説明

半導体装置の梱包方法

【課題】半導体装置をテーピング梱包するテーピング装置の稼働率を向上させて、テーピング梱包の生産効率を向上させることのできる技術を提供する。
【解決手段】テープ送り方向に直交するテープ幅方向の一方側のテーピングレール6に金属ブロックからなる調節駒11を設け、テープ送り方向に直交するテープ幅方向の他方側で、調節駒11と対向する位置のテーピングレール6にばね性を持たせた押さえを設ける。ばね性を持たせた押さえは、ばね鋼からなる板状のばね13であり、板状のばね13の一部はキャリアテープ2の一方の側面に点接触して、キャリアテープ2の一方の側面の形状に追従した柔軟な動きを可能としている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置の製造技術に関し、特に、半導体装置をキャリアテープに梱包するテーピング梱包方法に適用して有効な技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般にテープをテープ用リールに巻送させる場合、テープ用リール同士に巻き掛けられているテープの開放部分において振動が生ずる。テープが振動している状態のまま巻き取りを行うとテープの巻き状態が乱れるため、テープの搬送機構にはガイドローラ等を設置してテープの振動を抑制している。
【0003】
例えば特開2005−116093号公報(特許文献1)には、磁気テープの幅方向に対する変位量をテープ変位検出手段によって検出し、変位量を出力信号として出力し、出力信号に基づいて、磁気テープのずれとは反対側へ変位量と同じ量だけ該磁気テープを移動させることで磁気テープの幅方向位置を補正する磁気テープの搬送方法が記載されている。
【特許文献1】特開2005−116093号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者は製品(半導体装置)を出荷する際、エンボスキャリアテープの窪みに半導体装置を収納するテーピング梱包を用いている。半導体装置をテーピング梱包するテーピング装置では、エンボスキャリアテープの形状に合わせた固定式のレールであるテーピングレールが用いられている。
【0005】
しかしながら、本発明者らの検討によれば、テーピング梱包については、以下に説明する種々の技術的課題が存在することが分かった。
【0006】
すなわち、小型の半導体装置(半導体パッケージ)、例えば縦横寸法が1mm以下の小型の半導体装置をテーピング梱包するためには、半導体装置の位置決め精度の向上だけでなく、梱包部材であるキャリアテープの精度の良い位置決めが必要となる。従来の固定式のレールでは、キャリアテープのテープ幅方向の部品クリアランス、例えば固定ブロックとシム板との挟み込みを狭くしてキャリアテープのテープ幅方向を固定している。しかし、この場合、キャリアテープのテープ幅方向に変動(例えば寸法公差内でのばらつき等)があると、テープ送り方向に摺動抵抗が発生してキャリアテープが定位置まで送られず、半導体装置がキャリアテープの窪みに収納されずに、半導体装置がキャリアテープ上に乗り上げるまたは破損するなどの半導体装置の収納トラブルが発生してしまう。特に、キャリアテープの幅は、JEITA(Japan Electronics and Information Technology Industries Association)の規格に基づいて、8±0.1mmと定められており、許容範囲の誤差が大きい。そのため、最も広い幅に合わせてガイドレールを準備した場合、最も細い幅のキャリアテープが搬送されてきた時に、テープの送り動作中に幅方向において、位置ずれが発生し、半導体装置の収納トラブルが発生してしまう。この様な半導体装置の収納トラブルが発生すると、テーピング装置を停止して半導体装置を取り除くまたは部品クリアランスを再調整する等の処置を行わなくてはならず、テーピング装置の稼働率が低下して、テーピング梱包の生産効率が低下してしまう。
【0007】
本発明の目的は、半導体装置をテーピング梱包するテーピング装置の稼働率を向上させて、テーピング梱包の生産効率を向上させることのできる技術を提供することにある。
【0008】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願において開示される発明のうち、一実施例を簡単に説明すれば、次のとおりである。
【0010】
本実施例は、キャリアテープをテーピングレールに沿って搬送させて、キャリアテープのテープ送り方向に複数設けられた窪みに半導体装置を順次収納する半導体装置の梱包方法である。テープ送り方向に直交するテープ幅方向の一方側のテーピングレールに調節駒が固定され、テープ送り方向に直交するテープ幅方向の他方側で、調節駒と対向する位置のテーピングレールにばね性を持たせた押さえが設けられている。ばね性を持たせた押さえの一部はキャリアテープの一方の側面と接触して、キャリアテープの一方の側面の形状に追従して動くことができる。
【発明の効果】
【0011】
本願において開示される発明のうち、一実施例によって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
【0012】
半導体装置のキャリアテープへの収納トラブルが減少することにより、半導体装置をテーピング梱包するテーピング装置の稼働率が向上するので、テーピング梱包の生産効率を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。さらに、本実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、本実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
【0014】
また、本実施の形態で用いる図面においては、平面図であっても図面を見易くするためにハッチングを付す場合もある。また、本実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0015】
本発明の一実施の形態による半導体装置をキャリアテープに梱包するテーピング梱包方法を図1〜図8を用いて説明する。図1はテーピング装置の構成図、図2(a)、(b)および(c)はそれぞれキャリアテープの要部平面図、同図(a)のA−A′線における要部断面図および同図(a)のB−B′線における要部断面図、図3は図1のC−C′線における要部断面をキャリアテープの送り方向側から見た図、図4(a)および(b)はそれぞれキャリアテープの窪みに半導体装置が収納された要部上面図および同図(a)のD−D′線における要部断面図、図5はテーピング装置に備わるキャリアテープの位置決め部分の概略平面図、図6はテーピング装置に備わるキャリアテープの位置決め部分の一部を拡大した模式図、図7はテーピング装置に備わるキャリアテープの位置決め押さえの各種形状を示す図、図8は図1のE−E′線における要部断面をキャリアテープの送り方向側から見た図である。
【0016】
図1に示すように、テーピング装置1には、キャリアテープ2を供給するキャリアテープ供給リール3とキャリアテープ2を巻き取る完成テープ巻き取りリール4とが備わっており、キャリアテープ供給リール3から完成テープ巻き取りリール4までの間には、キャリアテープ2を搬送経路に沿って所定の方向へ送る搬送機構が備わっている。この搬送機構は主に、キャリアテープ供給リール3側に設置された第1テープ送りローラ5と、テーピングレール6と、完成テープ巻き取りリール4側に設置された第2テープ送りローラ7とで構成される。第1テープ送りローラ5と第2テープ送りローラ7との距離は、例えば250〜300mm程度である。
【0017】
さらに、テーピングレール6には、半導体装置をキャリアテープ2の窪みに収納するデバイス収納部6a、キャリアテープ2の窪みに収納された半導体装置の外観検査を行う外観検査部6b、キャリアテープ2の窪みを覆うカバーテープ8をキャリアテープ2上に載せるカバーテープ装着部6c、およびキャリアテープ2にカバーテープ8を熱圧着により貼るカバーテープ熱圧着部6d等が備わっている。
【0018】
まず、キャリアテープ2は、キャリアテープ供給リール3からテーピングレール6へと送られる。図2(a)、(b)および(c)に示すように、キャリアテープ2は、テープ送り方向を列とし、これに直交する方向(テープ幅方向)を行とすると、半導体装置が1つ収納される窪み2aが1行複数列に配置された構成となっている。ここではキャリアテープ2に窪み2aを1行複数列に配置したが、これに限定されるものではなく、例えば2行複数列に配置してもよい。キャリアテープ2は、例えばポリプロピレンからなり、その厚さは、例えば0.2mm、その幅は、例えば8±0.1mmである。また、キャリアテープ2の窪み2aのテープ送り方向の寸法は、例えば0.42±0.05mm、テープ幅方向の寸法は、例えば0.72±0.05mmである。
【0019】
次に、デバイス収納部6aにおいて、吸着コレット9を用いてキャリアテープ2の窪み2aに半導体装置(半導体パッケージ)10を収納する。図3に示すように、テーピングレール6には、キャリアテープ2の形状に合わせて窪み6eが形成されており、その窪み6eの底には半導体装置10をキャリアテープ2の窪み2aに定着させる機能を有する磁石6fが設けられている。また、テーピングレール6上には、キャリアテープ2および半導体装置10を覆うようにテーピングレールカバー20が貼られている。テーピングレールカバー20を貼ることにより、キャリアテープ2の窪み2aに収納された半導体装置10が外部に飛び出さないように保持することができる。
【0020】
図4(a)および(b)に示すように、半導体装置10に搭載される半導体素子は、例えばダイオードであり、詳細には、チップ搭載部である第1リード10aと、第1リード10aの隣に設けられた第2リード10bと、第1リード10a上に搭載された半導体チップ10cを含む。また、この半導体チップ10cは、アノードとなる電極が形成された主面と、この主面と反対側に位置し、カソードとなる電極が形成された裏面を有しており、半導体チップ10cは、半導体チップの裏面が第1リード10aの表面と対向するように、第1リード10a上に搭載されている。また、半導体チップ10cの主面は、導電性部材であるワイヤ10dを介して、第2リード10bと電気的に接続されている。また、第1リード10aおよび第2リード10bのそれぞれの裏面を露出するように、半導体チップ10cおよびワイヤ10dを封止する樹脂体10eが形成されている。
【0021】
この半導体装置10の寸法(縦(L1)×横(L2)×厚さ)は、例えば0.62±0.02mm×0.32±0.03mm×0.30±0.03mmである。従って、キャリアテープ2の窪み2aと、その窪み2aに収納された半導体装置10とのスペース(L3)は0.05mm程度となる。このため、デバイス収納部6aには、精度の良いキャリアテープ2の位置決めが要求される。そこで、本発明の一実施の形態によるテーピング装置1では、デバイス収納部6aに調節駒とばね性を持たせた押さえとから構成されるキャリアテープ2の位置決め用の押さえが設けられている。
【0022】
図5に示すように、テープ幅方向の一方側のテーピングレール6には金属ブロックからなる調節駒11が設けられており、この調節駒11はねじ12により固定されている。テープ送り方向に沿う調整駒11の長さは、例えば10mm程度である。さらに、テープ幅方向の他方側で、調節駒11と対向する位置のテーピングレール6には、ばね性を持たせた押さえが設けられている。ばね性を持たせた押さえは、例えばばね鋼からなる板状のばね13であり、板状のばね13の一部はキャリアテープ2の一方の側面に点接触し、キャリアテープ2の一方の側面の形状に追従した柔軟な動きを可能としている。ばね鋼は炭素系、シリコンマンガン系、マンガンクロム系、クロムバナジウム系などの鋼で、ばね性が付与された鋼である。板状のばね13の他の一部は金属ブロック14にセットねじ15によって固定されている。
【0023】
図6に示すように、キャリアテープ2のテープ幅方向に、例えば寸法公差(±0.1mm)内でのばらつき等による変動があっても、板状のばね13がそのキャリアテープ2の一方の側面の形状に追従して柔軟に動くので、テープ送り方向の摺動抵抗を小さく抑えることができる。さらに、板状のばね13のキャリアテープ2と接触する部分は所定の曲率半径を有する曲面となっており、キャリアテープ2との接触面積を小さくしている。板状のばね13の厚さ(d)は、例えば0.2mm、その幅は、例えば3.0mmである。板状のばね13とキャリアテープ2との接触面積が大きくなると、キャリアテープ2に負荷がかかり、テープ送り方向に摺動抵抗が発生してキャリアテープ2が定位置まで送られなくなるが、板状のばね13とキャリアテープ2との接触面積を小さくしているので、テープ送り方向の摺動抵抗を小さく抑えることができる。
【0024】
図7(a)、(b)および(c)に、ばね性を持たせた押さえの他の例を示す。図7(a)に示す押さえはばね鋼からなる板状のばね16であり、板状のばね16のキャリアテープ2の一方の側面と接触する部分が曲げられて、その部分が平面となっている。図7(b)に示す押さえはばね鋼からなる板状のばね17であり、板状のばね17のキャリアテープ2の一方の側面と接触する部分は面取りがしてあり、丸く加工されている。図7(c)に示す押さえは金属ブロック18aにばね18bを取り付けたものであり、金属ブロック18aのキャリアテープ2の一方の側面と接触する部分は曲面となっている。なお、ばね性を持たせた押さえの例としては、上記形状に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形できることはいうまでもない。
【0025】
このように、キャリアテープ2の位置決め用の押さえとして、調整駒11およびばね性を持たせた押さえによってキャリアテープ2のテープ幅方向を挟むことにより、キャリアテープ2の幅に変動があっても、テープ送り方向の摺動抵抗を小さく抑えることができるので、キャリアテープ2を定位置へ正確に移動させることができる。これにより、例えば半導体装置10がキャリアテープ2上に乗り上げるまたは破損するなどの半導体装置10の収納トラブルが減少するので、テーピング装置1の停止回数が減少して稼働率が向上する。その結果、テーピング梱包の生産効率が向上する。
【0026】
次に、外観検査部6bにおいて、外観検査装置19を用いてキャリアテープ2の窪み2aに収納された半導体装置10の外観検査を行う。外観検査装置19は、図示は省略するが、半導体装置10へ光を照射する光源、半導体装置10から反射した光を取り込むカメラおよび画像処理装置等を備えている。この外観検査部6bにも、キャリアテープ2の位置決め用の押さえとして、前述したキャリアテープ2の位置決めを行うための調節駒11およびばね性を持たせた押さえが設けられている。
【0027】
次に、図8に示すように、カバーテープ装着部6cにおいて、キャリアテープ2の窪み2aを覆うカバーテープ8をキャリアテープ2上に載せた後、カバーテープ熱圧着部6dにおいて、キャリアテープ2とカバーテープ8とを熱圧着により貼り合わせて、半導体装置10をキャリアテープ2に梱包する。
【0028】
次に、キャリアテープ2を完成テープ巻き取りリール4に巻き取る。その後、完成テープ巻き取りリール4は、例えば防湿された袋に収納された状態で、出荷される。
【0029】
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0030】
例えば前記実施の形態では、半導体装置をキャリアテープに梱包するテーピング装置のキャリアテープ位置決めに本発明を適用した実施の形態を説明したが、例えば磁気テープの巻き取り装置等にも適用することができる。
【産業上の利用可能性】
【0031】
本発明は、半導体装置をキャリアテープに梱包するテーピング装置のキャリアテープの位置決め機構に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の一実施の形態によるテーピング装置の構成図である。
【図2】(a)、(b)および(c)はそれぞれ本発明の一実施の形態によるキャリアテープの要部平面図、同図(a)のA−A′線における要部断面図および同図(a)のB−B′線における要部断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態による図1のC−C′線における要部断面をキャリアテープの送り方向側から見た図である。
【図4】(a)および(b)はそれぞれ本発明の一実施の形態によるキャリアテープの窪みに半導体装置が収納された要部上面図および同図(a)のD−D′線における要部断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態によるテーピング装置に備わるキャリアテープの位置決め部分の概略平面図である。
【図6】テーピング装置に備わるキャリアテープの位置決め部分の一部を拡大した模式図である。
【図7】本発明の一実施の形態によるテーピング装置に備わるキャリアテープの位置決め押さえの各種形状を示す図である。
【図8】本発明の一実施の形態による図1のE−E′線における要部断面をキャリアテープの送り方向側から見た図である。
【符号の説明】
【0033】
1 テーピング装置
2 キャリアテープ
2a 窪み
3 キャリアテープ供給リール
4 完成テープ巻き取りリール
5 第1テープ送りローラ
6 テーピングレール
6a デバイス収納部
6b 外観検査部
6c カバーテープ装着部
6d カバーテープ熱圧着部
6e 窪み
6f 磁石
7 第2テープ送りローラ
8 カバーテープ
9 吸着コレット
10 半導体装置(半導体パッケージ)
10a 第1リード
10b 第2リード
10c 半導体チップ
10d ワイヤ
10e 樹脂体
11 調節駒
12 ねじ
13 板状のばね
14 金属ブロック
15 セットねじ
16,17 板状のばね
18a 金属ブロック
18b ばね
19 外観検査装置
20 テーピングレールカバー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
テープをテーピングレールに沿って搬送させて、前記テープのテープ送り方向に複数設けられた窪みに半導体装置を順次収納する半導体装置の梱包方法であって、
テープ送り方向に直交するテープ幅方向の一方側の前記テーピングレールに調節駒が固定され、テープ送り方向に直交するテープ幅方向の他方側で、前記調節駒と対向する位置の前記テーピングレールに、ばね性を持たせた押さえが設けられており、前記ばね性を持たせた押さえの一部が前記テープの一方の側面と接触して、前記テープの一方の側面の形状に追従して動くことを特徴とする半導体装置の梱包方法。
【請求項2】
請求項1記載の半導体装置の梱包方法において、前記ばね性を持たせた押さえは、ばね鋼からなる板状のばねであり、前記テープの前記テープ幅方向の一方の側面と接触する前記板状のばねの一部は、曲面に加工されていることを特徴とする半導体装置の梱包方法。
【請求項3】
請求項1記載の半導体装置の梱包方法において、前記ばね性を持たせた押さえは、ばね鋼からなる板状のばねであり、前記テープの前記テープ幅方向の一方の側面と接触する前記板状のばねの一部は、前記板状のばねの一方を折り曲げた端部であることを特徴とする半導体装置の梱包方法。
【請求項4】
請求項1記載の半導体装置の梱包方法において、前記ばね性を持たせた押さえは、ばね鋼からなる板状のばねであり、前記テープの前記テープ幅方向の一方の側面と接触する前記板状のばねの一部は、前記板状のばねの一方の端部であり、前記板状のばねの一方の端部には面取り加工処理が施されていることを特徴とする半導体装置の梱包方法。
【請求項5】
請求項1記載の半導体装置の梱包方法において、前記ばね性を持たせた押さえは、金属ブロックにばねを取り付けたものであり、前記テープの前記テープ幅方向の一方の側面と接触する前記金属ブロックの表面は曲面に加工されていることを特徴とする半導体装置の梱包方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−196656(P2009−196656A)
【公開日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−38232(P2008−38232)
【出願日】平成20年2月20日(2008.2.20)
【出願人】(503121103)株式会社ルネサステクノロジ (4,790)
【Fターム(参考)】