可動耐荷プラットフォームを組み込んだ車両及びトレーラ
第1端部から延在する床部を画定するトレーラであって、トレーラの第1端部から貨物を積み込むことができる少なくとも1つの第1可動プラットフォーム(10)を有するトレーラが記載されている。第1プラットフォーム(10)は、積載時に上昇されるとともに、積載時に前進されてトレーラの第1端部から離されることができるように支持されている。第1プラットフォーム(10)は好ましくは、トレーラの側壁に設けられた支持トラック(11)上へ前方に進む。トレーラはさらに、専用の可動貨物プラットフォーム(複数可)を備えた耐荷縦穴部(4)も有することができ、第1プラットフォームに積載してからそれを上昇させて、縦穴部の上方に移動させ、それにより、トレーラの収容力が増加する。対応の貨物輸送車両及び積載方法が記載され、請求される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[発明の分野]
本発明は、トレーラ及び車両に関し、特に、排他的ではないが、耐荷縦穴部を組み込んだトレーラ及び車両に関する。
【0002】
[発明の背景]
従来型トレーラは、貨物を積み込んで輸送することができる収容可能な空間を提供する。そのようなトレーラは通常、矩形フレームと、矩形フレームに取り付けられた多数の堅固なパネルとを備える。そのようなトレーラは、適当な走行装置を有するシャシーに取り付けられ、それにより、輸送の目的のためにトレーラを牽引装置に連結することができる。
【0003】
既知のトレーラの積載量を最大にするために、トレーラの底部をその後車軸及びトレーラの前ヒッチ間で低くし、それによって縦穴部を形成することが既知である。そのような改造により、トレーラ内で追加の貨物を上に積み重ねることができる。
【0004】
そのような縦穴部を有する1つのトレーラが、米国特許第5,092,721号に記載されている。米国特許第5,092,721号のトレーラでは、互いに堅固に固定された上側及び下側耐荷面が設けられている。上側及び下側耐荷面を昇降させるために、油圧リフトが縦穴部内に設けられている。下側耐荷面が第1位置にあり、そのため、それがトレーラの床部と同一の高さにあるとき、下側耐荷面上に貨物を積み込む。次に、油圧リフトを用いて上側及び下側耐荷面を降下させ、それにより、下側耐荷面を縦穴部の底部に配置する。次に、上側耐荷面に載せるべき貨物をリフトに積み込み、該リフトは上側耐荷面と同一の高さになるように上昇され、それから貨物をリフトから上側耐荷面上に移動させることができる。米国特許第5,092,721号のトレーラには、貨物をリフトから上側耐荷面上に移すための満足できる方法がないという不都合がある。たとえば、一部の国では、健康安全規則により、人がリフトに登って貨物を手動で移すことができないようである。さらに、貨物を手動で移すことは、時間がかかるとともに骨が折れる仕事である。
【0005】
国際特許出願第PCT/GB01/00279号、第WO01/62542号公報(Insulated Structures Ltd他)は、さまざまなトレーラ積載機構を記載している。しかし、この書類に記載されている機構はどれも、トレーラでの貨物輸送にしばしば使用されるロールケージの輸送や、手動式パレット手押し車を使用したパレットの積み込みではなく、フォークリフトトラックを使用したパレットの積み込みだけに適する。
【0006】
本発明の目的は、以上に述べた問題点の少なくとも1つを解消又は軽減することである。
【0007】
本発明のいくつかの実施形態の目的は、標準寸法の貨物を受けることができる縦穴部を組み込んだトレーラ及び他の車両を製造できるようにする構造を提供することである。
【0008】
[発明の概要]
本発明によると、第1端部から延在する床部を画定するトレーラであって、トレーラの第1端部から貨物を積み込むことができる少なくとも1つの第1可動プラットフォームを有し、プラットフォームは、積載時に上昇されるとともに、積載時に前進されてトレーラの第1端部から離されることができるように支持されている、トレーラが提供される。
【0009】
トレーラは、縦穴部を画定することができ、縦穴部内で第1上方位置から第2下方位置に変位することができる少なくとも1つの第2可動プラットフォームを有することができる。第1プラットフォームを上昇させ、且つ前進させることができ、それにより、第1プラットフォームの少なくとも一部分を縦穴部の真上に置くことができる。
【0010】
第1可動プラットフォームは、更なる垂直方向可動プラットフォーム上に担持されることができ、更なる垂直方向可動プラットフォームを上方位置に変位させた後、第1可動プラットフォームをトレーラの第1端部から離れた位置に置くことができる。
【0011】
可動プラットフォーム又はその各々の垂直移動は、油圧ラム又はねじジャッキによって行うことができる。しかし、好適な構造では、空気圧作動式はさみ型リフト構造を使用して、支持プラットフォームと、縦穴部プラットフォーム又はその各々とを上昇させることができる。これは、非常に小さい体積に折り畳まれる構造を提供する。
【0012】
好ましくは、トレーラは、その側壁内又は側壁上に取り付けられて、耐荷プラットフォームをその上昇前方位置に受け取って支持する支持部を有する。これらの支持部は好ましくは、水平トラックの形をとる。好ましくは、耐荷プラットフォームは、その側縁部に沿ってローラを備え、プラットフォームを前方に駆動するとき、それらのローラがトラックに係合する。したがって、プラットフォームを水平位置に維持しながら前方に駆動することができ、それにより、プラットフォームは側壁支持部上に進む。プラットフォームが十分に前方位置に進むと、ストッパを作動させてもよく、また支持プラットフォームを降下させて、それを耐荷プラットフォームから切り離してもよい。
【0013】
第1可動プラットフォームは、1つ又は複数の所定垂直位置からだけ前進することができる。所定垂直位置は、トレーラの壁内又は壁上に設けられたトラックによって画定されることができる。通常、これらのトラックは、所定垂直位置に固定的に配置されることができ、第1可動プラットフォームは、トラックに沿って前進することができる。
【0014】
本発明はまた、トレーラ(又は車両)に積載する方法であって、トレーラの第1端部からトレーラ内の第1可動プラットフォーム上に貨物を積み込むこと、及びその貨物を担持している第1可動プラットフォームを上昇させるとともに前進させることを含む方法を提供する。
【0015】
貨物を第2可動プラットフォーム上に積み込むことができ、そして第2可動プラットフォームをトレーラの縦穴部内に降下させることができる。
【0016】
縦穴部プラットフォーム又はその各々は、縦穴部壁にはめ付けられた垂直ガイドトラック内に受けとめられる突起を支持してもよい。ガイドトラックにより、プラットフォームを縦穴部内の適切な位置に確実に置くことができる。また、ガイドトラックの上端部を塞ぐ手段を設けてもよく、それにより、プラットフォームを上昇位置に持ち上げた後、ガイドトラックを塞いで、プラットフォームが上昇位置から下方に移動できないようにすることができる。これにより、たとえば油圧故障の際に、誤ってプラットフォームが降下するのを防止する、本質的に安全な機械構造体が設けられる。
【0017】
本発明はまた、耐荷前床部を画定する第1部と、後床部を画定する後部と、前後床部間に配置された縦穴部と、貨物を縦穴部内へ降下させる手段とを有する車両であって、支持プラットフォームは、後床部の上方で垂直方向に上昇及び降下位置間を変位可能であり、該支持プラットフォームが上昇位置にあるとき、縦穴部の上方を水平方向に変位可能である耐荷プラットフォームを担持し、耐荷プラットフォームは、支持プラットフォームから車両の側壁に取り付けられた支持部上に変位可能である、車両を提供する。
【0018】
したがって、貨物を持ち上げて縦穴部の上方に移動させることができる簡単且つ堅牢な機構が提供される。これは、断面高さが低い支持部を側壁内に使用して、貨物を受け取るために使用可能な車両の内部幅を著しく減少させないことによって達成される。
【0019】
支持プラットフォームと耐荷プラットフォームとの間、及び側壁支持部と耐荷プラットフォームとの間にローラを設けてもよい。たとえば、耐荷プラットフォームは、支持プラットフォームの長手縁部に沿って延在するトラック上を走行するローラを長手縁部に沿って支持してもよい。側壁支持部にローラを設けて、耐荷プラットフォームの長手縁部上の構造部分がそのローラ上を進むようにしてもよい。側壁支持部ローラは、縦穴部の内側壁を画定するプレートに取り付けてもよい。
【0020】
支持プラットフォームは、耐荷プラットフォームを縦穴部の上方へ変位させる駆動モータを担持してもよい。駆動モータにより、車両を横切る方向の軸上で回転するローラであって、支持プラットフォームの上面の上方に突出して、耐荷プラットフォームによって画定される表面に摩擦係合するローラを駆動し、それにより、ローラの回転によって耐荷プラットフォームが支持プラットフォームに対して駆動されるようにしてもよい。別法として、駆動モータは、耐荷プラットフォーム上に設けられたラックに係合するように構成されたピニオンを駆動してもよい。
【0021】
本発明はまた、第1端部から延在する床部を有する貨物輸送車両であって、車両の第1端部から貨物を積み込むことができる少なくとも1つの第1可動プラットフォームを備え、このプラットフォームは、積載時に上昇されるとともに、積載時に前進されて車両の第1端部から離されることができるように支持されている、貨物輸送車両を提供する。本発明を具現するトレーラの好適な特徴は、本発明を具現する車両にも、対応の利点を伴いながら用いることができる。
【0022】
次に、例示として添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
[発明の実施形態の詳細な説明]
【0023】
図1は、3つの後車軸支持車輪2と、前ヒッチ3(キングピンとも呼ばれることがあり、一般的に牽引装置の第5車輪にはめ込まれる)とを有するトレーラ1を示す。トレーラの床部の車輪2及び前ヒッチ3間の中央部分が前床部及び後床部より低くなって、トレーラの下部内に追加貨物を積み込むことができるようにしていることがわかり、この下部を以下の説明では縦穴部4と呼ぶ。本例では、油圧ラム8の作用で昇降させることができる3つの垂直方向可動プラットフォーム5、6及び7が縦穴部に設けられていることがわかる。他の実施形態では、縦穴部に異なった数のプラットフォームを設けてもよく、また縦穴部プラットフォームの持ち上げを別の手段によって行ってもよい。たとえば、後述するように、いくつかの実施形態では、縦穴部は、適当に駆動されるはさみ型ジャッキ装置によって持ち上げられる単一のプラットフォームを有してもよい。
【0024】
この第1実施形態において、トレーラ1の後部には2つのプラットフォーム、すなわち垂直方向可動プラットフォーム9及び長手方向可動プラットフォーム10が設けられている。使用の際に、垂直方向可動プラットフォーム9を持ち上げて、後続の図面を参照しながら説明するように、長手方向可動プラットフォーム10が、トレーラの各側に適当な高さで形成されたトラック11内を前進できるようにする。
【0025】
図2aを参照すると、トレーラ1の最前部にパレット12が積み込まれていることがわかる。この積み込みは、フォークリフトトラック又は手動パレット手押し車のいずれか一
方を使用して行うことができる。いずれの場合も、貨物を後扉13からトレーラに入れて、トレーラの後床部と同一の高さになるように配置されている長手方向可動プラットフォーム10の端から端まで移動させる。次にその貨物を、最初は長手方向可動プラットフォーム10と同一の高さにあるプラットフォーム5、6、7の上方をトレーラの床部の最前部まで移動させる。
【0026】
図2bを参照すると、その後、パレット15が垂直方向可動プラットフォーム5、6、7の上に積み込まれることがわかる。この積み込みは、図2aを参照しながら説明したようにして行うことができる。パレットを積み込んでから、垂直方向可動プラットフォーム5、6、7を油圧ラム8の作用で下方に移動させ、それにより、プラットフォーム5、6、7をトレーラの縦穴部4の床部上に置く。この配置形態が図2cに示されている。
【0027】
図2dを参照すると、パレット16が長手方向可動プラットフォーム10上に積み込まれていることがわかる。この積み込みは、図2aを参照しながら上述したようにして行うことができる。パレットを長手方向可動プラットフォーム10に積み込んでから、垂直方向可動プラットフォーム9を上方に、図2eに示す位置へ移動させる。この位置では、長手方向可動プラットフォーム10が、トレーラの側部に設けられたトラック11と垂直方向に整合することがわかる。この位置において、パレット16を担持している長手方向可動プラットフォーム10をトラック11で前方に移動させて、図2fに示す位置に置くことができる。複数のローラを有し、本例ではその各々に駆動モータを設けたローラ付き床の形をとるプラットフォーム10を設けることによって、プラットフォーム10をこのように移動させることができる。プラットフォーム10をトレーラ内の適当な高さに配置したとき、モータを作動させ、それにより、ローラによってプラットフォーム10をトレーラに設けられたトラック11上で前方に移動させることができる。別法として、ローラ付き床を簡単な自走ローラ上で変位させるために、適当なチェーン駆動装置等を設けることもできるであろう。実際に、いくつかの好適な実施形態では、垂直方向に変位可能なプラットフォームによって担持されて、(耐荷プラットフォームとも呼ぶ)長手方向可動プラットフォームを摩擦駆動装置又はラック・ピニオン装置によって駆動する単一の水平駆動モータが用いられる。駆動モータ(複数可)及び耐荷プラットフォーム間の駆動チェーンはさまざまな形をとることができ、たとえば、歯車、歯車箱、駆動軸の1つ又は複数を含んでもよい。
【0028】
図2fから、プラットフォーム9は、その底面から延出することができる支持脚部17を担持していることがわかる。プラットフォーム10がトレーラに設けられているトラック11によって支持されるならば、プラットフォーム9をトレーラの床部上に降下させると(図2gに示すように)、この時にこれらの支持脚部によってプラットフォーム9をトレーラの後床部14と確実に同一の高さにすることができる。したがって、支持脚部17は、長手方向可動プラットフォーム10の高さに等しい高さを有する。プラットフォーム10をプラットフォーム9の上方のその初期位置から変位させた後、たとえば適当な油圧システム(図示せず)によって支持脚部を自動的に伸張させることができるであろう。別法として、たとえば、トレーラ床部から油圧式に伸張する支持ブロック(図示せず)によって、図2gに示すようにプラットフォーム9をトレーラの後床部14の高さに維持することもできるであろう。
【0029】
図2hを参照すると、パレット18がトレーラの後部でプラットフォーム9上に積み込まれていることがわかる。プラットフォーム9は支持脚部17によって支持され、それにより、トレーラの後床部14と同じ高さに維持される。
【0030】
以上の説明から、本発明は、パレット15の上方に位置するプラットフォーム10上にパレット16を担持するので、トレーラ1内の空間の使用を最適化することができること
が理解されるであろう。さらに、フォークリフトトラックを必要とすることなく、手動パレット手押し車を使用してすべての積載位置にアクセスすることができるので、本発明は好都合である。しかし、所望されるならば、本発明にフォークリフトトラックを使用することができることは理解されるであろう。加えて、所望されるならば、このように貨物を担持するために、本発明でロールケージを使用することができる。また、アップ/オーバープラットフォーム構造をトレーラ内に示してきたが、切り離し可能なトレーラを有していない貨物輸送車両にもこの構造を好都合に使用することができることは明らかであろう。さらに、持ち上げ/前方伸張式二重プラットフォーム構造は、縦穴部を備えていない貨物輸送車両及びトレーラにも利益をもたらすであろうが、耐荷縦穴部と組み合わせて使用するとき、本構造は特に好都合である。
【0031】
図3a及び図3bは、プラットフォーム9を2対の油圧ラム19、20で昇降させるところを示し、各対のうちの一方のラムだけが図3a及び図3bに示されている。第1対の油圧ラム19は、トレーラの縦穴部4内に配置されているのに対して、第2対の油圧ラム20は、トレーラの2つの車輪2の間に形成されたそれぞれの適当な包囲体21(その一方だけを図3a及び図3bに示す)内に配置されて、第2対の油圧ラムの各々がトレーラ1の後部の床部22を貫通している。貨物を温度制御状態で輸送できるようにトレーラを断熱しなければならない場合、包囲体21及びそれをトレーラに取り付ける部品は、トレーラの断熱性が損なわれないことを保証するように設計される。
【0032】
図3bは、油圧ラム19、20が伸張してプラットフォーム9を上昇させたときのトレーラを示す。第1油圧ラム19は、プラットフォーム9を持ち上げるためにシリンダの外に伸張するピストン23を有することがわかる。同様に、第2油圧ラム20は、プラットフォーム9を持ち上げるために伸張するピストン24を有する。
【0033】
図4a及び図4bは、それぞれ図3aの4a−4a線及び図3bの4b−4b線に沿って切り取った油圧ラム20の更なる図を示す。図3a及び図3bと、図4a及び図4bとから、プラットフォーム9が4つの油圧ラムの作用で昇降されることがわかる。
【0034】
図5a及び図5bは、本発明に従ったトレーラの更なる実施形態を示す。図5のトレーラの動作は、図2、図3及び図4のものと実質的に同じであるが、図5の実施形態では、3つのプラットフォーム5、6、7が、縦穴部4内を移動可能な単一プラットフォーム5として実現されていることに留意されたい。加えて、パレット16をトレーラに積み込んだ後、2本の支持バー26がトレーラに挿入される。これらのバー26は、トレーラ1内でパレット16が前方に移動するのを防止する。図5a及び図5bのトレーラは2つの後車輪2だけを有し、したがって、縦穴部4をより大型にすることができることがわかる。したがって、図5bに示すように、縦穴部4内の各層に4つのパレットをはめ込むことができる。
【0035】
図1に示された3つのプラットフォーム5、6、7は個別に昇降可能であり、それにより、上昇位置にある1つのプラットフォームの下側に、隣接のプラットフォームを降下させることによってアクセスすることができる。これにより、保守点検が容易になる。反対に、図5a及び図5bに示された単一プラットフォーム5の下側へは、プラットフォーム内の取り外し式ハッチ(図示せず)の形をとる出入口を介してアクセスする。
【0036】
図6A〜図6Fに示す本発明の別の実施形態において、図示のトレーラはやはり、縦穴部4によって分離された前部及び後部を有し、縦穴部内に3つの垂直方向可動プラットフォーム5、6及び7(縦穴部プラットフォーム)が配置されている。最初に、プラットフォーム5、6及び7はトレーラの前部の床部、及びトレーラの後部内に支持された垂直方向及び水平方向可動プラットフォーム10の上面と一直線に合わされる。プラットフォー
ム10は支持プラットフォーム9に取り付けられており、支持プラットフォーム9は垂直方向に移動可能であり、それにより、プラットフォーム10を上昇させることができ、また、支持プラットフォーム9を上昇させた後、プラットフォーム10は水平方向に変位可能である。
【0037】
図6Bに示すように、可動プラットフォームは最初、トレーラの内部の有効長さ全体に沿って延在する水平積載面を提供するように配置される。これにより、積み込みが容易になる。次に、10対のパレット21をトレーラに積み込む。次に、プラットフォーム5、6及び7を図6Cに示すように降下させて、支持プラットフォーム9を図6Dに示すように上昇させる。次に、トレーラ壁内に設けられている支持部上にプラットフォーム10を前進させ、支持プラットフォーム9を降下させ、そうする際に、ローラ付きプラットフォーム10から離脱させて、支持プラットフォーム9によって画定される上面をトレーラの入口端部の短い床面22と整合させる。次に、トレーラの後部に更なるパレット23を積み込む。いかなる時点においても、ローダがパレットを直接的にトレーラ内の上昇位置に積み込む必要がないため、積み込むのが容易であることがわかるであろう。すべての積み込み及び積み下ろしが短い床面の高さで(すなわち、あたかも中央縦穴部又はローラ付き/リフト式プラットフォームがない従来型トレーラに積み込むようにして)行われる。
【0038】
図7A〜図7Fは、図6A〜図6Fと同様の構造であるが、縦穴部4内に2つのプラットフォーム5及び6だけが設けられている構造を示す。図示の構成は、パレットよりむしろロールケージの積載に適する。図6A〜図6Fの実施形態の場合のように、最初にプラットフォーム5及び6を上昇させて、トレーラにロールケージを満載する。次に、プラットフォーム5及び6を降下させて(図7C)、トレーラの後部に積み込まれているロールケージを上昇させて、プラットフォーム5及び6の上方に前進させる。次に、トレーラの後部にロールケージを積み込むことにより、トレーラの最終積み込みが完了する。
【0039】
図8A〜図8Fを参照すると、図6A〜図6Fに示す構造に非常に似た構造が示されているが、図6A〜図6Fの構造が欧州規格寸法のパレットの輸送に適するのに対して、図8A〜図8Fは、英国規格パレット寸法のパレットの輸送用に設計されている。図8A〜図8Fの実施形態においても、最初はトレーラの後部に積み込まれているパレットを上昇させて、先に積み込んで縦穴部4内に降下させているパレットの上方に押し進める。
【0040】
図1〜図8を参照しながら説明した動作を行うことができるトレーラを製造することができる構造及び機構の詳細を以下に説明する。図9A及び図9Bを参照しながら説明すべき第1の詳細は、図6A〜図6Fの後部耐荷プラットフォーム10及び支持プラットフォーム9の組み合わせを、最初はプラットフォーム10の上面が床部22と整合する(図6A)ように位置付け、次に、支持プラットフォーム9の上面を床部22と整合させる(図6E)ことができるようにすることである。
【0041】
図9A及び図9Bを詳細に参照すると、トレーラの後部には、断熱床部27を支持して断熱側壁28間に延在するビーム26が設けられている。支持プラットフォーム9(図6A〜図6Fを参照)は、床部27の上方で垂直方向に変位可能な支持ビーム29に取り付けられ、それにより、支持プラットフォーム9は矢印30によって表された方向に移動することができる。2対のブロック31が、床部27の上方でスライド上に支持されて、油圧アクチュエータ32に連結され、それにより、図9Aに示す位置から、ブロックが垂直方向においてビーム29の真下に置かれる位置(図示せず)に変位することができる。
【0042】
プラットフォーム10が図6Aに示すようなその初期位置にあるとき、ブロック31は図9Aに示す位置にあり、そのため、ビーム29を床部27と接触する位置に降下させることができる。支持プラットフォーム9を上昇させて、プラットフォーム10をトレーラ
の縦穴部の上方に変位させた後、ブロック31を図9Aにおいて左方向に、それらがビーム29の真下に位置するまで移動させる。次に、ビーム29がブロック31上に載るまで、支持プラットフォーム9を降下させる。その結果、支持プラットフォーム9の上面はこの時、最初はプラットフォーム10の上面が位置していた、表面22と整合する垂直位置をとる(図6E)。したがって、フォークリフトトラック等が走らせるべき表面を、トレーラの入口端部に隣接したトレーラ床部の縁部と垂直方向に確実に整合させる簡単な機構が提供される。
【0043】
垂直方向において床部27の真下に延出する油圧アクチュエータ(図示せず)か、任意の他の適当な手段、たとえば、トレーラ又は車両の縦穴部内でプラットフォームを垂直方向に変位させるためにも好都合に使用することができる、後述するような空気圧作動式はさみ型リフト装置を使用して、支持プラットフォーム9を垂直方向に変位させることもできる。
【0044】
次に図10〜図19を参照しながら、図1〜図8のプラットフォーム10をトレーラ内で前方に押し進めることができるようにする1つの構造の詳細を説明する。図10は、下側の支持プラットフォーム9に対して部分的に前方に押し進められた後の上側水平方向可動プラットフォーム10を示す。プラットフォーム10の各縁部には、支持プラットフォーム9のそれぞれの縁部に沿って延在する平坦なローラトラック34と整合する一列状のローラ33(図17)が担持されている。ローラ33は、外向きに突出した山形材36に連結された支持ビーム35内に担持されている。山形材36の下縁部は、縦穴部の上方でトレーラの側壁内に設けられたローラ上を走行するようになっている。支持プラットフォーム9は、トラック34の真下に位置する側部ビーム37によって補強されている。
【0045】
図15は、支持プラットフォーム9の上方の初期位置からトレーラ壁に設けられた支持部上に変位させた後のプラットフォーム10の一方の縁部を示す。トレーラの内壁に固定されたプレート38が、カバープレート40の背後に位置するローラ39を担持している。縦穴部の上方でトレーラ壁の各側部に沿って一連のローラが設けられ、それにより、プラットフォーム10によって支持された山形材36を載せて変位させることができるローラトラックが提供される。プラットフォーム10がローラ39上に完全に支持されているとき、支持ビーム35によって担持されているローラ33は、いずれの支持面とも接触していない。
【0046】
プラットフォーム10に力を加えて、それを変位させて支持プラットフォーム9に載せ、又はそれから離すために、さまざまな機構を用いることができる。簡単なモータ及びチェーン駆動装置を支持プラットフォーム9内に設けることもできるが、図12に示すように、支持プラットフォーム9内の穴を通って上向きに突出するホイール42を駆動するモータ41の形をした代替装置が、図10〜図14に示されている。ホイール42は、支持プラットフォーム9の前縁部に配置されて、プラットフォーム10の長さ方向に延在するビーム43の下側を押し付けるようになっている。ビーム43は、ホイール42が当たるゴムストリップ44を支持している。ホイール42及びストリップ44間が良好に摩擦係合し、したがって、モータ41を駆動するだけで、プラットフォーム10を適当に支持プラットフォーム9に載せ、またそれから離すことができる。
【0047】
本発明の実施形態において、貨物をプラットフォーム10に積み込んだ後、上昇させて縦穴部の上方に移動させることができることがわかるであろう。
【0048】
以上に記載した実施形態は、縦穴部を備えるトレーラに関する。本発明が縦穴部を備えるトレーラに限定される必要はなく、広範囲の異なったトレーラや、貨物輸送車両全般にも適用可能であることは、容易に明らかであろう。
【0049】
次に図20を参照すると、これは、代替実施形態において水平方向可動プラットフォーム10に係合するトレーラトラック11の詳細を示す。トラック11は、車両の側壁又はパネル28に固定された細長部材(又はブラケット)110を有する。当然ながら、側部パネル28は、積載時にプラットフォーム10を支持することができる十分な強度を有していなければならない。これを達成するために、側部パネルは積層構造を有してもよく、たとえば、1つ又は複数の板金を含んでもよい。側部パネルは、積載時のプラットフォーム10の重量をトレーラ/車両シャシーに伝達する。図面でわかるように、細長トラック部材110は、それと側壁との間に上向きのチャネルを画定する。このチャネルは、上側プラットフォーム10の両側部から横方向に延出した軸103に回転可能に取り付けられたローラ又はホイール33を受ける。したがって、(トレーラ内壁の両側にトラック部材によって設けられる)チャネルは、耐荷プラットフォーム10を上昇された支持プラットフォームから前方に駆動するとき、ローラを案内するとともに側方の拘束を行う。本例では、上側の耐荷プラットフォームの重量により、ローラをそれらの壁取り付けトラック内に落ち着かせておくことができる。プラットフォーム10の耐荷上面100の有効面積を増加させるために、プラットフォームの各側部に沿って側方に延出してローラ33及び軸103構造を覆う延長部101がプラットフォームに設けられている。面積を増加させるのに加えて、この構造によって安全性も改善される。上側プラットフォーム10の下側が参照番号104で表されている。
【0050】
図21は、本発明の実施形態で使用するのに適した別のトラック及びローラ構造を示す。やはり、細長トラック部材110がトレーラ側壁28に固定されて、チャネルを画定している。しかし、第1トラック部材の上方で追加のトラック部材が壁に固定されて、上側プラットフォーム10の側部に取り付けられたローラ列33を(長手方向に挿入することによって)受けることができるチャネルを画定している。ローラ33の軸103は、2つのトラック部材間の隙間を通って延出するが、ローラは垂直方向において画定チャネル又はスロット内に拘束される。この構造は、プラットフォーム10の長手方向(すなわち、トレーラの長さに沿った方向)の移動だけを許容して、上側トラック部材によって上側プラットフォーム10が貨物不積載時でも垂直方向に外れないようにしている。
【0051】
図22は、本発明の実施形態において上側プラットフォーム10を支持プラットフォーム9から前方に駆動するための代替駆動構造を示す。この場合、上側プラットフォーム10の下側にラック105が取り付けられている。駆動モータ41が下側プラットフォーム9によって収容されて担持されており、ラック105に係合するピニオン46を駆動する。したがって、モータの制御によって(矢印Hによって表される)水平方向での上側プラットフォームの前後移動が制御される。モータ及びピニオンは、支持プラットフォーム9の前端部191付近に位置する。
【0052】
図23は、別の実施形態の部品の非常に概略的な図である。耐荷プラットフォーム10の下側104が示され、その中心線に沿ってラック105を担持している。モータ41が、ピニオンを担持している軸45を有し、ピニオンはラックに係合する。したがって、(図示しない手段によって下側支持プラットフォームに取り付けられた)モータが、プラットフォームを中央位置で駆動する。そのような例では、上側プラットフォームとトレーラ/車両側壁内のトラックとの間の適当な係合により、クラッビング(すなわち、前方駆動時の耐荷プラットフォームの旋回)を十分に防止することができるであろう。
【0053】
図24は、図23に示されたものと同様な実施形態の構成部品を示す。しかし、本例では、上側プラットフォームの下側104に沿って2つの平行ラック105が延びており、駆動モータ41はその軸45を介して歯車箱450を駆動する。歯車箱は2つの出力軸4
7を有し、出力軸47は、それぞれ対応のラックに係合している2つの駆動されるピニオン46を有する。したがって、平行な駆動力が上側プラットフォームに加えられ、それを旋回させる傾向が低減する。
【0054】
図25〜図30は、本発明を具現する別のトレーラの積載を示す。このトレーラ1は中央縦穴部4を有し、その内部に1つの可動耐荷プラットフォームがその作動機構と共に配置されている。トレーラの後部には、支持プラットフォーム9、その作動機構及び上側プラットフォーム10がある。積み込みを開始する前に、縦穴部プラットフォーム5をその上昇位置に移動させて、その上面がトレーラの前部のトレーラ床部と同一の高さになるようにする。上側プラットフォーム表面も縦穴部プラットフォームの上面と同一の高さになる(図25を参照)ように、上側プラットフォーム10及び支持プラットフォームを配置する。次に、複数の貨物ユニット21(パレット、箱、枠組箱、ロールケージ等でよい)をトレーラに積み込んで、有効床面積をほぼ満たす(図26を参照)。トレーラの後部にストッパ機構91が設けられ、これらが動作して支持プラットフォームを若干上昇した位置に停止させることができることに留意すべきである。しかし、この積み込み段階では、ストッパは作動しておらず、支持プラットフォームはその降下位置にある。次に、図27に示されているように、縦穴部プラットフォーム5を降下させ、そして、支持プラットフォーム9を上昇させ、それにより、上側の耐荷プラットフォーム10をトレーラの側壁上又はその内部に設けられたトラック11と整合させる。次に、貨物を担持している上側プラットフォームを適当な手段で前方に駆動/押し進めて、トラック11によって受け取ってそれに係合させる。トラックは、上側プラットフォームの前進を制限するようになっている。プラットフォーム10が完全に前方位置にあるときに働いて、プラットフォームがトラックに沿って滑って戻らないようにするストッパ機構もトラックに設けることができる。したがって、上側プラットフォームを所定位置にロックすることができる。上側プラットフォームが完全に前方位置にあるときでも、上側プラットフォーム及び支持プラットフォーム間にある程度の重なりがある。これは、荷下ろし処理中に、長手方向駆動機構を逆方向に作動させ、それによって上側プラットフォーム10をトラック11から「引き出す」ために必要である。図28では、支持プラットフォームが完全に上昇した状態にあって、ストッパ91が作動している。支持プラットフォーム9を図28に示す位置から垂直に降下させ、これにより、駆動機構を上側プラットフォームから切り離す。次に、支持プラットフォーム9を(その元の積み込み位置と比べて)若干上昇した位置に停止させて、ストッパ列91の上に置く(図29を参照)。最後に、図30に示されているように、更なる量の貨物23を支持プラットフォーム9に積み込む。
【0055】
図31〜図34は、図25〜図30の実施形態の支持プラットフォーム用のリフト機構をさらに詳細に示す。支持プラットフォーム9は、第1及び第2空気圧作動式はさみ型リフト(はさみ型ジャッキとも呼ぶ)と、その間に配置されたエアバッグ(又は空気圧ジャッキ)とを有する構造によって持ち上げられる。この構造が、図31には折り畳み状態に、図32には(上側プラットフォームを側壁支持部/トラックと整合させ、それによって上側プラットフォームを縦穴部4の上方に前方へ駆動させることができる)持ち上げ上昇状態に示されている。図31からわかるように、はさみ型リフト構造の利点は、それを非常に平坦な形状に折り畳むことができ、そのためにトレーラ/車両内に占める体積が小さいことにある。図32を見ると、2つのはさみ型リフトアセンブリが、トレーラ/車両の長さに沿って離隔配置されている。それらの構造及び動作は同一であり、そのため、前側リフトだけを詳細に説明することにする。前側リフトは、ピボット83によって第2ビーム922に連結された第1ビーム921を有する。第3及び第4ビームが、図面において第1及び第2ビームの背後の位置で、トレーラの幅を横切って離隔配置されている。第1ビーム921の第1端部が、トレーラシャシーに固定されたベースプレート940に固着されているアンカー点94にヒンジ式に取り付けられている。ビーム921の他端部は、支持プラットフォーム9の下面に係合するローラ96を担持している。第2ビーム922
は、支持プラットフォーム9の下側に取り付けられたアンカー95に一端部でヒンジ式に連結され、他端部が、シャシーに取り付けられた平坦なローラプレート97上を転動自在である別のローラを担持している。したがって、交差させたビーム921、922ははさみ型構造を形成し、これは、ほぼ扇形に拡張するように構成された1対のエアバッグ99によって作動させられる。これらのエアバッグは、はさみ型ビーム間に取り付けられたプレート(図示せず)と接触している。最初(すなわち、折り畳み状態において)、エアバッグ99は収縮している。次に、プラットフォーム9を上昇させるために、エアバッグを膨張させて、はさみ型部分を拡張させる(すなわち、ビームが回動し、ローラがプレート97及びプラットフォーム9の表面を横切って転動する)。同時に膨張させる中央エアバッグ/ジャッキによって、更なる持ち上げ力が与えられる。
【0056】
図33は、上昇したはさみ型構造をトレーラの後部から示す。トレーラの中心線の各側の対向した対の回動式連結ビーム921、922をプレート229とともに見ることができ、エアバッグ99はこのプレートに力を加え、それによってはさみ型構造を拡張させることができる。図34は、折り畳み状態を後部から示す。
【0057】
上記例は空気圧作動式はさみ型リフトを用いているが、異なった手段によって作動させるはさみ型リフトを本発明の実施形態に使用してもよいことは明らかであろう。たとえば、油圧アクチュエータ又はねじ機構(ねじジャッキ)を使用してもよい。空気圧システムを用いる場合、トレーラ又は車両が、エアバッグ/エアジャッキを膨張させるために圧縮器及び圧縮空気貯蔵容器を備えることが好都合であることは、明らかであろう。
【0058】
図35及び図36は、上側プラットフォームをその前方上昇位置に置いた後、支持プラットフォームを降下させるときのその下方移動を制限するために、本発明の実施形態に使用される代替ストッパ構造を示す。ストッパは、ハウジング911と、ピボット910を中心にして回転するように構成されたストッパ部材91とを有する。ピボット910は、ストッパ部材91の重心の上方に配置され、したがって、ストッパ部材91は重力の作用を受けて図35に示す位置をとる傾向がある。ハウジングの前側下壁961により、ストッパ部材91の下部が前方に揺動してハウジングから出ることが防止される。ハウジングの内部に、エアバッグ912又は何らかの他の適当な作動装置が配置されている。図35では、エアバッグが収縮しており、ストッパ部材はハウジング内にあって、支持プラットフォーム9の側縁部はストッパアセンブリを越えて上方に移動自在である。次に、図36に示されているように、エアバッグを膨張させることができる。これにより、ストッパ部材にモーメントが加えられて、ストッパ部材がピボット910を中心にして回転する。この回転は、ストッパ部材91の下端部がハウジングの後側内壁に当接することによって制限され、この位置では、ストッパ部材の上端面913がほぼ水平であって、ハウジング911から外に延出している。プラットフォーム9を降下させると、プラットフォーム9はストッパ部材の突出上面に係合して、その上に載る。プラットフォームの重量により、エアバッグが故障した場合でも、ストッパは図36に示す位置に保持される。
【0059】
図37は、本発明を具現する車両であって、単一の耐荷プラットフォーム5を内部に有する縦穴部4を備えた車両の一部を示す。プラットフォーム5は、大まかに言って図31〜34を参照しながら上述したものと動作が同じであるはさみ型リフト機構によって縦穴部内を上下移動することができる。はさみ型リフト機構は、縦穴部の長さに沿って離隔配置された3つのはさみ型ジャッキアセンブリ92a、92b、92cを有する。図37からわかるように、本例では、側壁の2つの異なった所定高さに2つの上側プラットフォーム支持部11A及び11Bが固定されている。したがって、後部の支持プラットフォーム及び水平駆動部の動作によって、後部の耐荷プラットフォームを載せる支持部を選択することができる。図38は、図37のA−A線に沿った車両の断面図を示す。したがって、1つのはさみ型機構の一部分だけが示されている。一端部でヒンジ式支持部94、95に
固定され、他端部にローラ96を担持している交差はさみ型部材921、922を見ることができる。したがって、プラットフォーム5は一方側ではさみ型機構にヒンジ式連結され、他方側ではローラ96上に載っているだけである。保守点検を容易にするために、プラットフォームの、ローラに載っている側の上方で、車両天井にホイスト固定点50が設けられている。適当な連結部51により、プラットフォームを簡単に持ち上げて矢印52によって表される方向に回転させることができ、それにより、縦穴部内のプラットフォームの下方の区画にアクセスすることができる(したがって、縦穴部及び縦穴部リフトアセンブリの保守点検及びクリーニングが容易になる)。支持部11A及び11Bは、側壁から車両貨物空間内へ横方向に延出した棚部材の形をしている。上側プラットフォームは、棚の上へ滑らせることができ、又は棚支持部11A及び11Bの上面に載ってそれに沿って転動するように構成されたローラ列を有してもよい。
【0060】
次に図39〜図41を参照すると、これらは本発明の実施形態において支持プラットフォームを持ち上げるための代替機構を示す。支持プラットフォームは、一連のプーリに掛けられて単一の油圧ラムまで延びたケーブル382に連結されている。これらのプーリは、トレーラの壁28の内部に配置された高位置プーリ381、(水平軸を中心にして回転するように配置された)低位置垂直プーリ383、(垂直軸を中心にして回転するように配置された)低位置水平プーリ384、及びラムによって駆動(すなわち、並進)されるプーリ386を含む。プラットフォーム9を上昇させるには、ラムを伸張させ、それによってプーリ構造に掛けられているケーブルを引いて、トレーラの各側の2点、すなわち4点でプラットフォームを持ち上げて、プラットフォームの水平を保持できるようにする。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】本発明に従ったトレーラの長手方向断面図である。
【図2a】貨物をトレーラに積み込むときの図1のトレーラを示す図である。
【図2b】貨物をトレーラに積み込むときの図1のトレーラを示す図である。
【図2c】貨物をトレーラに積み込むときの図1のトレーラを示す図である。
【図2d】貨物をトレーラに積み込むときの図1のトレーラを示す図である。
【図2e】貨物をトレーラに積み込むときの図1のトレーラを示す図である。
【図2f】貨物をトレーラに積み込むときの図1のトレーラを示す図である。
【図2g】貨物をトレーラに積み込むときの図1のトレーラを示す図である。
【図2h】貨物をトレーラに積み込むときの図1のトレーラを示す図である。
【図3a】図1のトレーラ内でプラットフォームを移動させるために使用される油圧リフト装置を示す、図1及び図2のトレーラの長手方向断面図である。
【図3b】図1のトレーラ内でプラットフォームを移動させるために使用される油圧リフト装置を示す、図1及び図2のトレーラの長手方向断面図である。
【図4a】図1のトレーラ内でプラットフォームを移動させるために使用される油圧リフト装置を示す更なる長手方向断面図である。
【図4b】図1のトレーラ内でプラットフォームを移動させるために使用される油圧リフト装置を示す更なる長手方向断面図である。
【図5a】本発明に従った別のトレーラの長手方向断面図である。
【図5b】本発明に従った別のトレーラの長手方向断面図である。
【図6A】本発明を具現した別のトレーラ上への欧州規格パレットの積載を示す図である。
【図6B】本発明を具現した別のトレーラ上への欧州規格パレットの積載を示す図である。
【図6C】本発明を具現した別のトレーラ上への欧州規格パレットの積載を示す図である。
【図6D】本発明を具現した別のトレーラ上への欧州規格パレットの積載を示す図である。
【図6E】本発明を具現した別のトレーラ上への欧州規格パレットの積載を示す図である。
【図6F】本発明を具現した別のトレーラ上への欧州規格パレットの積載を示す図である。
【図7A】本発明を具現したトレーラ上へのロールケージの積載を示す図である。
【図7B】本発明を具現したトレーラ上へのロールケージの積載を示す図である。
【図7C】本発明を具現したトレーラ上へのロールケージの積載を示す図である。
【図7D】本発明を具現したトレーラ上へのロールケージの積載を示す図である。
【図7E】本発明を具現したトレーラ上へのロールケージの積載を示す図である。
【図7F】本発明を具現したトレーラ上へのロールケージの積載を示す図である。
【図8A】本発明を具現した更なるトレーラ上への英国規格パレットの積載を示す図である。
【図8B】本発明を具現した更なるトレーラ上への英国規格パレットの積載を示す図である。
【図8C】本発明を具現した更なるトレーラ上への英国規格パレットの積載を示す図である。
【図8D】本発明を具現した更なるトレーラ上への英国規格パレットの積載を示す図である。
【図8E】本発明を具現した更なるトレーラ上への英国規格パレットの積載を示す図である。
【図8F】本発明を具現した更なるトレーラ上への英国規格パレットの積載を示す図である。
【図9A】本発明の一実施形態のトレーラ後部の床面高さを調節するための機構を示す図である。
【図9B】本発明の一実施形態のトレーラ後部の床面高さを調節するための機構を示す図である。
【図10】本発明を具現したトレーラに使用することができるローラ付き垂直方向可動プラットフォームの詳細図である。
【図11】本発明を具現したトレーラに使用することができるローラ付き垂直方向可動プラットフォームの詳細図である。
【図12】本発明を具現したトレーラに使用することができるローラ付き垂直方向可動プラットフォームの詳細図である。
【図13】本発明を具現したトレーラに使用することができるローラ付き垂直方向可動プラットフォームの詳細図である。
【図14】本発明を具現したトレーラに使用することができるローラ付き垂直方向可動プラットフォームの詳細図である。
【図15】本発明を具現したトレーラに使用することができるローラ付き垂直方向可動プラットフォームの詳細図である。
【図16】本発明を具現したトレーラに使用することができるローラ付き垂直方向可動プラットフォームの詳細図である。
【図17】本発明を具現したトレーラに使用することができるローラ付き垂直方向可動プラットフォームの詳細図である。
【図18】本発明を具現したトレーラに使用することができるローラ付き垂直方向可動プラットフォームの詳細図である。
【図19】本発明を具現したトレーラに使用することができるローラ付き垂直方向可動プラットフォームの詳細図である。
【図20】本発明の一実施形態による壁取り付け型トラック及びプラットフォームローラ構造の概略図である。
【図21】別の実施形態による壁取り付け型トラック及びプラットフォームローラ構造の概略図である。
【図22】本発明の一実施形態の垂直方向可動プラットフォーム、水平方向可動プラットフォーム及び水平駆動部の概略図である。
【図23】別の実施形態による水平方向可動プラットフォームの下側及びその水平駆動部の概略図である。
【図24】一実施形態による別の水平方向可動プラットフォームの下側及びその水平駆動部の概略図である。
【図25】本発明を具現したトレーラへの貨物の積み込みを示す図である。
【図26】本発明を具現したトレーラへの貨物の積み込みを示す図である。
【図27】本発明を具現したトレーラへの貨物の積み込みを示す図である。
【図28】本発明を具現したトレーラへの貨物の積み込みを示す図である。
【図29】本発明を具現したトレーラへの貨物の積み込みを示す図である。
【図30】本発明を具現したトレーラへの貨物の積み込みを示す図である。
【図31】本発明を具現したトレーラの、初期降下積み込み位置にある後部プラットフォーム及びリフト機構の側面図である。
【図32】上昇位置にあるときの図31のアセンブリの側面図である。
【図33】図32の上昇したアセンブリの背面図である。
【図34】図31の降下したアセンブリの背面図である。
【図35】垂直方向可動プラットフォームを上昇位置に支持するために本発明の実施形態で使用するのに適したストッパ機構の概略図である。
【図36】垂直方向可動プラットフォームを上昇位置に支持するために本発明の実施形態で使用するのに適したストッパ機構の概略図である。
【図37】本発明を具現した車両の一部分の概略的な長手方向断面図である。
【図38】図37に示された車両のA−A線に沿った概略断面図である。
【図39】本発明を具現したトレーラに使用された垂直リフトプラットフォーム用のリフト機構の概略背面図である。
【図40】図39のリフト機構の概略側面図である。
【図41】図39及び図40のリフト機構の概略平面図である。
【技術分野】
【0001】
[発明の分野]
本発明は、トレーラ及び車両に関し、特に、排他的ではないが、耐荷縦穴部を組み込んだトレーラ及び車両に関する。
【0002】
[発明の背景]
従来型トレーラは、貨物を積み込んで輸送することができる収容可能な空間を提供する。そのようなトレーラは通常、矩形フレームと、矩形フレームに取り付けられた多数の堅固なパネルとを備える。そのようなトレーラは、適当な走行装置を有するシャシーに取り付けられ、それにより、輸送の目的のためにトレーラを牽引装置に連結することができる。
【0003】
既知のトレーラの積載量を最大にするために、トレーラの底部をその後車軸及びトレーラの前ヒッチ間で低くし、それによって縦穴部を形成することが既知である。そのような改造により、トレーラ内で追加の貨物を上に積み重ねることができる。
【0004】
そのような縦穴部を有する1つのトレーラが、米国特許第5,092,721号に記載されている。米国特許第5,092,721号のトレーラでは、互いに堅固に固定された上側及び下側耐荷面が設けられている。上側及び下側耐荷面を昇降させるために、油圧リフトが縦穴部内に設けられている。下側耐荷面が第1位置にあり、そのため、それがトレーラの床部と同一の高さにあるとき、下側耐荷面上に貨物を積み込む。次に、油圧リフトを用いて上側及び下側耐荷面を降下させ、それにより、下側耐荷面を縦穴部の底部に配置する。次に、上側耐荷面に載せるべき貨物をリフトに積み込み、該リフトは上側耐荷面と同一の高さになるように上昇され、それから貨物をリフトから上側耐荷面上に移動させることができる。米国特許第5,092,721号のトレーラには、貨物をリフトから上側耐荷面上に移すための満足できる方法がないという不都合がある。たとえば、一部の国では、健康安全規則により、人がリフトに登って貨物を手動で移すことができないようである。さらに、貨物を手動で移すことは、時間がかかるとともに骨が折れる仕事である。
【0005】
国際特許出願第PCT/GB01/00279号、第WO01/62542号公報(Insulated Structures Ltd他)は、さまざまなトレーラ積載機構を記載している。しかし、この書類に記載されている機構はどれも、トレーラでの貨物輸送にしばしば使用されるロールケージの輸送や、手動式パレット手押し車を使用したパレットの積み込みではなく、フォークリフトトラックを使用したパレットの積み込みだけに適する。
【0006】
本発明の目的は、以上に述べた問題点の少なくとも1つを解消又は軽減することである。
【0007】
本発明のいくつかの実施形態の目的は、標準寸法の貨物を受けることができる縦穴部を組み込んだトレーラ及び他の車両を製造できるようにする構造を提供することである。
【0008】
[発明の概要]
本発明によると、第1端部から延在する床部を画定するトレーラであって、トレーラの第1端部から貨物を積み込むことができる少なくとも1つの第1可動プラットフォームを有し、プラットフォームは、積載時に上昇されるとともに、積載時に前進されてトレーラの第1端部から離されることができるように支持されている、トレーラが提供される。
【0009】
トレーラは、縦穴部を画定することができ、縦穴部内で第1上方位置から第2下方位置に変位することができる少なくとも1つの第2可動プラットフォームを有することができる。第1プラットフォームを上昇させ、且つ前進させることができ、それにより、第1プラットフォームの少なくとも一部分を縦穴部の真上に置くことができる。
【0010】
第1可動プラットフォームは、更なる垂直方向可動プラットフォーム上に担持されることができ、更なる垂直方向可動プラットフォームを上方位置に変位させた後、第1可動プラットフォームをトレーラの第1端部から離れた位置に置くことができる。
【0011】
可動プラットフォーム又はその各々の垂直移動は、油圧ラム又はねじジャッキによって行うことができる。しかし、好適な構造では、空気圧作動式はさみ型リフト構造を使用して、支持プラットフォームと、縦穴部プラットフォーム又はその各々とを上昇させることができる。これは、非常に小さい体積に折り畳まれる構造を提供する。
【0012】
好ましくは、トレーラは、その側壁内又は側壁上に取り付けられて、耐荷プラットフォームをその上昇前方位置に受け取って支持する支持部を有する。これらの支持部は好ましくは、水平トラックの形をとる。好ましくは、耐荷プラットフォームは、その側縁部に沿ってローラを備え、プラットフォームを前方に駆動するとき、それらのローラがトラックに係合する。したがって、プラットフォームを水平位置に維持しながら前方に駆動することができ、それにより、プラットフォームは側壁支持部上に進む。プラットフォームが十分に前方位置に進むと、ストッパを作動させてもよく、また支持プラットフォームを降下させて、それを耐荷プラットフォームから切り離してもよい。
【0013】
第1可動プラットフォームは、1つ又は複数の所定垂直位置からだけ前進することができる。所定垂直位置は、トレーラの壁内又は壁上に設けられたトラックによって画定されることができる。通常、これらのトラックは、所定垂直位置に固定的に配置されることができ、第1可動プラットフォームは、トラックに沿って前進することができる。
【0014】
本発明はまた、トレーラ(又は車両)に積載する方法であって、トレーラの第1端部からトレーラ内の第1可動プラットフォーム上に貨物を積み込むこと、及びその貨物を担持している第1可動プラットフォームを上昇させるとともに前進させることを含む方法を提供する。
【0015】
貨物を第2可動プラットフォーム上に積み込むことができ、そして第2可動プラットフォームをトレーラの縦穴部内に降下させることができる。
【0016】
縦穴部プラットフォーム又はその各々は、縦穴部壁にはめ付けられた垂直ガイドトラック内に受けとめられる突起を支持してもよい。ガイドトラックにより、プラットフォームを縦穴部内の適切な位置に確実に置くことができる。また、ガイドトラックの上端部を塞ぐ手段を設けてもよく、それにより、プラットフォームを上昇位置に持ち上げた後、ガイドトラックを塞いで、プラットフォームが上昇位置から下方に移動できないようにすることができる。これにより、たとえば油圧故障の際に、誤ってプラットフォームが降下するのを防止する、本質的に安全な機械構造体が設けられる。
【0017】
本発明はまた、耐荷前床部を画定する第1部と、後床部を画定する後部と、前後床部間に配置された縦穴部と、貨物を縦穴部内へ降下させる手段とを有する車両であって、支持プラットフォームは、後床部の上方で垂直方向に上昇及び降下位置間を変位可能であり、該支持プラットフォームが上昇位置にあるとき、縦穴部の上方を水平方向に変位可能である耐荷プラットフォームを担持し、耐荷プラットフォームは、支持プラットフォームから車両の側壁に取り付けられた支持部上に変位可能である、車両を提供する。
【0018】
したがって、貨物を持ち上げて縦穴部の上方に移動させることができる簡単且つ堅牢な機構が提供される。これは、断面高さが低い支持部を側壁内に使用して、貨物を受け取るために使用可能な車両の内部幅を著しく減少させないことによって達成される。
【0019】
支持プラットフォームと耐荷プラットフォームとの間、及び側壁支持部と耐荷プラットフォームとの間にローラを設けてもよい。たとえば、耐荷プラットフォームは、支持プラットフォームの長手縁部に沿って延在するトラック上を走行するローラを長手縁部に沿って支持してもよい。側壁支持部にローラを設けて、耐荷プラットフォームの長手縁部上の構造部分がそのローラ上を進むようにしてもよい。側壁支持部ローラは、縦穴部の内側壁を画定するプレートに取り付けてもよい。
【0020】
支持プラットフォームは、耐荷プラットフォームを縦穴部の上方へ変位させる駆動モータを担持してもよい。駆動モータにより、車両を横切る方向の軸上で回転するローラであって、支持プラットフォームの上面の上方に突出して、耐荷プラットフォームによって画定される表面に摩擦係合するローラを駆動し、それにより、ローラの回転によって耐荷プラットフォームが支持プラットフォームに対して駆動されるようにしてもよい。別法として、駆動モータは、耐荷プラットフォーム上に設けられたラックに係合するように構成されたピニオンを駆動してもよい。
【0021】
本発明はまた、第1端部から延在する床部を有する貨物輸送車両であって、車両の第1端部から貨物を積み込むことができる少なくとも1つの第1可動プラットフォームを備え、このプラットフォームは、積載時に上昇されるとともに、積載時に前進されて車両の第1端部から離されることができるように支持されている、貨物輸送車両を提供する。本発明を具現するトレーラの好適な特徴は、本発明を具現する車両にも、対応の利点を伴いながら用いることができる。
【0022】
次に、例示として添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
[発明の実施形態の詳細な説明]
【0023】
図1は、3つの後車軸支持車輪2と、前ヒッチ3(キングピンとも呼ばれることがあり、一般的に牽引装置の第5車輪にはめ込まれる)とを有するトレーラ1を示す。トレーラの床部の車輪2及び前ヒッチ3間の中央部分が前床部及び後床部より低くなって、トレーラの下部内に追加貨物を積み込むことができるようにしていることがわかり、この下部を以下の説明では縦穴部4と呼ぶ。本例では、油圧ラム8の作用で昇降させることができる3つの垂直方向可動プラットフォーム5、6及び7が縦穴部に設けられていることがわかる。他の実施形態では、縦穴部に異なった数のプラットフォームを設けてもよく、また縦穴部プラットフォームの持ち上げを別の手段によって行ってもよい。たとえば、後述するように、いくつかの実施形態では、縦穴部は、適当に駆動されるはさみ型ジャッキ装置によって持ち上げられる単一のプラットフォームを有してもよい。
【0024】
この第1実施形態において、トレーラ1の後部には2つのプラットフォーム、すなわち垂直方向可動プラットフォーム9及び長手方向可動プラットフォーム10が設けられている。使用の際に、垂直方向可動プラットフォーム9を持ち上げて、後続の図面を参照しながら説明するように、長手方向可動プラットフォーム10が、トレーラの各側に適当な高さで形成されたトラック11内を前進できるようにする。
【0025】
図2aを参照すると、トレーラ1の最前部にパレット12が積み込まれていることがわかる。この積み込みは、フォークリフトトラック又は手動パレット手押し車のいずれか一
方を使用して行うことができる。いずれの場合も、貨物を後扉13からトレーラに入れて、トレーラの後床部と同一の高さになるように配置されている長手方向可動プラットフォーム10の端から端まで移動させる。次にその貨物を、最初は長手方向可動プラットフォーム10と同一の高さにあるプラットフォーム5、6、7の上方をトレーラの床部の最前部まで移動させる。
【0026】
図2bを参照すると、その後、パレット15が垂直方向可動プラットフォーム5、6、7の上に積み込まれることがわかる。この積み込みは、図2aを参照しながら説明したようにして行うことができる。パレットを積み込んでから、垂直方向可動プラットフォーム5、6、7を油圧ラム8の作用で下方に移動させ、それにより、プラットフォーム5、6、7をトレーラの縦穴部4の床部上に置く。この配置形態が図2cに示されている。
【0027】
図2dを参照すると、パレット16が長手方向可動プラットフォーム10上に積み込まれていることがわかる。この積み込みは、図2aを参照しながら上述したようにして行うことができる。パレットを長手方向可動プラットフォーム10に積み込んでから、垂直方向可動プラットフォーム9を上方に、図2eに示す位置へ移動させる。この位置では、長手方向可動プラットフォーム10が、トレーラの側部に設けられたトラック11と垂直方向に整合することがわかる。この位置において、パレット16を担持している長手方向可動プラットフォーム10をトラック11で前方に移動させて、図2fに示す位置に置くことができる。複数のローラを有し、本例ではその各々に駆動モータを設けたローラ付き床の形をとるプラットフォーム10を設けることによって、プラットフォーム10をこのように移動させることができる。プラットフォーム10をトレーラ内の適当な高さに配置したとき、モータを作動させ、それにより、ローラによってプラットフォーム10をトレーラに設けられたトラック11上で前方に移動させることができる。別法として、ローラ付き床を簡単な自走ローラ上で変位させるために、適当なチェーン駆動装置等を設けることもできるであろう。実際に、いくつかの好適な実施形態では、垂直方向に変位可能なプラットフォームによって担持されて、(耐荷プラットフォームとも呼ぶ)長手方向可動プラットフォームを摩擦駆動装置又はラック・ピニオン装置によって駆動する単一の水平駆動モータが用いられる。駆動モータ(複数可)及び耐荷プラットフォーム間の駆動チェーンはさまざまな形をとることができ、たとえば、歯車、歯車箱、駆動軸の1つ又は複数を含んでもよい。
【0028】
図2fから、プラットフォーム9は、その底面から延出することができる支持脚部17を担持していることがわかる。プラットフォーム10がトレーラに設けられているトラック11によって支持されるならば、プラットフォーム9をトレーラの床部上に降下させると(図2gに示すように)、この時にこれらの支持脚部によってプラットフォーム9をトレーラの後床部14と確実に同一の高さにすることができる。したがって、支持脚部17は、長手方向可動プラットフォーム10の高さに等しい高さを有する。プラットフォーム10をプラットフォーム9の上方のその初期位置から変位させた後、たとえば適当な油圧システム(図示せず)によって支持脚部を自動的に伸張させることができるであろう。別法として、たとえば、トレーラ床部から油圧式に伸張する支持ブロック(図示せず)によって、図2gに示すようにプラットフォーム9をトレーラの後床部14の高さに維持することもできるであろう。
【0029】
図2hを参照すると、パレット18がトレーラの後部でプラットフォーム9上に積み込まれていることがわかる。プラットフォーム9は支持脚部17によって支持され、それにより、トレーラの後床部14と同じ高さに維持される。
【0030】
以上の説明から、本発明は、パレット15の上方に位置するプラットフォーム10上にパレット16を担持するので、トレーラ1内の空間の使用を最適化することができること
が理解されるであろう。さらに、フォークリフトトラックを必要とすることなく、手動パレット手押し車を使用してすべての積載位置にアクセスすることができるので、本発明は好都合である。しかし、所望されるならば、本発明にフォークリフトトラックを使用することができることは理解されるであろう。加えて、所望されるならば、このように貨物を担持するために、本発明でロールケージを使用することができる。また、アップ/オーバープラットフォーム構造をトレーラ内に示してきたが、切り離し可能なトレーラを有していない貨物輸送車両にもこの構造を好都合に使用することができることは明らかであろう。さらに、持ち上げ/前方伸張式二重プラットフォーム構造は、縦穴部を備えていない貨物輸送車両及びトレーラにも利益をもたらすであろうが、耐荷縦穴部と組み合わせて使用するとき、本構造は特に好都合である。
【0031】
図3a及び図3bは、プラットフォーム9を2対の油圧ラム19、20で昇降させるところを示し、各対のうちの一方のラムだけが図3a及び図3bに示されている。第1対の油圧ラム19は、トレーラの縦穴部4内に配置されているのに対して、第2対の油圧ラム20は、トレーラの2つの車輪2の間に形成されたそれぞれの適当な包囲体21(その一方だけを図3a及び図3bに示す)内に配置されて、第2対の油圧ラムの各々がトレーラ1の後部の床部22を貫通している。貨物を温度制御状態で輸送できるようにトレーラを断熱しなければならない場合、包囲体21及びそれをトレーラに取り付ける部品は、トレーラの断熱性が損なわれないことを保証するように設計される。
【0032】
図3bは、油圧ラム19、20が伸張してプラットフォーム9を上昇させたときのトレーラを示す。第1油圧ラム19は、プラットフォーム9を持ち上げるためにシリンダの外に伸張するピストン23を有することがわかる。同様に、第2油圧ラム20は、プラットフォーム9を持ち上げるために伸張するピストン24を有する。
【0033】
図4a及び図4bは、それぞれ図3aの4a−4a線及び図3bの4b−4b線に沿って切り取った油圧ラム20の更なる図を示す。図3a及び図3bと、図4a及び図4bとから、プラットフォーム9が4つの油圧ラムの作用で昇降されることがわかる。
【0034】
図5a及び図5bは、本発明に従ったトレーラの更なる実施形態を示す。図5のトレーラの動作は、図2、図3及び図4のものと実質的に同じであるが、図5の実施形態では、3つのプラットフォーム5、6、7が、縦穴部4内を移動可能な単一プラットフォーム5として実現されていることに留意されたい。加えて、パレット16をトレーラに積み込んだ後、2本の支持バー26がトレーラに挿入される。これらのバー26は、トレーラ1内でパレット16が前方に移動するのを防止する。図5a及び図5bのトレーラは2つの後車輪2だけを有し、したがって、縦穴部4をより大型にすることができることがわかる。したがって、図5bに示すように、縦穴部4内の各層に4つのパレットをはめ込むことができる。
【0035】
図1に示された3つのプラットフォーム5、6、7は個別に昇降可能であり、それにより、上昇位置にある1つのプラットフォームの下側に、隣接のプラットフォームを降下させることによってアクセスすることができる。これにより、保守点検が容易になる。反対に、図5a及び図5bに示された単一プラットフォーム5の下側へは、プラットフォーム内の取り外し式ハッチ(図示せず)の形をとる出入口を介してアクセスする。
【0036】
図6A〜図6Fに示す本発明の別の実施形態において、図示のトレーラはやはり、縦穴部4によって分離された前部及び後部を有し、縦穴部内に3つの垂直方向可動プラットフォーム5、6及び7(縦穴部プラットフォーム)が配置されている。最初に、プラットフォーム5、6及び7はトレーラの前部の床部、及びトレーラの後部内に支持された垂直方向及び水平方向可動プラットフォーム10の上面と一直線に合わされる。プラットフォー
ム10は支持プラットフォーム9に取り付けられており、支持プラットフォーム9は垂直方向に移動可能であり、それにより、プラットフォーム10を上昇させることができ、また、支持プラットフォーム9を上昇させた後、プラットフォーム10は水平方向に変位可能である。
【0037】
図6Bに示すように、可動プラットフォームは最初、トレーラの内部の有効長さ全体に沿って延在する水平積載面を提供するように配置される。これにより、積み込みが容易になる。次に、10対のパレット21をトレーラに積み込む。次に、プラットフォーム5、6及び7を図6Cに示すように降下させて、支持プラットフォーム9を図6Dに示すように上昇させる。次に、トレーラ壁内に設けられている支持部上にプラットフォーム10を前進させ、支持プラットフォーム9を降下させ、そうする際に、ローラ付きプラットフォーム10から離脱させて、支持プラットフォーム9によって画定される上面をトレーラの入口端部の短い床面22と整合させる。次に、トレーラの後部に更なるパレット23を積み込む。いかなる時点においても、ローダがパレットを直接的にトレーラ内の上昇位置に積み込む必要がないため、積み込むのが容易であることがわかるであろう。すべての積み込み及び積み下ろしが短い床面の高さで(すなわち、あたかも中央縦穴部又はローラ付き/リフト式プラットフォームがない従来型トレーラに積み込むようにして)行われる。
【0038】
図7A〜図7Fは、図6A〜図6Fと同様の構造であるが、縦穴部4内に2つのプラットフォーム5及び6だけが設けられている構造を示す。図示の構成は、パレットよりむしろロールケージの積載に適する。図6A〜図6Fの実施形態の場合のように、最初にプラットフォーム5及び6を上昇させて、トレーラにロールケージを満載する。次に、プラットフォーム5及び6を降下させて(図7C)、トレーラの後部に積み込まれているロールケージを上昇させて、プラットフォーム5及び6の上方に前進させる。次に、トレーラの後部にロールケージを積み込むことにより、トレーラの最終積み込みが完了する。
【0039】
図8A〜図8Fを参照すると、図6A〜図6Fに示す構造に非常に似た構造が示されているが、図6A〜図6Fの構造が欧州規格寸法のパレットの輸送に適するのに対して、図8A〜図8Fは、英国規格パレット寸法のパレットの輸送用に設計されている。図8A〜図8Fの実施形態においても、最初はトレーラの後部に積み込まれているパレットを上昇させて、先に積み込んで縦穴部4内に降下させているパレットの上方に押し進める。
【0040】
図1〜図8を参照しながら説明した動作を行うことができるトレーラを製造することができる構造及び機構の詳細を以下に説明する。図9A及び図9Bを参照しながら説明すべき第1の詳細は、図6A〜図6Fの後部耐荷プラットフォーム10及び支持プラットフォーム9の組み合わせを、最初はプラットフォーム10の上面が床部22と整合する(図6A)ように位置付け、次に、支持プラットフォーム9の上面を床部22と整合させる(図6E)ことができるようにすることである。
【0041】
図9A及び図9Bを詳細に参照すると、トレーラの後部には、断熱床部27を支持して断熱側壁28間に延在するビーム26が設けられている。支持プラットフォーム9(図6A〜図6Fを参照)は、床部27の上方で垂直方向に変位可能な支持ビーム29に取り付けられ、それにより、支持プラットフォーム9は矢印30によって表された方向に移動することができる。2対のブロック31が、床部27の上方でスライド上に支持されて、油圧アクチュエータ32に連結され、それにより、図9Aに示す位置から、ブロックが垂直方向においてビーム29の真下に置かれる位置(図示せず)に変位することができる。
【0042】
プラットフォーム10が図6Aに示すようなその初期位置にあるとき、ブロック31は図9Aに示す位置にあり、そのため、ビーム29を床部27と接触する位置に降下させることができる。支持プラットフォーム9を上昇させて、プラットフォーム10をトレーラ
の縦穴部の上方に変位させた後、ブロック31を図9Aにおいて左方向に、それらがビーム29の真下に位置するまで移動させる。次に、ビーム29がブロック31上に載るまで、支持プラットフォーム9を降下させる。その結果、支持プラットフォーム9の上面はこの時、最初はプラットフォーム10の上面が位置していた、表面22と整合する垂直位置をとる(図6E)。したがって、フォークリフトトラック等が走らせるべき表面を、トレーラの入口端部に隣接したトレーラ床部の縁部と垂直方向に確実に整合させる簡単な機構が提供される。
【0043】
垂直方向において床部27の真下に延出する油圧アクチュエータ(図示せず)か、任意の他の適当な手段、たとえば、トレーラ又は車両の縦穴部内でプラットフォームを垂直方向に変位させるためにも好都合に使用することができる、後述するような空気圧作動式はさみ型リフト装置を使用して、支持プラットフォーム9を垂直方向に変位させることもできる。
【0044】
次に図10〜図19を参照しながら、図1〜図8のプラットフォーム10をトレーラ内で前方に押し進めることができるようにする1つの構造の詳細を説明する。図10は、下側の支持プラットフォーム9に対して部分的に前方に押し進められた後の上側水平方向可動プラットフォーム10を示す。プラットフォーム10の各縁部には、支持プラットフォーム9のそれぞれの縁部に沿って延在する平坦なローラトラック34と整合する一列状のローラ33(図17)が担持されている。ローラ33は、外向きに突出した山形材36に連結された支持ビーム35内に担持されている。山形材36の下縁部は、縦穴部の上方でトレーラの側壁内に設けられたローラ上を走行するようになっている。支持プラットフォーム9は、トラック34の真下に位置する側部ビーム37によって補強されている。
【0045】
図15は、支持プラットフォーム9の上方の初期位置からトレーラ壁に設けられた支持部上に変位させた後のプラットフォーム10の一方の縁部を示す。トレーラの内壁に固定されたプレート38が、カバープレート40の背後に位置するローラ39を担持している。縦穴部の上方でトレーラ壁の各側部に沿って一連のローラが設けられ、それにより、プラットフォーム10によって支持された山形材36を載せて変位させることができるローラトラックが提供される。プラットフォーム10がローラ39上に完全に支持されているとき、支持ビーム35によって担持されているローラ33は、いずれの支持面とも接触していない。
【0046】
プラットフォーム10に力を加えて、それを変位させて支持プラットフォーム9に載せ、又はそれから離すために、さまざまな機構を用いることができる。簡単なモータ及びチェーン駆動装置を支持プラットフォーム9内に設けることもできるが、図12に示すように、支持プラットフォーム9内の穴を通って上向きに突出するホイール42を駆動するモータ41の形をした代替装置が、図10〜図14に示されている。ホイール42は、支持プラットフォーム9の前縁部に配置されて、プラットフォーム10の長さ方向に延在するビーム43の下側を押し付けるようになっている。ビーム43は、ホイール42が当たるゴムストリップ44を支持している。ホイール42及びストリップ44間が良好に摩擦係合し、したがって、モータ41を駆動するだけで、プラットフォーム10を適当に支持プラットフォーム9に載せ、またそれから離すことができる。
【0047】
本発明の実施形態において、貨物をプラットフォーム10に積み込んだ後、上昇させて縦穴部の上方に移動させることができることがわかるであろう。
【0048】
以上に記載した実施形態は、縦穴部を備えるトレーラに関する。本発明が縦穴部を備えるトレーラに限定される必要はなく、広範囲の異なったトレーラや、貨物輸送車両全般にも適用可能であることは、容易に明らかであろう。
【0049】
次に図20を参照すると、これは、代替実施形態において水平方向可動プラットフォーム10に係合するトレーラトラック11の詳細を示す。トラック11は、車両の側壁又はパネル28に固定された細長部材(又はブラケット)110を有する。当然ながら、側部パネル28は、積載時にプラットフォーム10を支持することができる十分な強度を有していなければならない。これを達成するために、側部パネルは積層構造を有してもよく、たとえば、1つ又は複数の板金を含んでもよい。側部パネルは、積載時のプラットフォーム10の重量をトレーラ/車両シャシーに伝達する。図面でわかるように、細長トラック部材110は、それと側壁との間に上向きのチャネルを画定する。このチャネルは、上側プラットフォーム10の両側部から横方向に延出した軸103に回転可能に取り付けられたローラ又はホイール33を受ける。したがって、(トレーラ内壁の両側にトラック部材によって設けられる)チャネルは、耐荷プラットフォーム10を上昇された支持プラットフォームから前方に駆動するとき、ローラを案内するとともに側方の拘束を行う。本例では、上側の耐荷プラットフォームの重量により、ローラをそれらの壁取り付けトラック内に落ち着かせておくことができる。プラットフォーム10の耐荷上面100の有効面積を増加させるために、プラットフォームの各側部に沿って側方に延出してローラ33及び軸103構造を覆う延長部101がプラットフォームに設けられている。面積を増加させるのに加えて、この構造によって安全性も改善される。上側プラットフォーム10の下側が参照番号104で表されている。
【0050】
図21は、本発明の実施形態で使用するのに適した別のトラック及びローラ構造を示す。やはり、細長トラック部材110がトレーラ側壁28に固定されて、チャネルを画定している。しかし、第1トラック部材の上方で追加のトラック部材が壁に固定されて、上側プラットフォーム10の側部に取り付けられたローラ列33を(長手方向に挿入することによって)受けることができるチャネルを画定している。ローラ33の軸103は、2つのトラック部材間の隙間を通って延出するが、ローラは垂直方向において画定チャネル又はスロット内に拘束される。この構造は、プラットフォーム10の長手方向(すなわち、トレーラの長さに沿った方向)の移動だけを許容して、上側トラック部材によって上側プラットフォーム10が貨物不積載時でも垂直方向に外れないようにしている。
【0051】
図22は、本発明の実施形態において上側プラットフォーム10を支持プラットフォーム9から前方に駆動するための代替駆動構造を示す。この場合、上側プラットフォーム10の下側にラック105が取り付けられている。駆動モータ41が下側プラットフォーム9によって収容されて担持されており、ラック105に係合するピニオン46を駆動する。したがって、モータの制御によって(矢印Hによって表される)水平方向での上側プラットフォームの前後移動が制御される。モータ及びピニオンは、支持プラットフォーム9の前端部191付近に位置する。
【0052】
図23は、別の実施形態の部品の非常に概略的な図である。耐荷プラットフォーム10の下側104が示され、その中心線に沿ってラック105を担持している。モータ41が、ピニオンを担持している軸45を有し、ピニオンはラックに係合する。したがって、(図示しない手段によって下側支持プラットフォームに取り付けられた)モータが、プラットフォームを中央位置で駆動する。そのような例では、上側プラットフォームとトレーラ/車両側壁内のトラックとの間の適当な係合により、クラッビング(すなわち、前方駆動時の耐荷プラットフォームの旋回)を十分に防止することができるであろう。
【0053】
図24は、図23に示されたものと同様な実施形態の構成部品を示す。しかし、本例では、上側プラットフォームの下側104に沿って2つの平行ラック105が延びており、駆動モータ41はその軸45を介して歯車箱450を駆動する。歯車箱は2つの出力軸4
7を有し、出力軸47は、それぞれ対応のラックに係合している2つの駆動されるピニオン46を有する。したがって、平行な駆動力が上側プラットフォームに加えられ、それを旋回させる傾向が低減する。
【0054】
図25〜図30は、本発明を具現する別のトレーラの積載を示す。このトレーラ1は中央縦穴部4を有し、その内部に1つの可動耐荷プラットフォームがその作動機構と共に配置されている。トレーラの後部には、支持プラットフォーム9、その作動機構及び上側プラットフォーム10がある。積み込みを開始する前に、縦穴部プラットフォーム5をその上昇位置に移動させて、その上面がトレーラの前部のトレーラ床部と同一の高さになるようにする。上側プラットフォーム表面も縦穴部プラットフォームの上面と同一の高さになる(図25を参照)ように、上側プラットフォーム10及び支持プラットフォームを配置する。次に、複数の貨物ユニット21(パレット、箱、枠組箱、ロールケージ等でよい)をトレーラに積み込んで、有効床面積をほぼ満たす(図26を参照)。トレーラの後部にストッパ機構91が設けられ、これらが動作して支持プラットフォームを若干上昇した位置に停止させることができることに留意すべきである。しかし、この積み込み段階では、ストッパは作動しておらず、支持プラットフォームはその降下位置にある。次に、図27に示されているように、縦穴部プラットフォーム5を降下させ、そして、支持プラットフォーム9を上昇させ、それにより、上側の耐荷プラットフォーム10をトレーラの側壁上又はその内部に設けられたトラック11と整合させる。次に、貨物を担持している上側プラットフォームを適当な手段で前方に駆動/押し進めて、トラック11によって受け取ってそれに係合させる。トラックは、上側プラットフォームの前進を制限するようになっている。プラットフォーム10が完全に前方位置にあるときに働いて、プラットフォームがトラックに沿って滑って戻らないようにするストッパ機構もトラックに設けることができる。したがって、上側プラットフォームを所定位置にロックすることができる。上側プラットフォームが完全に前方位置にあるときでも、上側プラットフォーム及び支持プラットフォーム間にある程度の重なりがある。これは、荷下ろし処理中に、長手方向駆動機構を逆方向に作動させ、それによって上側プラットフォーム10をトラック11から「引き出す」ために必要である。図28では、支持プラットフォームが完全に上昇した状態にあって、ストッパ91が作動している。支持プラットフォーム9を図28に示す位置から垂直に降下させ、これにより、駆動機構を上側プラットフォームから切り離す。次に、支持プラットフォーム9を(その元の積み込み位置と比べて)若干上昇した位置に停止させて、ストッパ列91の上に置く(図29を参照)。最後に、図30に示されているように、更なる量の貨物23を支持プラットフォーム9に積み込む。
【0055】
図31〜図34は、図25〜図30の実施形態の支持プラットフォーム用のリフト機構をさらに詳細に示す。支持プラットフォーム9は、第1及び第2空気圧作動式はさみ型リフト(はさみ型ジャッキとも呼ぶ)と、その間に配置されたエアバッグ(又は空気圧ジャッキ)とを有する構造によって持ち上げられる。この構造が、図31には折り畳み状態に、図32には(上側プラットフォームを側壁支持部/トラックと整合させ、それによって上側プラットフォームを縦穴部4の上方に前方へ駆動させることができる)持ち上げ上昇状態に示されている。図31からわかるように、はさみ型リフト構造の利点は、それを非常に平坦な形状に折り畳むことができ、そのためにトレーラ/車両内に占める体積が小さいことにある。図32を見ると、2つのはさみ型リフトアセンブリが、トレーラ/車両の長さに沿って離隔配置されている。それらの構造及び動作は同一であり、そのため、前側リフトだけを詳細に説明することにする。前側リフトは、ピボット83によって第2ビーム922に連結された第1ビーム921を有する。第3及び第4ビームが、図面において第1及び第2ビームの背後の位置で、トレーラの幅を横切って離隔配置されている。第1ビーム921の第1端部が、トレーラシャシーに固定されたベースプレート940に固着されているアンカー点94にヒンジ式に取り付けられている。ビーム921の他端部は、支持プラットフォーム9の下面に係合するローラ96を担持している。第2ビーム922
は、支持プラットフォーム9の下側に取り付けられたアンカー95に一端部でヒンジ式に連結され、他端部が、シャシーに取り付けられた平坦なローラプレート97上を転動自在である別のローラを担持している。したがって、交差させたビーム921、922ははさみ型構造を形成し、これは、ほぼ扇形に拡張するように構成された1対のエアバッグ99によって作動させられる。これらのエアバッグは、はさみ型ビーム間に取り付けられたプレート(図示せず)と接触している。最初(すなわち、折り畳み状態において)、エアバッグ99は収縮している。次に、プラットフォーム9を上昇させるために、エアバッグを膨張させて、はさみ型部分を拡張させる(すなわち、ビームが回動し、ローラがプレート97及びプラットフォーム9の表面を横切って転動する)。同時に膨張させる中央エアバッグ/ジャッキによって、更なる持ち上げ力が与えられる。
【0056】
図33は、上昇したはさみ型構造をトレーラの後部から示す。トレーラの中心線の各側の対向した対の回動式連結ビーム921、922をプレート229とともに見ることができ、エアバッグ99はこのプレートに力を加え、それによってはさみ型構造を拡張させることができる。図34は、折り畳み状態を後部から示す。
【0057】
上記例は空気圧作動式はさみ型リフトを用いているが、異なった手段によって作動させるはさみ型リフトを本発明の実施形態に使用してもよいことは明らかであろう。たとえば、油圧アクチュエータ又はねじ機構(ねじジャッキ)を使用してもよい。空気圧システムを用いる場合、トレーラ又は車両が、エアバッグ/エアジャッキを膨張させるために圧縮器及び圧縮空気貯蔵容器を備えることが好都合であることは、明らかであろう。
【0058】
図35及び図36は、上側プラットフォームをその前方上昇位置に置いた後、支持プラットフォームを降下させるときのその下方移動を制限するために、本発明の実施形態に使用される代替ストッパ構造を示す。ストッパは、ハウジング911と、ピボット910を中心にして回転するように構成されたストッパ部材91とを有する。ピボット910は、ストッパ部材91の重心の上方に配置され、したがって、ストッパ部材91は重力の作用を受けて図35に示す位置をとる傾向がある。ハウジングの前側下壁961により、ストッパ部材91の下部が前方に揺動してハウジングから出ることが防止される。ハウジングの内部に、エアバッグ912又は何らかの他の適当な作動装置が配置されている。図35では、エアバッグが収縮しており、ストッパ部材はハウジング内にあって、支持プラットフォーム9の側縁部はストッパアセンブリを越えて上方に移動自在である。次に、図36に示されているように、エアバッグを膨張させることができる。これにより、ストッパ部材にモーメントが加えられて、ストッパ部材がピボット910を中心にして回転する。この回転は、ストッパ部材91の下端部がハウジングの後側内壁に当接することによって制限され、この位置では、ストッパ部材の上端面913がほぼ水平であって、ハウジング911から外に延出している。プラットフォーム9を降下させると、プラットフォーム9はストッパ部材の突出上面に係合して、その上に載る。プラットフォームの重量により、エアバッグが故障した場合でも、ストッパは図36に示す位置に保持される。
【0059】
図37は、本発明を具現する車両であって、単一の耐荷プラットフォーム5を内部に有する縦穴部4を備えた車両の一部を示す。プラットフォーム5は、大まかに言って図31〜34を参照しながら上述したものと動作が同じであるはさみ型リフト機構によって縦穴部内を上下移動することができる。はさみ型リフト機構は、縦穴部の長さに沿って離隔配置された3つのはさみ型ジャッキアセンブリ92a、92b、92cを有する。図37からわかるように、本例では、側壁の2つの異なった所定高さに2つの上側プラットフォーム支持部11A及び11Bが固定されている。したがって、後部の支持プラットフォーム及び水平駆動部の動作によって、後部の耐荷プラットフォームを載せる支持部を選択することができる。図38は、図37のA−A線に沿った車両の断面図を示す。したがって、1つのはさみ型機構の一部分だけが示されている。一端部でヒンジ式支持部94、95に
固定され、他端部にローラ96を担持している交差はさみ型部材921、922を見ることができる。したがって、プラットフォーム5は一方側ではさみ型機構にヒンジ式連結され、他方側ではローラ96上に載っているだけである。保守点検を容易にするために、プラットフォームの、ローラに載っている側の上方で、車両天井にホイスト固定点50が設けられている。適当な連結部51により、プラットフォームを簡単に持ち上げて矢印52によって表される方向に回転させることができ、それにより、縦穴部内のプラットフォームの下方の区画にアクセスすることができる(したがって、縦穴部及び縦穴部リフトアセンブリの保守点検及びクリーニングが容易になる)。支持部11A及び11Bは、側壁から車両貨物空間内へ横方向に延出した棚部材の形をしている。上側プラットフォームは、棚の上へ滑らせることができ、又は棚支持部11A及び11Bの上面に載ってそれに沿って転動するように構成されたローラ列を有してもよい。
【0060】
次に図39〜図41を参照すると、これらは本発明の実施形態において支持プラットフォームを持ち上げるための代替機構を示す。支持プラットフォームは、一連のプーリに掛けられて単一の油圧ラムまで延びたケーブル382に連結されている。これらのプーリは、トレーラの壁28の内部に配置された高位置プーリ381、(水平軸を中心にして回転するように配置された)低位置垂直プーリ383、(垂直軸を中心にして回転するように配置された)低位置水平プーリ384、及びラムによって駆動(すなわち、並進)されるプーリ386を含む。プラットフォーム9を上昇させるには、ラムを伸張させ、それによってプーリ構造に掛けられているケーブルを引いて、トレーラの各側の2点、すなわち4点でプラットフォームを持ち上げて、プラットフォームの水平を保持できるようにする。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】本発明に従ったトレーラの長手方向断面図である。
【図2a】貨物をトレーラに積み込むときの図1のトレーラを示す図である。
【図2b】貨物をトレーラに積み込むときの図1のトレーラを示す図である。
【図2c】貨物をトレーラに積み込むときの図1のトレーラを示す図である。
【図2d】貨物をトレーラに積み込むときの図1のトレーラを示す図である。
【図2e】貨物をトレーラに積み込むときの図1のトレーラを示す図である。
【図2f】貨物をトレーラに積み込むときの図1のトレーラを示す図である。
【図2g】貨物をトレーラに積み込むときの図1のトレーラを示す図である。
【図2h】貨物をトレーラに積み込むときの図1のトレーラを示す図である。
【図3a】図1のトレーラ内でプラットフォームを移動させるために使用される油圧リフト装置を示す、図1及び図2のトレーラの長手方向断面図である。
【図3b】図1のトレーラ内でプラットフォームを移動させるために使用される油圧リフト装置を示す、図1及び図2のトレーラの長手方向断面図である。
【図4a】図1のトレーラ内でプラットフォームを移動させるために使用される油圧リフト装置を示す更なる長手方向断面図である。
【図4b】図1のトレーラ内でプラットフォームを移動させるために使用される油圧リフト装置を示す更なる長手方向断面図である。
【図5a】本発明に従った別のトレーラの長手方向断面図である。
【図5b】本発明に従った別のトレーラの長手方向断面図である。
【図6A】本発明を具現した別のトレーラ上への欧州規格パレットの積載を示す図である。
【図6B】本発明を具現した別のトレーラ上への欧州規格パレットの積載を示す図である。
【図6C】本発明を具現した別のトレーラ上への欧州規格パレットの積載を示す図である。
【図6D】本発明を具現した別のトレーラ上への欧州規格パレットの積載を示す図である。
【図6E】本発明を具現した別のトレーラ上への欧州規格パレットの積載を示す図である。
【図6F】本発明を具現した別のトレーラ上への欧州規格パレットの積載を示す図である。
【図7A】本発明を具現したトレーラ上へのロールケージの積載を示す図である。
【図7B】本発明を具現したトレーラ上へのロールケージの積載を示す図である。
【図7C】本発明を具現したトレーラ上へのロールケージの積載を示す図である。
【図7D】本発明を具現したトレーラ上へのロールケージの積載を示す図である。
【図7E】本発明を具現したトレーラ上へのロールケージの積載を示す図である。
【図7F】本発明を具現したトレーラ上へのロールケージの積載を示す図である。
【図8A】本発明を具現した更なるトレーラ上への英国規格パレットの積載を示す図である。
【図8B】本発明を具現した更なるトレーラ上への英国規格パレットの積載を示す図である。
【図8C】本発明を具現した更なるトレーラ上への英国規格パレットの積載を示す図である。
【図8D】本発明を具現した更なるトレーラ上への英国規格パレットの積載を示す図である。
【図8E】本発明を具現した更なるトレーラ上への英国規格パレットの積載を示す図である。
【図8F】本発明を具現した更なるトレーラ上への英国規格パレットの積載を示す図である。
【図9A】本発明の一実施形態のトレーラ後部の床面高さを調節するための機構を示す図である。
【図9B】本発明の一実施形態のトレーラ後部の床面高さを調節するための機構を示す図である。
【図10】本発明を具現したトレーラに使用することができるローラ付き垂直方向可動プラットフォームの詳細図である。
【図11】本発明を具現したトレーラに使用することができるローラ付き垂直方向可動プラットフォームの詳細図である。
【図12】本発明を具現したトレーラに使用することができるローラ付き垂直方向可動プラットフォームの詳細図である。
【図13】本発明を具現したトレーラに使用することができるローラ付き垂直方向可動プラットフォームの詳細図である。
【図14】本発明を具現したトレーラに使用することができるローラ付き垂直方向可動プラットフォームの詳細図である。
【図15】本発明を具現したトレーラに使用することができるローラ付き垂直方向可動プラットフォームの詳細図である。
【図16】本発明を具現したトレーラに使用することができるローラ付き垂直方向可動プラットフォームの詳細図である。
【図17】本発明を具現したトレーラに使用することができるローラ付き垂直方向可動プラットフォームの詳細図である。
【図18】本発明を具現したトレーラに使用することができるローラ付き垂直方向可動プラットフォームの詳細図である。
【図19】本発明を具現したトレーラに使用することができるローラ付き垂直方向可動プラットフォームの詳細図である。
【図20】本発明の一実施形態による壁取り付け型トラック及びプラットフォームローラ構造の概略図である。
【図21】別の実施形態による壁取り付け型トラック及びプラットフォームローラ構造の概略図である。
【図22】本発明の一実施形態の垂直方向可動プラットフォーム、水平方向可動プラットフォーム及び水平駆動部の概略図である。
【図23】別の実施形態による水平方向可動プラットフォームの下側及びその水平駆動部の概略図である。
【図24】一実施形態による別の水平方向可動プラットフォームの下側及びその水平駆動部の概略図である。
【図25】本発明を具現したトレーラへの貨物の積み込みを示す図である。
【図26】本発明を具現したトレーラへの貨物の積み込みを示す図である。
【図27】本発明を具現したトレーラへの貨物の積み込みを示す図である。
【図28】本発明を具現したトレーラへの貨物の積み込みを示す図である。
【図29】本発明を具現したトレーラへの貨物の積み込みを示す図である。
【図30】本発明を具現したトレーラへの貨物の積み込みを示す図である。
【図31】本発明を具現したトレーラの、初期降下積み込み位置にある後部プラットフォーム及びリフト機構の側面図である。
【図32】上昇位置にあるときの図31のアセンブリの側面図である。
【図33】図32の上昇したアセンブリの背面図である。
【図34】図31の降下したアセンブリの背面図である。
【図35】垂直方向可動プラットフォームを上昇位置に支持するために本発明の実施形態で使用するのに適したストッパ機構の概略図である。
【図36】垂直方向可動プラットフォームを上昇位置に支持するために本発明の実施形態で使用するのに適したストッパ機構の概略図である。
【図37】本発明を具現した車両の一部分の概略的な長手方向断面図である。
【図38】図37に示された車両のA−A線に沿った概略断面図である。
【図39】本発明を具現したトレーラに使用された垂直リフトプラットフォーム用のリフト機構の概略背面図である。
【図40】図39のリフト機構の概略側面図である。
【図41】図39及び図40のリフト機構の概略平面図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1端部から延在する床部を画定するトレーラであって、
該トレーラの前記第1端部から貨物を積み込むことができる少なくとも1つの第1可動プラットフォームを有し、
該プラットフォームは、積載時に上昇されるとともに、積載時に前進されて該トレーラの前記第1端部から離されることができるように支持されている、トレーラ。
【請求項2】
前記第1可動プラットフォームは、更なる垂直方向可動プラットフォーム上に担持され、該更なる垂直方向可動プラットフォームが上方位置に変位された後、該トレーラの前記第1端部から変位させられて離されることができる、請求項1に記載のトレーラ。
【請求項3】
前記更なるプラットフォームを垂直方向に変位させるように構成されるリフト機構を有する、請求項2に記載のトレーラ。
【請求項4】
前記リフト機構は、前記更なるプラットフォームを前記トレーラ床部にほぼ平行に維持するように構成されている、請求項3に記載のトレーラ。
【請求項5】
前記リフト機構は、少なくとも1つのはさみ型リフトを有する、請求項3又は4に記載のトレーラ。
【請求項6】
前記リフト機構は、少なくとも1つの空気圧アクチュエータを有する、請求項3〜5のいずれか1項に記載のトレーラ。
【請求項7】
前記リフト機構は、長手方向に離隔配置された2つの空気圧作動式はさみ型リフトと、その間に配置された空気圧ジャッキとを有する、請求項5又は6に記載のトレーラ。
【請求項8】
前記リフト機構は、少なくとも1つのプーリと、少なくとも1つのプーリコードとを有する、請求項3又は4に記載のトレーラ。
【請求項9】
前記更なる可動プラットフォームの垂直移動は、油圧ラムによって行われる、請求項1〜4のいずれか1項又は請求項8に記載のトレーラ。
【請求項10】
前記更なる可動プラットフォームの垂直移動は、ねじジャッキによって行われる、請求項1〜4のいずれか1項に記載のトレーラ。
【請求項11】
縦穴部を画定しており、
前記縦穴部内で第1上方位置から第2下方位置に変位することができる少なくとも1つの第2可動プラットフォームを有する、先行する請求項のいずれか1項に記載のトレーラ。
【請求項12】
前記第1プラットフォームは上昇され、且つ前進されることができ、それにより、前記第1プラットフォームの少なくとも一部分が前記縦穴部の真上に位置することができる、請求項11に記載のトレーラ。
【請求項13】
前記第1プラットフォームは、それが前記縦穴部を完全に覆う上昇前方位置に移動可能である、請求項12に記載のトレーラ。
【請求項14】
前記第2可動プラットフォームを垂直方向に変位させるように構成される第2リフト機構を有する、請求項11〜13のいずれか1項に記載のトレーラ。
【請求項15】
前記第2リフト機構は、前記第2可動プラットフォームを前記トレーラ床部にほぼ平行に維持するように構成されている、請求項14に記載のトレーラ。
【請求項16】
前記第2リフト機構は、少なくとも1つのはさみ型リフトを有する、請求項14又は15に記載のトレーラ。
【請求項17】
前記第2リフト機構は、少なくとも1つの空気圧アクチュエータを有する、請求項14〜16のいずれか1項に記載のトレーラ。
【請求項18】
前記第2リフト機構は、前記縦穴部内で長手方向に離隔配置された3つの空気圧作動式はさみ型リフトを有する、請求項16又は17に記載のトレーラ。
【請求項19】
前記第2リフト機構は、少なくとも1つの油圧アクチュエータを有する、請求項14又は15に記載のトレーラ。
【請求項20】
前記第2リフト機構は、少なくとも1つのねじジャッキを有する、請求項14又は15に記載のトレーラ。
【請求項21】
積載時に前記第1可動プラットフォームを該トレーラ内の少なくとも1つの上昇前方位置に上昇且つ前進させる手段を有し、
該トレーラは、該トレーラの側壁に取り付けられた支持部であって、前記第1可動プラットフォームを前記上昇前方位置に支持するように構成されている支持部を更に有する、先行する請求項のいずれか1項に記載のトレーラ。
【請求項22】
前記第1可動プラットフォームは、前記上昇前方位置にあるとき、前記トレーラ床部にほぼ平行である、請求項21に記載のトレーラ。
【請求項23】
前記支持部は、該トレーラの両側壁に取り付けられる少なくとも1対のトラックを有する、請求項22に記載のトレーラ。
【請求項24】
前記トラックは、前記トレーラ床部にほぼ平行に構成されている、請求項23に記載のトレーラ。
【請求項25】
前記第1可動プラットフォームは、複数のローラを有し、
前記トラックは、前記ローラ用の転動面を提供し、それにより、前記第1可動プラットフォームが上昇且つ前方駆動されて、前記支持部上へ進んで前記上昇前方位置に達する、請求項23又は24に記載のトレーラ。
【請求項26】
各トラックは、前記ローラを受けるためのチャネルを画定する、請求項25に記載のトレーラ。
【請求項27】
前記トラックは、前記第1可動プラットフォームの前進を制限するように構成された端部ストッパをさらに有する、請求項23〜26のいずれか1項に記載のトレーラ。
【請求項28】
前記第1可動プラットフォームを前記上昇前方位置にロックするように働かせることができる制御可能なストッパをさらに有する、請求項23〜27のいずれか1項に記載のトレーラ。
【請求項29】
前記第1可動プラットフォームは、所定垂直位置からだけ前進することができる、先行
する請求項のいずれか1項に記載のトレーラ。
【請求項30】
前記所定垂直位置は、該トレーラの壁に設けられたトラックによって画定され、
該トラックは、前記所定垂直位置に固定的に配置されており、
前記第1可動プラットフォームは、前記トラックに沿って前進することができる、請求項29に記載のトレーラ。
【請求項31】
前記第1可動プラットフォームは、耐荷プラットフォームであり、
前記トレーラは、耐荷前床部を画定する第1部と、後床部を画定する後部と、前記前後床部間に配置された縦穴部と、貨物を前記縦穴部内へ降下させる手段とを有しており、
支持プラットフォームは、前記後床部の上方で垂直方向に上昇及び降下位置間を変位可能であり、該支持プラットフォームが前記上昇位置にあるとき、前記縦穴部の上方へ水平方向に変位可能である前記耐荷プラットフォームを担持し、
前記耐荷プラットフォームは、前記支持プラットフォームから前記車両の側壁に取り付けられた支持部上に変位可能である、先行する請求項のいずれか1項に記載のトレーラ。
【請求項32】
前記支持プラットフォーム及び前記耐荷プラットフォーム間にローラが設けられている、請求項31に記載のトレーラ。
【請求項33】
前記耐荷プラットフォームは、前記支持プラットフォームの長手縁部に沿って延在するトラック上を走行するローラを長手縁部に沿って支持している、請求項32に記載の車両。
【請求項34】
前記側壁支持部及び前記耐荷プラットフォーム間にローラが設けられている、請求項31〜33のいずれか1項に記載のトレーラ。
【請求項35】
前記側壁支持部にローラが設けられ、前記耐荷プラットフォームの前記長手縁部上の構成部分が前記ロール上を進む、請求項34に記載のトレーラ。
【請求項36】
前記側壁支持部ローラは、前記縦穴部の内側壁を画定するプレートに取り付けられている、請求項35に記載のトレーラ。
【請求項37】
前記支持プラットフォームは、前記耐荷プラットフォームを前記縦穴部の上方へ変位させるための駆動モータを担持している、請求項31〜36のいずれか1項に記載のトレーラ。
【請求項38】
前記駆動モータは、該トレーラを横切る方向の軸を中心にして回転するローラであって、前記支持プラットフォームの上面の上方に突出して、前記耐荷プラットフォームによって画定される表面に摩擦係合するローラを駆動し、それにより、前記ローラの回転によって前記耐荷プラットフォームが前記支持プラットフォームに対して駆動される、請求項37に記載のトレーラ。
【請求項39】
前記耐荷プラットフォームは、ラックを有し、
前記駆動モータは、前記ラックに係合するピニオンを駆動するように構成されている、請求項37に記載のトレーラ。
【請求項40】
前記更なる垂直方向可動プラットフォームは、該更なる垂直方向可動プラットフォームが上方位置に変位した後、前記第1可動プラットフォームを前方に駆動して該トレーラの前記第1端部から離すことができる駆動モータを担持している、請求項2に記載のトレーラ。
【請求項41】
前記駆動モータは、前記第1可動プラットフォーム上に設けられたラックに係合するピニオンを駆動するように構成されている、請求項40に記載のトレーラ。
【請求項42】
貨物輸送車両であって、第1端部から延在する床部を有し、
該車両の前記第1端部から貨物を積み込むことができる少なくとも1つの第1可動プラットフォームを備え、
該プラットフォームは、積載時に上昇されるとともに、積載時に前進されて該車両の前記第1端部から離されることができるように支持されている、貨物輸送車両。
【請求項43】
耐荷前床部を画定する第1部と、後床部を画定する後部と、前記前後床部間に配置された縦穴部と、貨物を前記縦穴部内へ降下させる手段とを有する車両であって、
支持プラットフォームは、前記後床部の上方で垂直方向に上昇及び降下位置間を変位可能であり、該支持プラットフォームが前記上昇位置にあるとき、前記縦穴部の上方を水平方向に変位可能である前記耐荷プラットフォームを担持し、
前記耐荷プラットフォームは、前記支持プラットフォームから該車両の側壁に取り付けられた支持部上に変位可能である、車両。
【請求項44】
実質的に添付図面を参照しながら以上に記載した車両。
【請求項45】
実質的に添付図面を参照しながら以上に記載したトレーラ。
【請求項46】
トレーラ又は車両に積載する方法であって、該トレーラ又は車両の第1端部から該トレーラ又は車両内の第1可動プラットフォームに貨物を積み込むステップと、該貨物を担持している前記第1可動プラットフォームを上昇させて前進させるステップとを含む、トレーラ又は車両に積載する方法。
【請求項47】
第2可動プラットフォームに貨物を積み込み、該第2可動プラットフォームを前記トレーラ又は車両の縦穴部内に降下させる、請求項46に記載のトレーラ又は車両に積載する方法。
【請求項48】
実質的に添付図面を参照しながら以上に記載したトレーラ又は車両に積載する方法。
【請求項1】
第1端部から延在する床部を画定するトレーラであって、
該トレーラの前記第1端部から貨物を積み込むことができる少なくとも1つの第1可動プラットフォームを有し、
該プラットフォームは、積載時に上昇されるとともに、積載時に前進されて該トレーラの前記第1端部から離されることができるように支持されている、トレーラ。
【請求項2】
前記第1可動プラットフォームは、更なる垂直方向可動プラットフォーム上に担持され、該更なる垂直方向可動プラットフォームが上方位置に変位された後、該トレーラの前記第1端部から変位させられて離されることができる、請求項1に記載のトレーラ。
【請求項3】
前記更なるプラットフォームを垂直方向に変位させるように構成されるリフト機構を有する、請求項2に記載のトレーラ。
【請求項4】
前記リフト機構は、前記更なるプラットフォームを前記トレーラ床部にほぼ平行に維持するように構成されている、請求項3に記載のトレーラ。
【請求項5】
前記リフト機構は、少なくとも1つのはさみ型リフトを有する、請求項3又は4に記載のトレーラ。
【請求項6】
前記リフト機構は、少なくとも1つの空気圧アクチュエータを有する、請求項3〜5のいずれか1項に記載のトレーラ。
【請求項7】
前記リフト機構は、長手方向に離隔配置された2つの空気圧作動式はさみ型リフトと、その間に配置された空気圧ジャッキとを有する、請求項5又は6に記載のトレーラ。
【請求項8】
前記リフト機構は、少なくとも1つのプーリと、少なくとも1つのプーリコードとを有する、請求項3又は4に記載のトレーラ。
【請求項9】
前記更なる可動プラットフォームの垂直移動は、油圧ラムによって行われる、請求項1〜4のいずれか1項又は請求項8に記載のトレーラ。
【請求項10】
前記更なる可動プラットフォームの垂直移動は、ねじジャッキによって行われる、請求項1〜4のいずれか1項に記載のトレーラ。
【請求項11】
縦穴部を画定しており、
前記縦穴部内で第1上方位置から第2下方位置に変位することができる少なくとも1つの第2可動プラットフォームを有する、先行する請求項のいずれか1項に記載のトレーラ。
【請求項12】
前記第1プラットフォームは上昇され、且つ前進されることができ、それにより、前記第1プラットフォームの少なくとも一部分が前記縦穴部の真上に位置することができる、請求項11に記載のトレーラ。
【請求項13】
前記第1プラットフォームは、それが前記縦穴部を完全に覆う上昇前方位置に移動可能である、請求項12に記載のトレーラ。
【請求項14】
前記第2可動プラットフォームを垂直方向に変位させるように構成される第2リフト機構を有する、請求項11〜13のいずれか1項に記載のトレーラ。
【請求項15】
前記第2リフト機構は、前記第2可動プラットフォームを前記トレーラ床部にほぼ平行に維持するように構成されている、請求項14に記載のトレーラ。
【請求項16】
前記第2リフト機構は、少なくとも1つのはさみ型リフトを有する、請求項14又は15に記載のトレーラ。
【請求項17】
前記第2リフト機構は、少なくとも1つの空気圧アクチュエータを有する、請求項14〜16のいずれか1項に記載のトレーラ。
【請求項18】
前記第2リフト機構は、前記縦穴部内で長手方向に離隔配置された3つの空気圧作動式はさみ型リフトを有する、請求項16又は17に記載のトレーラ。
【請求項19】
前記第2リフト機構は、少なくとも1つの油圧アクチュエータを有する、請求項14又は15に記載のトレーラ。
【請求項20】
前記第2リフト機構は、少なくとも1つのねじジャッキを有する、請求項14又は15に記載のトレーラ。
【請求項21】
積載時に前記第1可動プラットフォームを該トレーラ内の少なくとも1つの上昇前方位置に上昇且つ前進させる手段を有し、
該トレーラは、該トレーラの側壁に取り付けられた支持部であって、前記第1可動プラットフォームを前記上昇前方位置に支持するように構成されている支持部を更に有する、先行する請求項のいずれか1項に記載のトレーラ。
【請求項22】
前記第1可動プラットフォームは、前記上昇前方位置にあるとき、前記トレーラ床部にほぼ平行である、請求項21に記載のトレーラ。
【請求項23】
前記支持部は、該トレーラの両側壁に取り付けられる少なくとも1対のトラックを有する、請求項22に記載のトレーラ。
【請求項24】
前記トラックは、前記トレーラ床部にほぼ平行に構成されている、請求項23に記載のトレーラ。
【請求項25】
前記第1可動プラットフォームは、複数のローラを有し、
前記トラックは、前記ローラ用の転動面を提供し、それにより、前記第1可動プラットフォームが上昇且つ前方駆動されて、前記支持部上へ進んで前記上昇前方位置に達する、請求項23又は24に記載のトレーラ。
【請求項26】
各トラックは、前記ローラを受けるためのチャネルを画定する、請求項25に記載のトレーラ。
【請求項27】
前記トラックは、前記第1可動プラットフォームの前進を制限するように構成された端部ストッパをさらに有する、請求項23〜26のいずれか1項に記載のトレーラ。
【請求項28】
前記第1可動プラットフォームを前記上昇前方位置にロックするように働かせることができる制御可能なストッパをさらに有する、請求項23〜27のいずれか1項に記載のトレーラ。
【請求項29】
前記第1可動プラットフォームは、所定垂直位置からだけ前進することができる、先行
する請求項のいずれか1項に記載のトレーラ。
【請求項30】
前記所定垂直位置は、該トレーラの壁に設けられたトラックによって画定され、
該トラックは、前記所定垂直位置に固定的に配置されており、
前記第1可動プラットフォームは、前記トラックに沿って前進することができる、請求項29に記載のトレーラ。
【請求項31】
前記第1可動プラットフォームは、耐荷プラットフォームであり、
前記トレーラは、耐荷前床部を画定する第1部と、後床部を画定する後部と、前記前後床部間に配置された縦穴部と、貨物を前記縦穴部内へ降下させる手段とを有しており、
支持プラットフォームは、前記後床部の上方で垂直方向に上昇及び降下位置間を変位可能であり、該支持プラットフォームが前記上昇位置にあるとき、前記縦穴部の上方へ水平方向に変位可能である前記耐荷プラットフォームを担持し、
前記耐荷プラットフォームは、前記支持プラットフォームから前記車両の側壁に取り付けられた支持部上に変位可能である、先行する請求項のいずれか1項に記載のトレーラ。
【請求項32】
前記支持プラットフォーム及び前記耐荷プラットフォーム間にローラが設けられている、請求項31に記載のトレーラ。
【請求項33】
前記耐荷プラットフォームは、前記支持プラットフォームの長手縁部に沿って延在するトラック上を走行するローラを長手縁部に沿って支持している、請求項32に記載の車両。
【請求項34】
前記側壁支持部及び前記耐荷プラットフォーム間にローラが設けられている、請求項31〜33のいずれか1項に記載のトレーラ。
【請求項35】
前記側壁支持部にローラが設けられ、前記耐荷プラットフォームの前記長手縁部上の構成部分が前記ロール上を進む、請求項34に記載のトレーラ。
【請求項36】
前記側壁支持部ローラは、前記縦穴部の内側壁を画定するプレートに取り付けられている、請求項35に記載のトレーラ。
【請求項37】
前記支持プラットフォームは、前記耐荷プラットフォームを前記縦穴部の上方へ変位させるための駆動モータを担持している、請求項31〜36のいずれか1項に記載のトレーラ。
【請求項38】
前記駆動モータは、該トレーラを横切る方向の軸を中心にして回転するローラであって、前記支持プラットフォームの上面の上方に突出して、前記耐荷プラットフォームによって画定される表面に摩擦係合するローラを駆動し、それにより、前記ローラの回転によって前記耐荷プラットフォームが前記支持プラットフォームに対して駆動される、請求項37に記載のトレーラ。
【請求項39】
前記耐荷プラットフォームは、ラックを有し、
前記駆動モータは、前記ラックに係合するピニオンを駆動するように構成されている、請求項37に記載のトレーラ。
【請求項40】
前記更なる垂直方向可動プラットフォームは、該更なる垂直方向可動プラットフォームが上方位置に変位した後、前記第1可動プラットフォームを前方に駆動して該トレーラの前記第1端部から離すことができる駆動モータを担持している、請求項2に記載のトレーラ。
【請求項41】
前記駆動モータは、前記第1可動プラットフォーム上に設けられたラックに係合するピニオンを駆動するように構成されている、請求項40に記載のトレーラ。
【請求項42】
貨物輸送車両であって、第1端部から延在する床部を有し、
該車両の前記第1端部から貨物を積み込むことができる少なくとも1つの第1可動プラットフォームを備え、
該プラットフォームは、積載時に上昇されるとともに、積載時に前進されて該車両の前記第1端部から離されることができるように支持されている、貨物輸送車両。
【請求項43】
耐荷前床部を画定する第1部と、後床部を画定する後部と、前記前後床部間に配置された縦穴部と、貨物を前記縦穴部内へ降下させる手段とを有する車両であって、
支持プラットフォームは、前記後床部の上方で垂直方向に上昇及び降下位置間を変位可能であり、該支持プラットフォームが前記上昇位置にあるとき、前記縦穴部の上方を水平方向に変位可能である前記耐荷プラットフォームを担持し、
前記耐荷プラットフォームは、前記支持プラットフォームから該車両の側壁に取り付けられた支持部上に変位可能である、車両。
【請求項44】
実質的に添付図面を参照しながら以上に記載した車両。
【請求項45】
実質的に添付図面を参照しながら以上に記載したトレーラ。
【請求項46】
トレーラ又は車両に積載する方法であって、該トレーラ又は車両の第1端部から該トレーラ又は車両内の第1可動プラットフォームに貨物を積み込むステップと、該貨物を担持している前記第1可動プラットフォームを上昇させて前進させるステップとを含む、トレーラ又は車両に積載する方法。
【請求項47】
第2可動プラットフォームに貨物を積み込み、該第2可動プラットフォームを前記トレーラ又は車両の縦穴部内に降下させる、請求項46に記載のトレーラ又は車両に積載する方法。
【請求項48】
実質的に添付図面を参照しながら以上に記載したトレーラ又は車両に積載する方法。
【図1】
【図2a】
【図2b】
【図2c】
【図2d】
【図2e】
【図2f】
【図2g】
【図2h】
【図3a】
【図3b】
【図4a】
【図4b】
【図5a】
【図5b】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図6E】
【図6F】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図7D】
【図7E】
【図7F】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図8D】
【図8E】
【図8F】
【図9A】
【図9B】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図2a】
【図2b】
【図2c】
【図2d】
【図2e】
【図2f】
【図2g】
【図2h】
【図3a】
【図3b】
【図4a】
【図4b】
【図5a】
【図5b】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図6E】
【図6F】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図7D】
【図7E】
【図7F】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図8D】
【図8E】
【図8F】
【図9A】
【図9B】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【公表番号】特表2006−517493(P2006−517493A)
【公表日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−502280(P2006−502280)
【出願日】平成16年2月16日(2004.2.16)
【国際出願番号】PCT/GB2004/000602
【国際公開番号】WO2004/071806
【国際公開日】平成16年8月26日(2004.8.26)
【出願人】(505307736)ミドルゲート マーケティング リミテッド (2)
【公表日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年2月16日(2004.2.16)
【国際出願番号】PCT/GB2004/000602
【国際公開番号】WO2004/071806
【国際公開日】平成16年8月26日(2004.8.26)
【出願人】(505307736)ミドルゲート マーケティング リミテッド (2)
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