説明

印字機構付き包装用フィルム切断機

【課題】 包装に用いるフィルムに生産者名等を印字するもので、包装のためのフィルム切断時に印字を行なうことにより、小ロットにも対応し得るようにする。
【解決手段】 トレーに載せた野菜や果物等の包装を行う際に用いる切断機で、切断機のロール状に巻かれた包装用フィルム側に印字機を設置したもので、フィルムを切断機による切断後に印字することにより生産者名等を包装するフィルムの所望の位置に良好に印字することが簡単に行ない得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プラスチック等よりなるトレーに載せた野菜、果物等を、ロール状態に巻かれたポリプロピレン等の包装用プラスチックフィルムシートによりラップ掛け包装する際に用いる切断機に関するものであり、特に切断時に生産者名等を印字する印字機構を備えた切断機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、食品を中心として、製品のトレーサビリティー(追跡可能性)、履歴管理が求められており、個々の製品に生産者名等を明示する必要性が増大している。
【0003】
このような、個々の製品への生産者名等の表示手段として、従来包装用のフィルムに商品名・産地名等を印刷する際に、同時に生産者名等を印刷しているが、この方法は、多数の生産者からの少量ずつの依頼に対応しての小ロットでの生産になるため、頻繁に版の交換を要し、加工効率が悪く又、版の作製及び管理、出荷在庫管理が煩雑となり、対応が困難である。
【0004】
印刷加工での最小ロットが決められている従来の方法では、少量生産者は、必要量に見合った少量の購入ができず、生産者名表示に対応できない状況にあった。これらの対応策として、印刷ラベル等を包装フィルムに貼る方法等が一部取られているが、作業効率が悪く、又、流通過程で剥れる等の問題があり、コスト的にも印刷に比較し高い欠点があった。
【0005】
又、野菜、果物等の生産者は、急な必要性に応じて、直ちに生産者名等が印字された包装用のフィルムを入手することが困難であり、そのため常に印字されたフィルムの在庫を持っている必要がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、包装に用いるフィルムに生産者名等を印字する印字機構を備えたフィルム切断機であり、フィルムの切断時に包装するフィルム個々に生産者名等が自動的に印字されるようにした印字機構を有するフィルム切断機を提供するものである。
【0007】
また、切断後のフィルムが縮れのない良好な切断状態になるようにすると共に、生産者名等の印字位置が常に同じとなる機構を設けたフィルム切断機を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のフィルム切断機は、ロール状に巻かれたフィルムを切断するための切断部と、前記切断部とフィルムのロールとの間に配置された生産者名等を印字するための印字機構を備え、前記切断部によるフィルムの切断に連動して印字機構が作動し印字を行なうようにしたことを特徴とする。
【0009】
即ち、本発明のフィルム切断機は、プラスチック等よりなるトレーに載せた野菜、果物等を包装するロール状に巻かれたフィルムを切断する切断機であって、フィルムを切断すべき箇所に設けられている切断部と、この切断部とフィルムを巻いたロールとの間に設けられた印字部とを備えた構成であって、切断部によるフィルム切断時の動きを感知するセンサーによって印字のためのスイッチが入り、印字部に設けられた印字機構が作動してフィルムに生産者名等を印字するものである。
【0010】
本発明の切断機は、前記印字機構を備えたもので、包装作業の際に必要量だけ生産者名等を印字した包装用フィルムを作成することができ、小ロットの印字に対応し得ると共に包装作業と共に一連の動作により印字が行なわれ、簡単な構成で作業効率のよい装置である。
【0011】
前記の印字機構を備えた本発明の切断機を用いることによって、生産者にとっては商品名・産地名等の共通部分のみを大量に印刷した産地共通の包装フィルムを利用して、小ロットであっても、必要に応じて製品個々の生産者名等を表示したフィルムを安価、簡便に作成し得る。
【0012】
特に、フィルムの切断の直後にフィルム位置を制御しつつ印字が行なわれることにより、良好な印字が可能である。
【0013】
又、本発明のフィルム切断機は、ロール状に巻かれたフィルムで、プラスチック等よりなるトレーに載せた野菜、果物等を包装するフィルムを切断する切断機であって、フィルムを切断すべき箇所に設けられている切断部と、この切断部とフィルムを巻いたロールとの間に設けられた印字部とブレーキ部とを備えた構成であって、切断部によるフィルム切断操作に連動して、つまりフィルムの切断作業に入った時にブレーキ部によりフィルムが保持、固定されるように構成し、これによって、フィルムが引っ張られた状態にて切断部の熱刃によりフィルムを切断し、この切断に連動してスイッチがオン状態になることにより印字部の印字機構が作動してフィルムに生産者名等を印字するようにしたことを特徴とする。
【0014】
本発明の切断機は、以上の通りの構成を有することによりフィルムが引っ張られた状態にてガイドローラーとガイドバーで平面を形成し、熱刃面にて切断されるため刃面とフィルムが平均して接することにより、切断面にほとんど縮れが生じない。
【0015】
又、本発明の切断機において、前記のブレーキ部が切断部によるフィルム切断時に切断部とは逆方向への引く力をフィルムに与えることによりフィルムを固定し、切断後に一定距離フィルムを後退させるようにしている。
【0016】
これにより、フィルム切断時はフィルムが引っ張られて固定され、良好な切断が可能であると共に、切断後は一定距離後退して、切断されたフィルムの先端が常に所定位置に停止するようにしている。その後フィルムの切断時にセンサー等による信号にもとづき作動する印字機構が作動して印字が行なわれる。したがって、印字は、常にフィルムの一定の位置に行なわれる。
【0017】
更に、切断作業にあたって、フィルムに設けた位置決め用の線等と切断機に設けられた位置決め用線等とを利用することにより、フィルムの所望の位置への印字をより正確に行なうことが可能になる。
【0018】
それにより、予めフィルムに印刷されている表示内容と、切断時に印字される生産者名等の印字内容がバランスよく配置され、好ましい表示内容が印刷されたフィルムでの包装が可能になる。
【0019】
又、本発明は、前記の通りの切断部と印字部とを備えた切断機又は切断部とブレーキ部に更に印字部を備えた切断機であって、切断部とブレーキ部とを連結する連結部を更に有し、切断部におけるフィルムの切断操作開始によって連動部を介してブレーキ部におけるフィルムの固定が行なわれるようにした。
【0020】
これにより、フィルム切断時のフィルムの固定が常に確実に行なわれるために、フィルムが引っ張られた状態においての良好なフィルム切断が常に行なわれるようにした。
【0021】
又、本発明は、前記の通りの切断部と印字部とを備えた切断機又は切断部と印字部に更にブレーキ部を備えた切断機であって、切断部がガイドローラーと、ガイドバーと、これらガイドローラーとガイドバーとの間に配置された熱刃とよりなり、このガイドローラーとガイドバーとによりフィルムをほぼ水平に保持した状態にて下降させて熱刃によりフィルムを切断するものである。
【0022】
本発明の切断機によれば、前述のようにブレーキ部によるフィルムの保持、固定と共に切断部のガイドローラーによりフィルムは引っ張られた状態にて保持され、更にガイドローラーとガイドバーとによりほぼ水平な状態にて下降して熱刃にて切断されるため、良好な切断が行なわれる。
【0023】
又、熱刃がガイドローラーとガイドバーの間に配置されており、通常は、熱刃より上方にガイドローラーとガイドバーがあり、切断時にのみ熱刃がガイドローラーとガイドバーの上方に表れる。そのために切断使用時以外は作業者等が熱刃に接触する事故を起こすおそれがない。
【0024】
本発明の切断機は、前記のような切断部と印字部とブレーキ部を有するもので、ブレーキ部がローラーとブレーキパットとからなり、切断部の切断作業に連動してブレーキパットがローラーに圧着してフィルムを保持、固定するブレーキ状態と、ブレーキパットがローラーより離れたブレーキ解除状態とをとり、ブレーキパットがローラーに圧着されフィルムを保持したブレーキ状態のままローラーとブレーキパットが一定距離一体に移動するようにしたことを特徴とし、これにより、常に同じ位置に印字が可能になる。
【0025】
又、切断後にブレーキ部がフィルムを固定したまま、一定微少間隔後退することにより、熱刃により切断されたフィルムの切断端部等が熱刃の影響により縮れるのを回避し得る。
【0026】
前記印字部は印字機構と印字用基台とよりなり、前記印字機構は、フェルト等に含んだ速乾性インクを供給するゴム印を備え、はめ込み式の印判を交換可能に取り付けたものである。
【0027】
これにより、各種多様な印字内容に対応し得るものである。
【0028】
又、速乾性インクを使用する場合、熱刃によるフェルト等に含んだインクの乾燥を防ぐために、印字機構と熱刃との間に保護カバーを設けることが好ましい。
【発明の効果】
【0029】
本発明の切断機は、印字機構を備えたことにより、個々の包装作業の際に夫々のフィルムに生産者名等を簡単に印字し得るようにしたもので、これにより、小ロットに対応でき、簡単な作業にて効率的に印字を行ない得る等の効果を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
次に本発明のフィルム切断機の実施例を図面にもとづいて説明する。
【実施例1】
【0031】
本発明のフィルム切断機の実施例1は、図1に示す通りの構成である。即ち、この実施例1の切断機は大きく別けて切断部Aとブレーキ部Bと印字部Cと連結部Dとにて構成されている。
【0032】
ここで、切断部Aは、ロール状に巻かれたフィルム51の先端部分をガイドするガイドローラー1とガイドバー2と熱刃3とにて構成されている。それらのうち、ガイドローラー1とガイドバー2は、後に述べる連結部Dの第1のリンク機構31に図示するように取り付けられている。そして、フィルム51をその先を持って矢印ハの方向に下げることによりガイドローラー1は押し下げられる。それと共に第1のリンク機構31が回動し、それに取り付けられたガイドバー2も下降する。ここで、前記のようにガイドバー2は第1のリンク機構31に取り付けられ、しかも図示する状態においてその先端がフィルム51に近接するか又は完全に接するようにその長さを設定してある。つまり、フィルム51を持って、ガイドローラー1を押し下げる時、ガイドバー2はフィルム51と接し、フィルム51は、ガイドローラー1とガイドバー2に密着した状態(ガイドローラー1とガイドバー2にて保持された状態)にて下降する。そして、この下降にともない、フィルム51はほぼ水平状態になる。また、ガイドローラー1とガイドバー2の間に配置された熱刃3は、ガイドローラー1やガイドバー2の図示する位置より更に下方に固定されている。それにより、前記のようにフィルム51が押し下げられた時、フィルム51はガイドローラー1とガイドバー2にてほぼ水平に保持された状態にて熱刃3の刃先に触れて切断される。つまり、フィルム51の下面は、熱刃3の刃先のすべての点で均等に(ほぼ同時に)触れ、これによりフィルム端部に熱によるチヂレのない良好な切断線が得られる。
【0033】
一方ブレーキ部Bはローラー11とブレーキパッド12とにて構成されている。そのうち、ローラー11は後に述べる第3のリンク機構41の先端に保持されており、図の矢印イの方向に押圧されていると共に、この矢印イと反対方向に微少距離(例えば数ミリ)だけ移動可能に保持されている。またブレーキパッド12は第2のリンク機構34の先端に保持されブレーキ状態においてのみ矢印ロの方向に押圧され、ローラー11とブレーキパッド12が密着してフィルム51を保持、固定するように構成されている。
【0034】
また、印字部Cは、ゴム印字部22をその先端に交換可能に取り付けた印字機構21と印字用基台23とよりなり、切断部Aに設けられたスイッチ(図示せず)が、熱刃3によるフィルム51切断後にガイドローラー1の位置が復元したことを感知したセンサーに連動してオンになり、圧縮空気又はモータの作動によって印字機構21が作動し、印字機構21と印字用基台23との間(印字用基台の上面)に配置されたフィルム51上に生産者名等が印字される。この印字機構21は、所定位置に固定配置してもよいが、フィルム51のいずれの位置にも配置できるように移動可能に設置してもよい。このように印字機構21を移動可能にすることにより、フィルム51への印字位置が適宜調整可能になり、所望の位置への印字が可能になる。
更に連結部Dは、切断部Aのガイドローラー1とガイドバー2を保持し回動軸32により回動可能に支持された第1のリンク機構31と、先端にブレーキ部Bのブレーキパッド12を保持し回動軸35により回動可能に支持されている第2のリンク機構34と、第1のリンク機構31と第2のリンク機構34との間に設けられそれらを連結するばね部33と、ローラー11を保持し回動軸35に回動可能に支持されている第3のリンク機構41とにて構成されている。ここで、第2のリンク機構34は、スプリング36によりブレーキパッド12が矢印ロと反対方向に移動する方向への力が加えられると共にストッパー37により、それ以上の移動が阻止されるように構成されている。又第3のリンク機構41は、スプリング42によりローラー11が矢印イ方向に移動する方向への力が加えられると共にストッパー43により、それ以上の移動が阻止されるように構成されている。そして、切断部Aのガイドローラー1が下降した時、連結部Dの第1のリンク機構31が回動し、更にばね部33を介して第2のリンク機構34が回動してその先端に保持されているブレーキ部Bのブレーキパット12が矢印ロの方向に移動する。このブレーキパッド12の移動により、ブレーキパッド12がローラー11を押し両者が一体になって第3のリンク機構41がストッパー43にてその回動が阻止されるまで移動する。尚、ローラー11が図示する位置により停止されるまでの間隔は僅かでよく、例えば数ミリである。
【0035】
以上各部分の構成について説明したが、次にこの実施例1の動作について述べる。
【0036】
まず、フィルムのロール50から引き出されたフィルム51は、ブレーキ部Bのローラー11に掛けられ(ローラー11とブレーキパッド12の間を通して)印字部Cの印字用基台23上を通り(印字機構21と印字用基台23の間を通り)、切断部Aのガイドローラー1上に導かれている。フィルム51の引き出し量は、フィルム51に印刷した位置合わせマークを本機のマーク(図示せず)に合わせることにより決定する。尚フィルム51に印刷された位置合わせマークを熱刃3に直接合わせることにより切断位置を決めてもよい。
【0037】
ガイドローラー1よりも先に引き出した包装に使用するフィルム51を下方に(矢印ハの方向に)下げることにより、フィルム51と共にガイドローラー1が下降する。このガイドローラー1の動きにより、第1のリンク機構31が回動軸32を中心に回動し、それによりばね部33を押し、第2のリンク機構34が回動軸35を中心に回動し、ブレーキ部Bのブレーキパッド12が矢印ロ方向に移動してローラー11に圧着し、ローラー11とブレーキパッド12とにてフィルム51を挟持し、ローラー11とブレーキパッド12とが一体に移動し、第3のリンク機構41の回動がストッパー43に阻止されることにより、移動は停止し、フィルム51は、ローラー11とブレーキパッド12とにて挟持された状態で固定される。
【0038】
フィルム51の先を更に下降すると、フィルム51はブレーキ部Bにて固定された状態にて保持されそのためフィルム51は引っ張られた状態にて下降し、ガイドバー2に接し更にフィルム51とガイドローラー1とガイドバー2が一体に下降し、フィルム51が熱刃3に触れることにより切断される。この時フィルム51は、ガイドローラー1とガイドバー2とにてほぼ水平状態に保持されている。切断後フィルム51は、一定距離後退する。即ち、フィルム51の切断により、それにより押し下げられていた第1のリンク機構31は、回動軸32を中心に逆方向に回動し元の状態に戻る。一方第2のリンク機構34は、第1のリンク機構31による押す力の解除により、スプリング36によりストッパー37にて阻止されるまで回動する。それによりブレーキパッド12は、矢印ロと反対方向に一定量移動する。同時に第3のリンク機構41もスプリング42により回動し、ローラー11はブレーキパッド12に圧着した状態にて一定量移動する。つまり、ローラー11とブレーキパッド12は、フィルム51を挟持した状態にて矢印イ方向に一定距離後退する。
【0039】
以上の一連の動作により、フィルム51は、切断された後に直ちに前記のように一定距離後退する。
【0040】
この切断操作におけるフィルム51の切断と同時に切断部Aの動きを感知するセンサー(図示せず)によって印字機構21のスイッチ(図示せず)がオンになり印字部Cの印字機構21が作動する。つまり、前記スイッチの信号により、印字機構21を駆動する圧縮空気又はモーターが作動し印字が行なわれる。この時、フィルム51が切断されたことにより、前記の通り、スプリング36による第2のリンク機構34とスプリング42による第3のリンク機構41の回動によりローラー11とブレーキパッド12とが一体に矢印イ方向にストッパー37にて阻止されるまで移動する。これによりフィルム51は、一定距離だけ後退する。それによりフィルム51は一定距離後退した位置にある。このようにして印字機構21が作動し印字用基台23上のフィルム51に印字される。印字機構21は、本機フレームへの設置位置を自在に変更することができフィルム51への生産者名等の印字位置を自由に変更することができる。
【0041】
この後次の包装作業を行なうため、切断されて残ったフィルム51を引き出し、包装を行う。ブレーキ部Bは、第3のリンク機構41上部のローラー11のみがフィルム51によって手前(ロ方向)に移動し、ブレーキパッド12と離れて、ブレーキ部Bによるブレーキは解除され、フィルム51は引き出すことが可能になる。
【0042】
引き出したフィルには生産者名等が印刷されており、この生産者名等が印刷されたフィルムにより包装を行ない、包装後は前述の操作により、フィルムの切断と次のフィルムへの印字が行なわれる。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明は、野菜、果物等を包装する際に用いるフィルム切断機で、包装後のフィルムの切断と共にフィルム上に生産者名等を印字するようにして、個々の包装用フィルムに簡単に印字し得るようにした。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の切断機の構成を示す図
【符号の説明】
【0045】
A 切断部
B ブレーキ部
C 印字部
D 連結部
1 ガイドローラー
2 ガイドバー
3 熱刃
11 ローラー
12 ブレーキパッド
21 印字機構
22 ゴム印字部
23 印字用基台
31 第1のリンク機構
32 回動軸
33 ばね部
34 第2のリンク機構
35 回動軸
36 スプリング
37 ストッパー
41 第3のリンク機構
42 スプリング
43 ストッパー
50 フィルムのロール
51 フィルム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロール状に巻かれたフィルムを切断するための切断部と、前記切断部とフィルムのロールとの間に配置された生産者名等を印字するための印字機構を備え、前記切断部によるフィルムの切断に連動して印字機構が作動し印字を行なうようにしたフィルム切断機。
【請求項2】
ロール状に巻かれたフィルムを切断するための切断部と、前記切断部での切断の際にフィルムを固定するためのブレーキ部と、前記切断部とフィルムのロールとの間に配置された印字機構とを備えた切断機であって、前記切断部によるフィルム切断操作に連動して前記ブレーキ部がフィルムを固定しその移動を阻止することにより、フィルムを引っ張った状態にて切断し、又前記切断部によるフィルムの切断に連動して印字機構が作動し印字を行なうようにしたフィルム切断機。
【請求項3】
前記ブレーキ部がフィルム切断時はフィルムを固定し、切断後に一定微小間隔フィルムを後退させた後に引き出し可能とした請求項2のフィルム切断機。

【図1】
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【公開番号】特開2007−314187(P2007−314187A)
【公開日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−143006(P2006−143006)
【出願日】平成18年5月23日(2006.5.23)
【出願人】(506175471)株式会社サンヨーコア (1)
【Fターム(参考)】