方法。
【請求項6】
前記調味料は、食塩、砂糖、胡椒、グルタミン酸ソーダ、だしの素、煮干し、魚粉、天
かす、わかめ、青海苔、青さのり、素干しえび、乾燥野菜、昆布および削り節からなる群
より選ばれる少なくとも一つであることを特徴とする請求項5に記載の調理材料包装パッ
クの製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2007−145391(P2007−145391A)
【公開日】平成19年6月14日(2007.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−345203(P2005−345203)
【出願日】平成17年11月30日(2005.11.30)
【出願人】(590006398)マルトモ株式会社 (23)
【Fターム(参考)】