説明

印刷装置

【課題】ジャム障害や切断不良などを生じることなく、常に円滑に記録媒体を排出することが可能な印刷装置を提供する。
【解決手段】インクジェットプリンター1は、シート状のロール紙を搬送して排出するフロント送りローラー37と、フロント送りローラー37の下流側に排出されるロール紙を案内する用紙案内部材41とを備え、用紙案内部材41は、フロント送りローラー37の下流側に搬送方向の一定の長さを有する水平案内部42と、水平案内部42から下がった段差形状を有する段差部43とを有するとともに、段差部43がプリンターケース2の外部に突出している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート状の印刷媒体に印刷処理を施す印刷装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、POS(Point−Of−Sale)システムなどでは、ロール状の記録紙に印刷を施すレシートプリンター等のプリンターが用いられている。
このようなプリンターとしては、ロール紙収納部に収納されているロール紙から引き出されて複数のローラーで搬送される記録紙に対してインクジェットヘッドによって表面に印刷を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このプリンターでは、印刷後の記録紙が記録紙排出口から排出された状態で搬送が停止し、記録紙切断装置によって記録紙が切断され、所定長さのレシートとして印刷済みの記録紙片が発行される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−83478号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、排出中の記録紙を取ろうとしてユーザーが記録紙排出口にて排出中の記録紙に触れたり、または記録紙を指で記録紙排出口に押し付けてしまうと、排出中の記録紙に弛みが生じてしまうことがある。その場合、記録紙排出口につながる搬送経路内にて紙ジャムが生じたり、記録紙切断装置における記録紙の切断不良が生じたりするおそれがあった。
【0005】
本発明の目的は、ジャム障害や切断不良などを生じることなく、常に円滑に印刷媒体を排出することが可能な印刷装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決することのできる本発明に係る印刷装置は、シート状の印刷媒体を搬送して排出する搬送ローラーと、
前記搬送ローラーの下流側に排出される前記印刷媒体を案内する媒体案内部材とを備え、
前記媒体案内部材は、前記搬送ローラーの下流側に搬送方向の一定の長さを有する水平案内部と、前記水平案内部から下がった段差形状を有する段差部とを有するとともに、前記段差部が装置本体の外部に突出している。
【0007】
この構成の印刷装置によれば、排出される印刷媒体を案内する媒体案内部材が装置本体の外部に突出しているが、その突出した部分は水平案内部から下がった段差部であるので、排出される印刷媒体が段差部上またはその下流側で指などに当たったり、段差部上で指などにより押さえられたりして、印刷媒体に負荷が加わっても、水平案内部から段差部が下がった分だけ段差部上で印刷媒体が曲がって逃げやすくなっている。そのため、排出された印刷媒体への負荷によって水平案内部より上流側で印刷媒体が浮き上がることがなく、印刷装置内での印刷媒体の詰まりを防止することができる。
【0008】
本発明の印刷装置において、前記段差部の上面は、前記水平案内部から離れるにつれて下がるように傾斜していることが好ましい。
この構成の印刷装置によれば、段差部の上面が下がるように傾斜しているので、段差部上で印刷媒体を押えても段差部の上方に印刷媒体が曲がりやすく、より効果的に負荷を逃がすことができる。
【0009】
本発明の印刷装置において、前記段差部の上方が開放されていることが好ましい。
この構成の印刷装置によれば、段差部の上方が開放されているので、印刷媒体を曲げて逃がす空間が大きく確保され、段差部上で印刷媒体が詰まることがない。
【0010】
本発明の印刷装置において、前記搬送ローラーと前記水平案内部との間で前記印刷媒体を切断するカッターを備えていることが好ましい。
この構成の印刷装置によれば、水平案内部より上流側では印刷媒体が浮いたり曲がったりしにくい構造とされているので、安定した切断を行うことができる。
【0011】
本発明の印刷装置において、ロール紙を収容するロール紙収容部を備え、
前記印刷媒体はロール紙がシート状に繰り出された用紙であることが好ましい。
この構成の印刷装置によれば、ロール紙はシート状に繰り出されても媒体案内部材に対して上側に凸の向きで若干湾曲しているので、段差部の上方に曲げて逃がしやすい。また、ロール紙は長尺であるため排出側での負荷が搬送経路上流側の詰まりを誘発しやすいが、水平案内部より上流側では印刷媒体が浮いたり曲がったりしにくい構造とされているので、印刷装置内での詰まりを効果的に防止することができる。
【0012】
本発明の印刷装置において、前記ロール紙収容部を開閉する開閉カバーを備え、
前記媒体案内部材は、前記開閉カバーを動作させる摘みの一部であることが好ましい。
この構成の印刷装置によれば、ロール紙収容部を開閉する際に作業者の指が媒体案内部材に触れるので、段差部上で印刷媒体が指により押さえられやすい。しかし、印刷媒体の排出動作中に開閉カバーを動作させようとして印刷媒体に接触した場合でも、段差部上で印刷媒体を曲げて逃がすことができ、印刷装置内での詰まりを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明に係るインクジェットプリンターの外観斜視図である。
【図2】インクジェットプリンターからプリンターケースを取り外した状態の側面図である。
【図3】ロール紙カバーを開いた状態のインクジェットプリンターの外観斜視図である。
【図4】プリンターケースを取り外したインクジェットプリンターにおけるロール紙カバーを開いた状態の側断面図である。
【図5】排紙部付近の断面図である。
【図6】用紙案内部材の斜視図である。
【図7】段差部のない用紙案内部を備えたインクジェットプリンターにおけるロール紙の排出状態を示す排紙部付近の断面図である。
【図8】本実施形態のインクジェットプリンターにおけるロール紙の排出状態を示す排紙部付近の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明に係る印刷装置の実施形態の例を、図面を参照しつつ説明する。
【0015】
図1に示すように、インクジェットプリンター1は、複数種のカラーインクを使用してロール紙の繰り出された一部にカラー印刷するものであり、プリンター本体を覆うプリンターケース2の前面中央には、ロール紙カバー(開閉カバー)3が開閉自在に設けられている。ロール紙カバー3の横にはインクカートリッジ挿入口8が設けられ、その内側にインクカートリッジ4が挿入されて収容されている。更に、プリンターケース2の前面には、電源スイッチ5と共にフィードスイッチ6やインジケーター7等も配置されている。
【0016】
図2に示すように、印刷される媒体であるロール紙11は、ロール紙収容部12に収容されており、ロール紙カバー3を開くと、ロール紙11を収容したロール紙収容部12が開放され、ロール紙11の交換が可能になる。
【0017】
ロール紙カバー3はその下端を中心に手前側に回動可能である。ロール紙カバー3の上部には手前側に印刷後のロール紙11が排出される排紙部9が設けられ、排紙部9の手前側先端には手前側に摺動可能な開閉スライダー10が設けられる。
【0018】
図3及び図4に示すように、開閉スライダー10に指をかけて前方に引くと、開閉スライダー10が前方に移動してロックが解除される。この状態で、さらに開閉スライダー10を手前に引くと、ロール紙カバー3が下端を中心に回動して開き、ロール紙カバー3の奥に設けられたロール紙収容部12が露出され、ロール紙収容部12にロール紙を投入できるように構成されている。
【0019】
図2に示すように、ロール紙収容部12の後方上部には、ロール紙収容部12に収容されたロール紙11をシート状に繰り出す繰り出しローラー34が設けられている。
この繰り出しローラー34の下流側には、ロール紙11を挟持して搬送するメイン送りローラー36が設けられている。また、繰り出しローラー34からメイン送りローラー36までの搬送路には、メイン送りローラー36に対するロール紙11の張力を一定に保つように、付勢部材(図示省略)によって装置後方へ付勢されたテンションローラー35が設けられている。
【0020】
さらに、メイン送りローラー36の下流側には、ロール紙11を挟持して搬送するフロント送りローラー37が設けられ、メイン送りローラー36とフロント送りローラー37との間には、プラテン26が設けられている。
【0021】
ロール紙11は、ロール紙収容部12から引き出され、繰り出しローラー34、テンションローラー35、メイン送りローラー36、プラテン26、フロント送りローラー37を経て、排紙部9から排出される。これらの搬送ローラーは、歯車またはベルトプーリー機構といった伝達機構を介して繰り出しモーターまたは紙送りモーター31により駆動される。
【0022】
プリンターケース2内のロール紙収容部12の上方には、インクジェットヘッド21を搭載したキャリッジ22が設けられている。キャリッジ22は、ロール紙11の幅方向に沿って延在するガイド部材23によって用紙幅方向に移動自在に支持されると共に、ロール紙11の幅方向に延在する無端ベルト(図示省略)と無端ベルトを駆動するキャリッジモーター25とによって、プラテン26の上方をロール紙11の幅方向に往復移動可能になっている。キャリッジ22には、インクカートリッジ4につながる可撓性を有するインクチューブ27が接続されており、このインクチューブ27を介してインクカートリッジ4からキャリッジ22のインクジェットヘッド21へインクが供給される。
【0023】
インクジェットプリンター1の幅方向の一方側は、往復移動するキャリッジ22の待機位置(ホームポジション)となっている。この待機位置の下方には、キャリッジ22の下面に露出するインクジェットヘッド21の各インクノズル内のインクを吸引するインク吸引機構(図示省略)が設けられている。
【0024】
そして、上記のインクジェットプリンター1では、往復移動するキャリッジ22のインクジェットヘッド21からロール紙11の繰り出された一部に対してインクを吐出して印刷処理を行う。
【0025】
図5に示すように、インクジェットヘッド21による印刷位置の下流側には、印刷されたロール紙11を切断するカッター機構(カッター)38が設けられている。このカッター機構38は、上方側に設けられた固定刃38aと、下方側に設けられた可動刃38bとを有している。このカッター機構38では、駆動モーター39によって可動刃38bが上下動されることにより、固定刃38aと可動刃38bによってロール紙11が切断される。
【0026】
また、排紙部9は、フロント送りローラー37の下流側に排出されるロール紙11を案内する用紙案内部材(媒体案内部材)41を備えている。
図6に示すように、用紙案内部材41は、硬質樹脂などから形成されたものであり、フロント送りローラー37の下流側にて、ロール紙11の搬送方向に沿って一定の長さを有する水平案内部42と、この水平案内部42から下がった段差形状を有する段差部43とを有している。カッター機構38は、フロント送りローラー37と用紙案内部材41の水平案内部42との間に配置され、フロント送りローラー37と用紙案内部材41との間で、ロール紙11を切断する。
【0027】
用紙案内部材41は、その段差部43が、プリンター本体(装置本体)を構成するプリンターケース2の外部に突出している。また、段差部43の上面は、水平案内部42から離れるにつれて下がるように傾斜する傾斜面とされている。
また、用紙案内部41の下方側には、ロール紙カバー3を開閉する際にユーザーが指を引っかける把持部47が設けられており、用紙案内部41は、把持部47とともに、ロール紙カバー3を開閉動作させる開閉スライダー10の摘みの一部とされている。つまり、ロール紙カバー3を開閉する際に、ユーザーは、把持部47へ指を引っかけつつ用紙案内部41を把持することとなる。特に、ロール紙カバー3を閉じる際に、ユーザーは用紙案内部41の下方で把持部47へ指を引っかけつつ、段差部43の上からシート状に繰り出されているロール紙11とともに用紙案内部41を把持する。
【0028】
上記のような用紙案内部材41を備えたインクジェットプリンター1では、排出されるロール紙11を案内する用紙案内部材41がプリンターケース2の外部に突出しているが、その突出した部分は水平案内部42から下がった段差部43であるので、排紙部9へ排出されるロール紙11が、段差部43上またはその下流側にてユーザーの指などに当たったり、段差部43上でユーザーの指などにより押えられたりして負荷が加わっても、水平案内部42から段差部43が下がった分だけ段差部43上でロール紙11が曲がって逃げやすくなっている。
そのため、水平案内部42より上流側でロール紙11が浮き上がることがなく、インクジェットプリンター1内でのロール紙11の詰まりを防止することができる。
【0029】
また、段差部43の上面は、水平案内部42から離れるにつれて下がるように傾斜する傾斜面であるので、段差部43上でロール紙11が押えられても段差部43の上方にロール紙11が曲がりやすく、より効果的に負荷を逃がすことができる。
なお、段差部43を上面を傾斜させず、水平面とした場合でも、段差を設けたことによるロール紙11を逃がす効果を得ることができる。
【0030】
また、用紙案内部材41の段差部43は、プリンターケース2の外部に突出して段差部43の上方が開放されているので、ロール紙11を曲げて逃がす空間が大きく確保され、段差部43上でロール紙11が詰まることがない。なお、段差部43の上方が開放されていない場合でも、段差を設けたことによるロール紙11を逃がす効果を得ることができる。
【0031】
また、上記実施形態のインクジェットプリンター1は、ロール紙11を収容するロール紙収容部12を備え、このロール紙収容部12からロール紙11がシート状に繰り出されるので、シート状に繰り出されるロール紙11は、用紙案内部材41に対して上側に凸の向きで若干湾曲することとなる。したがって、排紙部9から排紙されるロール紙11を、用紙案内部材41の段差部43の上方に曲げて逃がしやすい。
なお、ロール紙11は長尺であるため排出側での負荷が搬送経路上流側の詰まりを誘発しやすいが、本実施形態のインクジェットプリンター1では、前述のように、排紙部9にてロール紙11を逃がすことができるので、そのような詰まりを効果的に防止することができる。
【0032】
また、用紙案内部材41が、ロール紙カバー3を動作させる摘みの一部であるため、ロール紙カバー3を動作させてロール紙収容部12を開閉する際に、ユーザーの指が用紙案内部材41に触れ、段差部43上でロール紙11が指により押さえられやすい。
しかし、ロール紙11の排出動作中にロール紙カバー3を動作させようとしてロール紙11に指が接触した場合でも、段差部43上でロール紙11を曲げて逃がすことができるので、ロール紙11の詰まりを防止することができる。
【0033】
なお、図7に示すように、排紙部9に単なる傾斜した平板を設けた構成のインクジェットプリンターでは、排出中のロール紙11を取ろうとしてユーザーが排出中のロール紙11に上から図7中矢印A方向に指で触れると、排出中のロール紙11に負荷が加わって弛みが生じ、排紙部9につながる搬送経路内にて紙ジャムが生じたり、カッター機構38におけるロール紙11の切断不良が生じたりしてしまう。
【0034】
これに対して、本実施形態のインクジェットプリンター1では、図8に示すように、用紙案内部材41の段差部43上でユーザーの指などにより図8中矢印A方向から押えられたりして負荷が加わっても、水平案内部42から段差部43が下がった分だけ段差部43上でロール紙11が弛むことなく上方へ曲がって逃げることとなる。これにより、排紙部9につながる搬送経路内にて紙ジャムが生じるような不具合を防止することができる。そして、用紙案内部材41の水平案内部42より上流側ではロール紙11が浮いたり曲がったりしにくいので、フロント送りローラー37と水平案内部42との間に設けられたカッター機構38によって、切断不良などの不具合なくロール紙11を安定して切断することができる。
【0035】
被印刷体である媒体としては、フィルム、布、金属薄板等を用いてもよい。
【0036】
本実施形態に係るインクジェットプリンターに、コンピューター本体、CRT等の表示装置、入力装置、フレキシブルディスクドライブ装置、及びCD−ROMドライブ装置がそれぞれ有する機能又は機構の一部を持たせてもよい。例えば、プリンターが、画像処理を行う画像処理部、各種の表示を行う表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影された画像データーを記録した記録メディアを着脱するための記録メディア着脱部を有する構成としてもよい。
【0037】
本実施形態に係るプリンター、コンピューター本体、CRT等の表示装置、マウスやキーボード等の入力装置、フレキシブルドライブ装置、及びCD−ROMドライブ装置を備えたコンピューターシステムとすれば、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
【0038】
上記各実施の形態では、印刷装置としてカラーインクジェットプリンターを用いたが、印刷媒体に対して印刷処理できる印刷装置であれば、これに限られることなく、例えば、モノクロインクジェットプリンター、レーザプリンター、サーマルプリンター、ファクシミリ等に適用しても良い。
【符号の説明】
【0039】
1…インクジェットプリンター(印刷装置)、2…プリンターケース(装置本体)、3…ロール紙カバー(開閉カバー)、11…ロール紙(印刷媒体)、12…ロール紙収容部、37…フロント送りローラー(搬送ローラー)、38…カッター機構(カッター)、41…用紙案内部材(媒体案内部材)、42…水平案内部、43…段差部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シート状の印刷媒体を搬送して排出する搬送ローラーと、
前記搬送ローラーの下流側に排出される前記印刷媒体を案内する媒体案内部材とを備え、
前記媒体案内部材は、前記搬送ローラーの下流側に搬送方向の一定の長さを有する水平案内部と、前記水平案内部から下がった段差形状を有する段差部とを有するとともに、前記段差部が装置本体の外部に突出している印刷装置。
【請求項2】
請求項1に記載の印刷装置であって、
前記段差部の上面は、前記水平案内部から離れるにつれて下がるように傾斜している印刷装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の印刷装置であって、
前記段差部の上方が開放されている印刷装置。
【請求項4】
請求項1から3の何れか一項に記載の印刷装置であって、
前記搬送ローラーと前記水平案内部との間で前記印刷媒体を切断するカッターを備えている印刷装置。
【請求項5】
請求項4に記載の印刷装置であって、
ロール紙を収容するロール紙収容部を備え、
前記印刷媒体はロール紙がシート状に繰り出された用紙である印刷装置。
【請求項6】
請求項5に記載の印刷装置であって、
前記ロール紙収容部を開閉する開閉カバーを備え、
前記媒体案内部材は、前記開閉カバーを動作させる摘みの一部である印刷装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−156677(P2011−156677A)
【公開日】平成23年8月18日(2011.8.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−17922(P2010−17922)
【出願日】平成22年1月29日(2010.1.29)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】