説明

印刷物接着シート

【課題】印刷面を有するシートを鉄系の金属の表面にセロテープあるいは画鋲磁石といった別の部材を利用せずに貼ることが可能でさらにガラス等の透明な物質を通して見ることができるようにセロテープあるいは画鋲といった別の部材を利用せずに貼ることができる1つの印刷物シートを提供することである。
【解決手段】紙または樹脂からなる印刷面を有するシートに金属面に貼るために磁気層を設けさらにガラス等の透明な物質に貼ることができるように粘着層を設けておく。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
本発明は面貼るシートに関する。
【背景技術】
【0002】
従来冷蔵庫などの扉等の鉄から構成されている金属面に対して、印刷物を貼る場合には磁気層を形成したシートを磁力によって貼っていた。またガラス等の透明なものに印刷物を貼る場合にガラスに対して人が見る面とは対抗面に印刷物の表面に透明の粘着層を形成して貼っていた。
【0003】
しかしながら1つのシートで鉄等の金属面の表面とガラス等の透明な面を通して見ることが可能な印刷物を貼ることが可能なシートというものは存在していなかった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、1つで鉄等の金属面表面とガラス等の透明な面を通して見ることと、1つで鉄等の金属面とガラス等の面にセロテープあるいは画鋲等の別な部材なしで接着が可能なシートを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前述の課題を解決するために本発明者は鋭意研究の結果以下の手段をとった。すなわち紙あるいは樹脂から構成されている印刷面を有するシートにおいてこの印刷面の対抗側に磁気層を設けてさらに前述のシートの印刷面の外部に粘着層を設けておけばよい
【0006】
あるいは紙あるいは樹脂から構成されている印刷面を有するシートにおいてこの印刷面の対抗側に磁気層を設けさらに磁気層の外部及びに前述のシートの印刷面の外側に粘着層を設けておけばよい。
【0007】
この粘着層の外側には必要に応じて粘着層を保護する剥離層を設けておき貼る際にこの剥離層をはがせばよい。
【0008】
そしてシートはガラス面、鉄からなる金属表面に貼ることを目的としているので1つのシートでどちらにも使うことが可能である。またこの粘着層は透明であればガラスを通しても印刷面を見ることが可能となる。
【0009】
紙あるいは樹脂から構成されている印刷面を有するシートにおいてこの印刷面の対抗側に磁気層を設けておきさらにこの磁気層の外側に粘着層を設けておけば鉄などの金属またはガラスなどの表面に貼ることが可能となる。そしてこの粘着層の外側には粘着層を保護する剥離層を設けておけば前述と同様に貼る際にこの剥離層をはがせばよい。
【発明の効果】
【0010】
【0011】
以上述べたよう本発明によれば、1つのシートで冷蔵庫のドアなどの鉄でできた金属面に印刷物を貼ることも可能であり、ガラス等を通して印刷物を見ることが可能な透明なものに貼ることも可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下に実施例を示す,
【実施例】
【0013】
以下さらに図に基づいてさらに詳しく説明していく。図1は本発明の1例でありその断面を示している。4が印刷面を有するシートであって紙あるいは樹脂から構成されている。2は印刷面であって画像や文字が印刷されている。1は粘着層であってガラス等の面に粘着させるためのもので上部の粘着層はガラスなどの透明な材料の裏に貼って印刷面をガラス等の透明な材料を通して見えるようにするものである。
【0014】
3は磁気層であって冷蔵庫のドアなど鉄系の金属でできている場合に貼り付けるための層である。下部の1の粘着層は鉄系の金属以外のものの表面に貼り付けるための粘着層である。7は粘着層を保護するための層であり、粘着させる前にはがす剥離層である。
【0015】
図3は粘着層の部分をさらに詳しく説明したものであって5はガラス等の面に吸着させる部分であり、6は印刷面を有するシートに接着させるための層である。
【0016】
図2は他の例であり、その断面を示している。ここで4が印刷面を有するシートであって紙あるいは樹脂から構成されている。2は印刷面であって画像や文字が印刷されている。1は粘着層であってガラス等の面に粘着させるためのもので上部の粘着層はガラスなどの透明な材料の裏に貼って印刷面をガラスなどの透明な材料を通して見えるようにするものである。3は磁気層であって冷蔵庫のドアなど鉄系の金属でできている場合に貼り付けるための層である。7は粘着層を保護するための層であり、粘着させる前にはがす剥離層である。
【0017】
図4は冷蔵庫などの金属面に本発明のシート10を貼った状態である。冷蔵庫の扉の金属体が11であり印刷物シート10に設けてある磁気層により接着されている。図5はガラス等の透明の物質の裏面に本発明のシート10を貼った状態であり12はガラス等の透明体である。13は人の目であり透明体12を通して裏面に貼った印刷物シート10を見ることが可能となる。
【0018】
以上説明した構造にすれば,印刷面を有するシートを1枚のシートで鉄系の金属でできたものに貼り付けることが可能であり、必要に応じてガラスなどの透明物質にも貼ることが可能となり印刷面を有するシートの用途が広がるものである。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】両面粘着層を持つ本発明の磁気シート
【図2】片面のみ粘着層を持つ本発明の磁気シート
【図3】粘着層の詳細
【図4】金属表面に貼った様子
【図5】ガラス裏面に貼った様子
【符号の説明】
【0020】
1 粘着層
2 印刷面
3 磁気層
4 シート
5 吸着層
6 接着層
7 剥離層
10 本発明のシート
11 金属体
12 透明体
13 人の目

【特許請求の範囲】
【請求項1】
紙あるいは樹脂から構成されている印刷面を有するシートにおいて前記印刷面の対抗側に磁気層を有し前記印刷面の外部に粘着層を有することを特徴とする接着シート
【請求項2】
紙あるいは樹脂から構成されている印刷面を有するシートにおいて前記印刷面の対抗側に磁気層を有し磁気層の外部及び前記印刷面の外側に粘着層を有することを特徴とする接着シート
【請求項3】
前記粘着層の外側には粘着層を保護する剥離層を有することを特徴とする特許請求範囲第1あるいは2項記載の接着シート
【請求項4】
前記シートはガラス面、鉄からなる金属表面に貼ることを目的としていることを特徴とする特許請求範囲第1あるいは2項記載の接着シート
【請求項5】
前記粘着層は透明であることを特徴とする特許請求範囲第1あるいは2項記載の接着シート
【請求項6】
紙あるいは樹脂から構成されている印刷面を有するシートにおいて前記印刷面の対抗側に磁気層を有し前記磁気層の外側に粘着層を有することを特徴とする接着シート
【請求項7】
前記粘着層の外側には粘着層を保護する剥離層を有することを特徴とする特許請求範囲第6項記載の接着シート

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−11345(P2006−11345A)
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−216582(P2004−216582)
【出願日】平成16年6月28日(2004.6.28)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.セロテープ
【出願人】(302021628)有限会社 スプリングマウス (4)
【Fターム(参考)】