説明

収納庫

【課題】収納庫の背面の金属板を薄くする場合であっても、開口部の縁の変形を防ぐことができ、低コスト化および軽量化を図ることが可能な収納庫を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明にかかる収納庫の代表的な構成は、被収納物を収納可能なスライド式の引出(引出144、足下収納庫146)を備える収納庫(シンクキャビネット140)であって、少なくとも背面200cがステンレス製の板状部材によって形成され引出を収容する本体部200を備え、本体部の背面には、本体部の内外を連通するほぼ矩形の開口部206が形成されていて、本体部の背面において開口部の少なくとも1つの縁(上縁206a、下縁206b、側縁206cおよび206d)に沿って設けられる長尺の板状部材であり、少なくとも一方の長辺の縁に背面から離れる方向のフランジ252を有する補強プレート250を更に備えることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被収納物を収納可能なスライド式の引出を備える収納庫に関する。
【背景技術】
【0002】
キッチンには、調理器具や調理材料、食器などを収納しておくために、多くの収納スペースが設けられている。このため天板(システムキッチンにおいてはワークトップ)の下には、引出や開き戸が設けられるのが通常である。近年では、引出などに収納される被収納物をある程度想定し、引出の大きさや仕切りの形状を工夫することにより、使い勝手の向上を図ることが行われている。
【0003】
顧客の幅広いニーズに応えるために、収納庫は木製のものやステンレス等からなる金属製のものなど各種ラインナップが取り揃えられているが、なかでも金属製の収納庫は、高級感や耐久性の高さにおいて人気があり、最近の主流となりつつある。例えば特許文献1では、背板と左右の側板を一枚の板材を折曲して一体に形成した背側板としてその下端に底板を、左右側板の前面上部に幕板を接合するようにした金属製キャビネットが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2000−50980号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のキャビネットに限らず、金属製の収納庫は、上述したように高級感や耐久性においては木製の収納庫よりも優れるものの、コストパフォーマンスにおいては木製の収納庫に及ばない。また他の課題として、搬送作業や設置作業に要する労力を軽減するために軽量化が要請されている。したがって、従来の金属製の収納庫には更なる改良が望まれていて、低コスト化および軽量化を達成するためには、金属製の収納庫を構成する金属板の板厚を薄くすることが最も効果的である。
【0006】
しかしながら、特許文献1にも示されているように、一般的に収納庫の背面には、ガス管や配管カバーを通したり点検時等に使用されたりする開口部が、かかる背面をほぼ矩形に切り抜くことによって形成されている。故に、金属板を単に薄くすると、剛性の低下によって開口部の縁が撓んで波打つような形状に変形してしまい、不具合が生じることが想定される。撓みを防ぐためには、開口部の縁に沿って芯材を設けることが有効であるが、これであると軽量化に反することとなる。また、樹脂や木材からなる芯材では廃棄時に分別する必要が生じる。大量生産される製品では、環境に与える影響も考慮した構造とする必要がある。
【0007】
本発明は、このような課題に鑑み、収納庫の背面の金属板を薄くする場合であっても、開口部の縁の変形を防ぐことができ、低コスト化および軽量化を図ることが可能な収納庫を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明にかかる収納庫の代表的な構成は、被収納物を収納可能なスライド式の引出を備える収納庫であって、少なくとも背面がステンレス製の板状部材によって形成され引出を収容する本体部を備え、本体部の背面には、本体部の内外を連通するほぼ矩形の開口部が形成されていて、本体部の背面において開口部の少なくとも1つの縁に沿って設けられる長尺の板状部材であり、少なくとも一方の長辺の縁に背面から離れる方向のフランジを有する補強プレートを更に備えることを特徴とする。
【0009】
上記構成によれば、開口部の縁に沿って補強部材が配置されるため、かかる縁が補強され、その撓みひいては変形を好適に防ぐことができ、不具合が生じることなく本体部を構成する板状部材の厚みを低減することが可能となる。また補強部材がフランジを有することによりその剛性を向上させることができるため、補強部材の厚みの低減も可能となる。したがって、収納庫の大幅な低コスト化および軽量化を図ることができる。
【0010】
上記の本体部の背面には、補強プレートが配置される位置に、下辺以外の三方を打ち抜いて本体部の外部に向かって押し出され、本体部の背面と平行に上向きになっているフック部が更に形成されていて、補強プレートには、フック部に対応する位置に挿入穴が形成されていて、挿入穴にフック部を挿入することにより本体部の背面に補強プレートを支持すると共に位置決めしているとよい。
【0011】
かかる構成によれば、本体部の背面に補強プレートを取り付ける際の位置決めが容易となる。このように位置決めした状態で加締めることにより、容易に所定の位置に取り付けることができ、作業に要する手間を大幅に解消することができる。
【0012】
上記の補強プレートは、開口部の縁よりも開口部内側にはみ出して配置されているとよい。これにより、開口部の縁の内側には補強プレートが位置するため、作業者が開口部内に手や他の部品を入れてメンテナンス作業を行う場合等に、それらと開口部の縁との接触が生じることがない。したがって、他の部品や作業者の体への傷付きを防ぐことができる。
【0013】
上記の補強プレートはステンレス製であるとよい。これにより、本体部と補強プレートとが同一材料であるため分別が容易になり、当該収納庫を廃棄する際の分別作業に要する手間をより削減することが可能となる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、収納庫の背面の金属板を薄くする場合であっても、開口部の縁の変形を防ぐことができ、低コスト化および軽量化を図ることが可能な収納庫を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本実施形態にかかる収納庫を備えるキッチンを示す図である。
【図2】本実施形態にかかる収納庫であるシンクキャビネットの本体部の斜視図である。
【図3】図2の本体部の分解斜視図および正面図である。
【図4】図3(a)の本体部の背面斜視図である。
【図5】補強プレートの詳細を示す図である。
【図6】補強プレートを取り付けた状態を説明する図である。
【図7】取付用フック部による補強プレートの位置決めを説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
【0017】
(キッチン)
図1は本実施形態にかかる収納庫を備えるキッチンを示す図である。キッチン100は一枚の天板110(ワークトップ)の下に複数の収納庫(キャビネット)を備えた、いわゆるシステムキッチンである。天板110は合成樹脂(人工大理石)やステンレスなどからなり、キッチン100の全体の上面を覆っている。また天板110には、組み込み式に取り付けられたコンロ112、平坦なテーブル面であり主に調理を行うのに利用される調理スペース114、天板110に一体形成されたシンク116が設けられる。
【0018】
天板110の下は、コンロ112本体が設置されているコンロキャビネット120と、調理スペース114に対応したベースキャビネット130と、シンク116が設置されているシンクキャビネット140といった各収納庫で構成される。各収納庫は収納スペースとして機能し、収納庫内の空きスペースには、コンロ112への配線や、シンク116および水栓への給排水管なども収容されている。このように、天板110の下では、天板110の上のシンク116やコンロ112といった各構成に対応した収納庫がその高さおよび奥行きを等しくして複数設けられている。
【0019】
各収納庫は、被収納物を収納するために、様々な大きさのスライド式の引出を設けている。コンロキャビネット120は、上部にコンロ112のグリル112aおよび操作パネル112bを備え、その脇には調味料などの小物を収納するための小さな引出であるスパイスボックス122が配設されている。コンロキャビネット120の中央部(グリル112aの下)には幅の広い大きな引出124が配設され、鍋やボウルなどの比較的大きな調理器具を収納することが可能になっている。またコンロキャビネット120の下部の床近傍には、引出式の足元収納である足下収納庫126が配設されている。同様に、ベースキャビネット130には複数の引出132、134および足下収納庫136が配設され、シンクキャビネット140には引出144および足下収納庫146が配設されている。
【0020】
(収納庫)
次に、本実施形態の特徴である収納庫について説明する。なお、以下の説明では、上述したコンロキャビネット120、ベースキャビネット130、シンクキャビネット140のうち、シンクキャビネット140を例示するが、本発明はコンロキャビネット120およびベースキャビネット130にも適用可能である。
【0021】
図2は、本実施形態にかかる収納庫であるシンクキャビネット140の本体部200の斜視図であり、理解を容易にするために、図1の本体部から引出144ならびに足下収納庫146を取り外した状態を示している。図3は、図2の本体部の分解斜視図および正面図であり、図3(a)は図2の本体部の分解斜視図であり、図3(b)は図2の本体部の正面図である。
【0022】
シンクキャビネット140は、引出144、足下収納庫146(図1参照)、ならびにそれらを収容する本体部200を備える(図2参照)。図3(a)に示すように、本体部200の右側面200aおよび左側面200b(以下、これらを総じて両側面と称する。)、背面200cは、ステンレス製の板状部材をコの字状に折り曲げることにより一体に形成される。このように本体部200をステンレス製(金属製)とすることにより、高級感や耐久性が得られ、両側面および背面200cを1枚板で構成することにより、部材数の削減、ひいてはそれらの組立工数の削減が可能となる。また両側面および背面200cの下縁にはステンレス製の底板が底面200eとして取り付けられる。これにより、本体部200が図2に示す状態となる。
【0023】
なお、本実施形態においては、コの字状に折り曲げたステンレス製の1枚板により両側面および背面200cを構成したが、かかる構成は一例であり、少なくとも背面200cがステンレス製の板状部材によって形成されていればよい。また両側面および底面200eにもステンレス製の板状部材を用いることとしたが、これに限定するものではない。しかし、かかる構成によれば、素材の統一感が得られるため高い意匠性が得られたり、シンクキャビネット140を廃棄する際の分別作業が容易になったりするという利点を得ることができる。
【0024】
図3(b)に示すように、本体部200の両側面の内側には、高さ方向においてレール210a〜210dが左右一対に取り付けられている。これにより、引出144や足下収納庫146(図1参照)の側面に設けられたプーリ(不図示)をレール210a〜210dに挿入して、引出144や足下収納庫146をスライド可能となる。
【0025】
また図2および図3(b)に示すように、本体部200の両側面の外側には、レール210a〜210dに対応する位置に、高さ方向においてネジ受けプレート220a〜220dが左右一対に取り付けられている。これにより、両側面を構成する板状部材の厚みを低減した場合であっても、十分な強度をもってレール210a〜210dをかかる両側面に取り付けることが可能となる。
【0026】
更に、図2および図3に示すように、本体部200の背面200cには、本体部200の内外を連通するほぼ矩形の開口部206が形成されている。これにより、本体部200の背面200cの後方に配置された配管等(不図示)を、当該収納庫(シンクキャビネット140)の移動を伴わずに点検することが可能となる。開口部206は、通常時(不使用時)は、その上方および下方において背面200cに形成された上フック部232、下フック部234およびブリッジ部236を利用して取り付けられる板状の蓋208(図2参照)によって覆われている。
【0027】
ここで、上記のように背面200cに開口部206を設ける場合において、低コスト化および軽量化を達成するために、板状部材からなる背面200c(金属板)の板厚を薄くすると、剛性の低下によって開口部206の縁が撓んで波打つような形状に変形し、不具合が生じることが想定される。そこで、本実施形態では、開口部206の背面200cの裏側に補強プレート250(図4参照)を設ける。
【0028】
図4は、図3(a)の本体部200の背面斜視図である。本実施形態では、開口部206の上縁206a、下縁206bならびに側縁206cおよび206d(図3(b)参照)のうち、図4に示すように上縁206aおよび下縁206bに沿って補強プレート250を設けている。
【0029】
図5は、補強プレート250の詳細を示す図である。図5に示すように、補強プレート250は長尺の板状部材である。このように補強プレート250も板状部材から構成することにより、補強プレート250そのものの軽量化およびコスト削減を図ることができる。本実施形態では補強プレート250はステンレス製の板状部材により構成される。これにより、本体部200(両側面および背面200c)を構成する板状部材と補強プレート250とが同一材料となるため、当該収納庫(シンクキャビネット140)を廃棄する際の分別作業に要する手間をより削減することが可能となる。
【0030】
また補強プレート250は、その長辺の縁に背面から離れる方向のフランジ252を有する。フランジ252を設けることにより、板状部材であっても十分な強度が確保されるため補強プレート250の薄板化も可能となる。更に、補強プレート250には、本体部200に設けられているフック部(上フック部232および下フック部234との混同を避けるため、以下、取付用フック部と称する。)に対応する位置に、それを挿入可能な挿入穴254が設けられている。さらに補強プレート250には、挿入穴254の間に、複数の加締め穴256が設けられている。
【0031】
図3および図4に示すように、本体部200の背面200cには、補強プレート250が配置される位置に、すなわち開口部206の上縁206aの上方に取付用フック部204aが、開口部206の下縁206bの下方に取付用フック部204bが形成されている。また開口部206の上縁206aおよび下縁206bに沿って、補強プレート250の加締め穴256と対応する位置に、複数の加締め穴204cが設けられている。
【0032】
図6は補強プレート250を取り付けた状態を説明する図であり、図6(a)は図4の一点鎖線円内の拡大図であり、図6(b)は図4のA−A断面図である。図7は、取付用フック部204aおよび204bによる補強プレート250の位置決めを説明する図である。なお、取付用フック部204aおよび204bは同一の構成を有するため、以下の説明では取付用フック部204aを例示して説明する。
【0033】
図6(a)および(b)に示すように、取付用フック部204aは、本体部200の背面200cと平行な上向きのフックであり、ランス加工等により下辺以外の三方を打ち抜いて本体部200の外部(外側)に向かって押し出して形成される。そして、図7に示すように、補強プレート250を、取付用フック部204aの上方から移動させて、その挿入穴254に取付用フック部204aが挿入されるように破線位置に配置する。同様に、開口部206の下縁206bにおいても、挿入穴254に取付用フック部204bが挿入されるように補強プレート250を破線位置に配置する。これにより、図4に示すように補強プレート250が、取付用フック部204aおよび204bによって背面200cに支持され、且つ水平方向および垂直方向(上下方向)の両方において位置決めされる。そして、補強プレート250の加締め穴256と、本体部200の加締め穴204cとを、加締めピン258によって加締める。このようにして、本体部200の背面200cに補強プレート250を容易に位置決めおよび取り付けることができる。
【0034】
上述した方法により開口部206の上縁206aおよび下縁206bに補強プレート250を配置すると、図6(b)に示すように、補強プレート250は、開口部206の縁(本実施形態においては上縁206a、下縁206b)よりも開口部206内側にはみ出して配置される。このように開口部206の縁の内側に補強プレート250が位置することにより、メンテナンス作業時に作業者が開口部206内に手や他の部品を入れた際に、それらと開口部206の上縁206aおよび下縁206bとの接触が防がれる。したがって、他の部品や作業者の体への傷付きを防ぐことが可能となる。
【0035】
上記説明したように、本実施形態にかかる収納庫(シンクキャビネット140)によれば、開口部206の上縁206aおよび下縁206bに沿って補強プレート250が配置されるため、かかる縁が補強され、その撓みひいては変形を好適に防ぐことができる。したがって、変形に伴う不具合を好適に防止しつつ、本体部200(特に背面200c)を構成する板状部材の厚みを低減することが可能となり、収納庫の大幅な低コスト化および軽量化を達成することができる。また補強プレート250は、その挿入穴に本体部200の背面200cのフック部(取付用フック部204aおよび204b)を掛止するだけで位置決めすることができるため、取付作業に要する手間を大幅に解消することが可能となる。
【0036】
なお、本実施形態においては補強プレート250の長辺(上縁206aおよび下縁206b)の両方にフランジ252を設けたが、これに限定するものではなく、いずれか一方の長辺のみにフランジ252を設ける構成としてもよい。また本実施形態では、開口部206の四辺のうち、上縁206aおよび下縁206bに沿って補強プレート250を配置する場合を例示したが、これに限定するものではない。補強プレート250は、開口部206の四辺のうち少なくとも1辺(縁)に沿って設けられればよく、側縁206cおよび側縁206dにも補強プレート250を配置してもよい。
【0037】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明は、被収納物を収納可能なスライド式の引出を備える収納庫に利用することができる。
【符号の説明】
【0039】
100…キッチン、110…天板、112…コンロ、112a…グリル、112b…操作パネル、114…調理スペース、116…シンク、120…コンロキャビネット、122…スパイスボックス、124…引出、126…足下収納庫、130…ベースキャビネット、132…引出、134…引出、136…足下収納庫、140…シンクキャビネット、144…引出、146…足下収納庫、200…本体部、200a…右側面、200b…左側面、200c…背面、200e…底面、204a…取付用フック部、204b…取付用フック部、204c…加締め穴、206…開口部、206a…上縁、206b…下縁、206c…側縁、206d…側縁、208…蓋、210a…レール、220a…ネジ受けプレート、232…上フック部、234…下フック部、236…ブリッジ部、250…補強プレート、252…フランジ、254…挿入穴、256…加締め穴、258…加締めピン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被収納物を収納可能なスライド式の引出を備える収納庫であって、
少なくとも背面がステンレス製の板状部材によって形成され前記引出を収容する本体部を備え、
前記本体部の背面には、該本体部の内外を連通するほぼ矩形の開口部が形成されていて、
前記本体部の背面において前記開口部の少なくとも1つの縁に沿って設けられる長尺の板状部材であり、少なくとも一方の長辺の縁に該背面から離れる方向のフランジを有する補強プレートを更に備えることを特徴とする収納庫。
【請求項2】
前記本体部の背面には、前記補強プレートが配置される位置に、下辺以外の三方を打ち抜いて該本体部の外部に向かって押し出され、該本体部の背面と平行に上向きになっているフック部が更に形成されていて、
前記補強プレートには、前記フック部に対応する位置に挿入穴が形成されていて、
前記挿入穴に前記フック部を挿入することにより前記本体部の背面に前記補強プレートを支持すると共に位置決めしていることを特徴とする請求項1に記載の収納庫。
【請求項3】
前記補強プレートは、前記開口部の縁よりも該開口部内側にはみ出して配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の収納庫。
【請求項4】
前記補強プレートはステンレス製であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の収納庫。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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