説明

可搬式エンボス加工機

【課題】既設ガードレールのビーム等の加工対象物に、この加工対象物を取り外すことなく突出部を形成することを可能ならしめ、かつ簡便に運搬し得る可搬式エンボス加工機を提供すること。
【解決手段】加工対象物Wを挟み込むためのC型クランプ2の一方のクランプ面2aに油圧シリンダー3を固定し、この油圧シリンダー3のシンンダー軸3bに装着された第一成型金型Dと、前記加工対象物Wの背面側にあって、前記C型クランプの他方のクランプ面2bに装着された第二成型金型Dとによりこの加工対象物Wを挟み込み、油圧付与手段により前記油圧シリンダー3に給油し前記シリンダー軸3bを駆動することによって、前記加工対象物Wの表面に突出部Eを形成するエンボス加工を行う可搬式エンボス加工機1。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、加工対象物の表面に突起部を設けるエンボス加工を行うための可搬式エンボス加工機に関し、より詳しくは、ガードレール等既設の加工対象物へエンボス加工するため運搬可能な可搬式エンボス加工機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般道路や高速道路等に設けられる道路用防護柵として、ガードレール、およびガードパイプ等が従来から広く用いられている。これらの道路用防護柵は、道路の側部や中央分離帯等に設置され、走行車両がスピンやスリップ等により道路外へ飛び出すのを防止するものである。
【0003】
一般に、通常のガードレールは、その斜視図の図3に示すように、ビーム12は、支柱14部分において隣接する他のビーム12と長手方向へ向けて連結されている。このようなビーム12同士の連結に際しては、長手方向に連続する山部と谷部とを各々重ね合わせた重ね合わせ接続部12aのボルト穴15にボルト13を挿通し、このボルト13のボルト穴15からの突出端にナット13´を螺着して締結するものである。
【0004】
このようにビーム12を道路に沿って連結していくことによりガードレール11を作り出すことができ、そして走行車両が衝突した場合、支柱14とビーム12が変形することにより、走行車両衝突時の衝撃を吸収するものである。
【0005】
ところで、上記の既設ガードレールに対して、最近、金属片が付着するケースが全国各地で数万個所に亘り確認されている。この金属片は、成分分析結果からその殆どがガードレールに衝突または接触した走行車両の一部が剥離して付着し、運転者等がこれに気付かずに放置された結果と考えられており、三角形状の刃物状になっている。
【0006】
このような金属片は、ビーム同士を接続するボルト頭の下面とビーム表面との間に差し込まれるようにして付着している場合もあり、またビーム同士の重ね合わせ接続部の隙間に差し込まれるようにして付着している場合もある。この金属片が付着されたままの場合にはその形態によっては、通行人が接触して負傷する恐れもあり、たとえ走行車両が衝突しても、ガードレールに金属片が付着するのを防止し得る構成にする必要がある。
【0007】
そこで、本発明者等は、たとえ走行する車両がガードレールに接触したとしても、車両がビームの重ね合わせ接続部に形成される段差や、ビーム同士を接続するボルトのボルト頭に接触しないよう突出部を設け、ガードレールに金属片が付着するのを防止することができるガードレールを既に提案した(特願2005−196578)。
【0008】
このようなガードレールについて、これを車道側から見た斜視図である図4を用いて以下説明する。
このガードレール11は、長手方向に連続する山部Waと谷部とを有する波形に形成され、長手方向の両端部側にボルト穴(図示省略)が設けられたビームWを備え、矢印で示す車両走行方向上流側のビームWの下流側端部が、車両走行方向下流側のビームWの上流側端部の上側になるように順次重ね合わされ、重ね合わせ接続部12aを形成している。
【0009】
そして、前記ボルト穴に通されたボルト13により接続されるとともに、所定の間隔で立設された支柱14に支持されている。更に、前記ビームWの前記ボルト穴よりも端部から離れた位置におけるボルト穴、つまりボルト13の近傍であって、かつ接続されるビームWが干渉しない位置に、このビームWの長手方向向きの斜面部Eaを備えた、後述する構成になる突出部Eが形成されている。
【0010】
前記突出部Eの形状は、ビームWの上方から見れば台形状であって、平坦部および斜面部Eaの正面形状(車両の走行側から見た形状をいう。)は矩形状に形成されている。また、前記突出部Eの長手方向向きの斜面部Eaの勾配は緩やかであって、例えばその勾配が約20度になるように設定されている。
【0011】
更に、前記ビームWの表面からの突出量である突出寸法、つまり前記重ね合わせ接続部12aの下側になるビームWの上流側端部に形成される突出部Eの突出寸法は、少なくとも前記ボルト13のボルト頭の前記ビームWの表面からの突出寸法と同等になるように設定されている。
【0012】
即ち、前記重ね合わせ接続部12aの下側になるビームWの上流側端部に形成されている突出部Eの突出寸法は、少なくとも前記重ね合わせ接続部12aの上側になるビームWの下流側端部に形成され、ボルト13のボルト頭の厚さ寸法を考慮して設定される突出部Eの突出寸法よりも、少なくともビームWの板厚分大きくなるように設定されている。そして、この突出部Eは前記ビームWの道路側に突出する山部Waの表面のみに形成されている。
【0013】
因みに、このガードレール11の場合には、ビームWの板厚が3.2mmであるため、ビームWの下側になる他端側に形成されている突出部Eの突出寸法は8.2mmであり、上側になる一端側に形成されている突出部Eの突出寸法は5mmである。つまり、ビームWの下側になる他端側に形成されている突出部Eの突出寸法は(5+t(ビームの板厚))mmとなる。
【0014】
上記のように、ガードレール11のビームWのボルト穴(ボルト13)よりも端部から離れた位置に、少なくとも前記ボルト13のボルト頭のビーム表面からの突出量と同等に突出し、このビームWの長手方向向きの斜面部Eaを備えた突出部Eを形成することによって、走行中の車両が前記ビームWに接触したとしても、前記突出部Eに接触するが、ビームW同士の重ね合わせにより生じる段差や、ビームWを接続するボルト13のボルト頭に接触するようなことがない。
【0015】
そのため、ガードレール11のビームWへの接触によって走行車両のボデイやドアの鋼板に亀裂が生じたとしても、この亀裂がビームWの重ね合わせ接続部12aや、ビームW同士を接続するボルト13のボルト頭の下面とビームW表面との間に挟まるようなことがない。
従って、本発明の発明者等によって提案された前記ガードレール11によれば、車両の接触に起因するガードレール11への金属片の付着を確実に防止することができるのである。
【0016】
ところが、新規のガードレールを設置する場合や既設のガードレールをメンテナンス上交換する場合については、上述した突出部を有する新規ビームを採用すれば問題が解消できるが、既設の数万箇所全てのガードレールのビームを交換するには膨大な費用を要するという問題が残る。
【0017】
そのため、既設のガードレールをそのまま活用し得るものについては、前記ビームに前記突出部を追加加工できる対策が望まれる。即ち、既設現場においてビームを支柱から取り外して、その場で突出部を追加加工できるのが好ましく、ビームを支柱に取り付けたままで突出部の追加加工ができれば更に好ましい。
【0018】
しかしながら、このような突出部を形成するためのエンボス加工が可能な従来のエンボス加工機は、固定設置されたプレス機を用いることが通常である(例えば、特許文献1参照)。そのため、取り外したビームを現場から回収し工場にてエンボス加工することは可能であるが、現場を移動しつつ、かつビームを支柱に取り付けたままで前記突出部のエンボス加工を行うことは不可能である。
【特許文献1】特開2002−336919号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0019】
即ち、本発明の目的は、既設ガードレールのビーム等の加工対象物に、この加工対象物を取り外すことなく突出部を形成することを可能ならしめ、かつ簡便に運搬し得る可搬式エンボス加工機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0020】
即ち、上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る可搬式エンボス加工機が採用した手段は、加工対象物を挟み込むためのC型クランプの一方のクランプ面に油圧シリンダーを固定する。
【0021】
同時に、この油圧シリンダーのシンンダー軸に装着された第一成型金型と、前記加工対象物の背面側にあって、前記C型クランプの他方のクランプ面に装着された第二成型金型とによりこの加工対象物を挟み込み、油圧付与手段により前記油圧シリンダーに給油し前記シリンダー軸を駆動することによって、前記加工対象物の表面に突出部を形成するエンボス加工を行うことを特徴とするものである。
【0022】
本発明の請求項2に係る可搬式エンボス加工機が採用した手段は、請求項1に記載の可搬式エンボス加工機において、前記加工対象物が既設ガードレールのビームであることを特徴とするものである。
【0023】
本発明の請求項3に係る可搬式エンボス加工機が採用した手段は、請求項1または2に記載の可搬式エンボス加工機において、前記油圧付与手段が油圧ジャッキであることを特徴とする請求項1または2に記載の可搬式エンボス加工機。
【0024】
本発明の請求項4に係る可搬式エンボス加工機が採用した手段は、請求項1乃至3のうちの何れか一つの項に記載の可搬式エンボス加工機において、前記第一成型金型が雄型で、前記第二成型金型が雌型であることを特徴とするものである。
【0025】
本発明の請求項5に係る可搬式エンボス加工機が採用した手段は、請求項1乃至3のうちの何れか一つの項に記載の可搬式エンボス加工機において、前記第一成型金型が雌型で、前記第二成型金型が雄型であることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0026】
本発明の請求項1に係る可搬式エンボス加工機によれば、加工対象物を挟み込むためのC型クランプに油圧シリンダーを固定し、この油圧シリンダーのシンンダー軸に装着された第一成型金型と、前記C型クランプの他方のクランプ面に装着された第二成型金型とによりこの加工対象物を挟み込み、油圧付与手段により前記シリンダー軸を駆動することによって、前記加工対象物のエンボス加工を行える簡便で比較的軽量な構成としたので、搬送可能でかつ既設現場の加工対象物を取り外すことなくエンボス加工することができる。
【0027】
本発明の請求項2に係る可搬式エンボス加工機によれば、前記加工対象物が既設ガードレールのビームとしたので、第一成型金型と第二成型金型とを前記ビームに突出部を形成するための雄型と雌型とすることにより、既設ガードレールのビームを取り外すことなく突出部のエンボス加工が可能となる。
【0028】
また、本発明の請求項3に係る可搬式エンボス加工機によれば、前記油圧付与手段を油圧ジャッキとしたので、搬送可能で簡便な可搬式エンボス加工機を具体化した。
【0029】
本発明の請求項4および5に係る可搬式エンボス加工機によれば、前記第一成型金型および第二成型金型が、雄型および雌型の組み合わせか雌型および雄型の組み合わせの何れの組み合わせにも適用可能であるので、現場加工上の多様なエンボス加工が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
以下、本発明の実施の形態に係る可搬式エンボス加工機を、既設ガードレールのビームに突出部をエンボス加工する可搬式エンボス加工機に適用した実施例につき、添付図面を順次参照しながら説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る可搬式エンボス加工機を、前記ビーム加工用に適用した実施例の要部を示す横断面図であり、図2は図1のX−X矢視図である。
【0031】
図1に示す符号1は、本発明に係る実施例の可搬式エンボス加工機を示し、加工対象物である前記ビームWを挟み込むためのC型クランプ2の一方のクランプ面2aに、フランジ3aを介して図示しないボルトナットにより油圧シリンダー3を固定している。
【0032】
そして、この油圧シリンダー3のシンンダー軸3bに装着され、図示しないボルトで固定された第一成型金型Dと、前記C型クランプの他方のクランプ面2bを兼ね、ビームWの背面にあって、図示しないボルトでC型クランプ2に固定された第二成型金型DとによってこのビームWを挟み込む構成としている。
【0033】
更に、図示しない油圧付与手段により前記油圧シリンダー3に給油しシリンダー軸3bを駆動することによって、前記ビームWへ斜面部Eaを有する突出部Eの成形加工を行うのである。尚、図1および図2の状態は、ビームWへ突出部Eを形成するエンボス加工を完了した状態を示している。
【0034】
ここでは、前記C型クランプ2の他方のクランプ面2bは、第二成型金型Dを兼ねた実施例で示したが、もう一方のクランプ面2aと同様に、C型クランプ側面に他方のクランプ面2bを溶接して形成し、これにクランプ面2bとは別の第二成型金型Dをボルト等により装着する構成とすることもできる。
【0035】
前記油圧付与手段は、図示しない油圧ホースによって油圧シリンダー3に接続され、この油圧シリンダー3に高圧のオイルを給油することによってシリンダー軸3bを駆動し、このシリンダー軸3bの先端に装着された第一成型金型Dを相対する第二成型金型Dに押し付け、前記両金型DおよびDに挟まれたビームWに突出部Eを形成するものである。このような油圧付与手段は、簡便に搬送して使用できる油圧ジャッキが好ましいが、オイルポンプ等を使用して給油することもできる。
【0036】
また、本発明の実施の形態では、第一成型金型Dを雄型、第二成型金型Dを雌型とした実施例で示したが、逆に、第一成型金型Dを雌型、第二成型金型Dを雄型として、前記雄型に雌型をプレスし、両者の中間に介在する加工対象物をエンボス加工することも可能である。
【0037】
次に、本発明の実施の形態に係る可搬式エンボス加工機を用い、加工対象物である既設のガードレールが設置されている現場で実作業する場合の加工手順について、図1、図2および図4を用いて以下説明する。
先ず、対象とするガードレールのビームWの形状に合わせて、前記第一成型金型Dおよび第二成型金型Dを事前に準備しておく。
【0038】
そして、事前にもしくは現場にて、図1および図2に示したように、これらの成型金型DおよびDをC型クランプ2の所定位置に装着する。次に、前記ガードレールに固定されたビームWの車道側の山部Waに、図4の突出部Eに該当するエンボス加工したい位置をマーキングしておく。
【0039】
次に、前記金型DおよびDを装着されたC型クランプの開口部が、前記第二成型金型DがビームWの車道側の山部Wa側になるように前記ビームWを跨がせる。更に、前記第一成型金型Dの突起部Daが、前記ビームWに設定されたマーキング位置に合致するよう、前記第二成型金型DをビームWの車道側の山部Waに沿わせて、C型クランプ全体を位置合わせし固定する。このC型クランプの固定は手動で行っても良いが、前記クランプを強力磁石等によりビームに固定する簡便な固定手段があれば尚好ましい。
【0040】
その後、油圧付与手段の油圧ホースを油圧シリンダー3に接続し、この油圧シリンダー3に高圧オイルを給油することによって第一成型金型Dを相対する第二成型金型Dに押し付け、これらの金型の中間に介在する前記ビームWに、斜面部Eaを有する突出部Eを形成するのである
【0041】
図4に示したガードレール11のビームW下方の山部に突起部Eaを加工する場合は、成型金型を装着したC型クランプの開口部をビームの下方より跨がせること以外は上記と全く同様の手順で、エンボス加工することができる。
【0042】
更に、図4において、ビームWの重ね合わせ接続部12aの上側のビームと下側のビームとでは、前述した通り突出部Eの高さが異なっているので、必要に応じて第一成型金型Dおよび第二成型金型Dを交換しなくてはならない。
以上のような手順を繰り返し、既設のガードレールのビームに順次突出部を形成することができるのである。
【0043】
以上、本発明の実施の形態に係る可搬式エンボス加工機を、既設ガードレールのビームに突出部をエンボス加工する場合に適用した実施例について説明したが、エンボス加工機を上述したような構成とすることにより、自家用車のトランクや軽トラックの荷台に乗せて簡単に搬送できるので、何万箇所にもなる現場へも移動可能な可搬式エンボス加工機が実現できた。
【0044】
また、本発明の実施の形態に係る可搬式エンボス加工機は、加工要部がC型クランプと油圧シリンダー等から構成される比較的軽量で簡便な装置であるため、既設のガードレールの支柱からビームを取り外すことなく突出部を形成するためのエンボス加工が可能となった。
【0045】
更に、本発明の実施の形態に係る可搬式エンボス加工機は、既設ガードレールのビームに突出部をエンボス加工する場合に限ることなく、その目的とするところが下記に箇条書きするような目的であれば、本発明の技術的思想を適用することができる。また本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内における設計変更等は自由自在である。
(1)加工対象物が何箇所にも分散された現場を移動して、加工対象物をエンボス加
工したい。
(2)加工対象物を既設設備から取り外すことなくエンボス加工したい。
(3)少量の加工対象物に簡易なエンボス加工したい。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明の実施の形態に係る可搬式エンボス加工機を、ビーム加工用に適用した実施例 の要部を示す横断面図である。
【図2】図1のX−X方向矢視図である。
【図3】通常のガードレールを車道側から見た斜視図である。
【図4】本発明の発明者等が既に提案しているガードレールを車道側から見た斜視図で ある。
【符号の説明】
【0047】
…第一成型金型,D…第二成型金型,Da…突起部,
E…突出部,Ea…斜面部,
W…ビーム(加工対象物),Wa…山部,
1…可搬式エンボス加工機
2…C型クランプ,2a,2b…クランプ面,
3…油圧シリンダー,3a…フランジ,3b…シリンダー軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
加工対象物を挟み込むためのC型クランプの一方のクランプ面に油圧シリンダーを固定し、この油圧シリンダーのシンンダー軸に装着された第一成型金型と、前記加工対象物の背面側にあって、前記C型クランプの他方のクランプ面に装着された第二成型金型とによりこの加工対象物を挟み込み、油圧付与手段により前記油圧シリンダーに給油し前記シリンダー軸を駆動することによって、前記加工対象物の表面に突出部を形成するエンボス加工を行うことを特徴とする可搬式エンボス加工機。
【請求項2】
前記加工対象物が既設ガードレールのビームであることを特徴とする請求項1に記載の可搬式エンボス加工機。
【請求項3】
前記油圧付与手段が油圧ジャッキであることを特徴とする請求項1または2に記載の可搬式エンボス加工機。
【請求項4】
前記第一成型金型が雄型で、前記第二成型金型が雌型であることを特徴とする請求項1乃至3のうちの何れか一つの項に記載の可搬式エンボス加工機。
【請求項5】
前記第一成型金型が雌型で、前記第二成型金型が雄型であることを特徴とする請求項1乃至3のうちの何れか一つの項に記載の可搬式エンボス加工機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−136473(P2007−136473A)
【公開日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−330619(P2005−330619)
【出願日】平成17年11月15日(2005.11.15)
【出願人】(000231110)JFE建材株式会社 (150)
【出願人】(000192615)神鋼建材工業株式会社 (61)
【出願人】(000006839)日鐵住金建材株式会社 (371)
【出願人】(000003528)東京製綱株式会社 (139)
【Fターム(参考)】