説明

印刷ウエブシステム

【課題】ウエブシステムのパワー消費を低減する。
【解決手段】繰出しシャフト170、巻取りシャフト180及び処理システム140と、前記繰出しシャフトから前記処理システムを通って前記巻取りシャフトに向かう駆動経路130と、駆動経路に沿って位置する駆動モータ195と、第1のシャフト及び第2のシャフトを備えて、第1のシャフト及び第2のシャフトがパワー転送結合を介して相互に接続されている連続可変比変速装置190を備える。第1のシャフトが繰出しシャフトに接続され、第2のシャフトが巻取りシャフトに接続されている。一つのモータで、繰出しシャフトと巻取りシャフト180を駆動できる。または、繰出しシャフトと巻取りシャフトをそれぞれ小型のモータで駆動できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、印刷プレスのような印刷又はコーティングシステムで使用されるウエブシステムに関する。特に、本開示のウエブシステムは、連続可変比変速装置の使用により、パワー消費が低減されている。
【背景技術】
【0002】
印刷ウエブシステムは、システムを高速で通過するペーパーウエブの上に、白黒で及びカラーで高品質の再生物、複写物を作り出すために使用される。速度は、毎分2000フィートにも達することがある。このペーパーウエブには、システムを通過するときに張力がかかっている。この張力は、例えば、各色がペーパーウエブ上に印刷されるときに、カラーイメージの見当合わせを維持する際に必須である。
【0003】
従来のウエブシステムでは、ウエブ(紙又は何らかの他の適切な基材)は、繰出しロールから巻取りロールに移動する。プロセスの始めに、繰出しロールは全ウエブを収容し、巻取りウエブは空である。ウエブは第1の張力システムを通って供給され、それから処理システムに入る。処理システムの内部でウエブは、例えば、(i) 様々な部分、例えば印刷シリンダ、フィードローラ、アングルバー、フォルダなどを通過するとき、(ii)その表面の性質が、例えば表面の一部へのインクの配置によって変わるとき、及び (iii)湿った後に乾燥されるときに紙の性質が変化するときに、張力の変化を経験する。処理システムを出た後、ウエブは第2の張力システムを通って、それから巻取りロールに供給される。このプロセスの終わりに、繰出しロールは空で、ウエブは巻取りロールに収集される。
【0004】
張力システムは、それぞれ繰出し及び巻取りロール上での適切な繰出し及び取り込みを確実にすると共に、ウエブの引っ張り張力が過剰になって破損することを防ぐために使用される。過剰な引っ張り張力はまた、破損し易い印刷ブランケットの損傷や、ウエブ張替え時の長い中断時間のような問題を引き起こすことがある。繰出しロールと巻取りロールとの間の張力の差は、処理システムを通してウエブを引っ張るために使用されることができる。あるいは、ウエブシステムの張力を維持するために、処理システムに他のモータが含まれることができる。
【0005】
巻取りロールに存在する張力の量は、張力=0.5×F/(w×h)という公式によって決定されることができる。ここで、Fはウエブに印加される下向きの力であり、wはウエブの幅であり、hはウエブの厚さである。
【0006】
ウエブをウエブシステムを通って動かすために、繰出しロール及び巻取りロールの両方にトルクが与えられなければならない。一般的に言って、各ロールに対して、張力システムにおけるダンシングロールが力を提供し、ウエブは速度を得る。繰出しロール及び巻取りロールの表面速度は、ウエブの破損を防ぐために、一般的にほぼ等しい。しかし、ウエブは繰出しロールから連続して繰り出されて巻取りロールに巻かれるので、張力を与えるために各ロールに与えられなければならないトルク量は、連続して変化する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】米国特許第2781178号明細書
【特許文献2】米国特許第3087663号明細書
【特許文献3】米国特許第4846060号明細書
【特許文献4】米国特許第4896808号明細書
【特許文献5】米国特許第5129568号明細書
【特許文献6】米国特許第5269222号明細書
【特許文献7】米国特許出願公開第2007/0023994号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
トルクを与えるために必要とされるパワー量は、P=F・vという公式を使って計算されることができる。ここで、Pはパワー、Fは力、及びvは表面速度である。ロールの半径が変わるので、ロールの角速度もまたv=r・dθ/dtという関係に従って変化することに留意されたい。ここで、rはロールの半径、dθ/dtは角速度(ラジアン/秒で測定される)である。ウエブシステムでは、張力は、紙の厚さミリインチあたり、幅1インチあたり0.5〜1.0ポンド重(lbf )に設定される。厚さ12ミリインチで幅10インチの紙について、必要とされる力は120ポンド重(lbf )、あるいは約534ニュートン(N)である。2メートル/秒のウエブ速度では、必要とされるパワーは1068Nm/秒、又は1.068kWである。
【0009】
モータが各ロール(繰出し及び巻取り)に取り付けられて、このパワーを提供する。そのようなモータは高価であることがある。加えて、そのようなモータはエネルギーを浪費する。なぜなら、それらが提供する高いパワーレベルは、ロールの重量が高いときにのみ必要とされるからである。
【0010】
パワー消費を低減し且つ/又は固定初期設置コストを低減するウエブシステムを提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本開示は、様々な実施形態において、パワー消費を低減するウエブシステムに向けられている。ウエブシステムは、連続可変比変速装置を備える。
【0012】
実施形態において、低減されたパワー消費で張力を提供するウエブシステムが開示される。このウエブシステムは、繰出しシャフトと巻取りシャフトと処理システムと、前記繰出しシャフトから前記処理システムを通って前記巻取りシャフトに向かう駆動経路と、前記駆動経路に沿って配置された駆動モータと、第1のシャフト及び第2のシャフトを備える連続可変比変速装置と、を備えており、前記第1のシャフトが前記繰出しシャフトに接続され、第2のシャフトは前記巻取りシャフトに接続されている。
【0013】
連続可変比変速装置は、可変直径プーリシステム、トロイダル変速システム、液圧変速システム、又は任意の他のCVTシステムであることができる。
【0014】
駆動モータは、繰出しシャフトに、巻取りシャフトに、又は関連したウエブの駆動経路に沿って、配置されることができる。駆動モータは、駆動ニップであることができる。
【0015】
ウエブシステムはさらに、ウエブ速度差測定システムを備え得る。ウエブ速度差測定システムは、ダンシングロール及び位置センサを備え得る。あるいは、ウエブ速度差測定システムは、静止ロール及び張力センサを備え得る。ウエブシステムの処理システムは、印刷プレスを含み得る。
【0016】
他の実施形態では、ウエブシステムのパワー消費を低減する方法もまた、開示されている。この方法は、繰出しシャフトと巻取りシャフトと処理システムとを備えるウエブシステムを準備するステップと、前記繰出しシャフト及び前記巻取りシャフトを連続可変比変速装置の第1のシャフト及び第2のシャフトに接続するステップと、を包含する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】従来のウエブシステムの図である。
【図2】本開示のウエブシステムの例示的な実施形態の図である。
【図3】本開示のウエブシステムの例示的な実施形態の他の図である。
【図4】連続可変比変速装置として機能する可変直径プーリシステムでの使用に適したベルトの図である。
【図5】可変直径プーリシステムの一つの構成の第1の図である。
【図6】可変直径プーリシステムの他の構成の第2の図である。
【図7】連続可変比変速装置として機能するトロイダル変速システムの一つの構成の第1の図である。
【図8】トロイダル変速システムの他の構成の第2の図である。
【図9】連続可変比変速装置として機能する静水圧変速システムの図である。
【図10】本開示のウエブシステムの例示的な実施形態の他の図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
ここに開示される構成要素、プロセス、及び装置のより完全な理解は、添付の図面を参照することによって得ることができる。これらの図面は、本開発の例示の利便性及び容易さに基づいた模式的な描写に過ぎず、それゆえに、それらの装置又は構成要素の相対的なサイズ及び寸法を示すこと、及び/又は例示的な実施形態の範囲を規定又は制限することは、意図されていない。
【0019】
明瞭さのために、以下の記述では特定の用語が使用されているが、これらの用語は、図面における描写のために選択された実施形態の特定の構造のみを参照することが意図されており、開示の範囲を規定又は制限することは意図されていない。図面及び以下の記述においては、同様の参照番号が同様の機能の構成要素を指すことが理解される。
【0020】
図1は、従来のウエブシステム10を示す図である。繰出しロール20は、ウエブ30(紙又は何らかのその他の適切な基材)を巻取りロール40に提供する。ウエブは、第1の張力システム50を通して供給され、それから処理システム60に入る。処理システムの内部で、ウエブにかかる張力は変化する。処理システム60を出た後、ウエブは第2の張力システム70を通って、それから巻取りロール40に供給される。このプロセスの終わりに、繰出しロール20は空で、ウエブ30は巻取りロール40に収集される。
【0021】
ウエブをウエブシステムを通して動かすために、繰出しロール20及び巻取りロール40の両方にトルクが与えられなければならない。繰出しロール20で、ダンシングロール55が力F1を提供し、ウエブは速度V1を得る。同様に巻取りロール40で、ダンシングロール75が力F2を提供し、ウエブは速度V2を得る。再び、V1及びV2は、ウエブの破損を防ぐために一般的にほぼ等しい。
【0022】
トルクを与えるために必要とされるパワー量は、P=F・vという公式を使って計算されることができる。ここで、Pはパワー、Fは力(F1又はF2)、及びvは表面速度(V1又はV2)である。ウエブの表面速度とロールの角速度との間の関係は、v=r・dθ/dtという関係によって与えられる。ここで、rはロールの半径、dθ/dtは角速度(ラジアン/秒で測定される)である。ロールの半径が変わるのでロールの角速度もまた変化することに留意されたい。
【0023】
本開示のウエブシステムは、図1のウエブシステムに比べて、パワー消費が低減されている。それらは、ウエブシステムの繰出しロール及び巻取りロールの両方に接続された連続可変比変速装置(CVT)の使用によって、このパワー消費の低減を達成している。この接続は、複数のモータを使用せずに張力がウエブに印加されることを可能にする。
【0024】
図2は、本開示のウエブシステム100のセットアップを示す図である。図1と同様に、繰出しロール110はウエブ120を提供し、このウエブは、駆動経路130に沿って処理システム140を通り、それから巻取りロール150の上に移動する。ウエブ速度差測定システム160は、繰出しロール及び巻取りロールの表面速度の差を測定する。繰出しロール110は繰出しシャフト170に搭載され、巻取りロール150は巻取りシャフト180に搭載されている。繰出しシャフト170及び巻取りシャフト180は、連続可変比変速装置190を介して相互に接続されている。繰出しロール110及び巻取りロール150の直径が変わると、ウエブ速度差測定システムは、速度差を示す信号を生成する。この信号は、連続可変比変速装置190の変速比を調節するサーボ制御で使用され、2つのロールのトルクを割り当てて角速度をバランスさせる。このトルク割り当ては、ウエブ120を張力が係った状態に維持し、これによりパワーが摩擦損失をほぼ補償するためだけに必要とされる。他の方法としては、繰出しシャフト170と巻取りシャフト180はまた、トルクをお互いに提供して、トルクがシャフトごとに一つの駆動モータによって提供される必要がないか、又は駆動モータをより小さなサイズにすることができる。
【0025】
図3は、繰出しロール及び巻取りロールを除いてウエブシステム100を示した図である。駆動経路130は、繰出しシャフト170、巻取りシャフト180、及び処理システム140によって規定される。繰出しロール及び巻取りロールの直径が変わると駆動経路130が動くことに、留意し続けるべきである。
【0026】
処理システム140は、ウエブを操作する任意のシステムであり得る。例えば、処理システムは、印刷プレス又は単純な巻取り操作であり得る。
【0027】
例示的なCVTシステムは、可変直径プーリシステム、トロイダル変速システム、及び液圧変速システム(hydrostatic transmission sysytem)を含む。
【0028】
可変直径プーリ(VDP)システムは、図4〜6に描かれている。可変直径プーリシステムは第1シャフト210及び第2のシャフト220を備えている。各シャフトには2つのコーン230、235が搭載されており、その頂点がお互いの方を向いてプーリを形成している。ベルト240、典型的には図4に示されるV字形のベルトは、2つの円錐によって形成される溝に架かっている。ベルトが溝に接触する位置とプーリ中心の間の距離は、ピッチ半径として知られている。2つのコーンの間の距離は、変わることができる。コーンが離れているとき、ベルトはより低く架かり、ピッチ半径は減少する。コーンが互いに近付くと、ベルトはより高く架かり、ピッチ半径は増加する。ベルト240は2つのシャフト210,220を、それらの間でパワーを転送することによって結び付ける。液圧、遠心力、又はばね張力を使用して、コーンの間の距離を変えるために必要な力を生成することができる。一緒に対になると、第2のシャフトの上のピッチ半径に対する第1のシャフトの上のピッチ半径の比は、ギア比を決定する。2つのプーリが、相手方に関連して半径を変えると、それらは無限の数のギア比、低いものから高いものまで、それらの間のあらゆるものを生成する。図5には「高い」ギアの状態が描かれ、図6には「低い」ギアの状態が描かれている。
【0029】
トロイダル変速システムが、図7及び図8に描かれている。再び、第1のシャフト310及び第2のシャフト320が存在する。各々のシャフトに取り付けられているのは、双曲面形状を有するコーン330、340であり、頂点がお互いの方を向くように配置されている。ローラ350が、2つのコーンの表面に並列的に且つ接触するように配置されている。ローラはVDPシステムのベルトのように作用し、2つのシャフトを結び付けて、それらの間でパワーを転送する。ローラが図示された方向360に回転すると、第1のシャフト310はある方向370に回転し、第2シャフト320は別の方向380に回転する。ローラ350を傾けると、それらが2つの円錐330、340と交差する位置が変わり、無限の数のギア比を生成する。図7には「高い」ギアの状態が描かれ、図8には「低い」ギアの状態が描かれている。
【0030】
液圧変速システムが図9に描かれている。再び、第1のシャフト410及び第2のシャフト420が存在する。第1のシャフト410は液圧可変変位ポンプ430に接続され、第2のシャフト420は液圧モータ440に接続されている。第1のシャフト410の回転運動は、液圧ポンプ430によって流体の流れ(矢印450によって示されている)に変換される。この流体は第2のシャフト420の液圧モータ440へ移動し、液圧モータが、流体の流れを回転運動に変換して戻す。このようにして、移動する流体はパワー転送リンクとして作用する。流体はそれから、液圧ポンプに戻る(矢印460によって示されている)。
【0031】
上述のように、連続可変比変速装置は第1のシャフトと第2のシャフトとを備えている。第1及び第2のシャフトは、繰出しシャフト及び巻取りシャフトにそれぞれ接続されているか、又はその逆も同じである。
【0032】
駆動モータは、ウエブの速度を伝えるために依然として必要とされる。駆動モータは、繰出しシャフト、巻取りシャフトに、あるいは駆動経路に沿って、搭載されることができる。例えば、駆動モータ195は、図2に示されているもののように、2つの駆動ロールを用いて形成される駆動ニップである。特に、駆動モータは、そうでなければ必要とされるものより小さなサイズであってもよい。なぜなら、連続可変比変速装置が、駆動モータそれ自身だけではなく、ウエブに張力を提供するからである。
【0033】
図3において、ウエブ速度差測定システム160は、位置測定システムである。位置測定システムは、繰出し及び巻取り速度における差の積分を測定する。位置測定システムは、ダンシングロール162と位置センサ164とを備えている。ダンシングロール162は、移動して力F3を印加し、張力を提供することができる。位置センサ164はダンシングロールの位置を検出し、位置信号を提供する。位置信号は、例えばサーボコントローラ166への入力として作用し、これがアクチュエータ168への出力を提供し、連続可変比変速装置190を調節してダンシングロール162を所定の範囲内に維持する。駆動速度が低いので、アクチュエータは大きなパワーを必要としない。例えば、アクチュエータ168は、ステッパモータ又はDCモータによって駆動されるリードねじであることができる。図3では、張力測定システム160は、巻取りシャフト180と処理システム140との間に配置されているように示されている。しかし、張力測定システムは、代わりに繰出しシャフト170と処理システム140との間に配置されてもよい。図1に示されるシステムとは対照的に、繰出しシャフト170と巻取りシャフト180とが連続可変比変速装置190を通して接続されているので、一つの張力測定システムのみが必要とされる。
【0034】
図10には、ウエブ速度差測定システム160の他の実施形態が示されている。移動することができるダンシングロールの代わりに、静止ロール163が存在する。張力センサ165は静止ロール163に取り付けられ、静止ロールの上に与えられた張力の量を測定し、張力信号を生成する。張力信号は、繰出し及び巻取り速度における差の積分に比例する。張力信号はアクチュエータ168に提供されて、これが連続可変比変速装置190を調節し、静止ロール163の上の張力を所定の範囲内に維持する。
【0035】
結果として、本開示のウエブシステムは、従来のシステムに存在するものよりも少ないモータを有し得る。加えて、存在するモータは、より小さなサイズであり得る。このことは、固定初期設置コストの低減及び/又は動作中のパワー消費の低減を可能にする。
【符号の説明】
【0036】
110 繰出しロール、120 ウエブ、140 処理システム、150 巻取りロール、160 ウエブ速度差測定システム、170 繰出しシャフト、180 巻取りシャフト、190 連続可変比変速装置。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
低減されたパワー消費で張力を提供するウエブシステムであって、
繰出しシャフト、巻取りシャフト、及び処理システムと、
前記繰出しシャフトから前記処理システムを通って前記巻取りシャフトに向かう駆動経路と、
前記駆動経路に沿って位置する駆動モータと、
第1のシャフト及び第2のシャフトを備えて、前記第1のシャフト及び第2のシャフトがパワー転送結合を介して相互に接続されている、連続可変比変速装置と、
を備えており、
前記第1のシャフトが前記繰出しシャフトに接続され、前記第2のシャフトが前記巻取りシャフトに接続されている、ウエブシステム。
【請求項2】
低減されたパワー消費で張力を提供するウエブシステムであって、
繰出しシャフト、巻取りシャフト、及び処理システムと、
前記繰出しシャフトから前記処理システムを通って前記巻取りシャフトに向かう駆動経路と、
前記駆動経路に沿って位置する駆動モータと、
前記駆動経路に沿って位置する張力測定システムと、
第1のシャフト及び第2のシャフトを備えて、前記第1のシャフト及び第2のシャフトがパワー転送結合を介して相互に接続されている、連続可変比変速装置と、
を備えており、
前記第1のシャフトが前記繰出しシャフトに接続され、前記第2のシャフトが前記巻取りシャフトに接続されている、ウエブシステム。
【請求項3】
ウエブシステムのパワー消費を低減する方法であって、
繰出しシャフト、巻取りシャフト、及び処理システムを備えるウエブシステムを提供するステップと、
前記繰出しシャフト及び前記巻取りシャフトを連続可変比変速装置の第1のシャフト及び第2のシャフトに接続するステップと、
を包含する、方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−298594(P2009−298594A)
【公開日】平成21年12月24日(2009.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−137334(P2009−137334)
【出願日】平成21年6月8日(2009.6.8)
【出願人】(596170170)ゼロックス コーポレイション (1,961)
【氏名又は名称原語表記】XEROX CORPORATION
【Fターム(参考)】