説明

包装箱

【課題】構造が簡単で組み立て工数を削減することができるとともに、スペースをとることなく、省スペースを得ることができるようにすること。
【解決手段】包装箱21は、周壁22を形成する複数の側板部22a〜22dと、周壁22の両端開口を覆う一対の蓋部23,24とを備える。蓋部23の端縁と対応する後側板部22bには、切り込み線31を介して切り起こし片30を切り起こし可能に形成する。切り起こし片30には、掛け止め用の透孔33を形成する。切り起こし片30の切り起こし時には、その切り起こし片30が後側板部22bの上端部から突出するとともに、透孔33が後側板部22bの端部の外方に位置するように構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、商品を収容して陳列する場合に用いられる包装箱に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の包装箱としては、例えば図12〜図14に示すような構成が知られている。この従来構成の包装箱41は、上下両端部を開口した扁平四角筒状の周壁42と、その周壁42の両端開口を開閉可能に覆う上下一対の蓋部43,44とから構成されている。周壁42は、前側板部42aと、後側板部42bと、左右両側板部42c,42dとにより形成されている。蓋部43,44は、前側板部42aの上下両端縁に折り目線45を介して一体に連結されている。
【0003】
前記後側板部42bの上端には突出部46が形成され、その突出部46上には折り返し部47が折り目線48を介して形成されている。そして、この折り返し部47を折り目線48に沿って折り返すことにより、後側板部42bの上端に吊り下げ片49が突出状態で形成されている。突出部46及び折り返し部47には、折り返し部47を突出部46側に折り返したときに互いに合致する吊り下げ用の透孔50が形成されている。
【0004】
前側板部42aの外面には、商品名等を記載した表示部51が設けられている。左右両側板部42c,42dの外面にも、同様に商品名等を記載した表示部52が設けられている。
【0005】
そして、内部に商品を収容した複数の包装箱41を販売店等において陳列する場合には、図15に示すように、陳列棚Cを使用する陳列方法、または図16に示すように、吊り下げバーRを使用する陳列方法が必要に応じて採用される。陳列棚Cを使用する陳列方法では、複数の包装箱41が陳列棚C内に起立した状態で、側板部42cまたは42dの表示部52を正面側に向けて収容配置される。吊り下げバーRを使用する陳列方法では、吊り下げバーRに掛け止め用の透孔50を掛けることにより、複数の包装箱41が吊り下げバーRに対して、前側板部42aの表示部51を正面側に向けた状態で吊り下げ支持される。
【0006】
この従来構成の包装箱41においては、その製造時に折り返し部47を折り目線48に沿って突出部46側に折り返して、後側板部42bの上端に吊り下げ片49を突出形成する必要があるため、製造時の作業工数が多くなるという問題があった。また、この従来構成の包装箱41では、後側板部42bの上端に吊り下げ片49が突出しているため、図15に示すように、複数の包装箱41を陳列棚C内に収容して陳列する場合、各吊り下げ片49はその機能を果たさないだけではなく、吊り下げ片49により陳列棚C内において余分な陳列スペースを必要とするという問題もあった。そして、包装箱41の保管や搬送においても、吊り下げ片49のために、余分な収容スペースが必要となった。加えて、例えば、消費者が包装箱41内から商品を取り出そうとした場合、吊り下げ片49の下向きになっている先端縁に商品が引っかかって商品取り出しの邪魔になるおそれがあった。
【0007】
このような従来構成における問題点に対処するため、例えば特許文献1及び特許文献2に開示されるような構成の包装箱も、従来から提案されている。
特許文献1に記載の従来構成では、包装箱内に吊り下げバーやフック等に対する掛け止め用の透孔を有する別体の吊り下げ板が包装箱の後壁内面に沿って上下動可能に収容されている。包装箱の上壁部には、吊り下げ板を外側に引き出すための開口が形成されている。吊り下げ板の下端両側には、吊り下げ板を開口より引き出したときに、包装箱の開口両側縁に係合する抜け止め用の突片が形成されている。そして、包装箱を陳列棚等に収容して陳列する場合には、吊り下げ板を包装箱内から引き出すことなく、包装箱内の収容状態に保持する。これに対して、包装箱を吊り下げバー等に吊り下げて陳列する場合には、吊り下げ板を包装箱内から引き出して、その吊り下げ板上の掛け止め用の透孔を吊り下げバーやフックに掛ける。
【0008】
また、特許文献2に記載の従来構成では、包装箱の天板部に、吊り下げバーやフック等に対する掛け止め孔を有する吊り下げ片が切り起こし可能に形成されている。そして、包装箱を陳列棚等に収容して陳列する場合には、吊り下げ片を切り起こすことなく、そのままの状態に保持する。これに対して、包装箱を吊り下げバー等に吊り下げて陳列する場合には、吊り下げ片を切り離し線において切り離して、切り起こし、その吊り下げ片上の吊り下げ孔を吊り下げバーに掛ける。
【特許文献1】実開昭51−80092号公報
【特許文献2】実開昭62−203878号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところが、これらの従来の特許文献1,2の包装箱においては、次のような問題があった。
特許文献1の従来構成では、吊り下げ板が包装箱と別体に形成されて、包装箱内に引き出し可能に組み込まれているため、部品点数が多く、構造が複雑であるために、組み付けが煩雑になった。また、商品が収容された包装箱を、包装箱とは別体の1枚の吊り下げ板により吊り下げることは、吊り下げ板の吊り下げ強度が不足するおそれがあり、包装箱を紙製にすることが不可能な場合がある。
【0010】
また、特許文献2に記載の従来構成では、吊り下げ片が包装箱の天板部から切り起こされ、そのままの状態で吊り下げられるものである。このため、吊り下げ状態において吊り下げ片の付け根部が簡単に破れるおそれがあった。しかも、吊り下げ片を切り起こした状態においては、吊り下げ片の切り起こしによって切り抜かれた部分が包装箱の上部に露呈し、外観が損なわれる問題があった。
【0011】
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、構造が簡単で組み立て工数を削減することができるとともに、陳列や保管等において余分なスペースを必要とすることがなく、しかも吊り下げ強度が充分で外観に優れた包装箱を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記の目的を達成するために、この発明は周壁を形成する複数の側板部と、その側板部に連結され、周壁の端部開口を開閉可能な蓋部とを備えた包装箱において、前記側板部には切り起こし可能な切り起こし片を設けるとともに、その切り起こし片には掛け止め用の透孔を形成し、前記切り起こし片を、その切り起こし時に前記側板部の上端部から突出させるとともに、前記透孔が側板部の上方に位置するようにしたことを特徴としている。
【0013】
従って、この発明において、出荷、搬送や保管時、あるいは包装箱を陳列棚に並べて陳列する場合には、側板部から切り起こし片を切り起こすことなく、側板部に形成されたままの状態に維持する。また、包装箱を吊り下げバーに吊り下げて陳列する場合には、側板部から切り起こし片を切り起こして、その切り起こし片の掛け止め用の透孔に吊り下げバーを挿通する。よって、余分な部品が不要であるため構造が簡単で組み立て工数を削減することができる。また、切り起こし片を切り起こさない状態においては、包装箱の外部に切り起こし片が突出していないため、保管や陳列おいて余分なスペースが必要となることを抑制できる。さらに、吊り下げバーによる陳列方法を採用した場合には、切り起こし片が包装箱の側板部と蓋部との間に挟持することが可能となるため、充分な吊り下げ強度を確保できる。しかも、切り起こし片を後ろ側の側板部に設ければ、切り抜かれて形成された開口を前方から見ることができず、外観が損なわれることを防止できる。
【0014】
また、前記の構成において、前記切り起こし片を前記蓋部の開閉側の端縁と対応する側の側板部に形成するとよい。このように構成した場合には、切り起こし片を側板部から切り起こしたとき、その切り起こし片が側板部と蓋部の端縁との間に挟持される。このため、切り起こし片の付け根部付近が破れることを防止できるとともに、包装箱の吊り下げ状態で切り起こし片が斜めになることを防止でき、包装箱を鉛直方向に沿うように吊り下げることができる。なお、ここで、蓋部の開閉側の端縁とは、蓋部が側板部に連結された部分以外の辺を指すものとする。
【0015】
さらに、前記の構成において、前記切り起こし片の付け根部の両端に応力集中抑制手段を設けるとよい。このようにすれば、吊り下げ片の付け根部付近の破れを防止することができる。
【発明の効果】
【0016】
以上のように、この発明によれば、構造が簡単で組み立て工数を削減することができるとともに、陳列や保管等において余分なスペースをとることがなく、しかも吊り下げ強度が充分で外観に優れたものになるいう効果を発揮する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
(第1実施形態)
以下に、この発明の第1実施形態を、図1〜図8に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、この実施形態の包装箱21は、全体が厚紙により形成され、上下両端部を開口した四角筒状の周壁22と、その周壁22の両端開口を開閉可能に覆う上下一対の蓋部23,24とから構成されている。図4に示すように、周壁22は、前側板部22aと、後側板部22bと、左右両側板部22c,22dと、貼着部22eとを、折り目線25を介して一体に連結した構造となっている。貼着部22eは側板部22cの裏面に貼着される。蓋部23,24は、前側板部22aの上下両端縁に折り目線26を介して一体に連結されている。両蓋部23,24の先端縁には、折り込み部23a,24aが折り目線27を介して一体に形成されている。左右両側板部22c,22dの外端縁には、各一対のフラップ部28が折り目線29を介して一体に形成されている。
【0018】
図2及び図4に示すように、前記後側板部22bの上端部中央には、切り起こし片30がミシン目等よりなる切り込み線31及び折り目線32を介して形成されている。従って、切り起こし片30は切り込み線31において切り離して折り目線32を中心に折り曲げることにより切り起こし可能である。切り起こし片30の中央部には、掛け止め用の透孔33がミシン目等よりなる切り込み線34により切り抜き可能に形成されている。前記切り込み線31の両端には応力集中抑制手段としての円弧状の溝31aが形成され、この両端からの破れを防止するようになっている。
【0019】
そして、図6及び図7に示すように、切り込み線31,34の部分を切り離すとともに、切り起こし片30を折り目線32において包装箱21の内側に折り曲げたとき、その切り起こし片30が後側板部22bの上端部から上方に突出されるとともに、切り抜かれた透孔33が後側板部22bの上端部よりも外方に配置されるようになっている。
【0020】
図1、図4及び図6に示すように、前記前側板部22aの外面には、商品名等を記載した表示部35が設けられている。左右両側板部22c,22dの外面にも、同様に商品名等を記載した表示部36が設けられている。
【0021】
次に、前記のように構成された包装箱の作用を説明する。
さて、包装箱21は、流通過程にあるときには、図1〜図3に示すように、切り起こし片30は切り起こされず、後側板部22bにその一部として形成されたままの状態にある。従って、流通過程において、包装箱が搬送,保管される場合は、切り起こし片30は突出せず、コンパクトな状態で省スペース効果を得ることができる。そして、包装箱21内に商品を収容した状態で、販売店等において複数の包装箱21を陳列する場合には、図5に示すように、陳列棚Cを使用する陳列方法と、図8に示すように、吊り下げバーRを使用する陳列方法とのいずれかを選択することができる。
【0022】
陳列棚Cを使用する陳列方法においては、図1〜図3に示す状態に維持する。そして、図5に示すように、複数の包装箱21を陳列棚C内に起立した状態で、左側板部22cまたは右側板部22dの表示部36が正面側に向くように収容配置する。この包装箱21の収容陳列状態では、包装箱21の外部に切り起こし片30が突出していないため、陳列棚C内において余分な陳列スペースがとられることを回避できる。
【0023】
一方、吊り下げバーRを使用する陳列方法においては、包装箱21の上蓋部23を開放した状態で、図6及び図7に示すように、後側板部22bを切り込み線31において切り離すとともに、透孔33を切り込み線34において切り抜く。そして、切り起こし片30を折り目線32から包装箱21の内側方に折り曲げて、後側板部22bの上端部から周壁22の上部開口を通って上方に突出させる。その後、上蓋部23を閉鎖すると、切り起こし片30が上蓋部23の外端縁に設けられた折り込み部23aにより、後側板部22bの内側面に押し付け保持される。そして、図8に示すように、切り起こし片30の掛け止め用の透孔33に吊り下げバーRを挿通すれば、包装箱21をその前側板部22aの表示部35が正面側に向いた状態で吊り下げ支持することができる。
【0024】
この包装箱21の吊り下げ陳列状態では、切り起こし片30が上蓋部23の折り込み部23aと後側板部22bとの間に挟持状態で保持されているため、切り起こし片30は斜めになることなく上方に延長される。従って、包装箱21をほとんど傾くことなく、体裁良く吊り下げることができる。
【0025】
従って、この実施形態の包装箱21では、以下の効果がある。
(1) 包装箱21を販売店等において陳列する際に、必要に応じて後側板部22bと一体の切り起こし片30を切り起こせばよい。よって、特許文献1とは異なり、部品点数を少なくでき、構造が簡単で組み立て工数を削減することができる。
【0026】
(2) 切り起こし片30を切り起こさない状態では、包装箱21の外部に切り起こし片30が突出していないため、陳列棚C等の収容スペースを小さくすることができる。
(3) 図8に示す吊り下げバーRを使用した陳列状態では、切り起こし片30が上蓋部23と側板部22bとの間に挟持されるため、前記特許文献2とは異なり、切り起こし片30の吊り下げ強度が充分で、切り起こし片30の付け根部付近が破れるようなことを防止できる。しかも、切り起こし片30が上蓋部23と側板部22bとの間に挟持されて、斜めになることなく上方を向くため、包装箱21を吊り下げバーRに対して鉛直線に沿って体裁良く陳列できる。
【0027】
(4) 切り起こし片30が周壁22の後側板部22bに形成されているため、図6に示すように、切り起こし片30を後側板部22bから切り起こした際に、後側板部22bに切り抜き孔30aが形成されても、図8に示す包装箱21の吊り下げ陳列状態で、その切り抜き孔30aが包装箱21の正面側に露出することはない。よって、特許文献2とは異なり、包装箱21の外観が悪化するおそれはない。
【0028】
(5) 切り起こし片30の端縁が上方を向いているため、切り起こし片30が商品取り出しの邪魔になるようなことを防止できる。
(第2実施形態)
次に、この発明の第2実施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
【0029】
さて、この第2実施形態においては、図9〜図11に示すように、周壁22の左右両側板部22c,22d及び上下両蓋部23,24の幅が、前記第1実施形態の場合よりも厚くなるように形成されている。また、左右両側板部22c,22dの上端部中央に、一対の切り起こし片30がミシン目等よりなる切り込み線31及び折り目線32により形成されている。従って、切り起こし片30は、切り込み線31の部分を切り離して折り目線32において切り起こし可能である。各切り起こし片30の中央部には、掛け止め用の透孔33がミシン目等よりなる切り込み線34を介して切り込み可能に形成されている。折り目線32の両端における切り込み線31の両端には、応力集中抑制手段としての円弧状の溝31aが形成されている。さらに、各切り起こし片30と対応するように、上側のフラップ部28が上蓋部23の両端縁に折り目線29を介して連結されている。
【0030】
そして、この実施形態の包装箱21において、吊り下げバーRを使用して陳列を行う場合には、図9及び図10に示すように、一対の切り起こし片30が左右両側板部22c,22dから包装箱21の内側を通って上方に切り起こして突出される。この状態においては、各切り起こし片30が上蓋部23の両側のフラップ部28と側板部22c,22dとの間に挟持される。よって、両切り起こし片30の透孔に吊り下げバーRを挿通して、包装箱21を安定状態に吊り下げ支持することができる。
【0031】
従って、この第2実施形態においても、前記第1実施形態に記載の効果とほぼ同様の効果を得ることができる。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
【0032】
・ 前記第1実施形態において、周壁22の後側板部22bに透孔33を有する複数の切り起こし片30を切り起こし可能に形成し、複数本の吊り下げバーRを使用して包装箱21を吊り下げ支持するように構成すること。
【0033】
・ 各実施形態において周壁22を六角筒等の四角筒以外の角筒状に形成すること。
・ 前記第1実施形態において、上蓋部23を後ろ側の側板部22bに連結するとともに、その上蓋部23の付け根部にスリットを形成すること。そして、包装箱21を吊り下げバーRに吊り下げるときには、切り起こし片30を上方へ折り返すとともに、前記スリットを通して上方に突出させる。このように構成しても、切り起こし片30はスリットにより安定保持される。
【0034】
・ 応力集中抑制手段として円弧状の溝31aに代えて小さな円孔を形成すること。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】第1実施形態の包装箱を正面側から見て示す斜視図。
【図2】図1の包装箱を背面側から見て示す斜視図。
【図3】同包装箱の拡大断面図。
【図4】同包装箱を展開して示す正面図。
【図5】同包装箱を陳列棚に収容して陳列した状態を示す正面図。
【図6】図1の包装箱の異なった使用形態を示す斜視図。
【図7】図6の包装箱の拡大断面図。
【図8】同包装箱を吊り下げバーに吊り下げて陳列した状態を示す側面図。
【図9】第2実施形態の包装箱を示す斜視図。
【図10】図9の包装箱の拡大断面図。
【図11】同包装箱を展開して示す正面図。
【図12】従来の包装箱を示す斜視図。
【図13】図12の包装箱の拡大断面図。
【図14】同包装箱を展開して示す正面図。
【図15】同包装箱を陳列棚に収容して陳列した状態を示す正面図。
【図16】同包装箱を吊り下げバーに吊り下げて陳列した状態を示す側面図。
【符号の説明】
【0036】
21…包装箱、22…周壁、22a…前側板部、22b…後側板部、22c…左側板部、22d…右側板部、23,24…蓋部、30…切り起こし片、31…切り込み線、32…折り目線、33…掛け止め用の透孔、C…陳列棚、R…吊り下げバー。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
周壁を形成する複数の側板部と、その側板部に連結され、周壁の端部開口を開閉可能な蓋部とを備えた包装箱において、
前記側板部には切り起こし可能な切り起こし片を設けるとともに、その切り起こし片には掛け止め用の透孔を形成し、
前記切り起こし片を、その切り起こし時に前記側板部の上端部から突出させるとともに、前記透孔が側板部の上方に位置するようにしたことを特徴とする包装箱。
【請求項2】
前記切り起こし片を前記蓋部の開閉側の端縁と対応する側の側板部に形成したことを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
【請求項3】
前記切り起こし片の付け根部の両端に応力集中抑制手段を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の包装箱。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2010−95289(P2010−95289A)
【公開日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−267545(P2008−267545)
【出願日】平成20年10月16日(2008.10.16)
【出願人】(000241500)トヨタ紡織株式会社 (2,945)
【Fターム(参考)】