説明

合併したデジタルイメージの創出およびディスプレー方法

少なくとも二つの基本イメージをデジタルフォーマットで準備し、多数のセルを含み、各セルがn区域を持ち、nは準備した基本イメージの数であり、そしてセルの各区域が異なる準備された基本イメージへ割当てられている、パターンを選択し、該パターンを各基本イメージへ適用し、それぞれの基本イメージへ割当てられた各セルの区域に対応するタイルを含んでいる、それぞれの基本イメージの各自の合併し得る部分を選択し、そしてそれぞれの基本イメージの各自の合併し得る部分を合併したイメージを提供するように合併するステップを含んでいる合併したイメージの創出のための方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はソフトフエアプロセス、そして特に多数の独立したイメージファイルおよび創出したイメージの出力を合併することによるイメージの創出方法に関する。
【背景技術】
【0002】
あらかじめ定めた配置に交錯させたピクセルのモザイクから多数の独立したイメージを創出しそしてディスプレーし、各自のイメージを、選択したイメージを除くすべてのイメージをマスクする格子マスクに関し異なる位置にあるスクリーンの精密な位置決めによって選択することができる方法は、特に広告の分野において既知である。
【0003】
現代的ディスプレー広告の出現、広告予算の制限および高い消費者密度に対するディスプレーに対する限られた場所により、個々のポピュラーなディスプレー場所における多数の広告をディスプレーし、それにより単一の場所から多数の広告主が利益を得ることを可能にする大きな需要が発生した。そのような広告を準備しそしてディスプレーするための多数の異なる方法および装置が提案されている。そのような装置の多数はある程度の機械的精密度を有する複雑な駆動メカニズムによって駆動される比較的手に負えない機械的要素を含んでいる。このため当初の製作費用に加え、使用者は多額のメンテナンス費用にしばしば直面する。
【0004】
加えて、これら現行の駆動メカニズムの運転は望ましくない量のノイズを発生する。典型的にはこれらの装置は公共場所で使用される。駆動メカニズムのノイズレベルは、しばしばそのような場所で放送されているバックグラント音楽を上廻る。このノイズは広告ディスプレーが所在している場所にある小売店によって求められる全体の環境から外れる。
【0005】
広告分野で使用されるそのような装置の一つは、選択したイメージを除くすべてのマスクする格子マスクに関し異なる4位置にスクリーンを精密に位置決めすることによって各イメージが選択されるように、あらかじめ定めた配置に交錯されたピクセルから形成された別々の4イメージのモザイクを含んでいる透明なスクリーンを有する。リブ構造によって支持されたプラテン表面を含むプラテンがイメージスクリーンを取付け、そしてピクセルおよび投射すべきイメージを選択するための精密なパターンを通して可動である。
【0006】
一対のアームがプラテンおよび偏心ドライブへ連結され、そして偏心ドライブによってパターンを通ってプラテンを積極的に進めるように駆動される。
【0007】
イメージの渡過を達成するための装置の大部分は性質上機械的であり、そして広告掲示板等の上に使用される。一つのイメージから他のイメージへの交換が殆んど瞬間的であり、それによって動画の印象を与える異なるイメージの逐次的ディスプレーを可能にする、多数イメージをディスプレーするシステムを持つことが望まれる。そのような逐次ディスプレーは動画のように見える広告に看者の注意を引きつけ、留めるであろう。
【0008】
バックライトによって照明される時数字、文字および図形を画した孔のパターンを有する鋳型を含んでいるディスプレー装置も記載されている。その上にイメージを有し、そしてバックライトで照明される透明シートと、透明シートの特定の区域をバックライドによる照明からブロックするオーバーレイマスクを含んでいるディスプレー装置も記載されている。
【0009】
加えて、均一な群に配列された比較的小さい交錯した半透明ピクセルまたは窓セグメントによって形成された別々のイメージのモザイクでできている半透明イメージスクリーンを含んでいる装置が提案されている。別々のイメージに対応するピクセルは各グループにおいて同じ相対的位置を占め、そして対応する半透明度を保持している。イメージスクリーンは次に透明なディスプレー孔の均一なパターンを有する不透明スクリーンでカバーされることができる。不透明スクリーンはディスプレー孔を除いてイメージスクリーンを通ってバックライトの光が輝くのをブロックする。均一にパターン化されたディスプレーは別々のイメージに対応するピクセルと整列され、そして別々のイメージはイメージスクリーンおよびディスプレー孔を通るバックライトの輝きによってディスプレーされる。次に不透明スクリーンは、ディスプレー孔が異なる別々のイメージのピクセルと整列するようにイメージスクリーン上を選択的にシフトすることができる。このように各自の別々のイメージを逐次的にディスプレーすることができる。
【0010】
上に記載したものと着想が似ているシステムはフィルムのためのイメージを創出するために使用されている。そのようなシステムの一つは、光遮蔽マスクと、独立した4イメージを有する単一透明板がつくられる露出プロセスの間の相対的運動のための多軸テーブルを含んでいる透明板取付具を有する拡大ラックを持っている、単一フレーム透明板をつくり出すための露出システムである。イメージの各自は、他のイメージの各自からのピクセルのグループと交錯した間隔を空けたピクセルのグループを持っており、そしてイメージの各自は可動格子マスクによる投射のために選択可能である。透明板は格子状マスクによって覆われたフィルムのシートの部分を逐次的に露出し、そしてフィルムの新しい交差した区域が露出されるように各露出後フィルムを再位置決めすることによって形成される。
【0011】
選択した順番で後で個々にディスプレーのための多数のイメージを含んでいる単一シート透明板を作製するための種々の露出取付具および方法が開示されている。一般に“ステップ・アンド・リピート”レジストレーションと呼ばれるこれらの装置のあるものは、フィルムの単一シート上へ多数のイメージ露出のための取付具の位置決めを提供する。そのような装置の一つはその上に感光性フィルムが取付けられるステージを開示する。このステージは二つの直交するドライブによって規定された水平面に沿って可動であり、そしてガラスでカバーされたハウジング内に取囲まれる。このステージの上方には、イメージを保持するネガを固定する平行に間隔を置いたテープがある。固定したネガの上方に位置する光源はフィルムの特定のセクション上へイメージを投射することができる光ビームを提供し、フィルムの残部は光から遮蔽される。連続する各露出の後フィルムを増分的に再配置しながら、露出はステッピングモータおよび制御回路によって実施され、別々の多数のイメージを含んでいる露出したフィルムのシートが得られる。
【0012】
上に記載したタイプの取付具に関連するステップ・アンド・リピート露出方法は、一般に特定のネガをフィルムのマスクされていない部分上へ露出することによって始まる。次にステップ・アンド・リピート取付具が露出すべき次のイメージのための対応する位置へフィルムまたはマスクを精密に動かすために利用される。このプロセスはフィルムが完全に露出されるまで望むままに繰返される。
【0013】
特別のマスクされた取付具を提供することにより、“交錯”として知られる問題を克服する試みがなされた。この取付具は露出システムの一部であり、カメラと、プロジェクターを取付けるためのフレームを含んでいる。フルサイズピクセルを得るため光をカラム化するため反射折り返し光路がフレームを通って提供される。この反射光路は、投射された光が通過するマスク孔の比較的小さいサイズのためしばしば露出されたピクセルの陰影化およびオーバーサイズを引起こす、光源からの投射光の分散を最小化するために必要である。このシステムは光をさえぎりそしてあらかじめ選んだ光のセグメントを通過させることができるマスクと、そしてフィルムが取付けられる可動真空マウントを含んでいる。
【0014】
取付具と共に使用される製作方法は、フィルムのフルサイズシートに沿ってイメージ保持ネガを供給することによって始まる。取付具マスクは全体のイメージのセグメントがフィルムの上に露出されることを許容し、他方全体のイメージ外観をなお保存する。イメージマスクしたフィルム上へ投射することは露出プロセスを開始させ、透明板の一部をイメージで露光する。次に新しいネガが供給され、そしてこのプロセスが繰返される。そのような露出4回後、得られた透明板は4つの別々のイメージに対応する交錯したピクセルのグループを有するモザイクを形成する。この取付具および方法は、イメージを交錯させる可動マスクおよび光遮蔽マスクを提供する点においていくらかの利益を提供するが、反射光路の故に装置が大型で比較的複雑である事実により、一般的な商業的受入れを獲得していない。
【0015】
先行技術の取付具および方法にしばしば影響するさらなる制限は、一般に“ホワイトフラッシュ”と呼ばれる現象を含み、これはしばしば最終製品の品質を損なう。不透明なピクセル境界線に隣接する明るい境界すじを表すホワイトフラッシュは、イメージ過渡期の間イメージプレゼンテーションの品質を落とし、ディスプレーを見る表面に瞬間的に観察できる明るい収差への注目を発生させる。注意深い露出技術はホワイトフラッシュのない透明板をもたらし得るであろう。しかしながらそのような技術は、ピクセル間の露出ボイドを防止するため露出マスクとフィルム間の正確な整列をしばしば必要とする。そのような時間消費ケアは最終製品のコストを一層高くし、そしてそのような製品の品質を作業者によって実行されるケアと熟練に高度に依存性とする。
【0016】
以上に論じたように、多数イメージを創出する方法は、掲示板またはフィルムのような大規模用途に使用される。デジタル化イメージの作成およびディスプレーには急速な進歩があり、これらイメージの大部分はイメージに関する情報を収容するファイルに貯えられる。イメージデータを異なる方法で、例えばトップからボトムへ、およびピクセルを赤/緑/青の順序で貯える多数のファイルフォーマットが存在する。異なるフォーマットはまた異なるイメージ圧縮率をサポートする。
【発明の開示】
【0017】
我々は、基本イメージのセクションを交錯または合併の改善されたコントロールを許容する合併したイメージの創出方法を案出した。我々は、合併したデジタルイメージの出力を指向させることにより、前述の不利益を少なくとも部分的に克服するか、または消費者に有用なまたは商業的な選択を提供できることを発見した。
【0018】
一形態において、本発明は合併したイメージの創出方法に存し、該方法は以下のステップを備える。
a)デジタルフォーマットにおいて少なくとも二つの基本イメージを基準する;
b)多数のセルよりなるパターンを選択する。ここで各セルはnが基準した基本イメージの数であるn区域を持ち、そしてセルの各区域は異なる準備された基本イメージへ割当てられる;
c)該パターンを各基本イメージへ適用する;
d)それぞれの基本イメージ各自の合併し得る部分を選択する。ここで合併し得る部分はそれぞれの基本イメージへ割当てられた各セルの区域に対応するタイルを含んでいる;そして
e)それぞれの基本イメージの合併し得る部分を合併し、合併したイメージを提供する。
【0019】
特に本発明は、基本イメージの各自を合併し得る形に改作し、その後多数の独立したイメージファイルを出力のための単一イメージに合併/交錯するためのソフトウェエプロセスに関する。本発明は、コンピュータ網に基づくシステムを使用して単一ファイルの作製および出力にも関する。得られる単一の合併したイメージは印刷、フィルムへの出力または色分離のために改作することができる。
【0020】
一旦本発明によって改作すれば、各基本イメージのイメージは単層イメージを形成するようにデジタル的に好適に合併することができる。
【0021】
好ましくは、少なくとも追加の一層を合併したイメージへ加えることができる。典型的には追加の一層を加えることができ、全体の追加層は商標のような広告材料および他のデジタル情報、例えば副尺、イメージ境界、アライメント格子等を除いてデジタル的に透明である。追加層個々の区域を分離する不透明線の格子よりなることができる。この層の追加はホワイトフラッシュを防止し、および/または現行の出力システムで不可能であるアライメントエラーマージンを増大することができる。
【0022】
基本イメージの各自へ適用すべきパターンは格子パターンであることができる。好適には各基本イメージは基本イメージを複数のセルに概念的に改作する格子を持つことができ、各セルはさらに複数の区域にさらに観念的に改作される。パターンの格子はどのような寸法でも良いが、しかし好ましくは基本イメージの寸法かまたはユーザーが要求する合併したイメージの寸法に従って寸法決めされる。格子により各基本イメージから観念的に改作されるセルおよび区域は、好ましくは基本イメージの寸法かまたはユーザーが要求する合併したイメージの寸法に従って寸法決めされる。
【0023】
基本イメージから観念的に改作されるセルおよび/または区域は好ましくは正方形であるが、しかし代って他のどのような形でも良い。例えば、セルおよび/または区域は長方形、円形、六角形、波形または他の形でよい。セルおよび/または区域の形は効率または外観理由のため、または代りに合併したイメージ上に透かしマークを創出するために選ばれる。
【0024】
セルおよび/または区域の形は、ピクセルまたはセルおよび/または区域の間隔に関して高い許容差を達成または維持するためにも選択することができる。各ピクセルを囲む不透明境界を合併したイメージへ取込み、ホワイトフラッシュの問題を軽減することができる。典型的には、プロセスの有効性を最大化するためピクセル間隔に関して高い許容差を維持することが重要である。
【0025】
異なる基本イメージを異なる形のセルおよび/または区域に分割することができる。好ましくはセルは同じ形であろうがしかしそれらは異なる形であることができる。
【0026】
各基本イメージが分割されるセルおよび/区域のサイズはピクセル間隔に関して要求される許容差の有効性および維持に基づいて同様に選択し得る。例えば、現行プロセスのデジタル性格は区域が個々のピクセルサイズと大体等しくなることを許容し得る。しかしながらセルおよび/または区域のために選んだ実際のサイズは主として合併したイメージのディスプレーに使用されるスクリーンの寸法によって支配され得る。スクリーンまたは合併したイメージは、選択した基本イメージのセルおよび/または区域を除いてすべてをマスクする格子マスクに関して異なる位置間を動くことができる。
【0027】
各基本イメージについてセルおよび/区域の創出は、それらが合併したイメージに結合される時、各改作イメージのセルおよび/または区域が密にまたは任意に必要な間隔において交錯し得るようにするのに適している。この態様において合併したイメージのディスプレーに使用されるスクリーンの許容差を考慮に入れることができる。例えば、劣悪に製造された、または期待された許容差より低いスクリーンも、もし合併したイメージのセクションの分離が適切に間隔空けされるならばなお使用可能である。本発明に従った合併したイメージ創出のデジタル性格のため、セルおよび/または区域の間隔のコントロールはさもなければ使用不能なスクリーンの継続使用を許容し得る。
【0028】
合併したイメージに合併されるいかなる数の基本イメージもあり得る。好ましくは、4イメージを使用することができる。これはパターンをイメージへ適用する時セクションを効率的に配置することを許容し、そして改作したイメージの重なりをより簡単にし、より高い許容差を許容する。
【0029】
本発明のさらなる利点は、合併したファイルを出力設備の不正確性を許容するために次元的にゆがめることができることである。例えば、もし出力された合併したモザイクが斜めにゆがんだならば、最終出力モザイクが次元的に正確になるために、出力前にファイルを反対方向にゆがめることができる。同様な補正は、もしイメージが長すぎ、短すぎ、または他のようにゆがんでいたとしても、行うことができる。
【0030】
他の形において、本発明は以下のステップを備えるコンピュータ網に基づく方法に存する。
a)少なくとも1人の最終ユーザーが少なくとも二つの基本イメージをイメージ呼掛け手段へ供給し;
b)イメージ呼掛け手段は基本イメージを適切性およびサイズについてチェックする;
c)少なくとも二つの基本イメージをデジタル形で準備する;
d)多数のセルよりなるパターンを選択する。ここで各セルはnが準備した基本イメージの数であるn区域を持ち、そしてセルの各区域は異なる準備された基本イメージへ割当てられる;
e)パターンを各イメージへ適用する;
f)それぞれの基本イメージの各自の合併し得る部分を選択する。ここで合併し得る部分はそれぞれの基本イメージへ割当てられた各セルの区域に対応するタイルを含んでいる;
g)それぞれ基本イメージの合併し得る部分を合併し、合併したイメージを提供する;そして
h)合併したイメージを最終使用者へ送る。
【0031】
本発明のこの具体例に従えば、基本イメージは好ましくはイメージ呼掛け手段またはオペレータへ送られ、そこから合併したデジタルイメージの創出のため基本イメージが本プロセスを適用する第三者へ同様に送られる。イメージ呼掛け手段は単に基本イメージを適切性およびサイズについてチェックすることのような外来の行為を引受けるシステムまたは仲介者でよいが、しかし好ましくはイメージ呼掛け手段または仲介者は合併したデジタルイメージの創出のために本プロセスを適用しない。この段階において一以上のイメージ調節プロセスを基本イメージのどれかにまたはすべてに適用することができる。例えば、イメージのコントラスト、色、明るさ、または他のイメージの性質を調節することができる。例えばすべての基本イメージは同じサイズおよび解像度のものであることが好ましい。
【0032】
第3者は好適にはこの技術および/またはプロセスのライセンサーであることができ、そして少なくとも1人のライセンシーとのライセンス契約に基づいてこのプロセスへのアクセスおよび使用をコントロールすることができる。ライセンス契約に従い、第3者/ライセンサーは、基本イメージまたは合併したイメージのパラメータに基づいてライセンシーからローヤルティ支払の形で収入を徴集することができる。例えば、ライセンサーによってこのプロセスによって作製されたイメージの種々のパラメータまたはこのプロセスが適用されたイメージのパラメータの記録を保存することができる。これらパラメータは提出されたイメージのタイプ、基本イメージおよび/または合併したイメージまたは入力データのサイズを含むことができる。これらパラメータによるイメージの諸元はローヤルティまたは許諾料の計算のための基礎となり得る。
【0033】
基本イメージおよび合併したイメージの両方の転送のための種々のモードが見込まれる。例えば、通常基本イメージへ本プロセスを適用した後、第3者は合併したイメージをオペレータへ送り、そしてオペレータは合併したイメージを最終ユーザーへ送ることができる。しかしながら基本イメージはオペレータおよび第3者によって部分的に、または第3者によって全体的に処理されることができる。
【0034】
合併したイメージの出力も選択的にコントロール可能である。前に述べたように、合併したイメージは印刷、フィルムへの出力または色分離のために改作することができる。合併したイメージはデジタルフォーマットで、例えばコンピュータファイルとして保存し、転送することができる。イメージはデジタルイメージ形から、最終ユーザー、オペレータおよび/または第3者によって使用可能ないかなる他の形へもそれを創出するプロセスの終りにおいて転送されるように改作することができる。イメージはどのようなハードまたはソフトコピーフォーマットに作成し得る。
【0035】
オペレータが好適には合併したイメージの出力を創出するか、または第3者が合併したイメージの出力を創出し、それをオペレータへ送ることができる。
【0036】
本発明の主たる利益の一つは、合併したイメージがデジタルイメージファイルから創出でき、そして最終合併イメージ出力へ処理できることである。これは最初に写真ネガまたはフィルムの形の出力および合併したイメージをあらかじめ定めたサイズに出力するため他の高価なまたは複雑な装置の後での使用の必要性を回避できる。上に記載したプロセスにより、単一の合併したイメージ出力が種々のサイズにおいて効率的にそして経済的につくられる。
【0037】
従って、上に記載したプロセスがコンピュータ網を介して使用されるならば、第3者/ライセンサーは特定のオペレータ/ライセンシーのための個々の合併イメージおよびそれらのデザイン、および基本イメージおよび/合併イメージ出力の量を正確に追跡することができる。これは第3者/ライセンサーとオペレータ/ライセンシー間のロイヤルティーまたはライセンス料協定の賦課を基本イメージおよび/または製作した単一の合併イメージの諸元に基づくことを許容する。
【0038】
本発明の特に好ましい具体例によれば、各改作したイメージは多数のセルおよび/または区域を削除またはデジタル的に透明にすることによって創出することができる。デジタル格子またはパターンが適用される後の各イメージから削除またはデジタル的に透明にされるセルおよび/または区域の数は、合併される基本イメージの数に関係する。例えば、合併される基本イメージの数がnであれば、それぞれの改作イメージの各自を創出するため各基本イメージから削除またはデジタル的に透明にされるセルおよび/または区域の数はn−1である。削除またはデジタル的に透明にされたセルおよび/または区域は透明部分で置換され、そして各基本イメージの変えられないセルおよび/または区域は基本イメージにおけるまま残る。削除またはデジタル的に透明にされる基本イメージのセルおよび/または区域の位置は、少なくとも基本イメージの数と合併イメージの構成に依存し得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0039】
図1を参照すると、本発明を例示する合併したイメージを創出する方法が示されている。図1に示されている方法は四つの基本イメージを使用し、そして適用されるパターンは図1aに示されている正方形格子である。本明細書全体を通じ、“パターン”は作成すべきあるもののモデルまたはガイドとに役立つように設計されたどのようなものも意味することを意図する。
【0040】
この方法に従って創出された合併イメージ10は、改作した基本イメージが最終イメージへ合併/平坦化されていることを示している。合併したイメージは、他の基本イメージのセルおよび/または区域がスクリーンまたは格子を用いて隠蔽または他のように露出が防止される時それぞれの基本イメージを形成するように見えるセルおよび/または区域に分割される。この実施例に従えば、基本イメージの各自のセルおよび/または区域は、四つの基本イメージディスプレーシステムのために一般に最も効率的な形であるため正方形である。
【0041】
このプロセスの最初のステップは四つの基本イメージの各自へ適用される。このプロセスは各基本イメージへ次々にまたは同時に適用することができる。一旦最終ユーザーが少なくとも二の基本イメージを同定すれば、基本イメージはデジタルフォーマットで準備される。デジタルフォーマットにおける基本イメージの準備は、もしそれらが既にコンピュータファイルの形でなければ、ピクチャーファイルフォーマットの一つの中のコンピュータファイルに基本イメージを走査することより主になる。基本イメージはすべて同じサイズおよび解像度でなければならない。
【0042】
基本イメージ(図示せず)の各自は図1に示した多数のセルおよび/または区域に分割され、そしてマトリッス座標を用いて同定される。基本イメージのセルおよび/または区域が削除、透明化、または他のように選択されている改作したイメージが各基本イメージに対応して作成され、削除または透明化されたセルおよび/または区域の数および位置は合併すべき基本イメージの数に関係し、そして改作したイメージの各自のセルおよび/または区域は他のそれぞれの基本イメージの各自と互い違いである。
【0043】
特に好ましい図1bに図示した第1の基本イメージを参照すると、それぞれの基本イメージ11,12,13および14の改作したイメージのそれぞれは、合併したイメージ中のそれぞれの他の基本イメージのセルおよび/または区域の位置に関する間隔をシュミレートする多数のセルおよび/または区域を削除するかまたは透明にすることによってつくられる。各基本イメージは水平アスペクトと垂直アスペクトを持っている。各セルおよび/または区域の削除または透明化は改作イメージの透明部分を提供し、その中ですべての2番目毎の縦列は2番目の縦列から始まって水平に透明であり、同様にすべて2番目毎の横列は垂直アスペクトにおいて2番目の横列から始まって透明である。図1bから見られるように、2番目の縦列から始まるすべての2番目毎の縦列中に位置するセルおよび/または区域に相当する第1の基本イメージのセルおよび/または区域が削除または透明化され、その結果第1の基本イメージ11の改作したイメージの作成後、これらセルおよび/または区域は透明に見える。
【0044】
同様に、第2の横列から始まるすべての2番目毎の横列に位置するセルおよび/または区域に対応する第1の基本イメージのセルおよび/または区域が削除または透明化され、第1の基本イメージの改作イメージ作成後、これらのセルおよび/または区域は透明に見える。他の交番する横列の各自について同様な変換が実施され、第1の基本イメージ11の改作イメージが作成される。変換はデジタルに格子が番号“1”を有するセルおよび/または区域を残し、そして第1の基本イメージの他のセルおよびまたは区域の全部を削除することによって格子ベースにおいて適用される。
【0045】
図1cに見られるように、第1の縦列から始まるすべての2番目毎の縦列に位置するセルおよび/または区域に対応する第2の基本イメージのセルおよび/または区域が削除または透明化され、第2の基本イメージ12の改作イメージ作製後、これらセルおよび/または区域は透明に見える。
【0046】
同様に、第2の横列から始まるすべての2番目毎の横列中に位置するセルおよび/または区域に相当する第2の基本イメージのセルおよび/または区域が削除または透明化され、第2の基本イメージ12の改作したイメージの作成後、これらセルおよび/または区域は透明に見える。同様な変換は第2の基本イメージの他の交番する横列および縦列の各自に実施され、第2の基本イメージ12の改作したイメージが作られる。各セルおよびまたは区域の削除または透明化は改作したイメージの透明部分を提供し、その中で第1の縦列から始まるすべての2番目毎の縦列は透明になり、同様に第2の横列から始まるイメージのすべての2番目毎の横列も透明になる。変換はデジタル格子が番号“2”を有するすべてのセルおよび/または区域を残し、そして第2のイメージの他のセルおよび/または区域のすべてを削除することにより、格子ベースにおいて適用される。
【0047】
図1dに見られるように、第1の縦列から始まるすべての2番目毎の縦列中に位置するセルおよび/または区域に相当する第3の基本イメージのセルおよび/または区域が削除または透明化され、第3の基本イメージ13の改作イメージの作製後、これらセルおよび/または区域は透明に見える。
【0048】
同様に第1の横列から始まってすべての2番目毎の横列に位置するセルおよび/または区域に相当する第3の基本イメージのセルおよび/または区域が削除または透明化され、第3の基本イメージ13の改作したイメージの作製後、これらセルおよび/または区域は透明に見る。同様な変換は第3の基本イメージの他の横列および縦列の各自に実施され、第3の基本イメージ13の改作したイメージを形成する。各セルおよび/または区域の削除または透明化は改作イメージの透明部分を提供し、その中で第1の縦列から始まってすべての2番目毎の縦列は透明であり、第1の横列からはじまってすべての2番目毎の横列も透明になる。この変換はデジタル格子が番号“3”を有するすべてのセルおよび/または区域を残し、第3の基本イメージのすべての他のセルおよび/または区域を削除または透明化することにより、デジタル格子ベースで適用される。
【0049】
第2の縦列から始まってすべての2番目毎の縦列に位置するセルおよび/または区域に相当する第4の基本イメージのセルおよび/または区域が削除または透明化され、第4の基本イメージ14の改作したイメージの作製後、これらセルおよび/または区域は透明に見える。同様な変換は第4の基本イメージの他の交番する横列および縦列の各自に実施され、第4の基本イメージ14の改作イメージを形成する。各セルおよび/または区域の削除または透明化は改作イメージの透明部分を提供し、その中で第2の縦列から始まってイメージのすべての2番目毎の縦列が透明になり、第1の横列から始まってすべてのイメージの2番目毎の横列が透明になる。この変換はデジタル格子が番号“4”を有するすべてのセルおよび/または区域を残し、そして第4の基本イメージのすべての他のセルおよび/または区域を削除することにより、格子ベースで適用される。
【0050】
本発明の実施にとって、当業者は上に概説した変換は特定の具体例のためだけの代表的変換であることを認識することが重要である。上に与えた変換は四つの基本イメージの合併にのみ適用可能であり、四つの改作イメージのどれか一つの特定の変換は残りの三つの改作イメージのどれか一つの変換と交換することができる。基本イメージの異なる数を取扱う時は異なる変換を適用すべきであり、そしてそのような変換の数学的公式化は当業者によって同定することができる。
【0051】
一旦セクションの削除が達成させるかまたはそれらが透明化されたならば、透明部分はそれぞれの改作イメージの各自のセルおよび/または区域の間に挿入される。すべての改作イメージ11,12,13および14中の透明部分の提供は、それぞれの改作イメージのセルおよび/または区域のどれもの重疊または不明瞭化なしに他のものの上に層化または重ねられることを許容する。層化されたイメージは、次に上におよび先行技術に記載されたスクリーンまたは格子を使用するディスプレーに使用される、図1fに見られる単一の合併イメージ10に平坦化または合併がされる。
【0052】
図2は、四つ基本イメージに対する上に記載したプロセスを示すが、しかし選択されたパターンは円形格子である。
【0053】
図3は、四つの基本イメージに対する上に記載したプロセスを示すが、しかし選択されたパターンは六角形である。
【0054】
図4は、三つの基本イメージに対する上に記載したプロセスを示し、そして選択されたパターンは六角形格子に基づく。改作イメージの作製プロセスの間基本イメージの異なる変換が、三つの基本イメージが使用される時に適用できる。当業者はこれらの場合に適用すべき変換を同定することができる。
【0055】
図5は、三つの基本イメージに対する上に記載したプロセスを示すが、しかし長四角形バー格子に基づいて分割が実施される。再び三つの基本イメージが使用される時、部分的に削除されたイメージの作製プロセスの間異なる基本イメージの変換が適用できる。
【0056】
図6は、三つの基本イメージに対する上に記載したプロセスを示すが、しかし選択されたパターンは波形格子に基づく。再び、三つの基本イメージが使用される時改作イメージの作成の間異なる基本イメージの変換が適用できる。
【0057】
図7は、四つの基本イメージに対する上に記載したプロセスを示すが、しかし基本イメージの各自のために選択されたパターンは異なる形状の格子である。この場合それぞれの改作イメージの作製の間使用される削除または透明化の位置は、四つの基本イメージの合併に基づく改作イメージのどれかの作製に用いたものと類似である。異なる形状のセルおよび/または区域に分割した基本イメージを用いる意義は、最終合併イメージの許容差が例えば正方形セルおよび/または区域ほど厳格ではないが、しかし円形セルおよび/または区域を使用する時ほどルーズではないことである。
【0058】
図8は、本発明の第2の局面に従ったプロセスの概略図であり、その中でプロセスはコンピュータ網上で使用されるように改作される。このプロセスは、
a)少なくとも1人の最終ユーザーがオペレータに対し少なくとも二つの基本イメージを提供し;
b)オペレータが適切性およびサイズについて基本イメージをチェックし;
c)合併したイメージの創出のためのプロセスを適用し;
そして
d)合併したイメージを最終ユーザーへ送る;
ステップを含んでいる。
【0059】
この形において、上のコンピュータ網基礎プロセスにおいて、ステップc)において合併したデジタルイメージ作成のためのプロセスは、以下のステップを含むことが好ましい。
a)少なくとも1人の最終ユーザーがオペレータに対し少なくとも二つの基本イメージを供給し;
b)オペレータが適切性およびサイズについて基本イメージをチェックし;
c)少なくとも二つの基本イメージをデジタルフォーマットに準備し;
d)パターンを選択し、ここでパターンは多数のセルを含み、各セルは準備された基本イメージの数であるn区域を有し、そして各区域は異なる準備された基本イメージへ割当てられ;
e)パターンを各基本イメージへ適用し;
f)それぞれの基本イメージの各自の合併し得る部分を選択し、ここで合併し得る部分はそれぞれの基本イメージへ割当てられた各セルの区域に対応するタイルを含んでおり;
g)合併したイメージを提供するように、それぞれの基本イメージの各自の合併し得る部分を合併し、そして
h)合併したイメージを最終ユーザーへ送る。
【0060】
コンピュータ網は一般にインターネット、またイントラネットまたはワールドワイドウエブのような他の地理的またはバーチャルコンピュータネットワークであろう。ネットワークは、デジタルフォーマットの形のファイルまたはイメージの伝送の便利さのために主として使用される。
【0061】
このプロセスは出来事の以下の一般的順序を有する。最終ユーザーは必要な量のイメージを許諾されたモザイクまたは合併イメージ製作者へアップロードまたは他の方法で送る。許諾された製作者は次に適切性およびサイズについてイメージまたはデジタルファイルをチェックする。許諾された製作者は次に承認したイメージまたはファイルを本社/サーバーへ送る。本社/サーバーは一般に完全に自動化されたプロセスである合併プロセスを実施し、そこでイメージまたはファイルは出力準備ができた単一のイメージへ合併される。この単一イメージまたはファイルは許諾された製作者へ送り返される。ファイルは次にハードウエアコントローラーまたはドングルを通って出力装置へ送られる。合併したイメージの出力後、仕上ったモザイクイメージは最終ユーザーへ一般に請求書と共に送られる。あらかじめ定めた時において、ハードウエアコントローラーは、一定期間出力されたイメージまたはファイルの量を本社へ提供する。これは本社がこのプロセスの適用に含まれるローヤルティーまたは許諾料の請求書を作成し、許諾された製作者へ送ることを許容する。
【0062】
デジタル格子が適用された後の各基本イメージからの削除または透明化されたセルおよび/または区域の数は、合併すべき基本イメージの数に関係し得る。例えば、もし合併すべき基本イメージの数がnであれば、それぞれの改作イメージの各自を作るため各基本イメージの各セル中の削除または透明化される区域の数はn−1である。削除または透明化されたセルおよび/または区域は透明部分に置換され、そして影響されないセルおよび/または区域は基本イメージ中のとおりである。削除または透明化すべき基本イメージのセルおよび/または区域の位置は、少なくとも基本イメージの数および合併したイメージの構成に依存し得る。
【0063】
図9は、合併したイメージに対しゆがみ補正技術の適用を図示する。図9a(平行四辺形)、9c(放射形)、9e(波形)は、もしプリンター等のような出力装置が、合併したイメージを出力する時合併したイメージのゆがみを生ずる本来のエラーを持つならば発生し得る状況の例を示す。理解し得るように、複雑な合併したイメージのゆがみは合併したイメージのディスプレーのためのシステムにおいて使用できないイメージを生ずる。本発明は合併したイメージまたはそれを含んでいるファイルへ補正アルゴリズムを適用することを許容し、出力時合併したイメージが図9b,9dおよび9fに示すようにゆがみなしとなることを許容する。補正アルゴリズムは、一般にイメージの出力の間生起するゆがみを補正するように合併したイメージをデジタル的にゆがめる。
【0064】
本発明を構造的または方法的特徴に特異的な言葉で記載した。ここに記載した手段は本発明を実施する好ましい形からなるので、本発明は図示し、記載した特定の特徴に制限されないことを理解すべきである。それ故本発明は、当業者によって適切な解釈される説明の範囲内のその形または修飾のいずれかにおいて特許請求される。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】四つの基本イメージへ適用した本発明の第1の局面に従ったプロセスの概略図であり、適用されたパターンは正方形格子である。
【図2】四つの基本イメージへ適用した本発明の第1の局面に従ったプロセスの概略図であり、適用されたパターンは円形格子である。
【図3】四つの基本イメージへ適用した本発明の第1の局面に従ったプロセスの概略図であり、適用されたパターンは六角形格子である。
【図4】三つの基本イメージへ適用した本発明の第1の局面に従ったプロセスの概略図であり、適用されたパターンは高許容差において交錯した六角形格子である。
【図5】三つの基本イメージへ適用した本発明の第1の局面に従ったプロセスの概略図であり、適用されたパターンは長四角形バー格子である。
【図6】三つの基本イメージへ適用した本発明の第1の局面に従ったプロセスの概略図であり、適用されたパターンは波形格子である。
【図7】四つの基本イメージへ適用した本発明の第1の局面に従ったプロセスの概略図であり、適用されたパターンは各自異なる形の格子である。
【図8】本発明の第2の局面に従ったプロセスの概略図であって、このプロセスはコンピュータ網上で使用されるように改作されている。
【図9】本発明の合併したイメージへ出力設備における不正確性を補正または許容するために適用し得るイメージ調節プロセスの概略図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
合併したイメージを創出するための方法であって、
a)少なくとも二つの基本イメージをデジタルフォーマットで準備し;
b)多数のセルを含むパターンであって、各セルは準備した基本イメージの数であるn区域を持ち、セルの各区域は異なる準備した基本イメージへ割当てられている、パターンを選択し;
c)該パターンを各基本イメージへ適用し;
d)それぞれの基本イメージの各自の合併し得る部分であって、それぞれの基本イメージへ割当てられた各セルの区域へ相当するタイルを含んでいる、合併し得る部分を選択し;
e)それぞれの基本イメージの各自の合併し得る部分を合併して合併したイメージを提供する;
ステップを含んでいる方法。
【請求項2】
前記パターンの適用によって影響されるそれぞれの基本イメージの各セルの区域の数は、合併すべき基本イメージの数に関係する請求項1の方法。
【請求項3】
合併すべき基本イメージの数はnであり、該パターンの適用によって影響されるそれぞれの基本イメージの各セルの区域の数はn−1である請求項2の方法。
【請求項4】
該方法は該方法の各ステップを実施するためのソフトウエアを備えた少なくとも1のコンピュータを用いて実施される請求項1の方法。
【請求項5】
基本イメージへ適用のため選択されるパターンは格子である請求項1の方法。
【請求項6】
各基本イメージは、基本イメージを多数のセルに、そして各セルを多数の区域へ分割するためそれへデジタル的に適用された格子を持っている請求項5の方法。
【請求項7】
前記格子の寸法は、基本イメージまたはユーザーによって要求された合併したイメージの寸法に関して決められる請求項6の方法。
【請求項8】
前記格子により各基本イメージが分割されたセルおよび区域は、基本イメージまたはユーザーによって要求された合併したイメージの寸法に従って寸法を決めされる請求項6の方法。
【請求項9】
前記セルおよび区域は、ピクセルまたはセルおよび区域間隔に関して高い許容差を得るまたは維持するように選択された特定の形を有する請求項6の方法。
【請求項10】
一以上の基本イメージが異なる形のセルおよび区域に分割される請求項6の方法。
【請求項11】
基本イメージの各自へのパターンの適用は、各イメージの合併し得る部分が合併イメージを形成するように結合される時、各イメージの合併し得る部分は他のものに関してあらかじめ定めた間隔に位置決めされるように実施される請求項1の方法。
【請求項12】
各基本イメージの選択された合併し得る部分が、単層イメージを形成するようにデジタル的に合併される請求項1の方法。
【請求項13】
前記単一層イメージへ少なくとも一つの追加層が加えられ、全体の追加層は、商標のような広告材料および他のデジタル情報、例えば副尺、較正スケールまたはイメージ境界を除いて、デジタル的に透明である請求項12の方法。
【請求項14】
a)少なくとも1人の最終ユーザーが少なくとも二つの基本イメージをイメージ呼掛け手段へ供給し;
b)イメージ呼掛け手段が適切性およびサイズについて基本イメージをチェックし;
c)少なくとも二つの基本イメージをデジタルフォーマットで基準し;
d)多数のセルを含むパターンであって、各セルは準備した基本セルの数であるn区域を持ち、セルの各区域は異なる準備した基本イメージへ割当てられている、パターンを選択し;
e)該パターンを各基本イメージへ適用し;
f)それぞれの基本イメージの合併し得る部分であって、それぞれの基本イメージへ割当てられた各セルの区域へ相当するタイルを含んでいる、合併し得る部分を選択し;
g)それぞれ基本イメージの各自の合併し得る部分を合併して合併したイメージを提供し;
h)合併したイメージを最終ユーザーへ送る;
ステップを含んでいる、コンピュータ網に基づく方法。
【請求項15】
基本イメージが呼掛け手段へ送られ、呼掛け手段が合併したデジタルイメージ作成のためのプロセスの適用のため基本イメージを第3者へ送る請求項14の方法。
【請求項16】
第3者は作成した合併したイメージの品質をコントロールすることができる請求項14の方法。
【請求項17】
第3者は合併したイメージ作成のためのプロセスのライセンサーであり、そして少なくとも1人のライセンシーとのライセンス契約により該プロセスのアクセスおよび使用を選択的にコントロールする請求項16の方法。
【請求項18】
ライセンス契約に従い、第3者/ライセンサーは基本イメージまたは合併したイメージのあらかじめ定めたパラメータに従い、ライセンシーからライセンスまたはローヤルティ支払いの形で収入を徴集する請求項17の方法。
【請求項19】
第3者/ライセンサーは、個々の基本イメージおよび基本イメージの量および/または特定のオペレータ/ライセンシーのための合併イメージ出力を正確に追跡することができる請求項17の方法。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
単層の合併したイメージを創出するための方法であって、
a)少なくとも二つの基本イメージをデジタルフォーマットで準備し;
b)多数のセルを含む二次元パターンであって、各セルは準備した基本イメージの数であるn区域を持ち、セルの各区域は異なる準備した基本イメージへ割当てられている、パターンを選択し;
c)該パターンを各基本イメージへ適用し;
d)それぞれの基本イメージの各自の合併し得る部分であって、それぞれの基本イメージへ割当てられた各セルの区域へ相当するタイルを含んでいる、合併し得る部分を選択し;e)それぞれの基本イメージの各自の合併し得る部分を合併して単層の合併したイメージを提供する;
ステップを含んでいる方法。
【請求項2】
前記パターンの適用によって影響されるそれぞれの基本イメージの各セルの区域の数は、合併すべき基本イメージの数に関係する請求項1の方法。
【請求項3】
合併すべき基本イメージの数はnであり、該パターンの適用によって影響されるそれぞれの基本イメージの各セルの区域の数はn−1である請求項2の方法。
【請求項4】
該方法は該方法の各ステップを実施するためのソフトウエアを備えた少なくとも1のコンピュータを用いて実施される請求項1の方法。
【請求項5】
基本イメージへ適用のため選択されるパターンは格子である請求項1の方法。
【請求項6】
各基本イメージは、基本イメージを多数のセルに、そして各セルを多数の区域へ分割するためそれへデジタル的に適用された格子を持っている請求項5の方法。
【請求項7】
前記格子の寸法は、基本イメージまたはユーザーによって要求された合併したイメージの寸法に関して決められる請求項6の方法。
【請求項8】
前記格子により各基本イメージが分割されたセルおよび区域は、基本イメージまたはユーザーによって要求された単層の合併したイメージの寸法に従って寸法を決めされる請求項6の方法。
【請求項9】
前記セルおよび区域は、ピクセルまたはセルおよび区域間隔に関して高い許容差を得るまたは維持するように選択された特定の形を有する請求項6の方法。
【請求項10】
一以上の基本イメージが異なる形のセルおよび区域に分割される請求項6の方法。
【請求項11】
基本イメージの各自へのパターンの適用は、各イメージの合併し得る部分が合併イメージを形成するように結合される時、各イメージの合併し得る部分は他のものに関してあらかじめ定めた間隔に位置決めされるように実施される請求項1の方法。
【請求項12】
各基本イメージの選択された合併し得る部分が、単層イメージを形成するようにデジタル的に合併される請求項1の方法。
【請求項13】
前記単一層イメージへ少なくとも一つの追加層が加えられ、全体の追加層は、商標のような広告材料および他のデジタル情報、例えば副尺、較正スケールまたはイメージ境界を除いて、デジタル的に透明である請求項12の方法。
【請求項14】
a)少なくとも1人の最終ユーザーが少なくとも二つの基本イメージをイメージ呼掛け手段へ供給し;
b)イメージ呼掛け手段が適切性およびサイズについて基本イメージをチェックし;
c)少なくとも二つの基本イメージをデジタルフォーマットで基準し;
d)多数のセルを含む二次元パターンであって、各セルは準備した基本セルの数であるn区域を持ち、セルの各区域は異なる準備した基本イメージへ割当てられている、パターンを選択し;
e)該パターンを各基本イメージへ適用し;
f)それぞれの基本イメージの合併し得る部分であって、それぞれの基本イメージへ割当てられた各セルの区域へ相当するタイルを含んでいる、合併し得る部分を選択し;
g)それぞれ基本イメージの各自の合併し得る部分を合併して単層の合併したイメージを提供し;
h)単層の合併したイメージを最終ユーザーへ送る;
ステップを含んでいる、コンピュータ網に基づく方法。
【請求項15】
基本イメージが呼掛け手段へ送られ、呼掛け手段が合併したデジタルイメージ作成のためのプロセスの適用のため基本イメージを第3者へ送る請求項14の方法。
【請求項16】
第3者は作成した合併したイメージの品質をコントロールすることができる請求項14の方法。
【請求項17】
第3者は合併したイメージ作成のためのプロセスのライセンサーであり、そして少なくとも1人のライセンシーとのライセンス契約により該プロセスのアクセスおよび使用を選択的にコントロールする請求項16の方法。
【請求項18】
ライセンス契約に従い、第3者/ライセンサーは基本イメージまたは合併したイメージのあらかじめ定めたパラメータに従い、ライセンシーからライセンスまたはローヤルティ支払いの形で収入を徴集する請求項17の方法。
【請求項19】
第3者/ライセンサーは、個々の基本イメージおよび基本イメージの量および/または特定のオペレータ/ライセンシーのための合併イメージ出力を正確に追跡することができる請求項17の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2006−505031(P2006−505031A)
【公表日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−547282(P2004−547282)
【出願日】平成15年10月30日(2003.10.30)
【国際出願番号】PCT/AU2003/001434
【国際公開番号】WO2004/040537
【国際公開日】平成16年5月13日(2004.5.13)
【出願人】(505163822)アドモーション、ホールディングス、プロプライエタリ、リミテッド (1)
【Fターム(参考)】