説明

医用画像診断支援装置及び医用画像診断支援プログラム

【課題】義歯装着状態をカルテなどを参照せずにデジタル画像上で一括して把握でき、義歯の装着状態を直感的に理解することができる医用画像診断支援装置を提供する。
【解決手段】医用画像診断支援装置は、磁気ディスク13から歯科医用画像49及び歯牙位置情報50及び電子カルテ情報100を取得して、画面70に画像71を表示する。歯科医用画像診断装置は、診療履歴の中から、有床義歯装着データを検索し、該当部位の画像に義歯のイメージ画像を貼り付ける。また、歯科医用画像診断装置は、操作者が欠損部位に対し義歯アイコンをドラッグアンドドロップした際に指定した先の部位に、歯科医用画像上に義歯のイメージ画像を貼り付ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レントゲン画像撮影装置、X線CT装置、MRI装置、超音波診断装置等の医用画像撮影装置によって取得された医用画像を表示して、医師による診断を支援する医用画像診断支援装置に関する。詳細には、歯科医師による歯科医用画像を用いた診断を支援する医用画像診断支援装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、医用画像診断支援装置は、上記医用画像撮影装置から医用画像を取得し、この医用画像に対して画像処理を行って診断画像を表示する。
また、歯科医用画像に関しては、患者コードに基づいて画像データベースから患者の歯科医用画像を検索し、カルテ入力画面とは別画面で歯科医用画像画面を表示し、歯科医用画像画面を参照しながらカルテ入力画面に入力操作を行うカルテ作成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2005−196660号公報
【0003】
また、カルテ入力システム上の口腔状態をイメージ図にしたもの、または部位入力専用の画面にて歯式イメージされたものの上に口腔状態が表示されており、デジタル画像とカルテ入力システム上の口腔状態を示した画面を並べて双方を見ながら口腔状態を参照していた。
また、着脱可能な有床義歯は撮影時にはずしてしまうため、デジタル画像上では装着の有無が確認できなかった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、診療時に患者の口腔状態を確認する際、デジタル画像とカルテシステムの双方の用意が必要となり、カルテシステムとデジタル画像との目線の移動が多く見誤る、口腔状態を把握するのに時間がかかるという問題点があった。
【0005】
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、義歯装着状態をカルテなどを参照せずにデジタル画像上で一括して把握でき、義歯の装着状態を直感的に理解することができる医用画像診断支援装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するための第1の発明は、歯科医師による歯科医用画像を用いた診断を支援する医用画像診断支援装置において、前記歯科医用画像を取得する歯科医用画像取得手段と、前記歯科医用画像に含まれる歯牙の位置を示す歯牙位置情報を取得する歯牙位置情報取得手段と、前記取得された歯科医用画像に重ねて歯牙位置情報を表示する表示手段と、電子カルテ情報から義歯についての情報を取得する義歯情報取得手段と、前記義歯情報が示す位置に、義歯の画像を表示する義歯画像表示手段と、を具備することを特徴とする医用画像診断支援装置である。
【0007】
第1の発明の医用画像診断支援装置は、歯科医用画像を取得し、歯科医用画像に含まれる歯牙の位置を示す歯牙位置情報を取得し、歯科医用画像に重ねて歯牙位置情報を表示し、電子カルテ情報から義歯についての情報を取得し、義歯情報が示す位置に、義歯の画像を表示する。
【0008】
第1の発明の医用画像診断支援装置は、デジタル画像上に重ねて義歯イメージを表示することができる。そのため、義歯装着状態と歯科医用画像とを一画面で把握することができ、義歯装着状態を直感的にイメージできる。
【0009】
医用画像診断支援装置については、前記表示された歯科医用画像及び歯牙位置情報において義歯の位置を設定する義歯位置指定手段を具備し、前記義歯画像表示手段がさらに前記指定義歯位置に、義歯の画像を表示してもよい。また、前記義歯画像表示手段は、前記義歯情報が示す種類の義歯の画像を表示してもよい。
【0010】
第2の発明は、歯科医用画像を取得する歯科医用画像取得ステップと、前記歯科医用画像に含まれる歯牙の位置を示す歯牙位置情報を取得する歯牙位置情報取得ステップと、前記取得された歯科医用画像及び歯牙位置情報を表示する表示ステップと、電子カルテ情報から義歯についての情報を取得する義歯情報取得ステップと、前記義歯情報が示す位置に、義歯の画像を表示する義歯画像表示ステップと、をコンピュータに実行させるための医用画像診断支援プログラムである。
【0011】
上記の医用画像診断支援プログラムをネットワークを介して送受してもよいし、記録媒体に記録して流通させてもよい。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、義歯装着状態をカルテなどを参照せずにデジタル画像上で一括して把握でき、義歯の装着状態を直感的に理解することができる医用画像診断支援装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。尚、以下の説明及び添付図面において、同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略することにする。
以下の実施形態では、医用画像としてレントゲン画像若しくはX線CT画像を用いるものとして説明するがこれに限られない。医用画像としてMRI装置や超音波撮影装置により撮影された医用画像を用いてもよい。
【0014】
(1.医用画像診断支援装置1の構成)
最初に、図1を参照しながら、医用画像診断支援装置1の構成について説明する。
図1は、医用画像診断支援装置1のハードウェア構成図である。
医用画像診断支援装置1は、CPU10、磁気ディスク13、主メモリ14、コントローラ15に接続されたマウス16やキーボード17、表示メモリ18、ディスプレイ19、入力メモリ8、ペン型入力装置9を備える。医用画像診断支援装置1は、LAN12を介して医用画像撮影装置11に接続される。
【0015】
医用画像撮影装置11は、被検体の断層画像等の医用画像を撮影する装置である。医用画像撮影装置11は、例えば、X線CT装置やMRI装置や超音波撮影装置である。医用画像診断支援装置1は、被検体の医用画像を表示する。
【0016】
CPU10は、接続される各構成要素の動作を制御する装置である。CPU10は、磁気ディスク13に格納されるプログラムやプログラム実行に必要なデータを主メモリ14にロードして実行する。磁気ディスク13は、医用画像撮影装置11により撮影された断層画像等の医用画像をLAN12等のネットワークを介して取得して格納する装置である。また、磁気ディスク13には、CPU10が実行するプログラムやプログラム実行に必要なデータが格納される。主メモリ14は、CPU10が実行するプログラムや演算処理の途中経過を記憶するものである。マウス16やキーボード17やペン型入力装置9は、操作者が医用画像診断支援装置1に対して操作指示を行う操作デバイスである。入力メモリ8は、ペン型入力装置9によって指定された位置情報を保持するものである。表示メモリ18は、液晶ディスプレイやCRTなどのディスプレイ19に表示するための表示データを格納するものである。
【0017】
(2.歯牙位置情報の作成)
次に、図2〜図8を参照しながら、歯牙位置情報の作成について説明する。
医用画像診断支援装置1は、歯科医用画像に基づいて歯牙毎に位置を示す歯牙枠を作成する。
図2は、歯牙位置情報の作成における医用画像診断支援装置1の動作を示すフローチャートである。
【0018】
(2−1.画像ファイル読込:ステップ1001)
操作者は、マウス16やキーボード17を操作し、医用画像撮影装置11によって撮影された歯科医用画像のうち、診断対象の歯科医用画像を選択する。医用画像診断支援装置1のCPU10は、操作者によって選択された歯科医用画像を磁気ディスク13から読み出して主メモリ14に保持する(ステップ1001)。尚、歯科医用画像は、JPEG形式やBITMAP形式の画像ファイルによって取り扱われる。
【0019】
(2−2.画像解析領域決定:ステップ1002)
図3は、画像解析領域決定の説明図である。
医用画像診断支援装置1のCPU10は、主メモリ14に保持された歯科医用画像21から余白22を取り除き、画像解析領域23を決定する(ステップ1002)。これにより、解析精度及び処理速度を向上させることができる。
【0020】
(2−3.歯外枠決定:ステップ1003)
図4は、歯端55の算出を示す図である。
医用画像診断支援装置1のCPU10は、画像解析領域23の歯科医用画像21である歯科医用画像40に対してY方向にライン走査を行う。CPU10は、走査線51及び走査線53についてライン走査を行って、濃度分布52及び濃度分布54を測定する。濃度分布52及び濃度分布54の横軸は走査方向Yを示し、縦軸は濃度の標準偏差を示す。CPU10は、他の走査線についても同様に濃度分布を測定する。CPU10は、濃度分布54のように濃度の標準偏差が急激に変化する位置を算出し、歯科医用画像41において歯端55(歯番7)の位置を決定する。
【0021】
図5は、正中線57の算出を示す図である。
医用画像診断支援装置1のCPU10は、歯端55の位置が決定された歯科医用画像42において、両端の歯端55を例えば1:1に内分する位置に正中線57を設定する。CPU10は、歯端55と正中線57とを1:1に内分する位置に点56を設定する。CPU10は、2つの歯端55及び正中線57及び2つの点56の5点によって曲線58の湾曲率を決定する。尚、湾曲率の算出に関しては、例えば、楕円を示す二次多項式が用いられる。ここでは、正中線57の算出を例示したが、歯列を特定するための指標であれば正中線57に限定されない。
【0022】
図6は、歯外枠60の決定を示す図である。
医用画像診断支援装置1のCPU10は、曲線59をY方向に平行移動させることにより、歯科医用画像43において歯外枠60を決定して主メモリ14に保持する(ステップ1003)。
【0023】
(2−4.歯隙線決定:ステップ1004)
図7は、歯隙線62の決定を示す図である。
医用画像診断支援装置1のCPU10は、歯科医用画像44において正中線から両方の歯端に向かって、正中線から歯端への距離を1として標本化した比率で分割線を算出する。CPU10は、歯科医用画像44において、歯端間の距離を例えば近似的に1:2:1に内分する位置で走査領域を分割する。これにより、歯牙列が湾曲していることに起因する露光不均一を改善することができる。CPU10は、歯科医用画像44において曲線61をY方向に移動させて走査して曲線61上の濃度分布を測定する。CPU10は、歯科医用画像45において、分割線のX方向両側の領域において測定された濃度分布に適合する位置に分割線の位置を移動させ、歯隙線62を決定する(ステップ1004)。これにより、歯牙が不均一に並んでいる場合についても歯隙線62の位置を適正な位置に決定することができる。CPU10は、歯隙線62に基づいて歯牙毎に位置を示す歯牙枠63を決定する。
【0024】
医用画像診断支援装置1のCPU10は、歯端から口腔内の歯肉までの領域について走査を行って濃度分布を測定し、歯牙と隙間等の濃度差が顕著である位置を検出した場合には、当該位置に智歯の歯牙枠64を決定する。CPU10は、走査した領域において歯牙が検出されない場合には、当該位置に歯牙枠65を決定する。
【0025】
(2−5.歯牙状態表示:ステップ1005)
図8は、歯科医用画像のサイズ変換を示す図である。
医用画像診断支援装置1のCPU10は、画像解析用サイズの歯科医用画像46を表示用サイズの歯科医用画像47に変換し、歯牙枠が直線状に並ぶように歯科医用画像47を展開して歯科医用画像48を作成する。歯科医用画像47では、四角形の歯牙枠66は湾曲状に配置されるが、歯科医用画像48では長方形の歯牙枠67に変換されて直線状に配置される。
CPU10は、歯科医用画像と歯牙枠とを重畳してディスプレイ19に表示する。
【0026】
(3.義歯情報表示)
次に、図9〜図17を参照しながら、歯科医用画像上での義歯情報の表示について説明する。
図9に示すとおり、医用画像診断支援装置1の磁気ディスク13には、歯科医用画像49、歯牙位置情報50、歯牙枠座標情報80、歯牙情報90、電子カルテ情報100及び義歯画像情報110が格納される。尚、これらの情報を磁気ディスク13以外の記憶装置やデータベースシステムに格納してネットワークを介して取得するようにしてもよい。歯牙位置情報50は、歯牙枠座標情報80を含み、図2の処理によって作成された歯牙枠等の歯牙位置情報である。
【0027】
図10は、歯牙枠座標情報80を示す図である。
歯牙枠座標情報80には、歯牙枠の歯番81毎に4点座標82が記録される。例えば、図10の例では、歯番81の「右上1」に対して、(100、100)、(110、100)、(100、120)、(110、120)が記録されている。これら4点座標82は歯番81の「右上1」を示す歯牙枠の4つの頂点座標である。
【0028】
図11は、歯牙情報90を示す図である。
歯牙情報90は、歯番91、歯種92(前歯、小臼歯、大臼歯)、根管数93、支台歯94、欠損歯95が対応付けられて記録される。なお、図11の例では、歯番91が「右上1」のデータは支台歯94が「−」となっている。これは「右上1」が支台歯でないことを表している。
【0029】
図12は、義歯画像情報110を示す図である。
義歯画像情報110は、歯種111(前歯、小臼歯、大臼歯)、と義歯画像112が対応付けられて記録される。
【0030】
(3−1.歯科医用画像及び歯牙枠の表示:ステップ2001)
図13は、歯科医用画像上での義歯情報表示における医用画像診断支援装置1の動作を示すフローチャートである。
医用画像診断支援装置1のCPU10は、磁気ディスク13から読み出した歯科医用画像49及び歯牙位置情報50をディスプレイ19に表示する(ステップ2001)。
【0031】
(3−2.義歯情報自動表示処理:ステップ2002)
図14は、義歯情報自動表示処理(ステップ2002)における医用画像診断支援装置1の動作を示すフローチャートである。
図15は、義歯情報自動表示処理における有床義歯画像の自動表示処理を説明する図である。
医用画像診断支援装置1のCPU10は、磁気ディスク13の電子カルテ情報100などの診療履歴を読み出して主メモリ14に保持し(ステップ2011)、ステップ2013からステップ2016までを、診療履歴の件数分だけ繰り返す(ステップ2012)。医用画像診断支援装置1のCPU10は、主メモリ14上の診療履歴を検索し(ステップ2013)、有床義歯の装着か判断する(ステップ2014)。医用画像診断支援装置1のCPU10が、図15(a)に示す歯科医用画像49の欠損歯68に有床義歯の装着があると判断した場合(ステップ2014のYes)には、欠損歯68の歯番に対応する歯牙情報90を磁気ディスク13より、主メモリ14上に取得(ステップ2015)する。取得した歯牙情報90と一致する義歯画像112を磁気ディスク13の義歯画像情報110より取得し、主メモリ14上の歯牙枠座標情報80から取得した欠損歯68の位置に表示する(ステップ2016)。図15(b)は、義歯画像69をディスプレイ19に表示したことを示している。
【0032】
(3−3.個別設定有無判断処理:ステップ2003)
個別設定の有無を判断する。個別設定を行うと判断した場合(ステップ2003のYes)には、義歯情報個別設定処理(ステップ2004)を行う。個別設定を行わないと判断した場合(ステップ2003のNo)は、処理を終了する。
【0033】
(3−4.義歯情報個別設定処理:ステップ2004)
図16は、義歯情報個別設定処理(ステップ2004)における医用画像診断支援装置1の動作を示すフローチャートである。
図17は、義歯情報個別設定処理における義歯設定部位指定(ステップ2022)を説明する図である。
医用画像診断支援装置1のCPU10は、磁気ディスク13から主メモリ14上に歯牙情報90を取得する(ステップ2021)。操作者は、マウス16によって、義歯アイコン73をドラッグアンドドロップし、義歯の設定部位を指定する(ステップ2022)。医用画像診断支援装置1のCPU10は、指定先部位の座標と歯牙枠座標情報80を比較し指定先部位の歯番を取得し、その歯番が欠損歯であるかを主メモリ14上の歯牙情報90と比較する(ステップ2023)。医用画像診断支援装置1のCPU10は、指定先部位が欠損歯であると判断した場合(ステップ2023のYes)には、歯牙情報90の歯種に応じた義歯画像112を磁気ディスク13の義歯画像情報110より取得し(ステップ2024)、選択された義歯画像112を歯科医用画像の指定先部位に表示する(ステップ2025)。
【0034】
(4.効果)
本実施の形態では、歯科医用画像の撮影時には取り外してしまう義歯装着の有無などの状態を、カルテなどを参照せず、歯科医用画像を見ることで把握できる。歯科医用画像上に重ねて義歯のイメージを表示するので、義歯の装着状態が直感的に理解できる。
【0035】
以上、本発明に係る医用画像診断支援装置の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】医用画像診断支援装置1のハードウェア構成図
【図2】歯牙位置情報の作成における医用画像診断支援装置1の動作を示すフローチャート
【図3】画像解析領域決定の説明図
【図4】歯端55の算出を示す図
【図5】正中線57の算出を示す図
【図6】歯外枠60の決定を示す図
【図7】歯隙線62の決定を示す図
【図8】歯科医用画像のサイズ変換を示す図
【図9】磁気ディスク13に保存された情報を示す図
【図10】歯牙枠座標情報80を示す図
【図11】歯牙情報90を示す図
【図12】義歯画像情報110を示す図
【図13】歯科医用画像上での義歯情報表示における医用画像診断支援装置1の動作を示すフローチャート
【図14】義歯情報自動表示処理(ステップ2002)における医用画像診断支援装置1の動作を示すフローチャート
【図15】義歯情報自動表示処理における有床義歯画像の自動表示処理を説明する図
【図16】義歯情報個別設定処理(ステップ2004)における医用画像診断支援装置1の動作を示すフローチャート
【図17】歯情報個別設定処理における義歯設定部位指定(ステップ2022)を説明する図
【符号の説明】
【0037】
1………医用画像診断支援装置
10………CPU
11………医用画像撮影装置
12………LAN
13………磁気ディスク
14………主メモリ
15………コントローラ
16………マウス
17………キーボード
18………表示メモリ
19………ディスプレイ
21、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49………歯科医用画像
22………余白
23………画像解析領域
50………歯牙位置情報
51、53………走査線
52、54………濃度分布
55………歯端
57………正中線
58、59、61………曲線
60………歯外枠
62………歯隙線
63、64、65、66、67………歯牙枠
68………欠損歯
69………義歯画像
70………画面
71………歯科医用画像
73………義歯アイコン
80………歯牙枠座標情報
90………歯牙情報
100………電子カルテ情報
110………義歯画像情報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
歯科医師による歯科医用画像を用いた診断を支援する医用画像診断支援装置において、
前記歯科医用画像を取得する歯科医用画像取得手段と、
前記歯科医用画像に含まれる歯牙の位置を示す歯牙位置情報を取得する歯牙位置情報取得手段と、
前記取得された歯科医用画像に重ねて歯牙位置情報を表示する表示手段と、
電子カルテ情報から義歯についての情報を取得する義歯情報取得手段と、
前記義歯情報が示す位置に、義歯の画像を表示する義歯画像表示手段と、
を具備することを特徴とする医用画像診断支援装置。
【請求項2】
さらに、前記表示された歯科医用画像及び歯牙位置情報において義歯の位置を指定する義歯位置指定手段を具備し、
前記義歯画像表示手段がさらに前記指定義歯位置に、義歯の画像を表示することを特徴とする請求項1記載の医用画像診断支援装置。
【請求項3】
前記義歯画像表示手段は、前記義歯情報が示す種類の義歯の画像を表示することを特徴とする請求項1または請求項2記載の医用画像診断支援装置。
【請求項4】
歯科医用画像を取得する歯科医用画像取得ステップと、
前記歯科医用画像に含まれる歯牙の位置を示す歯牙位置情報を取得する歯牙位置情報取得ステップと、
前記取得された歯科医用画像及び歯牙位置情報を表示する表示ステップと、
電子カルテ情報から義歯についての情報を取得する義歯情報取得ステップと、
前記義歯情報が示す位置に、義歯の画像を表示する義歯画像表示ステップと、
をコンピュータに実行させるための医用画像診断支援プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2009−225969(P2009−225969A)
【公開日】平成21年10月8日(2009.10.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−74274(P2008−74274)
【出願日】平成20年3月21日(2008.3.21)
【出願人】(508086117)日立メディカルコンピュータ株式会社 (8)
【Fターム(参考)】