説明

可溶性ハイブリッドFcγレセプターおよび関連する方法

可溶性ハイブリッドFcγレセプター(FcγR)ポリペプチド組成物、ならびにそのようなポリペプチドを用いてIgG媒介性および免疫複合体媒介性の炎症を処置する関連方法が開示される。可溶性ハイブリッドFcγRポリペプチドを生成するための関連する組成物および方法もまた開示される。別の局面の中で、本発明は、IgG媒介性または免疫複合体媒介性の炎症を減少させる方法を提供し、その方法は、炎症を減少させるのに十分な量の可溶性FcγRの組成物を、炎症を有する哺乳動物に投与する工程を包含する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
配列番号40のアミノ酸残基36〜301;
配列番号42のアミノ酸残基43〜310;
配列番号44のアミノ酸残基21〜286;または
配列番号46のアミノ酸残基21〜286;
からなる群から選択されるポリペプチド領域と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、単離された可溶性ポリペプチドであって、
ここで、該ポリペプチドは、IgGのFc領域と特異的に結合することができる、単離された可溶性ポリペプチド。
【請求項2】
前記ポリペプチドが、前記ポリペプチド領域と少なくとも95%の配列同一性を有する、請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項3】
前記ポリペプチドが、
配列番号40のアミノ酸残基36〜301;
配列番号42のアミノ酸残基43〜310;
配列番号44のアミノ酸残基21〜286;または
配列番号46のアミノ酸残基21〜286
を含む、請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項4】
分泌シグナル配列をさらに含む、請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載のポリペプチドをコードする単離された核酸分子。
【請求項6】
前記核酸分子が、
配列番号39のヌクレオチド106〜903;
配列番号41のヌクレオチド127〜930;
配列番号43のヌクレオチド61〜858;または
配列番号45のヌクレオチド61〜858
を含む、請求項5に記載の核酸分子。
【請求項7】
以下の作動可能に連結されるエレメント:
a)転写プロモーター;
b)請求項1から4のいずれか1項に記載のポリペプチドをコードするDNAセグメント;および
c)転写ターミネーター
を含む、発現ベクター。
【請求項8】
前記DNAセグメントが、
配列番号39のヌクレオチド106〜903;
配列番号41のヌクレオチド127〜930;
配列番号43のヌクレオチド61〜858;または
配列番号45のヌクレオチド61〜858
を含む、請求項7に記載の発現ベクター。
【請求項9】
前記発現ベクターが、分泌シグナル配列をさらに含む、請求項7または8に記載の発現ベクター。
【請求項10】
前記分泌シグナル配列が、配列番号40のアミノ酸残基1〜35、配列番号42のアミノ酸残基1〜42、配列番号44のアミノ酸残基1〜20、配列番号46のアミノ酸残基1〜20、配列番号60のアミノ酸残基1〜35、配列番号62のアミノ酸残基1〜16、配列番号64のアミノ酸残基1〜19および配列番号66のアミノ酸残基1〜23からなる群から選択されるアミノ酸配列をコードする、請求項9に記載の発現ベクター。
【請求項11】
請求項7から10のいずれか1項に記載の発現ベクターを含む培養細胞であって、ここで、該細胞は、前記DNAセグメントによってコードされるポリペプチドを発現する、培養細胞。
【請求項12】
請求項9または10に記載の発現ベクターを含み、前記DNAセグメントによってコードされるポリペプチドを発現し、該ポリペプチドを分泌する、培養細胞。
【請求項13】
ポリペプチドを生成する方法であって:
請求項7または8に記載の発現ベクターを導入された細胞を培養する工程であって、ここで、該細胞は、前記DNAセグメントによってコードされるポリペプチドを発現する、工程;および
該発現されたポリペプチドを回収する工程
を包含する、方法。
【請求項14】
ポリペプチドを生成する方法であって:
請求項9または10に記載の発現ベクターを導入された細胞を培養する工程であって、ここで、該細胞は、前記DNAセグメントによってコードされるポリペプチドを発現し、該ポリペプチドは、該細胞から分泌される、工程;および
該分泌されたポリペプチドを回収する工程
を包含する、方法。
【請求項15】
請求項13に記載の方法によって生成された、単離されたポリペプチド。
【請求項16】
請求項14に記載の方法によって生成された、単離されたポリペプチド。
【請求項17】
請求項1〜4、15および16のいずれか1項に記載の単離されたポリペプチド;および
薬学的に許容可能なビヒクル
を含む、組成物。
【請求項18】
被験体におけるIgG媒介性炎症を減少させる方法であって、該方法は:
IgG媒介性炎症を有する被験体に、請求項1〜4、15および16のいずれか1項に記載の有効量のポリペプチドを投与する工程
を包含する、方法。
【請求項19】
前記IgG媒介性炎症が、免疫複合体媒介性である、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
IgG媒介性炎症性疾患を処置する方法であって、該方法は:
該IgG媒介性炎症性疾患を有する被験体に、請求項1〜4、15および16のいずれか1項に記載の有効量のポリペプチドを投与する工程
を包含する、方法。
【請求項21】
前記IgG媒介性炎症性疾患が、関節リウマチ(RA);全身性エリテマトーデス(SLE);混合型クリオグロブリン血症;混合結合組織病;外因性抗原に関連する疾患;特発性血小板減少性紫斑病(ITP);シェーグレン症候群;抗リン脂質抗体症候群;皮膚筋炎;ギランバレー症候群;およびグッドパスチャー症候群からなる群から選択される、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記IgG媒介性炎症性疾患が、免疫複合体媒介性疾患である、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
前記免疫複合体媒介性疾患が、関節リウマチ(RA);全身性エリテマトーデス(SLE);混合型クリオグロブリン血症;混合結合組織病;および外因性抗原に関連する疾患からなる群から選択される、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記外因性抗原に関連する疾患が、B型肝炎に関連する結節性多発動脈炎である、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記IgG媒介性炎症性疾患が、自己免疫疾患である、請求項20に記載の方法。
【請求項26】
前記自己免疫疾患が、関節リウマチ(RA);全身性エリテマトーデス(SLE);混合結合組織病;特発性血小板減少性紫斑病(ITP);シェーグレン症候群;抗リン脂質抗体症候群;皮膚筋炎;ギランバレー症候群;およびグッドパスチャー症候群からなる群から選択される、請求項25に記載の方法。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図2D】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図4】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C】
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【図6D】
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【図7】
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【図8】
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【図9A】
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【図9B】
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【図9C】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13A】
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【図13B】
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【図13C】
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【図13D】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公表番号】特表2011−526154(P2011−526154A)
【公表日】平成23年10月6日(2011.10.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−516754(P2011−516754)
【出願日】平成21年6月29日(2009.6.29)
【国際出願番号】PCT/US2009/049013
【国際公開番号】WO2009/158696
【国際公開日】平成21年12月30日(2009.12.30)
【出願人】(505222646)ザイモジェネティクス, インコーポレイテッド (72)
【Fターム(参考)】