説明

原子炉用の燃料棒アセンブリ

【課題】複数の燃料棒セグメントを含む多セグメント燃料棒を提供すること。
【解決手段】燃料棒セグメントは、対合構造を介して軸方向に取り外し可能に互いに対合している。照射ターゲットは、燃料棒セグメントのうちの少なくとも1つの燃料棒セグメント内に配置され、少なくとも1つの対合構造の少なくとも一部が、中性子吸収材の1つおよび/または複数の組み合わせを含む。複数の燃料棒セグメントは、第2の燃料棒セグメントに取り外し可能に対合した第1の燃料棒セグメントを含み、第1の燃料棒セグメントがオス接続部材(330)を有し、第2の燃料棒セグメントが、前記オス接続部材を受け入れるメス接続部材(350)を有することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一般に、原子炉に関し、より詳細には、原子炉用の燃料棒アセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば沸騰水型原子炉の通常生産の燃料集合体の内側で同位体を生成するための現在の構成は、燃料棒の位置の少なくとも1つに複数セグメント燃料棒を配置することを含む。複数セグメント燃料棒のうちの少なくとも1つのセグメントは、ターゲット同位体を含む。他のセグメントもターゲット同位体を含んでもよいが、代わりに核燃料を含み得る。接続箇所は、軸方向に隣接したセグメントの間に存在し、この接続箇所には、いかなる同位体または核燃料も配置することができない。その結果、これら複数セグメント燃料棒に隣接した燃料棒は、接続箇所の高さで相対的な出力増加を受ける。現在、このことは、隣接した燃料棒の濃縮を制限することによって対処されている。濃縮の制限により、これら燃料棒についての核特性の低下がもたらされ得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許出願公開第2008/0076957号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の例示的な実施形態は、原子炉の燃料集合体用の燃料棒アセンブリに関する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態は、複数の燃料棒セグメントを含む多セグメント燃料棒を提供する。燃料棒セグメントは、対合構造を介して軸方向に取り外し可能に互いに対合している。照射ターゲットは、燃料棒セグメントのうちの少なくとも1つの燃料棒セグメント内に配置され、少なくとも1つの対合構造の少なくとも一部が、中性子吸収材を含む。
【0006】
中性子吸収材は、核燃料でなく、照射ターゲットとして使用される材料と同じ材料、またはその材料とは異なる材料であり得る。対合構造に中性子吸収材を含むことによって、燃料棒セグメント同士の間の接続箇所の高さにおける相対的な出力増加を減少させ、および/またはなくすことができる。結果として、隣接した燃料棒の濃縮を調整する必要がなく、核特性の低下を緩和することおよび/またはなくすことができる。
【0007】
別の実施形態は、原子炉に用いる燃料集合体を提供する。この燃料集合体は、複数の燃料棒を含み、これらの燃料棒のうちの少なくとも1つは、上記のように多セグメント燃料棒である。
【0008】
さらなる実施形態は、多セグメント燃料棒を製造する方法に関する。この方法は、複数の燃料棒セグメントのうちの少なくとも1つの燃料棒セグメント内に少なくとも1つの照射ターゲットを配置するステップと、対合構造を介して軸方向に複数の燃料棒セグメントを互いに対合して、多セグメント燃料棒を形成するステップとを含む。少なくとも1つの対合構造の少なくとも一部は、中性子吸収材を含む。
【0009】
またさらなる実施形態は、燃料集合体を製造する方法に関する。この方法は、複数の燃料棒を形成するステップを含み、これら燃料棒のうちの少なくとも1つが、多セグメント燃料棒である。この形成するステップは、複数の燃料棒セグメントのうちの少なくとも1つの燃料棒セグメント内に少なくとも1つの照射ターゲットを配置するステップと、対合構造を介して軸方向に複数の燃料棒セグメントを互いに対合して、多セグメント燃料棒を形成するステップとを含む。少なくとも1つの対合構造の少なくとも一部は、中性子吸収材を含む。この方法は、各スペーサが、多セグメント燃料棒の軸方向長さに沿って対合構造だけに直接接触するように複数の燃料棒を少なくとも1つのスペーサの中に配置することによって、少なくとも1つのスペーサおよび複数の燃料棒を含む燃料集合体を形成するステップをさらに含む。
【0010】
本発明は、添付図面を参照して本発明の例示的な実施形態を詳細に説明することによってより明らかになろう。この例示的な実施形態は、ただ例示によって与えられ、したがって本発明の例示的な実施形態を限定しない。なお、同じ要素は、同じ参照符号によって表されている。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1A】原子炉の例示的な燃料集合体を示す図である。
【図1B】デブリが、図1Aの燃料集合体内で引っ掛かるまたは取り込まれる可能性のある場所を示す燃料集合体内のスペーサと燃料棒の接触区域を示す図である。
【図1C】タブ付きウォータロッドのタブ間に拘束されているスペーサと、デブリが、図1Aの燃料集合体内で引っ掛かるまたは取り込まれる可能性のある場所であるスペーサ内の接触区域とを示す図である。
【図2A】本発明の例示的な一実施形態による燃料集合体用の燃料棒アセンブリを示す図である。
【図2B】燃料棒アセンブリをさらに詳細に示すための図2Aの一部の分解図である。
【図3】本発明の例示的な一実施形態による燃料棒アセンブリ用のオスアダプタサブアセンブリを示す斜視図および側面図である。
【図4】本発明の例示的な一実施形態によるメスアダプタサブアセンブリを示す斜視図および側面図である。
【図5】本発明の例示的な一実施形態による燃料棒アセンブリの例示的な下端部片を示す斜視図および側面図である。
【図6】本発明の例示的な一実施形態による燃料棒アセンブリの所与の燃料棒セグメントに挿入するように適合した内容物を備える例示的な容器アセンブリを示す図である。
【図7】本発明の別の例示的な実施形態による燃料集合体用の燃料棒アセンブリを示す図である。
【図8】本発明の別の例示的な実施形態による燃料棒アセンブリ用のアダプタサブアセンブリを示す図である。
【図9】本発明の別の例示的な実施形態による燃料棒アセンブリ用のミニサブアセンブリを示す図である。
【図10】本発明の別の例示的な実施形態による燃料棒アセンブリ用の上端プラグアダプタを示す図である。
【図11】本発明の別の例示的な実施形態による燃料棒アセンブリ用の下端プラグアダプタを示す図である。
【図12】本発明の別の例示的な実施形態による燃料棒アセンブリ用のアダプタサブアセンブリを示す図である。
【図13】例示一実施形態のセグメント化燃料棒の詳細図である。
【図14A】さらなる例示実施形態の対合構造を示す図である。
【図14B】さらなる例示実施形態の対合構造を示す図である。
【図14C】さらなる例示実施形態の対合構造を示す図である。
【図15A】さらなる例示実施形態の対合構造を示す図である。
【図15B】さらなる例示実施形態の対合構造を示す図である。
【図15C】さらなる例示実施形態の対合構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1Aは、BWRなどの原子炉の例示的な燃料集合体を示す。燃料集合体10は、上部タイプレート14および下部タイプレート16を囲む外側チャンネル12を含むことができる。複数の全長燃料棒18および/または部分長燃料棒19は、燃料集合体10内で行列状に配置され、燃料棒18、19を所与の行列状に保持する互いに垂直方向に間隔をおいて配置した複数のスペーサ(スペーサグリッドとしても知られている)20を通過できる。
【0013】
燃料棒18および19は、少なくとも一対のウォータロッド22および24と共に、燃料集合体10内の燃料棒18、19の間に原子炉冷却材を流すための通路を画定するように、燃料集合体10内の異なる軸方向位置に設けた複数のスペーサ20によって、燃料集合体10内で互いに間隔をおいて配置した関係で保持することができる。典型的には、燃料棒18、19を所望のアレイで保持するために、燃料集合体10の軸方向の全長に沿って間隔をおいて配置した5つ〜8つのスペーサ20の間に存在し得る。スペーサ20は、任意のタイプのスペーサ、例えば、フェルールタイプスペーサ、または米国特許第5,209,899号に記載および例示したタイプのスペーサとして具体化されてもよい。
【0014】
図1Aでは、行列は、10×10のアレイであり得るが、例示的な燃料集合体10は、9×9のアレイなどの燃料棒18、19の異なる行列アレイを有してもよい。集合体10は、全長燃料棒18ばかりを含んでもよく、および/または知られているように、全長燃料棒18と部分長燃料棒19の組み合わせを含んでもよい。当技術分野で知られているように、全長燃料棒18および部分長燃料棒19は、それぞれ被覆されている。ウォータロッド22および24(2本のウォータロッドが示されているが、集合体10内にもっと多くまたはもっと少ないウォータロッドがあってもよい)は、下部タイプレート16と上部タイプレート14の間で、集合体10内の燃料棒18、19の間に分散することができる。ウォータロッド22、24は、核燃料集合体10の下方領域から上方領域まで流体を移送するように働き、水は、図示のようにウォータロッドの頂部に位置する開口部を通じて分散される。
【0015】
図1Bは、図1Aの燃料集合体10内のスペーサと燃料棒の位置を示す。詳細には、図1Bは、デブリが捕獲されまたは取り込まれてフレッティング問題を悪化させる可能性がある場所を示す所与の燃料棒18とスペーサ20の間の例示的なデブリ捕獲区域50a〜50dを示す。
【0016】
図1Cは、デブリが、引っ掛かりまたは取り込まれて、場合によっては、隣接した燃料棒18、19とフレッティングを引き起こす可能性がある場所を示す、図1Aの燃料集合体10内のスペーサとウォータロッドの位置、ならびに所与のウォータロッド22、24、およびスペーサ20の間の例示的なデブリ捕獲区域50a〜50eを示す。ウォータロッド22および24は、スペーサ20によって拘束されている。スペーサ20は、スペーサを所望の高さに保持するためにスペーサ20の両側にある一対の半径方向を向いたフランジまたはタブ34および36によって拘束されている。原子炉の出力運転中、デブリは、原子炉冷却材によって運ばれる可能性があり、集合体10内のウォータロッド22、24およびスペーサ20の中およびその周縁の周辺に引っ掛かかる可能性がある。スペーサ20で取り込まれたデブリとウォータロッド22、24との間の反復的な相互作用によって、前述のフレッティング摩耗がもたらされ、隣接した燃料棒18、19および/またはウォータロッド22、24に損傷を与える可能性があり得る。
【0017】
図2Aは、本発明の例示的な一実施形態による燃料集合体10用の燃料棒アセンブリ100を示す。従来技術で説明したようなフレッティング摩耗を実質的になくすように設計した腐食しない燃料棒(fretless rod)を提供するために、複数の部品または被覆した燃料棒セグメント110を含む燃料棒アセンブリ100(場合によっては、多セグメント燃料棒または多部分燃料棒とも呼ばれる)が記載されている。図2Aに示すように、燃料棒アセンブリ100は、上端部片120と下端部片130の間に複数の燃料棒セグメント110(110aおよび110bとして示す2つの隣接した燃料棒セグメント)を含むことができる。上端部片120および下端部片130は、知られているように、燃料集合体10(図示せず)の下部体プレートおよび上部タイプレートと対合するねじ山を備えてもよい。隣接した燃料棒セグメント110a、110bは、図2Aの破線の円内に全体的に示す対合構造300を介して互いに相互接続することができる。この対合構造は、アダプタサブアセンブリとも呼ばれ得る。1つの燃料棒アセンブリ100だけを図2Aに示すが、図2Aに示す燃料棒アセンブリ100の1つまたは複数が、図1Aに示す燃料集合体10などの燃料集合体に挿入されてもよいことが理解されよう。
【0018】
燃料棒セグメント110は、燃料棒アセンブリ100の軸方向の全長を形成するように、上端部片120と下端部片130の間に互いに取り付けることができる。一例では、燃料棒セグメント110a、燃料棒セグメント110b、ならびに上端部片120および下端部片130の各1つずつは、燃料棒アセンブリ100の軸方向長さに沿った燃料棒アセンブリがスペーサ20に接触する接続箇所で対合構造300によって接続することができる。簡潔にするために3つのスペーサ20および対合構造300しか図2Aに示されていないが、燃料集合体10は、1つまたは複数の燃料棒アセンブリ100を含むことができ、それぞれが、任意のいくつかのスペーサ20の位置で対合構造300によって接続した少なくとも1つの燃料棒セグメント110aおよび少なくとも1つの燃料棒セグメント110bを有することを理解されたい。燃料棒セグメント110a、110bは、固定長セグメントまたは可変セグメントであり得る。
【0019】
この例示的な実施形態では、燃料棒セグメントおよび関連した対合構造は、耐腐食性であり他の原子炉構成要素と適合する材料で構成される。例えば、例示的な材料は、ジルコニウム合金であり得る。
【0020】
望ましくは、各スペーサ20の一部は、対合構造300の各々で燃料棒アセンブリ100に接触し、燃料棒セグメント110同士の間の対合構造300および/または接続箇所115を実質的に覆う、あるいは所与の燃料棒セグメント110と上端部片120および下端部片130の一方とを接続する対合構造300または接続箇所115を実質的に覆うようになっている。したがって、所与のスペーサ20内のこれらの箇所115および/または対合構造300での燃料棒アセンブリ100のフレッティングの影響をなくすことができる。それでもなおフレッティングが生じる場合があるが、燃料棒アセンブリ100のフレッティング摩耗は、セグメント110a、bの代わりに、対合構造300に生じる。したがって、これにより、所与の燃料棒セグメント110内から原子炉冷却材へ内容物が放出される可能性をなくすことができる。
【0021】
図13は、図2Aの多セグメント化燃料棒100を示す。多セグメント化燃料棒100は、様々なセグメント110a、110b、110c、110d、110e、110fおよび110gに分割されており、これらセグメントは、(先に示したように)接続箇所115で対応する対合構造300を介して互いに接続して(図13中の鎖線111によって明らかなように)連続した多セグメント化燃料棒100’を形成する。図13は、多セグメント化燃料棒100のセグメント110a、110c、110e、110fおよび110gのそれぞれにおけるターゲット容器600の断面図I−VIIの拡大図を示す。
【0022】
図Iおよび図IIは、単一の燃料棒セグメント110A内の液体、固体および気体のターゲット620として示す複数の異なるターゲットを収納している燃料棒100内の複数の格納構造600を示す。さらに、拡大図IおよびIIは、所与の燃料棒セグメント110a、110c、110eなど内の格納構造600に配置できる標識650を示す。図示のように、標識650は、例えば、ターゲットが固体、液体または気体の形態であるかどうかを示すことができると共に、(簡潔にするために図13に示していない)ターゲット同位体の名称および/または照射により製造される同位体の名称を与えることもできる。
【0023】
例えば、燃料棒セグメント110bおよび110dは、拡大図IIIおよびIVに示すように、核燃料660を収容することが示されている。もちろん、一代替例では、多セグメント化燃料棒100は、セグメント110が前述のように核燃料を含むものでない複数の燃料棒セグメント110から構成されてもよい。燃料棒セグメント110eの拡大図Vは、気体の形態であるターゲットを含む容器アセンブリ600を示す。燃料棒セグメント110fの拡大図VIは、ターゲット620を液体の形態で含む燃料棒セグメント110f内の容器アセンブリ600を示す。燃料棒セグメント110gの拡大図VIIは、照射によって所望の同位体、この場合はCo−60を製造することができる、Co−59BBの単一の円柱として示される、固体ターゲット620を含む容器アセンブリ600を示す。このように、各容器アセンブリ600は、例えば、多セグメント化燃料棒100の対応する燃料棒セグメント110に挿入するために、固体、液体または気体の形態の同位体材料であるターゲット620を事前実装することができる。
【0024】
さらに、各容器アセンブリ600は、(図6A、6Dおよび6Eに先に示したように)一端部612で端プラグ630によって、ならびに第1の端部611で外側ねじ山601およびOリング602によってシールされるので、ある特定のセグメント110をその接続箇所115で取り除くことによって(すなわち、2つのセグメント110の間の接続箇所115で対合構造300を分離するときに)、照射ターゲット620を原子炉冷却材にさらすことになる破損(breach)を引き起こさない。したがって、容器アセンブリ600’は、燃料棒セグメント110の外側被覆と共に、照射ターゲット620のための二重壁格納を実現する。
【0025】
図2Aは、隣接した燃料棒セグメント110bとアダプタサブアセンブリ300の一部との間の溶接個所155を示すように、隣接した燃料棒セグメント110aと100bの間の例示的な対合構造またはアダプタサブアセンブリ300を透過して詳細に示す(すなわち、細い線は、燃料棒セグメント110および/またはアダプタサブアセンブリ300内の構成要素を示す)。図2Aは、以下に詳細に説明する応用例のための燃料棒セグメント110のうちの1つまたは複数内に用意した適宜の容器アセンブリ600も(細い線で)示す。これら燃料棒セグメントは、内部に容器アセンブリ600を含んでも含まなくてもよい。加えて、図2Aでは、アンダーカット部すなわち凹部破線360が示されている。以下さらに詳細に説明するように、凹部破線360は、例えば、輸送時等に長さを減少させることが望ましい場合があるある特定の燃料棒セグメント110を燃料棒アセンブリ100から取り除くため、ある特定のアダプタサブアセンブリ300/燃料棒セグメント110を割るための代替の位置を与える。
【0026】
図2Bは、燃料棒アセンブリをさらに詳細に示すための図2Aの一部の分解図を示す。図2Bの一部も、燃料棒セグメント110a、110b、またはサブアセンブリ300の内部の中の構成要素を示すために、細い線(点線)で示されている。アダプタサブアセンブリ300は、溶接接合155で溶接部を介して燃料棒セグメント110aに取り付けたオスアダプタプラグ330を含むことができる。同様に、アダプタサブアセンブリ300は、溶接接合155で溶接部を介して燃料棒セグメント110bに一端部で取り付けられ得るメスアダプタプラグ350を含むことができる。オスアダプタプラグ330とメスアダプタプラグ350は共に、それらの外周の周囲に複数のナット形凹部357を備えることができる。一般に、凹部357は、例えば、保守休止中に適当な工具によって所与の燃料棒セグメント110、上端部片120、または下端部片130を取り外し/分解するのを容易にし得る。
【0027】
図2Bでは、燃料棒アセンブリ100を原子炉の燃料集合体10に挿入する間または組み立てる間にスペーサ20に損傷を与えるのを防ぐために、凹部357は、その両端に凹んだ角度付き表面、例えば、アングル縁部380を備えることができる。さらに、点線の形態で示すように、オスアダプタプラグ330およびメスアダプタプラグ350はそれぞれ、溶接接合155でプラグ330/350をセグメント110に溶接するために、対応するアダプタプラグ330、350を所与の燃料棒セグメント110の一端部に挿入するのを容易にするための溶接整合部材355を備えてもよい。
【0028】
図3Aおよび図3Bは、本発明の例示的な一実施形態による燃料棒アセンブリ用のアダプタサブアセンブリの部品を示す斜視図および側面図である。図3Aおよび図3Bに示すように、オスアダプタプラグ330は、(溶接部などによって)第1の端部332で燃料棒セグメント110に取り付けることができる。オスアダプタプラグ330の第2の端部334は、メスアダプタプラグ350の対応する小室すなわち空洞に挿入することができる。オスアダプタプラグ330は、前述の溶接整合部材335を円筒セクション333の一部として備えることができ、円筒セクション333は、その周縁の周辺に、角度付き縁部380を有する凹部357を含む。中間部材339は、円筒セクション333を細長セクション338に接続する。細長セクション338は、図3Aに示すように、ねじ山が切られていてもよい。細長セクション338は、オスアダプタプラグの第2の端部334でほぼ円錐形の端部336に先細りになる。円錐形端部336は、メスアダプタプラグ350をオスアダプタプラグ330に単一のアダプタサブアセンブリ300として接続する自己整合補助部(self−alignment aid)を表す。
【0029】
オスアダプタプラグ330は、当技術分野で知られているように、耐腐食性であり他の原子炉構成要素と適合するジルコニウム合金などの材料で作製することができる。
【0030】
図4Aおよび図4Bは、本発明の例示的な一実施形態によるアダプタサブアセンブリの別の部品を示す斜視図および側面図である。図4Aおよび図4Bに示すように、メスアダプタプラグ350は、所与の燃料棒セグメント110(図示せず)に取り付けるための第1の端部352と、オスアダプタプラグ330の円錐形端部336および細長部材338を内部に受け入れるための第2の端部354とを有する。メスアダプタプラグ350は、溶接整合部材355、およびほぼ円筒形のセクション353を備えてもよく、このほぼ円筒形のセクション353は、メスアダプタプラグ350の取り外しおよび/または隣接した燃料棒セグメントの取り外しを容易にするために、第1の端部352で、周縁の周辺に、角度付き縁部380を備える複数のナット形凹部357を有する。
【0031】
メスアダプタ350は、内部空洞358を備える。空洞358の表面は、オスアダプタプラグ330の細長セクション338にある対応するねじ山(図3A参照)を受け入れるための複数の対合用ねじ山356を備えることができる。空洞358は、メスアダプタプラグ350内にオスアダプタプラグ330を接続するための円錐形端部336を受け入れる自己整合補助部として構成できる、凹形角度付き部分359を空洞358の一端に有することができる。
【0032】
図4Bに示すように、メスアダプタプラグ350の円筒セクション353は、第2の端部354で凹部破線360を含むことができる。凹部破線360は、例えば、アンダーカットセクションとも呼ばれ得る。アンダーカットは、所与の燃料棒セグメント110が、図2Bの接続用接合115のねじを取り外すことなく断面脆弱部(section loose)をスナッピング(snapping)および/または切断することによって安全に分解できるように、アダプタサブアセンブリ300のそれぞれに設計されてもよい。このことを以下、さらに詳細に例示する。
【0033】
別の態様では、細長セクション338のねじ山が、メスアダプタプラグ350の空洞358内で、対応する対合用ねじ山356に係合するとき、凹部破線360は、オスアダプタプラグ330の中間部材339と整合する。中間部材339の直径は、円筒セクション333の直径未満であるので、このことは、図2Bのアダプタサブアセンブリ300をこの位置で切断、スナッピング、または破断するのを容易にする「弱い部位」を表す。したがって、凹部破線360は、図2Bのセグメント110の取り換え、図2Bアダプタサブアセンブリ300の取り換えなどの場合に、図3Bのアダプタサブアセンブリ330の切断箇所に関する視覚的識別を可能にし得る。
【0034】
図5Aおよび図5Bは、本発明の例示的な一実施形態による燃料棒アセンブリの例示的な下端部片を示す斜視図および側面図である。図5Aまたは図5Bに示すように、図2Aの上端部片120および下端部片130の一方または両方は、中実の端部片アセンブリ500として形成することができる。中実の端部片アセンブリは、例えば、固体金属材で作製することができる。端部片アセンブリ500は、その一端に端プラグ部分505を備えることができ、別の端部に、図2Bの隣接した燃料棒セグメント110内で図4Bの対応するメスアダプタセグメント350と螺合するための一体化した端部片アダプタサブアセンブリ530を有することができる。
【0035】
端部片アセンブリ500は、中実のジルカロイで製造することができ、例えば、図1Aの燃料集合体10などの燃料集合体の頂部および底部の近くの軸方向中性子束(axial flux)は、図2Aの上端部片120と下端部片130の間より一般に実質的に低いので、いずれの核燃料(濃縮ウラン)またはポイズン(ガドリニウム)も内部に必ずしも装荷する必要はない。したがって、図5Aおよび図5Bは、定期保守休止中に図2Aの燃料棒アセンブリ100の図2Bの隣接したセグメント110から比較的容易に取り除くことができる再利用可能な(上端部片または下端部片として再利用可能な)端プラグを示し得る。
【0036】
図6A〜図6Eは、本発明の例示的な一実施形態による図2Aの燃料棒アセンブリ100の所与の燃料棒セグメント110に挿入するように適合した内容物を備える例示的な容器アセンブリを示す図である。
【0037】
本発明の例示的な一実施形態では、燃料棒セグメント110のうちの種々のものは、先に図2Bに示したように、容器アセンブリ600を内部に含むことができる。一例では、容器アセンブリ600は、選択した内容物を収納または収容することができる。そのような内容物の一例は、燃料棒アセンブリ100を収容する燃料集合体が、原子炉炉心内で照射されるときに1つまたは複数の所望の同位体を製造する1つまたは複数の照射ターゲットであり得る。例えば、燃料棒アセンブリ100の1つまたは複数の燃料棒セグメント110は、同じターゲット、異なるターゲット、または複数の照射ターゲットをそれぞれ含むことができる。
【0038】
図2Aおよび図2Bを参照すると、本発明の例示的な一態様では、燃料棒アセンブリ100の燃料棒セグメント110のうちの少なくとも1つが、内部に容器アセンブリ600を含み、燃料棒アセンブリ100の他の燃料棒セグメント110はどれも(端片120、130のどちらも)核燃料/ポイズンを収容しない。別の態様では、燃料棒アセンブリ100の燃料棒セグメント110のうちの1つまたは複数は、所望の濃縮度のウランおよび/または所望の濃度のガドリニウムを含むことができる。位置および濃度は、例えば、計画したエネルギーサイクルのための集合体10の所望の特性に基づくことができる。照射ターゲットを含む燃料棒セグメント110は、核燃料を含まないこともできるが、隣接した燃料棒セグメント110は、核燃料を内部に含んでもよい。
【0039】
次に、図6A〜図6Eを参照すると、図2Aおよび図2Bに細い線で最初に示した容器アセンブリ600は、照射ターゲット620を内部に収納する容器610を含むことができる。図6Dに示すように、容器610は、一端部611で閉じられていてもよく、他端部612で開いていてもよく、適当な端キャップ630によって容器を閉じるためにシール613を含むことができるが、端キャップ630は、両端に設けられてもよい。容器610は、ほぼ円筒形を有するものとして示されているが、容器610は、形状の最大直径が、燃料棒セグメント110の内径未満である限り、任意の幾何学的形状に合わせることができる。容器610は、例えば、ジルコニウム合金などの適当な材料で作製することができる。
【0040】
容器610は、1つまたは複数の照射ターゲット620を収納することができる。図6Bに示す照射ターゲット620は、ほぼ円筒状または円筒形で例示されている。しかし、照射ターゲット620は、固体、液体および/または気体として具体化されてもよく、幾何形状の直径が、所与の燃料棒セグメント110内の容器610の内側に納まるのに十分小さい(容器610の内径未満)限り、任意の幾何形状をとってもよい。したがって、被覆した燃料棒セグメント110に結合した容器610は、燃料棒セグメント110内で所定の位置にあるとき照射ターゲット620のための二重壁格納を実現する。
【0041】
図6Eは、照射ターゲット620を内部に収納すると共に位置613で端プラグ630によってシールされる容器610を示すために、容器アセンブリ600の透過正面図または側面図を示す。適宜、容器610の内部は、端プラグ630によるシール時に照射ターゲット620に反力を付与するスプリング640を備えることができる。端プラグ630は、適当な取付手段、すなわち溶接、螺合、摩擦接続などによって容器610に取り付けることができる。
【0042】
別の態様では、容器600は、照射ターゲット620を内部に収納し、照射後に照射ターゲット620を取り除くためのパイロット孔603を有する第1の端部611を有する。第1の端部611は、外側ねじ山601と、装備の一部に挿入するとき容器600をシールするのに用いられるOリング602とを含むことができる。パイロット孔603は、燃料棒セグメント110から容器600を取り除くのに役立つ内側ねじを有する。
【0043】
照射ターゲット620は、例えば、カドミウム、コバルト、イリジウム、ニッケル、タリウム、ツリウムの同位体、または3より大きくかつ90未満の原子番号を有する任意の同位体のうちの1つまたは複数を含む同位体の群から選択されるターゲットであり得る。すなわち、照射ターゲット620は、核燃料ではない。望ましくは、所与のセグメント110および/または容器アセンブリ600は、例えば、どの照射ターゲット620がこの燃料棒セグメント110/容器600に装荷されているか、および/またはどの同位体がこのターゲットから製造されるかを表示するために、標識または表示を表面に備えることができる。
【0044】
図7は、本発明の別の例示的な実施形態による燃料集合体用の燃料棒アセンブリを示す。図7は、本発明の別の例示的な実施形態による燃料棒アセンブリ100’を示す。図7では、簡潔にするために、燃料棒アセンブリ100’の燃料棒セグメント110が数個しか示されていないが、燃料棒アセンブリ100’は、追加の燃料棒セグメント110およびスペーサ20を含んでもよいことを理解されたい。一例では、燃料集合体10は、当技術分野で知られているように、伸縮スプリング125を上端部片120の頂部に取り付けた上端部片120および下端部片130に取り付けられた様々なサイズ(種々の長さ)の燃料棒セグメント110と共に、8つのスペーサ20を含み得る。
【0045】
図2Aとは異なり、図7では、2つの隣接した燃料棒セグメント110の間の接続箇所が、スペーサの位置に(すなわち、スペーサ20で)存在しないように、様々なサイズのアダプタの「ミニアセンブリ」300aは、様々な位置に設けることができる。図7は、アンダーカットセクション160(図2B中の分割破断線360)、ならびに容器アセンブリ600’もさらに詳細に示す。容器アセンブリ600’を内部に含む燃料棒セグメント110をより容易に取り出すための(容器アセンブリ600’を取り出し、所望の顧客に出荷するための)追加の位置を有することが望ましいことがあり得るので、燃料棒アセンブリ100’は、例えば、異なる長さの隣接した燃料棒セグメント110の間で使用するためのミニアセンブリ300aおよび延長サブアセンブリなどの様々な長さのアダプタアセンブリ300を含むことができる。図7に示す燃料棒アセンブリ100’のうちの1つまたは複数を、図1Aに示す燃料集合体10などの燃料集合体に挿入することができる。加えて、隣接した燃料棒セグメント110を接続するために、および/または燃料棒セグメント110を、(図2Aに示すように)上端部片120または下端部片130の一方、もしくは図7に示すように上端部片アセンブリ1000および下端部片アセンブリ1100の一方に接続するために、燃料棒アセンブリ100または100’は、スペーサ20の位置にあるアダプタサブアセンブリ300、およびスペーサ20同士の間の1つまたは複数のミニアセンブリ300aの両方を有することができる。
【0046】
図7にやはり示すように、所与の燃料棒セグメント110は、複数の容器アセンブリ600’を内部に含むことができる。図7では、容器アセンブリ600’は、本発明による照射ターゲットの別の代替形態である「BB」形態で複数の照射ターゲットを含むことができる。
【0047】
したがって、図7に示すように、燃料棒アセンブリ100’は、図2Aに説明した固定サイズのアダプタサブアセンブリ300に加えて使用できる様々なサイズのアダプタミニアセンブリ300aを含むことができる。これにより、2つ以上の用途を有する単一のマルチジョイント燃料棒アセンブリ100’を作り出すことができる。これは、炉内の様々なレベルの中性子束を利用してターゲット中の同位体生成の程度を変化させる。
【0048】
一例として、燃料棒アセンブリ100’は、異なるサイズの燃料棒セグメント110内の様々な位置で複数の照射ターゲットを収容することができ、さらに図1Aの燃料集合体10内の標準的な全長燃料棒18または部分長燃料棒19と同じ長さを維持し、および/または例えば図1Aの燃料集合体10内の部分長燃料棒と同じ長さを有する燃料棒アセンブリ100’を提供する。燃料棒アセンブリ100’の様々な燃料棒セグメント110は、燃料棒アセンブリ100’の軸方向長さに沿って様々な接続箇所で取り外しおよび/または再接続することができる。所与の燃料棒セグメント110および/またはアダプタミニサブアセンブリ300aは、例えば、その接続箇所、またはアンダーカットセクション160で、ある特定の断面脆弱部のねじの取り外し、切断および/もしくはスナッピング、または破断によって取り外すことができる。
【0049】
さらに、図7に示すように、照射ターゲット620は、原子炉サイトから受取顧客へ直接出荷するのを容易にすることができる事前実装した容器アセンブリ600’内に配置することができる。そのような事前実装した容器600’は、ターゲット同位体が、固体、液体または気体のいずれの形態であっても、燃料棒セグメント110内に配置されているかどうかに関係なく、様々な照射ターゲット材を収容することができる。
【0050】
図8A〜図8Bは、本発明の別の例示的な実施形態による燃料棒アセンブリ用のアダプタサブアセンブリを示す図であり、図9A〜図9Bは、ミニサブアセンブリ300aをさらに詳細に示す。図8Aは、オスアダプタプラグ330’と、メスアダプタプラグ350’に挿入する方向とを示す。図8Bは、例示的なアダプタサブアセンブリ300’の一部としてのオスアダプタプラグ330’とメスアダプタプラグ350’の間の接続係合を示す。
【0051】
図8Aおよび図8Bは、図3A〜図3Bおよび図4A〜図4B、または図9A〜図9Bに示すものより長い長さのアダプタサブアセンブリ300’を示す。例えば、より長いオスアダプタセグメント330’のより長い細長セクション338Aは、必要があれば、燃料棒セグメント110のより小さい長さセクションの接続をずっと長い/重い燃料棒セグメント110と交換可能にすることができるアダプタサブアセンブリ300’を実現することができる。図8Aでは、より長い細長セクション338Aの長さは、それを、図9Aのミニサブアセンブリ300aにおけるより短い細長セクション338Bの長さと区別するように「Y・N」として示す。同様に、図8B中のアダプタサブアセンブリ300’の全長は、図9B中の対応するミニサブアセンブリ300aよりも整数倍Nだけ、または図9B中のミニサブアセンブリ300aの長さ「X」に整数Nを加えた分だけ長くすることができる。
【0052】
図9A〜図9Bのより小さい2つの部片のミニサブアセンブリ300aは、燃料棒セグメント110のさらに小さいアセンブリを作り出すために、スペーサ20の位置同士の間で使用することができる。図9Bのより小さい2つの部片のアダプタミニサブアセンブリ300aは、例えば、図8Bに示す、より大きい2つの部片アダプタサブアセンブリ300’と同じ燃料棒アセンブリ100’内で使用することができる。
【0053】
図10A〜図10Bは、本発明の別の例示的な実施形態による燃料棒アセンブリ用の上端部片アダプタを示す図である。図11A〜図11Bは、本発明の別の例示的な実施形態による燃料棒アセンブリ用の下端部片アダプタを示す図である。
【0054】
図10A〜図11Bは、図5Aおよび図5Bに示す端部片アセンブリ500の代替実施形態を示す。図10Aおよび図10Bは、上端部片アセンブリ1000を示す。上端部片アセンブリ1000は、一端部に上端部片アダプタサブアセンブリ1330、および別の端部に上端部片アダプタサブアセンブリ1330に接続した上端部片1310を含むことができ、これらはねじ山を備えていてもよい。図5Aおよび図5Bに示す一体化した端部片アセンブリ500とは異なり、図10Aおよび図10Bでは、上端部片1310は、図4Aおよび図4Bに説明したようなメスアダプタプラグ350と同様のメスアダプタプラグ1350に取り付けられる。メスアダプタプラグ1350は、 図3A〜図3Bに上述したようにオスアダプタプラグ1330と係合することができる。上端部片サブアセンブリ1000は、上端部片1310から下端部片2310に至る全長燃料棒を、様々な長さの燃料棒セグメント110を混ぜて燃料棒アセンブリ100’の同じ軸方向長さ内の様々な接続箇所に適合させることによって構築することを可能にする。
【0055】
同様に、図11Aおよび図11Bでは、下端部片アセンブリ1100は、下端部片2310に取り付けた下端部片アダプタサブアセンブリ2300を含むことができる。具体的には、下端部片2310は、例えば、オスアダプタプラグ2330に取り付けられ、このオスアダプタプラグ2330は、隣接した燃料棒セグメント110に取り付けられるメスアダプタプラグ2350と対合する。一態様では、下端部片は、燃料棒セグメント110の下セクションを取り外した後に使用することができ、それにより燃料棒アセンブリ100’の残りの軸方向長さは、着脱可能な下端部片アセンブリ1100を用いるさらなるサイクルの間、集合体10内に留まることができる。
【0056】
したがって、上端部片アセンブリ1000および下端部片アセンブリ1100は、燃料棒アセンブリ100’内の指定した燃料棒セグメント110の迅速な修理または取り外しを容易にすることができる再利用可能で取り外し可能な下端部片および上端部片を実現する。
【0057】
図12A〜図12Cは、本発明の別の例示的な実施形態による燃料棒アセンブリ用のアダプタサブアセンブリを示す図である。一般に、アダプタサブアセンブリ300bは、2つの燃料棒セグメント110を接続するために、または燃料棒セグメント110を図2Aの上端部片および下端部片120/130の一方に接続するために、対応するメスコネクタ350”に係合するオスコネクタ330”を有するプッシュスナップロック機構として理解することができる。オスコネクタ330”は、その一端に拡張部材を備えることができ、メスコネクタ350”この拡張部材を受け入れるように適合した受け部で終端する内部空洞を備えることができる。
【0058】
図12Aおよび図12Bは、オスコネクタ330”およびメスコネクタ350”、ならびに2つのコネクタ330”、350”の間の接続係合の方向を示す。図12Bに示すように、オスコネクタ330”は、対応する燃料棒セグメント110の内部の中でオスコネクタ330”を整合するのを助ける(図2Bに示すような)溶接整合部材355を備えることができる。オスコネクタ330”の他端部は、メスコネクタ350”の対応するボール/ソケットジョイント取付部1210内で完全に係合すると、内部空洞358”内の接続係合が終点となるスプリングプラグ差込部1205を含むことができる。
【0059】
図12Aは、図12Aに示すように対応するボール/ソケットジョイント取付部1210内でスプリングプラグ差込部1205を受け入れるように成形され得る内部空洞358”を備えるメスコネクタ350”を示す。図12Cは、コネクタサブアセンブリ300bのメスコネクタ350”とオス330”コネクタの間の接続係合を示す。したがって、拡張差込み式プラグスプリングコレット1205が、メスコネクタ350”のボール/ソケットジョイント取付部1210内で固定取り付けされると、燃料棒セグメント110は、単独の燃料棒アセンブリ100/100’の中に完全に組み立てることができる。
【0060】
したがって、図12A、図12Bおよび図12C中のアダプタサブアセンブリ300bは、燃料棒アセンブリ100/100’の隣接した燃料棒セグメント100を接続するためのプッシュスナップ機構を示しており、図2A、図2Bおよび図7に示すような螺合を用いて生じ得る固着の可能性を減少させることができる。これにより、例えば、セグメント110を破断、スナッピング、または切断して切り離す必要なく、様々な燃料棒セグメント110を素早く組立および/または分解することがもたらされ得る。
【0061】
前述のように、各燃料棒セグメント110は、その特定の燃料棒セグメント110内にある内容物を識別する識別マークまたは標識を表面に有してもよい。あるいは、識別マークは、例えば、所与の燃料棒セグメント110内の容器アセンブリ600/600’にラベルを付けてもよい。
【0062】
別の態様では、所与のオスアダプタプラグ330の図8A〜図8Bおよび図9A〜図9Bの細長セクション338/338A/338Bのねじ山の付いたねじの長さは、所与の燃料棒セグメントについて原子炉運転中にねじが外れることがあり得ないように十分な長さであり得る。一例として、細長セクション338/338A/338Bのねじ山の付いたねじの長さは、細長セクション338/338A/338Bが分離することがあり得ないように十分に長くされ得る。これにより所与の燃料棒セグメントについて、原子炉運転中にねじが外れないことを確かなものとすることを助けることができる。
【0063】
さらなる態様では、オスアダプタプラグ330および330’、ならびに/またはオスコネクタ330”は、所与の燃料棒セグメント110の抽出を容易にするために同じ方向に向けられてもよい。例えば、オスアダプタプラグ/コネクタ330、330’、および/または330”を有するセグメント110は全て、例えば取り出し、装着用の適当な工具によって把持するのを容易にするためにセグメント110のオスアダプタプラグ/コネクタ330、330’、330”が、集合体10の頂部に向かって垂直上方に延びるように、所与の燃料棒アセンブリ100/100’に装荷および/または配置され得る。燃料棒セグメント110が落下した場合、燃料棒セグメント110は、メスアダプタプラグ/コネクタ350、350’および/または350”を有する側が下になるように着地して、オス端部が折損または破断する可能性を減少させるようになっている。
【0064】
したがって、複数の燃料棒セグメントが接続された例示的な燃料棒アセンブリは、全長燃料棒または部分長燃料棒を提供することができる。燃料棒アセンブリ100は、従来の燃料アセンブリの全長燃料棒および部分長燃料棒に現在よく見られるフレッティングの影響をなくすように、スペーサ20の位置で隣接した燃料棒セグメント110を接続するアダプタサブアセンブリ300を含むことができる。一態様では、全長燃料棒アセンブリ100または部分長燃料棒アセンブリ100’に複数の燃料棒セグメント110を使用すると、複数の照射ターゲットを、様々なセグメント、および燃料棒アセンブリ100/100’の様々な軸方向位置で、装荷することを可能にすることができる。これにより、原子炉が、専ら同位体を発生させるように構成されている場合、および/または同位体を発生させると共に発電を行うように構成されている場合には、原子炉の各燃料集合体内で複数の同位体を発生させることを可能にすることができ、所与の燃料集合体内の燃料棒の軸方向長さに沿った所望の中性子束位置で照射ターゲットを配置する機能も可能にする。
【0065】
図14A〜図15Cは、本発明による対合構造またはアダプタサブアセンブリのさらなる例示実施形態を示す。これら実施形態のそれぞれは、隣接した燃料棒セグメント110aおよび110bを対向させて一致させるものとして説明する。しかし、これら対合構造は、任意2つの隣接したセグメントを対合するために使用できることを理解されたい。
【0066】
図14Aに示すように、セグメント110aおよび110bは、オス接続部材1406および1402をそれぞれ含む。オス接続部材1406および1402は、単体のセグメントを製造することによって、または例えば、オス接続部材1406および1402をセグメント110aおよび110bにそれぞれ溶接することによって、セグメント110aおよび110bとそれぞれ一体化できる。オス接続部材1406および1402は、中実であってもよく、および/または少なくとも中空部分を含んでもよい。
【0067】
対合構造300は、どちらかの端部でオス接続部材1406および1402を受け入れるように構成されるメス接続部材1404をさらに含む。メス接続部材1404は、中空円筒またはスリーブとすることができ、スリーブの外面の直径は、セグメント110aおよび110bの外面の直径に一致する。このように、セグメント110a、110bおよび対合構造300は、軸方向に連続的な被覆を形成する。
【0068】
一実施形態では、オス接続部材1402および1406、ならびにメス接続部材1404は、セグメント110a、110bと同じ材料から作製される。しかし、別の実施形態では、オス接続部材1402および1406は、中性子吸収材から作製され、および/または中性子吸収材を含む。代替としておよび/または加えて、メス接続部材1404は、中性子吸収材から作製され、および/または中性子吸収材を含む。
【0069】
中性子吸収材は、核燃料ではなく、照射ターゲットとして使用される材料と同じ材料、またはその材料とは異なる材料であり得る。対合構造300に中性子吸収材を含むことによって、燃料棒セグメント同士の間の接続箇所の高さにおける相対的な出力増加を減少させ、および/またはなくすことができる。結果として、隣接した燃料棒の濃縮を調整する必要がなく、核特性の低下を緩和および/またはなくすことができる。
【0070】
理解されるように、本発明の実施形態は、図14Aに示す対合構造に限定されるものではない。代わりに、多くの代替構造が可能である。例えば、図14Bは、メス接続部材1404’が、中実セクション1408を含んでもよいことを示す。
【0071】
またさらに、図14Cは、オスコネクタ以外のオス接続部材1402および1406の部分が、中性子吸収材部1410および1412をそれぞれ含んでもよいことを示す。例えば、図14Cの実施形態では、メス接続部材1404は、中性子吸収材を含んでもよく、または中性子吸収材で形成されてもよく、オス接続部材1402および1406は、セグメント110a、110bと同じ材料で形成されてもよいが、中性子吸収材部1410および1412をそれぞれ含む。またさらに、対合構造300によって接続されたセグメント110aおよび110bの端部は、中性子吸収部を含むことが考えられてもよいことが理解されよう。
【0072】
図15Aに示すように、セグメント110aおよび110bは、接続部材1504および1502をそれぞれ含む。メス接続部材1504および1502は、単体のセグメントを製造することによって、または例えば、メス接続部材1504および1502をセグメント110aおよび110bにそれぞれ溶接することによってセグメント110aおよび110bとそれぞれ一体化できる。メス接続部材1504および1502は、少なくとも中空円筒部を含む。
【0073】
対合構造300は、どちらかの端部でメス接続部材1504および1502によって受け入れられるように構成される双頭オス接続部材1506をさらに備える。オス接続部材1506は、中実であり、円筒形を有することができる。
【0074】
図15Aの実施形態では、オス接続部材1506は、メス接続部材1504および1502によって完全に囲まれ、メス接続部材1504および1502は、互いに当接することになる。さらに、各メス接続部材1504および1502の外面の直径は、セグメント110aおよび110bの外面の直径に一致する。このように、セグメント110a、110bおよび対合構造300は、軸方向に連続的な被覆を形成する。
【0075】
一実施形態では、メス接続部材1504および1502、ならびにオス接続部材1506は、セグメント110a、110bと同じ材料から作製される。しかし、別の実施形態では、メス接続部材1502および1504、またはそれらの少なくとも中空円筒部は、中性子吸収材から作製され、および/または中性子吸収材を含む。代替としておよび/または加えて、オス接続部材1506は、中性子吸収材から作製され、および/または中性子吸収材を含む。
【0076】
図14A〜図14Cの実施形態と同じように、中性子吸収材は、核燃料ではなく、照射ターゲットとして使用される材料と同じ材料、またはその材料とは異なる材料であり得る。対合構造300に中性子吸収材を含むことによって、燃料棒セグメント同士の間の接続箇所の高さにおける相対的な出力増加を減少させ、および/またはなくすことができる。結果として、隣接した燃料棒の濃縮を調整する必要がなく、核特性の低下を緩和および/またはなくすことができる。
【0077】
理解されるように、本発明の実施形態は、図15Aに示す対合構造に限定されるものではない。代わりに、多くの代替構造が可能である。例えば、図15Bは、オス接続部材1506’が、各メス接続部材1502および1504に挿入するオス部分1507より大きい直径を有する中央部分1508を有してもよいことを示す。実施形態では、中央部分1508の外面の直径は、セグメント110a、110bの外面の直径に一致して、軸方向に連続的な被覆を作り出す。
【0078】
またさらに、図15Cは、中空円筒部以外のメス接続部材1502および1504の部分が、中性子吸収材部1510および1512をそれぞれ含んでもよいことを示す。例えば、図15Cの実施形態では、オス接続部材1506は、中性子吸収材を含んでもよく、または中性子吸収材で形成されてもよく、メス接続部材1502および1504は、セグメント110a、110bと同じ材料で形成されてもよいが、中性子吸収材部1510および1512をそれぞれ含む。またさらに、対合構造300によって接続されたセグメント110aおよび110bの端部は、中性子吸収部を含むことが考えられてもよいことが理解されよう。
【0079】
またさらに、対合構造に中性子吸収材を使用することを、前述の対合構造に適用することもできる。例えば、図3Aおよび図3Bに関しては、円筒セクション333、中間部材339、細長セクション338などのうちの1つまたは複数が、中性子吸収材を含んでもよく、または中性子吸収材で作製されてもよい。図4Aおよび図4Bに関しては、円筒セクション353などのうちの1つまたは複数が、中性子吸収材を含んでもよく、または中性子吸収材で作製されてもよい。同じ修正が、図8A〜図8Bおよび図9A〜図9Bの実施形態になされてもよい。またさらに、図12A〜図12Cに関しては、オスコネクタ330”およびメスコネクタ350”のうちの1つまたは複数、またはオスコネクタ330”およびメスコネクタ350”の一部が、中性子吸収材を含んでもよく、または中性子吸収材で作製されてもよい。
【0080】
以上のように本発明の例示的な実施形態を説明したが、これらの実施形態は、多くのやり方で変更可能であることが明らかであろう。このような変更形態は、本発明の例示的な実施形態の精神および範囲から逸脱したものとみなすべきではなく、当業者に明らかであるようなそうした修正形態の全ては、添付の特許請求の範囲の範囲内に含まれるものとする。
【符号の説明】
【0081】
10 燃料集合体、核燃料集合体、集合体
12 外側チャンネル
14 上部タイプレート
16 下部タイプレート
18 全長燃料棒、燃料棒
19 部分長燃料棒、燃料棒
20 スペーサ
22 ウォータロッド
24 ウォータロッド
34 半径方向を向いたフランジまたはタブ
36 半径方向を向いたフランジまたはタブ
50a〜50d デブリ捕獲区域
100 燃料棒アセンブリ、多セグメント化燃料棒、燃料棒
100’ 燃料棒アセンブリ、単一のマルチジョイント燃料棒アセンブリ
110 燃料棒セグメント、被覆した燃料棒セグメント、セグメント
110a 燃料棒セグメント、セグメント
110b 燃料棒セグメント、セグメント
110c 燃料棒セグメント、セグメント
110d 燃料棒セグメント、セグメント
110e 燃料棒セグメント、セグメント
110f 燃料棒セグメント、セグメント
110g 燃料棒セグメント、セグメント
110a 単一の燃料棒セグメント
111 鎖線
115 接続箇所
120 上端部片
125 伸縮スプリング
130 下端部片
155 溶接箇所、溶接接合
160 アンダーカットセクション
300 対合構造、対合構造またはアダプタサブアセンブリ、アダプタサブアセンブリ、サブアセンブリ
300’ アダプタサブアセンブリ、より長い長さのアダプタサブアセンブリ、より大きい2つの部片アダプタサブアセンブリ
300a 様々なサイズのアダプタの「ミニアセンブリ」、ミニアセンブリ、アダプタミニサブアセンブリ、
300b アダプタサブアセンブリ
330 オスアダプタプラグ、アダプタプラグ
330’ オスアダプタプラグ、より長いオスアダプタセグメント
330” オスコネクタ、コネクタ、オスアダプタプラグ
330b コネクタサブアセンブリ、アダプタサブアセンブリ
332 第1の端部
333 円筒セクション
334 第2の端部、オスアダプタプラグ 第2の端部
335 溶接整合部材
336 ほぼ円錐形の端部、円錐形端部
338 細長セクション、細長部材
338A より長い細長セクション、細長セクション
338B より短い細長セクション、細長セクション
339 中間部材
350 メスアダプタプラグ、アダプタプラグ、メスアダプタセグメント
350’ メスアダプタプラグ
350” メスコネクタ、コネクタ、メスアダプタプラグ
352 第1の端部
353 ほぼ円筒形のセクション、円筒セクション
354 第2の端部
355 整合部材、溶接整合部材
356 対合用ねじ山
357 ナット形凹部、凹部
357” 内部空洞
358 内部空洞、空洞
358” 内部空洞
359 凹形角度付き部分
360 アンダーカット部すなわち凹部破線、凹部破線、分割破断線
380 アングル縁部、角度付き縁部
500 中実の端部片アセンブリ、端部片アセンブリ、一体化した端部片アセンブリ
505 端プラグ部分
530 一体化した端部片アダプタサブアセンブリ
600 複数の格納構造、容器アセンブリ、容器
600’ 容器アセンブリ、事前実装した容器アセンブリ、事前実装した容器
601 外側ねじ山
602 Oリング
603 パイロット孔
610 容器
611 第1の端部、一端部
612 一端部、他端部
613 シール、位置
620 液体、固体および気体のターゲット、ターゲット、固体ターゲット、照射ターゲット
630 端プラグ、端キャップ
640 スプリング
650 標識
660 核燃料
1000 上端部片アセンブリ
1100 下端部片アセンブリ、着脱可能な下端部片アセンブリ
1205 スプリングプラグ差込部、拡張差込み式プラグスプリングコレット
1210 ボール/ソケットジョイント取付部
1310 上端部片
1330 上端部片アダプタサブアセンブリ
1350 メスアダプタプラグ
1402 オス接続部材
1404 メス接続部材
1404’ メス接続部材
1406 オス接続部材
1408 中実セクション
1410 中性子吸収材部
1412 中性子吸収材部
1502 メス接続部材
1504 メス接続部材
1506 双頭オス接続部材、オス接続部材
1506’ オス接続部材
1507 オス部分
1508 中央部分
1510 中性子吸収材部
1512 中性子吸収材部
2300 下端部片アダプタサブアセンブリ
2310 下端部片
2330 オスアダプタプラグ
2350 メスアダプタプラグ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
対合構造(300)を介して軸方向に取り外し可能に互いに対合した複数の燃料棒セグメント(110)と、
前記燃料棒セグメントのうちの少なくとも1つの燃料棒セグメント内に配置した照射ターゲット(620)と、
中性子吸収材の1つおよび/または複数の組み合わせを含む少なくとも1つの対合構造の少なくとも一部と
を備える、多セグメント燃料棒。
【請求項2】
前記複数の燃料棒セグメントが、第2の燃料棒セグメントに取り外し可能に対合した第1の燃料棒セグメントを少なくとも含み、前記第1の燃料棒セグメントがオス接続部材(330)を有し、前記第2の燃料棒セグメントが、前記オス接続部材を受け入れるメス接続部材(350)を有する、請求項1記載の燃料棒。
【請求項3】
前記複数の燃料棒セグメントが、第2の燃料棒セグメントに取り外し可能に対合した第1の燃料棒セグメントを少なくとも含み、前記第1の燃料棒セグメントが第1のオス接続部材(1402)を有し、前記第2の燃料棒セグメントが第2のオス接続部材(1406)を有し、スリーブ部材(1404)が第1のメス接続部材および第2のメス接続部材を有し、前記第1のメス接続部材が前記第1のオス接続部材を受け入れ、前記第2のメス接続部材が前記第2のオス接続部材を受け入れる、請求項1記載の燃料棒。
【請求項4】
前記中性子吸収材の1つおよび/または複数の組み合わせが、核燃料でない、請求項1、2または3記載の燃料棒。
【請求項5】
前記中性子吸収材の1つおよび/または複数の組み合わせが、前記照射ターゲットと同じ材料を含む、請求項1、2または3記載の燃料棒。
【請求項6】
前記中性子吸収材の1つおよび/または複数の組み合わせが、前記照射ターゲットと同じ材料を含まない、請求項1、2または3記載の燃料棒。
【請求項7】
前記中性子吸収材の1つおよび/または複数の組み合わせが、前記照射ターゲット材に公平な速度で中性子を吸収する、請求項1、2または3記載の燃料棒。
【請求項8】
前記中性子吸収材の1つおよび/または複数の組み合わせが、3より大きい原子量を有する、請求項1、2または3記載の燃料棒。
【請求項9】
少なくとも1つの燃料棒セグメントが、少なくとも1つの容器アセンブリ(600)を収容し、前記容器アセンブリが、
第1の端部と、
第2の端部と、
前記照射ターゲットと、
前記第1の端部および前記第2の端部のうちの少なくとも1つに付着して、前記容器アセンブリの内側の前記照射ターゲットをシールするように構成される端キャップ(630)と
を備える、請求項1記載の燃料棒。
【請求項10】
前記照射ターゲットが、コバルトCo−59、モリブデン−99、クロム−50、銅−63、ジスプロシウム−164、エルビウム−168、ホルミウム−165、ヨウ化物−130、イリジウム−191、鉄−58、ルテチウム−176、パラジウム−102、リン−31、カリウム−41、レニウム−185、サマリウム−152、セレン−74、ナトリウム−23、ストロンチウム−88、イッテルビウム−168、イッテルビウム−176、イットリウム−89、およびキセノン−132のうちの1つを含む、請求項1記載の燃料棒。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14A】
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【図14B】
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【図14C】
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【図15A】
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【図15B】
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【図15C】
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【公開番号】特開2012−58244(P2012−58244A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−195608(P2011−195608)
【出願日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【出願人】(508177046)ジーイー−ヒタチ・ニュークリア・エナジー・アメリカズ・エルエルシー (101)
【氏名又は名称原語表記】GE−HITACHI NUCLEAR ENERGY AMERICAS, LLC