説明

医用診断支援システム及び医用診断支援方法

【課題】外国人や渡航先から帰国した人が病気を発症したとき、外国で発生する病気の病名や症状等を参照できるようにした医用診断支援システムを提供する。
【解決手段】患者の外国での生活履歴の情報を取得する情報取得部と、外国で発症する可能性のある病気名と症状、対処法を含む病気情報を保存したデータベースと、データベースにアクセス可能であって、取得した生活履歴の情報をもとにデータベースに保存された病気情報を検索して患者が外国で生活した国の病気情報を抽出する情報抽出部と、抽出した病気情報を表示する表示部と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、渡航先から帰国した邦人や外国人などが病気を発症した際に、渡航先(又は居住国)での病気の情報を検索して病名を特定し、診断を支援する医用診断支援システム及び医用診断支援方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の医療機関においては、医師が患者の診断を行なう際に、少なくとも国内で発症する病気の知識やスキルが必要であった。一方、最近では外国から観光や労働を目的として国内で生活する人や、出張等により外国へ行き、帰国する人が増加している。このため、国内では発生しなかった病気(感染症など)を発症する可能性が増加している。
【0003】
医師は、主に国内で発症する病気を念頭において診断・治療を行うが、発症例の少ない、特に外国で感染した病気であった場合は、症状から病気名やその対処法を突き止めるまでに時間がかかってしまい、治療の遅れを招いたり、不十分な対応を行なってしまう可能性がある。また他の患者への待ち時間にも影響が生じ、病院全体への負荷が増加してしまう。
【0004】
特許文献1には、オンラインを利用した医療データベース登録・検索システムが開示されている。特許文献1では、病気の症例を示すデータ等を格納する医療情報データベースと、登録された情報をオンライン上に表示させる表示手段と、情報を検索する検索手段等を備え、データベースにアクセスして検索・閲覧可能にした例が記載されている。
【0005】
しかしながら、特許文献1の例では、病気の症例をもとに病名などを特定することはできるが、外国で発生した病気に関するデータがないため、病名やその対処法を知ることができず、治療が遅れたり適正な対処法が見つからないといった事態を招くことがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2002−56104号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来の医療機関では、発症例の少ない、特に外国で発生した病気を治療する場合、症状から病名やその対処法を突き止めるまでに時間がかかってしまい、治療の遅れを招いたり、不十分な対応を行なう可能性があった。また特許文献1のように、オンラインでデータベースにアクセスし、病名などを検索・閲覧する例もあるが、外国で発生した病気に関するデータがないため、病名やその対処法を知ることができないという問題点があった。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みて成されたもので、渡航先から帰国した人や外国人が病気を発症したときに、外国で発生する病気の病名や対処法を医師が参照できるようにし、病気の特定を短時間で行い確実な診断を行うことができるようにした医用診断支援システム及び医用診断支援方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1記載の本発明の医用診断支援システムは、患者の外国での生活履歴の情報を取得する情報取得部と、外国で発症する可能性のある病気名と症状、対処法を含む病気情報を保存したデータベースと、前記データベースにアクセス可能であって、前記取得した生活履歴の情報をもとに前記データベースに保存された病気情報を検索して前記患者が生活した外国の病気情報を抽出する情報抽出部と、前記抽出した病気情報を表示する表示部と、を具備したことを特徴とする。
【0010】
また請求項6記載の本発明の医用診断支援方法は、外国で発症する可能性のある病気名と症状、対処法を含む病気情報を保存したデータベースを備え、患者の外国での生活履歴の情報を取得し、前記データベースにアクセスし、前記取得した生活履歴の情報をもとに前記データベースに保存された病気情報を検索して前記患者が生活した外国の病気情報を抽出し、前記抽出した病気情報を表示部に表示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、医師は、外国で発生した病気であっても病名や対処法を短時間で突き止めることができ、正確な診断を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施形態に係る医用診断支援システムの構成図。
【図2】同実施形態においてパスポートから取得した外国での生活履歴の情報の一例を示す説明図。
【図3】同実施形態においてデータベースから抽出した病気情報の一例を示す説明図。
【図4】同実施形態における診断支援の動作を説明するフローチャート。
【図5】本発明の他の実施形態に係る医用診断支援システムの構成図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、この発明の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【実施例1】
【0014】
図1は、本発明の一実施形態に係る医用診断支援システムを示す構成図である。図1において、100は病院等の医療機関であり、受付用の端末装置10と、医師が操作する端末装置20,30…が院内ネットワーク50に接続されており、端末装置10,20,30…は院内ネットワーク50を介して通信可能になっている。ネットワーク50は病院情報システム(HIS)の一部を構成し、院内ネットワーク50にはX線CT装置、MRI装置等の画像診断装置や、医用画像保管通信システム(PACS)が接続されている。
【0015】
端末装置10,20,30は、表示部11,21,31とキーボード、マウス等の入力部12,22,32を有している。端末装置10は、さらに患者1が持参したパスポート2の情報を読み取るIC旅券読取装置13を備え、オペレータの操作によって患者1が持参したパスポート2の記録を読み取り、端末装置10に入力することができる。端末装置20,30は、ユーザ(医師)によって操作可能であり、端末装置10が取得したパスポート2情報を取り込み、患者1の渡航歴や外国での居住歴などを知ることができる。
【0016】
院内ネットワーク50は、ネットワークインターフェイス(I/F)51を介してインターネット60に接続可能であり、インターネット60には疾病管理装置70が接続されている。
【0017】
疾病管理装置70は、例えば外務省等の国機関が管理するもので、管理用の端末装置71とデータベース72を備えている。疾病管理装置70は、Webサイトを構成し、医療機関100の端末装置20,30は、インターネット60を介して疾病管理装置70にアクセスすることができ、オンラインで必要な情報を検索することができる。また必要に応じて、疾病管理装置70へのアクセス権限を予め申請のあった医療機関等に限定し、機密漏洩の防止を図るようにしてもよい。
【0018】
疾病管理装置70は、外国での病気情報を管理し、外務省などの関係機関によって外国での病気情報をリアルタイムに収集し、データベース72に保管する。疾病管理装置70は、国有機関が管理する必要はないが、外国からの情報収集能力に長けた機関が管理するのが望ましい。
【0019】
本発明の実施形態では、端末装置20,30から疾病管理装置70にアクセスして、外国で発生した病気情報をデータベース72から抽出し、医師は抽出した病気情報を参照して、病名を特定したり対処法を入手する点に特徴がある。このため、データベース72には国別に病気情報を保存し、各病気の病名、症状、対処法等の情報を保存するようにしている。また病気情報には、病気が流行した時期や、病気に感染して発症するまでの潜伏期間などの情報も含まれる。
【0020】
以下、本発明の実施形態における診断支援の動作を説明する。図2は、読取装置13によって読み取られたパスポート2の情報の一例を示す。渡航歴がある患者1や外国人の患者1がパスポート2を持参している場合、オペレータは、端末装置10に接続したIC旅券読取装置13を使用してパスポート2の情報を読み取り、端末装置10は、患者1の外国での生活履歴の情報を国別に取得する。
【0021】
外国での生活履歴の情報とは、邦人の場合、渡航した国及び渡航先での滞在期間を示す情報であり、外国人の場合は、どの国に居住していたか及びいつの時点まで自国に居たかを示す情報である。また外国人が自国から他の国を回って来日した場合は、自国及び渡航先の国と、各国での滞在期間を示す情報である。尚、外国とは、医療機関が属する国以外の国を指す。
【0022】
例えば邦人が渡航して帰国した場合は、図2で示すようにパスポート2の情報から渡航先の国名と、滞在期間(入国年月日と出国年月日)を読み取る。また患者1がパスポート2を持参していない場合、オペレータは口頭で渡航歴や滞在期間、又は居住国と自国に居た時期を確認し、端末装置10に入力する。
【0023】
医師は、患者1を診断した際に症状から病名を特定できた場合は、通常の治療を行うが、病名が特定できない場合や、外国で発生する病気特有の症状がみられる場合は、端末装置20(又は30)を操作して、患者1の外国での生活履歴を確認する。渡航歴がある邦人の場合、或いは外国人である場合は、端末装置20(又は30)から疾病管理装置70にアクセスし、患者1が外国で生活した国名と生活した時期をキーワードにして病気情報を検索して抽出する。
【0024】
疾病管理装置70には、国別の病気情報が保管されているため、端末装置20(又は30)では国別の病気情報を入手することができる。例えば、図3に示すように、「国名」、「流行期間」、「病名」、「症状」、「対処法」、「流行状況」などの情報を抽出して表示部22(又は32)に表示することができる。また患者1の生活履歴に含まれる生活した時期(滞在期間)の情報をもとに、その滞在期間または居住期間に発生した病気の情報を抽出して表示することができる。
【0025】
したがって、医師は患者1の滞在期間を参照して、滞在中に流行していた病気の有無や、病気の症状などをもとに診断することができる。尚、表示画面には患者が生活した外国の病気情報が例えば国別に表示されるため、情報量が多くなる可能性がある。このため、症状や対処法については特徴的な情報だけを表示し、症状等を具体的に知りたい場合はマウス操作によって詳細を拡大表示するようにしてもよい。
【0026】
図3のAは、症状の詳細を拡大して表示した例を示している。例えば、病名がデング熱であった場合、「症状」の欄にカーソル23を合わせてマウスをクリックすると、その症状として「3〜15日(通常5〜6日)の潜伏期間。突然の発熱。38〜40度程度の熱が5〜7日間続く。激しい頭痛、目窩痛、関節痛、筋肉痛、発疹を伴う。小さな紅斑(かゆみ、痛みはない)。発熱期の最後や解熱後に軽い皮下出血が足や脇の下、手のひらなどに現れる。自然軽快するまで7日間前後。…」といった情報が表示される。
【0027】
詳細説明には、発熱、頭痛、関節痛などの症状のほかに、病気に感染して発症するまでの潜伏期間も示される。したがって、医師は患者1の症状のほかに、渡航期間と潜伏期間を比較することで感染の可能性を判断することができ、診断をより一層正確なものとすることができる。
【0028】
また、カーソル23を「対処法」の欄に合わせてクリックすることで、例えば「軽症で済む場合が多く、死亡率は1%以下といわれている。デング出血熱という重篤な病気になることがある。デング出血熱は、口や鼻等の粘膜からの出血を伴い、通常でも10%前後、適切な手当がなされない場合には40〜50%が死亡するといわれている。発熱して2〜7日してから発症することが多い…」といった詳細説明が表示される。
【0029】
また滞在した国特有の病気である場合は、「流行状況」にその旨が表示されるため、渡航先で感染した場合は、症状を確認することで、渡航先特有の病気に感染した可能性を把握することができる。
【0030】
図4は、本発明の実施形態における診断支援の動作を説明するフローチャートである。ステップS1は、患者1の来院を示し、ステップS2ではパスポート2から外国での渡航先、滞在期間の情報を取得し、端末装置10に入力する。外国人の患者1については居住地、来日時期等の情報を取得して端末装置10に入力する。パスポート2を所持しない場合は、口頭で聞きとり渡航歴などを入力する。ステップS3は、医師による患者1の症状確認のステップである。
【0031】
ステップS4は端末装置20,30の操作ステップであり、ステップS3での症状確認によって病名が特定できない場合や、外国で発生する病気特有の症状がみられる場合は、端末装置20(又は30)を操作して、患者1の外国での生活履歴を確認する。渡航歴がある邦人の場合は、ステップS5で渡航先、渡航期間の情報等をキーワードに設定し、ステップS6で疾病管理装置70にアクセスする。外国人の患者の場合は居住地と来日時期の情報等をキーワードに設定し、疾病管理装置70にアクセスする。
【0032】
ステップS6では、疾病管理装置70のデータベース72から国別の病気情報を抽出する。また医師がステップS4からステップS6に進んで疾病管理装置70から病気情報を抽出することもある。ステップS7は端末装置20,30での表示ステップを示し、渡航先での病気や渡航期間に流行した病気等の情報(図4参照)が表示される。ステップS8は、医師による病気の特定ステップである。
【0033】
ステップS8で病名が特定できない場合は、ステップS4に戻り、現在の患者1の症状と入手した病気情報を比較し病名の特定を行う。また別の国での生活履歴がある場合は、ステップS5〜S8を繰り返し、最終的に病名を特定し、対処法を入手する。
【0034】
こうして医師は、発症例の少ない、外国で発生した病気であった場合でも疾病管理装置70からの病気情報を入手して参照することにより、病名を特定する手がかりや、対処法の情報を短時間で突き止めることができ、正確な診断を行なうことができる。したがって、治療の遅れを低減し他の患者の待ち時間への影響を低減することができる。
【実施例2】
【0035】
次に本発明の第2の実施形態について説明する。図5は第2の実施形態における医用診断支援システムの構成図であり、疾病管理装置40を医療機関100内に設けたものである。疾病管理装置40は、管理用の端末装置41とデータベース42を備えている。疾病管理装置40は、インターネット60を介して外部のデータベースサーバ80にアクセス可能である。
【0036】
データベースサーバ80は、例えば外務省などの関係機関が外国での病気情報をリアルタイムに収集して保管し、ネットワーク60を介してクライアント端末(端末装置41)に各種のデータを提供する。データベースサーバ80には、病名、症状、対処法等、病気が流行した時期、病気に感染して発症するまでの潜伏期間などの病気情報が国毎に保存されている。或いは外国の病気情報を保存してあるデータベースであれば、他の機関によって管理されたデータベースサーバであってもよい。
【0037】
疾病管理装置40の端末装置41は、インターネット60を介してデータベースサーバ80にアクセスすることができ、オンラインで必要な情報を検索して入手し、データベース42に取り込む。医師は、端末装置20,30を操作して疾病管理装置40にアクセスして、外国で発生した病気情報をデータベース42から抽出し、抽出した病気情報を参照して、病名を特定したり対処法を入手することができる。
【0038】
第2の実施形態でも、端末装置10に接続したIC旅券読取装置13から、患者1の外国での生活履歴(渡航先、滞在期間、或いは居住地、来日時期)の情報を読み取り、端末装置10に入力する。また医師は、患者1を診断した際に症状から病名が特定できない場合や、外国で発生する病気特有の症状がみられる場合は、端末装置20(又は30)を操作して、患者1の外国での生活履歴を確認する。渡航歴がある邦人、或いは外国人である場合は、端末装置20(又は30)から疾病管理装置40にアクセスし、渡航した国の病気情報を国名をもとに検索して抽出する。
【0039】
疾病管理装置40のデータベース42には、国別の病気情報が保管されているため、端末装置20(又は30)では国別の病気情報を入手することができ、例えば、図3に示すように、「国名」、「流行期間」、「病名」、「症状」、「対処法」、「流行状況」などの情報を入手することができる。
【0040】
こうして医師は、患者1が滞在したことのある国で流行していた病気の名前や、病気の症状、対処法などを確認することができる。また、患者1の症状のほかに、渡航期間と潜伏期間を比較することで感染の可能性を判断することができ、診断をより一層正確なものとすることができる。
【0041】
以上説明したように、本発明によれば、医師は外国で発生した病気であっても病名や対処法を短時間で突き止めることができ、正確な診断を行なうことができる。また他の患者の待ち時間にもそれほど影響しない。
【0042】
尚、本発明の実施形態は、以上の説明した例に限定されることなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
【符号の説明】
【0043】
100…医療機関
10…端末装置(受付用)
20…端末装置(医師用)
30…端末装置(医師用)
11,21,31…表示部
12,22,32…操作部
13…IC旅券読取装置
40…疾病管理装置
41…端末装置
42…データベース
50…院内ネットワーク
51…ネットワークインターフェイス
60…インターネット
70…疾病管理装置
71…端末装置
72…データベース
80…データベースサーバ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
患者の外国での生活履歴の情報を取得する情報取得部と、
外国で発症する可能性のある病気名と症状、対処法を含む病気情報を保存したデータベースと、
前記データベースにアクセス可能であって、前記取得した生活履歴の情報をもとに前記データベースに保存された病気情報を検索して前記患者が生活した外国の病気情報を抽出する情報抽出部と、
前記抽出した病気情報を表示する表示部と、
を具備したことを特徴とする医用診断支援システム。
【請求項2】
前記情報取得部は、患者が所有するパスポートのデータから前記患者の外国での生活履歴の情報を国別に読み取る読取装置を含む受付用端末装置であることを特徴とする請求項1記載の医用診断支援システム。
【請求項3】
前記情報抽出部と前記表示部は、医師が操作する医師用端末装置で構成したことを特徴とする請求項1記載の医用診断支援システム。
【請求項4】
前記データベースは医療機関外に設けられ、
前記情報抽出部は、インターネットを介して前記データベースに接続可能であり、前記データベースに保存された病気情報から前記患者が生活した外国の病気情報を検索して抽出することを特徴とする請求項1記載の医用診断支援システム。
【請求項5】
前記表示部に表示される前記病気情報は、病気の流行期間及び潜伏期間の情報を含むことを特徴とする請求項1記載の医用診断支援システム。
【請求項6】
外国で発症する可能性のある病気名と症状、対処法を含む病気情報を保存したデータベースを備え、
患者の外国での生活履歴の情報を取得し、
前記データベースにアクセスし、前記取得した生活履歴の情報をもとに前記データベースに保存された病気情報を検索して前記患者が生活した外国の病気情報を抽出し、
前記抽出した病気情報を表示部に表示することを特徴とする医用診断支援方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−250690(P2010−250690A)
【公開日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−101144(P2009−101144)
【出願日】平成21年4月17日(2009.4.17)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【出願人】(594164542)東芝メディカルシステムズ株式会社 (4,066)
【出願人】(594164531)東芝医用システムエンジニアリング株式会社 (892)
【Fターム(参考)】