説明

受電装置

【課題】受電装置に対して給電を実行する際の給電不良を迅速に検出する。
【解決手段】本発明に係る受電装置は、給電装置から供給電流の供給を受ける受電装置において、給電装置20に設けられた給電側第1接点23と接触する位置に配設され、接触時に給電装置20から供給電流を受ける受電側第1接点13と、給電装置10に設けられた給電側第2接点24と接触する位置に配設される受電側第2接点14と、受電側第1接点13の第1電位V1と、受電側第2接点14の第2電位V2の電位差V3を検出する電位差検出部101aと、検出した電位差V3に基づいて、給電状態が良好であるか否かを判定する判定部101bと、を備えることを特徴とするものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、各種携帯端末などバッテリーを駆動電力として使用し、給電装置によって充電される受電装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、携帯電話やカラオケ用のリモコン装置などに組み込まれたバッテリーを駆動電力として使用する各種機器においては、ACアダプターなどの給電装置を給電対象機器に接続してバッテリーへの充電が実行される。特に、カラオケルームなどで利用されるカラオケ用のリモコン装置(以下、携帯端末)は、充電と利用が頻繁に繰り返される利用形態にある。
【0003】
このような利用形態に対して、簡易に充電を実行可能するためクレードルを利用した充電が行われている。このクレードルには、ACアダプターなどから供給される供給電流を供給する金属接点が設けられており、給電対象機器となる携帯端末を載置することで、クレードル側の金属接点と給電対象機器側に設けられた金属接点が接触して充電が実行される。
【0004】
また、クレードルは、給電対象機器を上方から載置できるよう、上方が開口した構造を有したものもある。このような場合、接触部としての金属接点が露出して設けられていることが多く、金属接点に汚れやゴミが付着しやすい。特にカラオケルームのような飲食扱う環境下においては、汚れ、ゴミの問題は大きい。
【0005】
また、携帯端末の稼働率を向上させるため、金属接点に数アンペアの供給電流を流す急速充電を行うことで充電期間の短縮化が図られることがある。このような場合、金属接点の汚れやゴミの付着によって、金属接点間の電気抵抗が増大することで金属接点が異常発熱することがある。また、クレードルに対して給電対象機器がきちんとした載置されず、金属接点の接触面積が小さくなった場合にも同様の異常発熱が発生することがある。
【0006】
特許文献1には、大電流を通電する電源コネクタ部において、供給コネクタに隣接して過熱温度を検知する検出素子を設け、許容温度異常を検出した場合、供給電流の出力を遮断するもしくは警報を発する電源コネクタ保護装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平7−210778号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1に記載の電源コネクタ保護装置によれば、異常発熱が発生した後に、供給電力を遮断する、もしくは警報を発することで装置の信頼性、安全性を向上させることが可能である。しかしながら、発熱自体を判断するため迅速な対応を取ることはできない。特に、各種充電対象機器に対して利用する場合、充電開始から発熱発生までにはタイムラグが生じ、クレードル載置直後など充電を開始した直後に対応を取ることは困難である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
このような課題を解決するため、本発明に係る受電装置は、給電装置から供給電流の供給を受ける受電装置において、前記給電装置に設けられた給電側第1接点と接触する位置
に配設され、接触時に前記給電装置から供給電流を受ける受電側第1接点と、前記給電装置に設けられた給電側第2接点と接触する位置に配設される受電側第2接点と、前記受電側第1接点の第1電位と、前記受電側第2接点の第2電位の電位差を検出する電位差検出部と、前記電位差検出部が検出した電位差に基づいて、給電状態が良好であるか否かを判定する判定部と、を備えることを特徴とするものである。
【0010】
さらに本発明に係る受電装置において、前記受電側第1接点、前記受電側第2接点、前記電位差検出部、前記判定部は、供給電流のプラス側とマイナス側にそれぞれ設けられ、前記プラス側の判定結果と前記マイナス側の判定結果に基づいて、給電状態が良好であるか否かを判定する制御部を備えることを特徴とするものである。
【0011】
さらに本発明に係る受電装置は、給電状態が良好で無いと判定された場合、前記給電装置から供給される供給電流を制御する供給電流制御部を備えることを特徴とするものである。
【0012】
さらに本発明に係る受電装置は、給電状態が良好で無いと判定された場合、その旨を報知する報知部を備えることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明の受電装置によれば、給電対象機器となる受電装置に対して給電を実行する際、電気接点に付着した汚れ、ゴミ、あるいは、クレードルなどの給電装置への載置不良などの給電不良状態を判定することが可能であり、このような給電不良状態による異常発熱を事前に防ぐことが可能となる。特に、受電装置への給電開始直後において判定できるため、ユーザーは給電不良に対する迅速な処理をとることができる。
【0014】
さらに給電状態を判定するための構成を、供給電流のプラス側とマイナス側の両方に設けたことで、給電不良状態の判定精度を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施形態に係る給電状態検出部を説明するための図
【図2】本発明の実施形態に係る給電状態検出処理を示すフロー図
【図3】本発明の実施形態に係る受電装置(リモコン装置)を示す図
【図4】本発明の実施形態に係る給電装置(クレードル)を示す図
【図5】本発明の実施形態に係るリモコン装置の載置の様子を示す図
【図6】本発明の他の実施形態に係る給電状態検出部を説明するための図
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の実施形態に係る受電装置の基本構成について図1、図2を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る給電状態検出部を説明するための図であり、図2は、本発明の実施形態に係る給電状態検出処理を示すフロー図である。本実施形態では、受電装置が備えるバッテリーに対して、給電装置から電流を供給する形態としているが、電気接点を介して受電装置に電流を供給する構成であれば、このような形態のみに限定されるものではない。
【0017】
図1に示されるように受電装置には、給電装置に設けられた給電側第1接点23と接触して供給電流を受けるための受電側第1接点13が設けられている。なお、受電側第1接点13と給電側第1接点23間に図示される抵抗Rcは、接点の汚れ、接点間に介在するゴミ、あるいは、十分な接触面積の不足によって生じる接触抵抗である。
【0018】
また本実施形態の受電装置には、給電装置に設けられた給電側第2接点24と接触して
、給電側第1接点23の電位V2を測定するための受電側第2接点14が設けられている。給電側第2背点24と受電側第2接点14間においても、第1接点13、23間と同様、接点の汚れ、ゴミが介在する可能性があるが、後段の差動回路101の入力抵抗が十分に大きく(作動回路101aが一般的なオペアンプやコンパレータであれば数MΩ)、Rの値も十分に大きい値(例えば、数MΩ)であれば、例えば、給電装置から供給される電圧が数ボルトなので、両接点14、24間に流れる電流は微小な電流になり、供給電流に対しても非常に小さい比の関係になる。このため、給電側第2接点24と受電側第2接点14との間の接触抵抗によって生じる電位差は、給電側第1接点23と受電側第1接点13との間で生じる電位差に対して無視できる。このように図は、電気的特性を示した図であって、電気的に無視できる両第2接点14、24間の接触抵抗を記載していない。
【0019】
受電側第1接点13は、スイッチ102を介して図示しないバッテリーに供給電流を供給する。そして受電側第1接点13、受電側第2接点14は、差動回路101に接続されている。前述したように差動回路101の入力抵抗値は十分に大きい値であるため、受電側第1接点13における電位V1は、給電装置側の電位V2から接触抵抗Rcによる電圧降下分を差し引いた値となる。一方、受電側第2接点14における電位V2は、両第2接点14、14間の電流が無視できるため、給電装置側の電位V2となる。
【0020】
オペアンプで構成された差動回路101aは、受電側第2接点14の電位V2から受電側第1接点13の電位V1を引き算して差分電位V3を出力する。この差分電位V3は接触抵抗Rcでの電圧降下分に略等しいため、以下の関係となる。
V3 = V2−V1 = 供給電流(2A)×Rc
【0021】
ここで、供給電流の値は既知である(本実施形態では2アンペア)、あるいは、計測して取得可能であるため、差分電位V3を差動回路101aにて取得することで、受電側第1接点13と給電側第1接点23間の接触抵抗Rcを判定することができる。コンパレータ101bは、この接触抵抗Rcが所定値を超えたか否かを判定するための回路であって、オペアンプにて構成されている。このコンパレータ回路101bには、差動回路101からの差分電位V3と基準電圧(2V)が入力されており、差分電位V3が基準電圧よりも小さい(接触抵抗Rcが1Ω未満)場合には、判定電位V4はロー状態を、また、差分電位V4が基準電圧よりも大きい(接触抵抗Rcが1Ωを超える)場合には、判定電位V4はハイ状態を出力することとしている。
【0022】
このように、給電側第1接点23と受電側第1接点13との間の接触抵抗Rcを流れる電流によって生じる電位差を、接点間に流れる電流が、給電側第1接点23と受電側第1接点13との間に流れる電流よりも充分少ない給電側第2接点と受電側第2接点を介して検出するコンパレータ回路101bの出力状態によって、接触抵抗Rcが基準値を超えているか否かを判定することが可能となり、各接点13、23の汚れや両接点13、23間のゴミ、あるいは、接触面積の不足などの不良要因を給電開始直後に判定することが可能となり、これら不良要因を起因として発生する異常発熱を事前に防止することが可能となる。なお、本実施形態では、差動回路101a(本発明でいう「電位差検出部」)とコンパレータ101b(本発明でいう「判定部」)にて接触抵抗Rcが許容値を超えたか否かを検知する状態検出部101を構成しているが、回路構成についてはこの例に限ることなく、適宜形態を採用することができる。
【0023】
本実施形態では、状態検出部101(具体的には、コンパレータ回路101b)の判定出力(判定電位V4)は、制御部103に出力される。制御部103では判定電位V4がハイ状態となった場合に、制御するスイッチ102を切って供給電流をストップさせ、異常発熱を事前に防止する。なお、電流供給対象をバッテリーとする本実施形態では、制御部103は、バッテリー状態に基づいてスイッチ102をオンオフすることが可能となっ
ている。
【0024】
また、制御部103には、報知部104が接続されており、この報知部104を介して利用者、あるいは、管理者に対して異常がある旨を告知する。告知の方法としては、発光素子の点灯、点滅や、音の発生、表示画面上へのメッセージ出力、あるいは、ネットワークを介して遠隔地へ信号送信をするなど各種形態を採用することができる。
【0025】
図2は、本実施形態の給電状態検出処理を示すフロー図である。本実施形態では、図1の受電装置のバッテリー充電を対象とした処理となっている。受電装置が給電装置にセット、すなわち、受電側の第1接点13、第2接点14がそれぞれ、給電側の第1接点23、第2接点24と接触した場合この処理が開始される。処理が開始されると、制御部103はバッテリー状態をチェックする(S101)。バッテリー状態のチェックの結果、満充電の状態であって充電の必要が無いと判定された場合には、処理を終了する。一方、満充電の状態ではない場合には、制御部103は、スイッチ102を閉じてバッテリーに対し電流の供給を開始する(S103)。
【0026】
バッテリーに対する電流の供給は、バッテリーが満充電の状態になるまで継続されることとなるが、この継続期間中、状態検出部101の判定結果(判定電位V4の状態)が監視される(S104)。判定電位V4がロー状態である場合には、スイッチ103をオン状態とし電流の供給を継続する(S105)。一方、判定電位V4がハイ状態の場合にはスイッチ103をオフ状態として電流の供給を停止する(S105)。報知部104による報知はこの場合に実行されることとなる。
【0027】
以上、本実施形態では、受電側第1接点13の電位と受電側第2接点14の電位差に基づいて、受電側第1接点13と給電側第1接点23間の接触抵抗Rcを実質的に検知し、給電状態が良好であるか否かを判定することが可能となる。そして、接触抵抗Rcを原因として発生する異常発熱を事前に防止することが可能となる。
【0028】
では、このような受電装置の適用例について図3から図6を用いて説明する。図3は、本発明の実施形態に係る受電装置(リモコン装置)を示す図であり、図4は、本発明の実施形態に係る給電装置(クレードル)を示す図であり、図5は、本発明の実施形態に係るリモコン装置の載置の様子を示す図であり、図6は、本発明の他の実施形態に係る給電状態検出部を説明するための図を示している。
【0029】
本実施形態では、歌唱を楽しむカラオケシステムのリモコン装置への適用例が示されている。また、図1では給電のためのプラス側、マイナス側どちらかの接点についての適用回路としていたが、本実施形態ではプラス側、マイナス側の両接点に対して適用したものとなっており、給電不良状態の判定精度を向上させた構成となっている。
【0030】
図3は受電装置としてのリモコン装置10の外観を示した図である。筐体11の中央には、選曲のための各種表示を行う表示画面12が配置されている。また表示画面12上には透明なタッチパネルが配置されており、ユーザーによる各入力を受け付けることが可能となっている。筐体11の左上には発光素子15が配置されており、充電状態に異常が生じた場合、点滅してユーザーに告知を行う。
【0031】
リモコン装置10の筐体11下部には、プラス側、マイナス側のそれぞれに受電側第1接点13a、13b、受電側第2接点14a、14bが配置されている。各接点は、筐体11に設けられた凹部にて露出する金属板で構成されている。
【0032】
一方、図4には、図3のリモコン装置10に対して電流を供給する給電装置としてのク
レードル20が記載されている。本実施形態のクレードル20は、リモコン装置10を載置するため溝部21bを有する筐体21を有している。また、本実施形態では、クレードル20とリモコン装置10の載置位置関係を的確にするため、溝部21中央付近に係合突起部21aが形成されている。この係合突起部21aは、リモコン装置10が載置された際、リモコン装置10の筐体11背面に形成されている凹部(図示せず)と係合し、所定の位置関係が形成される。
【0033】
溝部21の底部21cに2組の空電側第1接点23a、23b、給電側第2接点24a、24bが設けられている。本実施形態において各接点は、U字状に折り曲げられた金属線であって下方から押圧力が付与されている。またクレードル20には商用電源に接続するための電源ケーブル22を備えている。商用電源から供給される交流電源は、クレードル20内のAC−DC変換器や、ACアダプターなどにて数ボルトの直流電圧(例えば、供給電流は2アンペア)に変換され、給電側第1接点23a、23bに供給される。リモコン装置10がクレードル20に載置されたときには、受電側の各接点が、これら給電側の接点と接触して給電(充電)が実行される。
【0034】
図5は、クレードル20上に載置されたリモコン装置10を示す図であって、このような載置状態でリモコン装置10に対する充電が実行される。
【0035】
では、図6を用いてこの実施形態における給電状態検出部について説明する。本実施形態では、受電側第1接点13a、受電側第2接点14a、給電側第1接点23a、給電側第2接点24a、状態検出部101は、プラス側、マイナス側の両方に設けられている。なお、符号a、Aはプラス側の構成を、符号b、Bはマイナス側の構成を示している。
【0036】
プラス側、マイナス側の状態検出部101A、101Bの構成は図1で説明したように電位差検出部としての差動回路101a、判定部としてのコンパレータ回路101bなどを用いて構成され、判定出力としての判定電位V4、V4’を出力する。
【0037】
制御部103では、これら判定出力に基づいて給電異常を判定する。具体的には、プラス側、マイナス側、何れか一方にでも異常判定が示された(V4もしくはV4’が、ハイ状態)となった場合、給電系に異常があると判定し、スイッチ102を切ることで給電を停止させる。また、報知部104に異状が発生した旨を報知させる。
【0038】
このように本実施形態では、プラス側、マイナス側の両方で給電異常を判定することで、
以下に説明する給電不良状態の判定精度の向上を図ることが可能となる。図3、図4で説明した実施形態では、商用電源からリモコン装置に供給された電流は、商用電源に戻るため、供給側第1接点23aと供給側第2接点23bを流れる各電流は、流れる方向が異なるが同じ値である。本実施形態では、一方の接点だけにゴミが付着した場合、他方の接点だけの状態検出部を備えていると他方の接点で接触抵抗Rcが生じなければ状態検出はできないこととなるため、状態検出部は、電流が流れ込む箇所、流れ出る箇所それぞれに備える(例えば、図6で示す、受電装置と給電装置の界面で備える)ことが好ましい。
【0039】
また、本実施形態は以下に説明する定電流充電方式に用いることでその効果を更に発揮することとなる。前述したバッテリー内蔵型のカラオケ用途のリモコン装置10では、利用効率を向上させるため、給電時には急速充電が行われることがある。
【0040】
この急速充電では、定電流充電方式(常時電流を流し続けるのではなく、パルスによる断続的な定電流の場合もある)が利用されることが多く、負荷抵抗の変化に関わらず一定電流が流し続けられることとなり、接点に付着したゴミなどによって接触抵抗が増えた場
合であっても一定の電流が流し続けられてしまうこととなる(供給電流が変化しないように供給電圧を上げる)。このため定電流充電方式では、接触抵抗が増える程発熱量も増えることとなる。
【0041】
本実施形態は、AC−DC変換器や、ACアダプターなどの給電装置側、もしくは、リモコン装置10などの受電装置側に定電流回路を有する場合に特に有効となる。なお、定電流充電が、パルスによる断続的な定電流の場合、制御部103は、状態検出部101で抽出した値を所定の単位時間(例えば、毎秒)で平均化して判断することで、給電状態が良好か否かを判断することができる。
【0042】
なお、本発明はこれらの実施形態のみに限られるものではなく、それぞれの実施形態の構成を適宜組み合わせて構成した実施形態も本発明の範疇となるものである。
【符号の説明】
【0043】
10…リモコン装置(受電装置)、11…筐体、12…表示画面、13a、13b…受電側第1接点、14a、14b…受電側第2接点、15…発光素子、101…状態検出部、101a…差動回路(電位差検出部)、101b…コンパレータ回路(判定部)、102…スイッチ、103…制御部、104…報知部、20…クレードル(給電装置)、21…筐体、21a…係合突起部、21b…溝部、21c…底部、22…電源ケーブル、23a、23b…給電側第1接点、24a、24b…給電側第2接点

【特許請求の範囲】
【請求項1】
給電装置から供給電流の供給を受ける受電装置において、
前記給電装置に設けられた給電側第1接点と接触する位置に配設され、接触時に前記給電装置から供給電流を受ける受電側第1接点と、
前記給電装置に設けられた給電側第2接点と接触する位置に配設される受電側第2接点と、
前記受電側第1接点の第1電位と、前記受電側第2接点の第2電位の電位差を検出する電位差検出部と、
前記電位差検出部が検出した電位差に基づいて、給電状態が良好であるか否かを判定する判定部と、を備えることを特徴とする
受電装置。
【請求項2】
前記受電側第1接点、前記受電側第2接点、前記電位差検出部、前記判定部は、供給電流のプラス側とマイナス側にそれぞれ設けられ、
前記プラス側の判定結果と前記マイナス側の判定結果に基づいて、給電状態が良好であるか否かを判定する制御部を備えることを特徴とする
請求項1に記載の受電装置。
【請求項3】
給電状態が良好で無いと判定された場合、前記給電装置から供給される供給電流を制御する供給電流制御部を備えることを特徴とする
請求項1または請求項2に記載の受電装置。
【請求項4】
給電状態が良好で無いと判定された場合、その旨を報知する報知部を備えることを特徴とする
請求項1から請求項3の何れか1項に記載の受電装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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