説明

印刷設定プログラムおよび印刷設定装置

【課題】ファイル管理ソフトによる画像ファイルの管理を簡易にする。
【解決手段】印刷設定プログラムは、画像データを入力する入力ステップと、画像データのそれぞれに対応する人物を特定するための人物特定文字列を生成する第1生成ステップと、生成された人物特定文字列を含むファイル名を付与した画像ファイルを、記憶媒体に記録する記録制御ステップとをコンピュータで実行する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷設定プログラムおよび印刷設定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、画像の印刷枚数や出力サイズを決定する印刷制御装置が知られている(たとえば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−350943号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、画像ファイルを複数の人物に対応させる場合、ファイル管理ソフトによるファイル管理が煩雑になるという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の発明による印刷設定プログラムは、画像データを入力する入力ステップと、画像データのそれぞれに対応する人物を特定するための人物特定文字列を生成する第1生成ステップと、生成された人物特定文字列を含むファイル名を付与した画像ファイルを、記憶媒体に記録する記録制御ステップとをコンピュータで実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、人物特定文字列を含むファイル名が付与された画像ファイルを記憶媒体に記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の実施の形態による印刷設定装置の要部構成を説明するブロック図
【図2】印刷設定処理画面の一例を示す図
【図3】メディア選択画面の一例を示す図
【図4】印刷設定処理を説明するフローチャート
【図5】メディア画像確認画面の一例を示す図
【図6】メディア画像確認モードにおける処理を説明するフローチャート
【図7】変形例における印刷設定処理画面を示す図
【図8】変形例における印刷設定処理画面を示す図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施の形態を説明する。図1は一実施の形態による印刷設定装置(たとえば、パーソナルコンピュータ)の要部構成を説明するブロック図である。印刷設定装置100は、入力装置101と、HDD(ハードディスクドライブ)102と、外部インタフェース103と、制御装置104と、モニタ105と、LANインタフェース106、メモリ107と、モニタ用インタフェース108と、入出力装置109とを備えている。
【0009】
入力装置101は、使用者によって操作され、たとえばキーボードやマウスなどで構成される。HDD102には、たとえば電子カメラ200で取得された画像データなどが記録されている。外部インタフェース103は、たとえば印刷設定装置100に電子カメラ200などの外部機器を接続するUSBインタフェースである。外部インタフェース103は、外部機器の接続を検出すると、接続信号を制御装置104へ出力する。印刷設定装置100は、外部インタフェース103を介して外部機器から画像ファイルなどを読み込む。読み込まれた画像ファイルは、制御装置104によりHDD102に記録される。
【0010】
制御装置104は、CPUやメモリその他の周辺回路により構成された、印刷設定装置100の制御を行うマイクロコンピュータである。制御装置104は、図示しないメモリに記録されている印刷設定プログラムを実行して、後述するように、電子カメラ200やリムーバブルメディア等の記憶媒体から入力した画像ファイルに対応する画像の印刷枚数や出力サイズ等を設定するための印刷設定処理を行う。制御装置104は、後述するように、印刷設定処理が行われた画像ファイルを出力する記憶媒体を選択する記憶媒体選択処理を行う。また、制御装置104は、画像処理部104aを機能的に備える。画像処理部104aは、後述するメディア画像確認モードにおいて、指定された画像ファイルに含まれる画像データに対して、ユーザにより設定された所定の画像処理を施す。メモリ107は制御装置104のワーキングメモリであり、たとえばSDRAMにより構成される。モニタ105は、たとえば液晶モニタやCRTモニタである。
【0011】
制御装置104は、使用者により再生表示が指示された画像データに基づいて、モニタ105に表示するための再生用データを作成する。そして、制御装置104は、再生用データをモニタ用インタフェース108に出力し、再生用データに対応する画像をモニタ105に表示させる。また、モニタ105には、各種の設定を行うためのメニュー画面などが表示される。
【0012】
LANインタフェース106は、制御装置104の指令により、LANケーブル(不図示)で接続された他の外部機器(たとえばDVD録画/再生器、監視カメラなど)との間でデータの送受信を行う。入出力装置109は、たとえばメモリカードスロットやDVD−RAMドライブ、CD−RAMドライブ等により構成されるインタフェースである。なお、入出力装置109は、複数のメモリカードスロットを備え、複数のメモリカード109x1、109x2、109x3(以下、総称する場合は109x)が着脱可能に構成されている。
【0013】
次に、印刷設定処理について説明する。ユーザによる入力装置101の操作に応じて、制御装置104が印刷設定ソフトを起動すると、印刷設定処理を開始する。制御装置104は、外部インタフェース103を介して電子カメラ200が印刷設定装置100に接続されているか否かを検出する。外部インタフェース103から接続信号を入力した場合は、制御装置104は、外部インタフェース103を介して、電子カメラ200の制御回路(不図示)に対して画像ファイルの送信を要求する要求信号を出力する。要求信号に応じて電子カメラ200の記憶媒体(たとえばメモリカード)に記録されている全ての画像ファイルを受信すると、制御装置104は、受信した画像ファイルをHDD102に新たに作成したフォルダF内に記録する。
【0014】
電子カメラ200から全ての画像ファイルを送信したことを示す送信終了信号を受信すると、制御装置104は、電子カメラ200の記録媒体内に記録されている画像ファイルの消去を指示する消去指示信号を電子カメラ200に対して出力し、全ての画像ファイルを消去させる。なお、電子カメラ200から画像ファイルを受信するものに代えて、入出力装置109に接続された、たとえばリムーバブルメディア等の記憶媒体から画像ファイルを受信してもよい。
【0015】
制御装置104は、HDD102のフォルダF内に記録した画像ファイルを読み出して、メモリ107に格納する。制御装置104は、モニタ用インタフェース108を介して、印刷設定のためのメニュー画面およびメモリ107に格納した画像ファイルに対応する画像をモニタ105に表示させる。図2に、モニタ105に表示されるメニュー画面および画像ファイルに対応する画像の一覧(以下、総称して印刷設定画面Sと呼ぶ)の一例を示す。図2に示す印刷設定画面Sでは、入力装置101を介して各種印刷設定処理(各画像の印刷枚数、画像サイズ、出力先の記憶媒体等)が行われる。印刷設定処理として、各画像の印刷枚数の設定処理、各画像に人物を特定する処理および画像サイズの設定処理が含まれる。
【0016】
以下、図2に示す印刷設定画面Sについて説明する。印刷設定画面Sは、画像ブラウザS1、プレビュー表示領域S2、人物名フィールドS3、出力サイズ設定ボタンb1および出力ボタンb2を有する。制御装置104は、画像ブラウザS1に、メモリ107に格納された画像ファイルに対応する画像の縮小画像を表示する縮小画像領域SR1、およびユーザにより印刷設定が行われた総枚数を表示するプリント枚数表示領域SR2を表示させる。制御装置104は、メモリ107に格納されている各画像ファイルに含まれるサムネイル画像データを読み出す。そして、制御装置104は、モニタ用インタフェース108を介してサムネイル画像データに対応するサムネイル画像を縮小画像領域SR1に表示させる。なお、図2に示す印刷設定画面Sの一例においては、制御装置104は、縮小画像領域SR1にたとえば7枚の縮小画像p1〜p7としているが、表示する縮小画像の枚数は7枚に限定されるものではない。また、メモリ107に格納した画像ファイルの数が7枚を超える場合は、制御装置104は、画像ブラウザS1にたとえばスクロールバー等を表示させて、ユーザの入力装置101の操作に応じて8枚目以降の縮小画像を表示させるようにしてもよい。制御装置104は、縮小画像領域SR1に表示した縮小画像p1〜p7の、たとえば下部領域には、縮小画像p1〜p7のそれぞれに対応する画像の印刷設定枚数欄q1〜q7および関連付けされた人物名欄r1〜r7を表示させる。なお、以下の説明においては、縮小画像p1〜p7に対応する画像ファイルのファイル名をたとえば「DSC.0001.jpg」〜「DSC.0007.jpg」とする。
【0017】
制御装置104は、プレビュー表示領域S2に、画像ブラウザS1において、ユーザにより選択された縮小画像に対応する画像を表示させる。なお、画像の選択操作は、たとえば入力装置101を構成するマウスにより、ユーザが所望の縮小画像をクリックすることにより行われる。図2(a)においては、縮小画像p2に対応する画像がプレビュー表示領域S2に表示されている場合を示す。ユーザにより縮小画像p2が選択されると、制御装置104は、縮小画像p2に対応する画像ファイルのファイル名「DSC.0002.jpg」を検出する。そして、制御装置104は、ファイル名「DSC.0002.jpg」の画像ファイルに含まれる画像データを読み出して再生用画像データを生成する。制御装置104は、生成した再生用画像データをモニタ用インタフェース108に出力して、ファイル名「DSC.0002.jpg」の画像データに対応する画像をプレビュー表示領域S2に表示させる。
【0018】
制御装置104は、人物フィールドS3に、ALLボタンb3、人物名ボタンb4、NEWボタンb5およびOtherボタンb6を表示させる。ALLボタンb3は、印刷設定する画像と登録されている全ての人物とを関連付ける際に使用される。なお、図2においては、人物名「A」、「B」および「C」が登録され、メモリ107内に格納されているものとする。人物名ボタンb4は、印刷設定する画像と、登録されている人物のうち特定の人物とを関連付ける際に使用される。人物名ボタンb4は、登録されているそれぞれの人物名「A」〜「C」に対応したボタンb4a〜b4cを有する。NEWボタンb5は、登録する人物を追加する際に使用される。制御装置104は、ユーザによるNEWボタンb5の操作に応じて新たに登録された人物名をメモリ107に格納する。図2(b)には、人物名ボタンb4に新たに人物名「D」の人物が登録された場合の表示例を示す。この場合、制御装置104は、人物名「D」に対応したボタンb4dを表示させる。Otherボタンb6は、登録されていない人物であっても印刷枚数に追加したい場合、すなわち印刷設定する画像に人物名を特定しない操作(非特定操作)を行う際に使用される。
【0019】
出力サイズ設定ボタンb1は、印刷する画像のサイズ、すなわちメモリカード109xに出力する画像ファイルに含まれる画像データのデータサイズを設定する際にユーザにより操作される。設定可能な印刷サイズとして、たとえばL版、2L版、六切等が含まれ、ユーザがプルダウンメニューを操作することにより設定される。出力サイズ設定ボタンb1の操作に応じて、制御装置104は、設定された画像データのデータサイズをメモリ107に格納する。
【0020】
出力ボタンb2は、印刷設定処理の行われた画像ファイルを、制御装置104によりメモリカード109xに出力する際にユーザにより操作される。ユーザにより出力ボタンb2が操作されると、制御装置104は、モニタ用インタフェース108を介して、モニタ105にメディア選択画面を表示させる。メディア選択画面を用いた記憶媒体選択処理については説明を後述する。
【0021】
次に、印刷設定画面Sにおける印刷設定操作および印刷設定処理について説明する。印刷設定操作は、図2の画像ブラウザS1に表示されている縮小画像p1〜p7のうち、ユーザが所望の縮小画像を選択し、人物フィールドS3の人物名ボタンb4のうち所望の人物名に対応するボタンを選択することにより行われる。図2(a)に示すように、縮小画像p2が選択されている状態で、ユーザがたとえば人物名「B」に対応するボタンb4bを操作すると、制御装置104は縮小画像p2に対応する画像の印刷枚数を1枚追加する。なお、縮小画像p2を選択した状態で、ユーザが既に設定されている人物名「A」に対応するボタンb4aを選択した場合は、制御装置104は縮小画像p2に対応する画像の印刷枚数を追加しない。さらに、図2(b)に示すように、制御装置104は、縮小画像p2の下部領域の印刷設定枚数欄q2の印刷設定枚数を1枚加算して表示させるとともに、人物名欄r2に人物名「B」を追加して表示させる。さらに、制御装置104は、プリント枚数表示領域SR2に総枚数を1枚加算して表示させる。
【0022】
人物名ボタンb4を選択するものに代えて、ユーザがALLボタンb3を選択すると、制御装置104は、登録されている全ての人物と選択された縮小画像とを関連付けする。すなわち、図2(a)の縮小画像p3を選択した状態で、ユーザがALLボタンb3を選択すると、制御装置104は、縮小画像p2に対応する画像の印刷枚数を3枚追加する。この場合、図2(b)に示すように、制御装置104は、縮小画像p3の下部領域の印刷設定枚数欄q3の印刷設定枚数を3枚加算して表示させ、人物名欄r3には人物名「A」、「B」および「C」を追加して表示させる。また、ユーザによりOtherボタンb6が選択されると、制御装置104は、人物名との関連付けを行うことなく、画像の印刷設定枚数を1枚追加する。すなわち、図2(a)の縮小画像p4を選択した状態で、ユーザがOtherボタンb6を選択すると、制御装置104は、縮小画像p4に対応する画像の印刷枚数を1枚追加する。この場合、図2(b)に示すように、制御装置104は、縮小画像p4の下部領域の印刷設定枚数欄q4の印刷設定枚数を1枚加算して表示させる。また、制御装置104は、人物名欄r4に、人物名の代わりに「unknown」を表示させる。なお、ユーザによりOtherボタンb6が複数回操作された場合は、制御装置104は、ユーザによるOtherボタンb6の操作回数と同じ数だけ印刷枚数を追加する。
【0023】
上記の人物名ボタンb4、ALLボタンb3、Otherボタンb6の操作は、ユーザにより入力装置101を構成するマウス等によりクリックすることにより行われる。縮小画像p1〜p7、人物名ボタンb4、ALLボタンb3およびOtherボタンb6をユーザがクリック操作するものに代えて、縮小画像p1〜p7のうち所望の縮小画像をドラッグして、所望の人物名に対応するボタンb4a〜b4c、ALLボタンb3もしくはOtherボタンb6上でドロップするものであってもよい。また、ユーザが縮小画像を1つずつ選択する場合に限らず、一度の操作で複数枚の縮小画像を選択することもできる。すなわち、ユーザは、縮小画像p2、p4およびp5を選択した状態で、ALLボタンb3、所望の人物名に対応する人物名ボタンb4、もしくはOtherボタンb6を選択することにより、縮小画像p2、p4およびp5に対応する画像の印刷枚数をそれぞれ追加できる。
【0024】
印刷設定操作は、人物フィールドS3の人物名ボタンb4のうち所望の人物名に対応するボタン、ALLボタンb3、もしくはOtherボタンb6を選択した状態で、ユーザが画像ブラウザS1に表示されている縮小画像p1〜p7のうち所望の縮小画像を選択してもよい。この場合も、上記の人物名ボタンb4、ALLボタンb3およびOtherボタンb6の選択操作および縮小画像p1〜p7の選択操作は、ユーザにより入力装置101を構成するマウス等によりクリックすることにより行われる。縮小画像p1〜p7および人物名ボタンb4をクリック操作するものに代えて、ユーザがALLボタンb3、人物名ボタンb4およびOtherボタンb6のうち所望のボタンをドラッグして、所望の縮小画像p1〜p7上でドロップしてもよい。また、人物名を1つずつ選択する場合に限らず、一度の操作で複数の人物名を選択することもできる。すなわち、ボタンb4aおよびb4bを選択した状態で、ユーザが所望の縮小画像p2を選択すると、制御装置104は縮小画像p2に対応する画像の印刷枚数を2枚加算する。
【0025】
なお、各縮小画像p1〜p7の下部領域の印刷枚数設定欄q1〜q7に表示された印刷設定枚数および人物名欄r1〜r7に表示された人物名から、印刷設定枚数および関連付ける人物を直接編集できる。すなわち、ユーザが印刷設定枚数欄q1〜q7に、入力装置101を構成するたとえばキーボード等により、数値を入力することにより印刷設定枚数を設定する。また、ユーザが人物名欄r1〜r7をたとえばマウス等を用いてクリックすると、登録されている人物名が表示されたプルダウンメニューが表示される。そして、ユーザは、プルダウンメニュー内の所望の人物名をクリックすると、制御装置104は画像ファイルと選択された人物名とが関連付けされる。上述した印刷枚数の設定が行われるごとに、制御装置104は、それぞれの画像ファイルに対して、設定された印刷枚数、画像サイズおよび関連付けされた人物名を対応付けたテーブルを作成して、メモリ107に格納する。
【0026】
上述したように図2に示す印刷設定画面を用いた印刷設定操作が終了し、ユーザにより出力ボタンb2が操作されると、制御装置104は記憶媒体選択処理を行う。図3に、記憶媒体選択処理を行うためのメディア選択画面MSの一例を示す。メディア選択画面MSには、印刷設定処理の行われた画像ファイルを記録可能な記憶媒体のメディア名およびメディアサイズが表示される。図3に示す例では、選択可能な記憶媒体として3つのメモリカード109xのメディア名「x1」、「x2」および「x3」および、それぞれのメディアサイズとして「1GB」、「2GB」および「0.5GB」が表示されている。なお、制御装置104は、入出力装置109を介して、メモリカード109x1、x2およびx3の容量を読み込む。さらに、制御装置104は、ユーザにより選択されている記憶媒体を示すカーソルCRをメディア選択画面MSに表示させる。ユーザは、入力装置101のキーボード等を操作することによりカーソルCRをメディア選択画面MSにおいて上下方向に操作させることにより、画像ファイルを出力する記憶媒体を選択する。図3に示す例では、メディア名「x2」のメモリカード109x2が選択されている状態を示す。メモリカード109x2を選択した後、ユーザはメディア選択画面MSに表示されたOKボタンb9をクリックすると、制御装置104は選択されたメモリカード109x2を、画像ファイルを出力するべき記憶媒体として決定する。
【0027】
ユーザにより上述した記憶媒体選択処理が行われると、制御装置104は、上述したテーブルを参照しながら設定された印刷枚数、画像サイズに基づいて、選択された記憶媒体、すなわちメモリカード109x2に記録する全ての画像ファイルの総データ量(総容量)を算出する。そして、制御装置104は、算出した全画像ファイルの総データ量とメモリカード109x2の容量を比較して、全画像ファイルがメモリカード109x2に記録可能か否かを判定する。
【0028】
全画像ファイルがメモリカード109x2に記録可能な場合、すなわち全画像ファイルの総データ量がメモリカード109x2の容量以下の場合は、制御装置104は、メモリ107に格納したテーブルを参照して各画像ファイルに対して設定された印刷枚数分の複製画像ファイルを生成する。図2に示す縮小画像p1は印刷枚数が2枚に設定されているので、制御装置104は、縮小画像p1に対応するファイル名「DSC.0001.jpg」の画像ファイルから2枚の複製画像ファイルを生成する。そして、制御装置104は画像ファイルに対して人物特定処理を行う。すなわち、上記のテーブルを参照しながら、制御装置104は、各画像ファイルのファイル名に、関連付けされた人物名に対応する人物ID、すなわち人物特定文字列を含ませてファイル名を変更する。たとえば、ファイル名が「DSC0001.jpg」の画像ファイルに、人物名「A」の人物を特定させる場合、制御装置104は、人物IDを「A000」とする。そして、制御装置104は、ファイル名「DSC0001.jpg」に人物ID「A000」を含ませた新たなファイル名「A000_DSC0001.jpg」に変更する。すなわち、新たなファイル名は、人物IDと、電子カメラ200により画像ファイルが取得された時点で付与されたファイル名(以後、画像IDと呼ぶ)とにより構成される。なお、上述したOtherボタンb6の操作に応じた人物非特定操作により、画像に人物を特定しない場合は、制御装置104は、人物非特定文字列として、たとえば「0000」を画像IDの前部に付加して、ファイル名を変更する。ファイル名変更処理が終了すると、制御装置104は、画像ファイルをメモリカード109x2に記録する。なお、ファイル名変更処理により変更されるファイル名の文字数をExif規格に基づいた11文字(拡張子を除く8文字と拡張子3文字)としてもよい。この場合、制御装置104は、人物IDを「A00」とし、この人物ID「A00」とファイル名「DSC0001.jpg」の画像ファイルの画像ID「0001」とを用いて、ファイル名を「A00_0001.jpg」のように決めればよい。
【0029】
全画像ファイルがメモリカード109x2に記録不可能な場合、すなわち全画像ファイルの総データ量がメモリカード109x2の容量を超える場合は、制御装置104は画像ファイルの解像度変換処理を行う。そして、制御装置104は、解像度変換処理の施された画像ファイルの複製画像ファイルを生成するとともに、ファイル名に対して、上述と同様にしてファイル名に人物IDを含ませた新たなファイル名に変更する。ファイル名変更処理が終了すると、制御装置104は画像ファイルをメモリカード109x2に記録する。
【0030】
以下、制御装置104による解像度変換処理について説明する。なお、以下の説明においては、メモリカード109x2に出力される全ての画像ファイルの総データ量を2.4[GB]として説明する。
制御装置104は、全ての画像ファイルの総データ量(2.4[GB])と、メモリカード109x2の容量(2.0[GB])とに基づいて、それぞれの画像ファイルに対する縮小率(=2.0/2.4)を算出する。すなわち、算出された縮小率は、全ての画像ファイルをメモリカード109x2に記録する場合に、各画像ファイルが取り得る最大のデータ量を算出するための値である。
【0031】
縮小率が算出されると、制御装置104は、メモリカード109x2に出力される全ての画像ファイルのうち、最小の画素数を有する画像データを含む画像ファイルを選択する。画像ファイルの選択に際して、制御装置104は、画像ファイルのEXIFタグに記録されている付加情報を参照する。そして、制御装置104は、選択した画像ファイルの画像データが有する画素数(最小画素数)に算出した縮小率を乗算して、縮小された画素数(縮小最小画素数)を算出する。縮小最小画素数を算出すると、制御装置104は、縮小最小画素数と印刷を行った場合に画質を維持するために必要な画素数(必要画素数)とを比較する。なお、必要画素数として、たとえば画像の印刷サイズが6[cm]×4[cm]で解像度300dpiを維持できる画素数とする。最小画素数の画像データを用いて縮小最小画素数を算出するので、印刷設定処理が行われた全ての画像ファイルの画像に対して印刷時の画質が維持できる。最小画素数の画像データを用いるのは、たとえば印刷設定処理を行った画像ファイルがメモリカード109xから読み込まれた場合、画像ファイルが異なる種類の電子カメラで取得されていると、電子カメラにより画素数が異なる場合があるためである。
【0032】
縮小最小画素数が必要画素数以上の場合、制御装置104は全ての画像ファイルに対して解像度変換処理を施す。すなわち、制御装置104は、画像ファイルに対応する画像の長辺と短辺のそれぞれに対して、算出した縮小率の平方根を乗算する。そして、制御装置104は、解像度変換処理の施された画像ファイルに対してJPEG圧縮処理を施す。縮小最小画素数が必要画素数未満の場合、制御装置104は印刷した画像の画質が維持できないので、解像度変換処理を行わない。そして、制御装置104は、モニタ用インタフェース108を介して、モニタ105にメモリカード109x2の容量不足により画像ファイルが出力できないことを警告するメッセージを表示させる。
【0033】
図4に示すフローチャートを用いて印刷設定処理における印刷設定装置100の動作を説明する。図4の処理を行うプログラムは制御装置104内の図示しないメモリに格納されており、使用者により印刷設定ソフトが起動されると制御装置104により起動され、実行される。
ステップS101においては、電子カメラ200が接続されているか否かを判定する。外部インタフェース103を介して接続信号を入力した場合は、ステップS101が肯定判定されてステップS102へ進む。接続信号を入力しない場合は、ステップS101が否定判定されてステップS104へ進む。
【0034】
ステップS102においては、電子カメラ200の記憶媒体(たとえばメモリカード)に記録されている全ての画像ファイルを受信する。そして、受信した画像ファイルをHDD102内のフォルダF内に記録してステップS103へ進む。ステップS103においては、外部インタフェース103を介して、電子カメラ200に対して消去指示信号を出力してステップS107へ進む。すなわち、電子カメラ200の記録媒体内に記録されている全ての画像ファイルを消去させる。
【0035】
ステップS101が否定判定されるとステップS104へ進み、リムーバブルメディアが接続されているか否かを判定する。入出力装置109から接続信号を入力した場合は、ステップS104が肯定判定されてステップS105へ進む。接続信号を入力しない場合は、ステップS104が否定判定されてステップS101へ戻る。ステップS105においては、ステップS102と同様に、リムーバブルメディアに接続された全ての画像ファイルを受信し、HDD102内のフォルダFに記録してステップS106へ進む。ステップS106においては、ステップS103と同様に、入出力装置109を介して、接続されているリムーバブルメディア内に記録されている全ての画像ファイルを消去させてステップS107へ進む。
【0036】
ステップS107においては、モニタ用インタフェース108を介して、モニタ105に印刷設定画面Sを表示させる。すなわち、メモリ107に格納した画像ファイルのサムネイル画像データに対応するサムネイル画像をモニタ105に表示させてステップS108へ進む。ステップS108においては、上述した印刷設定処理を行う。すなわち、上述した印刷設定画面におけるユーザの操作に応じて、各画像の印刷枚数の設定処理、各画像に人物を特定する処理、および画像サイズの設定処理を行う。そして、ユーザにより出力ボタンb2が操作されるとステップS108の処理を終えて、ステップS109へ進む。ステップS109においては、モニタ用インタフェース108を介して、モニタ105にメディア選択画面MSを表示させて、上述した記憶媒体選択処理を行ってステップS110へ進む。
【0037】
ステップS110においては、ステップS109xの記憶媒体選択処理により選択されたメモリカード109xに既にデータが記録されているか否かを判定する。入出力装置109を介してメモリカード109xにデータが記録されていることが検出されると、ステップS110が肯定判定されてステップS111へ進む。メモリカード109xにデータが記録されていない場合は、ステップS110が否定判定されてステップS114へ進む。
【0038】
ステップS111においては、モニタ用インタフェース108を介して、モニタ105に、たとえば「既存のデータを削除してもよいですか?Y/N」等のメッセージを表示させてステップS112へ進む。このとき、モニタ用インタフェース108を介して、モニタ105に上記のメッセージとともにYESボタンおよびNOボタンを表示させる。
【0039】
ステップS112においては、メモリカード109に記録済みのデータを削除するか否かを判定する。ユーザによりモニタ105に表示されたYESボタンが操作され、入力装置101からデータの削除を指示する信号を入力した場合は、ステップS112が肯定判定されてステップS113へ進む。ユーザによりNOボタンが操作され、入力装置101からデータの非削除を指示する信号を入力した場合は、ステップS112が否定判定されてステップS109へ戻る。ステップS112においては、データ削除を指示する削除信号を入出力装置109に出力して、メモリカード109xに記録済みのデータを削除させてステップS114へ進む。
【0040】
ステップS114においては、印刷設定処理が行われ出力が指示された全画像ファイルの総データ量と選択されたメモリカード109xの容量を比較して、全画像ファイルがメモリカード109xに記録可能か否かを判定する。全画像ファイルの総データ量がメモリカード109の容量以内の場合は、ステップS114が肯定判定されてステップS115へ進む。このとき、メモリ107に格納したテーブルを参照して、印刷枚数分の複製画像ファイルを生成する。全画像ファイルの総データ量がメモリカード109xの容量を超える場合は、ステップS114が否定判定されて、後述するステップS117へ進む。
【0041】
ステップS115においては、人物特定処理を行う。すなわち、各画像ファイルのファイル名に、関連付けされた人物名に対応する人物IDを含ませてファイル名を変更してステップS116へ進む。ステップS116においては、人物特定処理が施された全ての画像ファイルをメモリカード109xへ出力して処理を終了する。
【0042】
ステップS114が否定判定されるとステップS117へ進み、メモリカード109xに出力される画像ファイルの縮小率を算出してステップS118へ進む。ステップS118においては、印刷設定処理が行われた画像ファイルのうち、画素数が最小の画像データに対応する画像ファイルを選択してステップS119へ進む。ステップS119においては、最小画素数と縮小率とを用いて算出した縮小最小画素数が必要画素数以上であるか否かを判定する。縮小最小画素数が必要画素数以上の場合、ステップS119が肯定判定されてステップS120へ進む。ステップS120においては、メモリカード109xに出力する全ての画像ファイルに対して解像度変換処理およびJPEG圧縮処理を施してステップS115へ進む。縮小最小画素数が必要画素数未満の場合、ステップS119が否定判定されてステップS121へ進む。ステップS121においては、モニタ用インタフェース108を介して、モニタ105にメモリカード109xの容量不足により画像ファイルが出力できないことを警告するメッセージを表示させてステップS107へ戻る。
【0043】
次に、記憶媒体に出力された画像ファイルを確認するためのメディア画像確認モードについて説明する。メディア画像確認モードにおいては、ユーザはメモリカード109xに出力された各画像ファイルの印刷設定枚数を確認できるとともに、メモリカード109xに出力済みの画像ファイルに対して所定の画像処理を施すことができる。
【0044】
ユーザによる入力装置101の操作に応じて、制御装置104がメディア画像確認モードを起動すると、モニタ用インタフェース108を介して、モニタ105にメディア画像確認画面を表示させる。図5に、メディア画像確認画面SSの一例を示す。制御装置104は、メディア画像確認画面SSに、縮小画像ps1〜ps4およびプレビュー画像表示領域SS2を表示させる。また、制御装置104は、縮小画像ps1〜ps4のそれぞれの下部領域に、印刷設定枚数欄qs1〜qs4、人物名欄rs1〜rs4およびファイル名n1〜n4を表示させる。さらに、制御装置104は、メディア画像確認モードを終了するための終了ボタンXと、メモリカード109内に出力された画像ファイルの画像データに対して画像処理を施すための画像処理設定フィールドSS1とを表示させる。
【0045】
制御装置104は、メモリカード109xに出力された各画像ファイルに含まれるサムネイル画像データを読み出す。制御装置104は、モニタ用インタフェース108を介してサムネイル画像データに対応するサムネイル画像を縮小画像ps1〜ps4として、モニタ105に表示させる。なお、メモリカード109xに出力された画像ファイルの数が4枚を超える場合は、制御装置104は、たとえば縮小画像ps1〜ps4の下部領域とプレビュー画像表示領域SS2との間にスクロールバー等を表示させる。そして、ユーザの入力装置101によるスクロールバー操作に応じて、制御装置104が5枚目以降の縮小画像を表示させるようにしてもよい。
【0046】
制御装置104は、縮小画像ps1〜ps4の下部領域に、画像ファイルのファイル名のうち画像IDに対応するファイル名を表示させる。メディア画像確認画面SSにおいては、ユーザの直接編集操作により、表示されたファイル名の変更が可能である。ユーザが入力装置101のマウス等を用いて、メディア画像確認画面SSに表示されたファイル名n1〜n4をダブルクリックすると直接編集が可能となる。そして、入力装置101のキーボード等を用いてファイル名、すなわちユーザが所望する画像ID(たとえば、abcd等)を入力する。
【0047】
ユーザにより画像IDが入力されると、制御装置104は、画像ファイルのファイル名のうち画像IDを更新する。このとき、制御装置104は、同一の画像IDを有する全ての画像ファイルのファイル名を、変更操作後のファイル名に変更する。たとえば縮小画像p1に対応する画像ファイルは、人物名「A」および「C」と関連付けされているので、ファイル名が「A000_DSC.0001.jpg」および「C000_DSC.0001.jpg」の画像ファイルが存在する。したがって、上述したファイル名変更操作により画像IDが「abcd」のように変更された場合、制御装置104は、上記の2つのファイル名を「A000_abcd.jpg」および「C000_abcd.jpg」のように変更する。
【0048】
メディア画像確認モードにおいて設定可能な画像処理としては、たとえば露出補正と彩度調整とがある。制御装置104は、画像処理設定フィールドSS1に、露出補正を設定するための露出設定領域SR10および彩度調整を設定するための彩度設定領域SR20を表示させる。制御装置104は、露出設定領域SR10に、+ボタンb10および−ボタンb11を表示させる。ユーザは、画像の露出をオーバー側に設定する場合は+ボタンb10を操作し、露出をアンダー側に設定する場合は−ボタンb11を操作する。また、制御装置104は、彩度設定領域SR20に、+ボタンb20および−ボタンb21を表示させる。ユーザは、画像の彩度を鮮やかにする場合は+ボタンb20を操作し、彩度を鮮やかではなくする場合には−ボタンb21を操作する。+ボタンb10、b20および−ボタンb11、b21の操作は、ユーザが入力装置101のマウス等を用いてクリックすることにより行われる。
【0049】
ユーザは、画像処理を施す画像を縮小画像ps1〜ps4の中から選択する。図5においては、縮小画像ps1に対応する画像が選択された場合を示す。なお、画像の選択は、ユーザが入力装置101のマウス等を用いてクリック操作することにより行われる。この場合、制御装置104は、縮小画像ps1に対応する画像ファイルのファイル名のうち画像ID「DSC.0001.jpg」を検出する。そして、制御装置104は、画像ID「DSC.0001.jpg」の画像ファイルに含まれる画像データをモニタ用インタフェース108に出力し、読み出した画像データに対応する画像をプレビュー表示領域SS2に表示させる。
【0050】
そして、画像処理部104aは、メモリ107に読み出した画像ファイルの画像データに対して露出補正処理および彩度調整処理を施す。画像処理部104aは、上述した+ボタンb10および−ボタンb11の操作に応じて、すなわちユーザによりクリック操作されるごとに、露出パラメータをオーバー側もしくはアンダー側に所定値ずつ変更する。また、画像処理部104aは、上述した+ボタンb20および−ボタンb21の操作に応じて、すなわちユーザによりクリック操作されるごとに、彩度パラメータをオーバー側もしくはアンダー側に所定値ずつ変更する。そして、画像処理部104aは、変更された露出パラメータもしくは彩度パラメータに基づいて、メモリ107内の画像データに対して画像処理を施して、新たな画像データを生成する。制御装置104は、生成した画像データをモニタ用インタフェース108に出力して、画像処理の施された画像データに対応する画像をプレビュー表示領域SS2に表示させる。
【0051】
この画像処理操作は、ユーザが終了ボタンXを操作した際に反映される。すなわち、ユーザにより終了ボタンXが入力装置101のマウス等によりクリック操作され、終了指示信号を入力すると、制御装置104は、画像処理が施されメモリ107に格納された画像データを含む画像ファイルを生成する。そして、制御装置104は、生成した画像ファイルをメモリカード109x内に記録する。このとき、画像処理部104aは、同一の画像IDを有する全ての画像ファイルの画像データに対して同一の画像処理を反映させる。たとえば縮小画像ps1に対応する画像ファイルは、人物名「A」および「C」と関連付けされているので、ファイル名が「A000_DSC.0001.jpg」および「C000_DSC.0001.jpg」の画像ファイルが存在する。画像処理部104aは、上述した画像処理操作により変更された露出パラメータもしくは彩度パラメータを用いてファイル名が「A000_DSC.0001.jpg」の画像データに画像処理を施す。そして、画像処理部104aは、画像処理の施された画像データを含むファイル名が「A000_DSC.0001.jpg」の画像ファイルをコピーして複製画像ファイルを生成する。制御装置104は、複製画像ファイルに対してファイル名「C000_DSC.0001.jpg」を付与する。そして、制御装置104は、上記のようにして生成したファイル名が「A000_DSC.0001.jpg」および「C000_DSC.0001.jpg」の画像ファイルをメモリカード109xに記録する。
【0052】
図6に示すフローチャートを用いてメディア画像確認モードにおける印刷設定装置100の動作を説明する。図6の処理を行うプログラムは制御装置104内の図示しないメモリに格納されており、使用者によりメディア画像確認ソフトが起動されると制御装置104により起動される。
【0053】
ステップS201においては、制御装置104は、モニタ用インタフェース108を介して、モニタ105にメディア画像確認画面SS1を表示させてステップS202へ進む。ステップS202においては、制御装置104は終了ボタンXが操作されたか否かを判定する。終了指示信号を入力した場合は、制御装置104によりステップS202が肯定判定されて、後述するステップS207へ進む。終了指示信号を入力しない場合は、制御装置104によりステップS202が否定判定されてステップS203へ進む。
【0054】
ステップS203において、制御装置104は、ユーザによる画像処理操作が行われたか否かを判定する。+ボタンb10、b20または−ボタンb11、b21が操作された場合は、制御装置104によりステップS203が肯定判定されてステップS204へ進む。+ボタンb10、b20または−ボタンb11、b21が操作されない場合は、制御装置104によりステップS203が否定判定されてステップS202へ戻る。ステップS204においては、画像処理部104aは、ステップS203で行われた画像処理設定操作に応じて、露出パラメータもしくは彩度パラメータを変更する。そして、画像処理部104aは、変更された露出パラメータもしくは彩度パラメータを用いた画像処理を施した画像データを生成しメモリ107に格納する。制御装置104は、画像処理の施された画像データに対応する画像をモニタ105に表示させてステップS205へ進む。
【0055】
ステップS205においては、制御装置104は、ユーザによりファイル名変更操作が行われたか否かを判定する。ファイル名変更操作が行われた場合は、制御装置104によりステップS205が肯定判定されてステップS206へ進む。ステップS206においては、制御装置104は、同一の画像IDを有する全ての画像ファイルのファイル名を、変更操作後のファイル名に変更してステップS202へ戻る。ファイル名変更操作が行われない場合は、制御装置104によりステップS205が否定判定されてステップS202へ戻る。
【0056】
制御装置104によりステップS202が肯定判定されるとステップS207へ進み、画像処理部104aは、ステップS204で設定された画像処理を実行してステップS208へ進む。すなわち、ステップS204で生成しメモリ107に格納した画像データを用いて新たな画像ファイルを生成し、メモリカード109に記録する。
【0057】
ステップS208においては、制御装置104は画像処理を実行する画像ファイルが複数存在するか否かを判定する。ステップS207で生成した画像ファイルのファイル名に含まれる画像IDと同一の画像IDを含むファイル名を有する画像ファイルが存在する場合は、制御装置104によりステップS208が肯定判定されてステップS209へ進む。ステップS209においては、制御装置104は、ステップS207で生成した画像ファイルをコピーして複製画像ファイルを生成する。そして、制御装置104は複製画像ファイルに対して、ファイル名を付与してメモリカード109に記録してステップS210へ進む。画像処理を実行する画像ファイルが複数存在しない場合は、制御装置104によりステップS208が否定判定されてステップS210へ進む。ステップS210においては、制御装置104は、モニタ用インタフェース108を介して、モニタ105に表示されたメディア画像確認画面SSを閉じて処理を終了する。
【0058】
以上で説明した実施の形態の印刷設定処理装置100によれば、以下の作用効果が得られる。
(1)制御装置104は、外部インタフェース103または入出力装置109を介して画像ファイルを入力し、入力した画像ファイルのそれぞれに対応する人物を特定するための人物ID、すなわち人物特定文字列を生成するようにした。そして、制御装置104は、生成した人物IDを含むファイル名を付与した画像ファイルをメモリカード109xに記録するようにした。したがって、管理ソフトによる画像ファイルの管理が容易になる。また、店舗等により画像ファイルの画像を印刷すると、画像ファイルのファイル名が印刷された写真の裏面に印刷される。そのため、印刷されたファイル名には人物名が含まれているので、ユーザは印刷されたファイル名に基づいて写真の仕分けを容易に行うことができる。
【0059】
(2)ユーザにより印刷設定処理画面S上のOtherボタンb6が操作されると、制御装置104は、画像ファイルのそれぞれに対応する人物を特定しない人物非特定文字列を生成するようにした。そして、制御装置104は、生成した人物非特定文字列を含むファイル名を付与した画像ファイルをメモリカード109xに記録するようにした。したがって、管理ソフトによる画像ファイルの管理が容易になる。
【0060】
(3)制御装置104は、メモリカード109xに記録する複数の画像ファイルの総データ量と、メモリカード109xの容量とを検出し、画像ファイルの総データ量がメモリカード109xの容量を超えるか否かを判定するようにした。そして、制御装置104は、画像ファイルの総データ量がメモリカード109xの容量を超えると判定した場合は、画像ファイルの総データ量がメモリカード109xの容量以下になるように、解像度変換処理を行って、画像ファイルのそれぞれのデータ量を変更するようにした。したがって、全ての画像ファイルに対して印刷設定処理とメモリカード109xへの出力が終了する前にメモリカード109xが容量不足となり、ユーザの作業が中断するとうい事態を防げるので、利便性が向上する。
【0061】
(4)メディア画像確認モードにおいて、制御装置104は、メモリカード109xに出力されて記録された画像ファイルに対応する画像をメディア画像確認画面SSに表示させるようにした。そして、ユーザによりメディア画像確認画面SS上で選択された画像に対し画像処理の処理指示操作が行われると、制御装置104は、処理指示操作が行われた画像のファイル名に含まれる人物ID以外の部分、すなわち画像IDが同一となる画像ファイルを検出するようにした。画像処理部104aは、検出された全ての画像ファイルの画像データに対して、同一の画像処理を施すようにした。したがって、たとえば人物名「A」に対応する画像IDが「DSC.0001.jpg」の画像と、人物名「B」に対応する画像IDが「DSC.0001.jpg」の画像との間で、同一の画像処理が施されるので、印刷された同一被写体に対応する画像がそれぞれ異なる露出や彩度になることを防ぐことができる。
【0062】
上述した実施の形態の印刷設定処理装置100を、次のように変形できる。
(1)印刷設定画面Sは、図2に示すものに代えて、図7に示すものであってもよい。なお、図2および図5と同一のものについては同一の符号を付与する。制御装置104は、図7(a)に示す印刷設定画面Sに、メモリカード109xに出力する画像ファイルに対応する縮小画像p1〜p4、および各縮小画像p1〜p4に対応する画像ファイルの印刷枚数を表示するための印刷枚数表示領域S101〜S104を表示させる。制御装置104は、印刷枚数表示領域S101〜S104に、各縮小画像p1〜p4に対応する画像ファイルの印刷枚数を矩形sqの数を用いて表示する。すなわち、図7に示す印刷設定画面Sにおいては、縮小画像p1に対応する画像ファイルの印刷枚数が2枚、縮小画像p2およびp3に対応する画像ファイルの印刷枚数がそれぞれ3枚、縮小画像p4に対応する画像ファイルの印刷枚数が1枚である。この結果、ユーザは縮小画像p1〜p4に対する印刷枚数を視覚的に認識しやすくなる。
【0063】
図7の印刷設定画面Sにおける印刷設定操作および印刷設定処理は、図2に示す印刷設定画面Sにおける印刷設定操作および印刷設定処理と同様である。なお、ユーザが縮小画像p1〜p4のいずれかを、入力装置101のマウスを用いてダブルクリック操作すると、制御装置104は、ダブルクリック操作された縮小画像に対応する画像をプレビュー画像表示領域S2に表示させる。図7(b)には、ダブルクリックされた縮小画像p2に対応する画像がプレビュー画像表示領域S2に表示された状態を示す。このとき、制御装置104は、プレビュー画像表示領域S2が縮小画像p1〜p4の表示領域と重畳しないように表示させるものとする。
【0064】
(2)印刷設定画面Sは、図8に示すものであってもよい。なお、図2、図5および図7と同一のものについては同一の符号を付与する。制御装置104は、人物名表示領域SR3a、SR3bおよびSR3cを表示させる。図8(a)に示す印刷設定画面Sにおいては、人物名「A」、「B」および「C」が表示されている状態を示す。制御装置104は、人物名表示領域SR3a、SR3bおよびSR3cのそれぞれに対応する印刷枚数表示領域S101、S102およびS103をそれぞれ表示させる。制御装置104は、印刷枚数表示領域S101、S102およびS103に、各人物名「A」、「B」および「C」が関連付けされた画像ファイルの印刷枚数を矩形sqの数を用いて表示する。すなわち、図8(a)に示す印刷設定画面Sにおいては、人物名「A」に関連付けされた画像ファイルの印刷枚数が4枚、人物名「B」に関連付けされた画像ファイルの印刷枚数が2枚、人物名「C」に関連付けされた画像ファイルの印刷枚数が3枚である。
【0065】
制御装置104は、各矩形sq内に、印刷設定処理が行われた画像を表示させる。すなわち、印刷枚数表示領域S101に表示される矩形sqには、縮小画像p1〜p3およびp7に対応する画像が表示される。印刷枚数表示領域S102に表示される矩形sqには、縮小画像p2およびp3に対応する画像が表示される。印刷枚数表示領域S103に表示される矩形sqには、縮小画像p1〜p3に対応する画像が表示される。すなわち、制御装置104は、選択された人物に関連する画像ファイルに対応する画像をモニタ105に一覧表示する。この結果、ユーザは人物名「A」、「B」および「C」に関連付けされた画像および画像の印刷枚数を視覚的に認識しやすくなる。
【0066】
図8の印刷設定画面Sにおける印刷設定操作および印刷設定処理は、図2に示す印刷設定画面Sにおける印刷設定操作および印刷設定処理と同様である。なお、ユーザが縮小画像p1〜p7のいずれかを、入力装置101のマウスを用いてダブルクリック操作すると、制御装置104は、ダブルクリック操作された縮小画像に対応する画像をプレビュー画像表示領域S2に表示させる。図8(b)には、ダブルクリックされた縮小画像p2に対応する画像がプレビュー画像表示領域S2に表示された状態を示す。このとき、制御装置104は、プレビュー画像表示領域S2が画像ブラウザS1および人物名表示領域SR3a〜SR3cと重畳しないように表示させるものとする。
【0067】
(3)図2、図7および図8に示す印刷設定画面Sのうちいずれか2つの印刷設定画面Sが切替可能に構成され、2つの印刷設定画面Sのうち1つをユーザが選択して使用可能としてもよい。また、図2、図7および図8に示す3つの印刷設定画面Sが切替可能に構成され、3つの印刷設定画面Sのうちの1つをユーザが選択して使用可能としてもよい。
【0068】
(4)制御装置104は、公知の顔認識処理により画像に含まれる人物の顔画像を検出し、検出した顔画像に対応する人物IDを画像ファイルのファイル名に含ませるようにしてもよい。この場合、制御装置104は、予め人物の顔画像と人物名とを対応付けたテーブルを所定のメモリに格納しておけばよい。
【0069】
(5)制御装置104は、縮小率を算出して解像度変換処理を行うものに代えて、出力サイズを段階的に縮小して解像度変換処理を行ってもよい。この場合、制御装置104は、全ての画像ファイルの総データ量がメモリカード109xの容量を上回るとき、予め設定されている出力サイズ、たとえば印刷サイズとして15[cm]×10[cm]に画像ファイルを変換した場合の総データ量を算出する。そして、制御装置104は、算出した総データ量とメモリカード109xの容量とを比較する。総データ量がメモリカード109xの容量以内の場合には、制御装置104は算出した出力サイズとなるように画像ファイルの出力サイズを変換して、メモリカード109xに記録する。
【0070】
上記の印刷サイズ(15[cm]×10[cm])においても総データ量がメモリカード109xの容量を上回る場合には、制御装置104は、さらに出力サイズを印刷サイズの6[cm]×4[cm]に変換した場合の全ての画像ファイルの総データ量を算出する。そして、制御装置104は、算出した総データ量とメモリカード109xの容量とを比較する。総データ量がメモリカード109xの容量以内の場合には、制御装置104は算出した出力サイズ(6[cm]×4[cm])となるように画像ファイルの出力サイズを変換して、メモリカード109xに記録する。上記の印刷サイズ(6[cm]×4[cm])においても総データ量がメモリカード109xの容量を上回る場合には、制御装置104は、モニタ用インタフェース108を介して、モニタ105にメモリカード109xの容量不足により画像ファイルが出力できないことを警告するメッセージを表示させる。
【0071】
(6)制御装置104が解像度を変換するものに代えて、JEPGの圧縮率を変更してもよい。この場合、制御装置104は、JEPGの圧縮率として、たとえば高画質に対応する圧縮率1/4、通常画質に対応する圧縮率1/8および最小画質に対応する圧縮率1/16を有している。そして、制御装置104は、全ての画像ファイルの総データ量がメモリカード109xの容量を上回る場合に、上記の圧縮率1/4で圧縮した場合の画像ファイルの総データ量とメモリカード109xの容量とを比較する。圧縮率1/4としたときの全ての画像ファイルの総データ量がメモリカード109xの容量を上回る場合には、制御装置104は、圧縮率1/8で圧縮した場合の画像ファイルの総データ量とメモリカード109xの容量とを比較する。圧縮率1/8としたときの全ての画像ファイルの総データ量がメモリカード109xの容量を上回る場合には、制御装置104は、圧縮率1/16で圧縮した場合の画像ファイルの総データ量とメモリカード109xの容量とを比較する。圧縮率1/16としたときの全ての画像ファイルの総データ量がメモリカード109xの容量を上回る場合には、制御装置104は、モニタ用インタフェース108を介して、モニタ105にメモリカード109xの容量不足により画像ファイルが出力できないことを警告するメッセージを表示させる。
【0072】
(7)制御装置104は、メディア画像確認画面SSにおいて、ユーザにより設定された印刷枚数に応じて縮小画像をソートして表示させてもよい。また、制御装置104は、印刷設定枚数に応じて、メディア画像確認画面SSに表示させる縮小画像をフィルタリングしてもよい。この場合、制御装置104は、メディア画像確認画面SSには、ユーザによるフィルタリング枚数の設定欄を表示させる。そして、ユーザによりフィルタリング枚数が1枚に設定された場合、制御装置104は、印刷設定枚数が1枚の画像ファイルを抽出し、抽出した画像ファルに対応する縮小画像をメディア画像確認画面SSに表示させる。または、制御装置104は、ユーザにより設定されたフィルタリング枚数以上または以下の印刷設定枚数の画像ファイルに対応する縮小画像をメディア画像確認画面SSに表示させてもよい。
【0073】
(8)制御装置104は、図2の印刷設定画面Sと図5のメディア画像確認画面SSとを同一のモニタ105に表示させるようにしてもよい。
(9)図2の印刷設定画面Sの印刷枚数設定欄q1〜q7からユーザが直接編集により印刷設定枚数を設定した場合、制御装置104は、この印刷設定枚数を次の画像ファイルの印刷設定枚数に適用してもよい。すなわち、ユーザが縮小画像p1の印刷枚数設定欄q1から直接編集により印刷設定枚数を3枚とした場合、制御装置104は、縮小画像p2の印刷枚数設定欄q2に表示される印刷設定枚数を3枚とする。この結果、ユーザが入力装置101のキーボード等を用いて印刷枚数を設定する際の利便性を向上できる。
【0074】
(10)制御装置104は、印刷設定処理が行われた画像ファイルをメモリカード109x等のリムーバブルメディアに出力するものに代えて、画像の印刷を行う店舗等に画像ファイルを送信するようにしてもよい。この場合、制御装置104は、LANインタフェース106を介して、ネットワークにより接続された店舗内に設置された印刷用装置に印刷設定処理が行われた画像ファイルを送信する。
【0075】
(11)制御装置104は、ユーザによる出力ボタンb2の操作に応じて、印刷設定枚数に応じて複製画像ファイルを生成するものとしたが、複製画像ファイルを生成せずに各画像ファイルのファイル名に特定した人物IDを含ませるだけでもよい。この場合、画像の印刷を行う店舗側の印刷用装置で、ファイル名に含まれた人物IDに基づいて特定された人物の数を特定し、人数分の画像ファイルを複製して印刷すればよい。
【0076】
(12)上述した印刷設定処理、メディア画像確認モードにおける処理を電子カメラ200や、画像の印刷を行う店舗内に設置された印刷設定装置で実行してもよい。この場合、たとえば電子カメラ200の所定のメモリ内には、印刷設定ソフトおよびメディア画像確認ソフトが格納されている。そして、電子カメラ200内の制御回路は、ユーザの操作に応じて印刷設定ソフトもしくはメディア画像確認ソフトを起動して、印刷設定処理、メディア画像確認モードにおける処理を実行する。
【0077】
(13)図2の印刷設定画面Sにおいて人物名欄r1〜r7に人物名を表示させるものに代えて、制御装置104は、人物名欄r1〜r7に人物を代表する符号(代表符号)として、たとえばα、β等を表示させてもよい。この場合、制御装置104は、人物名フィールドS3の人物名ボタンb4に上記の代表符号を表示し、人物ボタンb4に隣接して人物名(たとえばabcd)を表示させてばよい。なお、制御装置104は、人物名ボタンb4に人物名を表示して、その人物名ボタンb4に隣接して対応する代表符号を表示させてもよい。この結果、1つの画像に複数の人物を関連付けた場合であっても、ユーザによる印刷設定画面S上の人物名欄r1〜r7の視認性を損なうことを防げる。
【0078】
また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。説明に用いた実施の形態および変形例は、それぞれを適宜組合わせて構成しても構わない。
【符号の説明】
【0079】
104 制御装置、 104a 画像処理部、 105 モニタ、
109x メモリカード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像データを入力する入力ステップと、
前記画像データのそれぞれに対応する人物を特定するための人物特定文字列を生成する第1生成ステップと、
前記生成された前記人物特定文字列を含むファイル名を付与した画像ファイルを、記憶媒体に記録する記録制御ステップとをコンピュータで実行することを特徴とする印刷設定プログラム。
【請求項2】
請求項1に記載の印刷設定プログラムにおいて、
前記画像データのそれぞれに対応する人物を特定しない人物非特定文字列を生成する第2生成ステップをさらコンピュータで実行し、
前記記録制御ステップは、前記生成された前記人物非特定文字列を含むファイル名を付与した画像ファイルを、前記記憶媒体に記録することを特徴とする印刷設定プログラム。
【請求項3】
請求項1に記載の印刷設定プログラムにおいて、
複数の人物の中から、いずれかの人物を選択する選択操作を受け付ける第1受付ステップと、
前記選択された前記人物に対応する前記人物特定文字列を含むファイル名が付与された画像ファイルを抽出する抽出ステップと、
前記抽出された前記画像ファイルに対応する画像を表示器に一覧表示する一覧表示ステップとをさらにコンピュータで実行することを特徴とする印刷設定プログラム。
【請求項4】
請求項1または2に記載の印刷設定プログラムにおいて、
前記記憶媒体に記録する複数の画像ファイルの総データ量を検出するデータ量検出ステップと、
前記記憶媒体の容量を検出する容量検出ステップと、
前記総データ量が前記記憶媒体の容量を超えるか否かを判定する判定ステップと、
前記総データ量が前記記憶媒体の容量を超えると判定された場合は、前記総データ量が前記記憶媒体の容量以下になるように、前記画像ファイルのそれぞれのデータ量を変更する変更ステップとをさらにコンピュータで実行することを特徴とする印刷設定プログラム。
【請求項5】
請求項1に記載の印刷設定プログラムにおいて、
前記記憶媒体に記録された前記画像ファイルの画像を表示器に表示する表示ステップと、
前記表示器に表示された前記画像に対する画像処理を指示する処理指示操作を受け付ける第2受付ステップと、
前記処理指示操作が受け付けられた前記画像に対応する画像ファイルのファイル名のうち、前記人物特定文字列以外が同一となるファイル名を有する画像ファイルを検出する検出ステップと、
前記検出された全ての前記画像ファイルの画像に対して同一の前記画像処理を施す画像処理ステップとをさらにコンピュータで実行することを特徴とする印刷設定プログラム。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の印刷設定プログラムを実行する実行手段を備えることを特徴とする印刷設定装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−198115(P2010−198115A)
【公開日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−39544(P2009−39544)
【出願日】平成21年2月23日(2009.2.23)
【出願人】(000004112)株式会社ニコン (12,601)
【Fターム(参考)】