説明

周波数変換回路及び受信装置

【課題】サブハーモニックミキサーを用いた周波数変換回路において、イメージ信号の除去を確実に行えるようにすること。
【解決手段】周波数変換部30では、受信信号であるRF信号は、位相シフト回路31によって位相差が90度である信号RF1,RF2に変換され、ミキサー34a,34bによって、信号RF1,RF2それぞれに局部発振信号生成部32によって生成された局部発振信号Loと乗算(合成)され、LPF35a,35bによって、RF信号と局部発振信号Loの第N高調波との差周波数|FRF−FLo×N|の信号が抽出され、更に、PPF36によってイメージ信号が除去されて、希望周波数のIF信号として出力される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、周波数変換回路及びこの周波数変換回路を備えた受信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
スーパーへテロダイン方式の無線通信装置では、ミキサーを用いて、受信信号に、装置内部の局部発振器で生成した局部発振信号(ローカル信号)を乗算(合成)して中間周波数の信号(IF信号)に変換(ダウンコンバート)する周波数変換が行われる。
【0003】
この周波数変換を行うことで生じるイメージ信号(局部発振信号の周波数を中心として受信希望信号の周波数と対称の位置の周波数の信号)の除去として、例えば特許文献1のようなポリフェーズフィルターが用いられる。具体的には、受信信号に、互いに位相が90度異なる二つの局部発振信号Lo1,Lo2それぞれを乗算することで、中間周波数の信号(IF信号)に変換するとともに、90度の位相差をもつ直交信号(I,Q信号)に変換し、変換した直交信号をポリフェーズフィルターに通すことでイメージ信号を除去(キャンセル)する。
【0004】
イメージ信号の除去を良好に行うためには局部発振信号Lo1,Lo2の位相が正確に90度ずれている必要がある。実際には、位相シフト回路の回路素子のばらつきなどにより局部発振信号Lo1,Lo2の位相差が正確に90度にならないことがあるが、例えば±3度程度の許容誤差θがあり、この許容誤差θを満たすように位相シフト回路が構成されていれば良い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−193363号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、IF信号への周波数変換を行う場合には、受信信号の周波数から中間周波数だけ離れた周波数の局部発振信号Loを用いるのが一般的である。しかし、受信信号が高周波になればなるほど、局部発振信号Loも高周波となるため、局部発振器がより高価になったり、電力消費が大きくなるといった問題が生じてくる。そこで、必要な局部発振信号Loの1/Nの発振周波数の局部発振器を用いて、受信信号の周波数と局部発振信号の第N高調波(N倍波)との差周波数の信号を得るサブハーモニックミキサーを用いる方式が考えられる。
【0007】
しかしながら、サブハーモニックミキサーでは、受信信号と局部発振信号Loの高調波成分(N倍波)との周波数の差周波数の信号を取り出すため、上述のポリフェーズフィルターを用いたイメージ除去を行う場合、第N高調波が用いられるとすれば、局部発振信号Lo1,Lo2の許容される位相誤差はθ/Nとなる。つまり、高調波の次数Nが大きくなるほど許容誤差θ/Nは小さくなる。例えば、第11高調波を用いるサブハーモニックミキサーであれば、許容される位相誤差がθ/11となり、θ=±3度、とすると、±0.3度以内の位相誤差しか許容されないことになる。このような許容誤差θ/Nを満足する位相シフト回路の生成は非常に困難であり、現実的ではない。従って、サブハーモニックミキサーを用いた周波数変換回路において、イメージ信号を確実に除去する方法が求められている。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、サブハーモニックミキサーを用いた周波数変換回路において、イメージ信号の除去を確実に行えるようにすることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するための第1の形態は、周波数が予め規定された高周波信号の受信信号に局部発振信号を乗算して当該局部発振信号の高調波と前記高周波信号の周波数との差周波数の信号を取り出す周波数変換回路であって、前記受信信号の位相を変換して位相差が90度となる一対の位相差受信信号を生成する位相変換部と、前記一対の位相差受信信号それぞれに前記局部発振信号を乗算するミキサー部と、前記ミキサー部の出力信号から前記差周波数の信号成分を抽出するフィルター部と、前記フィルター部により抽出された信号からイメージ信号を除去するイメージ信号除去回路部とを備えた周波数変換回路である。
【0010】
この第1の形態によれば、高周波信号の受信信号に局部発振信号を乗算して、局部発振信号の高調波と高周波信号の周波数の差周波数の信号を取り出す周波数変換回路において、受信信号の位相を変換して生成された位相差が90度となる一対の位相差受信信号それぞれに局部発振信号が乗算され、差周波数の信号成分が抽出され、イメージ信号が除去される。
【0011】
受信信号と局部発振信号の高調波との差周波数の信号を取り出す周波数変換回路(いわゆる、サブハーモニックミキサー)では、局部発振信号の位相を変換して位相差が90度となる二つの信号を生成する従来の方法を採用すると、許容される局部発振信号の位相差の誤差はθ/Nとなり、局部発振信号の高調波の次数Nに影響される。これに対して、この第1の形態のように、受信信号の位相を変換して位相差が90度となる一対の位相差受信信号を生成し、この位相差受信信号それぞれに局部発振信号を乗算することで、位相変換部が生成する位相差受信信号の位相差の許容誤差θは、局部発振信号の高調波(第N高調波)の次数Nに影響されないため、確実なイメージ信号の除去が実現される。
【0012】
また、第2の形態として、周波数が予め規定された高周波信号の受信信号の位相を変換することによって、位相差が90度となる第1の受信信号及び第2の受信信号を生成する位相変換部と、前記第1の受信信号に局部発振信号を乗算する第1のミキサー部と、前記第2の受信信号に局部発振信号を乗算する第2のミキサー部と、前記第1のミキサー部及び第2のミキサー部の出力信号から、前記局部発振信号の高調波の周波数と前記高周波信号の周波数との差周波数の信号成分を抽出するフィルター部と、前記フィルター部により抽出された信号からイメージ信号を除去するイメージ信号除去回路部とを備えた周波数変換回路を構成しても良い。
【0013】
この第2の形態によれば、位相差が90度となる第1の受信信号及び第2の受信信号それぞれに局部発振信号が乗算され、差周波数の信号成分が抽出され、イメージ信号が除去される。これにより、第1の形態の周波数変換回路と同様に、位相変換部が生成する位相差受信信号の位相差の許容誤差θは、局部発振信号の高調波(第N高調波)の次数Nに影響されないため、確実なイメージ信号の除去が実現される。
【0014】
また、第3の形態として、第1又は第2の形態の周波数変換回路であって、前記高調波の周波数は、前記局部発振信号のN倍(N≧3)の周波数である周波数変換回路を構成しても良い。
【0015】
この第3の形態によれば、周波数変換回路では、周波数が局部発振信号のN倍(N≧3)の高調波(第N高調波)と、受信信号である高周波信号の周波数との差周波数の信号が取り出される。
【0016】
また、第4の形態として、第1〜第3の何れかの形態の周波数変換回路であって、前記イメージ信号除去回路部は、ポリフェーズフィルターでなる周波数変換回路を構成しても良い。
【0017】
また、第5の形態として、第1〜第4の何れかの形態の周波数変換回路であって、前記高周波信号は、測位用衛星が発信する衛星信号である周波数変換回路を構成しても良い。
【0018】
更に、第6の形態として、第5の形態の周波数変換回路を備えた受信装置を構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】GPS受信装置のブロック構成図。
【図2】周波数変換部のブロック構成図。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、以下では、本発明を、測位用衛星の一種であるGPS(Global Positioning System)衛星から発信されているGPS信号(高周波信号)を受信するGPS受信装置に適用した場合を説明するが、本発明の適用可能な実施形態がこれに限定されるものではない。
【0021】
[構成]
図1は、本実施形態におけるGPS受信装置1のブロック構成図である。図1に示すように、GPS受信装置1は、GPSアンテナ10と、RF(Radio Frequency)受信回路部20と、ベースバンド部40とを備えて構成される。
【0022】
GPSアンテナ10は、測位用衛星の一種であるGPS衛星から発信されているGPS衛星信号を含むRF信号を受信する。なお、GPS衛星信号は、GPS衛星毎に異なる拡散符号の一種であるPRN(Pseudo Random Noise)コードで直接スペクトラム拡散方式により変調された1.57542[GHz]の通信信号である。PRNコードは、コード長1023チップを1フレームとする繰返し周期1msの擬似ランダム雑音符号である。
【0023】
RF受信回路部20は、SAW(Surface Acoustic Wave)フィルター21と、LNA(Low Noise Amplifier)22と、周波数変換部(周波数変換回路)30と、増幅部23と、ADC(Analog to Digital Converter)24とを有する。
【0024】
SAWフィルター21は、バンドパスフィルターであり、GPSアンテナ10で受信されたRF信号に対して、所定帯域の信号を通過させ帯域外の周波数成分を遮断する。LNA22は、低雑音アンプであり、SAWフィルター21から出力されたRF信号を増幅する。
【0025】
周波数変換部30は、LNA22から出力されたRF信号に、その周波数FRFの略1/Nの周波数FLoの局部発信信号Loを乗算して、該RF信号を周波数|FRF−FLo×N|の中間周波数信号(IF信号)に変換するサブハーモニック方式の周波数変換を行う。本実施形態では、N≧3、であることとするが、N≧10、とすることで、より省電力な局部信号発振器とすることができる。
【0026】
増幅部23は、周波数変換部30から出力されたIF信号を増幅する。ADC24は、増幅部23から出力されたアナログ信号であるIF信号を、デジタル信号に変換する。
【0027】
ベースバンド部40は、RF受信回路部20から出力されたIF信号に対する相関処理を行ってGPS衛星信号を捕捉・抽出し、データを復号して航法メッセージや時刻情報を取り出し、疑似距離の算出演算や測位演算を行う。
【0028】
図2は、周波数変換部30のブロック構成図である。図2に示すように、周波数変換部30は、位相シフト回路(位相変換部)31と、局部発振信号生成部32と、ミキサー34a,34b(ミキサー部)と、LPF35a,35bと、PPF(ポリフェーズフィルター)(イメージ信号除去回路)36とを備えて構成される。
【0029】
位相シフト回路31は、入力されるRF信号の位相を変換し、その位相差が90度となる一対の位相差受信信号(直交信号)を生成する。この位相シフト回路31は、例えばRCフィルター(HPF及びLPF)によって実現され、RF信号の位相を45度進めた信号RF1と、位相を45度遅らせた信号RF2とを生成することで、位相差が90度となる2つの信号RF1,RF2を生成する。
【0030】
局部発振信号生成部32は、VCO(Voltage Controlled Oscillator)等の発振器を有し、受信されるRF信号の周波数FRFの略1/Nの周波数FLoの局部発振信号(ローカル信号)Loを生成する。より具体的には、|FRF−FLo×N|=中間周波数、を満たす周波数FLoの局部発振信号Loを生成する。GPS受信装置1は、GPS衛星信号という1波のみを受信するため、局部発振信号生成部32も1波のみを生成すれば良い。このため、高精度な周波数を、少ない電力消費で生成することができる。
【0031】
ミキサー34a,34bは、位相シフト回路31から出力された信号RF1,RF2それぞれに対して、局部発振信号生成部32によって生成された局部発振信号Loを乗算(合成)する。このミキサー34a,34bは、例えばギルバート・セル・ミキサーで実現され、位相シフト回路31から出力された信号RF1,RF2それぞれが、前段の差動増幅回路33a,33bによって差動形式の信号に変換されて入力される。すなわち、ミキサー34aは、位相シフト回路31から出力された信号RF1の差動信号(原信号RF1及び反転信号RF1)それぞれに、局部発振信号Loを乗算(合成)した信号(I信号)を生成する。また、ミキサー34bは、位相シフト回路31から出力された信号RF2の差動信号(原信号RF2及び反転信号RF2)それぞれに、局部発振信号Loを乗算(合成)した信号(Q信号)を生成する。
【0032】
また、ミキサー34a,34bはサブハーモニックミキサーとして用いるため、このミキサー34a,34bそれぞれから出力される信号には、RF信号と局部発振信号Loの第N高調波との差周波数|FRF−FLo×N|の信号が含まれている。
【0033】
LPF35a,35bは、それぞれ、ミキサー34a,34bから出力される信号に対して、RF信号と局部発振信号Loの第N高調波との差周波数|FRF−FLo×N|の成分を含む低帯域の信号を通過させ、帯域外の周波数成分を遮断する。このLPF35a,35bにより、ミキサー34a,34bそれぞれの出力信号から希望のIF信号が抽出される。すなわち、LPF35aによってIF信号の同相成分信号(I信号)が抽出され、LPF35bによって、IF信号の直交成分信号(Q信号)が抽出される。
【0034】
PPF(ポリフェーズフィルター)36は、LPF35a,35bから出力されたIF信号からイメージ信号を除去する。このPPF36は、4相のRCフィルターであり、位相が90度ずつずれた4つの信号が入力される。すなわち、LPF35aからのI信号の差動信号I,Iと、LPF35bからのQ信号の差動信号Q,Qとが入力される。
【0035】
なお、本実施形態では、周波数変換部30において利用する局部発振信号Loの高調波は第3高調波以上(N≧3)が好適であり、第10高調波以上(N≧10)とすればより好適である。すなわち、局部発振信号生成部32が有する発振器(局部発振器)の発振周波数が、より低い周波数となり、電力消費が少なくて済むからである。
【0036】
また、本実施形態はGPS受信装置であり、受信する周波数は1種類(1.57542[GHz])である。このため、局部発振器に要求される発振周波数も1種類である。サブハーモニックミキサーを利用する受信装置では、局部発振信号Loの高調波を利用するため、局部発振器の精度が重要である。複数種類の周波数の受信を前提とした受信装置では、受信周波数それぞれに応じた高精度の発振周波数が必要である。しかし、本実施形態では、予め定められた1種類の局部発振周波数があれば良いため、複数種類の周波数を受信する受信装置と比較して構成が容易である。
【0037】
[作用・効果]
このように、本実施形態によれば、GPS受信装置1の周波数変換部30では、受信信号であるRF信号が、位相シフト回路31によって位相差が90度である信号RF1,RF2に変換される。そして、ミキサー34a,34bによって、信号RF1,RF2それぞれに局部発振信号生成部32によって生成された局部発振信号Loと乗算(合成)される。次に、LPF35a,35bによって、RF信号と局部発振信号Loの第N高調波との差周波数|FRF−FLo×N|の信号が抽出される。更に、PPF36によってイメージ信号が除去されて、希望周波数のIF信号として出力される。
【0038】
つまり、従来のように、局部発振信号Loではなく、受信信号であるRF信号の位相を変換して位相差が90度の信号RF1,RF2を生成し、この信号RF1,RF2それぞれに局部発振信号Loを乗算することでI,Q信号に分離しているため、位相シフト回路31に要求される許容誤差θは、局部発振信号Loの高調波の次数Nに影響されず、サブハーモニックミキサーにおける確実なイメージ除去が実現される。
【0039】
[変形例]
なお、本発明の適用可能な実施形態は、上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能なのは勿論である。
【0040】
(A)位相シフト回路31
例えば、上述の実施形態では、位相シフト回路31は、RF信号の位相を45度進めた信号RF1と45度遅らせた信号RF2とを生成することで、位相差が90度となる信号RF1,RF2を生成することとしたが、例えば、位相を90度遅らせた信号を生成するなど、互いに位相が90度異なる2つの信号が生成できれば良い。
【0041】
(B)ミキサー34a,34b
また、上述の実施形態では、ミキサー34a,34bはギルバード・セル・ミキサーとしたが、例えばダブル・バランス型のミキサーなど、サブハーモニックミキサーであれば何れでも良い。
【0042】
(C)受信装置
また、上述の実施形態では、GPS信号を受信するGPS受信装置としたが、例えばGLONASS(GLObal Navigation Satellite System)といった他の衛星測位システムにおける衛星信号を受信する受信装置にも同様に適用可能である。
【符号の説明】
【0043】
1 GPS受信装置、10 GPSアンテナ、20 RF受信回路部、21 SAWフィルター、22 LNA、23 増幅部、24 ADC、30 周波数変換部、31 位相シフト回路、32 局部部発振信号生成部、33a,33b 差動増幅回路、34a,34b ミキサー、35a,35b LPF、36 PPF、40 ベースバンド部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
周波数が予め規定された高周波信号の受信信号に局部発振信号を乗算して当該局部発振信号の高調波の周波数と前記高周波信号の周波数との差周波数の信号を取り出す周波数変換回路であって、
前記受信信号の位相を変換して位相差が90度となる一対の位相差受信信号を生成する位相変換部と、
前記一対の位相差受信信号それぞれに前記局部発振信号を乗算するミキサー部と、
前記ミキサー部の出力信号から前記差周波数の信号成分を抽出するフィルター部と、
前記フィルター部により抽出された信号からイメージ信号を除去するイメージ信号除去回路部と、
を備えた周波数変換回路。
【請求項2】
周波数が予め規定された高周波信号の受信信号の位相を変換することによって、位相差が90度となる第1の受信信号及び第2の受信信号を生成する位相変換部と、
前記第1の受信信号に局部発振信号を乗算する第1のミキサー部と、
前記第2の受信信号に局部発振信号を乗算する第2のミキサー部と、
前記第1のミキサー部及び第2のミキサー部の出力信号から、前記局部発振信号の高調波の周波数と前記高周波信号の周波数との差周波数の信号成分を抽出するフィルター部と、
前記フィルター部により抽出された信号からイメージ信号を除去するイメージ信号除去回路部と、
を備えた周波数変換回路。
【請求項3】
前記高調波の周波数は、前記局部発振信号のN倍(N≧3)の周波数である請求項1又は2に記載の周波数変換回路。
【請求項4】
前記イメージ信号除去回路部は、ポリフェーズフィルターでなる請求項1〜3の何れか一項に記載の周波数変換回路。
【請求項5】
前記高周波信号は、測位用衛星が発信する衛星信号である請求項1〜4の何れか一項に記載の周波数変換回路。
【請求項6】
請求項5に記載の周波数変換回路を備えた受信装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate