説明

単線式配電システムを分岐する方法および装置

単線式水中配電システムにおいて、分岐接続および分岐した枝線を、陸上にある電源に対し、直列ノードのように見せる方法を用いて並列に分岐したノードが付加される。DCまで動作する理想的な変圧器として機能するDC−DCコンバータの一次側を、分岐する直列配線の所望の位置で、その直列配線に接続する。二次側の一端は、分岐した直列経路を形成する。この二次側の他端は、海水に接地され、それにより、局所的な海水接地点を新たに確立する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、ソナーおよび他のセンサシステム用長距離水中配電システムの改善に関する。より詳細には、新規でかつ改善された単線式水中配電システムを分岐する方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術の一般的な単線式配電システム11を図1に示す。この図1では、電力は、海水25(塩水)中にある複数のノード13、15、17に供給される。このノードは、通常は、ソナー、あるいは他のトランスデューサまたはセンサシステムであり、陸上または船上を基地とする電源12から発生する動力源を必要とする。このような、水中ケーブルを利用する従来技術の配電システムは、帰路23として海水25自身を用いた単線21の利用に対して最適化されている。このような手法は、2本の電力線の代わりに、ただ1本の電力線しか必要としないため、ケーブル重量を最小化できる。さらに、長距離経路の場合、海水により、実際のワイヤよりも低抵抗の帰路が実現される。
【0003】
図1に示す従来技術のシステムでは、電力の流れは、陸上にある電源12から、ケーブル中の導線21、さらに各機器および付随する電子機器ノード13、15、17を経由し、ケーブル端に到達するまでである。このケーブル端では、低インピーダンス接続19が海水25となされる。この具体的な方法では、任意の長さのケーブルを介し、あらゆる数の所望の機器または電子クラスタ(ノード)に、効率的な配電がなされる。陸上または船上の電源は、通常は、各直列ノードが定める供給電圧を備えた定電流源である。
【0004】
この従来技術の直列配電システムの不便な点は、システムの長さに沿った任意の位置で、導電体21を分岐できないことである。陸上または船上にある電源12は定電流源である。この導体21中で、仮に分岐または配線接続を行うと、各枝線での電流は確定できなくなる。両方の枝線は、それぞれ帰路用として海水に低インピーダンス19、33で接続される。図2に示すように、例えば、電流経路を点27で分岐すると、1つのノード29を有し、低い電圧降下の一方の導電体枝線31が全電流を受け入れ、一方、2つのノード13、15を有し、高い電圧降下の他方の導電体枝線21は、電流を全く受け入れない。このような並列経路システムは、機能しない。
【0005】
また、多くの場合、電子ノードを、直列のみで接続するのは最適ではない。例えば、図3に示すように、海洋のある領域が、等間隔で格子状に機器で占められるとすると、直列のみの接続スキームでは、各種ノード13、15、17、35、37間を、何度もジグザグに往復するケーブルが必要になり、結果として、電力損失や設置コストの増大につながる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
図4に示すように、直列および並列接続が許容されるのであれば、全ケーブル長は短くて済む。図4から分かるように、分岐接続を並列に行うと、いかなる設置の仕方に対しても、最小のケーブル長が実現できる。しかし、並列経路システムをそのまま導入しても、上記に説明したように、機能は果たさない。
【0007】
さらに、ケーブル設備は、設置後、頻繁に変更する必要がある。もし、全てのノードが直列の場合は、このような変更は大変難しくなる。つまり、新しいノードは、ケーブルの終点のみにしか追加できない。新しいノードを、ケーブルの中間、または始点、あるいは一端から外れた場所に追加するということは、新しいケーブルを完全に再敷設する方がよほど簡単である、というほど困難である。しかし、この再敷設という方法は、ケーブル自体および大洋中でのケーブルの敷設が、単線式システムにおける最大費用であることから、大変な費用となる。
【0008】
基本的な配電要件を維持しながら、並列分岐を他の分岐と直列に効率的に配置できる本発明の方法および装置は、樹形構造のより効率的なカバレージ、つまり、任意の領域に対して、より少ないケーブル使用量を実現する広範囲の分岐により、より柔軟性に富み、より効率的なケーブル利用を可能にする。さらに、このケーブルは、ある形をした領域をカバーするのに、巻き戻したり、巻き出したりする必要は無い。このケーブル長は最小化され、したがって設置費用も最小化される。さらに、ケーブル長を最小化すれば、ケーブル抵抗は長さに比例するため、電力損失も最小化される。
【0009】
本発明はまた、本来の設置状態を比較的容易に変更することができる。幹線に沿った任意の位置で、単にケーブルを切断すれば、並列分岐を導入することができる。必要に応じて、将来の並列分岐追加用として、幹線の設置時にその準備をしてもよく、その結果、将来、拡張に必要な出費をできるだけ低く抑えつつ、幹線を容易に変更できる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
幹線の電気特性を変化させることなく単線式配電システムへの並列枝線接続の形成方法であり、それは、この枝線を幹線に接続するのにDC−DCコンバータを用いることによって直列配線を得るような方法である。このDC−DCコンバータの一次側を、幹線と直列に接続する。二次側の一端を、新しい枝線に接続する。また、この二次側の他端を海水に接地する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図4のノード13、15、17、39、41が示すようなセンサの概念的配置は、図5に示すような本発明の概念を用いることで容易に実現できる。
【0012】
例えば、能動電力回路53が、幹線21に対し、ノード15および17の間の2点49および51に接続されて、幹線21と直列に挿入される。この能動電力回路53は、並列分岐接続を、陸上または船上に位置する主電源12に対する直列接続であるかのように、効率的に変換する。この能動電力回路53は、原則的には、一次側の巻数と電流との積は、二次側の巻数と電流との積に等しく、直流(DC)領域まで動作する理論的に理想的な電力変圧器である。しかし、電流と電圧とがDCであるため、帯域幅が制限される実際の変圧器は用いることができない。代わりに、DC領域まで動作する理想的な変圧器の動作を極めてよく模倣するDC−DCコンバータを用いる。以下の説明では、理想的な変圧器に関する場合もあるが、DC−DCコンバータが、いかなる機能性をも失うことなく用いられていることを理解されたい。一次側の2本のリード線が、DC−DCコンバータの入力側であり、二次側の2本のリード線が出力側である。
【0013】
DC−DCコンバータ53の一次側は、幹線21に対し、一次側の一端55を挿入点49に接続し、一次側の他端57を挿入点51に接続することで、ノード13、15、17、45と直列に接続される。
【0014】
DC−DCコンバータ53の二次側は、その二次側の一端61を、複数のノード65、67に直列に接続することで新たな枝線直列経路69を形成する。この枝線69の終端部は、海水に接地71される。また、変圧器53の二次側の他端59も、海水に接地63され、それによって、この新たに形成された海水への2つの接地点間71、63で、新たな局所的海水帰路73が枝線69に対し形成される。
【0015】
主電源12もまた、海水に接地43され、幹線21の海水への接地点47との間に、システム全体の主海水帰路75を形成する。
【0016】
並列分岐を形成するための図5に示すようなDC−DCコンバータの使い方は、必要に応じて数を増やすことも、段を重ねることもでき、それによって、幹線または枝線から別れた任意の数の分岐を形成することができる。その結果、各分岐は、本来の幹線である単一導線ケーブル21内の直列接続のように見える。
【0017】
この幹線およびDC−DCコンバータ53は、新しくできた分岐およびその分岐内のあらゆる枝線の電圧降下全体を、本来の幹線内の直列電流と同様に処理できなければならない。この変圧器は、電圧や電流を調整する必要はない。従って、変圧器の設計は簡単になる。また、この変圧器は、固定デューティサイクルで動作するので、ゼロ電圧スイッチング、および/またはゼロ電流スイッチングを実施するのが容易である。この技術はよく知られており、装置サイズおよび装置の動作時の雑音やリップルを最小化するのにうまく利用され、それによって装置全体の効率が向上する。高電圧では、95%を越える効率を得ることができる。
【0018】
分岐用DC−DCコンバータの通常の入出力電圧は、数100ボルト程度である。また、通常の出力レベルは、数百ワット程度である。容易に入手可能な既存のDC−DCコンバータは、このようなパラメータ範囲内での動作に対し容易に用いることができる。この装置は、システム内の電子センサあるいは電子ノードの大きさと比べて大変小さい。さらに、このコンバータの価格は、システム全体の費用と比べて非常に低く、このような分岐用DC−DCコンバータを幹線に付加しても、それを付加した結果得られる効果や節約を考えると、費用の観点から見てたいしたことではない、ということになる。
【0019】
2本の枝線があるマルチノード配電システムの代表例を図6に示す。船上または陸上にある電源12が、通常、最大出力電圧450ボルトで0.2アンペアの低電流を発生する。幹線21は、直列ノード15、17、81、83に接続し、各ノードは、10ワットの電力と50ボルトの電圧降下とを必要とする。幹線21以外に、2本の枝線22、24が企図される。枝線22には、さらに3つのノード65、67、77があり、各ノードは、50ボルトの電圧降下で10ワットの電力を必要とする。第2の枝線24には2つのノード87、89があり、各ノードは、50ボルトの電圧降下で10ワットの電力を必要とする。この3本の線、つまり幹線、第1の枝線、および第2の枝線は、低インピーダンスでそれぞれ海水に接地85、71、91される。幹線の海水接地点85は、船上または陸上にある電源12の海水接地点43と相互作用する。また、枝線の海水接地点71は、分岐用DC−DCコンバータ53が作る海水接地点と相互作用し、海水接地点91は、分岐用DC−DCコンバータ79が作る海水接地点と相互作用する。
【0020】
10ワットで動作する各ノードが9つで、合計、最低90ワットの電力が必要となる。
【0021】
3つの10ワット直列ノード65、67、77がある第1の枝線22を容易に形成する分岐用コンバータ53は、最低でも、30ワットの電力と合計150ボルトとを処理する必要がある。この分岐用DC−DCコンバータ53は、1対1の巻線比と1対1の電圧電流比とを備えたほぼ理想的な条件で動作するので、ほとんど電力損失がなく、最低限の大きさであり、低雑音である。
【0022】
それぞれ50ボルトの電圧降下で10ワットの電力を必要とする2つの直列ノード87、89を有す第2の枝線24を容易に形成する第2の分岐用DC−DCコンバータ79は、最大20ワットと100ボルトとを処理する必要がある。これは、最小の大きさ、高効率、および低雑音動作を実現する入出力コイル間が絶縁された1対1の巻線比と1対1の電圧電流比のコンバータにより容易に実現できる。
【0023】
各分岐用DC−DCコンバータの全般的な定格は、その枝線のノードが必要とする合計電力およびその枝線のノードが必要とする合計電圧以上でなければならない。
【0024】
分岐用DC−DCコンバータの電圧変換比は、新たな枝線ケーブルが付加された状態での全ケーブルシステムの電力消費量を最小にするように調整してもよいし、設定してもよい。分岐用変圧器の電圧比が変化すると、付加した枝線の反射インピーダンスが変化する。従って、この変圧器の電圧比は、付加した枝線の効率を最適化するように設定してもよい。
【0025】
本発明の他の効果は、本発明により、ケーブルシステムに耐障害性機能を付加することができることである。幹線がある場所で切断されると、システム全体の障害となるので、耐障害性は重要である。従来技術では、そのような障害に対処する方法はない。さらに、障害の位置を見つけたり、障害を修理したりするのには、多くの時間や費用が必要となる。
【0026】
本発明の分岐用DC−DCコンバータは、枝線が破損した場合に、この枝線を幹線から分離するのに用いることができる。この分岐用DC−DCコンバータは、枝線が破損した結果生じるゼロ電流を検出できる。それに応じて、コンバータの一次側が短絡し、幹線は運転を継続できる。多くの枝線を持つシステムでは、この種の障害検出・保護機能は、高い耐障害性を実現する。また、多くの枝線を持つシステムでは、1つの障害によって、どれか1つの枝線が切り離されるかもしれないが、システムの残りは機能し続ける。
【0027】
従来技術のシステムでは、陸上にある電源により供給された電流は、システム全体の電力損失を最小化する最適値を持つ。この最適値は、ケーブルの電気抵抗に依存し、この電気抵抗はケーブル長の関数である。同様に、分岐用コンバータの電圧変換比は、新たにケーブルが付加された状態でのケーブルシステム全体の電力消費量を最小化するように設定することが可能である。分岐用DC−DCコンバータの電圧比を変化させると、付加された分岐系の反射インピーダンスが実効的に変化する。この電圧比を正しく設定することにより、付加された分岐系の効率を最適化することができる。
【0028】
ケーブルの電圧定格は、配電システムにおける主要な制限要因である。陸上にある電源の電圧定格が高ければ高いほど、同じ電力レベル全体に対して流す電流は小さくなる。電流が小さければ小さいほど、ケーブルの電気抵抗に起因する損失は小さくなる。ケーブルの電気抵抗は、ケーブル長全体に対して数100オームから1000オームであり、使用するケーブルによって決まる。
【0029】
最大電圧は、(海水に対する)ケーブルの絶縁破壊電圧定格により制限される。陸上の電源基地では、ケーブルには最大電圧がかかる。電力を供給するノードやケーブルの電気抵抗による電圧降下のため、海で固定された接地点近傍で、ケーブルの終端が電圧ゼロとなるまでケーブル長方向に沿って電圧は低下する。以下の表にこの概念を示す。
【表1】

【0030】
最大電圧とケーブルの電気抵抗とが与えられれば、電子機器に配電することができる最大電圧がわかる。電力の半分が負荷に供給され、残りの半分がケーブル中で損失する時が、最適な配電となる。したがって、通常のケーブルによる配電システムでは、効率は最大でも50%である。
【0031】
枝線を、既存ケーブルの中間地点で導入すると仮定する。この地点で利用可能な電圧は、陸上の電源基地での最大電圧のほぼ半分である。分岐用DC−DCコンバータの設定比率は、(ケーブルによって制限される)最大電圧をこの新たな枝線に供給するように設定する。そうすると、この新しい枝線は、実効的に、陸上基地での電圧と等しい初期電圧で運転できる。これにより、電圧を最大化すれば、新しい枝線の効率が最大化される。
【0032】
分岐用DC−DCコンバータは、過去に50%だったシステムの全体効率を向上させるように用いることもでき、また、最大配電線長を伸ばすこともできる。この例を以下に示す。
【表2】

【0033】
幹線ケーブルには、本来、20ノードあり、その20番目のノード後に電源電圧はゼロになる。50%地点で、2:1の変圧比に設定された分岐用DC−DCコンバータを、第1の枝線の始点で、500ボルトの電圧を本来の電源電圧1000ボルトになるように変圧するのに用いる。この第1の枝線は15ノード有すことができ、全体で26ノードとなり、本来の設備よりも6ノード多くなる。
【0034】
さらに、もう1つ別の枝線を、第1の枝線の50%地点で付加すれば(再度、電圧を2倍に変圧する)、全体で28ノードとなる。
【0035】
付加された各枝線によって、全体のノード数が徐々に増加する。各ノードに分岐用昇圧器を備えて極端に行えば、(直接関係する)ノード総数および効率は、最大で50%増加できるであろう。ただ1つの分岐を用いると、上記のように、許容ノード総数は30%増加した。ただし、DC−DC昇圧コンバータの効率を考慮しなければならない。通常使用される電圧と電力レベルでは、それは、95%を超える効率を得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0036】
本発明の性質、および目的や効果は、以下の詳細な説明を、添付の図面とともに検討すれば即座に理解できよう。なお、添付の各図面では、同じ参照番号は、同じ部品を表す。
【0037】
【図1】従来技術の直列配電システムの概略図である。
【図2】従来技術の並列配電システムの概略図である。
【図3】従来技術の直列配電システムの概念図である。
【図4】本発明により実現可能な直列および並列配電を組み合わせたシステムの概念図である。
【図5】本発明による分岐可能な単線式配電システムの好適な実施形態の概略図である。
【図6】本発明による複数の枝線を有す単線式配電システムのブロック図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電源と、
電力を必要とする水中にある複数のノードと、
第1の終端部と第2の終端部とを備えた単一導電線であって、この第1の終端部で、前記電源を幹線の前記複数のノードと直列に接続し、第2の終端部は前記水に接続する1つの導電線と、
前記幹線の単一導電線に、前記第1および第2の終端部間の選択された位置で接続し、かつ、少なくとも1つのノードに接続された枝線の単一導電線に接続するDC−DCコンバータとを備える単線式水中配電システム。
【請求項2】
前記ノードを前記水に接続する前記枝線の単一導電線をさらに備える請求項1記載の配電システム。
【請求項3】
前記DC−DCコンバータの一次側が、前記幹線の単一導電線と直列に接続される請求項1記載の配電システム。
【請求項4】
水に接続された前記DC−DCコンバータの二次側の一端と、前記枝線の単一導電線に接続された前記DC−DCコンバータの二次側の他端とをさらに備える請求項3記載の配電システム。
【請求項5】
接地点としての水に接続された陸上にある電源と、
電力を必要とする前記水中にある複数のノードと、
第1の終端部と第2の終端部とを備えた単一導電線であって、この第1の終端部で前記電源に接続し、幹線の前記複数のノードと直列に接続し、この単一導電線の前記第2の終端部が前記水に接続する単一導電線と、
前記幹線の単一導電線に、前記第1および第2の終端部間の選択された位置で接続する第1のDC−DCコンバータであって、このコンバータの一次側が前記ノードと直列に接続し、コンバータの二次側が、その二次側の一端で前記水に接続し、その二次側の他端で、第1および第2の終端部を有し、かつノードに接続された第1の枝線の単一導電線に接続する第1のDC−DCコンバータとを備える単線式水中配電システム。
【請求項6】
前記第1の終端部と、前記水に接続された前記第1の枝線の導電線の第2の終端部との間で、前記第1の枝線の導電線と直列に接続された複数のノードをさらに備える請求項5記載の配電システム。
【請求項7】
前記幹線の単一導電線に、前記第1および第2の終端部間の選択された位置で接続する第2のDC−DCコンバータであって、このコンバータの一次側が前記ノードと前記第1のコンバータの一次側とに直列に接続し、コンバータの二次側が、その二次側の一端で前記水に接続し、その二次側の他端で、第1および第2の終端部を有し、かつノードに接続された第2の枝線の単一導電線に接続する第2のDC−DCコンバータをさらに備える請求項6記載の配電システム。
【請求項8】
前記第1の終端部と、前記導電線に接続された前記第2の枝線の導電線の第2の終端部との間で、前記第2の枝線の導電線と直列に接続された複数のノードをさらに備える請求項7記載の配電システム。
【請求項9】
電源と、電力を必要とする水中にある前記複数のノードと、第1および第2の終端部を備える単一導電線であって、この第1の終端部で前記電源に接続し、前記複数のノードと直列に接続し、前記第2の終端部は前記水に接続する単一導電線とを備える単線式水中配電システムを分岐する方法であって、
DC−DCコンバータの一次側を、前記第1および第2の終端部間の選択された位置で接続するステップを含む方法。
【請求項10】
前記DC−DCコンバータの二次側を、その一端で前記水に接続し、その他端で枝線の単一導電線に接続するステップをさらに含む請求項9記載の方法。
【請求項11】
前記DC−DCコンバータの一次側は、前記ノードと直列に接続される請求項9記載の方法。
【請求項12】
前記DC−DCコンバータの二次側を、その一端で水に接続し、その他端で、複数のノードを直列に接続する枝線の単一導電性の一方の終端部に接続するステップをさらに含む請求項11記載の方法。
【請求項13】
前記枝線の単一導電線は、その他方の終端部で水と接続する請求項12記載の方法。
【請求項14】
第2のDC−DCコンバータの一次側を、前記第1および第2の終端部間の選択された位置で接続するステップをさらに含む請求項13記載の方法。
【請求項15】
前記第2のDC−DCコンバータの二次側を、その一端で前記水に接続し、その他端で、第2の枝線の単一導電線に接続するステップをさらに含む請求項14記載の方法。
【請求項16】
前記第2のDC−DCコンバータの一次側が、前記ノードと直列に接続される請求項14記載の方法。
【請求項17】
前記DC−DCコンバータの二次側を、その一端で前記水に接続し、その他端で、複数のノードを直列に接続する第2の枝線の単一導電線の一方の終端部に接続するステップをさらに含む請求項16記載の方法。
【請求項18】
第2の枝線の単一導電線が、その他方の終端部で水に接続する請求項17記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2007−500992(P2007−500992A)
【公表日】平成19年1月18日(2007.1.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−532482(P2006−532482)
【出願日】平成16年4月28日(2004.4.28)
【国際出願番号】PCT/US2004/013024
【国際公開番号】WO2004/105268
【国際公開日】平成16年12月2日(2004.12.2)
【出願人】(505113724)ノースロップ グルーマン コーポレーション (6)
【Fターム(参考)】