説明

包装用フィルム供給装置

【課題】 電気的制御を利用しないで、フィルムのカットと同期してスタンプが押されるようにする。
【解決手段】 フィルム保持部3から引き出したフィルムの幅を横断する長さを有する刃を備えたカッター17と、カッター17とフィルム保持部3との間に設けたスタンプ14と、通常は、上記刃を覆い、下降することによって刃を露出させるカッターカバー18と、その先端を上記カッターカバーに固定した支持部材19,20と、この支持部材20の後端側に連結し、スタンプ14のスタンプ面14aに対向させたスタンプ受け面26aを有する受け部材26と、支持部材の長さ方向中間位置を、装置架台5に対して揺動可能に支持する支点部材23とを備え、カッターカバー18を押し下げてフィルム4を切断したとき、支持部材の後端側に連結した受け部材26が上昇し、スタンプ受け面26aがスタンプ面14aにフィルムを押し付ける構成にした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、果物パックなどの表面を覆うフィルムに、スタンプで押印する機能を付加した包装用フィルム供給装置に関する。
【背景技術】
【0002】
両脇に接着材を備えたフィルムをロール状にして保持し、そのロールからフィルムを引き出して自動的にカットして、イチゴなどを入れたプラスチックパックの表面を覆うようにする包装装置として、例えば、特許文献1などが従来から知られている。
【0003】
また、上記特許文献1に記載の装置などとは別に、パックを覆う長さ単位でフィルムをカットするだけでなく、そのフィルム上に、商品名などをスタンプで押印する機能を付加した装置も知られている。
このようなスタンプ付き包装装置では、フィルムの引き出しとカットとを、人が手動で行ない、そのカットタイミングに合わせて、スタンプが自動的に押されるようにしたものが知られている。
上記スタンプを自動的に押すために、スタンプ駆動機構としてソレノイドを連係するとともに、カッター側にはフィルムをカットしたことを検出するセンサを備え、このセンサが、作業者が引き出したフィルムがカッターに押し付けられたことを検出したら、上記ソレノイドを作動させて、スタンプをフィルム面に向かって移動させるようにしている。これにより、フィルムをカットすると、それと同期して、スタンプが押されるようにしている。
【0004】
このような装置では、スタンプ位置がフィルムをカットした位置より後方となるので、一番初めにカットしたフィルムには、スタンプが押されないことになるが、2回目以降のカット作業でカットされたフィルムには、スタンプが押されるので、初めにカットした部分は利用しないで、2回目以降、引き出したフィルムでパックを覆うようにする。引き出したフィルムでパックを覆い、パックの後方位置でフィルムをカットする作業を連続して行なえば、パックの包装単位ごとにスタンプが押される。
【特許文献1】特開平11−029111号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のように、手動によってフィルムを引き出してカットするタイミングに合わせてスタンプを押印する機能を備えた装置では、スタンプの駆動を、ソレノイドを用いて行なうとともに、カットとスタンプ押印とのタイミングを電気的に取っている。
そのため、電気的な構成が複雑になって、コストアップにつながることがある。例えば、ソレノイドを用いれば、ソレノイドだけでなく、ソレノイド取り付け用ブラケット、ソレノイド起動用スイッチ、入力スイッチ、スイッチ取り付けブラケットや、それぞれに配線やハーネス類が必要となる。
【0006】
また、機械的な構成要素と比べて、電気部品の耐久性が低いこともあり、上記のような電気部品を用いることによって装置としての耐久性が低くなってしまうという問題もあった。
この発明の目的は、電気的制御を利用しないで、フィルムのカットと同期してスタンプが押されるようにした包装用フィルムの供給装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の発明は、帯状の包装用フィルムを保持するフィルム保持部から引き出したフィルムの幅を横断する長さを有する刃を備え、上記フィルムの引き出し方向先端側に設けたカッターと、このカッターとフィルム保持部との間に設け、カッターで切断するフィルムの単位ごとに文字や図柄などを押印するために、上記フィルムの引き出し経路上に設けたスタンプと、通常は、上記刃を覆うとともに、下降することによって刃を露出させるカッターカバーと、上記フィルムの引き出し方向に長さを有し、その先端を上記カッターカバーに固定した支持部材と、この支持部材の後端側に連結し、上記スタンプのスタンプ面に対向させたスタンプ受け面を有する受け部材と、上記支持部材の長さ方向中間位置を、装置架台に対して揺動可能に支持する支点部材とを備え、上記カッターカバーからカッターが露出する位置までカッターカバーを下降させたとき、上記支点部材を介して後端側に連結した受け部材が、上記スタンプ面に接触する位置まで上昇する構成にして、上記包装用フィルムをカットするタイミングと、上記スタンプがフィルム面に押印するタイミングとを同期させたことを特徴とする。
【0008】
第2の発明は、上記第1の発明を前提とし、上記受け部材を支持部材に対して回動自在に設けるとともに、上記支持部材とスタンプ受け面との間に設け、上記支持部材の上下動に応じてスタンプ受け面を上下させ、上記支持部材の揺動にかかわらず、上記スタンプ受け面とスタンプ面とを平行に維持する平行維持機構を備えた点に特徴を有する。
【発明の効果】
【0009】
第1および第2の発明によれば、手動で引き出した包装用フィルムのカットと、スタンプを押すタイミングとを機械的に同期させることができるようになる。
そのため、従来のように、ソレノイドを用いた場合と比べて、製造コストを抑えることができるとともに、装置の耐久性も上がる。
第2の発明によれば、スタンプ受け面とスタンプ面とが平行に保たれるので、常にきれいな印字ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
図1〜図8を用いて、この発明の一実施形態を説明する。
図1は、包装用フィルムを、カットしながらスタンプを押すことができる包装用フィルムの供給装置の側面図である。ただし、構造が分かるように、紙面手前側のカバーを外した状態を示している。また、紙面に直交する方向に伸びる部材であって、その両側に一対の部品を備えている部材に関しては、手前側を省略し、紙面に対して奥側のみを表している。
【0011】
また、図2は、この実施形態の装置の正面図、図3は平面図であり、図4〜図7は部分拡大図、図8は動作説明図である。ただし、図2〜図7とも、各部材の並び順などの説明に必要のない部材は省略するとともに、各部材を模式化しており、寸法関係を正確に表してはいない。
図1に示すように、この装置は、金属製のベース板1に、一対の支柱2、2を起立させるとともに、これらの支柱2,2間に、フィルム保持部としてのフィルムロール3を掛け渡している。このフィルムロール3は、樹脂製の包装用フィルム4をロール状にしたものである。そして、フィルムロール3から引き出したフィルム4の通過経路を二点鎖線で示している。このフィルム4の両脇には、縁に沿って接着剤を塗布した接着部を設けていて、果物などのパックを囲んだとき、その接着部をパックに貼り付けるようにしている。
なお、図1において、上記フィルム4の引き出し方向先方を装置の前方とし、その反対側であるフィルムロール3側を後方とし、上記フィルム4の引き出し方向を長手方向、これに直交する方向を幅方向ということにする。
【0012】
そして、上記フィルムロール3より前方には、ベース板1上に直方体の架台5を設け、この架台5上に、フィルム供給装置の主要素を配置している。なお、上記ベース板1および架台5によって、この発明の装置架台を構成している。
また、上記架台5の後方のベース板1上には、幅方向両端に、一対の支柱6,6を設け、架台5上には、上記支柱6,6と平行に起立した一対の支柱7,7を設けている。そして、それぞれ、一対の支柱6,6間には、フィルム4をガイドするガイドローラ8を渡し、一対の支柱7,7間には、ガイドローラ9を渡している。
そして、前後に位置する支柱7と支柱6とには、断面L字状の支持部材10を渡し、固定している。ただし、図3では、この支持部材10および、この支持部材10に取り付けられた部材を省略している。
【0013】
さらに、上記支柱6,7間に渡した一対の支持部材10,10間には、断面L字状の一対の支持部材11,11を、所定の間隔を備えて固定している(図4参照)。そして、これら支持部材11,11には、図1、図4のように、それぞれ別の支持部材12,13を固定し、これら支持部材12と13との間にスタンプ14を設けている。このスタンプ14は、スタンプ面14aを下方に向け、このスタンプ面14aより、やや上方にリング状に突出したフランジ部14bを、上記支持部材12および13の掛け部12a,13aに引っ掛けるようにして支持されている。なお、上記スタンプ14の上面と支持部材12との間には、クッション部材15を設け、スタンプの押印時の圧力や、がたつきを吸収するようにしている。
【0014】
また、上記架台5の前方であって、ベース板1の両端には一対の熱線支持部材16,16を設け、その間に熱線カッター17を掛け渡している。この熱線カッター17には、上記熱線支持部材16を介して、上記架台5内に設けた電源回路を接続している。そして、熱線カッター17は、通電によって加熱され、その熱でフィルムをカットするようにしている。この実施形態では、上記熱線がこの発明のカッターの刃であるが、カッターは、フィルムの幅方向長さを有する刃を備えていれば、どのようなものでもかまわない。
【0015】
さらに、上記架台5の前方には、図1の状態で、上記熱線カッター17を覆うカッターカバー18を設けている。このカッターカバー18は、板部材を折り曲げて形成したもので、上記熱線支持部材16,16間で、熱線カッター17を囲んでいるが、その上面には、熱線カッター17に沿った幅方向に長さを持つ開口18aを備えている。
また、後で説明するが、上記カッターカバー18は、図1に示す支点部材23を中心に回動可能に設け、カッターカバー18が矢印A方向へ回動したときの開口18aの回動軌跡上に、熱線カッター17を設け、カッターカバー18が回動することによって図1に示す状態から下降した場合に、上記開口18aから熱線カッター17が露出するようにしている。
【0016】
そして、上記カッターカバー18には、フィルム引き出し方向後方へ連続する第1板部材19を設けるとともに、この第1板部材19の後端側には、第2板部材20の先端を重ねて固定している。この第1板部材19は、上記熱線カッター17の長さとほぼ同じ幅を有する板部材であるが、第2板部材20は、第1板部材19よりも幅の狭い板部材である(図1、図3参照)。これら第1板部材19と第2板部材20とで、この発明の支持部材を構成する。
さらに、上記第2板部材20には、板部材を折り曲げて形成した支持部材21を取り付け、その両端に支持片21a,21aを起立させている。これらの支持片21a,21aには、丸孔21bを設けている。
【0017】
一方、架台5上には、図2に示すように、両端に支持片22a,22aを起立させた支持部材22を固定している。この支持部材22の支持片22a,22aは、上記第2板部材20の外側に位置し、両支持片22a,22a間には、上記第2板部材20に固定した支持部材21の丸孔21bを貫通する棒状の支点部材23を設けている(図5参照)。これにより、上記第1板部材19および第2板部材20を、架台5の表面から浮かした状態で保持するとともに、上記第1、第2板部材19,20を、支点部材23を中心に揺動可能にしている。すなわち、第1板部材19に固定されているカッターカバー18が、上記支点部材23を中心に回動可能となる。
【0018】
なお、上記第2板部材20の後端には、一端をベース板1に固定したスプリング24を取り付けている。このスプリング24の弾性力によって、カッターカバー18に外力を作用させない状態で、上記第1、第2板部材19,20が水平であって、熱線カッター17が上記カッターカバー18によって覆われた図1に示す状態を維持するようにしている。
また、上記第2板部材20の後端側には、ヒンジ25を介して受け部材26を取り付けている。この受け部材26はL字状の部材で、第2板部材20への取り付け側とは反対側に、スタンプ受け面26aを備えている。
このスタンプ受け面26aは、図1、図2に示すように、第2板部材20よりも幅の狭い平面であり、裏面を棒状の受け面保持部材27で支持され、その位置を保つようにしている。
【0019】
上記受け面保持部材27は、図6に示すように、両端を、一対の板部材28,28に固定し、架台5上で、第2板部材20をまたぐように設けられている。また、上記一対の板部材28,28には、第2板部材20の後端側に丸孔28a,28aを形成し、これらの丸孔28a,28aに、回転軸29を貫通させている。この回転軸29の両端を、上記ベース板1に起立した支柱6,6に固定している(図1参照)。従って、上記回転軸29を中心に、上記板部材28は回動可能となる。すなわち、上記受け面保持部材27は、上記回転軸29回りに回動可能である。
また、上記板部材28には、丸孔28aと受け面保持部材27との中間に、長孔28bを形成している。
【0020】
さらに、上記板部材28間には、図7に示す連係部材30を掛け渡している。この連係部材30は、板を折り曲げ加工して形成したもので、上記第2板部材20上を横断する長方形の横断部30aと、両脇の側面部30b,30bと、その上で外側に開いた掛け部30c、30cとからなり、上記掛け部30c、30cを、それぞれ板部材28に引っ掛けたとき、上記横断部30aの下辺30dが、第2板部材20の表面に載るようにしている。また、側面部30bには、柱状の凸部30eを設け、この凸部30eを上記長孔28bに嵌め込んでいる。従って、この凸部30eが長孔28bの範囲内で移動可能となり、その移動範囲で上記連係部材30が移動し、反対に、連係部材30を上下に移動させたとき、それに伴って板部材28が移動することになる。
【0021】
なお、上記連係部材30の下辺30dは、第2板部材20上に載っているので、第2板部材20が上昇したときには、上記下辺30dが上昇し、それに伴って上昇した凸部30eによって、板部材28に上向きの力が作用し、図6の矢印Bのように、板部材28が回転軸29回りに回転する。板部材28が、矢印B方向へ回転すると、板部材28に設けた受け面保持部材27が上昇し、その上に載っている受け部材26のスタンプ受け面26aを押し上げて、スタンプ受け面26aの水平を保持するようにしている。
【0022】
上記のような構成の包装用フィルム供給装置によって、必要長さのフィルムを引き出して、カットしながらスタンプを押す行程を、図8の原理説明図を用いて、以下に説明する。
まず、フィルムロール3からフィルム4を、図1の二点鎖線で示すように、ガイドローラ8,9の下を通して、カッターカバー18まで引き出す。引きだしたフィルム4をカッターカバー18に接触させて引き下ろすと、図8に示すように、カッターカバー18が矢印A方向に回動して下降する。カッターカバー18が下がると、熱線カッター17が露出して、フィルム4をカットする。
【0023】
このように、フィルムをカットするためにカッターカバー18を押し下げた状態を、図8では二点鎖線で示しているが、カッターカバー18が下がると、第1、第2板部材19、20における、支点部材23より後方が上昇し、ヒンジ25の位置が、初期状態より高さh1だけ上昇する。
このように、第2板部材20が上昇すると、その上に載っている連係部材30が押し上げられ(図6参照)るので、それに伴って板部材28が、回転軸29を中心に回動し、受け面保持部材27が受け部材26のスタンプ受け面26aに対して押上げ力を作用させる。
【0024】
なお、上記受け部材26は、第2板部材20にヒンジ25によって回動可能に取り付けられているので、上記受け面保持部材27によって、押し上げ力を受けると、ヒンジ周りの角度θ1が角度θ2まで変化して、スタンプ受け面26aを、初期位置よりh2だけ押し上げる。
その結果、スタンプ受け面26aが、スタンプ面14aに押し付けられて、その間に挟まれたフィルム表面にスタンプが押される。
【0025】
また、上記スタンプ受け面26aが上昇する高さh2が、第2板部材20が水平時の位置からのヒンジ25の上昇高さh1と等しくなるように、受け面保持部材27の回動半径、上記板部材28に対する連係部材30の取り付け位置などを決めておけば、スタンプ受け面26aは、水平を保ったまま上下に移動することになる。従って、水平のスタンプ受け面26aと水平のスタンプ面14aとの間に挟まれたフィルムには、きれいにスタンプが押される。
このように、上記実施形態の包装用フィルム供給装置は、従来装置のように、ソレノイドを用いず、コストを抑えても、フィルムのカットに同期させてスタンプを押すことができる。
なお、熱線カッター17によってフィルムがカットされると、カッターカバー18に対する押し下げ力が開放されるので、上記スプリング24によって、第2板部材20が引き下げられ、カッターカバー18およびスタンプ受け面26aも、図1の初期状態に復帰する。
【0026】
なお、上記実施形態では、上記板部材28、回転軸29、連係部材30、受け面保持部材27とによって、スタンプ面と受け面とを平行に維持するための、平行維持機構を構成している。そして、上記実施形態では、スタンプ面14aを水平になるようにスタンプ14を取り付けているので、受け部材26のスタンプ受け面26aも水平を維持して移動するようにしている。
ただし、上記スタンプ面14aは、必ずしも水平にセットしなくてもよい。その場合には、スタンプ受け面26aは水平ではなく、スタンプ面14aに平行になる角度を保持して、スタンプ面14aに押し付けられるように、平行保持機構を構成すればよい。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】実施形態の装置の側面図である。
【図2】実施形態の装置の正面図である。
【図3】実施形態の装置の平面図である。
【図4】実施形態のスタンプ取り付け位置周辺の斜視図である。
【図5】実施形態の支点部材周囲の斜視図である。
【図6】実施形態の平行保持機構部分の斜視図である。
【図7】実施形態の連結部材の斜視図である。
【図8】実施形態の動作説明図である。
【符号の説明】
【0028】
1 ベース板
3 フィルムロール
4 (包装用)フィルム
5 架台
14 スタンプ
14a スタンプ面
17 熱線カッター
18 カッターカバー
19 第1板部材
20 第2板部材
21 支持部材
21a 支持片
21b 丸孔
22 支持部材
22a 支持片
23 支点部材
25 ヒンジ
26 受け部材
26a スタンプ受け面
27 受け面保持部材
28 板部材
29 回転軸
30 連係部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
帯状の包装用フィルムを保持するフィルム保持部から引き出したフィルムの幅を横断する長さを有する刃を備え、上記フィルムの引き出し方向先端側に設けたカッターと、このカッターとフィルム保持部との間に設け、カッターで切断するフィルムの単位ごとに文字や図柄などを押印するために、上記フィルムの引き出し経路上に設けたスタンプと、通常は、上記刃を覆うとともに、下降することによって刃を露出させるカッターカバーと、上記フィルムの引き出し方向に長さを有し、その先端を上記カッターカバーに固定した支持部材と、この支持部材の後端側に連結し、上記スタンプのスタンプ面に対向させたスタンプ受け面を有する受け部材と、上記支持部材の長さ方向中間位置を、装置架台に対して揺動可能に支持する支点部材とを備え、上記カッターカバーからカッターが露出する位置までカッターカバーを下降させたとき、上記支点部材を介して後端側に連結した受け部材が、上記スタンプ面に接触する位置まで上昇する構成にして、上記包装用フィルムをカットするタイミングと、上記スタンプがフィルム面に押印するタイミングとを同期させた包装用フィルム供給装置。
【請求項2】
上記受け部材を支持部材に対して回動自在に設けるとともに、上記支持部材とスタンプ受け面との間に設け、上記支持部材の上下動に応じてスタンプ受け面を上下させ、上記支持部材の揺動にかかわらず、上記スタンプ受け面とスタンプ面とを平行に維持する平行維持機構を備えた請求項1に記載の包装用フィルム供給装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−133015(P2008−133015A)
【公開日】平成20年6月12日(2008.6.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−320981(P2006−320981)
【出願日】平成18年11月29日(2006.11.29)
【出願人】(000107697)ストラパック株式会社 (19)
【Fターム(参考)】