説明

医療用膝包帯

【課題】 簡単な取外しを可能にし、装着快適性が高い、膝包帯を提供すること。
【解決手段】 少なくとも部分的に弾性的な材料からなる被覆体(10)を有し、該被覆体は両方の前側において開放しており、かつ装着された機能状態において閉成された、人の膝領域の回りに接線状に弾性的に締め付けられた被覆シェルを形成する、医療用膝包帯において、取外し補助具(14)が設けられており、その取外し補助具はファスナー(20)によって閉鎖可能な分離部(16)として形成されており、かつ被覆体の長さの一部または長さ全体にわたって延びている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、少なくとも部分的に弾性的な材料からなる被覆体を有し、その被覆体は両方の前側が開放しており、装着された機能状態において、閉成された、人の膝領域の回りに接線状に弾性的に締め付けられた被覆シェルを形成する、医療用膝包帯に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の整形外科用の膝包帯は、特に、たとえば特に膝に負担がかかる活動やスポーツの際に、あるいは関節損傷後の治癒期間内に、膝関節を保護し、案内し、かつ安定化させるために使用される。
【0003】
この種の膝包帯の装着は、通常、膝包帯が足と下肢を介して膝まで引き上げられることによって、行われる。取外しも、同様な方法で行われる。膝包帯のこのような装着と取外しの欠点と見られるのは、包帯の着脱が靴の上からでは良くできないことである。さらに、スポーツ包帯の場合にはスポーツ後の取外しが、特に皮膚上の発汗により付着傾向が高くなることによって、困難になる。
【0004】
専用の締付け部材によって膝包帯締付けの適合を行い、それによって膝包帯の着脱も容易にする、膝包帯が知られている。その場合に、通常、締付けベルト、付着テープ、面ファスナーなどが使用され、それらは膝包帯の装着前または後に必要に応じて調節される。
【0005】
その場合に欠点と見られるのは、ベルトを用いて膝包帯を締付け、かつ緩めることに時間がかかること、およびベルトの不均一な締付け作用が、膝包帯材料に皺をもたらす可能性があり、その皺が一方で膝包帯の装着者にとって不快であり、他方では膝包帯の作用を損なうことである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、簡単な取外しを可能にし、しかも装着快適性が高い、冒頭で挙げた種類の膝包帯を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この課題は、取外し補助具が設けられており、その取外し補助具がファスナーにより閉鎖可能な分離手段として形成されており、かつ被覆体の長さの一部にわたって、あるいは長さ全体にわたって延びていることによって、解決される。
【0008】
被覆体は、装着された機能状態において、ほぼ円筒シェル状または円錐シェル状の形状を有しており、その場合に正確な形状と寸法設計は、包帯の目標グループと使用目的によって定められる。取外し補助具は、被覆体の長手方向に延びており、その場合に好ましくは取外し補助具は被覆体の少なくとも一方の前側から端部まで延びている。
【0009】
分離部が、膝包帯の全長にわたって延びている場合には、従来のやり方でファスナーが閉鎖された状態で装着する他に、包帯の装着は、包帯を開放した状態で膝の回りにあてがって、その後初めてファスナーを閉めることによっても可能である。包帯の全長にわたって分離部を有する、この種の包帯においては、包帯の取外しが特に簡略化されている。ファスナーの開放によって、一方の側において包帯全体が開放されて、その後自然と脚から外れる。それによってもはや、汗をかいた皮膚を介して包帯を足の方向へ引張ることは、必要なくなる。
【0010】
分離部が包帯の長さの一部のみにわたって延びている、本発明に基づく膝包帯においては、ファスナーを開放することによって、被覆体の接線状の拡幅が行われる。この拡幅は、外す場合に必要な力の消費をより少なくし、膝包帯を装着する場合にも支援する。ファスナーは、拡幅された状態で膝包帯を装着した後に、膝包帯作用のための、被覆体の著しい接線応力の迅速かつ快適な形成を可能にする。全長にわたらない長さのファスナーを有するこの種の膝包帯においては、ファスナーランナーの差し嵌めが省かれて、特に効果的である。というのは、ファスナーランナーは常に両方のファスナーレールと結合されているからである。この種の差し嵌めは、特に装着された状態においては、被覆体内の必要とされる接線応力に基づいて困難である。
【0011】
装着された機能状態においてファスナーが閉鎖されている場合に存在する、被覆体の接線応力は、分離部の長さにわたってほぼ均一である。特にその移動の自由を制限されている人にとっては、この種の膝包帯の着脱は、接線応力を構築するために複数の締付け部材を次々と締め付けなければならず、ないしは接線応力を解除するために開放しなければならない、ベルトを有するシステムに比較して、ずっと簡単である。
【0012】
本発明の展開においては、被覆体の、身体部分に対応づけられた内側において、分離部に保護部材が対応づけられており、その保護部材は分離部の少なくとも一方の側に沿って被覆体と結合されており、かつ装着された機能状態において膝領域の表面とファスナーとの間に中間層を形成する。
【0013】
その場合に保護部材は、好ましくは柔軟な、特にテキスタイル材料から形成されている。保護部材は、皮膚表面とファスナーとを互いに分離するという目的を満たす。それが装着快適性を向上させる。というのは、そうでないとファスナーと皮膚表面との間の相対移動に基づいて皮膚の刺激または損傷が可能となるからである。さらに、ファスナーが金属である場合に冷たい金属の皮膚への主観的に不快な感覚が防止される。他の利点は、装着された機能状態においてファスナーを開閉する場合に保護部材によって、皮膚または体毛がファスナー内へ達することが、回避される。
【0014】
保護部材が、分離部の2つの側の一方のみと結合されている場合には、保護部材は、装着された状態において接線状に内側にあってファスナーを越えて延びるような寸法に定められているので、皮膚とファスナーの間の直接的な接触が回避される。このように保護部材が分離部の一方側とだけ結合されている場合には、保護部材の材料は、好ましくは小さい柔軟性を有しているので、装着する際あるいは装着された状態において皺がよらず、皺により皮膚とファスナーとの間に確実な分離がなくなったりはしない。好ましくは保護部材は、分離部の長手端縁の両側において被覆体と結合されている。保護部材が両側で分離部の隣接する長手側と結合されている場合には、保護部材は、ファスナーの開放後に被覆体の拡幅に拮抗せず、あるいはまったく拮抗しないような寸法に設計され、かつ/または材料で形成される。このように分離部の両側において被覆体と結合されている保護部材は、膝包帯を装着する際に身体部分のためのガイドとなる目的も満たすので、装着者はうっかりと、たとえば足の指を、ファスナーにひっかけることがない。
【0015】
本発明の展開においては、保護部材は弾性的な材料からなり、その弾性係数は接線方向において被覆体の弾性係数よりも小さい。これは特に、保護部材が分離部の両側で被覆体と結合されている場合に、効果的である。保護部材の弾性的な材料は、保護部材が一方で、被覆体の緩められた状態において、膝包帯の着脱のために理想的な被覆体拡幅を許し、他方では膝包帯の、ファスナーによって締め付けられた状態において、保護部材が皺または隆起部をもたらし、それが装着者にとって皮膚上で不快になることが回避されることを、可能にする。被覆体に対して小さい弾性係数によって、たとえば膝包帯を取り外し、かつ装着するために、ファスナーが開いている場合に、被覆体の拡幅が問題なく可能であることが、保証される。というのは、そのために必要な伸張は、保護部材によって大きい力の消費なしで可能になるからである。それに対して被覆体材料自体の伸張は、拡幅のためには不要である。
【0016】
本発明の展開において、ファスナーの少なくとも1つの端部領域に保護部材片、特に保護クッションが設けられており、その保護クッションは膝包帯の装着された機能状態において、ファスナーの端部領域と膝領域の表面との間に配置されている。
【0017】
その場合に保護部材片は、好ましくはテキスタイル材料からなる。保護部材片は、皮膚表面をファスナーの、皮膚接触した場合に不快に感じられる端部領域から遮蔽する。保護部材片は、分離部の一方の側において被覆体に固定され、あるいは被覆体と一体に形成することができる。その代わりに、保護部材片を保護部材と結合することもできる。
【0018】
その上に構築される、本発明の展開において、保護部材片の固定部分が膝包帯の被覆体の外側へ折り返し可能であって、被覆体の外側には、固定部分を取り外し可能に固定するための固定手段が設けられている。固定部分は、好ましくはテキスタイル材料から形成されている。固定部分は、保護部材片の内側に位置する部分と一体的に結合することができる。固定手段は、たとえばスナップとして、あるいは面ファスナーとして形成することができる。固定部分によって、膝の動きに基づいてファスナーの端部領域が皮膚と接触することがなく、それと結びついて、保護部材片がずれることがない。
【0019】
本発明の展開において、保護部材片は保護部材と結合され、特に縫い合わされ、あるいは保護部材と一体に形成されている。
【0020】
保護部材片と保護部材のこの種の組合わせは、容易かつ安価に形成することができる。この種の形態は、特に、保護部材が分離部の一方の側においてだけ被覆体と結合されている場合に、効果的である。その場合には保護部材片を固定するための固定手段は、そこで、同時に、保護部材をぴんとさせ、かつずれを防止するために用いられる。
【0021】
本発明の展開において、分離部の少なくとも1つの長手側が、支持細片を有しており、その支持細片は被覆体材料よりも小さい柔軟性を有している。
【0022】
この支持細片は、たとえば2つまたはそれより多い、互いに縫い合わされた、被覆体材料の細片部分によって形成することができる。この種の本発明に基づく支持細片を設けることは、ファスナーを開放して膝包帯を装着する場合にも、機能状態においても効果的である。膝包帯を装着する際には、支持細片によって、被覆体材料がめくれて、ファスナーの閉成が困難になることが、防止される。ファスナーが閉成されている、締め付けられた機能状態においては、支持細片は保護すべき膝関節の、特に横方向における付加的な安定性をもたらし、それによって関節の整形外科的に好ましくない位置を防止する。
【0023】
本発明の展開において、支持細片は支持ステイを有しており、その支持ステイは好ましくはプラスチックから形成されており、被覆体の弾性的な材料内に、少なくとも部分的に埋め込まれている。
【0024】
この種の支持ステイは、膝を特に良好に安定させ、それによって膝関節を保護する。支持ステイは、膝関節の屈曲方向に対して横方向において、屈曲方向におけるよりも高い剛性を有するように、形成することができる。
【0025】
本発明の展開において、分離部は、装着された機能状態において膝領域の一方の側に配置されている。
着脱補助具を膝領域の一方の側に配置することは、装着者にとって装着快適性に関してできるだけ制限が小さいことを意味する。前側と後ろ側において膝の曲げ位置に関して膝包帯の両方の前側の間の間隔は、常に変化し、前側の間隔は脚の側においてはほぼ一定である。着脱補助具は、内側または外側に設けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
本発明の他の利点と特徴は、請求項および、本発明の好ましい2つの実施形態についての、以下の説明から明らかにされる。
【0027】
2つの実施形態の参照符号は、同一またはほぼ同様なコンポーネントにおいて同一である。
図1と2は、本発明に基づく膝包帯の第1の実施形態を示している。膝包帯は、円筒ジャケット形状の被覆体10を有しており、その被覆体の前側に膝保護12が設けられている。膝包帯の一方の側に、着脱補助具14が設けられている。この着脱補助具は、被覆体10の上方の前側から被覆体10の長さのほぼ3分の2にわたって下方へ延びている。この着脱補助具14は、分離部16を有している。分離部16に平行かつ隣接して、長手方向に延びる2つの支持端縁18が設けられており、その支持端縁の柔軟性は被覆体10の柔軟性よりも小さい。2つの支持端縁18は、ファスナー20によって結合可能であって、そのファスナーは2つのサイドレールと1つのランナーからなる。サイドレールは、支持端縁18に固定的に縫い付けられている。着脱補助具14の内側には、著しく伸張可能な材料からなる、テキスタイルの保護部材26が設けられている。保護部材26は、分離部16の両側において支持端縁18と縫い合わされ、被覆体10の長手方向に分離部16の全長にわたって延びている。
【0028】
図1は、緩めた状態を示している。この状態において、ファスナーはほぼ開放されているので、膝包帯の周面は上方の前側において、閉成されたファスナー10を有する締め付けられた状態に比較して増大されている。ファスナー20が開放されている、この緩められた状態において、足を保護するために、保護部材26が設けられており、その保護部材は膝包帯が拡げられた結果、著しく伸張している。図示の状態において、膝包帯の装着が快適にできる。上方の前側において周面が拡大されていることによって、足を極めて簡単に膝包帯内へ導入することができ、踵または下肢の領域においてすでに膝包帯と身体部分との間の高い摩擦力が装着を困難にすることはない。保護部材26は、装着の際に皮膚または体毛がファスナー内へ達することを防止する。膝包帯が所望の位置において、従ってこの場合には膝の領域で、正しい高さに取り付けられた場合に、ファスナー20の閉成によって、整形外科医の視点から望ましい締付けを形成することができる。ファスナー20を閉成する際にも保護部材26は、皮膚または体毛が巻き込まれることを防止する。ファスナー20が開放されているこの状態において、さらに、膝包帯の取外しもずっと容易になる。というのは、膝包帯が部分的に緩められていることによって、膝包帯を下肢と足を介して引張るために、比較的小さい力しか必要とされないからである。
【0029】
図2は、膝包帯を装着された機能状態において示している。図から明らかなように、ファスナー20は閉成されているので、膝包帯はほぼ円筒シェルの形状を有している。保護部材26は、この状態においては、伸張されていない。保護部材26の伸縮性によって、図2に示す、ファスナー20が閉成された膝包帯の状態において、保護部材26に皺がよらないことが、保証されている。その代わりに、膝包帯は足に滑らかに添接し、それによって膝包帯の高い装着快適性に寄与している。閉成されたファスナー20によって、膝包帯の接線状の伸張は、被覆体10の伸張をわずかに上回ることができる。しかしそのためには、保護部材26と比較してずっと高い力が必要とされるので、膝包帯は膝への所望の永続的な支持および圧縮作用を保証する。支持端縁18は、膝包帯の締め付けられた状態においてほぼ平行に延びて、特に横方向において膝関節を安定させる。
【0030】
図3と4に示す、膝包帯の第2の実施形態は、第1の実施形態に対して種々の点で異なっている。分離部16’とファスナー20’を有する着脱補助具14’は、この実施形態においては、膝包帯の全長にわたって延びている。保護部材26’は、片側だけで膝包帯の被覆体10’と結合されており、第1の実施形態の保護部材26よりも小さい柔軟性を有している。保護部材26’は下方と上方の端部において、保護クッション28と一体的に結合されている。この保護クッションは、部分30を有しており、その部分は、装着された機能状態においてファスナー20’の端部領域を皮膚表面から分離するように配置されている。さらに、保護クッション28は、それぞれ固定部分32を有しており、その固定部分は装着された機能状態において被覆体の外側へ折り返されて、そこに固定手段によって固定される。固定手段は、図示の実施形態においては、保護クッション当たりそれぞれ2つのスナップとして形成されており、その場合に保護クッション28の固定部分32は、それぞれ2つのスナップ凹部分34を有しており、支持端縁18にはそれに対応するスナップ凸部分36が設けられている。
【0031】
図3は、本発明に基づく膝包帯の第2の実施形態を、ファスナー20’が開放された状態で示している。この状態において、2つの支持端縁18は互いから完全に外されているので、下肢と足を通して引き上げることなしに、包帯の着脱が可能である。スナップ34、36は開放されているので、ファスナー20’の端部領域は露出している。
【0032】
図4は、膝包帯を装着された機能状態において示している。ファスナー20’は、完全に閉成されている。保護クッション28の固定部分32は、膝包帯の上方と下方の端部において被覆体10の前端部を越えて折り返されて、包帯の外側にスナップ34、36を用いて、スナップ凹部分34がスナップ凸部分36上に係止されることによって、固定されている。それによって、保護クッション28の保護部材片30は、膝が激しく動いた場合でもずれず、それによってファスナー20’の端部領域が皮膚と直接接触することを許さないことが、保証されている。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明に基づく膝包帯の第1の実施形態を、拡げられた被覆体と、膝包帯の長さの一部にわたって延びる、開放されたファスナーとを有する、緩められた状態で示す側面図である。
【図2】図1に示す膝包帯の第1の実施形態を、閉成されたファスナーを有する、締め付けられた状態で示している。
【図3】本発明に基づく膝包帯の第2の実施形態を、拡げられた被覆体と、膝包帯の長さ全体にわたって延びる、開放されたファスナーとを有する、緩められた状態で示す側面図である。
【図4】図3に示す膝包帯の第2の実施形態を、閉成されたファスナーを有する、締め付けられた状態で示している。
【符号の説明】
【0034】
10 被覆体
14;14’ 取外し補助具
16;16’ 分離部
18 支持細片
20;20’ ファスナー
26;26’ 保護部材
28 保護部材片
32 固定部分

【特許請求の範囲】
【請求項1】
医療用膝包帯であって、少なくとも部分的に弾性的な材料からなる被覆体(10)を有し、該被覆体は両方の前側において開放しており、かつ装着された機能状態において閉成された、人の膝領域の回りに接線状に弾性的に締め付けられた被覆シェルを形成する、医療用膝包帯において、
取外し補助具(14;14’)が設けられており、前記取外し補助具はファスナー(20;20’)によって閉鎖可能な分離部(16;16’)として形成されており、かつ前記取外し補助具が被覆体(10)の長さの一部または長さ全体にわたって延びていることを特徴とする医療用膝包帯。
【請求項2】
被覆体(10)の、身体部分に対応づけられた内側において、分離部(16;16’)に保護部材(26;26’)が対応づけられており、前記保護部材が分離部(16;16’)の少なくとも一方の側に沿って被覆体(10)と結合されており、かつ前記保護部材は、装着された機能状態において膝領域(16;16’)の表面とファスナー(20;20’)との間に中間層を形成することを特徴とする請求項1に記載の膝包帯。
【請求項3】
保護部材(26)が、弾性的な材料からなり、前記材料の弾性係数が接線方向において、被覆体(10)の弾性係数よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の膝包帯。
【請求項4】
ファスナー(20’)の少なくとも一方の端部領域に、保護部材片、特に保護クッション(28)が設けられており、前記保護クッションが、膝包帯の装着された機能状態において、ファスナー(20’)の終端領域と膝領域の表面との間に配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の膝包帯。
【請求項5】
保護部材片(28)の固定部分(32)が、膝包帯の被覆体(10)の外側へ折り返し可能であり、かつ
被覆体(10)の外側に、固定部分(32)を取外し可能に固定する固定手段(36)が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の膝包帯。
【請求項6】
保護部材片(28)が、保護部材(26’)と結合され、特に縫い合わされており、あるいは保護部材(26’)と一体的に形成されていることを特徴とする請求項4または5に記載の膝包帯。
【請求項7】
分離部の少なくとも1つの長手側が、支持細片(18)を有しており、前記支持細片が被覆体(10)の材料よりも小さい柔軟性を有していることを特徴とする請求項2に記載の膝包帯。
【請求項8】
支持細片(18)が、支持ステイを有しており、前記支持ステイが好ましくはプラスチックから形成されており、かつ被覆体(10)の弾性的な材料内に少なくとも部分的に埋め込まれていることを特徴とする請求項7に記載の膝包帯。
【請求項9】
分離部(16、16’)が、装着された機能状態において膝領域の一方の側に配置されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の膝包帯。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−15156(P2006−15156A)
【公開日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−193606(P2005−193606)
【出願日】平成17年7月1日(2005.7.1)
【出願人】(505251613)ボルト ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (1)
【Fターム(参考)】