説明

呼気導入ガイド、呼吸気濃度測定センサ、および呼吸気流量測定センサ

【課題】被測定者(500)の鼻孔(510)を拭う場合などに、鼻呼気導入部(50)を退避位置へ移動させることで使用状態のまま鼻孔を露出させることができる。
【解決手段】呼吸気中における特定成分の濃度を測定する呼吸気濃度測定センサ(1)または呼吸気流量センサに用いられる呼気導入ガイド(50、60、70)であって、前記測定位置へ前記被測定者(500)の呼気を通過させる呼吸気通路(70)と、前記被測定者(500)の鼻孔(510)の周囲に設けられ、前記被測定者(500)の鼻からの呼気を前記呼吸気通路(70)へと導入する鼻呼気導入部(50)と、を備え、前記呼吸気通路(70)および前記鼻呼気導入部(50)は互いに接続され、前記鼻呼気導入部(50)は、前記被測定者(500)の鼻孔(510)の周囲を覆う装着位置と、当該鼻孔(510)が露出する退避位置との間を移動可能であることを特徴とする呼気導入ガイド(50、60、70)を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、呼気導入ガイドおよび呼吸気濃度測定センサ又は呼吸気流量測定センサに関する。
【背景技術】
【0002】
人の呼吸気中の炭酸ガス濃度を光学的に測定する炭酸ガス測定センサが知られている(例えば特許文献1を参照)。また炭酸ガス濃度および流量を測定するための呼気情報収集アダプタが本出願人により出願されている(例えば特許文献2を参照)。このようなセンサでは、光学センサが取り付けられたエアウェイアダプタ内に呼吸気を通過させて、当該呼気中の炭酸ガス濃度の経時的な変化を光学的に検出することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−321721号公報
【特許文献2】特願2008−057742号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の炭酸ガス測定センサおよび特許文献2に記載の呼気情報収集アダプタでは、被測定者の鼻孔にチューブを挿入することにより、鼻孔からの呼気を測定センサによる炭酸ガス濃度の検出位置まで導入している。したがって、被測定者の鼻を拭う際などに、チューブを取り外す必要があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記課題を解決するために、呼吸気中における特定成分の濃度又は呼吸気の流量を測定する呼吸気濃度測定センサ又は流量測定センサに用いられる呼気導入ガイドであって、前記測定位置へ被測定者の呼気を通過させる呼吸気通路と、前記被測定者の鼻孔の周囲に設けられ、前記被測定者の鼻からの呼気を前記呼吸気通路へと導入する鼻呼気導入部と、を備え、前記鼻呼気導入部は、前記被測定者の鼻孔の周囲を覆う装着位置と、当該鼻孔が露出する退避位置との間を移動可能であることを特徴とする呼気導入ガイドを提供する。
【0006】
これにより、測定部による測定位置へ被測定者の鼻からの呼気をより確実に導入することができるとともに、被測定者の鼻孔を拭う場合などに、鼻呼気導入部を退避位置へ移動させることで使用状態のまま容易に鼻孔を露出させることができる。
【0007】
また、本発明の呼気導入ガイドにおいて、前記鼻呼気導入部は、可撓性を有する材料により形成され、変形されることにより前記装着位置から前期退避位置へと移動し、当該退避位置において保持可能であることが好ましい。
【0008】
これにより、鼻呼気導入部に回動部等を設けることなく容易に退避位置へと移動させることができる。また、鼻呼気導入部を退避位置で保持することができるので、被測定者の鼻孔を拭う作業が行い易くなる。
【0009】
また、本発明の呼気導入ガイドは、前記被測定者の口唇の周囲に設けられ、前記被測定者の口からの呼気を前記呼吸気通路へと導入する口呼気導入部を更に備え、前記呼吸気通路および前記口呼気導入部は互いに接続され、前記口呼気導入部は、前記被測定者の口唇の周囲を覆う装着位置と、当該口唇が露出する退避位置との間を移動可能であることが好ましい。
【0010】
これにより、測定部による測定位置へ被測定者の口からの呼気をより確実に導入することができるとともに、被測定者の口を拭う場合などに、口呼気導入部を退避位置へ移動させることで容易に口唇を露出させることができる。
【0011】
また、本発明の呼気導入ガイドにおいて、前記口呼気導入部は、可撓性を有する材料により形成され、変形されることにより前記装着位置から前期退避位置へと移動し、当該退避位置において保持可能であることが好ましい。
【0012】
これにより、口呼気導入部に回動部等を設けることなく容易に退避位置へと移動させることができる。また、口呼気導入部を退避位置で保持することができるので、被測定者の口を拭う作業が行い易くなる。
【0013】
また、本発明の呼気導入ガイドは、前記呼吸気通路の外面に設けられ、前記鼻呼気導入部および前記口呼気導入部の少なくとも一方を前期退避位置に固定する固定部を更に備えることが好ましい。
【0014】
これにより、固定部に鼻呼気導入部あるいは口呼気導入部を固定することで、被測定者の鼻孔や口を拭う作業がより行い易くなる。
【0015】
本発明は、更に他の形態として、上記課題を解決する呼吸気濃度測定センサであって、上記いずれかの構成を有する呼気導入ガイドと、所定の測定位置を通過する気体中における特定成分の濃度を光学的に測定する測定部と、を備える呼吸気濃度測定センサを提供する。更に他の形態として、上記課題を解決する呼吸気流量センサであって、上記いずれかの構成を有する呼気導入ガイドと、呼吸気の流量を測定する測定部と、を備える呼吸気流量センサを提供する。
【0016】
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本実施形態に係る炭酸ガス測定センサ1の使用状態を示す外観図である。
【図2】炭酸ガス測定センサ1の使用状態における側面図である。
【図3】図2に示すA−A断面における断面図である。
【図4】本実施形態の他の例に係る炭酸ガス測定センサ2の使用状態における側面図である。
【図5】図4に示すB−B断面における断面図である。
【図6】炭酸ガス測定センサ1の使用状態において、鼻呼気導入部50を退避位置に移動した状態を示す図である。
【図7】炭酸ガス測定センサ1の使用状態において、口呼気導入部60を退避位置に移動した状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0019】
図1は、本実施形態に係る炭酸ガス測定センサ1の使用状態を示す外観図である。また、図2は、炭酸ガス測定センサ1の使用状態における側面図である。本実施形態の炭酸ガス測定センサ1は、本発明の呼吸気濃度測定センサの一例である。
【0020】
炭酸ガス測定センサ1は、例えば、呼吸管理を要する患者などの被測定者500の呼吸気中における炭酸ガス濃度の経時的な変化を測定する炭酸ガス測定装置(不図示)などに用いられるセンサであり、図1および図2に示すように、発光部10、受光部11、鼻呼気導入部50、口呼気導入部60、および呼吸気通路70を備える。
【0021】
ここで、発光部10および受光部11は、所定の測定位置を通過する気体中における特定成分の濃度を光学的に測定する測定部の一例である。また、鼻呼気導入部50、口呼気導入部60、および呼吸気通路70は、上記測定位置へ被測定者500の呼気を導入する呼気導入ガイドの一例である。
【0022】
鼻呼気導入部50は、被測定者500の鼻孔510の下方を含む被測定者500の鼻の下側全体を覆うように設けられる。また、口呼気導入部60は、被測定者500の口唇520の周囲を含む被測定者500の口全体を覆うように設けられる。また、呼吸気通路70は、鼻呼気導入部50および口呼気導入部60の間に設けられる。したがって、呼吸気通路70は、炭酸ガス測定センサ1の使用状態(以下、単に「使用状態」と称する)では、被測定者500の鼻と口との間に配される。
【0023】
発光部10および受光部11は、呼吸気通路70を両側から挟むように設けられ、呼吸気通路70に固定される。また、発光部10には、炭酸ガス測定装置(不図示)からの発光信号を伝送するリード線16aの一端が接続され、受光部11には、炭酸ガス測定装置(不図示)へ受光信号を伝送するリード線16bの一端が接続される。
【0024】
鼻呼気導入部50および口呼気導入部60は、それぞれの前面に貫通孔51および貫通孔61を有する。また、呼吸気通路70は、その前面に、外側に向けて突出する固定用突起80を有する。固定用突起80は、鼻呼気導入部50および口呼気導入部60の少なくとも一方を後述の退避位置に固定するために呼吸気通路70の外面に設けられる固定部の一例である。鼻呼気導入部50の貫通孔51、および口呼気導入部60の貫通孔61には、鼻呼気導入部50および口呼気導入部60を後述の装着位置から退避位置へと移動させたときに呼吸気通路70の固定用突起80が挿入される。また、固定用突起80は、先端が貫通孔51および貫通孔61の内径よりも僅かに大きくなっており、固定用突起80に挿入された貫通孔51および貫通孔61が固定用突起80から抜けにくくなっている。
【0025】
図3は、図2に示すA−A断面における断面図である。鼻呼気導入部50は、図3に示すように、使用状態において鼻孔510の下方にあたる位置に通気孔52を有する。また、通気孔52の周囲には、係合突起53が形成される。この係合突起53は、呼吸気通路70の上部に形成された係合溝71と気密に係合する。したがって、鼻呼気導入部50は、呼吸気通路70に対して固定されるとともに、被測定者500の鼻からの呼気を呼吸気通路70へと導入することができる。
【0026】
口呼気導入部60は、図3に示すように、使用状態において口唇520の上方にあたる位置に通気孔62を有する。また、通気孔62の周囲には、係合突起63が形成される。この係合突起63は、呼吸気通路70の下部に形成された係合溝72と気密に係合する。したがって、口呼気導入部60は、呼吸気通路70に対して固定されるとともに、被測定者500の口からの呼気を呼吸気通路70へと導入することができる。
【0027】
呼吸気通路70は、鼻呼気導入部50の通気孔52側から口呼気導入部60の通気孔62側へ繋がる空間が内部に形成された中空部材である。また、呼吸気通路70の内壁には、透明な部材により形成される一対の透明窓73が互いに対向して設けられている。また、これら一対の透明窓73の一方には、発光部10の発光面が当接し、他方には受光部11の受光面が当接する。かかる構成により、発光部10から発せられた光は、呼吸気通路70を通過する被測定者500の呼気を透過して受光部11において受光される。したがって、呼吸気通路70における一対の透明窓73の間が、上記測定位置となる。
【0028】
本実施形態において、発光部10は、炭酸ガスの吸収スペクトルを含む帯域の赤外光を発光する発光素子を有する。また、受光部11は、発光部10からの光を受光する受光素子、および当該受光素子が受光した光のうち炭酸ガスの吸収スペクトルの帯域のみを通過する光学フィルタを有する。
【0029】
発光部10が上記帯域の赤外光を発光すると、当該赤外光は、被測定者500の呼気に含まれる炭酸ガスの濃度に応じて減衰されて受光部11により受光される。そして、受光部11は、その受光強度に応じた受光信号を炭酸ガス測定装置(不図示)へ送る。炭酸ガス測定装置(不図示)は、受光部11からの上記受光信号に基づいて、被測定者500の呼気に含まれる炭酸ガスの濃度を測定することができる。
【0030】
図4は、本実施形態の他の例に係る炭酸ガス測定センサ2の使用状態における側面図である。また、図5は、図4に示すB−B断面における断面図である。本例の炭酸ガス測定センサ2において、上記の炭酸ガス測定センサ1と同様の構成については同じ符号を付してその説明を省略する。
【0031】
炭酸ガス測定センサ2は、図4および図5に示すように、鼻呼気導入部50の両側に、圧チューブ90,92の一端が接続されている。また、これらの圧チューブ90,92の他端は、図示しない圧力センサに接続されている。本例の炭酸ガス測定センサ1は、圧チューブ90,92を介して被測定者の呼吸気を圧力センサに導入することにより、当該呼吸気の流量を測定することができる呼吸気流量センサとしての機能も有する。
【0032】
図6は、炭酸ガス測定センサ1の使用状態において、鼻呼気導入部50を退避位置に移動した状態を示す図である。本実施形態において、鼻呼気導入部50は、可撓性を有する材料、例えばシリコーンゴムにより形成される。そして、鼻呼気導入部50は、被測定者500の鼻孔510の周囲を覆う装着位置(図1および図2に示す位置)にある状態で、例えば手で上端を摘んで下方へ捲らせ変形することにより、鼻孔510が露出する退避位置(図6に示す位置)へと移動させることができる。また、鼻呼気導入部50は、退避位置において、変形した形態を保持することが可能である。
【0033】
そして、退避位置へと移動された鼻呼気導入部50の貫通孔51を、呼吸気通路70の外面に設けられた固定用突起80に挿入することにより、鼻呼気導入部50が当該退避位置において固定される。このように、鼻呼気導入部50を装着位置から退避位置へと移動させることにより、使用状態でも容易に被測定者500の鼻孔510を露出させることができる。
【0034】
図7は、炭酸ガス測定センサ1の使用状態において、口呼気導入部60を退避位置に移動した状態を示す図である。本実施形態において、口呼気導入部60は、鼻呼気導入部50と同じく可撓性を有する材料、例えばシリコーンゴムにより形成される。そして、口呼気導入部60は、被測定者500の口唇520の周囲を覆う装着位置(図1および図2に示す位置)にある状態で、例えば手で下端を摘んで上方へ捲らせ変形することにより、口唇520が露出する退避位置(図7に示す位置)へと移動させることができる。口呼気導入部60は、退避位置において、変形した形態を保持することが可能である。
【0035】
そして、退避位置へと移動された口呼気導入部60の貫通孔61を、呼吸気通路70の外面に設けられた固定用突起80に挿入することにより、口呼気導入部60が当該退避位置において固定される。このように、口呼気導入部60を装着位置から退避位置へと移動させることにより、炭酸ガス測定センサ1の使用中でも容易に被測定者500の口唇520を露出させることができる。
【0036】
なお、上記において、鼻呼気導入部50および口呼気導入部60の一方のみを装着位置から退避位置へと移動させた場合について図6および図7を参照して説明したが、鼻呼気導入部50および口呼気導入部60の両方を同時に退避位置へと移動させよもよい。この場合、使用状態において、被測定者500の鼻孔510および口唇520の両方を露出させることができる。
【0037】
以上のように、本実施形態の炭酸ガス測定センサ1は、鼻呼気導入部50および口呼気導入部60を備えることにより、発光部10および受光部11による測定位置へ被測定者500の鼻および口からの呼気をより確実に導入することができる。また、炭酸ガス測定センサ1の使用中に被測定者500の鼻や口を拭う場合などに、鼻呼気導入部50および口呼気導入部60を退避位置へ移動させることで、容易に鼻孔510および口唇520を露出させることができる。
【0038】
鼻呼気導入部50および口呼気導入部60が可撓性材料により形成されているので、これらを変形させるだけで装着位置から退避位置へ(または退避位置から装着位置へ)移動させることができる。したがって、鼻呼気導入部50および口呼気導入部60に回動部等を設ける必要がないので、構造を簡略化することができる。
【0039】
また、退避位置へ移動させた鼻呼気導入部50および口呼気導入部60を固定用突起80により固定することができるので、鼻呼気導入部50および口呼気導入部60が装着位置側へ戻ることがなく、被測定者500の鼻や口を拭う作業が行い易い。
【0040】
本実施形態の炭酸ガス測定センサ1は、被測定者500の呼気中の炭酸ガス濃度を測定する炭酸ガス測定装置に用いられるセンサであるが、本発明の呼吸気濃度測定センサの適用範囲はこれに限られない。呼吸気濃度測定センサは、例えば、炭酸ガス以外の成分の吸収スペクトルを含む帯域の光を発光する発光素子を有する発光部、および当該帯域の光のみを透過する光学フィルタを有する受光部を備えることにより、被測定者500の呼気中における炭酸ガス以外の成分を測定するセンサとして用いることができる。
【0041】
また、複数の異なる成分の吸収スペクトルを含む帯域の光を発光する構成を発光部に設けるとともに、各成分の吸収スペクトルの帯域を選択的に透過する構成を受光部に設けることにより、被測定者500の呼気中における複数の異なる成分を測定するためのセンサとして用いることができる。
【0042】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることができることは当業者に明らかである。
【符号の説明】
【0043】
1、2…炭酸ガス測定センサ
10…発光部
11…受光部
16a,16b…リード線
50…鼻呼気導入部
51…貫通孔
52…通気孔
53…係合突起
60…口呼気導入部
61…貫通孔
62…通気孔
63…係合突起
70…呼吸気通路
71,72…係合溝
73…透光窓
80…固定用突起
90,92…圧チューブ
500…人
510…鼻孔
520…口唇

【特許請求の範囲】
【請求項1】
呼吸気中における特定成分の濃度又は呼吸気の流量を測定する呼吸気濃度測定センサ又は流量測定センサに用いられる呼気導入ガイドであって、
前記測定位置へ被測定者の呼気を通過させる呼吸気通路と、
前記被測定者の鼻孔の周囲に設けられ、前記被測定者の鼻からの呼気を前記呼吸気通路へと導入する鼻呼気導入部と、
を備え、
前記鼻呼気導入部は、前記被測定者の鼻孔の周囲を覆う装着位置と、当該鼻孔が露出する退避位置との間を移動可能であることを特徴とする呼気導入ガイド。
【請求項2】
前記鼻呼気導入部は、可撓性を有する材料により形成され、変形されることにより前記装着位置から前期退避位置へと移動し、当該退避位置において保持可能であることを特徴とする請求項1に記載の呼気導入ガイド。
【請求項3】
前記被測定者の口唇の周囲に設けられ、前記被測定者の口からの呼気を前記呼吸気通路へと導入する口呼気導入部を更に備え、
前記口呼気導入部は、前記被測定者の口唇の周囲を覆う装着位置と、当該口唇が露出する退避位置との間を移動可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の呼気導入ガイド。
【請求項4】
前記口呼気導入部は、可撓性を有する材料により形成され、変形されることにより前記装着位置から前期退避位置へと移動し、当該退避位置において保持可能であることを特徴とする請求項3に記載の呼気導入ガイド。
【請求項5】
前記呼吸気通路の外面に設けられ、前記鼻呼気導入部および前記口呼気導入部の少なくとも一方を前期退避位置に固定する固定部を更に備えることを特徴とする請求項3または4のいずれかに記載の呼気導入ガイド。
【請求項6】
請求項1から5のいずれかに記載の呼気導入ガイドと、
呼吸気中における特定成分の濃度を光学的に測定する測定部と、
を備える呼吸気濃度測定センサ。
【請求項7】
請求項1から5のいずれかに記載の呼気導入ガイドと、
呼吸気の流量を測定する測定部と、
を備える呼吸気流量センサ。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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