説明

印刷装置

画像を画像受取り媒体に印刷するためのテーププリンタであって、該プリンタは、画像が印刷される画像受取り媒体の供給体を受け入れるためのテープ受入れ部と、画像受取り媒体に画像を印刷するように構成された印刷機構と、画像受取り媒体の一部を切断するための切断機構と備える。切断機構は、切断機構のカッターを案内するための予め設定した通路を規定するカッターガイドトラックを含む。カッターが画像受取り媒体の前記一部を切断するために移動する際、カッターの異なる部分が画像受取り媒体と交差する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テープ印刷装置、及び、ラベルを形成するためにテープ上に印刷する方法に関する。特に、本発明は、テープを切断するように構成されたカーターを有するテープ印刷装置に関する。
【背景技術】
【0002】
テーププリンタは既知であり、これは、該テーププリンタに受け入れられるカセットに収容される、テープの供給体を使用する。該テープは、画像受取り層と裏当て層を備え、これらは接着層を介して互いに固定される。画像が画像受取り層上に印刷された後、裏当て層は除去可能であり、画像受取り層が対象物に接着層を用いて固定されることを可能する。そのようなテーププリンタは、テープの一部がラベルとして使用できるように、画像が画像受取り層上に印刷された後に該テープの一部を切断するための切断機構を含む。この目的のため、切断機構は、テープの全層を切断することを企図したブレード(刃)を含む。
【0003】
これら既知のテーププリンタの切断機構は、ユーザにより手動で操作可能である。あるいは、切断機構は、テーププリンタ内のモータによって駆動され得る。自動切断機構のいくつかの例が、EP−A−534799、EP−A−929402、EP−A−764542、及びUS−A−5599119に記述される。自動カッターの実施形態は、DYMO PC−10電子ラベルメーカーに組み込まれている。
【0004】
切断動作を実行するためには、比較的大きい力がブレードによってテープに適用される必要がある。経時的に絶え間のない切断動作はブレードを摩損させる。これは不利益である。何故なら、プリンタのユーザは、プリンタの耐用年数中にブレードを交換することを望まないためである。更に、テープをカットするために必要な力は、しばしばテープを歪め得、ある場合では、切断動作中にテープを動かし得る。ブレードが摩耗するにつれ、テープは切断動作中に歪む可能性が更に高まる。切断中のテープの歪みは、円滑でない切り口を有するラベルをもたらし得る。
【0005】
テープをカットするのに要する力はまた、テープを収容するテープカセットの位置を切断中にずらし得る。これは、例えば、テープの不完全切断、及びその後に続く印刷動作におけるテープ上の印刷画像の位置合わせ不良等、更なる問題を引き起こす。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】EP−A−534799
【特許文献2】EP−A−929402
【特許文献3】EP−A−764542
【特許文献4】US−A−5599119
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従って、本発明の目的は、上記不利益を克服することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1側面によれば、画像を画像受取り媒体に印刷するためのテーププリンタが提供される。該プリンタは、画像が印刷される画像受取り媒体の供給体(供給物)を受け入れるためのテープ受入れ部と、画像受取り媒体に画像を印刷するように構成された印刷機構と、画像受取り媒体の一部を切断するための切断機構とを備え、前記切断機構は、該切断機構のカッターを案内するための予め設定された通路を規定するカッターガイドトラックを含み、該カッターが画像受取り媒体の前記一部を切断するために移動する際に該カッターの異なる部分が画像受取り媒体と交差する。
【0009】
本発明の第2側面によれば、画像受取り媒体の一部を切断してラベルを形成する方法が提供される。該方法は、予め設定された通路を規定するガイドトラックに沿って移動するようにカッターを案内する工程を含み、前記カッターが画像受取り媒体の前記一部を切断するように移動する際、該カッターの異なる部分が画像受取り媒体と交差する。
【0010】
本発明の第3側面によれば、画像を画像受取り媒体に印刷するためのプリンタが提供される。該プリンタは、画像が印刷される画像受取り媒体の供給体を受け入れるための受入れ部と、画像受取り媒体に画像を印刷するように構成された印刷機構と、画像受取り媒体の一部を切断するための切断機構とを備え、前記切断機構は、該切断機構のカッターを案内するための予め設定された通路を規定するカッターガイドトラックを含み、該カッターが画像受取り媒体の前記一部を切断するために移動する際に該カッターの異なる部分が画像受取り媒体と交差する。
【0011】
本発明の第4側面によれば、画像を画像受取り媒体に印刷するためのテーププリンタが提供される。該テーププリンタは、画像が印刷される画像受取り媒体の供給体を受け入れるためのテープ受入れ部と、画像受取り媒体に画像を印刷するように構成された印刷機構と、画像受取り媒体の一部を切断するための切断機構とを備え、前記切断機構は、切断サイクル中、該切断機構のカッターを案内するための予め設定された通路を規定するカッターガイドトラックを含み、切断サイクルの第1部分中、前記カッターガイドトラックは、画像受取り媒体の一部が切断されるように、画像受取り媒体の面と交差するようにカッターを案内するように構成され、切断サイクルの第2部分中、前記カッターガイドトラックは、カーターが画像受取り媒体の前記面と交差しないように、定位置(ホームポジション)に戻るようにカッターを案内するように構成される。
【0012】
本発明の第5側面によれば、画像受取り媒体を切断してラベルを形成する方法が提供される。該方法は、切断サイクル中に予め設定された通路に沿って移動するようにカッターを案内する工程を含み、切断サイクルの第1部分中、前記カッターガイドトラックは、画像受取り媒体の一部が切断されるように、画像受取り媒体の面と交差するようにカッターを案内するように構成され、切断サイクルの第2部分中、前記カッターガイドトラックは、カーターが画像受取り媒体の前記面と交差しないように、定位置に戻るようにカッターを案内するように構成される。
【0013】
本発明をより良く理解するため、また、本発明がどのように実行され得るかを示すため、例示目的で以下に添付図面が参照される。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】図1は、本発明の実施形態に従うカッター機構を示す。
【図2】図2は、本発明の実施形態に従うカッター機構を示す。
【図3】図3は、本発明の実施形態に従うカッター機構のカッターサポートを示す。
【図4a】図4aは、本発明の実施形態に従うテープに対するカッター機構のブレードの位置を示す。
【図4b】図4bは、本発明の実施形態に従う切断中のカッター機構のカッターアームの位置を示す。
【図4c】図4cは、本発明の実施形態に従うカッター機構のガイドトラックにおけるピンの位置を示す。
【図5a】図5aは、本発明の実施形態に従うテープに対するカッター機構のブレードの位置を示す。
【図5b】図5bは、本発明の実施形態に従う切断中のカッター機構のカッターアームの位置を示す。
【図5c】図5cは、本発明の実施形態に従うカッター機構のガイドトラックにおけるピンの位置を示す。
【図6a】図6aは、本発明の実施形態に従うテープに対するカッター機構のブレードの位置を示す。
【図6b】図6bは、本発明の実施形態に従う切断中のカッター機構のカッターアームの位置を示す。
【図6c】図6cは、本発明の実施形態に従うカッター機構のガイドトラックにおけるピンの位置を示す。
【図7a】図7aは、本発明の実施形態に従うテープに対するカッター機構のブレードの位置を示す。
【図7b】図7bは、本発明の実施形態に従う切断中のカッター機構のカッターアームの位置を示す。
【図7c】図7cは、本発明の実施形態に従うカッター機構のガイドトラックにおけるピンの位置を示す。
【図8】図8は、本発明の実施形態に従うカッター機構のカッターアームを示す。
【図9】図9は、本発明の実施形態に従うカッター機構の回転ブレードサポートを示す。
【図10】図10は、本発明の実施形態に従うカッター機構の平行移動ブレードサポートを示す。
【図11】図11は、本発明の実施形態に従うテーププリンタを示す。
【図12】図12は、本発明の実施形態に従うテーププリンタを制御するための基本的な回路構成を示す。
【図13】図13は、本発明の実施形態に従うテーププリンタのカセット受入れベイを示す。
【図14】図14は、本発明の実施形態に従うカッター機構のクランプを示す。
【図15】図15は、本発明の実施形態に従うカッターアームの定位置を検出するために用いるスイッチを示す。
【図16】図16は、本発明の更なる実施形態に従うカッター機構のクランプを示す。
【図17】図17は、本発明の更なる実施形態に従うカッター機構を示す。
【図18】図18は、切断操作中のテープの歪みを示す。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図11は、本発明の実施形態に従うテープ印刷装置100の概略図を示す。該テープ印刷装置は、キーボード101とカセット受入れベイ102を備える。カセット受入れベイ102は、ラベルが印刷される画像受取りテープを含むカセットを収容する。該画像受取りテープは、画像を受け取るための画像受取り層と、ラベルがある面に付着されることを可能にするための接着層とを有する。
【0016】
上記キーボードは、複数のデータ入力キー103を有し、該データ入力キーは、例えば、ラベルとして印刷されるデータを入力するための番号キー、文字キー及び句読キー、及び、入力データを編集するためのファンクションキー等である。該キーボードはまた印刷キー104を有し、これは、ラベルが印刷されることが望まれる際に操作される。更に、テープ印刷装置のオン及びオフを切り換えるためのオン/オフキー105も設けられる。
【0017】
テープ印刷装置は、データをその入力時に表示する液晶ディスプレイ(LCD)106を有する。該ディスプレイは、ユーザが印刷されるラベルの全部又は一部を見ることを可能にし、これは、その印刷前に該ラベルの編集を助長する。更に、該ディスプレイは、ディスプレイドライバ(図示せず)によって駆動される。
【0018】
テープ印刷装置100を制御するための基本回路構成が図12に示される。マイクロプロセッサチップ200が存在し、これは、読出し専用(ROM)202と、マイクロプロセッサ201と、RAM204で図示されるランダムアクセスメモリ容量とを有する。マイクロプロセッサチップ200は、キーボード101等のデータ入力装置から該チップ200に入力されるラベルデータを受け取るように接続される。マイクロプロセッサチップ200は、ディスプレイドライバチップ209を介してディスプレイ106を駆動して、印刷されるラベル(又はその一部)及び/又はユーザに対するメッセージを表示するためにデータを出力する。あるいは、ディスプレイドライバは、マイクロプロセッサチップの一部を形成し得る。更に、マイクロプロセッサチップ200はまた、ラベルデータが画像受取りテープ上に印刷されてラベルを形成するようにプリントヘッド(印字ヘッド)206を駆動するためにデータ(該ラベルデータ)を出力する。マイクロプロセッサチップ200はまた、テープを駆動するためのモータ207を制御する。最後に、マイクロプロセッサチップ200はまた、ある長さのテープが切断されることを可能にするように切断機構58を動作させるためにモータ97を制御する。該切断機構が制御される態様は後述する。
【0019】
本発明の一実施形態において、テーププリンタ100は、インクリボンを用いて画像を画像受取りテープ上に印刷するように構成され得る。この印刷法は、熱転写印刷として知られている。図13は、熱転写で印刷するように構成されたテープ印刷装置100におけるカセット受入れベイ102の概略図を示す。この実施形態において、インクリボン45を収容するインクリボンカセット52は、画像受取りテープカセット50と共にカセット受入れベイ102に組み込まれている。画像受取りテープカセット50は、供給スプール88上に与えられた画像受取りテープ40の供給体(供給体/供給物)を含む。
【0020】
カセットベイ102はまた、少なくとも一つの感熱式プリントヘッド206と、圧盤80とを収容し、感熱式プリントヘッド206及び圧盤80は、協働して印刷域53を規定(定義)する。プリントヘッド206は、枢動軸54の周りに枢動(回転)することができ、これにより、ヘッド206は、印刷のために圧盤80と接触状態になることができ、また、カセット50の取り外し及び取り替えが可能となるように圧盤80から離れるように移動され得る。操作位置において、本発明の一実施形態では、圧盤80は、モータ207(図12)によって回転させられ、テープ40を、プリントヘッド206を過ぎて切断域59へと駆動する。
【0021】
インクリボン45は、画像受取りテープ40と共に印刷域を通過する。本発明のこの実施形態によれば、画像受取りテープ40は、インク受取りテープである。
【0022】
本発明の別の実施形態において、画像受取りテープ40は感熱方式材料である。本発明の別の実施形態において、プリントヘッド206は、テープ40に直接熱を適用することにより、該テープ上に画像を作り出す。従って、画像受取りテープカセット50が感熱方式テープ40を内蔵する場合、プリンタ100のカセット受入れベイ102にインクリボンカセット52を設ける必要は全くない。
【0023】
本発明の一実施形態において、画像受取りテープは、連続的な画像受取り層を備え得る。本発明の別の実施形態において、画像受取りテープは、ダイカット(型抜き)ラベルを備え得る。
【0024】
次に図1を参照する。図1は、本発明の実施形態に従うカッター機構を示す。カッター機構は、カッターサポート1と、回転ブレードサポート2と、平行移動ブレードサポート3(その上にブレード7が固定される)と、クランプ8とを含む。
【0025】
図3は、カッターサポート1をより詳細に示す。ガイドトラック15がカッターサポートのベース4に設けられる。ガイドトラック15は、二つの壁15a及び15b間におおむね長円(楕円)形の通路を規定する。該ガイドトラックが図3ではおおむね長円で示されるが、本発明の他の実施形態においてガイドトラックは他のどのような形状の既定(予め設定された)路であってもよい。
【0026】
支持部材9がカッターサポートのベース4から垂直に延びる。カッターサポート1は、端パネル12及び13と側パネル10及び11とを更に備える。穴22もカッターサポート1のベース4に設けられる。
【0027】
図1に示すように、クランプ8は、カッターサポート1と回転ブレードサポート2との間に位置付けられる。クランプ8は図14により詳細に示される。図14は、カッターサポート1のベース4に対して配置されるクランプ8の側部を示す。クランプ8は、クランピング面24と、該クランプのクランピング面24とは反対側の端部に設置される二つのばね受け凹部5a及び6aとを備える。該クランプは切除区域29を有し、該区域は、該クランプがカッターサポート1に取り付けられた際にガイドトラック15を露出させる。該クランプは、楕円スリーブ44を更に備え、支持部材9は、該クランプがカッターサポート1に連結された際、楕円スリーブ44を通って突出し得る。
【0028】
クランプ8は、カッターサポート1の両側パネル10及び11間にスライド(滑り)連結される。クランプ8は、ばね受け凹部5a及び6aに配置されてカッターサポート1の端パネル12及び13に作用する二つのばね5及び6によってカッターサポートに弾性的に連結される。
【0029】
回転ブレードサポート2は、図9により詳しく示され、円筒スリーブ34を備え、回転ブレードサポート2が枢動可能にカッターサポート1に取り付けられるように、円筒スリーブ34内にカッターサポートの支持部材9が受け入れられる。回転ブレードサポート2の突出アーム14は、回転ブレードサポート2が支持部材9の周りを枢動する面において支持部材9から実質的に半径方向に延びる。
【0030】
平行移動ブレードサポート3は、図10aに上部から見た図が、図10bに底部から見た図が示される。平行移動ブレードサポート3は、突出アーム14の長さに沿って延びる凹部17に対応するフランジ37及び38により回転ブレードサポート2の突出アーム14にスライド連結される。回転ブレードサポート2の突出アーム14は、おおむな長方形状のスロット36(図9)を含み、平行移動ブレードサポート3のピン28は、カッターサポート1に配置されたガイドトラック15とスロット36を通じて係合する。
【0031】
図2は、回転ブレードサポート2が取り去られたカッター機構の図を示す。図示のように、クランプ8は、ガイドトラック15及びカッターアーム16を露出させる切除区域29を含む。カッターアーム16は、図8により詳細に示される。カッターアーム16は、スピンドル20の一端に取り付けれた細長い本体16aを備える。ピン21が本体16aにおけるスピンドル20とは反対側の端に取り付けられる。ピン21は、スピンドル20周りのカッターアーム16の回転面に対し垂直に延びる。スピンドル20は、カッターサポート1の穴(図3)を通って延び、これにより、カッターアーム16はモータ97(図12)により方向「A」に回転することができる。
【0032】
ピン21は、クランプ8の上記切除区域のある領域の内側縁に対して作用し得る。カッターアーム16のピン21はまた、回転ブレードサポート2の狭いスロット32(図9)内へと突出し、スロット32は、回転ブレードサポートの突出アーム14に向かって延びる。これにより、ピン21がスピンドル20の周りに回転する際、回転ブレードサポート2が円弧に沿って往復運動させられるようになる。
【0033】
カッターサポート1を示す図3が再度参照される。操作中、平行移動ブレードサポート3に取り付けられたピン28は、ガイドトラック15によって規定される通路を辿るように配置される。既述の実施形態において、ガイドトラックが規定する既定通路は閉じたループ路である。そのため、取り付けられた該ピンは、該通路を一方向(例えば、矢印Cで示す時計回り方向)に辿るように配置される。
【0034】
あるいは、既定通路は、平行移動ブレードサポートが全カッティングサークルを通って移動するためにピン28がその間を往復運動しなければならない二つの端を有する単一路であり得る。二つの段付き縁22及び23が通路に沿って上記複数点に設けられる。段付き縁22及び23の目的は、ピン28が、ガイドトラック15の長円路の両端で方向を変える際に反時計回り方向に動くことを防止することである。
【0035】
図2に示すように、切断機構は、クランプ8のクランピング面24が切断域59でテープの幅にわたって延びるように画像受取りテープ40に対して向けられる。
【0036】
印刷中、クランプは、テープから離れてばね5及び6に抗して引っ込み位置で保持される。クランプは、カッターアーム16が図2に示す定位置にある際、上記引っ込み位置に保持される。カッターアームが定位置にある場合、カッターアーム16のピン21は、図示のようにクランプ8の切除部の円弧30の端に接する。
【0037】
本発明の実施形態に従う切断機構の操作は、図4、5、6及び7を参照して以下に記述される。
【0038】
図4aは、カッターアームが定位置にある場合のテープ40に対するブレードの位置を示す。図示のように、クランプ8及びブレード7は、テープから離れて引っ込んでいる。回転ブレードサポートの位置は、該回転ブレードのスロット32におけるアーム21の位置によって制御される。
【0039】
図4bは、カッターアーム16が定位置にある場合の回転ブレードサポートのスロット32内のピン21の対応位置を示す。図4bはまた、ピン21の運動路26及びスロット32の運動路27を示す。
【0040】
回転ブレードサポート2の位置はガイドトラック15におけるピン28(図10)(ピン28は、平行移動ブレードサポート3から突出する)の位置を制御する。図4cは、カッターアームが定位置にある際のガイドトラック15におけるピン28の対応位置を示す。該ピンが図4cに示す位置にある場合、ブレードを保持する平行移動ブレードサポートは、回転ブレードサポート2のアーム14内に完全に引き込まれる。
【0041】
切断操作がプロセッサ200によって開始されると、プロセッサ200がモータ97を制御して、カッターアームのピン21がクランプ8における切除区域29の円弧30から離れるようにカッターアームのスピンドル20を図8に示す方向「A」に駆動する。クランプは、ばね5及び6によってテープに向かって付勢される。カッターアームが円弧30から離れると、クランプはテープ40に向かうように強制される。クランプ面24は、カセットのハウジング上に対してテープを留める(クランプもしくは固定する)。本発明の別の実施形態において、クランプは、プリンタのハウジング上又はプリンタ本体に対し固定される任意の他の面上に対してテープを留めるように構成され得る。
【0042】
図5aは、カッターアーム16が定位置が時計回り方向に回転させられる際のテープ40に対するブレードの位置を示す。この位置で、クランプ8は、テープ40に接して位置付けられ、ブレード7及び平行移動ブレードサポートはテープ40の上方にある。
【0043】
図5bは、カッターアームが定位置から時計回り方向に回転させられる際の回転ブレードサポート2のスロット32内におけるピン21の対応位置を示す。図示のように、回転ブレードサポートが上方位置にある場合、スロットは運動通路27の一端部にある。
【0044】
図5cは、回転ブレードサポートが上方位置にある際のガイドトラック15におけるピン28の対応位置を示す。ピン28が図5cに示す位置にある場合、ブレードを保持する平行移動ブレードサポート3は、該サポートがスライド連結される回転ブレードサポート2のアーム14から一部だけ延ばされる。
【0045】
図6aは、カッターアームが図5aに示す位置から時計回り方向に回転させられる際のテープ40に対するブレードの位置を示す。この位置において、クランプ8はテープ40に接したままであり、ブレード7はテープ40を切断する途中である。
【0046】
図6bは、カッターアームが図5bに示す位置から時計回り方向に回転させられる際の回転ブレードサポートのスロット32内におけるピン21の対応位置を示す。図示のように、回転ブレードサポートは、スロット32が辿る通路27の両端間にある。
【0047】
図6cは、回転ブレードサポートが切断位置を経る途中にある場合のガイドトラック15におけるピン28の対応位置を示す。ピンが図6cに示す位置にある場合、ブレード7を保持する平行移動ブレードサポート3は、該サポート3がスライド連結される回転ブレードサポート2のアーム14から一部のみ延ばされる。本発明の一実施形態において、ピボット9から通路における図5cのピン28の位置までの距離は、ピボット9から通路における図6cのピン28の位置までの距離よりも長い。これは、回転ブレードサポート2が図5に示す上方位置から図6に示す中間切断位置へと移動する際に、平行移動ブレードサポートがわずかに引っ込められるようにする。これは、有利に、ブレードがテープを横切って切断する際に、ブレードに沿う異なる地点がテープと交差するようにさせる。これは、ブレード7の一地点での過剰な摩損を防止する。これはまた、テープの接着層を切断する際、ブレードに接着剤が蓄積することを防ぐ。
【0048】
図7aは、カッターアームが図6aに示すカッターアームの位置から時計回り方向に回転させられる際のテープ40に対するブレードの位置を示す。この位置において、クランプ8はテープ40に接したままであり、ブレードはテープ40を完全し切断している。
【0049】
図7bは、カッターアームが図6bに示すカッターアームの位置から時計回り方向に回転させられる際の回転ブレードサポート2のスロット32内におけるピン21の対応位置を示す。図示のように、回転ブレードサポートは、通路27における最も遠い(進んだ)位置にある。
【0050】
図7cは、回転ブレードサポートがその運動通路の最低位置にある際のガイドトラック15におけるピン28の対応位置を示す。ピンが図7cに示す位置にある場合、ブレード7を保持する平行移動ブレードサポート3は、該サポート3がスライド連結される回転ブレードサポート2のアーム14に沿って更に引っ込められる。
【0051】
モータは、図2及び4bに示すようにカッターアーム16が定位置に戻るまでスピンドル20を回転し続ける。カッターアームが定位置に向かって回転する際、カッターアーム16のアーム21は、クランプ8の切除区域29の円弧30に対して接する。カッターアームは、テープから離れる方にクランプを引っ込め、また、回転ブレードサポートを図4aに示す位置まで移動させる。
【0052】
回転ブレードサポートが定位置に向かって上方に移動する際、平行移動ブレードサポート2に接続されたピン28は、ガイドトラックを辿り続け、図4cに示す位置に戻る。ブレードの上方運動中にピンが辿る通路のこの部分とピボット9との間隔は、ブレードの下方運動中にピンが辿る通路部分とピボット9との間の間隔よりも小さいので、回転ブレードサポートが定位置Aに戻る際、ブレードは引っ込められる。従って、回転ブレードサポートが定位置に戻ると、ブレードはアーム14に沿って引っ込められて、テープ40から離れて収納保持される。
【0053】
本発明の実施形態によれば、カッターアーム16の定位置は、スイッチ60によって検出され得る。図15は、カッターアーム16の定位置を検出するために使用され得るプランジャースイッチ60を示す。プランジャースイッチ60は、傾斜プランジャー57を含む。スイッチ60は、図7cに示す位置でカッターサポート1に取り付けられ得、これは、カッターアームが定位置に戻るとプランジャー57が押し下げられるようにする。プランジャー57が押し下げられると、スイッチ60からマイクロプロセッサチップ200に信号が送られ、カッターアームが定位置に戻ったこと及び切断サイクルが完了したことを表示する。スイッチ60から受信した該信号に応じて、マイクロプロセッサは、モータ97を制御してカッターアーム16の回転を停止させる。
【0054】
本発明の好ましい実施形態において、ブレードはテープ40の幅に沿って移動するように構成される。
【0055】
切断機構が図2に示すようにテープに対して配向される場合、ブレードが図4〜7に示す切断サイクルを通って動く際のテープの切断が及ぼすいかなる力もカセット受入れベイ102のベースに向けられる。テープの切断がもたらすそのような力はテープの位置をずらしはしない。本発明の更なる実施形態が図16及び17を参照して以下に記述される。
【0056】
切断サイクル中、ブレード7がテープと接触している際、平行移動ブレードサポート3は、回転ブレードサポート2の突出アーム14から延ばされる。この延びた位置において、ブレードに対して設けられた(ブレードの面に垂直な)横方向サポートは制限される。
【0057】
ブレード7がテープに接している際、ブレード7とテープの相互作用はある力をテープに作用させる。これは、テープ40を図18に示すようにゆがめさせる。これは、テープカセット50の突出部がテープの底縁を支持する場合に特に顕著である。
【0058】
同様に、ブレードがテープと相互作用する際、ある力がブレードにも作用する。切断サイクル中にブレードの通路を案内する横方向サポートが無いと、ブレードの運動通路は、テープが与える抵抗によってオフセットされ(ずれ)、そのため、真っ直ぐでも円滑でもない不規則な切断面をもたらす。
【0059】
これまでに記述した本発明の実施形態において、ブレードは、図1に示すようにクランプ8のクランピング面24の縁によって一側面が支持され得る。しかしながら、図1に示す実施形態においてクランピング面24が与える支持は、切断サイクル中にクランピング面の縁から離れてブレードが動くことを防止しない。
【0060】
ブレード7の横方向運動はまた、図2に示すようにテープカセットのハウジングに位置付けられたスロット150によって制限され得る。しかしながら、カセットのハウジングにおけるスロット150の目的は、切断サイクル中にブレード7を調整することなので、カセットのスロット150の寸法は、特にテープカセットが二つ以上のタイプのプリンタでの使用のために設計される場合、切断サイクル中にブレードに対して横方向支持を与えるのに適していない。
【0061】
この問題を解決するために提供される本発明の実施形態によれば、クランプ8は、テープが歪むことを防ぐと共に、ブレードがテープと接触する際にブレードの両側面に対し横方向支持を与えるように構成される。
【0062】
図16aに示すように、スロット151は、クランプ8のクランピング面24に設けられる。
【0063】
次に図17を参照して、クランプ8のクランピング面24におけるスロット151は、ブレード7を受け入れるように構成され、切断サイクル中にブレード7が該スロットを通って突出してテープに接するようにされる。
【0064】
本発明の一実施形態において、ブレードは、平行移動ブレードサポート部材3が延ばされて該ブレードが切断位置にある際、スロット151を通って単に延びるだけであり得る。
【0065】
本発明の好ましい実施形態において、ブレードはまた、ブレードが引っ込められかつ回転ブレードサポートが定位置にある際、スロット内に及ぶように構成され得る。この構成は、ブレードが、クランピング面の背後で詰まることを防止する。ブレードが詰まることを防ぐためには、ブレードがスロットを通って延びることは必要ではない。その代わりに、ブレード7がスロット151の内側壁によって支持されるようにブレードがスロット内に突出すれば十分である。
【0066】
クランプ8のクランピング面24が、ブレードがテープを切断している間、ブレード7のいずれの側面に対してもテープを留めるように構成されるので、これは切断操作中にテープが歪むことを防ぐ。
【0067】
ブレードのいずれの側面に対してもテープを留めることの更なる利点は、クランプがブレードの両側面に対し横方向サポートを与えることである。これは、テープの切断面が直線状になることを保証する。
【0068】
ブレードのいずれの側面にもテープをクランプする更なる利点は、テープが、切断中、ブレードのいずれの側面に対しても所定の位置に保持される点である。
【0069】
本発明の実施形態がテーププリンタに関連して記述されたが、本発明の実施形態は、画像受取り媒体を切断するために使用される切断機構を有する他の印刷機、例えば、レーザプリンタ、PCプリンタ及びスタンドアロンプリンタ等にも適用され得る。
【0070】
本発明を具現化する印刷機は、モノクロ印刷、グレースケール印刷又はフルカラー印刷を行うことができるものであり得る。
【0071】
出願人は、本発明が、特許請求の範囲を限定することなく、暗黙的に又は明示的に本明細書中に開示したいかなる特性もしくは特性の組合せも、又はこれらのいかなる一般化も含み得るという事実に注意を向ける。上述した説明に鑑み、当業者には、本発明の範囲内で種々の変更がなされ得ることが明らかであろう。
【符号の説明】
【0072】
1 カッターサポート
2 回転ブレードサポート
3 平行移動ブレードサポート
4 ベース
5a、6a ばね受け凹部
7 ブレード
8 クランプ
9 支持部材
14 突出アーム
15 ガイドトラック
16 カッターアーム
20 スピンドル
21、28 ピン
24 クランピング面
29 切除区域
36、150、151 スロット
40 画像受取りテープ
50 画像受取りテープカセット
53 印刷域
54 枢動軸
58 切断機構
59 切断域
80 圧盤
97、207 モータ
100 テープ印刷装置/テーププリンタ
102 カセット受入れベイ
206 感熱式プリントヘッド

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を画像受取り媒体に印刷するためのテーププリンタであって、
画像が印刷される画像受取り媒体の供給体を受け入れるためのテープ受入れ部と、
画像受取り媒体に画像を印刷するように構成された印刷機構と、
画像受取り媒体の一部を切断するための切断機構とを備え、
前記切断機構は、該切断機構のカッターを案内するための予め設定された通路を規定するカッターガイドトラックを含み、
該カッターが画像受取り媒体の前記一部を切断するために移動する際に該カッターの異なる部分が画像受取り媒体と交差するテーププリンタ。
【請求項2】
前記通路は湾曲する請求項1のテーププリンタ。
【請求項3】
前記通路は閉ループである請求項1又は2のテーププリンタ。
【請求項4】
前記カッターは、切断サイクルを完了するために前記通路の第1位置に戻るように構成される請求項1〜3のいずれか一つのテーププリンタ。
【請求項5】
前記切断サイクルの第1部分中に、前記カッターは、前記画像受取り媒体の前記一部が切断されるように該画像受取り媒体と接触するように構成され、切断サイクルの第2部分中に、前記カッターは前記第1位置に戻るように構成される請求項4のテーププリンタ。
【請求項6】
前記カッターは、前記切断サイクルの第2部分中に前記画像受取り媒体の面とは交差しない請求項5のテーププリンタ。
【請求項7】
前記カッターを支持するように構成されたカッターサポートを更に備える請求項1〜6のいずれか一つのテーププリンタ。
【請求項8】
前記カッターは、前記カッターサポートに対する少なくとも一つの面に沿って移動するように構成される請求項7のテーププリンタ。
【請求項9】
前記カッターサポートは、テーププリンタのハウジングに対し固定される軸の周りを円弧にて枢動するように構成される請求項7又は8のテーププリンタ。
【請求項10】
前記固定された軸の周りを円弧にて枢動するようにカッターサポートを駆動するための駆動手段を更に備える請求項9のテーププリンタ。
【請求項11】
前記カッターは、該カッターをと前記カッターガイドトラックに係合させるための係合手段を備える請求項1〜10のいずれか一つのテーププリンタ。
【請求項12】
前記切断サイクルの第1部分中、前記係合手段は、前記軸の周りを第1半径で枢動するように構成され、切断サイクルの第2部分中、前記係合手段は、前記軸の周りを第2半径で枢動するように構成され、前記第1半径は第2半径よりも大きい請求項11のテーププリンタ。
【請求項13】
該テーププリンタは、前記カッターが切断サイクルの第1部分に位置する際に画像受取り媒体を留めるためのクランピング手段を更に含む請求項4〜12のいずれか一つのテーププリンタ。
【請求項14】
前記クランピング手段は、カッターの切断面の両側面で画像受取り媒体を留めるように構成される請求項13のテーププリンタ。
【請求項15】
前記クランピング手段はスロットを備え、前記カッターは、切断サイクルの第1部分中、該スロットを通って延びる請求項13又は14のテーププリンタ。
【請求項16】
前記駆動手段は更に、クランピング手段を駆動して画像受取り媒体を解放するように構成される、請求項13が請求項10に従属する場合の請求項13〜15のいずれか一つのテーププリンタ。
【請求項17】
前記画像受取り媒体はテープである請求項1〜16のいずれか一つのテーププリンタ。
【請求項18】
前記画像受取り媒体は打抜きラベルを含む請求項1〜16のいずれか一つのテーププリンタ。
【請求項19】
画像受取り媒体の一部を切断してラベルを形成する方法であって、
予め設定された通路を規定するガイドトラックに沿って移動するようにカッターを案内する工程を含み、
前記カッターが画像受取り媒体の前記一部を切断するように移動する際、該カッターの異なる部分が画像受取り媒体と交差する方法。
【請求項20】
前記カッターは、切断サイクルを完了するために前記通路の第1位置に戻る請求項19の方法。
【請求項21】
前記切断サイクルの第1部分中に、前記カッターは、前記画像受取り媒体の前記一部が切断されるように該画像受取り媒体と接触し、切断サイクルの第2部分中に、前記カッターは前記第1位置に戻る請求項20の方法。
【請求項22】
前記カッターは、前記切断サイクルの第2部分中に前記画像受取り媒体の面とは交差しない請求項21の方法。
【請求項23】
前記カッターは、前記通路に沿って移動するように案内される際、固定軸の周りを枢動する請求項19又は20の方法。
【請求項24】
前記カッターが切断サイクルの第1部分に沿って移動する際、画像受取り媒体を留める工程を更に含む請求項21〜23のいずれか一つの方法。
【請求項25】
前記カッターが切断サイクルの第1部分に沿って移動する際、画像受取り媒体を留める工程は、カッターの切断面の両側面で画像受取り媒体を留めることを含む請求項24の方法。
【請求項26】
前記カッターは、切断サイクルの第1部分中、クランプに設けられたスロットを通って延びる請求項24又は25の方法。
【請求項27】
前記カッターが切断サイクルの第2部分に沿って移動する際、クランプから画像受取り媒体を解放する工程を更に含む請求項24〜26のいずれか一つの方法。
【請求項28】
画像を画像受取り媒体に印刷するためのプリンタであって、
画像が印刷される画像受取り媒体の供給体を受け入れるための受入れ部と、
画像受取り媒体に画像を印刷するように構成された印刷機構と、
画像受取り媒体の一部を切断するための切断機構とを備え、
前記切断機構は、該切断機構のカッターを案内するための予め設定された通路を規定するカッターガイドトラックを含み、
該カッターが画像受取り媒体の前記一部を切断するために移動する際に該カッターの異なる部分が画像受取り媒体と交差するプリンタ。
【請求項29】
画像を画像受取り媒体に印刷するためのテーププリンタであって、
画像が印刷される画像受取り媒体の供給体を受け入れるためのテープ受入れ部と、
画像受取り媒体に画像を印刷するように構成された印刷機構と、
画像受取り媒体の一部を切断するための切断機構とを備え、
前記切断機構は、切断サイクル中、該切断機構のカッターを案内するための予め設定された通路を規定するカッターガイドトラックを含み、
切断サイクルの第1部分中、前記カッターガイドトラックは、画像受取り媒体の一部が切断されるように、画像受取り媒体の面と交差するようにカッターを案内するように構成され、
切断サイクルの第2部分中、前記カッターガイドトラックは、カーターが画像受取り媒体の前記面と交差しないように、定位置に戻るようにカッターを案内するように構成されるテーププリンタ。
【請求項30】
画像受取り媒体を切断してラベルを形成する方法であって、
切断サイクル中に予め設定された通路に沿って移動するようにカッターを案内する工程を含み、
切断サイクルの第1部分中、前記カッターガイドトラックは、画像受取り媒体の一部が切断されるように、画像受取り媒体の面と交差するようにカッターを案内するように構成され、
切断サイクルの第2部分中、前記カッターガイドトラックは、カーターが画像受取り媒体の前記面と交差しないように、定位置に戻るようにカッターを案内するように構成される方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4a】
image rotate

【図4b】
image rotate

【図4c】
image rotate

【図5a】
image rotate

【図5b】
image rotate

【図5c】
image rotate

【図6a】
image rotate

【図6b】
image rotate

【図6c】
image rotate

【図7a】
image rotate

【図7b】
image rotate

【図7c】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate


【公表番号】特表2011−502810(P2011−502810A)
【公表日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−542274(P2009−542274)
【出願日】平成19年12月20日(2007.12.20)
【国際出願番号】PCT/IB2007/004456
【国際公開番号】WO2008/078201
【国際公開日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【出願人】(505438937)
【Fターム(参考)】