説明

印刷装置、その制御方法及びプログラム

【課題】印刷用のデータに文字データが含まれるか否かに応じて印刷データをレイアウトし、ユーザを煩わせることなく印刷内容に対応した最適な印刷出力結果を得る。
【解決手段】プリンタ102は、印刷用のデータに文字データが含まれているか否かを判定する。そしてプリンタ102は、上記の判定結果に応じて、印刷データが用紙に外接又は内接するように印刷データをレイアウトする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷用のデータをレイアウトして印刷出力させる技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、デジタルカメラやカメラを搭載した携帯電話が普及しているが、撮影するだけでなく撮影した画像をプリンタに送信して印刷することが可能な機器が増えている。特に携帯電話の多くにはIrDAやBluetooth等の無線通信手段が搭載されたこともあって、プリンタへの画像転送がより簡単にできるようになったこともあり、画像を入力して写真のように印刷することが主なコンパクトなプリンタが登場している。
【0003】
このようなプリンタでは、画像を受信し写真のような出力を行うことが一般的であった。しかしながら、携帯電話等に含まれる住所録や、複雑な画像のレイアウトのデータを印刷する要求が高まったことを受けて、XHTML-Print等のマークアップ記述言語による汎用的なデータ形式を用いて画像と文字を含む高度なレイアウトの印刷が可能な仕組みが組み込まれ、例えば、画像の日付やGPSタグ等を画像の周囲に配置したデータを印刷することが可能になっている。
【0004】
一方、マークアップ記述言語で記述されたデータにはページの概念がないため、データに含まれるレイアウト情報からのレイアウトは印刷する機器に依存することになる。例えば特許文献1では、プリンタが送信機器にページサイズのような物理的なレイアウト情報を送信し、送信機器はその物理的なレイアウト情報を基にマークアップ言語に文書データを書き換えることで機器の出力に適したデータを受信する手法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−219845号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、コンパクトなプリンタではL版サイズ、あるいはそれ以下のサイズ等、送信側の想定している紙サイズよりも小さいことが多く、印刷用紙サイズとは異なる用紙サイズが記述されたデータが送信されることが多い。このような場合にはアスペクト比を保ったまま縮小して印刷を行うことが考えられる。しかし、データの内容によって、データが全て印刷されるようにデータが印刷用紙に内接するレイアウトが好ましいか、印刷物全体にデータが印刷されるようにデータが印刷用紙に外接するレイアウトが好ましいかが異なる。具体的には、住所録のように文書が主のデータは文字が欠けない前者のレイアウトが好ましく、写真のような出力を期待する画像のみのデータは余白がない後者のレイアウトが好まれる等様々で、入力データによって最適なレイアウト行うことは困難である。
【0007】
そこで本発明の目的は、印刷データと用紙とのサイズ及びアスペクト比の関係、並びに、印刷データに文字データが含まれるか否かに応じて印刷データをレイアウトし、ユーザを煩わせることなく印刷内容に対応した最適な印刷出力結果を得ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の印刷装置は、マークアップ言語で記述された印刷用のデータを外部装置から受信する受信手段と、前記データに印刷すべき文字データが含まれているか否かを判定する第1の判定手段と、前記データに基づいて用紙に印刷する画像データを作成し、作成した画像データに基づいて画像を用紙に印刷する印刷制御手段とを有し、前記印刷制御手段は、前記第1の判定手段の判定結果に応じて、前記画像を前記用紙に印刷する際に、前記印刷用のデータにより印刷すべき1ページ分の画像を、前記用紙に外接させて印刷するか、又は、前記画像を前記用紙に内接させて印刷するかを決定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、印刷用のデータに文字データが含まれるか否かに応じて印刷データをレイアウトすることが可能となる。従って、ユーザを煩わせることなく印刷内容に対応した最適な印刷出力結果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】携帯電話から小型フォトプリンタへデータを送信する形態を示す図である。
【図2】本発明の実施形態におけるプリンタの構成を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態における、プリンタが印刷データを印刷する処理を示すフローチャートである。
【図4】マークアップ言語で記述されたデータと、そのデータをポストサイズ及びLサイズで出力したときの例を示す図である。
【図5】マークアップ言語で記述されたデータと、そのデータをポストサイズ及びLサイズで出力したときの例を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態における、プリンタが印刷データを印刷する処理を示すフローチャートである。
【図7】図6のフローチャートに示す処理を適用した場合において印刷データをポストサイズとLサイズで出力した結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、携帯電話101から本発明を適用するのに好適な小型フォトプリンタ(以下、プリンタと称す)102へデータを送信する場合の形態を示したものである。携帯電話101とプリンタ102間はBluetoothによって接続されており、プロファイルにはBPPが使われているものとする。プリンタ102には、ポストカード(100mm×150mm)、L(90mm×120mm)のそれぞれ異なるアスペクト比を有する用紙をセットできるものとする。なお、プリンタ102は、本発明の印刷装置の適用例となる構成であり、携帯電話101は、本発明の外部装置の適用例となる構成である。
【0013】
本実施形態では、携帯電話101とプリンタ102間をBluetoothで接続しているが、本発明は、Bluetoothあるいは無線に限ったものではない。例えば、有線でもプリンタへマークアップ言語で記述されたデータの送信が可能であれば適用することができる。また、本実施形態では、携帯電話101からデータの送信を行っているが、本発明は、送信側を携帯電話に限定するものではなく、デジタルカメラ、デジタルTVやPC等で、マークアップ言語で記述されたデータを送信することができる機器であれば適用可能である。
【0014】
図2は、プリンタ102の構成を示す図である。201はプリンタ102全体を制御するCPU、202はCPU201の動作用の定数、変数、プログラム、設定、他のモジュールの中間生成データ等を一時的に記憶するRAMである。203はプリンタ102を動作させるためCPU202で実行するプログラムが格納されているROMである。204は電源が落ちた場合でも情報を保持しておくためのメモリであるNVRAMである。ユーザが設定を変更した場合や、プリント枚数や各プリンタに固有の情報が格納される。205はユーザとのインタフェースを提供するUIモジュールである。UIモジュール205は、ユーザにプリンタ102の動作を通知するための表示を行うLCDやLEDと、UIモジュール205は、ユーザからの印刷命令や印刷中止命令や電源オフ等を受け付ける複数のボタンとからなる。UIモジュール205の他の形態として、一つの部材で表示と操作を行うことが可能なタッチパネル等でもよい。206は画像データを必要に応じて異なる画像フォーマットに変換するための画像変換モジュールである。画像変換モジュール206は、UIモジュール205で表示するために入力された画像を変換したり、印刷を行うために画像フォーマットの変換を行う。207は入力された画像を紙に印字するための印刷モジュールである。印刷する方法には、華熱転写記録方式やインクジェット方式等が考えられるが、どの方式でも本実施形態には影響しないためここでは言及はしない。208はプリンタ102に電源を供給するための電源モジュールである。電源モジュール208の例として、AC電源や充電可能なバッテリ等が考えられる。209は他機器と通信してデータを受信する通信モジュールである。本実施形態では、BluetoothやIrDA等の無線通信を想定しているが、有線のUSBやLAN等でもよい。
【0015】
図3は、本発明の第1の実施形態における、プリンタ102がマークアップ言語で記述されたデータを受信して印刷を行う際の処理を示すフローチャートである。
【0016】
先ず、プリンタ102は、携帯電話101から送信されたデータを通信モジュール209を介して入力する(ステップS301)。次に、プリンタ102は、入力したデータの解析を行い(ステップS302)、当該データを画像変換モジュール206で印刷用の1ページ分の画像データ(印刷データ)に変換する(ステップS303)。
【0017】
次に、プリンタ102は、S303で作成した1ページ分の印刷データのサイズとプリンタ102の印刷モジュール207にセットされている用紙のサイズとを比較する(ステップS304)。双方のサイズが等しいか、印刷データのサイズより用紙サイズの方が大きければ、印刷データをそのまま用紙の印刷する(ステップS307)。一方、印刷データのサイズより用紙サイズの方が小さい場合、プリンタ102は、印刷データのアスペクト比と用紙のアスペクト比との比較を行う(ステップS305)。ここで、アスペクト比が等しい場合には、プリンタ102は、印刷データが用紙に外接するようにレイアウトを行い(ステップS306)、印刷データの印刷を行う(ステップS307)。ここで、印刷データのアスペクト比と用紙のアスペクト比が等しい場合には、印刷データが用紙に外接するようにレイアウトするとしたが、アスペクト比が等しいので、実際には、印刷データと用紙が一致するように印刷される。また、上述のフローでは,S303で印刷データを作成してから、S304、305においてサイズやアスペクト比の比較、判定を行った。しかし、先に印刷データを作成せずに、S302でのデータの解析結果から作成される1ページ分の印刷データのサイズやアスペクト比を予測し、予測したサイズやアスペクト比に基づいてS304、305の判定を行い、その後、印刷データを作成してもよい。なお、ステップS305は、本発明の第2の判定手段の処理例である。
【0018】
一方、ステップS305でアスペクト比が異なると判定された場合、プリンタ102は、印刷データのページ内に文字データが含まれているかどうかを確認する(ステップS308)。印刷データのページ内に文字データが含まれていなければ、プリンタ102は、印刷データが用紙に外接するように決定し、レイアウトを行う(ステップS306)。そしてプリンタ102は、印刷データの印刷を行う(ステップS307)。ステップS305でアスペクト比が異なると判定される場合の例として、例えば、印刷データのサイズがポストサイズで、用紙のサイズがLサイズである場合が挙げられる。なお、ステップS308は本発明の第1の判定手段の処理例である。また、ステップS307は、本発明の印刷制御手段の処理例である。
【0019】
一方、ステップS308で印刷データのページ内に文字データが含まれていると判定された場合、プリンタ102は、印刷データが用紙に内接するように決定し、レイアウトを行う(ステップS309)。そしてプリンタ102は、印刷データの印刷を行う(ステップS307)。上記の例では、Lサイズの印刷領域に全てが含まれるよう印刷データの縮小処理を行う。
【0020】
なお、本フローチャートでは1ページの印刷についてのみ述べているが、入力データを解析した結果、複数ページに渡っていた場合は、ページ生成と印刷を繰り返すことによって実現可能である。
【0021】
図4は、マークアップ言語で記述されたデータと、そのデータをポストサイズ及びLサイズで出力したときの例を図示したものである。マークアップ言語で記述されたXHTMLデータ401では、ページのサイズが150mm、100mmとなっている。従って、データ401がポストサイズであることがわかり、出力される文字が含まれていないため、プリンタ102にポストサイズの用紙がセットされている場合には402のような出力になる。一方、Lサイズの用紙がセットされている場合には、402のデータを縮小して且つ余白部分が残らないように用紙に外接してレイアウトされるため、404のような出力結果になる。403は縮小された402であり、403と404の差分が印刷されない部分になる。
【0022】
図5は、図4と同様にマークアップ言語で記述されたデータと、そのデータをポストサイズ及びLサイズで出力したときの例を図示したものである。図5の501のマークアップ言語で記述されたXHTMLデータと図4のXHTMLデータ401との違いは、図5のデータ501には、出力する画像データのファイル名(photo.jpg)及び日付(2008/1/1)が含まれているところにあり、サイズは同じものである。502はデータ501をポストサイズで印刷した場合であり、504がデータ501をLサイズで印刷した場合の印刷結果である。504では印刷データに文字データが含まれているため、ポストサイズでページ生成された部分を全て出力できるように、印刷データがLサイズに内接するようにレイアウトされている。503は縮小された502であり、504と503の差分が余白部分になる。データ401及び501はXHTML形式としたが、もちろんHTML形式でもよく、画像データのファイル名や日付を含めることが可能であれば他のマークアップ言語で記述してもよい。
【0023】
このように本実施形態では、アスペクト比の一致性とページの中に文字データが含まれているかどうかを判別してレイアウトを変更する。即ち、データ401のように文字データが含まれない印刷データを印刷する場合には余白部分を出さないようにレイアウトを行う。一方、データ501のように文字データを含む印刷データを印刷する場合には、その文字データが欠落しないように504のようなレイアウトを行う。
【0024】
なお、本実施形態では、画像データのみ及び画像データと文字データを含む印刷データを例に挙げて説明した。その他、住所録のように画像データが一部分にだけ含まれる例も考えられるが、上記のような動作を行っている限り本発明を適用できることはいうまでもない。
【0025】
次に、本発明の第2の実施形態を、図6及び図7を参照しながら説明する。以下の説明においては、前述した第1の実施形態と同一部分については同一の符号を付与し、説明を省略するものとする。
【0026】
図6は、本発明の第2の実施形態における、プリンタ102が印刷データを印刷する処理を示すフローチャートである。本実施形態において、第1の実施形態と異なるのは、図3のページに出力する文字データが含まれていない場合(ステップS308/NO)、次の処理である。ここで、まず、S301で受信したデータに含まれる画像データのうち、印刷用紙のアスペクト比に対して、画像データのアスペクト比が所定の割合(例えば10分の1)よりも小さいか、または、所定の割合(例えば10倍)よりも大きい画像があるかを判定する(ステップS601)。ここでプリンタ102は、601の条件に当てはまるような細長い画像データはフッタ或いはヘッダと判定する。細長い画像はヘッダまたはフッタであり文字が含まれている画像である可能性が高いので、印刷データが用紙に内接するようにレイアウトを行う(ステップS309)。そうでない場合(画像データの幅又は高さが上記所定の割合以上である場合)、プリンタ102は印刷データが用紙に外接するようにレイアウトを行う(ステップS306)。なお、S301で受信したデータに複数の画像データが含まれている場合には、本実施形態のようにレイアウトを判定し、1つの画像データしか含まれていない場合は、第1の実施形態のようにレイアウトを判定してもよい。画像でーたが1つしか含まれていない場合は、その画像データはヘッダやフッタではない可能性が高いため、わざわざこのような判定をする必要がないためである。また、本実施形態では、受信したデータに含まれる画像データのアスペクト比が用紙のアスペクト比の10倍以上(所定倍以上)または1/10以下(所定倍以下)の場合に内接させてレイアウトすることにした。しかし、用紙のアスペクト比は関係なく、画像データのアスペクト比(横/縦)が10倍以上、または、1/10以下の場合に画像を内接させてレイアウトすることにしてもよい。なお、上記所定の割合(例えば10倍)は本発明の第1の値の例であり、上記所定の割合(例えば1/10)は本発明の第2の値の例である。
【0027】
図7は、図6のフローチャートに示す処理を適用した場合において印刷データをポストサイズとLサイズで出力した結果である。入力データ701では、ヘッダとフッタとして図5における文字列部分が画像として出力されている。この画像の高さ=25pt≒8.785mmとなり、これがページの高さ100mm/10=10mmよりも小さいために、印刷データ701をポストサイズで印刷した場合の出力結果702には文字列が含まれていない。これに対して、印刷データ701を用紙に内接するようにレイアウトを行うことによって、その出力結果704にはフッタもヘッダも欠けることなく印刷される。704と703の間が余白部分になる。
【0028】
本実施形態では、印刷データが用紙に内接するレイアウトとする条件として、画像の幅がページの幅の10/1、あるいは画像の高さがページの高さの10/1としたが、これはN−upのNの最大値を基準にするのが好ましい。本実施形態ではLサイズやポストの印刷では8−upが最大であることを想定し、8よりも大きい10を基準にしている。ただし、本発明は上記の条件に限定されるものではないことはいうまでもない。
【0029】
上述した実施形態によれば、印刷データと用紙とのサイズ及びアスペクト比の関係、並びに、印刷データに文字データが含まれるか否かに応じて印刷データをレイアウトすることが可能となる。従って、ユーザを煩わせることなく印刷内容に対応した最適な印刷出力結果を得ることができる。
【0030】
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種コンピュータ読み取り可能な記録媒体を介してシステム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
【符号の説明】
【0031】
101:携帯電話、102:プリンタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マークアップ言語で記述された印刷用のデータを外部装置から受信する受信手段と、
前記データに印刷すべき文字データが含まれているか否かを判定する第1の判定手段と、
前記データに基づいて用紙に印刷する画像データを作成し、作成した画像データに基づいて画像を用紙に印刷する印刷制御手段とを有し、
前記印刷制御手段は、前記第1の判定手段の判定結果に応じて、前記画像を前記用紙に印刷する際に、前記印刷用のデータにより印刷すべき1ページ分の画像を、前記用紙に外接させて印刷するか、又は、前記画像を前記用紙に内接させて印刷するかを決定することを特徴とする印刷装置。
【請求項2】
前記データは、HTML形式又はXHTML形式のデータであることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記印刷制御手段は、前記データに印刷すべき文字データが含まれていると判定された場合に、前記画像を前記用紙に内接させて印刷すると決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記印刷制御手段は、前記データに印刷すべき文字データが含まれていないと判定された場合に、前記画像を前記用紙に外接させて印刷すると決定することを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記データに含まれる画像データのアスペクト比が、所定の条件を満たしているか否かを判定する第2の判定手段を更に有し、
前記印刷制御手段は、前記第1の判定手段及び前記第2の判定手段の判定結果に応じて、前記画像を前記用紙に外接させて印刷するか、又は、前記画像を前記用紙に内接させて印刷するかを決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記第2の判定手段は、前記データに含まれる画像データのアスペクト比が第1の値よりも大きい又は第2の値よりも小さい場合に所定の条件を満たしていると判定することを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
【請求項7】
前記第2の判定手段は、前記データに含まれる画像データのアスペクト比が前記用紙のアスペクト比の所定倍以上又は所定倍以下である場合に、所定の条件を満たしていると判定することを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
【請求項8】
前記印刷制御手段は、前記データに印刷すべき文字データが含まれていると判定された場合に、前記画像を前記用紙に内接させて印刷し、前記第1の判定手段により前記データに文字データが含まれていないと判定された場合には、前記第2の判定手段による判定結果に応じて、前記画像を前記用紙に外接させて印刷するか、又は、前記画像を前記用紙に内接させて印刷するかを決定することを特徴とする請求項5乃至7の何れか1項に記載の印刷装置。
【請求項9】
前記印刷制御手段は、前記第1の判定手段により前記データに文字データが含まれていないと判定されたときには、前記第2の判定手段により前記所定の条件を満たしていると判定された場合、前記画像を前記用紙に内接させて印刷すると決定し、前記第2の判定手段により前記所定の条件を満たしていないと判定された場合、前記画像を前記用紙に外接させて印刷すると決定することを特徴とする請求項8に記載の印刷装置。
【請求項10】
前記印刷制御手段は、前記データに複数の画像データが含まれている場合に、前記第2の判定手段により判定を行い、前記第1の判定手段及び前記第2の判定手段の判定結果に応じて、前記画像を前記用紙に外接させて印刷するか、又は、前記画像を前記用紙に内接させて印刷するかを決定することを特徴とする請求項5乃至9の何れか1項に記載の印刷装置。
【請求項11】
前記印刷制御手段は、当該印刷制御手段により作成される画像データのアスペクト比と、前記用紙のアスペクト比とを比較する比較手段を有し、
前記印刷制御手段は、当該印刷制御手段により作成される画像データのアスペクト比と、前記用紙のアスペクト比が異なる場合に、前記第1の判定手段による判定結果に応じて、前記画像を前記用紙に外接させて印刷するか、又は、前記画像を前記用紙に内接させて印刷するかを決定することを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の印刷装置。
【請求項12】
マークアップ言語で記述された印刷用のデータを外部装置から受信する受信ステップと、
前記データに印刷すべき文字データが含まれているか否かを判定する判定ステップと、
前記データに基づいて用紙に印刷する画像データを作成し、作成した画像データに基づいて画像を用紙に印刷する印刷制御ステップとを含み、
前記印刷制御ステップは、前記判定ステップの判定結果に応じて、前記画像を前記用紙に印刷する際に、前記印刷用のデータにより印刷すべき1ページ分の画像を、前記用紙に外接させて印刷するか、又は、前記画像を前記用紙に内接させて印刷するかを決定することを特徴とする印刷装置の制御方法。
【請求項13】
マークアップ言語で記述された印刷用のデータを外部装置から受信する受信ステップと、
前記データに印刷すべき文字データが含まれているか否かを判定する判定ステップと、
前記データに基づいて用紙に印刷する画像データを作成し、作成した画像データに基づいて画像を用紙に印刷する印刷制御ステップとをコンピュータに実行させ、
前記印刷制御ステップは、前記判定ステップの判定結果に応じて、前記画像を前記用紙に印刷する際に、前記印刷用のデータにより印刷すべき1ページ分の画像を、前記用紙に外接させて印刷するか、又は、前記画像を前記用紙に内接させて印刷するかを決定することを特徴とするプログラム。
【請求項14】
マークアップ言語で記述された印刷用のデータを外部装置から受信する受信ステップと、
前記データに印刷すべき文字データが含まれているか否かを判定する判定ステップと、
前記データに基づいて用紙に印刷する画像データを作成し、作成した画像データに基づいて画像を用紙に印刷する印刷制御ステップとをコンピュータに実行させ、
前記印刷制御ステップは、前記判定ステップの判定結果に応じて、前記画像を前記用紙に印刷する際に、前記印刷用のデータにより印刷すべき1ページ分の画像を、前記用紙に外接させて印刷するか、又は、前記画像を前記用紙に内接させて印刷するかを決定することを特徴とするプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−104827(P2011−104827A)
【公開日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−260742(P2009−260742)
【出願日】平成21年11月16日(2009.11.16)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】