説明

味見兼計量スプーン付箸

【課題】計量スプーンと調理用箸の機能が1対の箸で行えるよう、箸の先端に味見と計量を行うスプーンを設けた。また、不使用時箸を収納する場所を有する置き台を備えた味見兼計量スプーン付箸を提供する。
【解決手段】箸1の上部先端に味見兼計量スプーン部と箸2の上部先端に味見兼計量スプーン部と同量計量可能な味見兼計量スプーン部を備えた味見兼計量スプーン付箸部を設け、置き台5の正面には、味見兼計量スプーン付箸部を収納するための箸立て穴6と、その箸立て穴6を清掃するブラシ8を収納するブラシ用穴7を設け、キッチングッズとして見栄えを良くするための絵柄14を施し、置き台5の裏面には、料理での時間設定に必要なタイマー機能をつけ、タイマー表示盤とスタートを起動するタイマースタートボタン、設定をキャンセルするタイマーキャンセルボタン、および、時間設定用のタイマー時間設定ボタンなどを備えたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は料理時、味見用スプーンと調味料などを計量する計量スプーンと調理用箸の機能が1対の箸で行えるよう、箸の先端に味見と計量を行うスプーンを設けた。
また、不使用時箸を収納する場所を有する置き台を備えた。
【0002】
味見兼計量スプーンは、1対の箸の各先端に容量5CCのスプーンを備える。
このことにより味見と計量をどちらの箸を使用してもできるようにして、箸の選択を不要にした。
計量も5CCの倍数で計量できる。
【0003】
さらに、最近の料理にはタイマーを使用することが多い。
計時用のタイマーを設け、料理の利便性を高めることができる。
【背景技術】
【0004】
従来は、味見および計量のためのスプーンと、箸を別々に用意し、料理の時間設定が必要な場合はタイマーを別に用意して料理を行っていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
料理するときにスプーンと箸、それにタイマーとそれぞれを個別に用意しなければならなかった。
また、味見、または、計量の度にスプーンと箸の持ち替えを行う煩わしさがあった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明では、箸(1)の上部先端に味見兼計量スプーン部(3)と箸(2)の上部先端に味見兼計量スプーン部(3)と同量計量可能な味見兼計量スプーン部(4)を備えた味見兼計量スプーン付箸部(15、16)を設け、置き台(5)の正面には、味見兼計量スプーン付箸部(15、16)を収納するための箸立て穴(6)と、その箸立て穴(6)を清掃するブラシ(8)を収納するブラシ用穴(7)を設け、キッチングッズとして見栄えを良くするための絵柄(14)を施し、置き台(5)の裏面には、料理での時間設定に必要なタイマー機能をつけ、タイマー表示盤(9)とスタートを起動するタイマースタートボタン(10)、設定をキャンセルするタイマーキャンセルボタン(11)、および、時間設定用のタイマー時間設定ボタン(12)などを備える。
以上のように構成された味見兼計量スプーン付箸である。
【発明の効果】
【0007】
味見兼計量スプーンで計量する量を箸の一片と他の一片とも5ccとし、計量作業を1対の箸どちらでも変わらないようにした。
味見もどちらの箸を使用しても、味見の量が変わらないようにして利便性を高めた。
計量が5cc以上の場合は、その倍数で行える。
【0008】
また、1対の箸を収納する箸立て穴のある置き台を設け、その置き台に箸立て穴を清掃するブラシ、および、計時用のタイマーを用意した。
その結果、段取り良く料理ができるようになる。
置き台の表面に絵柄を施しキッチングッズとしても使用できるようにした。
本発明の効果として、味見や計量を行うスプーンと、箸の機能を1つに纏め、味見用取皿の用意を不要にし、味見や計量を行う際のスプーンと箸の持ち替えを行うことをしないですむようになった。
計量も1対の箸どちらも5ccなので箸の選択に迷わなくてすむようになった。
【0009】
料理の時間測定が必要なときあらためてタイマーを用意することなく料理の段取りがしやすくなる。
【0010】
最近、料理に使用する道具は、カラフルでキッチンに飾って見栄えも良くするようにデザインされることが多い。
本発明は、箸立て穴、箸立て穴清掃用ブラシを設けた置き台をキチングッズに仕上げる絵柄等で飾り、料理の楽しみを高める。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】 本発明による味見兼計量スプーンと箸の一体化した外観の斜視図である。
【図2】 味見兼計量スプーンと箸置き台の外観の説明図である。
【図3】 置き台の正面図である。
【図4】 置き台の裏面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明について図面を参照しながら説明する。
図1は、箸(1)の上部先端に味見兼計量スプーン部(3)と箸(2)の上部先端に味見兼計量スプーン部(3)と同量計量可能な味見兼計量スプーン部(4)を備えた味見兼計量スプーン付箸部(15、16)を設ける。
味見兼計量スプーン部(3、4)の計量容量は5CCと同じ容量である。
このことによりどちらの箸(1、2)を使用しても計量は変わらないし、味見する量も変わらず作業の均一性が得られる。
【0013】
図2は、味見兼計量スプーン付箸部(15、16)と箸立て穴(6)、箸立て穴清掃用ブラシ(8)、タイマー時間表示盤(9)、キッチングッズとして見栄えを良くするための絵柄(14)を施した置き台(5)を表す外観図である。
【0014】
図3は、置き台(5)を正面から見た図である。
置き台(5)正面には味見兼計量スプーン付箸部(15、16)を収納するための箸立て穴(6)と、その箸立て穴(6)を清掃するブラシ(8)を収納するブラシ用穴(7)を設ける。
それらの穴に味見兼計量スプーン付箸部(15、16)、ブラシ(8)を収納し、置き台(5)の表面に絵柄(14)を施す。
【0015】
図4は、置き台(5)の裏面をあらわした図である。
裏面には、料理での時間設定に必要なタイマー機能をつけ、タイマー表示盤(9)とスタートを起動するタイマースタートボタン(10)、設定をキャンセルするタイマーキャンセルボタン(11)、および、時間設定用のタイマー時間設定ボタン(12)などを備えている。
このように置き台(5)に纏めることにより、料理段取りのしやすさとスプーンと箸の持ち替えをなくすことなど、料理効率を良くすることを特徴とする味見兼計量スプーン付箸を実現した。
【産業上の利用可能性】
【0016】
本発明により、料理に必要な味見、計量、箸、時間計測の機能が一箇所に統合でき、料理用具のセット販売も可能となる。
また、箸のいずれも計量容量を同じにすることにより異なるタイプの味見兼計量スプーン部を作ることなく製造の単一化が図れる。
さらに、置き台をデザインすることによりキッチングッズとしても飾ることができる利点がある。
【符号の説明】
【0017】
1 箸の一片
2 箸の他一片
3 味見兼計量スプーン部
4 味見兼計量スプーン部
5 置き台
6 箸立て穴
7 ブラシ用穴
8 ブラシ
9 タイマー時間表示版
10 タイマースタートボタン
11 タイマーリセットボタン
12 タイマー時間設定ボタン
14 絵柄
15 味見兼計量スプーン付箸部
16 味見兼計量スプーン付箸部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
箸(1)の上部先端に味見兼計量スプーン部(3)と箸(2)の上部先端に味見兼計量スプーン部(3)と同量計量可能な味見兼計量スプーン部(4)を備えた味見兼計量スプーン付箸部(15、16)を設け、置き台(5)の正面には、味見兼計量スプーン付箸部(15、16)を収納するための箸立て穴(6)と、その箸立て穴(6)を清掃するブラシ(8)を収納するブラシ用穴(7)を設け、キッチングッズとして見栄えを良くするための絵柄(14)を施し、置き台(5)の裏面には、料理での時間設定に必要なタイマー機能をつけ、タイマー表示盤(9)とスタートを起動するタイマースタートボタン(10)、設定をキャンセルするタイマーキャンセルボタン(11)、および、時間設定用のタイマー時間設定ボタン(12)などを備えたことを特徴とする味見兼計量スプーン付箸。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2013−9931(P2013−9931A)
【公開日】平成25年1月17日(2013.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−157137(P2011−157137)
【出願日】平成23年6月29日(2011.6.29)
【出願人】(511173963)
【Fターム(参考)】