合成ポリペプチドライブラリーおよび天然で多様化されたポリペプチドバリアントを作製するための方法
本発明は、相同ポリペプチドをコードするDNA配列のライブラリーを作製するための組成物および方法、ならびに天然で多様化されたポリペプチドバリアントを同定するための前記ライブラリーの使用を提供する。本発明は、1つまたはいくつかの相補性決定領域(CDR)が、天然供給源から捕捉された対応するCDRのコレクションにより置き換えられた合成抗体断片のコレクションを作製するための組成物および方法も提供する。本発明は、さらに、元のポリペプチドコード配列を改変する必要なく、合成または天然起源の多様化された配列を挿入することにより、ポリペプチドの部分を多様化するための組成物および方法を提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
核酸のコレクションを生成する方法であって、各核酸が、哺乳動物種からの免疫グロブリン可変ドメインレパートリーから別々に単離された複数の相補性決定領域3(CDR3)配列を含むヒト免疫グロブリン可変ドメインをコードする、方法。
【請求項2】
核酸のコレクションを生成する方法であって、各核酸が、非ヒト哺乳動物種からの免疫グロブリン可変ドメインレパートリーから別々に単離された複数の相補性決定領域3(CDR3)配列を含むヒト免疫グロブリン可変ドメインをコードする、方法。
【請求項3】
核酸のコレクションを生成する方法であって、各核酸が、ヒトからの免疫グロブリン可変ドメインレパートリーから別々に単離された複数の相補性決定領域3(CDR3)配列を含むヒト免疫グロブリン可変ドメインをコードする、方法。
【請求項4】
(a)別個のヒト免疫グロブリン可変ドメインをコードする複数のアクセプターフレームワーク核酸配列を提供するステップであって、各アクセプターフレームワーク核酸配列が第1フレームワーク領域(FR1)、第2フレームワーク領域(FR2)、第3フレームワーク領域(FR3)および第4フレームワーク領域(FR4)を含み、前記FR1の領域およびFR2の領域は、相補性決定領域1(CDR1)を間に有し、前記FR2の領域およびFR3の領域は、相補性決定領域2(CDR2)を間に有し、前記FR3の領域およびFR4の領域は、ランダム核酸配列を間に有する少なくとも2つのIIs型制限酵素認識部位を含むスタッファー核酸配列を間に有するステップと、
(b)前記哺乳動物種の免疫グロブリンレパートリーから単離された相補性決定領域3(CDR3)配列をコードする複数の多様化された核酸配列を提供するステップであって、前記複数の多様化された核酸配列のそれぞれが、それぞれの端部にてIIs型制限酵素認識部位を含むステップと、
(c)前記CDR3の領域をコードする前記複数の核酸配列のそれぞれを、ステップ(b)の前記IIs型制限酵素認識部位と結合するIIs型制限酵素を用いて消化し、前記アクセプターフレームワークからのステップ(a)の前記スタッファー核酸配列を、ステップ(a)の前記IIs型制限酵素認識部位と結合するIIs型制限酵素を用いて消化するステップと、
(d)前記FR3の領域およびFR4の領域が、前記CDR3の領域またはCDR3の領域の役割を充足できるアミノ酸配列をコードする核酸配列を間に有し、かつステップ(a)および(b)の前記IIs型制限酵素認識部位を含有しない完全免疫グロブリン可変ドメインコード配列が復元するように、ステップ(c)の前記CDR3の領域またはCDR3のアミノ酸配列をコードする消化された核酸配列を、ステップ(c)の消化されたアクセプターフレームワークにライゲーションするステップと
を含む、請求項1、2または3に記載の方法。
【請求項5】
ステップ(b)が、哺乳動物種からの前記CDR3配列を、IIs型制限部位を含有するオリゴヌクレオチドプライマーを用いて増幅することにより行われる、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記オリゴヌクレオチドプライマーが、前記哺乳動物のCDR3配列と、ヒト免疫グロブリン可変ドメインをコードする前記アクセプターフレームワークとの間の適合性を増進するように設計される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記オリゴヌクレオチドプライマーが、前記哺乳動物のCDR3配列の境界における核酸配列を改変して、ヒト免疫グロブリン可変ドメインをコードする前記アクセプターフレームワーク内の適合性の付着ヌクレオチド配列を生成するように設計される、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
ステップ(b)が、非ヒト種からの前記CDR3配列を、FokI IIs制限部位を含有するオリゴヌクレオチドプライマーを用いて増幅することにより行われる、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
前記非ヒト種が、非ヒト霊長類、げっ歯類、イヌ、ネコ、ヒツジ、ヤギ、ウシ、ウマ、Camelidae科のメンバー、ラマ、ラクダ、ヒトコブラクダまたはブタである、請求項2に記載の方法。
【請求項10】
ステップ(a)およびステップ(b)の前記IIs型制限酵素認識部位が、異なるIIs型制限酵素により認識される、請求項4に記載の方法。
【請求項11】
前記IIs型制限酵素認識部位が、BsmBI認識部位、BsaI認識部位、FokI認識部位またはそれらの組み合わせである、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
CDR3配列をコードする前記多様化された核酸配列が、重鎖CDR3(CDR H3)配列をコードする、請求項4に記載の方法。
【請求項13】
CDR3配列をコードする前記多様化された核酸配列が、軽鎖CDR3(CDR L3)配列をコードする、請求項4に記載の方法。
【請求項14】
前記アクセプターフレームワーク核酸配列が、VH1−2、VH1−69、VH1−18、VH3−30、VH3−48、VH3−23およびVH5−51から選択されるヒト重鎖可変遺伝子配列を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項15】
前記アクセプターフレームワーク核酸配列が、ヒトカッパ軽鎖可変遺伝子配列を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項16】
前記ヒトカッパ軽鎖可変遺伝子配列が、VK1−33、VK1−39、VK3−11、VK3−15およびVK3−20から選択される、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記アクセプターフレームワーク核酸配列が、ヒトラムダ軽鎖可変遺伝子配列を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項18】
前記ヒトラムダ軽鎖可変遺伝子配列が、VL1−44およびVL1−51から選択される、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記複数のアクセプターフレームワーク核酸配列が、少なくとも1つの可変重鎖(VH)アクセプターフレームワーク核酸配列と、少なくとも1つの可変軽鎖アクセプターフレームワーク核酸配列との混合物を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項20】
ステップ(d)の免疫グロブリン可変ドメインをコードする核酸のライブラリーを、発現ベクターにクローニングするステップ(e)と、ステップ(e)の前記発現ベクターで宿主細胞を形質転換し、前記宿主細胞を、前記ライブラリーによりコードされる複数の免疫グロブリン可変ドメインを発現させるために十分な条件下で培養するステップ(f)とをさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項21】
前記宿主細胞が、E.coliである、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記発現ベクターが、ファージミドまたはファージベクターである、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
核酸のコレクションを生成する方法であって、各核酸が、免疫した非ヒト哺乳動物からの免疫グロブリン可変ドメインから別々に単離された複数の相補性決定領域3(CDR3)配列を含むヒト免疫グロブリン可変ドメインをコードする、方法。
【請求項24】
(a)別個のヒト免疫グロブリン可変ドメインをコードする複数のアクセプターフレームワーク核酸配列を提供するステップであって、各アクセプターフレームワーク核酸配列が第1フレームワーク領域(FR1)、第2フレームワーク領域(FR2)、第3フレームワーク領域(FR3)および第4フレームワーク領域(FR4)を含み、前記FR1の領域およびFR2の領域は、相補性決定領域1(CDR1)を間に有し、前記FR2の領域およびFR3の領域は、相補性決定領域2(CDR2)を間に有し、前記FR3の領域およびFR4の領域は、ランダム核酸配列を間に有する少なくとも2つのIIs型制限酵素認識部位を含むスタッファー核酸配列を間に有するステップと、
(b)前記免疫した非ヒト哺乳動物から単離された相補性決定領域3(CDR3)配列をコードする複数の多様化された核酸配列を提供するステップであって、前記複数の多様化された核酸配列のそれぞれが、それぞれの端部にてIIs型制限酵素認識部位を含むステップと、
(c)前記CDR3の領域をコードする前記複数の核酸配列のそれぞれを、ステップ(b)の前記IIs型制限酵素認識部位と結合するIIs型制限酵素を用いて消化し、前記アクセプターフレームワークからのステップ(a)の前記スタッファー核酸配列を、ステップ(a)の前記IIs型制限酵素認識部位と結合するIIs型制限酵素を用いて消化するステップと、
(d)前記FR3の領域およびFR4の領域が、前記CDR3の領域またはCDR3の領域の役割を充足できるアミノ酸配列をコードする核酸配列を間に有し、かつステップ(a)および(b)の前記IIs型制限酵素認識部位を含有しない完全免疫グロブリン可変ドメインコード配列が復元するように、ステップ(c)の前記CDR3の領域またはCDR3のアミノ酸配列をコードする消化された核酸配列を、ステップ(c)の消化されたアクセプターフレームワークにライゲーションするステップと
を含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
ステップ(b)が、前記免疫した非ヒト哺乳動物からの前記CDR3配列を、IIs型制限部位を含有するオリゴヌクレオチドプライマーを用いて増幅することにより行われる、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記オリゴヌクレオチドプライマーが、前記哺乳動物のCDR3配列と、ヒト免疫グロブリン可変ドメインをコードする前記アクセプターフレームワークとの間の適合性を増進するように設計される、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記オリゴヌクレオチドプライマーが、前記哺乳動物のCDR3配列の境界における核酸配列を改変して、ヒト免疫グロブリン可変ドメインをコードする前記アクセプターフレームワーク内の適合性の付着ヌクレオチド配列を生成するように設計される、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
ステップ(b)が、前記非ヒト哺乳動物からのCDR H3配列を、FokI IIs制限部位を含有するオリゴヌクレオチドプライマーを用いて増幅することにより行われる、請求項25に記載の方法。
【請求項29】
前記非ヒト哺乳動物が、非ヒト霊長類、げっ歯類、イヌ、ネコ、ヒツジ、ヤギ、ウシ、ウマ、ラマ、ラクダ、ヒトコブラクダまたはブタである、請求項24に記載の方法。
【請求項30】
ステップ(a)およびステップ(b)の前記IIs型制限酵素認識部位が、異なるIIs型制限酵素により認識される、請求項24に記載の方法。
【請求項31】
前記IIs型制限酵素認識部位が、BsmBI認識部位、BsaI認識部位、FokI認識部位またはそれらの組み合わせである、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
CDR3配列をコードする前記多様化された核酸配列が、重鎖CDR3(CDR H3)配列をコードする、請求項24に記載の方法。
【請求項33】
CDR3配列をコードする前記多様化された核酸配列が、軽鎖CDR3(CDR L3)配列をコードする、請求項24に記載の方法。
【請求項34】
前記アクセプターフレームワーク核酸配列が、VH1−2、VH1−69、VH1−18、VH3−30、VH3−48、VH3−23およびVH5−51から選択されるヒト重鎖可変遺伝子配列を含む、請求項24に記載の方法。
【請求項35】
前記アクセプターフレームワーク核酸配列が、ヒトカッパ軽鎖可変遺伝子配列を含む、請求項24に記載の方法。
【請求項36】
前記ヒトカッパ軽鎖可変遺伝子配列が、VK1−33、VK1−39、VK3−11、VK3−15およびVK3−20から選択される、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記アクセプターフレームワーク核酸配列が、ヒトラムダ軽鎖可変遺伝子配列を含む、請求項24に記載の方法。
【請求項38】
前記ヒトラムダ軽鎖可変遺伝子配列が、VL1−44およびVL1−51から選択される、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記複数のアクセプターフレームワーク核酸配列が、少なくとも1つの可変重鎖(VH)アクセプターフレームワーク核酸配列と、少なくとも1つの可変軽鎖アクセプターフレームワーク核酸配列との混合物を含む、請求項24に記載の方法。
【請求項40】
ステップ(d)の免疫グロブリン可変ドメインをコードする核酸の前記ライブラリーを、発現ベクターにクローニングするステップ(e)と、ステップ(e)の前記発現ベクターで宿主細胞を形質転換し、前記宿主細胞を、前記ライブラリーによりコードされる複数の免疫グロブリン可変ドメインを発現させるために十分な条件下で培養するステップ(f)とをさらに含む、請求項24に記載の方法。
【請求項41】
前記宿主細胞が、E.coliである、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記発現ベクターが、ファージミドまたはファージベクターである、請求項40に記載の方法。
【請求項1】
核酸のコレクションを生成する方法であって、各核酸が、哺乳動物種からの免疫グロブリン可変ドメインレパートリーから別々に単離された複数の相補性決定領域3(CDR3)配列を含むヒト免疫グロブリン可変ドメインをコードする、方法。
【請求項2】
核酸のコレクションを生成する方法であって、各核酸が、非ヒト哺乳動物種からの免疫グロブリン可変ドメインレパートリーから別々に単離された複数の相補性決定領域3(CDR3)配列を含むヒト免疫グロブリン可変ドメインをコードする、方法。
【請求項3】
核酸のコレクションを生成する方法であって、各核酸が、ヒトからの免疫グロブリン可変ドメインレパートリーから別々に単離された複数の相補性決定領域3(CDR3)配列を含むヒト免疫グロブリン可変ドメインをコードする、方法。
【請求項4】
(a)別個のヒト免疫グロブリン可変ドメインをコードする複数のアクセプターフレームワーク核酸配列を提供するステップであって、各アクセプターフレームワーク核酸配列が第1フレームワーク領域(FR1)、第2フレームワーク領域(FR2)、第3フレームワーク領域(FR3)および第4フレームワーク領域(FR4)を含み、前記FR1の領域およびFR2の領域は、相補性決定領域1(CDR1)を間に有し、前記FR2の領域およびFR3の領域は、相補性決定領域2(CDR2)を間に有し、前記FR3の領域およびFR4の領域は、ランダム核酸配列を間に有する少なくとも2つのIIs型制限酵素認識部位を含むスタッファー核酸配列を間に有するステップと、
(b)前記哺乳動物種の免疫グロブリンレパートリーから単離された相補性決定領域3(CDR3)配列をコードする複数の多様化された核酸配列を提供するステップであって、前記複数の多様化された核酸配列のそれぞれが、それぞれの端部にてIIs型制限酵素認識部位を含むステップと、
(c)前記CDR3の領域をコードする前記複数の核酸配列のそれぞれを、ステップ(b)の前記IIs型制限酵素認識部位と結合するIIs型制限酵素を用いて消化し、前記アクセプターフレームワークからのステップ(a)の前記スタッファー核酸配列を、ステップ(a)の前記IIs型制限酵素認識部位と結合するIIs型制限酵素を用いて消化するステップと、
(d)前記FR3の領域およびFR4の領域が、前記CDR3の領域またはCDR3の領域の役割を充足できるアミノ酸配列をコードする核酸配列を間に有し、かつステップ(a)および(b)の前記IIs型制限酵素認識部位を含有しない完全免疫グロブリン可変ドメインコード配列が復元するように、ステップ(c)の前記CDR3の領域またはCDR3のアミノ酸配列をコードする消化された核酸配列を、ステップ(c)の消化されたアクセプターフレームワークにライゲーションするステップと
を含む、請求項1、2または3に記載の方法。
【請求項5】
ステップ(b)が、哺乳動物種からの前記CDR3配列を、IIs型制限部位を含有するオリゴヌクレオチドプライマーを用いて増幅することにより行われる、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記オリゴヌクレオチドプライマーが、前記哺乳動物のCDR3配列と、ヒト免疫グロブリン可変ドメインをコードする前記アクセプターフレームワークとの間の適合性を増進するように設計される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記オリゴヌクレオチドプライマーが、前記哺乳動物のCDR3配列の境界における核酸配列を改変して、ヒト免疫グロブリン可変ドメインをコードする前記アクセプターフレームワーク内の適合性の付着ヌクレオチド配列を生成するように設計される、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
ステップ(b)が、非ヒト種からの前記CDR3配列を、FokI IIs制限部位を含有するオリゴヌクレオチドプライマーを用いて増幅することにより行われる、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
前記非ヒト種が、非ヒト霊長類、げっ歯類、イヌ、ネコ、ヒツジ、ヤギ、ウシ、ウマ、Camelidae科のメンバー、ラマ、ラクダ、ヒトコブラクダまたはブタである、請求項2に記載の方法。
【請求項10】
ステップ(a)およびステップ(b)の前記IIs型制限酵素認識部位が、異なるIIs型制限酵素により認識される、請求項4に記載の方法。
【請求項11】
前記IIs型制限酵素認識部位が、BsmBI認識部位、BsaI認識部位、FokI認識部位またはそれらの組み合わせである、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
CDR3配列をコードする前記多様化された核酸配列が、重鎖CDR3(CDR H3)配列をコードする、請求項4に記載の方法。
【請求項13】
CDR3配列をコードする前記多様化された核酸配列が、軽鎖CDR3(CDR L3)配列をコードする、請求項4に記載の方法。
【請求項14】
前記アクセプターフレームワーク核酸配列が、VH1−2、VH1−69、VH1−18、VH3−30、VH3−48、VH3−23およびVH5−51から選択されるヒト重鎖可変遺伝子配列を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項15】
前記アクセプターフレームワーク核酸配列が、ヒトカッパ軽鎖可変遺伝子配列を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項16】
前記ヒトカッパ軽鎖可変遺伝子配列が、VK1−33、VK1−39、VK3−11、VK3−15およびVK3−20から選択される、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記アクセプターフレームワーク核酸配列が、ヒトラムダ軽鎖可変遺伝子配列を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項18】
前記ヒトラムダ軽鎖可変遺伝子配列が、VL1−44およびVL1−51から選択される、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記複数のアクセプターフレームワーク核酸配列が、少なくとも1つの可変重鎖(VH)アクセプターフレームワーク核酸配列と、少なくとも1つの可変軽鎖アクセプターフレームワーク核酸配列との混合物を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項20】
ステップ(d)の免疫グロブリン可変ドメインをコードする核酸のライブラリーを、発現ベクターにクローニングするステップ(e)と、ステップ(e)の前記発現ベクターで宿主細胞を形質転換し、前記宿主細胞を、前記ライブラリーによりコードされる複数の免疫グロブリン可変ドメインを発現させるために十分な条件下で培養するステップ(f)とをさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項21】
前記宿主細胞が、E.coliである、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記発現ベクターが、ファージミドまたはファージベクターである、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
核酸のコレクションを生成する方法であって、各核酸が、免疫した非ヒト哺乳動物からの免疫グロブリン可変ドメインから別々に単離された複数の相補性決定領域3(CDR3)配列を含むヒト免疫グロブリン可変ドメインをコードする、方法。
【請求項24】
(a)別個のヒト免疫グロブリン可変ドメインをコードする複数のアクセプターフレームワーク核酸配列を提供するステップであって、各アクセプターフレームワーク核酸配列が第1フレームワーク領域(FR1)、第2フレームワーク領域(FR2)、第3フレームワーク領域(FR3)および第4フレームワーク領域(FR4)を含み、前記FR1の領域およびFR2の領域は、相補性決定領域1(CDR1)を間に有し、前記FR2の領域およびFR3の領域は、相補性決定領域2(CDR2)を間に有し、前記FR3の領域およびFR4の領域は、ランダム核酸配列を間に有する少なくとも2つのIIs型制限酵素認識部位を含むスタッファー核酸配列を間に有するステップと、
(b)前記免疫した非ヒト哺乳動物から単離された相補性決定領域3(CDR3)配列をコードする複数の多様化された核酸配列を提供するステップであって、前記複数の多様化された核酸配列のそれぞれが、それぞれの端部にてIIs型制限酵素認識部位を含むステップと、
(c)前記CDR3の領域をコードする前記複数の核酸配列のそれぞれを、ステップ(b)の前記IIs型制限酵素認識部位と結合するIIs型制限酵素を用いて消化し、前記アクセプターフレームワークからのステップ(a)の前記スタッファー核酸配列を、ステップ(a)の前記IIs型制限酵素認識部位と結合するIIs型制限酵素を用いて消化するステップと、
(d)前記FR3の領域およびFR4の領域が、前記CDR3の領域またはCDR3の領域の役割を充足できるアミノ酸配列をコードする核酸配列を間に有し、かつステップ(a)および(b)の前記IIs型制限酵素認識部位を含有しない完全免疫グロブリン可変ドメインコード配列が復元するように、ステップ(c)の前記CDR3の領域またはCDR3のアミノ酸配列をコードする消化された核酸配列を、ステップ(c)の消化されたアクセプターフレームワークにライゲーションするステップと
を含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
ステップ(b)が、前記免疫した非ヒト哺乳動物からの前記CDR3配列を、IIs型制限部位を含有するオリゴヌクレオチドプライマーを用いて増幅することにより行われる、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記オリゴヌクレオチドプライマーが、前記哺乳動物のCDR3配列と、ヒト免疫グロブリン可変ドメインをコードする前記アクセプターフレームワークとの間の適合性を増進するように設計される、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記オリゴヌクレオチドプライマーが、前記哺乳動物のCDR3配列の境界における核酸配列を改変して、ヒト免疫グロブリン可変ドメインをコードする前記アクセプターフレームワーク内の適合性の付着ヌクレオチド配列を生成するように設計される、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
ステップ(b)が、前記非ヒト哺乳動物からのCDR H3配列を、FokI IIs制限部位を含有するオリゴヌクレオチドプライマーを用いて増幅することにより行われる、請求項25に記載の方法。
【請求項29】
前記非ヒト哺乳動物が、非ヒト霊長類、げっ歯類、イヌ、ネコ、ヒツジ、ヤギ、ウシ、ウマ、ラマ、ラクダ、ヒトコブラクダまたはブタである、請求項24に記載の方法。
【請求項30】
ステップ(a)およびステップ(b)の前記IIs型制限酵素認識部位が、異なるIIs型制限酵素により認識される、請求項24に記載の方法。
【請求項31】
前記IIs型制限酵素認識部位が、BsmBI認識部位、BsaI認識部位、FokI認識部位またはそれらの組み合わせである、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
CDR3配列をコードする前記多様化された核酸配列が、重鎖CDR3(CDR H3)配列をコードする、請求項24に記載の方法。
【請求項33】
CDR3配列をコードする前記多様化された核酸配列が、軽鎖CDR3(CDR L3)配列をコードする、請求項24に記載の方法。
【請求項34】
前記アクセプターフレームワーク核酸配列が、VH1−2、VH1−69、VH1−18、VH3−30、VH3−48、VH3−23およびVH5−51から選択されるヒト重鎖可変遺伝子配列を含む、請求項24に記載の方法。
【請求項35】
前記アクセプターフレームワーク核酸配列が、ヒトカッパ軽鎖可変遺伝子配列を含む、請求項24に記載の方法。
【請求項36】
前記ヒトカッパ軽鎖可変遺伝子配列が、VK1−33、VK1−39、VK3−11、VK3−15およびVK3−20から選択される、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記アクセプターフレームワーク核酸配列が、ヒトラムダ軽鎖可変遺伝子配列を含む、請求項24に記載の方法。
【請求項38】
前記ヒトラムダ軽鎖可変遺伝子配列が、VL1−44およびVL1−51から選択される、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記複数のアクセプターフレームワーク核酸配列が、少なくとも1つの可変重鎖(VH)アクセプターフレームワーク核酸配列と、少なくとも1つの可変軽鎖アクセプターフレームワーク核酸配列との混合物を含む、請求項24に記載の方法。
【請求項40】
ステップ(d)の免疫グロブリン可変ドメインをコードする核酸の前記ライブラリーを、発現ベクターにクローニングするステップ(e)と、ステップ(e)の前記発現ベクターで宿主細胞を形質転換し、前記宿主細胞を、前記ライブラリーによりコードされる複数の免疫グロブリン可変ドメインを発現させるために十分な条件下で培養するステップ(f)とをさらに含む、請求項24に記載の方法。
【請求項41】
前記宿主細胞が、E.coliである、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記発現ベクターが、ファージミドまたはファージベクターである、請求項40に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8−1】
【図8−2】
【図8−3】
【図8−4】
【図8−5】
【図8−6】
【図8−7】
【図8−8】
【図8−9】
【図8−10】
【図8−11】
【図8−12】
【図8−13】
【図8−14】
【図8−15】
【図8−16】
【図8−17】
【図8−18】
【図8−19】
【図8−20】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図15】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8−1】
【図8−2】
【図8−3】
【図8−4】
【図8−5】
【図8−6】
【図8−7】
【図8−8】
【図8−9】
【図8−10】
【図8−11】
【図8−12】
【図8−13】
【図8−14】
【図8−15】
【図8−16】
【図8−17】
【図8−18】
【図8−19】
【図8−20】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図15】
【公表番号】特表2012−527246(P2012−527246A)
【公表日】平成24年11月8日(2012.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−512040(P2012−512040)
【出願日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【国際出願番号】PCT/US2010/035619
【国際公開番号】WO2010/135558
【国際公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【出願人】(506198562)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年11月8日(2012.11.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【国際出願番号】PCT/US2010/035619
【国際公開番号】WO2010/135558
【国際公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【出願人】(506198562)
【Fターム(参考)】
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