説明

卵に似せた殻玉子。

【課題】
つるの玉子、かもめの玉子等と称されている和菓子で、卵に似せた殻の無い菓子に、殻を付ける事と共に、中空の玉子の殻を作り、中に菓子及び物品を充填、封入形成する事が大きな課題であった。
【解決手段】
課題の殻を形成するには、ゴム風船に冷却剤を充填し、殻の素材で有る飴を、加熱溶解し、器具にゴム風船を漬け込み、素材が半球状に固形化した物を取り出し、風船内の冷却剤を排出すると共に、固形化した半球状の殻より、冷却材入りゴム風船を取り出し、大小二つの半球状の殻を作る、その中に、物品を充填し玉子状に組み合せ、卵形に形成する事で、卵に似せた殻玉子が出来上がる、半球状の殻作りには、器を利用する方法、器に飴を押圧し半球状の殻を作る方法、飴を器に噴霧する方法、加熱溶解した物を器に流し込む方法等と、氷を半球状の殻に作る方法等があり、半球状の殻を卵形に形成し殻玉子にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は卵に似せ、卵の様に殻4を付した、玉子に関するものである。
【背景技術】
【0002】
現在市販されている菓子類の中で、つるの玉子、かもめの玉子等、何々の玉子と称され
る菓子は、全て形は似ているが玉子の殻4を、コツン、コツンと物に当てて殻4をランダ
ムに割り、黄味2、白味3、を殻4と分離し、中身の黄味2、白味3を取り出す様な物は
、市販されていなかった。
【0003】
卵の殻を利用し、殻の一部を取り除き済みで、卵の中身を取り出し殻を容器とし、中に
プリンを充填したもの等は市販されている。
【0004】
卵の形をした樹脂製の殻玉子の中に、おもちゃ、駄菓子、おみくじを入れ封入した物等
がある、但しこれは殻が約半分に分割され、殻を組立て殻の中に、小物が収納可能なもの
で、殻4がランダムに割れ殻4と中身を分離して、中身を取り出す殻玉子1はなかった。
【0005】
平成24年3月26日特許願、出願番号2012−68589に記載の、鳥の卵に似せ
た樹脂の殻玉子に、黄味2、白味3を、充填する事で卵に似せた、樹脂の殻玉子菓子10
が出来上がる。
【0006】
NHK松山放送局、平成23年1月28日、ローカルニュース、中倉隆道アナウンサー
と、女性アナウンサー担当で、あめ玉作り又は菓子作りの番組が放送されました、其の中
で丸く中空のあめ玉にしていました。(非特許文献3参照)
【特許文献1】公開実用新案公報 平3−111957
【特許文献2】公開実用新案公報 平2−141495
【特許文献3】公開実用新案公報 平2−83210
【特許文献4】特開平6−90667
【非特許文献1】和菓子の鶴の玉子販売元 岡山県岡山市平和町2−1 株式会社 つるの玉子本舗 下山松壽軒 電話 086−222−2357 ファクス 086−222−2399
【非特許文献2】和菓子のかもめの玉子販売元。 岩手県さいとう製菓 〒 022−0002 住所 岩手県大船戸市大船渡町字台26−18 電話 0192−26−2222 FAX 0120−617005
【非特許文献3】NHK松山放送局、平成23年1月28日、放送。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
玉子の殻4作りは、中空で卵の形に形成する事が、大きな課題であった。
【0008】
玉子の殻4を作る素材は、市販されている樹脂で作られるもの以外には、考えられてな
くコツン、コツンと物に当てランダムに殻4が割れる、樹脂以外の殻作りが大きな課題で
あった。
【0009】
殻玉子菓子10とするには、鳥が産卵した卵と同じく黄身と、白身にする黄色と白色の
菓子作りに、色付する課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0010】
殻玉子1と殻玉子菓子10を作るには、工程を大きく分けて、3工程程度が必要であり
、其れを次に説明致します。
(イ) 先ず飴を半球状小、5、大、6、に固形化する第一工程として、ゴム風船8を使
う方法、ゴム風船8の替りに、シリコンゴム等の器状に成っているが、形状が自由に変形
する物を使用する方法、器、小、13、大、12、を使う方法、器、大、12、小、13
、の替りに型を用いて、型抜きで行う方法があります。
(ロ) 第二工程として、半球状小、5、大、6と成った飴の固形物を、卵形にするには
形成具を用いて、卵形に組合せ殻玉子1とする方法があります。
(ハ) 第三工程として、殻玉子菓子10を作るには、半球状小、5、大、6の飴の固形
化した物の窪み小、14、大、15の中に、菓子となる黄味2、白味3を充填し卵形に組
合せ、形成具で形成する事で殻玉子菓子10が出来上がる。
以上大まかに分類して3つの工程を必要とします。
【0011】
固形化ライン9を付したゴム風船8の中に、冷却剤11を充填し、風船8の大きさは鳥
の卵大とし、風船8を器具内で加熱溶解した、飴の中にゆっくり静かに、固形化ライン9
迄漬け込む、ゴム風船内冷却剤11が温度上昇すると、飴、が固形化しない故に、風船8
の周辺に固形化すると、素早く器具から取り出し滴を取り除く、飴は、ゴム風船8に薄く
付着するのみであるから、薄く付着した物に形成具で、半球状に固形化小、5、大、6、
するまで、上塗りを幾重にも重ねた後に、風船8内の冷却剤11を排出し、半球状に固形
化した殻小、5、大、6より、ゴム風船8を取り出すと、半球状に固形化した殻、小、5
、大、6、が出来上がる
【0012】
図9、図10に示す器、大12、小13が、常温以下に温度管理された、器、小、12
大、13、に固形化ライン9まで飴を充填する、飴が冷却され一定の厚みで、器に固形化
した後に、全ての充填物が固形化しない時間内に、飴の残りを器大、12、小、13から
排出し窪み小、14、大、15を設け冷却後、固形化した飴を器大、12、小、13から
取出すと、半球状に形成された殻、小5、大6、が出来上がる。
【0013】
図9、図10に示す器、大12、小、13が常温以下に温度管理された、器12、及び
・ に飴を器内壁に押圧し、固形化ライン9迄形成し、窪み小、14、大、15を設け
、冷却後固形化した飴を器大、12、小、13から取出すと、半球状に形成された殻、小
大6、が出来上がる。
【0014】
加熱溶解又は加熱しゲル状と成った飴を、器、大、12、小、13、に噴霧又は流し込
みする方法により器内壁面に飴を付着させる、飴が一定の厚みで器内壁に固形化し、窪み
小、14、大、15を設け冷却固形化した飴を、器大、12、小、13、から取出すと、
半球状に形成された殻小、5、大、6、が出来上がる。
【0015】
図9、図10に示す固形化ライン9を付し、常温以下に温度管理された器大、12、小
、13の替りに、雄型、雌型の型を大、小其々作り、飴を充填し冷却後に型より取出すと
、固形化した半球状の殻小、5、大、6が出来上がる。
【0016】
あめの加熱温度は、固形物から液体になるには60℃〜150℃の、温度範囲で適合す
る加工温度となりますが、60℃〜95℃では粘土状となり、器内壁面に押圧し、半球状
の殻小、5、大、6、を作る作業に適しますが、最適温度は70℃〜90℃と成ります、
95℃を超え150℃の範囲では、ゲル状から液体状となり、器具で溶解した溶液中に、
ゴム風船を漬け込みあめがゴム風船周辺に付着し、半球状に固形化した殻小、5、大、6
、を作るする方法となります、最適温度は115℃〜130℃となります、95℃〜15
0℃では、器にあめを充填冷却し、全量が固形化しない時間内に、充填したあめを排出し
半球状の殻小、5、大、6、を作る方法の時に用います、この作業の時の最適温度は10
0℃〜130℃と成ります。
【0017】
チョコレート系の飴の加熱温度は、加温前の粉末、顆粒状、固形物から、液体になる時
には30℃〜110℃が加工温度と成りますが、30℃〜55℃では粘土状に、55℃を
超え70℃では、ゲル状に、70℃を超え110℃ではミルク状に成ります、故に30℃
〜55℃では、器内壁面に粘土状の物を押圧し、半球状の殻小、5、大、6、を作る作業
に適しますが、最適温度は35℃〜50℃と成ります、55℃を超え70℃ではゴム風船
8を器具で溶解した溶液中に漬け込みチョコレート系の飴が、ゴム風船8に付着し、半球
状に冷却固形化した殻、小、5、大、6、を作る方法と成ります、最敵温度は58℃〜6
8℃と成ります、55℃を超え110℃では器に、器具で溶解したチョコレート系の飴を
充填冷却し、器内で全量が固形化しない時間内に、充填したチョコレート系の飴を排出し
、窪み14、15設け半球状の殻小、5、大、6、を作る方法の時に用います。
【0018】
飴が器に密着し、剥離しない時に軽く再加熱する温度は、あめの時には110℃〜12
0℃、チョコレート系の飴の時には55℃〜110℃が最適温度であり、加熱時間は3分〜
8分程度とする、加温スピードと共に常温の場所で加熱するため、季節によって加熱時間
は異なってくる、又飴の表面が溶融してくるため、作業に困難をきたしてくる、食用粉末
をまぶし、作業性を向上させる事も一考であると共に、器を加温した後に、上下を反転し
、飴が器から浮き上がる事で、半球状の殻が落下する方法としても良い。
【0019】
半球状に固形化した殻、小、5、大、6、の二つを一組として、半球状の殻小、5、大
、6を卵形に組合せ接合部を、半球状に作った殻の元である飴を接着剤として用い、形成
具で卵形に形成するには、半球状と成った殻、大、6、に小、5をのせて、形成するが作
業台を作り、作業台上に殻、大、6を乗せ、回転させながら形成すると形成の作業が簡易
となる、卵形に出来た殻玉子は、冷却乾燥後には、コツン、コツンと物に当てて割れる殻
玉子4で中空の、卵に似せた殻玉子4が出来上がる。
【0020】
食用粉末の一種であるもち米と、うるち米で作った、粉を用いた飴にての半球状の殻の
、作り方を記載します、もち米とうるち米の混合比率は1/10〜5/10とし、最適比率
は1/10〜3/10とします重量比、升目比共に共通で適用できます、混合粉を水、又は
白湯にて粘土状に練り、それを器、小13、大12の二つの器内壁面に、押圧し、窪み小
、14、大、15を設け、乾燥後器から取出すと、半球状の殻、小、5、大、6が出来上
がる、飴に使用する素材は食用粉末、あめ、チョコレート等を混合して、殻を作るため殻
の色は、多種、多様な色と成ります。
【0021】
その他の食用粉末と、あめ、チョコレート系の飴との混合比率は、あめで、1/20〜
3/10、チョコレート系の飴の場合は、1/20〜2/10に混合する事で半球状の殻
を作る事が出来ます。
【0022】
半球状に固形化された殻、小、5、大、6、を組合せ形成し、殻玉子1を作りますが、
半球状に固形化された殻、小、5、大、6や玉子形に形成されたものに色付、ハート型、
星型、キャラクター等を施した殻、小、5、大、6を用いる事でデザインを施した、卵に
似せた殻玉子1が出来上がる。
【0023】
殻4の玉子となる半球状の殻、小、5、大、6、を繋ぎ合せ其の中に中身と成る、おも
ちゃ、駄菓子、おみくじの小物を挿入し、卵形に形成具で形成する事で、コツンコツンと
物に当てて割れる、卵に似せた殻玉子4が出来上がる。
【0024】
飴、氷等、で半球状に固形化された殻、小、5、大、6を作り、卵形に形成する事で食
せる、卵に似せた殻玉子1が出来上がる。
【0025】
黄味2、白味3にする菓子は、市販されている、つるの玉子、かもめの玉子等と、何々
の玉子と、称される玉子菓子に使用されている、黄身、白身を利用する事で黄味2、白味
3、の色付は出来上がる。
【0026】
殻玉子菓子10に用いる黄味2、白味3は黄色と、白色に限らず、餡や餅その他の色付
や、多様な食材を用いる事が出来る、又黄色と、白色とに限らず殻玉子菓子10の、玉子
の中心部に用いた物を黄味2とし、外側に用いた物を白味3とします。
【0027】
もち米とうるち米で作った半球状の殻、小、5、大、6、二つを一組とし、もち米の粉
を、水、白湯で溶いた液体状、ゲル状、粘土状の物を接着剤とし卵形に形成する、接合部
分に一ヶ所爆裂防止の通気孔を設け、器小、13、又は、器大、12に載せ蒸す事で餅の
殻玉子1が出来あがる、冷却乾燥すると、コツン、コツンと物に当てて割れる、卵に似せ
た殻玉子4が出来あがる。
【0028】
食用粉末の一種であるもち米粉と、うるち米粉の混合物で作り、半球状に飴が固形化し
た殻小、5、大、6、二つを一組として小、5、大、6、の窪みに黄味2、白味、3、を
挿入し形成する形成時には、接着剤としてもち米と、うるち米の粉を、水、又は白湯にて
練ったゲル状、又は粘土状の物を使います、卵形に形成が出来あがると、卵に似せた殻玉
子菓子10が出来上がる。
【0029】
器二つで、小13、大12、に固形化ライン9迄水を充填し、結氷後解氷しない温度管
理された居室において、棒の先端に半円球を取り付けた物を、器中心部へ押圧する事で、
結氷した氷が融解し、排水を済ますと半球状となる、窪み小、14、大、15、が設けら
れる、固形化したの氷の殻小、5、大、6、二つを取出すと、半球状の固形化された殻が
出来上がる、小5、大6二つの半球状の殻に、黄味2、白味3となる菓子を挿入し、卵形
に形成具を用い形成結氷すると、コツン、コツンと物に当てて割れる、卵に似せた氷、殻
玉子菓子10が出来上がる。
【0030】
器二つで、小13、大12、に固形化ライン9迄水を充填し、結氷後器の上下を反転し
、器に出来た氷の平面側を下側にし、中央部に水を噴水させ、半球状小5、大6、となる
程に窪み小、14、大、15、が設けられる、中央部に黄味2、白味3の充填可能な大き
さに融解された物を器小、13、大、12から取出すと、半球状の固形化された殻小、5
、大、6の二つが出来上がる、出来上がった半球状の殻小、5、大、6二つに黄味2、白
味3を挿入し、卵形に形成具を用い形成結氷すると、コツン、コツンと物に当てて割れる
、卵に似せた氷、殻玉子菓子10が出来上がる。
【発明の効果】
【0031】
卵に似せた殻玉子1を、コツンコツンと物に当てて玉子の殻4を割り、卵の殻を割る作
業に、似せた充足感が得られる。
【0032】
卵の殻を割る作業と同じく、卵に似せた殻玉子菓子10の、殻4を割って中身の黄味2
、白味3、を食する事で卵の黄身、白身とは一味異なった趣の、卵に似せた殻玉子菓子1
0を味わう充足感が得られる。
【0033】
卵の殻を割る作業と同じ様に、卵に似せた殻玉子菓子10を、コツンコツンと物に当て
殻4を割ってビックリ、中身の黄味2、白味3と共に例えば餡、餅を黄味2、白味3、と
する事等で、卵とは全く異なった視覚、風味が飛び込んで、趣の異なったものを、感じる
と共に卵の黄身、白身とは異なった、味覚を感じる事が出来る。
【0034】
卵に似せた氷、殻玉子菓子10は氷菓子として、夏季シーズンに製氷菓の、新メニュー
としてデビューする事でしょう。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】殻玉子菓子10の立面図
【図2】図−1A−A断面図
【図3】冷却剤11を充填し、半球状に固形化した小、5と、固形化ライン9を示したゴム風船小、8
【図4】冷却剤11を充填し、半球状に固形化した大、6と、固形化ライン9を示したゴム風船大、8
【図5】半球状に固形化した殻5、6、の小、大、を卵形に概略組み合わせた図
【図6】図−5のB−B断面
【図7】半球状の小型の殻5を製作する器
【図8】半球状の大型の殻6を製作する器
【図9】図−7のC−C断面図
【図10】図−8のD−D断面図
【図11】半球状に固形化した殻5小、6大、を組合せた形成前
【発明を実施するための形態】
【0036】
本発明の中では、卵と玉子の使い分けを行っていますが、鳥が産卵した卵を表す時に、
卵と記載し、殻4を含む殻玉子1と玉子菓子に用いる、玉子菓子10については玉子と表
します、鳥の産卵した卵の黄身、白身についてはかもめの玉子、又はつるの玉子等、何々
の玉子と称される時にも黄身、白身と記載します、玉子菓子10に用いる黄味2、白味3
については黄味2、白味3と記載します、どちらも意図は無く社会一般では、混同された
使い方をされていますが、本文中判り易く説明を行うために、使い分けを行っています。
【0037】
本発明中に飴とあめの使い分けを行っています、あめ、は本来市販されている菓子のあ
めや、グラニュー糖、砂糖を加熱溶解した、粘土状、ゲル状、ペースト状、液体や、其々
に穀物粉末等、食用粉末を混合した物、液体が冷却固形化した物を含め、あめ、とします
、又、チョコレートを加熱溶解し、粘土状、ゲル状、ペースト状、ミルク状や、其々に穀
物粉末等、食用粉末を混合した物等を含め、チョコレート系の物はチョコレート系の飴と
します、単に飴としたものは、あめと、チョコレート系の飴の両方を示します、飴は其々
の素材又は混合物の加熱溶解した粘土状、ゲル状、ペースト状、液体やミルク状の物をも
含め表します。
【0038】
本発明中、半球状と記載しているものは、楕円で短径は同じ寸法で、長径の寸法が異な
る大小の、楕円状のラグビィーボールの形状で、ボールの中身は空洞で、左右半分にした
ものを、半球状と言います、楕円の寸法は色々と考えられますが、通常は鳥の卵大とし、
左右其々大きさの異なる半球状の小、5、大、6、を組合せ卵形に形成した、卵形の物を
殻玉子1と言います。
【0039】
本発明の中では器と器具の言葉を使っていますが、器は固形化ライン9を付し、玉子の
殻を受ける様に図ー7、図ー8のような形状とし、飴、を入れる容器を言います、器具は
、飴、を加熱溶解する時に用いる、鍋、フライパン等を言います、又粘土状に加熱する時
に用いる鉄板も器具に含みます。
【0040】
本発明中形成具と記載している物は、飴を半球状小、5、大、6の殻に加工する時や、
出来上がった半球状小、5、大、6の殻を、卵形に組合せ殻玉子1に仕上げる時に用いる
、ヘラ、鏝、刷毛、筆等を言います、ヘラと、鏝は電気ヒーターを組み込んだ物を、使用
すると簡易に形成が行えます。
【0041】
固形化ライン9を付したゴム風船8の中に、冷却剤11を充填し、風船8の大きさは鳥の
卵大とし、風船8を器具内で加熱溶解した、飴の中にゆっくり静かに、固形化ライン9迄
漬け込む、ゴム風船内冷却剤11が温度上昇すると、飴、が固形化しない故に、風船8の
周辺に固形化すると、素早く器具から取り出し滴を取り除く、飴は、ゴム風船8に薄く付
着するのみであるから、薄く付着した物に形成具で、半球状に固形化小、5、大、6、す
るまで、上塗りを幾重にも重ねた後に、風船8内の冷却剤11を排出し、半球状に固形化
した殻小、5、大、6より、ゴム風船8を取り出すと、半球状に固形化した殻、小、5、
大、6、が出来上がる、チョコレート系の飴では手作業で行うも、チョコレート系飴の温
度が少し温度上昇すると、固形化したチョコレート系の飴が崩れるため、チョコレートの殻の厚みが2.5mm以上とする事で崩れにくくなる、2.5mm以下では作業性が悪くなり、半球状の殻の製作歩留まりが悪くなる。
【0042】
図9、図10に示す器、大12、器、小13が、常温以下に温度管理された、器小、1
2、大、13、に固形化ライン9まで飴を充填する、飴が冷却され一定の厚みで、器に固
形化した後に、全ての充填物が固形化しない時間内に、飴の残りを器大、12、小、13
から排出し窪み小、14、大、15を設け冷却後、固形化した飴を器大、12、小、13
から取出すと、半球状に形成された殻、小5、大6、が出来上がる、半球状に固形化した
殻小、5、大、6を器大、12、小、13から取り出す時に、半球状に固形化した殻、小
、5、大、6が器に密着し剥離しない時には、剥離剤となる食用油を器に軽く塗布する事
で、固形化した飴が器から浮き上がり分離が簡易に成る。
【0043】
図9、図10に示す器、大12、小、13が常温以下に温度管理された、器12、及び
13、に飴を器内壁に押圧し、固形化ライン9迄形成し、窪み小、14、大、15を設け
、冷却後固形化した飴を器大、12、小、13から取出すと、半球状に形成された殻、小
5、大6、が出来上がる、半球状に固形化した殻小、5、大、6を器大、12、小、13
から取り出す時に、半球状に固形化した殻、小、5、大、6が器に密着し、剥離しない時
には、剥離剤となる食用油を器に軽く塗布する事で、固形化した飴が器から浮き上がり分
離が簡易に成る。
【0044】
加熱溶解又は加熱しゲル状と成った飴を、器、大、12、小、13、に噴霧又は流し込
みする方法により器内壁面に飴を付着させる、飴が一定の厚みで器内壁に固形化し、窪み
小、14、大、15を設け冷却固形化した飴を、器大、12、小、13、から取出すと、
半球状に形成された殻小、5、大、6、が出来上がる、半球状に固形化した殻、小、5、
大、6が器に密着し、剥離しない時には、剥離剤となる食用油を器に軽く塗布する事で、
固形化した飴が器から浮き上がり分離が簡易に成る。
【0045】
殻玉子菓子10に用いる黄味2、白味3については色付と、素材しだいで餡、マシュマ
ロ、プリン等、和菓子、洋菓子以外にも色々と、多様な食材の組み合わせを、用いる事が
出来ます、又多様な食材で作った殻玉子1の、中心部に用いる黄味2、白味3は、黄色、
白色の色付でなくても、黄味2、白味3とします。
【0046】
卵に似せた玉子菓子の殻4を、形成する素材については、飴、氷、樹脂等の固形化する
物と共に米粉、小麦粉、そば粉、大豆粉、穀物その他食用粉末の混合物で固形化する物を用いる事が出来ます。
【0047】
樹脂で作る卵に似せた、樹脂の殻玉子菓子10については、市販されている樹脂の殻玉
子1では、樹脂の殻を割った時に、破片の先端が鋭利に尖った状態になり、樹脂の殻4を
分離する時に、指先、手に刺し傷を作る恐れが有ると共に、鋭利に尖った状態の破片を誤
飲する事で、口内、食道、胃を傷つける恐れが有るために、平成24年3月26日特許願
、出願番号2012−68589に記載の、鳥の卵に似せた樹脂の殻玉子を使用する事で
、ランダムに割れる方向を誘導する、溝7が設けられている、樹脂の殻玉子を用いる事で
、殻4が円を描く様に割れ、誤飲しても口内、食道、胃を傷つける事無く、消化されずに
排出される。
【産業上の利用可能性】
【0048】
製菓業において、製造販売の利用が大きく考えられる。
【0049】
プラスチック加工産業の、需要増大が見込まれる。
【0050】
卵の色には、白卵、クリーム卵、赤玉卵、薄緑卵、及びウズラ卵の様にまだら模様の卵
、燻製に成った茶色の卵程度で有るが、殻4に色付する事で、殻4にデザインする事が可
能となり、中空で玉子の殻4を作れば、装飾にも用いる事が出来る。
【0051】
卵に似せた氷、殻玉子菓子10は、氷菓子として製氷菓子業者から、夏の氷菓子の新メ
ニューに加わる事でしょう。
【符号の説明】
【0052】
1 卵に似せた殻玉子。
2 殻玉子菓子の黄味。
3 殻玉子菓子の白味。
4 卵に似せた割れる殻玉子の殻。
5 固形化ライン迄固形化された、小型の半球状の殻。
6 固形化ライン迄固形化された、大型の半球状の殻。
8 冷却材入ゴム風船。
9 固形化ライン。
10 殻玉子菓子。
11 冷却剤。
12 器の大型。
13 器の小型。
14 半球状の、飴、の窪み小。
15 半球状の、飴、の窪み大。














【特許請求の範囲】
【請求項1】
コツンコツンと物に当て割れる、卵に似せた殻玉子。
【請求項2】
請求項1に記載の殻玉子、黄味と、白味と成る菓子と充填し、殻を割り中身を取り出す
、卵に似せた殻玉子菓子。
【請求項3】
器に、水を充填冷却し、半球状に結氷固形化した物の、大、小、に黄味と、白味となる
菓子を、充填し卵形に形成した卵に似せた氷、殻玉子菓子。
【請求項4】
請求項2〜請求項3に記載の殻玉子菓子、いずれにも黄味、白味の色付は、黄色と、白
色と、のみに限らず他の色の組合せとする、卵に似せた殻玉子菓子。
【請求項5】
請求項1から請求項4に記載の、いずれにもデザインを施した、卵に似せた殻玉子。
【請求項6】
請求項1から請求項5に記載のいずれにも、卵に似せた殻玉子の殻も食せる殻玉子。
【請求項7】
大小二つのゴム風船に固形化ラインを付し、常温以下に温度管理された冷却剤を、それ
ぞれのゴム風船に充填し、器具の中で飴に漬け込む、ゴム風船周辺に飴が冷却固形化した
後に、器具より取り出し大小二つを、半球状に形成し固形化した物より、冷却剤を排出し
ゴム風船を取出す、大小二つの半球状に固形化された物を組み合わせ、形成具を用い卵形
に形成すると、殻玉子が出来上がる方法。
【請求項8】
常温以下に温度管理された、大、小、二つの器で固形化ラインを付した器に、飴を充填
する、器で冷却されると同時に、器周辺に飴が固形化される、全ての飴が固形化しない間
に流体の飴を排出し、より冷却された後に、大、小、二つを器から取出す、半球状に固形
化された物を組合せ、形成具を用い卵形に形成すると、殻玉子が出来上がる方法。
【請求項9】
常温以下で温度管理された、大、小、二つの器で固形化ラインを付した物に、飴となる
粘土状の物を押圧し、半球状で窪みを設け固形化した後に、器から取り出す大、小、二つ
の半球状に固形化されたものを組合せ、形成具を用い卵形に形成すると、殻玉子が出来上
がる方法。
【請求項10】
大、小、二つの器で固形化ラインを付したものに、水を充填冷却し結氷した後に、中心
部へ半球状となる窪みを設けるために、球状物を押圧し半球状となる、大小二つを作り、
解氷しない温度管理された居室において、大、小、其々を器から取り出し、大、小、二つ
の半球状の固形化されたものを組合せ形成具を用い、卵形に形成すると氷、殻玉子が出来
上がる方法。
【請求項11】
ランダムに誘導して割れる樹脂の殻玉子の中に、黄味、白味の菓子を充填する事で、樹
脂の殻玉子菓子が出来上がる方法。











【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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