説明

医用画像システム及び画像ビューワ端末

【課題】読影オーダに関する情報を参照可能とする画像ビューワ端末、当該画像ビューワ端末を含む医用画像システムを提供する。
【解決手段】読影端末40は、オーダ関連情報取得要求をRIS10に送信し、RIS10からオーダ関連情報を取得する。また、読影端末40は、DICOM画像データ取得要求を画像サーバ30に送信し、画像サーバ30からDICOM画像データを取得する。そして、読影端末40は当該オーダ関連情報と当該DICOM画像データとに基づいて、読影オーダリストを表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医用画像システム及び画像ビューワ端末に関する。
【背景技術】
【0002】
医療の分野では、患者を撮影した医用画像のデジタル化が実現されている。例えば、患者を撮影する旨の撮影オーダ情報に基づいて、CR(Computed Radiography)装置、CT(Computed Tomography)装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置等の画像生成装置(モダリティ)により撮影され、デジタル化された医用画像は、患者情報や検査情報等の付帯情報とともに画像サーバであるPACS(Picture Archiving and Communication System)に保存され、管理されている。
【0003】
また、近年は、撮影オーダ情報はモダリティだけではなくPACSにも送信されて保存される。そのため、PACSにアクセスすることにより、付帯情報には含まれず撮影オーダ情報のみに含まれる撮影条件や撮影状況情報等を参照することが可能になっている。更に、撮影オーダ情報と医用画像の付帯情報との間の各情報を比較(照合)し、その結果、両者が不整合の場合、付帯情報を修正することが可能になっている。
【0004】
例えば、検査オーダ情報(撮影オーダ情報)と画像属性情報(付帯情報)とを比較し、各情報に含まれる患者属性情報、検査種別、検査日が一致する場合に「整合」とし、それ以外を「不整合」とし、不整合の場合は、自動的又は半自動的に両者の整合を取る技術が開示されている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2004−272402号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、従来の技術では、PACSのクライアント端末である画像ビューワ端末において、撮影オーダに関する情報を参照することはできなかった。
【0006】
そのため、画像ビューワ端末のユーザである読影医等は、当該画像ビューワ端末に表示される情報のみでは、撮影オーダに基づく撮影が完了したか否かの撮影状況等を知ることができず、不便であった。
【0007】
本発明は、上述したような課題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、読影オーダに関する情報を参照可能とする画像ビューワ端末、当該画像ビューワ端末を含む医用画像システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の医用画像システムは、
情報管理装置、画像サーバ、画像ビューワ端末が通信ネットワークを介して互いに通信可能に接続されており、
前記情報管理装置は、
撮影オーダ情報を記憶する第1記憶手段と、
外部機器からの要求に応じて前記撮影オーダ情報に関するオーダ関連情報を送信する第1送信制御手段と、
を備え、
前記画像サーバは、
医用画像を記憶する第2記憶手段と、
外部機器からの要求に応じて前記医用画像を送信する第2送信制御手段と、
を備え、
前記画像ビューワ端末は、
表示手段と、
前記オーダ関連情報の取得要求を前記情報管理装置に送信する第3送信制御手段と、
前記医用画像の取得要求を前記画像サーバに送信する第4送信制御手段と、
前記情報管理装置から送信されたオーダ関連情報と前記画像サーバから送信された医用画像とに基づいて、撮影オーダリストを生成して前記表示手段に表示させる制御手段と、
を備える。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記制御手段は、前記情報管理装置から送信されたオーダ関連情報に対応する医用画像を前記画像サーバから受信したか否かを判定し、当該判定結果を含む撮影オーダリストを生成する。
【0010】
請求項3に記載の医用画像システムは、
画像サーバ、画像ビューワ端末が通信ネットワークを介して互いに通信可能に接続されており、
前記画像サーバは、
撮影オーダ情報を記憶する第1記憶手段と、
医用画像を記憶する第2記憶手段と、
外部機器からの要求に応じて前記撮影オーダ情報に関するオーダ関連情報を送信する第1送信制御手段と、
外部機器からの要求に応じて前記医用画像を送信する第2送信制御手段と、
を備え、
前記画像ビューワ端末は、
表示手段と、
前記オーダ関連情報の取得要求を前記画像サーバに送信する第3送信制御手段と、
前記医用画像の取得要求を前記画像サーバに送信する第4送信制御手段と、
前記画像サーバから送信されたオーダ関連情報と医用画像とに基づいて、撮影オーダリストを生成して前記表示手段に表示させる制御手段と、
を備える。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、
前記制御手段は、前記画像サーバから送信されたオーダ関連情報に対応する医用画像を前記画像サーバから受信したか否かを判定し、当該判定結果を含む撮影オーダリストを生成する。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明において、
前記オーダ関連情報は、撮影が実施されたか否かを示す撮影状況情報を含み、
前記制御手段は、当該撮影状況情報を含む撮影オーダリストを生成する。
【0013】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明において、
前記オーダ関連情報は、患者情報及び/又は検査情報を含み、
前記制御手段は、当該患者情報及び/又は検査情報と、前記医用画像に付帯する付帯情報との整合性の有無を判定し、当該判定結果を含む撮影オーダリストを生成する。
【0014】
請求項7に記載の画像ビューワ端末は、
表示手段と、
撮影オーダ情報に関するオーダ関連情報の取得要求を外部機器に送信する第1送信制御手段と、
医用画像の取得要求を外部機器に送信する第2送信制御手段と、
前記外部機器から送信されたオーダ関連情報と医用画像とに基づいて、撮影オーダリストを生成して前記表示手段に表示させる制御手段と、
を備える。
【0015】
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、
前記制御手段は、外部機器から送信されたオーダ関連情報に対応する医用画像を外部機器から受信したか否かを判定し、当該判定結果を含む撮影オーダリストを生成する。
【0016】
請求項9に記載の発明は、請求項7又は8に記載の発明において、
前記オーダ関連情報は、撮影が実施されたか否かを示す撮影状況情報を含み、
前記制御手段は、当該撮影状況情報を含む撮影オーダリストを生成する。
【0017】
請求項10に記載の発明は、請求項7〜9の何れか一項に記載の発明において、
前記オーダ関連情報は、患者情報及び/又は検査情報を含み、
前記制御手段は、当該患者情報及び/又は検査情報と、前記医用画像に付帯する付帯情報との整合性の有無を判定し、当該判定結果を含む撮影オーダリストを生成する。
【発明の効果】
【0018】
請求項1、3、7に記載の発明によれば、画像ビューワ端末において、読影オーダに関する情報の参照が可能となる。
【0019】
請求項2、4、8に記載の発明によれば、画像ビューワ端末において、読影オーダに対応する医用画像を前記画像サーバから受信したか否かを知ることができる。
【0020】
請求項5、9に記載の発明によれば、画像ビューワ端末において、撮影が実施されたか否かを知ることができる。
【0021】
請求項6、10に記載の発明によれば、画像ビューワ端末において、医用画像の整合性の有無を知ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
[第1の実施の形態]
以下、図面を参照して、本発明に係る医用画像システムの第1の実施の形態について説明する。
【0023】
[医用画像システムのシステム構成]
図1に、医用画像システム100のシステム構成を示す。図1に示すように、医用画像システム100は、RIS(Radiological Information System:放射線情報システム)10と、モダリティ20と、画像サーバ30と、読影端末40とから構成されており、各装置は通信ネットワークNを介して、データ通信可能に接続されている。
【0024】
RIS10は、放射線科部門内における診療予約、診断結果のレポート、実績管理、材料在庫管理等の情報管理を行う。RIS10は、図示しない電子カルテ端末により入力された撮影オーダの登録を受け付ける。そして、その登録された撮影オーダによって、患者の撮影を依頼するための撮影オーダ情報を生成し、当該撮影オーダ情報をモダリティ20に送信する。撮影オーダ情報は、撮影対象の患者氏名、患者ID、生年月日、性別等の患者情報や、モダリティ、撮影部位、手技、方向、体位、撮影条件、検査インスタンスUID等の検査情報、撮影が完了したか否かを示す撮影状況情報等を含む。
【0025】
また、RIS10は、前記撮影オーダ情報に基づくモダリティ20での撮影の状況を管理する。具体的に、RIS10は、モダリティ20から撮影が完了した旨の通知(以下、撮影完了通知と称す)を受信すると、該当する撮影オーダ情報に含まれる撮影状況情報の値を「未」から「済」へと変更する。
【0026】
また、RIS10は、他装置から受信するオーダ関連情報取得要求(HL7 Query)に応じて、撮影オーダ情報に関する各種情報(以下、オーダ関連情報と称す)を当該他装置に送信する。オーダ関連情報は、患者情報、検査情報、撮影状況情報を含む。
【0027】
モダリティ20は、RIS10から受信した撮影オーダ情報に従って、患者を撮影し、医用画像の画像データ(以下、医用画像データという。)を生成する。また、モダリティ20は、前記撮影オーダ情報に基づいて、前記医用画像データに関する付帯情報を生成する。そして、モダリティ20は、医用画像データに付帯情報を付帯させて、DICOM(Digital Imaging and Communication in Medicine)規格に則ったDICOM画像データを生成し、画像サーバ30に送信する。付帯情報は、患者情報、検査情報、シリーズ情報等を含む。患者情報は、患者氏名、患者ID、生年月日、性別等の患者に関する情報である。検査情報は、検査を識別する検査インスタンスUID、検査日、検査時刻、受付番号、検査部位、撮影方向、体位、依頼医師、依頼科等の撮影に関する情報である。シリーズ情報とは、一つの検査の中で生成されるモダリティ20毎の一連の医用画像の単位(シリーズ)を示すシリーズインスタンスUIDやモダリティ20の種別を含むデータである。モダリティ20としては、CR装置、CT装置、MRI装置、内視鏡装置、超音波診断装置等、様々な種類の医用画像を撮影するモダリティが適用可能である。
【0028】
また、モダリティ20は、DICOM画像データを生成すると、撮影完了通知をRIS10に送信する。
【0029】
画像サーバ30は、DICOM画像データ等を保存し、管理する。画像サーバ30は、他装置から受信するDICOM画像データ取得要求に応じて、DICOM画像データを当該他装置に提供する。
【0030】
読影端末40は、DICOM画像データに基づいて、医用画像の表示や医用画像に関する各種情報を表示する画像ビューワ端末である。読影端末40は、読影医による医用画像の読影に使用される。読影端末40は、画像サーバ30にDICOM画像データ取得要求を送信し、当該画像サーバ30に保存されているDICOM画像データを受信する。DICOM画像データ取得要求は、検査時刻、患者氏名等の取得条件情報を含む。
【0031】
また、読影端末40は、RIS10にオーダ関連情報取得要求を送信し、当該RIS10からオーダ関連情報を受信する。オーダ関連情報取得要求は、検査時刻等の取得条件情報を含む。
【0032】
[RISの機能的構成]
図2に、RIS10の機能的構成を示す。図2に示すように、RIS10は、制御部11、操作部12、表示部13、通信部14、ROM(Read Only Memory)15、記憶部16を備えて構成され、各部はバス17により接続されている。
【0033】
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等から構成され、RIS10の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部12から入力される操作信号又は通信部14により受信される指示信号に応じて、ROM15に記憶されている各種処理プログラムを読み出し、RAM内に形成されたワークエリアに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
【0034】
操作部12は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部11に出力する。
【0035】
表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)により構成され、制御部11から入力される表示データに基づいて各種画面を表示する。
【0036】
通信部14は、LAN(Local Area Network)アダプタ、ルータ、TA(Terminal Adapter)等を備え、通信ネットワークNを介して接続されたモダリティ20、読影端末40等の外部機器との間でデータの送受信を行う。
【0037】
ROM15は、不揮発性の半導体メモリ等により構成され、制御プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメータやファイル等を記憶している。
【0038】
記憶部16は、ハードディスク等の記憶装置であり、撮影オーダ情報等を記憶する。
【0039】
制御部11は、撮影オーダ情報を生成し、当該生成した撮影オーダ情報を記憶部16に記憶させる。
【0040】
制御部11は、通信部14を介して読影端末40からオーダ関連情報取得要求を受信すると、当該オーダ関連情報取得要求に含まれる取得要求情報に基づいて、記憶部16に記憶されている撮影オーダ情報を検索する。そして、制御部11は、検索条件に該当する撮影オーダ情報に含まれる患者情報、検査情報、撮影状況情報等を含んだオーダ関連情報を通信部14を介して読影端末40に送信する。
【0041】
[画像サーバの機能的構成]
図3に、画像サーバ30の機能的構成を示す。図3に示すように、画像サーバ30は、制御部31、操作部32、表示部33、通信部34、ROM35、記憶装置36を備えて構成され、各部はバス37により接続されている。
【0042】
制御部31は、CPU、RAM等から構成され、画像サーバ30の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部32から入力される操作信号又は通信部34により受信される指示信号に応じて、ROM35に記憶されている各種処理プログラムを読み出し、RAM内に形成されたワークエリアに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
【0043】
操作部32は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部31に出力する。
【0044】
表示部33は、LCDにより構成され、制御部31から入力される表示データに基づいて各種画面を表示する。
【0045】
通信部34は、LANアダプタ、ルータ、TA等を備え、通信ネットワークNを介して接続されたモダリティ20、読影端末40等の外部機器との間でデータの送受信を行う。
【0046】
ROM35は、不揮発性の半導体メモリ等により構成され、制御プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメータやファイル等を記憶している。
【0047】
記憶装置36は、ハードディスク等から構成され、モダリティ20により生成されたDICOM画像データ等を記憶する。
【0048】
制御部31は、通信部34を介して読影端末40からDICOM画像データ取得要求を受信すると、当該DICOM画像データ取得要求に含まれる取得要求情報に基づいて、記憶装置36に記憶されているDICOM画像データを検索する。そして、制御部31は、検索条件に該当するDICOM画像データを通信部34を介して読影端末40に送信する。
【0049】
[読影端末の機能的構成]
図4に、読影端末40の機能的構成を示す。図4に示すように、読影端末40は、制御部41、操作部42、表示部43、通信部44、ROM45、記憶部46を備えて構成され、各部はバス47により接続されている。
【0050】
制御部41は、CPU、RAM等から構成され、読影端末40の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部42から入力される操作信号又は通信部44により受信される指示信号に応じて、ROM45に記憶されている各種処理プログラムを読み出し、RAM内に形成されたワークエリアに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
【0051】
操作部42は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部41に出力する。
【0052】
表示部43は、LCDにより構成され、制御部41から入力される表示データに基づいて各種画面を表示する。
【0053】
通信部44は、LANアダプタ、ルータ、TA等を備え、通信ネットワークNを介して接続されたRIS10、画像サーバ30等の外部機器との間でデータの送受信を行う。
【0054】
ROM45は、不揮発性の半導体メモリ等により構成され、制御プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメータやファイル等を記憶している。
【0055】
記憶部46は、ハードディスク等から構成され、RIS10から受信したオーダ関連情報、画像サーバ30から受信したDICOM画像データ、撮影オーダリスト表示テーブル461等を記憶する。
【0056】
図5に、撮影オーダリスト表示テーブル461のデータ構成を示す。図5に示すように、撮影オーダリスト表示テーブル461は、「検査インスタンスUID」、「画像取得」、「整合性」のフィールドからなる一又は複数のレコードにより構成されている。
【0057】
フィールド「検査インスタンスUID」とは、記憶部46に記憶されているオーダ関連情報オブジェクトを特定するためのIDである。ここで、オーダ関連情報オブジェクトとは、1検査分の撮影オーダ情報に関連するオーダ関連情報である。記憶部46にオーダ関連情報オブジェクトが10オブジェクトある場合、撮影オーダリスト表示テーブル461のレコード数は10となる。
【0058】
フィールド「画像取得」とは、フィールド「検査インスタンスUID」で特定されるオーダ関連情報オブジェクトに対応するDICOM画像データが記憶部46に記憶されているか否かを示す情報である。フィールド「画像取得」の値が「済」の場合、当該DICOM画像データが記憶されていることを示す。また、フィールド「画像取得」の値が「未」の場合、当該DICOM画像データが記憶されていないことを示す。
【0059】
フィールド「整合性」とは、フィールド「検査インスタンスUID」で特定されるオーダ関連情報オブジェクトと、当該オブジェクトに対応するDICOM画像データとの間に整合性が有るか否かを示す情報である。フィールド「整合性」の値が「有」の場合、当該整合性が有ることを示す。フィールド「整合性」の値が「無」の場合、当該整合性が無いことを示す。また、フィールド「整合性」の値が「--」の場合、オーダ関連情報オブジェクトに対応するDICOM画像データが無く、整合性のチェックができないことを示す。つまり、フィールド「画像取得」の値が「未」のレコードのフィールド「整合性」の値は、常に「--」となる。
【0060】
制御部41は、一定時間毎に、オーダ関連情報取得要求を生成して当該オーダ関連情報取得要求を通信部44を介してRIS10に送信する。また、制御部41は、ユーザ操作による操作部42からの操作信号に基づき、前記オーダ関連情報取得要求を生成し送信するとしてもよい。そして、制御部41は、通信部44を介してRIS10からオーダ関連情報を受信すると、当該受信したオーダ関連情報を記憶部46に記憶させる(保存する)。また、制御部41は、オーダ関連情報を保存すると、撮影オーダリスト表示テーブル461にレコードを追加する。
【0061】
また、制御部41は、ユーザ操作による操作部42からの操作信号に基づき、DICOM画像データ取得要求を生成する。そして、制御部41は、生成したDICOM画像データ取得要求を通信部44を介して画像サーバ30に送信する。そして、制御部41は、通信部44を介して画像サーバ30からDICOM画像データを受信すると、当該受信したDICOM画像データを記憶部46に記憶させる(保存する)。
【0062】
制御部41は、通信部44を介して受信したオーダ関連情報又はDICOM画像データを保存すると、撮影オーダ照合表示処理を行う。
【0063】
撮影オーダ照合表示処理とは、記憶部46に保存されている撮影オーダ関連情報とDICOM画像データとに基づいて、モダリティ20における撮影実施状況、読影端末40におけるDICOM画像取得状況、撮影オーダ情報とDICOM画像データとの整合状況等を、撮影オーダリストとして表示部43に表示させる処理である。
【0064】
図6は、制御部41が行う撮影オーダ照合表示処理のフローチャートである。図6に示すように、制御部41は、記憶部46に保存されているオーダ関連情報オブジェクトに対応するDICOM画像データが有るか(保存されているか)検索する(ステップS1)。
【0065】
ステップS1における検索の結果、オーダ関連情報オブジェクトに対応するDICOM画像データが無い場合(ステップS2;No)、制御部41は、撮影オーダリスト表示テーブル461の該当するレコードのフィールド「画像取得」の値を「未」とする(ステップS3)。また、制御部41は、撮影オーダリスト表示テーブル461の該当するレコードのフィールド「整合性」の値を「--」とする(ステップS4)。
【0066】
ステップS1における検索の結果、オーダ関連情報オブジェクトに対応するDICOM画像データが有る場合(ステップS2;Yes)、制御部41は、撮影オーダリスト表示テーブル461の該当するレコードのフィールド「画像取得」の値を「済」とする(ステップS5)。そして、オーダ関連情報オブジェクトと、当該オーダ関連情報オブジェクトに対応するDICOM画像データとの間に整合性が有るか否かを判定する(整合性チェックを行う)(ステップS6)。具体的に、制御部41は、オーダ関連情報オブジェクトに含まれる患者情報及び/又は検査情報と、DICOM画像データに含まれる患者情報及び/又は検査情報とに含まれる所定の項目(例えば「患者氏名」等)が一致しているか否かを判定する。
【0067】
ステップS6における整合性チェックの結果、前記整合性が無い場合(ステップS7;No)、制御部41は、撮影オーダリスト表示テーブル461の該当するレコードのフィールド「整合性」の値を「無」とする(ステップS8)。また、ステップS6における整合性チェックの結果、前記整合性が有る場合(ステップS7;Yes)、制御部41は、撮影オーダリスト表示テーブル461の該当するレコードのフィールド「整合性」の値を「有」とする(ステップS9)。
【0068】
ステップS4、ステップS8、ステップS9における撮影オーダリスト表示テーブル461の該当するレコードのフィールド「整合性」の値を設定した後、制御部41は、次の処理対象となるオーダ関連情報オブジェクトが記憶部46に保存されているか判定する(ステップS10)。判定の結果、次の処理対象となるオーダ関連情報オブジェクトが保存されている場合、制御部41は、次の処理対象となるオーダ関連情報オブジェクトに対応するDICOM画像データが有るか検索する(ステップS1)。このように、記憶部46に保存されている全てのオーダ関連情報オブジェクト、つまり撮影オーダリスト表示テーブル461の全レコードに対応するオーダ関連情報オブジェクトに対して、同様の処理を繰り返す。
【0069】
ステップS10における判定の結果、次の処理対象となるオーダ関連情報オブジェクトが保存されていない場合(撮影オーダリスト表示テーブル461の全レコードに対応するオーダ関連情報オブジェクトに対して、同様の処理を行った場合)、制御部41は、撮影オーダリスト表示テーブル461と撮影オーダ関連情報とDICOM画像データとに基づいて、撮影オーダリスト画面(図7参照)を表示部43に表示させる(ステップS11)。以上で撮影オーダ照合表示処理が終了する。
【0070】
[画面例]
次に、読影端末40の表示部43に表示される撮影オーダリスト画面431について図7を参照して説明する。図7に示すように、撮影オーダリスト画面431は、「患者ID」、「患者氏名」、「検査日」、「撮影実施」、「画像取得」、「整合性」の項目から構成される撮影オーダリストd1を含む。当該撮影オーダリストd1の項目「検査日」は、患者の撮影予定日を示す項目であり、オーダリスト関連情報の検査情報に含まれる「検査日」に該当する。項目「撮影実施」は、患者の撮影が完了したか否かを示す項目であり、オーダリスト関連情報の撮影状況情報に該当する。項目「画像取得」は、DICOM画像データを画像サーバ30から取得したか否かを示す項目であり、撮影オーダリスト表示テーブル461のフィールド「画像取得」に該当する。項目「整合性」は、撮影オーダ関連情報オブジェクトとDICOM画像データとの間に整合性が有るか否かを示す項目であり、撮影オーダリスト表示テーブル461のフィールド「整合性」に該当する。尚、撮影オーダリストd1に、「モダリティ」等の項目を加えてもよい。
【0071】
ユーザ操作により撮影オーダリストd1中にある「画像取得:済」であるレコードが選択されると、当該選択されたレコードに対応するDICOM画像データの医用画像が撮影オーダリスト画面431の下部にある画像表示部d2に表示される。更に、ユーザ操作により撮影オーダリストd1中にある「画像取得:済」であるレコードがダブルクリックされると、ダブルクリックされたレコードに対応するDICOM画像データの医用画像と付帯情報とが別ウィンドウで表示される。
【0072】
[医用画像システム内の各装置の具体的な動作]
次に、医用画像システム100において実行される処理の具体的な動作について説明する。
【0073】
図8は、医用画像システム100において実行される処理を示すラダーチャートである。まず、RIS10は、撮影オーダ情報を生成し、当該撮影オーダ情報をモダリティ20に送信する(ステップS101)。
【0074】
モダリティ20は、撮影オーダ情報を受信すると、当該撮影オーダ情報に基づき、患者を撮影し、DICOM画像データを生成する(ステップS102)。そして、モダリティ20は、生成したDICOM画像データを画像サーバ30に送信する(ステップS103)。そして、画像サーバ30は、当該DICOM画像データを保存する。また、モダリティ20は、撮影完了通知をRIS10に送信する(ステップS104)。そして、RIS10は、撮影完了通知を受信すると、該当する撮影オーダ情報に含まれる撮影状況情報の値を「未」から「済」へと変更する(ステップS105)。
【0075】
読影端末40は、オーダ関連情報取得要求を生成し、RIS10に送信する(ステップS106)。RIS10は、当該オーダ関連情報取得要求を受信すると、該当するオーダ関連情報を読影端末40に送信する(ステップS107)。
【0076】
読影端末40は、オーダ関連情報を受信すると、撮影オーダ照合表示処理を行う(ステップS108)。当該撮影オーダ照合表示処理において、ステップS102で行われた1検査に関するオーダ関連情報オブジェクトに対応する撮影オーダリストのレコードの各項目は、「撮影実施:済」「画像取得:未」「整合性:--」となる。
【0077】
そして、読影端末40は、ユーザ操作に基づいて、DICOM画像データ取得要求を生成し、画像サーバ30に送信する(ステップS109)。画像サーバ30は、当該DICOM画像データ取得要求を受信すると、該当するDICOM画像データを読影端末40に送信する(ステップS110)。
【0078】
読影端末40は、DICOM画像データを受信すると、撮影オーダ照合表示処理を行う(ステップS111)。当該撮影オーダ照合表示処理において、ステップS102で行われた1検査に関するオーダ関連情報オブジェクトに対応する撮影オーダリストのレコードの各項目は、「撮影実施:済」「画像取得:済」「整合性:有」となる。尚、モダリティ20におけるDICOM画像データ生成時にエラーが発生し、付帯情報が誤った値で設定されてしまった場合等は、「整合性:無」となる。例えば、「患者氏名:山田太郎」とすべき情報が「患者氏名:山田太」のように、一文字欠落してしまった場合等が挙げられる。
【0079】
以上、第1の実施の形態によると、読影端末40は、オーダ関連情報取得要求をRIS10に送信し、RIS10からオーダ関連情報を取得する。また、読影端末40は、DICOM画像データ取得要求を画像サーバ30に送信し、画像サーバ30からDICOM画像データを取得する。そして、読影端末40は当該オーダ関連情報と当該DICOM画像データとに基づいて、読影オーダリストd1を含む読影オーダリスト画面431を表示する。
【0080】
この読影オーダリストd1の表示により、読影端末40は、読影オーダに関する情報を参照可能とする。
【0081】
また、読影端末40のユーザである読影医等は、読影オーダリストd1の項目「画像取得」の値により、DICOM画像データを画像サーバ30から取得したか否かを知ることができる。
【0082】
また、読影端末40のユーザである読影医は、読影オーダリストd1の項目「撮影実施」の値により、モダリティ20において、撮影オーダに基づく撮影が実施されたか否かを知ることができる。
【0083】
また、読影端末40のユーザである読影医は、読影オーダリストd1の項目「整合性」の値により、画像サーバ30から受信したDICOM画像データの整合性の有無を知ることができる。
【0084】
また、読影端末40は、直接、オーダ関連情報取得要求をRIS10に送信し、オーダ関連情報を取得する。そのため、読影端末40は、RIS10が管理している最新の情報を取得することができる。よって、読影端末40のユーザである読影医は、最新の撮影状況情報等を参照することができる。
【0085】
尚、読影端末40に、RIS10から受信したオーダ関連情報に含まれる患者情報や検査情報を、DICOM画像データの付帯情報と共に表示させる構成としてもよい。
【0086】
[第2の実施の形態]
以下、本発明に係る医用画像システムの第2の実施の形態について説明する、尚、本説明において、第1の実施の形態と異なる点を中心に説明する。
【0087】
[医用画像システムのシステム構成]
RIS10は、撮影オーダ情報を生成し、当該撮影オーダ情報をモダリティ20と画像サーバ30に送信する。
【0088】
画像サーバ30は、撮影オーダ情報、DICOM画像データ等を保存し、管理する。画像サーバ30は、他装置から受信するオーダ関連情報取得要求に応じて、オーダ関連情報を当該他装置に送信する。また、画像サーバ30は、他装置から受信するDICOM画像データ取得要求に応じて、DICOM画像データを当該他装置に提供する。
【0089】
また、画像サーバ30は、前記撮影オーダ情報に基づいたモダリティ20での撮影の状況を管理する。具体的に、画像サーバ30は、モダリティ20からDICOM画像データを受信すると、該当する撮影オーダ情報に含まれる撮影状況情報の値を「未」から「済」へと変更する。
【0090】
読影端末40は、画像サーバ30にオーダ関連情報取得要求を送信し、当該画像サーバ30からオーダ関連情報を受信する。また、読影端末40は、画像サーバ30にDICOM画像データ取得要求を送信し、当該画像サーバ30に保存されているDICOM画像データを受信する。
【0091】
[医用画像システム内の各装置の具体的な動作]
次に、医用画像システム100において実行される処理の具体的な動作について説明する。
【0092】
図9は、医用画像システムにおいて実行される処理を示すラダーチャートである。まず、RIS10は、撮影オーダ情報を生成し、当該撮影オーダ情報をモダリティ20と画像サーバ30に送信する(ステップS201)。
【0093】
モダリティ20は、撮影オーダ情報を受信すると、当該撮影オーダ情報に基づき、患者を撮影し、DICOM画像データを生成する(ステップS202)。そして、モダリティ20は、生成したDICOM画像データを画像サーバ30に送信する(ステップS203)。そして、画像サーバ30は、当該DICOM画像データを保存する。また、画像サーバ30は、該当する撮影オーダ情報に含まれる撮影状況情報の値を「未」から「済」へと変更する(ステップS204)。
【0094】
読影端末40は、オーダ関連情報取得要求を生成し、画像サーバ30に送信する(ステップS205)。画像サーバ30は、当該オーダ関連情報取得要求を受信すると、該当するオーダ関連情報を読影端末40に送信する(ステップS206)。
【0095】
読影端末40は、オーダ関連情報を受信すると、撮影オーダ照合表示処理を行う(ステップS207)。当該撮影オーダ照合表示処理において、ステップS202で行われた1検査に関するオーダ関連情報オブジェクトに対応する撮影オーダリストのレコードの各項目は、「撮影実施:済」「画像取得:未」「整合性:--」となる。
【0096】
そして、読影端末40は、ユーザ操作に基づいて、DICOM画像データ取得要求を生成し、画像サーバ30に送信する(ステップS208)。画像サーバ30は、当該DICOM画像データ取得要求を受信すると、該当するDICOM画像データを読影端末40に送信する(ステップS209)。
【0097】
読影端末40は、DICOM画像データを受信すると、撮影オーダ照合表示処理を行う(ステップS210)。当該撮影オーダ照合表示処理において、ステップS202で行われた1検査に関するオーダ関連情報オブジェクトに対応する撮影オーダリストのレコードの各項目は、「撮影実施:済」「画像取得:済」「整合性:有」となる。尚、モダリティ20におけるDICOM画像データ生成時にエラーが発生し、付帯情報が誤った値で設定されてしまった場合、「整合性:無」となる。例えば、「患者氏名:山田太郎」とすべき情報が「患者氏名:山田太」のように、一文字欠落してしまった場合等が挙げられる。
【0098】
以上、第2の実施の形態によると、読影端末40は、オーダ関連情報取得要求を画像サーバ30に送信し、画像サーバ30からオーダ関連情報を取得する。また、読影端末40は、DICOM画像データ取得要求を画像サーバ30に送信し、画像サーバ30からDICOM画像データを取得する。そして、読影端末40は当該オーダ関連情報と当該DICOM画像データとに基づいて、読影オーダリストd1を含む読影オーダリスト画面431を表示する。
【0099】
この読影オーダリストd1の表示により、読影端末40は、読影オーダに関する情報を参照可能とする。
【0100】
尚、上記した各実施の形態における記述は、本発明に係る医用画像システムの一例であり、これに限定されるものではない。システムを構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても適宜変更可能である。
【0101】
例えば、上述した各実施の形態では、プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体としてROMを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0102】
【図1】医用画像システムのシステム構成図である。
【図2】RISのブロック図である。
【図3】画像サーバのブロック図である。
【図4】読影端末のブロック図である。
【図5】撮影オーダリスト表示テーブルのデータ構成図である。
【図6】読影端末における撮影オーダ照合表示処理のフローチャートである。
【図7】撮影オーダリスト画面の画面例である。
【図8】第1の実施の形態において、医用画像システムで実行される処理を示すラダーチャートである。
【図9】第2の実施の形態において、医用画像システムで実行される処理を示すラダーチャートである。
【符号の説明】
【0103】
10 RIS
11 制御部
12 操作部
13 表示部
14 通信部
15 ROM
16 記憶部
17 バス
20 モダリティ
30 画像サーバ
31 制御部
32 操作部
33 表示部
34 通信部
35 ROM
36 記憶装置
37 バス
40 読影端末
41 制御部
42 操作部
43 表示部
44 通信部
45 ROM
46 記憶部
47 バス
100 医用画像システム
431 撮影オーダリスト画面
461 撮影オーダリスト表示テーブル
d1 撮影オーダリスト
d2 画像表示部
N 通信ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報管理装置、画像サーバ、画像ビューワ端末が通信ネットワークを介して互いに通信可能に接続されており、
前記情報管理装置は、
撮影オーダ情報を記憶する第1記憶手段と、
外部機器からの要求に応じて前記撮影オーダ情報に関するオーダ関連情報を送信する第1送信制御手段と、
を備え、
前記画像サーバは、
医用画像を記憶する第2記憶手段と、
外部機器からの要求に応じて前記医用画像を送信する第2送信制御手段と、
を備え、
前記画像ビューワ端末は、
表示手段と、
前記オーダ関連情報の取得要求を前記情報管理装置に送信する第3送信制御手段と、
前記医用画像の取得要求を前記画像サーバに送信する第4送信制御手段と、
前記情報管理装置から送信されたオーダ関連情報と前記画像サーバから送信された医用画像とに基づいて、撮影オーダリストを生成して前記表示手段に表示させる制御手段と、
を備える医用画像システム。
【請求項2】
前記制御手段は、前記情報管理装置から送信されたオーダ関連情報に対応する医用画像を前記画像サーバから受信したか否かを判定し、当該判定結果を含む撮影オーダリストを生成する、
請求項1に記載の医用画像システム。
【請求項3】
画像サーバ、画像ビューワ端末が通信ネットワークを介して互いに通信可能に接続されており、
前記画像サーバは、
撮影オーダ情報を記憶する第1記憶手段と、
医用画像を記憶する第2記憶手段と、
外部機器からの要求に応じて前記撮影オーダ情報に関するオーダ関連情報を送信する第1送信制御手段と、
外部機器からの要求に応じて前記医用画像を送信する第2送信制御手段と、
を備え、
前記画像ビューワ端末は、
表示手段と、
前記オーダ関連情報の取得要求を前記画像サーバに送信する第3送信制御手段と、
前記医用画像の取得要求を前記画像サーバに送信する第4送信制御手段と、
前記画像サーバから送信されたオーダ関連情報と医用画像とに基づいて、撮影オーダリストを生成して前記表示手段に表示させる制御手段と、
を備える医用画像システム。
【請求項4】
前記制御手段は、前記画像サーバから送信されたオーダ関連情報に対応する医用画像を前記画像サーバから受信したか否かを判定し、当該判定結果を含む撮影オーダリストを生成する、
請求項3に記載の医用画像システム。
【請求項5】
前記オーダ関連情報は、撮影が実施されたか否かを示す撮影状況情報を含み、
前記制御手段は、当該撮影状況情報を含む撮影オーダリストを生成する、
請求項1〜4の何れか一項に記載の医用画像システム。
【請求項6】
前記オーダ関連情報は、患者情報及び/又は検査情報を含み、
前記制御手段は、当該患者情報及び/又は検査情報と、前記医用画像に付帯する付帯情報との整合性の有無を判定し、当該判定結果を含む撮影オーダリストを生成する、
請求項1〜5の何れか一項に記載の医用画像システム。
【請求項7】
表示手段と、
撮影オーダ情報に関するオーダ関連情報の取得要求を外部機器に送信する第1送信制御手段と、
医用画像の取得要求を外部機器に送信する第2送信制御手段と、
前記外部機器から送信されたオーダ関連情報と医用画像とに基づいて、撮影オーダリストを生成して前記表示手段に表示させる制御手段と、
を備える画像ビューワ端末。
【請求項8】
前記制御手段は、外部機器から送信されたオーダ関連情報に対応する医用画像を外部機器から受信したか否かを判定し、当該判定結果を含む撮影オーダリストを生成する、
請求項7に記載の画像ビューワ端末。
【請求項9】
前記オーダ関連情報は、撮影が実施されたか否かを示す撮影状況情報を含み、
前記制御手段は、当該撮影状況情報を含む撮影オーダリストを生成する、
請求項7又は8に記載の画像ビューワ端末。
【請求項10】
前記オーダ関連情報は、患者情報及び/又は検査情報を含み、
前記制御手段は、当該患者情報及び/又は検査情報と、前記医用画像に付帯する付帯情報との整合性の有無を判定し、当該判定結果を含む撮影オーダリストを生成する、
請求項7〜9の何れか一項に記載の画像ビューワ端末。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−125136(P2009−125136A)
【公開日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−300642(P2007−300642)
【出願日】平成19年11月20日(2007.11.20)
【出願人】(303000420)コニカミノルタエムジー株式会社 (2,950)
【Fターム(参考)】