説明

商品情報提供システム、及び商品情報提供方法

【課題】トレーサビリティシステムを利用する消費者の処理負担を増大させることなく商品に関連する商品関連情報の提供内容を管理することができるようにする。
【解決手段】商品に付されているトレーサビリティコードを提示した消費者端末30からの履歴情報取得依頼に応じて、そのトレーサビリティコードを用いて商品の履歴情報を検索し、そのトレーサビリティコードが示す商品に関連する提供可能な商品関連情報を提示し、提示した商品関連情報の何れかの取得依頼を消費者端末30から受け付けたときに、消費者端末30から消費者コードが提示されていれば商品関連情報を提供し、消費者端末30から消費者コードが提示されていなければ所定のユーザ登録後に商品関連情報を提供し、消費者コードが提示されていなければ提供された商品関連情報を示す商品関連情報コード等を用いて消費者コードを生成して登録し、消費者端末に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トレーサビリティコードを検索キーとする商品の履歴照会依頼に応じて、商品の履歴情報とともに当該商品に関連する商品関連情報を提供する商品情報提供システム、及び商品情報提供方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、特定の野菜や食肉を購入した消費者等に対して、その野菜や食肉の生産・流通履歴をインターネットなどの通信ネットワークを介して提供するトレーサビリティシステムが利用されるようになってきている。
【0003】
トレーサビリティシステムでは、野菜や食肉などの商品やその商品の包装に貼付あるいは印字されたコード(トレーサビリティコード)を検索キーとすることで、その商品の生産・流通履歴を検索し閲覧することが可能となる(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】特開2005−31875号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した特許文献1に記載された従来のシステムでは、商品の生産・流通履歴が提供されるが、商品(青果物、肉、鶏卵、加工食品、調味料、飲料など)に関連する商品関連情報(例えば商品の特徴や商品とともに使用される他の商品などを示す情報)などの利用価値の高い他の情報をも提供することができれば、より有効にシステムを活用することが可能となる。
【0006】
ところが、商品関連情報の提供先や提供内容の管理を行う場合には、トレーサビリティシステムを利用する消費者にとっては、システムにアクセスする度に、自己を特定するためのユーザIDやパスワードを提示する必要があるため、システムを簡便に利用することが困難であるという問題があった。
【0007】
本発明は、上述した問題を解消し、トレーサビリティシステムを利用する消費者の処理負担を増大させることなく、商品に関連する商品関連情報の提供内容を管理することができる商品情報提供システム、及び商品情報提供方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の商品情報提供システムは、消費者端末(例えば消費者端末30)からの依頼に応じて商品の履歴情報と商品に関連する商品関連情報を提供する商品情報提供システム(例えば商品情報提供システム100)であって、商品に付されている履歴情報検索コードを提示した消費者端末からの履歴情報取得依頼に応じて、当該履歴情報検索コードを用いて商品の履歴情報を検索する履歴情報検索手段と、履歴情報取得依頼にて提示された履歴情報検索コードが示す商品に関連する提供可能な商品関連情報を提示する商品関連情報提示手段と、商品関連情報提示手段により提示した商品関連情報の何れかの取得依頼を消費者端末から受け付ける商品関連情報取得依頼受付手段と、商品関連情報取得依頼受付手段にて取得依頼を受け付けたときに、消費者端末から当該消費者端末を特定可能な消費者コードが提示されていれば商品関連情報を消費者端末に提供し、消費者端末から当該消費者を特定可能な消費者コードが提示されていなければ所定のユーザ登録後に商品関連情報を消費者端末に提供する商品関連情報提供手段と、消費者端末から当該消費者を特定可能な消費者コードが提示されていなければ、商品関連情報提供手段にて提供された商品関連情報を示す商品関連情報コードを用いて消費者コードを生成する消費者コード生成手段と、消費者コード生成手段により生成した消費者コードを登録する消費者コード登録手段と、消費者コード生成手段により生成した消費者コードを消費者端末に送信する消費者コード送信手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
上記のように構成したことで、トレーサビリティシステムを利用する消費者の処理負担を増大させることなく、商品に関連する商品関連情報の提供内容を管理することができるようになる。
【0010】
消費者端末は、履歴情報取得依頼を行うとき、または商品関連情報の取得依頼を行うときに、自己に付与されている消費者コードを送信するように構成されていてもよい。このように構成すれば、トレーサビリティシステムを利用する消費者の処理負担をさらに軽減することができる。
【0011】
消費者コード生成手段は、商品関連情報の提供日時をも用いて消費者コードを生成する構成とされていてもよい。このように構成すれば、消費者コードが重複して生成されてしまうことをさらに抑制することができる。
【0012】
消費者コード生成手段は、履歴情報取得依頼にて提示された履歴情報検索コードをも用いて消費者コードを生成する構成とされていてもよい。このように構成すれば、消費者コードが重複して生成されてしまうことをさらに抑制することができる。
【0013】
消費者端末にユーザIDおよび/またはパスワードを付与してユーザ登録を行うユーザ登録処理手段を備え、消費者コード生成手段は、ユーザ登録にて消費者端末に付与されたユーザIDおよび/またはパスワードをも用いて消費者コードを生成する構成とされていてもよい。このように構成すれば、消費者コードが重複して生成されてしまうことをさらに抑制することができる。
【0014】
消費者コード生成手段が、消費者端末から当該消費者を特定可能な消費者コードが提示されていた場合であっても、所定の消費者コード更新条件が成立していたときは消費者コードを生成する構成とされていてもよい。このように構成すれば、消費者コード更新条件に応じて消費者コードを更新することができ、安全性を向上させることができる。
【0015】
消費者コード更新条件は、例えば、消費者コードの使用期間が所定期間を経過しているときに成立する。
【0016】
商品関連情報提供手段は、消費者端末により提示された消費者コードと消費者コード登録手段により登録された消費者端末の消費者コードとが一致したときにのみ商品関連情報を当該消費者端末に提供する。
【0017】
商品関連情報は、例えば、該当する商品を使用したメニューのレシピ、商品とともに利用される商品の広告のうち少なくともいずれかを含む。
【0018】
また、本発明の商品情報提供方法は、消費者端末からの依頼に応じて商品の履歴情報と商品に関連する商品関連情報を提供する商品情報提供方法であって、商品に付されている履歴情報検索コードを提示した消費者端末からの履歴情報取得依頼に応じて、当該履歴情報検索コードを用いて商品の履歴情報を検索するステップと、履歴情報取得依頼にて提示された履歴情報検索コードが示す商品に関連する提供可能な商品関連情報を提示するステップと、提示した商品関連情報の何れかの取得依頼を消費者端末から受け付けるステップと、商品関連情報の取得依頼を受け付けたときに、消費者端末から当該消費者端末を特定可能な消費者コードが提示されていれば商品関連情報を消費者端末に提供し、消費者端末から当該消費者を特定可能な消費者コードが提示されていなければ所定のユーザ登録後に商品関連情報を消費者端末に提供するステップと、消費者端末から当該消費者を特定可能な消費者コードが提示されていなければ、履歴情報取得依頼にて提示された履歴情報検索コードと、商品関連情報の取得依頼に応じて提供した商品関連情報を示す商品関連情報コードとを用いて消費者コードを生成するステップと、生成した消費者コードを登録するステップと、生成した消費者コードを消費者端末に送信するステップとを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、トレーサビリティシステムを利用する消費者の処理負担を増大させることなく、商品に関連する商品関連情報の提供内容を管理することができる商品情報提供システム、及び商品情報提供方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態における商品情報提供システム100の構成の例を示すブロック図である。図1に示すように、商品情報提供システム100は、商品情報提供サーバ10と、商品関連情報管理サーバ20と、消費者端末30とを含む。
【0021】
商品情報提供サーバ10、および商品関連情報管理サーバ20は、それぞれ、例えばインターネットなどの通信ネットワーク40に接続されている。なお、商品関連情報管理サーバは複数設けられていてもよい。
【0022】
商品情報提供サーバ10、および商品関連情報管理サーバ20は、それぞれ、WWWサーバなどの情報処理装置によって構成される。
【0023】
商品情報提供サーバ10は、例えば商品情報提供システム100のシステム管理者によって管理される本部サーバであり、トレーサビリティシステムにおける履歴情報の提供処理や、提供した情報の履歴の管理などの各種の処理を実行する。
【0024】
商品情報提供サーバ10は、各商品の履歴を示す商品履歴情報を格納する商品履歴情報DB11を備えている。商品履歴情報は、商品の生産履歴や流通履歴を示す情報であって、例えば、商品分類、商品名、商品の生産者・製造者・販売元、商品の販売者・販売店、商品の生産日・製造日、商品の生産地・製造地などの各種の情報を含む。なお、商品履歴情報DB11は、商品情報提供サーバ10の内部にあっても外部にあってもよい。
【0025】
また、商品情報提供サーバ10は、各消費者への商品関連情報の提供履歴を示す提供履歴情報を格納する提供履歴情報DB12を備えている。提供履歴情報は、例えば図2に示すように、商品関連情報の提供先の消費者を示す消費者コード毎に、商品関連情報を提供した日時を示す提供日時、提供した商品関連情報を示す商品関連情報コードなどの各種の情報が対応付けされた情報である。なお、提供履歴情報DB12は、商品情報提供サーバ10の内部にあっても外部にあってもよい。
【0026】
本例では、提供履歴情報DB12に、各消費者を特定可能な消費者情報が格納されている。消費者情報は、例えば図3に示すように、消費者コード、消費者を一意に特定するためにその消費者に付与されているユーザID、パスワード、カード情報などの各種の情報を含む。カード情報は、クレジットカードのカード番号、有効期限、生年月日など、カード決済のために必要な情報である。
【0027】
商品関連情報管理サーバ20は、例えば商品の生産者、製造者、あるいは販売元によって管理されるサーバ装置であり、商品関連情報を格納する商品関連情報DB21を備えている。商品関連情報は、商品に関連する各種の情報であって、例えば、その商品を使用したメニューのレシピや、その商品に関連した各種の広告などの情報を含む。なお、商品関連情報DB21は、商品関連情報管理サーバ20の内部にあっても外部にあってもよい。
【0028】
本例では、商品関連情報DB21に、商品関連情報を検索するための商品関連情報検索テーブルが登録されている。商品関連情報検索テーブルには、例えば図4に示すように、商品関連情報を示す商品関連情報コード、対応する商品を示す商品コード、商品関連情報が格納されているファイルのファイル名などの各種の情報が対応付けされて登録されている。商品関連情報検索テーブルは、あらかじめ登録されている複数の商品関連情報の中から、提供する商品関連情報を検索するために用いられるテーブルである。
【0029】
消費者端末30は、例えばパーソナルコンピュータや携帯情報端末などの情報処理装置によって構成され、通信ネットワーク40に接続するためのソフトウェア及びハードウェアを含む環境を備えているものとする。
【0030】
次に、本例の商品情報提供システム100の動作について説明する。
ここでは、商品Xを購入した消費者Yが、消費者端末30を利用して商品Xの履歴照会を行う場合を例に説明することとし、本発明に特に関わる処理以外は、説明を省略している場合があるものとする。
【0031】
図5は、本例の商品情報提供システム100における商品情報(商品履歴情報、商品関連情報)提供処理の例を示すフローチャートである。商品情報提供処理において、先ず、消費者端末30は、消費者Yの操作に応じて商品情報提供サーバ10にアクセスする(ステップS101)。
【0032】
ステップS101では、例えば、商品Xを購入した店舗に付与されているURL(Uniform Resource Locator)によりアクセスされる。なお、商品Xを製造している製造元などの他の組織や団体に付与されているURLによりアクセスされるようにしてもよい。
【0033】
また、本例では、ステップS101でのアクセスの際に、消費者端末30は、事前に消費者コードが付与されていれば、その消費者コードを送信する。消費者コードは、例えばアクセスに用いるURLに対応付けされて消費者端末30内に登録されている。そして、アクセスの際に、アクセスに用いるURLに対応付けされている消費者コードを送信する。消費者コードの消費者端末30への登録処理や、消費者端末30による消費者コードの自動送信処理は、例えばクッキー(Cookie)を利用して行うようにすればよい。
【0034】
消費者端末30からのアクセスがあると、商品情報提供サーバ10は、商品に付与されているトレーサビリティコード(商品コード)を入力するためのコード入力画面を生成し、消費者端末30に送信する(ステップS102)。
【0035】
消費者端末30は、商品情報提供サーバ10からのコード入力画面を、自己が備える表示装置に表示する(ステップS103)。コード入力画面には、例えば図6に示すように、例えば店舗の名称などが表示された表示領域、トレーサビリティコードを入力するためのコード入力領域、コード入力領域に入力したトレーサビリティコードにより商品履歴情報の検索を行う際に押下される検索ボタンなどが設けられている。
【0036】
コード入力画面が表示されると、消費者Yは、商品Xに付与されているトレーサビリティコードを、コード入力領域に入力する。
【0037】
そして、消費者端末30は、検索ボタンの押下を受け付けると、消費者Yによって入力された商品Xのトレーサビリティコードを商品情報提供サーバ10に送信する(ステップS104)。
【0038】
トレーサビリティコードを受信すると、商品情報提供サーバ10は、商品履歴情報DB11に格納されている商品履歴情報を参照し、受信したトレーサビリティコードを用いて、商品Xの商品履歴情報を検索する(ステップS105)。具体的には、商品履歴情報DB11に格納されている商品履歴情報の中から、トレーサビリティコード(商品コード)に対応付けされている商品履歴情報を抽出する。
【0039】
また、本例では、ステップS105にて、受信したトレーサビリティコードを用いて、商品Xについての提供可能な商品関連情報を示す商品関連情報コードを抽出する。この場合、商品履歴情報DB11に格納されている提供可能商品関連情報検索テーブルを用いて、受信したトレーサビリティコードに対応付けされている商品関連情報コードを抽出する。すなわち、提供可能商品関連情報検索テーブルは、トレーサビリティコードと、そのトレーサビリティコードが示す商品についての提供可能な商品関連情報を示す商品関連情報コードとが対応付けされたテーブルである。
【0040】
商品Xの商品履歴情報を検索するとともに、提供可能な商品Xの商品関連情報についての商品関連情報コードを検索すると、商品情報提供サーバ10は、検索した商品履歴情報を閲覧させるとともに、検索した商品関連情報コードが示す提供可能な商品Xの商品関連情報の一覧を提示し、閲覧を希望する商品関連情報を選択させるための商品履歴情報閲覧画面を生成し、消費者端末30に送信する(ステップS106)。
【0041】
消費者端末30は、商品情報提供サーバ10からの商品履歴情報閲覧画面を、自己が備える表示装置に表示する(ステップS107)。商品履歴情報閲覧画面には、例えば図7に示すように、商品Xの商品履歴情報が表示された表示領域や、商品Xに係る商品関連情報を選択するための商品関連情報選択領域などが設けられている。すなわち、本例では、商品履歴情報閲覧画面は、商品Xに係る商品関連情報を選択させるための商品関連情報選択画面でもある。
【0042】
商品履歴情報閲覧画面が表示されると、消費者Yは、商品履歴情報閲覧画面に表示されている商品履歴情報を閲覧するとともに、閲覧可能な商品関連情報の一覧から閲覧を希望する商品関連情報を選択する。なお、ここで、複数の商品関連情報を選択可能とするようにしてもよい。
【0043】
そして、消費者端末30は、商品情報提供サーバ10に対して、消費者Yによって選択された商品関連情報が対応付けされている商品関連情報コードを提示した商品関連情報の提供要求を行う(ステップS108)。
【0044】
商品関連情報の提供要求を受けると、商品情報提供サーバ10は、後述するユーザ登録処理(ステップS109)を行ったあと、商品関連情報管理サーバ20に対して、消費者端末30からの提供要求に含まれていた商品関連情報コードを提示して、商品関連情報の提供要求を行う(ステップS110)。
【0045】
商品関連情報管理サーバ20は、商品関連情報の提供要求に応じて、商品関連情報検索テーブルを用いて商品関連情報を検索する(ステップS111)。具体的には、商品関連情報DB21に格納されている商品関連情報の中から、受信した商品関連情報コードに対応付けされているファイル名の商品関連情報を抽出する。その後、商品関連情報管理サーバ20は、検索した商品関連情報を商品情報提供サーバ10に対して送信する(ステップS112)。
【0046】
商品情報提供サーバ10は、商品関連情報管理サーバ20からの商品関連情報を受信すると、商品関連情報提供画面を生成する(ステップS113)。そして、商品情報提供サーバ10は、生成した商品関連情報提供画面を消費者端末30に対して送信する(ステップS114)。また、商品情報提供サーバ10は、商品関連情報提供画面によって提供した商品関連情報や、その提供日時などを含む提供履歴情報を自己が備える記憶媒体に仮登録する(ステップS115)。
【0047】
消費者端末30は、商品情報提供サーバ10からの商品関連情報提供画面を、自己が備える表示装置に表示する(ステップS116)。商品関連情報提供画面には、例えば図8に示すように、商品関連情報管理サーバ20から取得した商品Xの商品関連情報が表示される表示領域や、前画面に戻る際に押下される「戻る」ボタン、画面の表示を終了してここでの処理を完了させる際に押下される「終了」ボタンなどが設けられている。
【0048】
消費者Yは、商品関連情報提供画面により、自己が要求した商品Xの商品関連情報を閲覧する。そして、続けて商品Xについての別の商品関連情報を閲覧する場合などには、「戻る」ボタンを押下し、処理を終了する場合には「終了」ボタンを押下する。
【0049】
「戻る」ボタンが押下されると(ステップS117のY)、消費者端末30は、ステップS107に戻って再び商品履歴情報閲覧画面を表示する。そして、商品関連情報が閲覧される度に、商品情報提供サーバ10によりステップS115にて提供履歴情報が仮登録されていく。
【0050】
「終了」ボタンが押下されると(ステップS117のN)、消費者端末30は、商品情報提供サーバ10に対して商品関連情報の閲覧処理の完了を指示するための閲覧終了通知を行う(ステップS118)。
【0051】
閲覧終了通知を受信すると、商品情報提供サーバ10は、後述する消費者コード生成処理を実行し(ステップS119)、消費者コード生成処理にて消費者コードを生成した場合には、生成した消費者コードを消費者端末30に対して送信する(ステップS120)。
【0052】
消費者端末30は、商品情報提供サーバ10から消費者コードを受信すると、自己が備える記憶媒体に例えばクッキーデータとして登録する(ステップS121)。ステップS121では、既存の消費者コードがあれば受信した消費者コードに更新し、既存の消費者コードがなければ受信した消費者コードを新規登録する。
【0053】
図9は、本例の商品情報提供システム100におけるユーザ登録処理(ステップS109)の例を示すフローチャートである。ユーザ登録処理において、先ず、商品情報提供サーバ10は、ステップS101にて消費者コードが提示されていた場合には(ステップS201のY)、提示された消費者コードが消費者情報(図3参照)として格納されている消費者コードのいずれかに一致していれば、過去にユーザ登録が完了しているため、ここでの処理を終了する。
【0054】
ステップS101にて消費者コードが提示されていなければ、商品情報提供サーバ10は、ユーザ情報の登録を受け付ける(ステップS202)。なお、提示された消費者コードが消費者情報(図3参照)として格納されている消費者コードのいずれにも一致しなかった場合にも、ユーザ情報の登録を受け付ける。例えば、ユーザ情報の登録画面を消費者端末30に送信し、その登録画面上で入力されたユーザ情報を受信する。ユーザ情報は、例えば、ユーザID、パスワード、カード情報を含む。なお、ユーザIDとパスワードは、商品情報提供サーバ10によって決定されるようにしてもよい。
【0055】
そして、商品情報提供サーバ10は、ユーザID、パスワード、カード情報を含むユーザ情報を登録する(ステップS203)。
【0056】
図10は、本例の商品情報提供システム100における消費者コード生成処理(ステップS119)の例を示すフローチャートである。消費者コード生成処理において、先ず、商品情報提供サーバ10は、ステップS101にて消費者コードが提示されていた場合には(ステップS301のY)、提示された消費者コードが消費者情報(図3参照)として格納されている消費者コードのいずれかに一致していれば、消費者コードの更新条件が成立しているか否か判定する(ステップS302)。
【0057】
更新条件が成立していなければ(ステップS302のN)、商品情報提供サーバ10は、ここでの処理を終了する。なお、提示された消費者コードが消費者情報(図3参照)として格納されている消費者コードのいずれにも一致しなかった場合にも、ここでの処理を終了する。
【0058】
消費者コードの更新条件は、例えば、消費者コードが付与されたときから所定期間を経過しているときや、消費者コードが所定回数使用されたときなどに成立する。このようにすれば、消費者コードを適宜更新することができるようになり、システムの安全性を高めることができるようになる。
【0059】
一方、ステップS101にて消費者コードが提示されていない場合(ステップS301のN)、あるいは消費者コードの更新条件が成立した場合には(ステップS302のY)、商品情報提供サーバ10は、本例では、ステップS115にて仮登録していた提供履歴情報のうち商品関連情報コードと、ステップS105での検索に用いたトレーサビリティコードとを用いて、消費者コードを生成する(ステップS303)。なお、本例では、ステップS105にて、検索に用いたトレーサビリティコードは所定の記憶領域に保存されているものとする。
【0060】
具体的には、ステップS303では、例えばトレーサビリティコードの一部又は全部と、1又は2以上の商品関連情報コードの一部又は全部とを結合(例えば各コードを並べて結合させる)あるいは組み合わせる(例えば各コードの各構成要素をコードを入れ替えながら順番に並べることで組み合わせる)ことで消費者コードが生成される。なお、この場合、コードにおけるどの部分を使用するか、どのように結合するか、どのように組み合わせるかについては、あらかじめ定められている。
【0061】
なお、トレーサビリティコードと商品関連情報コードだけでなく、ユーザID、パスワード、提供日時などの一部または全部をも用いて消費者コードを生成するようにしてもよい。また、消費者コードの生成の際に、所定の演算を行うようにしてもよい。さらに、桁数を所定数にするため、あるいは所定数以下に抑えるために、結合や組み合わせなどによって得られたコードの所定の一部を消費者コードとするようにしてもよい。
【0062】
また、トレーサビリティコードと商品関連情報コードとでなく、商品関連情報コードのみによって消費者コードを生成するようにしてもよい。この場合、例えば、商品関連情報コードを所定の演算式によって加工したコードを消費者コードとするようにすればよい。
【0063】
さらに、トレーサビリティコードと商品関連情報コードとでなく、履歴情報、すなわち、商品関連情報コードと提供日時とによって消費者コードを生成するようにしてもよい。
【0064】
上記のようにしてトレーサビリティコードと商品関連情報コードとを用いて消費者コードを生成すれば、高い信頼度でユニークな消費者コードを生成することができる。特に、トレーサビリティコードと商品関連情報コードに加えて各商品関連情報コードの提供日時などをも用いるようにした場合には、無限の組み合わせが存在するため、さらに高い信頼度でユニークな消費者コードを生成することができる。
【0065】
そして、商品情報提供サーバ10は、生成した消費者コードを、ステップS115にて仮登録されていた商品関連情報コード及び提供日時とともに登録する(ステップS304)。ステップS304では、消費者コードが、商品情報提供サーバ10が保存している提供履歴情報(図2)に新規登録または更新登録される。また、このとき、消費者コードが、商品情報提供サーバ10が保存している消費者情報(図3)にも新規登録または更新登録される。
【0066】
上記のように、生成した消費者コードを、ステップS115にて仮登録されていた商品関連情報コード及び提供日時とともに登録することで、課金のための情報として商品関連情報の閲覧履歴が蓄積される。
【0067】
図11は、本例の商品情報提供システム100における課金情報集計処理の例を示すフローチャートである。課金情報集計処理は、例えば日毎、週毎、月毎などの定期的に、あるいはシステム管理者からの指示に応じて実行される。ここでは、消費者Yへの課金金額を算出する場合を例に説明する。
【0068】
課金情報集計処理において、先ず、商品情報提供サーバ10は、所定期間内(例えば、1月毎に課金する場合には所定の1ヶ月間)に消費者Y(すなわち消費者端末30)によって閲覧された商品関連情報を示す商品関連情報コードを、提供履歴情報の中から抽出する(ステップS401)。
【0069】
次いで、商品情報提供サーバ10は、図示しない課金金額表(商品関連情報毎の課金金額(閲覧の対価として課す金額)が掲載された表)を参照し、消費者Yが所定期間中に閲覧した商品関連情報とその課金金額とが対応付けされた課金リストを生成する(ステップS402)。
【0070】
そして、商品情報提供サーバ10は、生成した課金リストを参照して、所定期間中の商品関連情報の閲覧の対価として消費者Yに対して請求する課金金額の合計を算出する(ステップS403)。なお、算出された課金金額は、例えば、ユーザ情報として登録されている消費者Yのクレジットカードによって決済される。
【0071】
以上に説明したように、上述した一実施の形態では、商品に付されているトレーサビリティコードを提示した消費者端末30からの履歴情報取得依頼に応じて、そのトレーサビリティコードを用いて商品の履歴情報を検索し、履歴情報取得依頼にて提示されたトレーサビリティコードが示す商品に関連する提供可能な商品関連情報を提示し、提示した商品関連情報の何れかの取得依頼を消費者端末30から受け付けたときに、消費者端末30から当該消費者端末30を特定可能な消費者コードが提示されていれば商品関連情報を消費者端末30に提供し、消費者端末30から消費者コードが提示されていなければ所定のユーザ登録後に商品関連情報を消費者端末30に提供し、消費者端末30から消費者コードが提示されていなければ、提供された商品関連情報を示す商品関連情報コード等を用いて消費者コードを生成して登録し、生成した消費者コードを消費者端末に送信する構成としたので、トレーサビリティシステムを利用する消費者の処理負担を増大させることなく、商品に関連する商品関連情報の提供内容を管理することができるようになる。
【0072】
すなわち、上述した一実施の形態では、商品関連情報コード等を用いて生成された消費者コードを次回以降のアクセスの際の認証キーとして消費者端末30に付与し、次回以降のアクセスの際に提示される消費者コードによって認証を行い、その消費者コードに対応付けして商品関連情報の提供履歴を管理するようにしているので、消費者の処理負担を増大させることなく、商品関連情報の提供内容を管理することができる。
【0073】
また、上述したように、消費者端末30が、商品情報提供サーバ10へのアクセスの際に自己に付与されている消費者コードを自動的に送信する構成とされているので、トレーサビリティシステムを利用する消費者の処理負担をさらに軽減することができる。
【0074】
なお、上述した実施の形態では、ステップS303にて生成した消費者コードを使用する構成としていたが、ユニークなコードであるか否か確認された場合に限ってステップS303にて生成した消費者コードを使用するようにしてもよい。
【0075】
図12は、消費者コード生成処理の他の例を示すフローチャートである。ここでの消費者コード生成処理では、商品情報提供サーバ10は、ステップS303にて生成した消費者コードが既存の消費者コードのいずれかと一致しているか否かを判定し(ステップS305)、一致していればステップS303に戻る。具体的には、ステップS303にて生成した消費者コードが消費者情報(図3参照)として格納されている消費者コードのいずれかに一致しているか否か判定し、一致していた場合にはステップS303に戻って再度別の消費者コードを生成する。ただし、再度生成する場合には、別の生成方法によって生成する。
【0076】
なお、ステップS303に戻るのではなく、ステップS303にて生成した消費者コードに所定の加工(例えば一部又は全部の反転、シフトなど)を施すことで別個のコードを生成するようにしてもよい。
【0077】
上記のようにして、ユニークな消費者コードとなるまで消費者コードの生成を行い、ユニークなコードであることが確認された場合にステップS304に移行する。このように構成すれば、ユニークな消費者コードを確実に生成することができる。
【0078】
なお、上述した一実施の形態では、商品関連情報として、該当する商品を使用したメニューのレシピや、該当する商品とともに利用される商品の広告などを例に挙げていたが、その商品関連情報が掲載されたウェブページへのリンク情報、閲覧ログ(画面遷移情報)とされていてもよい。
【0079】
また、上述した実施の形態では、ステップS101にて消費者端末30によって消費者コードが送信される構成としていたが、ステップS108にて送信されるようにしてもよい。なお、ステップS108以前であれば、どのタイミングで送信されることとしてもよい。
【0080】
また、上述した実施の形態では、消費者端末30が消費者コードを自動的に送信する構成としていたが、消費者コードの送信のための消費者による操作(消費者コードの入力、消費者コードの抽出、送信指示など)に応じて、消費者コードを送信するようにしてもよい。
【0081】
また。上述した実施の形態では、商品情報提供サーバ10と、商品関連情報管理サーバ20とを別個のサーバとしていたが、商品情報提供サーバ10と商品関連情報管理サーバ20とが1つのサーバ装置によって構成されていてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0082】
本発明によれば、トレーサビリティシステムを利用する消費者の処理負担を増大させることなく商品に関連する商品関連情報の提供内容を管理可能とするのに有用である。
【図面の簡単な説明】
【0083】
【図1】本発明の一実施の形態における商品情報提供システムの構成の例を示すブロック図である。
【図2】提供履歴情報の例を示す説明図である。
【図3】消費者情報の例を示す説明図である。
【図4】商品関連情報検索テーブルの構成例を示す説明図である。
【図5】商品情報提供処理の例を示すフローチャートである。
【図6】コード入力画面の例を示す説明図である。
【図7】商品履歴情報閲覧画面の例を示す説明図である。
【図8】商品関連情報提供画面の例を示す説明図である。
【図9】ユーザ登録処理の例を示すフローチャートである。
【図10】消費者コード生成処理の例を示すフローチャートである。
【図11】課金情報集計処理の例を示すフローチャートである。
【図12】消費者コード生成処理の他の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0084】
10 商品情報提供サーバ
11 商品履歴情報DB
12 提供履歴情報DB
20 商品関連情報管理サーバ
21 商品関連情報DB
30 ユーザ端末
100 商品情報提供システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
消費者端末からの依頼に応じて商品の履歴情報と商品に関連する商品関連情報を提供する商品情報提供システムであって、
商品に付されている履歴情報検索コードを提示した前記消費者端末からの履歴情報取得依頼に応じて、当該履歴情報検索コードを用いて商品の履歴情報を検索する履歴情報検索手段と、
前記履歴情報取得依頼にて提示された履歴情報検索コードが示す商品に関連する提供可能な商品関連情報を提示する商品関連情報提示手段と、
前記商品関連情報提示手段により提示した商品関連情報の何れかの取得依頼を前記消費者端末から受け付ける商品関連情報取得依頼受付手段と、
前記商品関連情報取得依頼受付手段にて取得依頼を受け付けたときに、前記消費者端末から当該消費者端末を特定可能な消費者コードが提示されていれば商品関連情報を前記消費者端末に提供し、前記消費者端末から当該消費者を特定可能な消費者コードが提示されていなければ所定のユーザ登録後に商品関連情報を前記消費者端末に提供する商品関連情報提供手段と、
前記消費者端末から当該消費者を特定可能な消費者コードが提示されていなければ、前記商品関連情報提供手段にて提供された商品関連情報を示す商品関連情報コードを用いて消費者コードを生成する消費者コード生成手段と、
前記消費者コード生成手段により生成した消費者コードを登録する消費者コード登録手段と、
前記消費者コード生成手段により生成した消費者コードを前記消費者端末に送信する消費者コード送信手段とを備えた
ことを特徴とする商品情報提供システム。
【請求項2】
消費者端末は、履歴情報取得依頼を行うとき、または商品関連情報の取得依頼を行うときに、自己に付与されている消費者コードを送信する
請求項1記載の商品情報提供システム。
【請求項3】
消費者コード生成手段は、商品関連情報の提供日時をも用いて消費者コードを生成する
請求項1または請求項2記載の商品情報提供システム。
【請求項4】
消費者コード生成手段は、履歴情報取得依頼にて提示された履歴情報検索コードをも用いて消費者コードを生成する
請求項1から請求項3のうちいずれかに記載の商品情報提供システム。
【請求項5】
消費者端末にユーザIDおよび/またはパスワードを付与してユーザ登録を行うユーザ登録処理手段を備え、
消費者コード生成手段は、前記ユーザ登録にて前記消費者端末に付与されたユーザIDおよび/またはパスワードをも用いて消費者コードを生成する
請求項1から請求項4のうちいずれかに記載の商品情報提供システム。
【請求項6】
消費者コード生成手段は、消費者端末から当該消費者を特定可能な消費者コードが提示されていた場合であっても、所定の消費者コード更新条件が成立していたときは消費者コードを生成する
請求項1から請求項5のうちいずれかに記載の商品情報提供システム。
【請求項7】
消費者コード更新条件は、消費者コードの使用期間が所定期間を経過しているときに成立する
請求項6記載の商品情報提供システム。
【請求項8】
商品関連情報提供手段は、消費者端末により提示された消費者コードと前記消費者コード登録手段により登録された消費者端末の消費者コードとが一致したときにのみ商品関連情報を当該消費者端末に提供する
請求項1から請求項7のうちいずれかに記載の商品情報提供システム。
【請求項9】
商品関連情報は、該当する商品を使用したメニューのレシピ、前記商品とともに利用される商品の広告のうち少なくともいずれかを含む
請求項1から請求項8のうちいずれかに記載の商品情報提供システム。
【請求項10】
消費者端末からの依頼に応じて商品の履歴情報と商品に関連する商品関連情報を提供する商品情報提供方法であって、
商品に付されている履歴情報検索コードを提示した前記消費者端末からの履歴情報取得依頼に応じて、当該履歴情報検索コードを用いて商品の履歴情報を検索するステップと、
前記履歴情報取得依頼にて提示された履歴情報検索コードが示す商品に関連する提供可能な商品関連情報を提示するステップと、
提示した商品関連情報の何れかの取得依頼を前記消費者端末から受け付けるステップと、
商品関連情報の取得依頼を受け付けたときに、前記消費者端末から当該消費者端末を特定可能な消費者コードが提示されていれば商品関連情報を前記消費者端末に提供し、前記消費者端末から当該消費者を特定可能な消費者コードが提示されていなければ所定のユーザ登録後に商品関連情報を前記消費者端末に提供するステップと、
前記消費者端末から当該消費者を特定可能な消費者コードが提示されていなければ、商品関連情報の取得依頼に応じて提供した商品関連情報を示す商品関連情報コードを用いて消費者コードを生成するステップと、
生成した消費者コードを登録するステップと、
生成した消費者コードを前記消費者端末に送信するステップとを有する
ことを特徴とする商品情報提供方法。
【請求項11】
消費者端末は、履歴情報取得依頼を行うとき、または商品関連情報の取得依頼を行うときに、自己に付与されている消費者コードを送信する
請求項10記載の商品情報提供方法。
【請求項12】
消費者コードを生成するときに、商品関連情報の提供日時をも用いる
請求項10または請求項11記載の商品情報提供方法。
【請求項13】
消費者コードを生成するときに、履歴情報取得依頼にて提示された履歴情報検索コードをも用いる
請求項10から請求項12のうちいずれかに記載の商品情報提供方法。
【請求項14】
消費者端末にユーザIDおよび/またはパスワードを付与してユーザ登録を行うステップを有し、
消費者コードを生成するときに、前記ユーザ登録にて前記消費者端末に付与されたユーザIDおよび/またはパスワードをも用いる
請求項10から請求項13のうちいずれかに記載の商品情報提供方法。
【請求項15】
消費者端末から当該消費者を特定可能な消費者コードが提示されていた場合であっても、所定の消費者コード更新条件が成立していたときは消費者コードを生成する
請求項10から請求項14のうちいずれかに記載の商品情報提供方法。
【請求項16】
消費者コード更新条件は、消費者コードの使用期間が所定期間を経過しているときに成立する
請求項15記載の商品情報提供方法。
【請求項17】
消費者端末により提示された消費者コードと登録されている消費者端末の消費者コードとが一致したときにのみ商品関連情報を当該消費者端末に提供する
請求項10から請求項16のうちいずれかに記載の商品情報提供方法。
【請求項18】
商品関連情報は、該当する商品を使用したメニューのレシピ、前記商品とともに利用される商品の広告のうち少なくともいずれかを含む
請求項10から請求項17のうちいずれかに記載の商品情報提供方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate


【公開番号】特開2007−193513(P2007−193513A)
【公開日】平成19年8月2日(2007.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−10079(P2006−10079)
【出願日】平成18年1月18日(2006.1.18)
【出願人】(503396309)生活協同組合コープさっぽろ (144)
【Fターム(参考)】