説明

商品用容器、端末装置、およびサーバ装置

【課題】商品が高い確率で消費者に渡った状況において、消費者に対して有効な情報を提供する。
【解決手段】商品用容器11は、外部から隠蔽されている領域に、商品用容器11に関する情報である容器関連情報が埋め込まれた埋込情報部を有し、容器関連情報は、端末装置12に読み込まれ、または端末装置12に送信され、読み込まれた容器関連情報と端末装置12の位置情報取得部で取得した位置情報とを、端末装置12からサーバ装置13に送信する。端末装置12から送られた容器関連情報と位置情報に応じて、サーバ装置13から端末装置12に情報を送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料などの商品のための容器である商品用容器や、商品用容器に埋め込まれた情報を処理する端末装置やサーバ装置等に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、顧客が商品の購買に到るまでの購買過程における顧客情報を効率的に取得し、且つ取得した顧客情報を手動で分析することなく利用できる情報処理システムがあった(特許文献1参照)。本システムは、CCDカメラ等の撮像手段、バーコードや非接触型ICから、商品情報や個人情報等の各種情報を読み取る情報取得手段を備えている。また、商品に設けられたバーコードや非接触型ICから商品情報が読み取られると、その商品に関連する画像を表示する。併せて、商品を手にとった顧客を、撮像手段を用いて撮像する。そして撮像画像と、顧客がかざした商品から読み取られた商品情報と、操作履歴とを関連付けることにより、顧客情報を生成する。そして、生成した顧客情報は情報蓄積装置に送信され、画像解析が行われた後、顧客情報データベースに蓄積される。併せて情報蓄積装置は、情報処理装置に対して商品情報や広告情報を含む情報配信を無線多重通信により行う。
【0003】
また、登録作業時におけるオペレータの心理的・肉体的な作業負担をより軽減することができる商品データ入力装置があった(特許文献2参照)。かかる商品データ入力装置は、商品を示す商品データを読み取る読取手段と、前記読取手段による前記商品データの読取領域の画像を撮影する撮影手段と、撮影した画像に含まれる手の手形状が、前記商品データの入力に関連する関連情報を入力するためのキーに対応するキーコードを表す手形状であるか否かを判定する判定手段と、撮影した画像に含まれる前記手形状が前記キーコードを表す前記手形状であると判定した場合、前記手形状が表す前記キーコードおよび読み取った前記商品データを、前記キーコードに従い前記商品データを処理する上位機器に送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする商品データ入力装置である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−251952号公報(第1頁、第1図等)
【特許文献2】特開2010−218446号公報(第1頁、第1図等)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来、商品購入後のユーザに対して、情報提供のサービスを行う技術が存在しなかった。つまり、従来、バーコードなどの埋込情報部は、商品の購入前であっても人から見える領域にしか貼付されておらず、商品を消費する段階または消費後に漸く見える領域、または商品を自由に扱える場合に読み取りかが可能または読み取りが容易になる領域に埋込情報部が貼付されていなかった。
【0006】
そのため、例えば、店舗に並んでいる段階、商品の流通の段階で、バーコードなどの埋込情報部の情報を容易に読み取り可能であり、そのため、商品提供側では、消費の状況を把握することが困難であった。また、商品を確実に購入した消費者のみに、有効な情報を与えるなどの特典を、消費者に与えることが困難であった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本第一の発明の商品用容器は、商品用容器であり、外部から隠蔽されている領域に、商品用容器に関する情報である容器関連情報が埋め込まれた埋込情報部を有する商品用容器であり、容器関連情報は、端末装置に読み込まれ、または端末装置に送信され、容器関連情報は端末装置からサーバ装置に送信される商品用容器である。
【0008】
かかる構成により、商品が消費者に確実に渡った状況において、消費者に対して有効な情報を提供する商品用容器を提供できる。
【0009】
また、本第二の発明の商品用容器は、商品用容器であり、商品用容器の表面の2以上の箇所に、商品用容器に関する情報である容器関連情報が埋め込まれた埋込情報部を有する商品用容器であり、容器関連情報は、端末装置に読み込まれ、または端末装置に送信され、容器関連情報は端末装置からサーバ装置に送信される商品用容器である。
【0010】
かかる構成により、商品が高い確率で消費者に渡った状況において、消費者に対して有効な情報を提供する商品用容器を提供できる。
【0011】
また、本第三の発明の端末装置は、第一または第二の発明に対して、商品用容器から1または2以上の容器関連情報を取得する情報取得部と、情報取得部が取得した1または2以上の容器関連情報をサーバ装置に送信する送信部と、送信部における容器関連情報の送信に応じて、サーバ装置から情報を受信する受信部と、受信部が受信した情報を出力する出力部とを具備する端末装置である。
【0012】
かかる構成により、商品が高い確率で消費者に渡った状況において、消費者に対して有効な情報を提供できる。
【0013】
また、本第四の発明の端末装置は、第三の発明に対して、位置情報を取得する位置情報取得部をさらに具備し、送信部は、位置情報と1または2以上の容器関連情報をサーバ装置に送信し、受信部は、送信部における位置情報と1または2以上の容器関連情報の送信に応じて、サーバ装置から情報を受信する端末装置である。
【0014】
かかる構成により、商品の消費場所が特定できる。
【0015】
また、本第五の発明の端末装置は、第四の発明に対して、受信部は、送信部が送信した位置情報に応じて、受信する情報が異なる端末装置である。
【0016】
かかる構成により、商品が高い確率で消費者に渡った状況において、消費者に対して、当該消費者が存在する位置に応じた有効な情報を提供できる。
【0017】
また、本第六の発明の端末装置は、第三から第五いずれかの発明に対して、端末装置のユーザに関する情報であるユーザ情報を格納し得るユーザ情報格納部をさらに具備し、送信部は、ユーザ情報をも、サーバ装置に送信する端末装置である。
【0018】
かかる構成により、商品の消費状況、例えば、どのような属性値を有する消費者に消費されているかが容易に把握できる。
【0019】
また、本第七の発明の端末装置は、第六の発明に対して、受信部は、送信部が送信したユーザ情報に応じて、受信する情報が異なる端末装置である。
【0020】
かかる構成により、商品が高い確率で消費者に渡った状況において、消費者に対して、当該消費者の情報(属性値など)に応じた有効な情報を提供できる。
【0021】
また、本第八の発明の端末装置は、第三から第七いずれかの発明に対して、ユーザに所定の情報を入力する画面に関する情報である画面情報を格納し得る画面情報格納部と、情報取得部が1または2以上の容器関連情報を取得した場合に、画面情報を用いて、画面を出力する画面出力部と、画面に対するユーザの入力を受け付ける受付部と、送信部は、受付部が受け付けた入力に対応する情報である入力情報をも、サーバ装置に送信する端末装置である。
【0022】
かかる構成により、ユーザのニーズや消費状況等の情報を収集できる。
【0023】
また、本第九の発明の端末装置は、第八の発明に対して、受信部は、送信部が入力情報を送信したか否かにより、受信する情報が異なる端末装置である。
【0024】
かかる構成により、ユーザのニーズや消費状況等の情報を、高い確率で収集できる。
【0025】
また、本第十の発明のサーバ装置は、第三から第八いずれかの発明に対して、容器関連情報、または容器関連情報と位置情報、または容器関連情報とユーザ情報、または容器関連情報と位置情報とユーザ情報とに対応付けて、端末装置に送信する情報を格納している情報格納部と、容器関連情報に対応付けて、送信情報の一部または全部を送信する先を特定する送信先情報を格納し得る送信先情報格納部と、端末装置から容器関連情報を含む送信情報を受信するサーバ側受信部と、サーバ側受信部が受信した送信情報の一部または全部を送信情報格納部に蓄積する蓄積部と、サーバ側受信部が送信情報に対応する情報を、情報格納部から取得する検索部と、検索部が取得した情報を端末装置に送信するサーバ側送信部とを具備するサーバ装置である。
【0026】
かかる構成により、商品が高い確率で消費者に渡った状況において、消費者に対して有効な情報を提供できる。
【0027】
また、本第十一の発明のサーバ装置は、第十の発明に対して、端末装置から送信されてきた情報である送信情報を格納し得る送信情報格納部と、サーバ側受信部が受信した送信情報のうちの一部または全部を、送信情報が有する容器関連情報に対応する送信先情報が示す送信先に送信する情報転送部をさらに具備するサーバ装置である。
かかる構成により、商品が高い確率で消費者に渡った状況において、消費者に関する情報を、商品のメーカー等の適切な相手に送信できる。
また、本第十二の発明の商品用容器は、商品用容器であり、商品用容器に関する情報である容器関連情報が埋め込まれた1または2以上の埋込情報部を有する商品用容器であり、容器関連情報は、端末装置に読み込まれ、または端末装置に送信され、容器関連情報は端末装置からサーバ装置に送信される商品用容器である。
かかる構成により、商品の購入前または購入後において、消費者に対して有効な情報を提供する商品用容器を提供できる。
また、本第十三の発明の端末装置は、第十二の発明に対して、商品用容器から1または2以上の容器関連情報を取得する情報取得部と、情報取得部が取得した1または2以上の容器関連情報をサーバ装置に送信する送信部と、送信部における容器関連情報の送信に応じて、サーバ装置から情報を受信する受信部と、受信部が受信した情報を出力する出力部とを具備する端末装置である。
かかる構成により、消費者に対して有効な情報を提供できる。
また、本第十四の発明の端末装置は、第十三の発明に対して、位置情報を取得する位置情報取得部をさらに具備し、送信部は、位置情報と1または2以上の容器関連情報をサーバ装置に送信し、受信部は、送信部における位置情報と1または2以上の容器関連情報の送信に応じて、サーバ装置から情報を受信する端末装置である。
かかる構成により、商品の購入場所または商品の消費場所が特定できる。
また、本第十五の発明の端末装置は、第十四の発明に対して、受信部は、送信部が送信した位置情報に応じて、受信する情報が異なる端末装置である。
かかる構成により、消費者に対して、当該消費者が存在する位置に応じた有効な情報を提供できる。
また、本第十六の発明の端末装置は、第十三から第十五いずれかの発明に対して、端末装置のユーザに関する情報であるユーザ情報を格納し得るユーザ情報格納部をさらに具備し、送信部は、ユーザ情報をも、サーバ装置に送信する端末装置である。
かかる構成により、商品の消費状況、例えば、どのような属性値を有する消費者に消費されているかが容易に把握できる。
また、本第十七の発明の端末装置は、第十六の発明に対して、受信部は、送信部が送信したユーザ情報に応じて、受信する情報が異なる端末装置である。
かかる構成により、消費者に対して、当該消費者の情報(属性値など)に応じた有効な情報を提供できる。
【発明の効果】
【0028】
本発明による情報システムによれば、消費者に対して有効な情報を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】実施の形態1における情報システム1の概念図
【図2】同情報システムのブロック図
【図3】同端末装置の動作について説明するフローチャート
【図4】同サーバ装置の動作について説明するフローチャート
【図5】同提供情報管理表を示す図
【図6】同送信先情報管理表を示す図
【図7】同送信情報管理表を示す図
【図8】同商品用容器11を示す図
【図9】同送信情報管理表を示す図
【図10】同商品用容器11を示す図
【図11】同商品用容器11を示す図
【図12】同商品用容器11を示す図
【図13】同商品用容器11を示す図
【図14】実施の形態2における情報システムのブロック図
【図15】同サーバ装置の動作について説明するフローチャート
【図16】同提供情報管理表を示す図
【図17】同商品用容器11を示す図
【図18】上記実施の形態におけるコンピュータシステムの概観図
【図19】同コンピュータシステムのブロック図
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、情報システム等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
【0031】
本実施の形態において、外部から隠蔽されている領域に、商品用容器に関する情報(例えば、商品名やメーカーなど)が埋め込まれた埋込情報部(例えば、バーコードやICタグなど)を有する商品用容器について説明する。この埋込情報部の情報は、端末装置に読み込まれまたは送信され、情報が端末装置からサーバ装置に送信される。
【0032】
また、商品用容器から情報を取得し、取得した情報をサーバ装置に送信し、送信に応じて、サーバ装置から情報を受信し、出力する端末装置についても説明する。
【0033】
さらに、端末装置から情報を受信し、蓄積し、蓄積した情報を、商品用容器のメーカーに送信するサーバ装置等について説明する。
【0034】
図1は、本実施の形態における情報システム1の概念図である。図1は、メーカーが
商品を製造してから、運搬され、店舗に並べられる。そして、消費者が商品を購入後、消費者は後述する所定の動作を行うことにより、情報を取得できる情報システム1の概念図である。
【0035】
情報システム1は、1以上の商品用容器11、1以上の端末装置12、およびサーバ装置13を具備する。端末装置12は、例えば、バーコードリーダー、カメラ付き携帯端末などである。
【0036】
図2は、本実施の形態における情報システム1のブロック図である。
商品用容器11は、埋込情報部111を具備する。
【0037】
端末装置12は、情報取得部121、ユーザ情報格納部122、画面情報格納部123、位置情報取得部124、画面出力部125、受付部126、送信部127、受信部128、および出力部129を具備する。
【0038】
サーバ装置13は、送信情報格納部131、情報格納部132、送信先情報格納部133、サーバ側受信部134、蓄積部135、検索部136、サーバ側送信部137、および情報転送部138を具備する。
【0039】
商品用容器11は、商品の容器である。商品とは、例えば、飲料、カップ麺、お菓子などの食品、化粧品、薬、洗剤などの日用品など、何でも良い。また、商品は、小袋が2以上入った一つの商品など、消費者に譲渡や貸与等されるものであれば何でも良い。また、商品用容器11は、缶、PET、紙など、その材質は問わない。商品用容器11は、外部から隠蔽されている領域に、当該商品用容器に関する情報である容器関連情報が埋め込まれた埋込情報部111を有する商品の容器である。隠蔽されている領域とは、容器の蓋の裏面、容器の内部、容器の内部の底、不透明のシール等で隠蔽されている容器の表面、不透明の大袋の中の小袋の表面や内部などである。外部から隠蔽されている領域は、販売時(商品棚に並んでいる状況において)に外部から見えない領域であることが好適である。また、外部から隠蔽されている領域は、特に、商品が充填されている領域であることが好適である。外部から隠蔽されている領域とは、例えば、商品の容器の内部の領域であり、ジュースが入った容器のジュースに接している領域、カップ麺の容器の内部の底面や側面などである。商品が充填されている領域に埋込情報部111が存在する場合、通常、商品が消費された後に、埋込情報部111が表出し、好適である。
【0040】
商品用容器11を構成する埋込情報部111は、商品用容器に関する情報である容器関連情報が埋め込まれている。容器関連情報とは、例えば、商品名、メーカー名、商品ID、メーカーIDなどである。埋込情報部111は、例えば、バーコード、ICタグ、ARのマーカー、QRコード(登録商標)などである。埋込情報部111は、情報が埋め込まれるものであれば何でも良い。また、埋込情報部111は、埋め込まれている情報を能動的に送信する機能を有しても良いし、バーコードなどのように受動的に読み込まれるものでも良い。
【0041】
端末装置12は、例えば、バーコードリーダー、カメラ付き携帯端末などである。また、端末装置12は、商品の消費者の端末である。
【0042】
端末装置12を構成する情報取得部121は、商品用容器11から1または2以上の容器関連情報を取得する。ここで、取得とは、受信または読み込みなどである。情報取得部121は、バーコードリーダー、カメラの撮影手段、ICタグの受信モジュール、無線通信手段などである。
【0043】
ユーザ情報格納部122は、端末装置12のユーザに関する情報であるユーザ情報を格納し得る。ユーザ情報とは、ユーザの識別情報、ユーザの属性値など。ユーザの識別情報とは、ユーザ名、ユーザID、携帯の電話番号など。属性値とは、性別、年齢、趣味、嗜好などである。
【0044】
ユーザ情報格納部122は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。ユーザ情報格納部122にユーザ情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介してユーザ情報がユーザ情報格納部122で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信されたユーザ情報がユーザ情報格納部122で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力されたユーザ情報がユーザ情報格納部122で記憶されるようになってもよい。
【0045】
画面情報格納部123は、画面情報を格納し得る。画面情報とは、ユーザに所定の情報を入力する画面に関する情報である。画面情報格納部123は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。画面情報格納部123に画面情報が記憶される過程は問わない。例えば、画面情報は、商品用容器11の埋込情報部111から、情報取得部121が取得する。なお、画面情報は、HTMLやプログラムなど、そのデータ構造、データ記述方法、実現方法は問わない。
【0046】
位置情報取得部124は、位置情報を取得する。位置情報取得部124は、GPS受信機などである。ただし、位置情報取得部124は、端末装置12の位置を取得できる機能を有すれば、何でも良い。また、位置情報とは、通常、(緯度,経度)や(緯度,経度,高度)であるが、位置を示す情報であれば何でも良い。
【0047】
画面出力部125は、情報取得部121が1または2以上の容器関連情報を取得した場合に、画面情報格納部123の画面情報を用いて、画面を出力する。ここで、出力とは、通常、ディスプレイへの表示であるが、プロジェクターを用いた投影、プリンタへの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念であると考えても良い。
【0048】
画面出力部125は、ディスプレイ等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。画面出力部125は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
【0049】
受付部126は、画面に対するユーザの入力を受け付ける。ユーザの入力とは、例えば、商品に対する要望、消費の状況、消費後の感想などである。ここで、受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。受付部126は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0050】
送信部127は、情報取得部121が取得した1または2以上の容器関連情報をサーバ装置13に送信する。また、送信部127は、1または2以上の容器関連情報を含む送信情報を、サーバ装置13に送信する。送信情報は、1または2以上の容器関連情報である。また、送信情報は、1または2以上の容器関連情報、および位置情報とユーザ情報と入力情報のうちの1以上の情報などでも良い。なお、入力情報とは、受付部126が受け付けた入力に対応する情報である。送信部127は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
【0051】
受信部128は、送信部127における容器関連情報の送信に応じて、サーバ装置13から情報を受信する。また、受信部128は、送信部127における送信情報の送信に応じて、サーバ装置13から情報を受信する。また、送信部127が送信した位置情報に応じて、受信部128が受信する情報が異なることは好適である。また、送信部127が送信したユーザ情報に応じて、受信部128が受信する情報が異なることは好適である。ここで、受信部128が受信する情報は、商品の詳細説明、商品の利用方法、三次元CGでのアニメ、販売店のイベント情報など、消費者が楽しんだり、有効活用したりできる情報であることは好適である。受信部128は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
【0052】
出力部129は、受信部128が受信した情報を出力する。出力部129は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。出力部129は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
【0053】
サーバ装置13を構成する送信情報格納部131は、端末装置12から送信されてきた情報である送信情報の一部または全部を格納し得る。ここで、送信情報とは、容器関連情報は含み、位置情報や入力情報等を含んでも良い。送信情報格納部131は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。送信情報格納部131に送信情報が記憶される過程は問わない。ただし、通常、後述する蓄積部135が、送信情報の一部または全部を送信情報格納部131に蓄積する。
【0054】
情報格納部132は、容器関連情報、または容器関連情報と位置情報、または容器関連情報とユーザ情報、または容器関連情報と位置情報とユーザ情報とに対応付けて、端末装置12に送信する情報を格納している。端末装置12に送信する情報とは、例えば、上述したように、三次元CGでのアニメ、販売店のイベント情報、商品の活用方法などである。情報格納部132は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。情報格納部132に情報が記憶される過程は問わない。
【0055】
送信先情報格納部133は、容器関連情報に対応付けて、送信先情報を格納し得る。送信先情報とは、送信情報の一部または全部を送信する先を特定する情報である。送信先情報とは、商品のメーカーへの連絡先のメールアドレス、FAX番号、商品用容器11のメーカーへの連絡先のメールアドレス、FAX番号などである。送信先情報格納部133は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。送信先情報格納部133に送信先情報が記憶される過程は問わない。
【0056】
サーバ側受信部134は、端末装置12から容器関連情報を含む送信情報を受信する。サーバ側受信部134は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
【0057】
蓄積部135は、サーバ側受信部134が受信した送信情報の一部または全部を送信情報格納部131に蓄積する。蓄積部135は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。蓄積部135の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0058】
検索部136は、サーバ側受信部134が送信情報に対応する情報を、サーバ側受信部134が受信した容器関連情報を用いて、情報格納部132から取得する。検索部136は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。検索部136の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0059】
サーバ側送信部137は、検索部136が取得した情報を端末装置12に送信する。サーバ側送信部137は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
【0060】
情報転送部138は、サーバ側受信部134が受信した送信情報に関する情報を、送信情報が有する容器関連情報に対応する送信先情報が示す送信先に送信する。送信情報に関する情報とは、例えば、送信情報のうちの一部または全部、または送信情報を統計処理した情報など、送信情報から加工、構成され得る情報である。具体的には、まず、情報転送部138は、送信情報が有する容器関連情報に対応する送信先情報を送信先情報格納部133から読み出す。次に、読み出した送信先情報が示す送信先に、サーバ側受信部134が受信した送信情報に関する情報を送信する。情報転送部138は、通常、無線または有線の通信手段等で実現され得る。
次に、情報システム1の動作について説明する。まず、端末装置12の動作について、図3のフローチャートを用いて説明する。
【0061】
(ステップS301)情報取得部121は、商品用容器11から、埋込情報部111に埋め込まれている容器関連情報等を取得したか否かを判断する。容器関連情報等を取得すればステップS302に行き、容器関連情報等を取得しなければステップS301に戻る。容器関連情報等とは、例えば、容器関連情報のみ、容器関連情報と商品に関する他の情報、容器関連情報と画面情報などである。
【0062】
(ステップS302)情報取得部121は、ステップS301で取得した容器関連情報等の中に、画面情報が存在するか否かを判断する。画面情報が存在すればステップS303に行き、存在しなければステップS306に行く。なお、画面情報が存在する場合、情報取得部121は、当該画面情報を画面情報格納部123に蓄積する。
【0063】
(ステップS303)画面出力部125は、画面情報格納部123の画面情報を読み出し、当該画面情報を用いて、画面を出力する。この画面は、例えば、ユーザに対して、商品の感想や、商品に関する提案等の入力を促す画面である。
【0064】
(ステップS304)受付部126は、画面に対するユーザの入力を受け付けたか否かを判断する。入力を受け付ければステップS305に行き、入力を受け付けなければステップS316に行く。
【0065】
(ステップS305)送信部127は、ステップS304で受け付けられた入力に対応する入力情報を取得する。なお、通常、ユーザにより入力された情報が入力情報である。
【0066】
(ステップS306)位置情報取得部124は、位置情報を取得する。
【0067】
(ステップS307)送信部127は、ユーザ情報格納部122からユーザ情報を読み出す。
【0068】
(ステップS308)送信部127は、容器関連情報、位置情報、ユーザ情報、および入力情報から、送信情報を構成し、当該送信情報をサーバ装置13に送信する。なお、送信情報には、容器関連情報は含まれるが、他の情報は含まれていない場合もあり得る。
【0069】
(ステップS309)受信部128は、送信部127における送信情報の送信に応じて、サーバ装置13から情報等を受信したか否かを判断する。情報等を受信すればステップS310に行き、情報等を受信しなければステップS309に戻る。
【0070】
(ステップS310)出力部129は、受信部128が受信した情報を出力する。なお、ここで、出力する情報は、受信された情報等から画面情報を除く情報である。
【0071】
(ステップS311)画面出力部125は、ステップS309で受信された情報等の中に、画面情報を有するか否かを判断する。画面情報を有せばステップS312に行き、有さなければ処理を終了する。
【0072】
(ステップS312)画面出力部125は、ステップS309で受信された情報等の中の画面情報を取得し、当該画面情報を用いて、画面を出力する。
【0073】
(ステップS313)受付部126は、画面に対するユーザの入力を受け付けたか否かを判断する。入力を受け付ければステップS314に行き、入力を受け付けなければステップS317に行く。
【0074】
(ステップS314)送信部127は、ステップS313で受け付けられた入力に対応する入力情報を取得する。
【0075】
(ステップS315)送信部127は、ステップS314で取得した入力情報をサーバ装置13に送信する。なお、かかる入力情報のみを、送信情報と呼んでも良い。ステップS311に戻る。
【0076】
(ステップS316)受付部126は、タイムアウトであるか否かを判断する。タイムアウトであればステップS306に行き、タイムアウトでなければステップS304に戻る。
【0077】
(ステップS317)受付部126は、タイムアウトであるか否かを判断する。タイムアウトであれば処理を終了し、タイムアウトでなければステップS313に戻る。
【0078】
次に、サーバ装置13の動作について、図4のフローチャートを用いて説明する。
【0079】
(ステップS401)サーバ側受信部134は、端末装置12から容器関連情報を含む送信情報を受信したか否かを判断する。送信情報を受信すればステップS402に行き、送信情報を受信しなければステップS406に行く。
【0080】
(ステップS402)蓄積部135は、ステップS401で受信された送信情報の一部または全部を送信情報格納部131に蓄積する。
【0081】
(ステップS403)検索部136は、ステップS401で受信された送信情報から容器関連情報を取得する。
【0082】
(ステップS404)検索部136は、ステップS403で取得した容器関連情報を用いて、サーバ側受信部134が受信した送信情報に対応する情報を、情報格納部132から取得する。なお、かかる場合、検索部136は、送信情報中に入力情報を含むか否かにより、取得する情報が異なることは好適である。また、検索部136は、送信情報中の位置情報により、取得する情報が異なることは好適である。さらに、検索部136は、送信情報中のユーザ情報により、取得する情報が異なることは好適である。
【0083】
(ステップS405)サーバ側送信部137は、検索部136が取得した情報を端末装置12に送信する。ステップS401に戻る。
【0084】
(ステップS406)サーバ側受信部134は、端末装置12から入力情報を受信したか否かを判断する。入力情報を受信すればステップS407に行き、入力情報を受信しなければステップS408に行く。
【0085】
(ステップS407)蓄積部135は、入力情報を受信する前に同一の端末装置12から受信された容器関連情報に対応付けて、ステップS406で受信された入力情報を、送信情報格納部131に蓄積する。かかる入力情報も、送信情報を構成する。ステップS403に行く。
【0086】
(ステップS408)情報転送部138は、送信情報に関する情報を、転送するタイミングであるか否かを判断する。転送するタイミングであればステップS409に行き、転送するタイミングでなければステップS401に戻る。なお、転送するタイミングとは、例えば、予め決められた時刻であったり、予め決められた量や数のデータ(送信情報に関する情報)が蓄積されていたりする場合である。
【0087】
(ステップS409)情報転送部138は、カウンタiに1を代入する。
【0088】
(ステップS410)情報転送部138は、送信先情報格納部133の中に、i番目の送信先情報が存在するか否かを判断する。i番目の送信先情報が存在すればステップS411に行き、存在しなければステップS401に戻る。
【0089】
(ステップS411)情報転送部138は、i番目の送信先情報を、送信先情報格納部133から取得する。
【0090】
(ステップS412)情報転送部138は、i番目の送信先情報と対になる1以上の容器関連情報を、送信先情報格納部133から読み出す、
【0091】
(ステップS413)情報転送部138は、ステップS412で取得した1以上の容器関連情報を含む1以上の送信情報を、送信情報格納部131から読み出す。
【0092】
(ステップS414)情報転送部138は、ステップS413で読み出した1以上の送信情報を、i番目の送信先情報が示す送信先に送信する。なお、ここで、送信する情報は、1以上の送信情報を統計処理した結果などでも良い。
【0093】
(ステップS415)情報転送部138は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS410に戻る。
【0094】
なお、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0095】
以下、本実施の形態における情報システム1の具体的な動作について説明する。情報システム1の概念図は図1である。
【0096】
今、サーバ装置13の情報格納部132は、図5に示す提供情報管理表を保持している。提供情報管理表は、商品の消費者に提供する情報を管理している表である。提供情報管理表は、「ID」「容器関連情報」「位置情報」「ユーザ情報」「入力情報」「送信回」「送信する情報」の属性値を有する1以上のレコードを管理している。「容器関連情報」は、ここでは、容器の中の商品名であるが、商品用容器に関する情報であれば何でも良い。また、「位置情報」「ユーザ情報」「入力情報」「送信回」は、送信する情報を取得するための条件を示す。「ID=1」のレコードにおいて、一のユーザに対して1回目に情報を送信する場合は、「charA.gif」を送信し、2回目に情報を送信する場合は、「charB.gif」を送信し、3回目以降に情報を送信する場合は、「charC.gif」を送信することを示す。なお、「ID=1」のレコードにおいて、商品を購入頂くことにより、情報を収集してもらい、情報を収集したいと希望するユーザの商品購入意欲を高める、という効果がある。
【0097】
また、「ID=2」のレコードにおいて、位置情報が「範囲A」の位置情報の消費者には、「情報A.txt」を送信し、「範囲B」の位置情報の消費者には、「情報B.txt」を送信することを示す。なお、「範囲A」「範囲B」は、例えば、緯度または/および経度により規定される範囲であり、例えば、「範囲A」は「経度>=東経135度」、「範囲B」は「経度<東経135度」などである。
【0098】
また、提供情報管理表において、送信する情報を取得するための条件は、一致だけではなく、種々の条件を既定できる。例えば、「ID=6」のレコードにおいて、端末装置12から送信された入力情報内の属性値「満足度」が3以上であれば、送信する情報は「情報C.hml」であり、「満足度」が3未満であれば、送信する情報は「情報D.hml」であることを示す。
【0099】
また、提供情報管理表において、複数の属性値を用いた条件を規定できることは言うまでもない。例えば、「ID=7」のレコードにおいて、位置情報が「範囲X」であり、かつユーザ情報が「20才未満」であれば送信する情報は「A.mp3」であり、位置情報が「範囲X」であり、かつユーザ情報が「20才以上」であれば送信する情報は「B.mp3」であり、位置情報が「範囲Y」であり、かつユーザ情報が「20才未満」であれば送信する情報は「C.mp3」であり、位置情報が「範囲Y」であり、かつユーザ情報が「20才以上」であれば送信する情報は「D.mp3」である。かかることは、商品が消費される地域(位置)と、年齢層等のユーザ属性により、音楽の好みの違いが有る得ることに対応したものである。
【0100】
さらに、提供情報管理表における「送信する情報」の属性値に対応する実体データは、情報格納部132が保持している、とする。
【0101】
また、サーバ装置13の送信先情報格納部133は、図6の送信先情報管理表を保持している。送信先情報管理表は、「ID」「容器関連情報」「会社名」「送信先情報」の属性値を有する1以上のレコードを管理している。「送信先情報」は、メールアドレス、IPアドレス、電話番号等、相手先を特定する情報であれば何でも良い。
【0102】
さらに、サーバ装置13の送信情報格納部131は、図7に示す送信情報管理表を保持している。送信情報管理表は、「ID」「ユーザID」「送信情報」「送信回」を有する1以上のレコードを管理している。また、「送信情報」は、「容器関連情報」「位置情報」「ユーザ情報」「入力情報」を有する。「ユーザ情報」は、「性別」「年令」などを有する。図7の「−」はNULLである。
【0103】
かかる状況において、商品用容器11の違いより、以下の4つの具体例について、説明する。商品用容器11の違いとは、商品用容器11における、埋込情報部111の存在場所の違いである。なお、埋込情報部111は、外部から隠蔽されている領域に、埋め込まれていることは上述した通りである。
(具体例1)
【0104】
具体例1は、埋込情報部111が、商品用容器11の蓋の裏面に存在する場合である。かかる場合の商品用容器11を、図8に示す。図8は、商品名「お茶B」の缶である。そして、「お茶B」の缶の蓋の裏側に埋込情報部111が存在する。また、埋込情報部111は、例えば、ICタグである。なお、ここで、「お茶B」の缶の蓋を空けるまで、缶の外には、ICタグからの情報送信はされない、とする。さらに、埋込情報部111には、容器関連情報「お茶B」が格納されている。
【0105】
そして、「お茶B」を購入した消費者は、「お茶B」を飲もうとして、蓋を空けた、とする。
【0106】
次に、消費者は、自分の端末装置12で、埋込情報部111から容器関連情報「お茶B」を受信する。つまり、情報取得部121は、商品用容器11から、埋込情報部111に埋め込まれている容器関連情報を受信する。次に、情報取得部121は、受信した容器関連情報等の中に、画面情報が存在しないと判断する。
【0107】
次に、位置情報取得部124は、位置情報(X5,Y5)を取得する。そして、送信部127は、端末装置12のユーザ情報格納部122からユーザ情報「ユーザID:090−9999−8877,性別:男性,年令:39才」を読み出す。
【0108】
次に、送信部127は、容器関連情報、位置情報、およびユーザ情報から、送信情報「容器関連情報:お茶B,位置情報:(X5,Y5),ユーザID:090−9999−8877,性別:男性,年令:39才」を構成し、当該送信情報をサーバ装置13に送信する。
【0109】
次に、サーバ装置13のサーバ側受信部134は、端末装置12から容器関連情報を含む送信情報を受信する。
【0110】
次に、蓄積部135は、ユーザID「090−9999−8877」および容器関連情報「お茶B」をキーとして、送信情報管理表を検索し、ユーザID「090−9999−8877」および容器関連情報「お茶B」に合致するレコード数「1」を取得した、とする。そして、蓄積部135は、レコード数「1」に1を加えて、送信回数「2」を算出する。次に、蓄積部135は、受信された送信情報と、送信回数「2」を送信情報格納部131に蓄積する。そして、図9の送信情報管理表の「ID=40」のレコードを得る。
【0111】
次に、検索部136は、受信された送信情報の中の容器関連情報「お茶B」等を用いて、サーバ側受信部134が送信情報に対応する情報を、情報格納部132から取得する。ここでは、検索部136は、位置情報:(X5,Y5)が「範囲B」に入ると判断し、図5の提供情報管理表から、容器関連情報「お茶B」、位置情報「範囲B」を有するレコードの
「送信する情報」(情報B.txt)を取得する。
【0112】
次に、サーバ側送信部137は、検索部136が取得した情報「情報B.txt」を端末装置12に送信する。
【0113】
次に、端末装置12の受信部128は、送信部127における送信情報の送信に応じて、サーバ装置13から情報「情報B.txt」を受信する。そして、出力部129は、受信部128が受信した情報「情報B.txt」を出力する。
【0114】
本具体例において、消費者が、商品を購入後、消費の段階で、はじめて情報を入手できる。つまり、商品提供側は、商品が購入された、消費されることを把握できる。また、位置情報やユーザ情報がサーバ装置13に送信される場合、商品の提供者が、どのような人がどこで商品を購入、または消費するかを把握できる。
(具体例2)
【0115】
具体例2は、埋込情報部111は、商品用容器11の内部に存在する場合である。ここでは、商品用容器11の内部とは、商品用容器11の内部である側面である、とする。かかる場合の商品用容器11を、図10に示す。図10は、商品名「化粧品F」の容器である。そして、「化粧品F」の容器の内部である側面に埋込情報部111が存在する。また、埋込情報部111は、例えば、QRコード(登録商標)である。なお、ここで、消費者が「化粧品F」の容器の蓋を空け、商品を消費し、QRコードが見えるようになるまで、消費者にはQRコードは見えない。さらに、埋込情報部111には、容器関連情報「化粧品F」とアンケートの画面情報が格納されている。
【0116】
そして、消費者が化粧品Fを消費し、容器の内部の側面に印刷されているQRコードが見えるようになった後、消費者が端末装置12を用いて、QRコードを読み取ったとする。そして、情報取得部121は、QRコードから、容器関連情報「化粧品F」とアンケートの画面情報を取得する。そして、情報取得部121は、画面情報を画面情報格納部123に一時蓄積する。
【0117】
次に、情報取得部121は、受信した容器関連情報等の中に、画面情報が存在すると判断する。
【0118】
次に、画面出力部125は、画面情報格納部123の画面情報を読み出し、当該画面情報を用いて、画面を出力する。なお、この画面情報は、化粧品Fのアンケートの入力を促す画面の情報である。
【0119】
次に、ユーザは、アンケートの入力を行う。この入力には、「満足度=4」の情報が含まれる。
【0120】
そして、受付部126は、画面に対するユーザの入力を受け付ける。次に、送信部127は、受け付けられた入力に対応する入力情報(「満足度=4」を含む)を取得する。次に、位置情報取得部124は、位置情報(X6,Y6)を取得する。次に、送信部127は、ユーザ情報格納部122からユーザ情報「ユーザID:080−3322−4444,性別:女性,年令:25才」を読み出す。
【0121】
次に、送信部127は、容器関連情報、位置情報、およびユーザ情報から、送信情報「容器関連情報:化粧品F,位置情報:(X6,Y6),ユーザID:080−3322−4444,性別:女性,年令:25才,入力情報:満足度=4・・・」を構成し、当該送信情報をサーバ装置13に送信する。
【0122】
次に、サーバ装置13のサーバ側受信部134は、端末装置12から容器関連情報を含む送信情報を受信する。
【0123】
次に、蓄積部135は、ユーザID「080−3322−4444」および容器関連情報「化粧品F」をキーとして、送信情報管理表を検索し、ユーザID「080−3322−4444」および容器関連情報「化粧品F」に合致するレコード数「0」を取得した、とする。そして、蓄積部135は、レコード数「0」に1を加えて、送信回数「1」を算出する。次に、蓄積部135は、受信された送信情報と、送信回数「1」を送信情報格納部131に蓄積する。そして、図9の送信情報管理表の「ID=41」のレコードを得る。
【0124】
次に、検索部136は、受信された送信情報の中の容器関連情報「化粧品F」等を用いて、サーバ側受信部134が送信情報に対応する情報を、情報格納部132から取得する。ここでは、検索部136は、容器関連情報「化粧品F」、入力情報「満足度=4」をキーとして、図5の提供情報管理表を検索し、図5の提供情報管理表から「送信する情報」(情報C.hml)を取得する。
【0125】
次に、サーバ側送信部137は、検索部136が取得した情報「情報C.hml」を端末装置12に送信する。
【0126】
次に、端末装置12の受信部128は、送信部127における送信情報の送信に応じて、サーバ装置13から情報「情報C.hml」を受信する。そして、出力部129は、受信部128が受信した情報「情報C.hml」を出力する。
【0127】
本具体例において、消費者が、一定以上、商品を消費した後に、はじめて情報を入手できる。つまり、商品提供側は、商品の消費が一定以上完了したことを把握できる。また、位置情報やユーザ情報がサーバ装置13に送信される場合、商品の提供者が、どのような人がどこで商品を消費するかを把握できる。
(具体例3)
【0128】
具体例3は、埋込情報部111は、商品用容器11の内部の底に存在する場合である。かかる場合の商品用容器11を、図11に示す。商品用容器11の内部の底にQRコードの埋込情報部111が存在する。そして、埋込情報部111には、「食品G」が埋め込まれている。
【0129】
そして、この「食品G」の消費者がこの商品をすべて消費した後、埋込情報部111が表面に現れた、とする。
【0130】
そして、消費者が端末装置12を用いて、QRコードを読み取ったとする。そして、情報取得部121は、QRコードから、容器関連情報「食品G」を取得する。
【0131】
次に、情報取得部121は、受信した容器関連情報等の中に、画面情報が存在しないと判断する。
【0132】
次に、位置情報取得部124は、位置情報(X7,Y7)を取得する。次に、送信部127は、ユーザ情報格納部122からユーザ情報「ユーザID:080−3322−4444,性別:女性,年令:25才」を読み出す。
【0133】
次に、送信部127は、容器関連情報、位置情報、およびユーザ情報から、送信情報「容器関連情報:食品G,位置情報:(X7,Y7),ユーザID:080−3322−4444,性別:女性,年令:25才」を構成し、当該送信情報をサーバ装置13に送信する。
【0134】
次に、サーバ装置13のサーバ側受信部134は、端末装置12から容器関連情報を含む送信情報を受信する。
【0135】
次に、蓄積部135は、ユーザID「080−3322−4444」および容器関連情報「食品G」をキーとして、送信情報管理表を検索し、ユーザID「080−3322−4444」および容器関連情報「食品G」に合致するレコード数「0」を取得した、とする。そして、蓄積部135は、レコード数「0」に1を加えて、送信回数「1」を算出する。次に、蓄積部135は、受信された送信情報と、送信回数「1」を送信情報格納部131に蓄積する。そして、図9の送信情報管理表の「ID=42」のレコードを得る。
【0136】
次に、検索部136は、受信された送信情報の中の容器関連情報「食品G」等を用いて、サーバ側受信部134が送信情報に対応する情報を、情報格納部132から取得する。つまり、検索部136は、位置情報(X7,Y7)が「範囲Y」に合致する、と判断した、とする。また、検索部136は、「年令:25才」から、ユーザ情報「20才以上」に合致する、と判断する。
【0137】
そして、検索部136は、容器関連情報「食品G」、位置情報「範囲Y」、ユーザ情報「20才以上」に合致するレコードのうちの送信する情報「D.mp3」を、図5の提供情報管理表から取得する。
【0138】
次に、サーバ側送信部137は、検索部136が取得した情報「D.mp3」を端末装置12に送信する。
【0139】
次に、端末装置12の受信部128は、送信部127における送信情報の送信に応じて、サーバ装置13から情報「D.mp3」を受信する。そして、出力部129は、受信部128が受信した情報「D.mp3」を出力する。ここでの出力は、記録媒体への蓄積が好適であるが、音出力等でも良い。
【0140】
本具体例において、消費者が、概ね商品を消費した後に、はじめて情報を入手できる。つまり、商品提供側は、商品の消費が概ね完了したことを把握できる。また、位置情報やユーザ情報がサーバ装置13に送信される場合、商品の提供者が、どのような人がどこで商品を消費したかを把握できる。
(具体例4)
【0141】
具体例4は、埋込情報部111は、商品用容器11の表面であるが、不透明のシールで隠蔽されている場合である。ここで、埋込情報部111は、例えば、QRコードである。そして、QRコードには、容器関連情報「食材D」が格納されている。また、商品用容器11は、袋であり、その表面に不透明のシールが貼付され、その下にQRコードが印刷されている、とする。
【0142】
そして、消費者は、「食材D」を購入し、貼られているシールを剥がした、とする。そして、図12に示すように、商品用容器11の表面に、QRコードが出現する。
【0143】
そして、ユーザ指示により、端末装置12の情報取得部121は、QRコードから、容器関連情報「食材D」を読み取る、とする。
【0144】
次に、情報取得部121は、受信した容器関連情報等の中に、画面情報が存在しないと判断する。
【0145】
次に、位置情報取得部124は、位置情報(X8,Y8)を取得する。次に、送信部127は、ユーザ情報格納部122からユーザ情報「ユーザID:080−3322−4444,性別:女性,年令:25才」を読み出す。
【0146】
次に、送信部127は、容器関連情報、位置情報、およびユーザ情報から、送信情報「容器関連情報:食材D,位置情報:(X8,Y8),ユーザID:080−3322−4444,性別:女性,年令:25才」を構成し、当該送信情報をサーバ装置13に送信する。
【0147】
次に、サーバ装置13のサーバ側受信部134は、端末装置12から容器関連情報を含む送信情報を受信する。
【0148】
次に、蓄積部135は、受信された送信情報を送信情報格納部131に蓄積する。ここで、蓄積された情報は、図9の「ID=43」のレコードである。
【0149】
次に、蓄積部135は、ユーザID「080−3322−4444」および容器関連情報「食材D」をキーとして、送信情報管理表を検索し、ユーザID「080−3322−4444」および容器関連情報「食材D」に合致するレコード数「0」を取得した、とする。そして、蓄積部135は、レコード数「0」に1を加えて、送信回数「1」を算出する。次に、蓄積部135は、受信された送信情報と、送信回数「1」を送信情報格納部131に蓄積する。そして、図9の送信情報管理表の「ID=43」のレコードを得る。なお、この段階では、図9の送信情報管理表の「ID=43」のレコードの中の属性値「入力情報」はNULL「−」である。
【0150】
次に、検索部136は、受信された送信情報の中の容器関連情報「食材D」等を用いて、サーバ側受信部134が送信情報に対応する情報を、情報格納部132から取得する。ここでは、検索部136は、容器関連情報「食材D」、入力情報「無し」をキーとして、図5の提供情報管理表を検索し、図5の提供情報管理表から「送信する情報」(商品情報.gif)を取得する。
【0151】
次に、サーバ側送信部137は、検索部136が取得した情報「商品情報.gif」、および画面情報を端末装置12に送信する。
【0152】
次に、端末装置12の受信部128は、送信部127における送信情報の送信に応じて、サーバ装置13から情報「商品情報.gif」、および画面情報を受信する。そして、出力部129は、受信部128が受信した情報「商品情報.gif」を出力する。
【0153】
次に、画面出力部125は、受信された情報等の中に、画面情報を有する、と判断する。そして、画面出力部125は、画面情報から画面を出力する。この画面は、ユーザからの入力を受け付ける画面である。
【0154】
次に、ユーザは、画面から、情報を入力した、とする。そして、受付部126は、画面に対するユーザの入力「これは、おいしい・・・・。」を受け付ける。送信部127は、受け付けられた入力に対応する入力情報を取得する。そして、送信部127は、取得した入力情報をサーバ装置13に送信する。
【0155】
次に、サーバ側受信部134は、端末装置12から入力情報を受信する。そして、蓄積部135は、入力情報を受信する前に、同一の端末装置12から受信された容器関連情報に対応付けて、受信された入力情報を、送信情報格納部131に蓄積する。ここで、蓄積された入力情報は、図9の送信情報管理表の「ID=43」のレコードの中の属性値「入力情報」である。
【0156】
次に、検索部136は、容器関連情報「食材D」、入力情報「有り」に合致するレコードのうちの送信する情報「レシピ情報.gif」を、図5の提供情報管理表から取得する。
【0157】
次に、サーバ側送信部137は、検索部136が取得した情報「レシピ情報.gif」を端末装置12に送信する。
【0158】
そして、受信部128は、送信部127における入力情報の送信に応じて、サーバ装置13から情報を受信する。次に、出力部129は、受信部128が受信した情報を出力する。
【0159】
本具体例において、消費者は、商品購入後、一定の情報を入手でき、かつ、情報の入力および送信後、さらに有効な情報(ここでは、レシピの情報)を入手できる。また、位置情報やユーザ情報がサーバ装置13に送信される場合、商品の提供者が、どのような人がどこで商品を購入するかを把握できる。
【0160】
以上、本実施の形態によれば、商品が消費者に概ね確実に渡った状況において、消費者に対して有効な情報を提供する商品用容器を提供できる。
【0161】
また、本実施の形態によれば、どのような消費者がどこで商品を購入または消費するかの情報を収集できる。
【0162】
なお、本実施の形態によれば、商品用容器11は、図13(a)に示すようなものでも良い。そして、埋込情報部111は、販売時には表面に出ていないが、購入し、消費する段階では、表面に露出する領域に存在することで良い。図13(b)において、商品用容器11の缶のキャップの上面に埋込情報部111(QRコード)が存在するが、販売時には、商品用容器11内の飲料を飲むためのコップで隠されており、読み取ることができないものである。
【0163】
また、本実施の形態において、サーバ装置13の情報転送部138は、予め決められたタイミングで、上記のステップS408からステップS415の処理により、送信情報や1以上の送信情報を統計処理した結果などを、転送先に送信しても良い。かかることは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。
【0164】
また、本実施の形態における端末装置12やサーバ装置13の処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。
(実施の形態2)
【0165】
本実施の形態において、商品用容器は、商品用容器の表面の2以上の箇所に、当該商品用容器に関する情報である容器関連情報が埋め込まれた埋込情報部を有する。かかる点が、実施の形態1と異なる点である。
【0166】
本実施の形態における情報システム2の概念図は、符号の違いはあるが、実施の形態1の図1と同等である。
図14は、本実施の形態における情報システム2のブロック図である。
情報システム2は、1以上の商品用容器21、1以上の端末装置22、およびサーバ装置23を具備する。
【0167】
商品用容器21は、埋込情報部211を具備する。商品用容器21は、その表面の2以上の箇所に、容器関連情報が埋め込まれた2以上の埋込情報部211を有する。2以上の埋込情報部211を有することにより、商品を手に持って回転させるなど、商品がユーザの自由になる場合のみ、2以上の埋込情報部211の2以上の容器関連情報が取得され得る。この2以上の容器関連情報は、商品の表面と裏面の両面に存在するなど、商品を手に持って、回転させるなどしなければ、すべての埋込情報部211から容器関連情報が取得できないことが好適である。つまり、商品用容器21は、商品を置いた場合に、どの角度からも、すべての埋込情報部211が見えないように、2以上の埋込情報部211を有することが好適である。
【0168】
端末装置22は、情報取得部121、ユーザ情報格納部122、画面情報格納部123、位置情報取得部124、画面出力部125、受付部126、送信部227、受信部128、出力部129を具備する。
【0169】
サーバ装置23は、送信情報格納部131、情報格納部132、送信先情報格納部133、サーバ側受信部234、蓄積部235、検索部236、サーバ側送信部137、情報転送部138を具備する。
【0170】
送信部227は、情報取得部121が取得した2以上の容器関連情報をサーバ装置23に送信する。また、送信部227は、2以上の容器関連情報を有する送信情報を、サーバ装置13に送信しても良い。送信情報は、2以上の容器関連情報、または2以上の容器関連情報、および位置情報とユーザ情報と入力情報のうちの1以上の情報などである。送信部227は、第一の容器関連情報を含む第一の送信情報をサーバ装置13に送信した後、第二の容器関連情報を含む第二の送信情報をサーバ装置13に送信しても良い。つまり、送信部227は、2以上の送信情報を同時に送信しても良いし、時間の間隔をあけて送信しても良い。送信部227は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
【0171】
サーバ側受信部234は、端末装置22から、2以上の容器関連情報を含む送信情報を受信する。サーバ側受信部234は、2以上の送信情報を同時に受信しても良いし、時間の間隔をあけて受信しても良い。サーバ側受信部234は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
【0172】
蓄積部235は、サーバ側受信部234が受信した送信情報の一部または全部を送信情報格納部131に蓄積する。蓄積部235は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。蓄積部235の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0173】
検索部236は、サーバ側受信部234が受信した2以上の送信情報に対応する情報を、情報格納部132から取得する。例えば、検索部236は、サーバ側受信部234が順次、送信情報を受信した場合、送信情報に対応する情報が検索されるすべての送信情報(容器関連情報)がサーバ側受信部234により受信された後、2以上の送信情報に対応する情報を、情報格納部132から取得する。
次に、情報システム2の動作について説明する。まず、端末装置22の動作について説明する。端末装置22の動作は、端末装置12の動作と概ね同様である。ただし、端末装置22の送信部227は、情報取得部121が、商品用容器21が有する2以上のすべての埋込情報部211から2以上の容器関連情報を取得するまで、容器関連情報を送信せずに、図示しない記憶媒体に一時蓄積しておいても良い。かかる場合、例えば、埋込情報部211は、容器関連情報と商品用容器21が有する埋込情報部211の数の情報が埋め込まれており、情報取得部121はかかる容器関連情報と埋込情報部211の数とを取得することとなる。そして、送信部227は、情報取得部121が取得した容器関連情報の数が、埋込情報部211の数になるまで送信せず、埋込情報部211の数になった時に、一時蓄積しておいた容器関連情報を含めて、埋込情報部211の数の容器関連情報を、サーバ装置23に送信する。
【0174】
次に、サーバ装置23の動作について、図15のフローチャートを用いて説明する。図15のフローチャートにおいて、図4のフローチャートと同一のステップについて、説明を省略する。
【0175】
(ステップS1501)検索部236は、バッファに一時格納されている容器関連情報を含む情報であり、ステップS402で受信した送信情報に含まれるユーザIDと容器関連情報とを有する情報をすべて取得する。なお、ここで、検索部236は、情報を取得できない場合もある。ここで、検索部236は、ユーザIDと、容器関連情報と何らかの関係のある情報をすべて取得しても良い。容器関連情報と何らかの関係のある情報とは、容器関連情報と一致する容器関連情報を有する情報、容器関連情報と部分一致する容器関連情報を有する情報などである。
【0176】
(ステップS1502)検索部236は、ステップS402で受信した送信情報に含まれる容器関連情報等、またはステップS402で受信した送信情報に含まれる容器関連情報等とステップS1501で取得した情報とを用いて、サーバ側受信部234が受信した送信情報に対応する情報を、情報格納部132から取得する。なお、ここで、検索部236は、情報を取得できない場合もある。
【0177】
(ステップS1503)サーバ側送信部137は、ステップS1502で情報が取得されたか否かを判断する。情報が取得されていればステップS405に行き、情報が取得されていなければステップS401に戻る。
【0178】
なお、図15のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0179】
以下、本実施の形態における情報システム2の具体的な動作について説明する。情報システム2の概念図は図1である。
【0180】
そして、今、サーバ装置13の情報格納部132は、図16に示す提供情報管理表を保持している。図16において、各レコードは、2以上の容器関連情報を有する。つまり、各レコードの2以上の容器関連情報がすべて受信された後、レコード中の「送信する情報」が端末装置22に送信される。なお、レコード中に2以上の「送信する情報」が存在する場合の選択方法は、実施の形態1で説明した通りである。
(具体例1)
【0181】
図17は、商品用容器11である。そして、商品用容器11は、2つの埋込情報部111を有する。埋込情報部111は、埋込情報部111(a)と埋込情報部111(b)である。そして、埋込情報部111(a)は、現在、消費者から見える面に存在し、埋込情報部111(b)は消費者から見える面に存在せず、消費者から見て反対側に存在する。つまり、商品用容器11を置いた場合、埋込情報部111(a)と埋込情報部111(b)とは、同時には見えない、とする。また、埋込情報部111は、QRコードであり、埋込情報部111(a)には容器関連情報「お茶B・1」、埋込情報部111(b)には容器関連情報「お茶B・2」が格納されている、とする。
【0182】
かかる状況において、ユーザAは、図17の商品用容器11とその飲料(お茶B)を購入した、とする。
【0183】
そして、ユーザAは、商品用容器11を手に持った後、2つのQRコードが商品用容器11の表面に印刷されていることに気がついた、とする。
【0184】
次に、まず、ユーザAは、埋込情報部111(b)に、端末装置22を近づけ、埋込情報部111(b)のQRコードを読み取った、とする。そして、端末装置22の情報取得部121は、埋込情報部111に埋め込まれている容器関連情報「お茶B・2」を取得する。なお、ここでの容器関連情報は、"商品名"と"・"と"QRコードのID"とを有する情報である。
【0185】
次に、情報取得部121は、取得した容器関連情報等の中に、画面情報が存在しない、と判断する。
【0186】
次に、位置情報取得部124は、位置情報(X9,Y9)を取得する。次に、送信部127は、ユーザ情報格納部122からユーザ情報「ユーザID:090−3333−4444,性別:男性」を読み出す。
【0187】
そして、送信部127は、容器関連情報、位置情報、およびユーザ情報から送信情報「ユーザID:090−3333−4444,容器関連情報:お茶B・2,位置情報(X9,Y9),性別:男性」を構成する。そして、送信部127は、送信情報「ユーザID:090−3333−4444,容器関連情報:お茶B・2,位置情報(X9,Y9),性別:男性」をサーバ装置23送信する。
【0188】
次に、サーバ側受信部234は、端末装置12から容器関連情報を含む送信情報「ユーザID:090−3333−4444,容器関連情報:お茶B・2,位置情報(X9,Y9),性別:男性」を受信する。
【0189】
次に、蓄積部135は、受信された送信情報を送信情報格納部131(ここでは、バッファ)に蓄積する。なお、送信情報格納部131は、揮発性の記録媒体(バッファ)と不揮発性の記録媒体の両方を含んでも良い。また、送信情報格納部131は、送信情報管理表(構造は、図9等を参照)を有する。
【0190】
次に、検索部136は、受信された送信情報「ユーザID:090−3333−4444,容器関連情報:お茶B・2,位置情報(X9,Y9),性別:男性」から容器関連情報「お茶B・2」を取得する。
【0191】
検索部236は、バッファに一時格納されている容器関連情報を含む情報であり、受信した送信情報に含まれるユーザID「090−3333−4444」と容器関連情報「お茶B・2」のうちの「お茶B」(商品名)とを有する情報をすべて取得しようとする。しかし、ここでは、「090−3333−4444」と「お茶B」とを有する情報がバッファに存在しないので、情報は取得できない。
【0192】
次に、検索部236は、受信した送信情報に含まれる容器関連情報「お茶B・2」を用いて、サーバ側受信部234が受信した送信情報に対応する情報を、情報格納部132(図16参照)から取得しようとする。しかし、ここでは、容器関連情報「お茶B・2」のみで検索できる「送信する情報」は存在しないので、検索部236は、送信情報に対応する情報を取得できない。
【0193】
次に、サーバ側送信部137は、情報が取得されなかった、と判断する。
【0194】
次に、ユーザAは、埋込情報部111(a)に、端末装置22を近づけ、埋込情報部111(a)のQRコードを読み取った、とする。そして、端末装置22の情報取得部121は、埋込情報部111に埋め込まれている容器関連情報「お茶B・1」を取得する。
【0195】
次に、情報取得部121は、取得した容器関連情報等の中に、画面情報が存在しない、と判断する。
【0196】
次に、位置情報取得部124は、位置情報(X10,Y10)を取得する。次に、送信部127は、ユーザ情報格納部122からユーザ情報「ユーザID:090−3333−4444,性別:男性」を読み出す。なお、位置情報(X9,Y9)と(X10,Y10)とは、通常、同じか大きな差はない。
【0197】
そして、送信部127は、容器関連情報、位置情報、およびユーザ情報から送信情報「ユーザID:090−3333−4444,容器関連情報:お茶B・1,位置情報(X10,Y10),性別:男性」を構成する。そして、送信部127は、送信情報「ユーザID:090−3333−4444,容器関連情報:お茶B・2,位置情報(X10,Y10),性別:男性」をサーバ装置23送信する。
【0198】
次に、サーバ側受信部234は、端末装置12から容器関連情報を含む送信情報「ユーザID:090−3333−4444,容器関連情報:お茶B・1,位置情報(X10,Y10),性別:男性」を受信する。
【0199】
次に、蓄積部135は、受信された送信情報を送信情報格納部131(ここでは、バッファ)に蓄積する。なお、送信情報格納部131は、揮発性の記録媒体(バッファ)と不揮発性の記録媒体の両方を含んでも良い。
【0200】
次に、検索部136は、受信された送信情報「ユーザID:090−3333−4444,容器関連情報:お茶B・1,位置情報(X9,Y9),性別:男性」から容器関連情報「お茶B・2」を取得する。
【0201】
検索部236は、バッファに一時格納されている容器関連情報を含む情報であり、受信した送信情報に含まれるユーザID「090−3333−4444」と容器関連情報「お茶B・2」のうちの「お茶B」とを有する情報をすべて取得しようとする。そして、検索部236は、「ユーザID:090−3333−4444,容器関連情報:お茶B・2,位置情報(X9,Y9),性別:男性」を取得する。
【0202】
次に、検索部236は、受信した送信情報に含まれる容器関連情報「お茶B・1」と取得した情報に含まれる容器関連情報「お茶B・2」とを用いて、サーバ側受信部234が受信した送信情報に対応する情報を、情報格納部132(図16参照)から取得しようとする。そして、検索部236は、図16の表から、容器関連情報「お茶B・2」と「お茶B・1」の両方を有するレコードを検索し、「ID=2」のレコードを検索する。そして、検索部236は、当該レコードから、送信情報のうちの情報検索情報に利用される属性値「性別:男性」に対応する「送信する情報:情報A.txt」を取得する。
【0203】
次に、サーバ側送信部137は、情報「情報A.txt」が取得された、と判断する。そして、サーバ側送信部137は、検索部136が取得した情報「情報A.txt」を端末装置22に送信する。
【0204】
次に、受信部128は、送信部127における送信情報の送信に応じて、サーバ装置23から情報「情報A.txt」を受信する。そして、出力部129は、受信部128が受信した情報「情報A.txt」を出力する。
【0205】
以上、本実施の形態によれば、商品用容器21に2以上の埋込情報部211が存在し、2以上の埋込情報部211に格納されている容器関連情報等をサーバ装置23に送信した場合のみ、端末装置22はサーバ装置23から情報を受信し、出力できる。かかることにより、商品が高い確率で消費者に渡った状況において、消費者に対して有効な情報を提供できる。
【0206】
また、本実施の形態によれば、消費者に高い確率で商品が購入された後、どのような消費者がどこで商品を購入または消費するかの情報を収集できる。
【0207】
なお、本実施の形態によれば、商品用容器21が有するすべての埋込情報部211に格納されている容器関連情報等をサーバ装置23に送信した場合のみ、端末装置22はサーバ装置23から情報を受信し、出力できた。しかし、商品用容器21が3つの埋込情報部211を有し、そのうち2以上の埋込情報部211の容器関連情報等をサーバ装置23に送信した場合、端末装置22はサーバ装置23から情報を受信し、出力できても良い。ただし、端末装置22は2以上の容器関連情報等をサーバ装置23に送信した場合のみ、端末装置22はサーバ装置23から情報を受信し、出力できるものとする。
(実施の形態3)
本実施の形態において、外部から隠蔽されていない領域に、商品用容器に関する情報(例えば、商品名やメーカーなど)が埋め込まれた埋込情報部(例えば、バーコードやICタグなど)を有する商品用容器について説明する。この埋込情報部の情報は、端末装置に読み込まれまたは送信され、情報が端末装置からサーバ装置に送信される。なお、外部から隠蔽されていない領域とは、通常、商品用容器の表面である。外部から隠蔽されていない領域は、販売時(商品棚に並んでいる状況において)に外部から見える領域であることが好適である。ただし、外部から隠蔽されていない領域は、例えば、商品用容器の底の表面でも良い。商品用容器の底の表面は、商品用容器を持ち上げると見える領域である。
本実施の形態における情報システム3の概念図は、図1と同様である。かかる概念図は、メーカーが商品を製造してから、運搬され、店舗に並べられる。そして、通常、消費者が商品を購入後、消費者は後述する所定の動作を行うことにより、情報を取得できる情報システム3の図である。なお、情報システム3の概念図では、消費者が商品を購入前に、消費者が所定の動作を行うことにより、情報を取得できるようにしても良い。
なお、実施の形態3において、実施の形態1と比較して異なるのは、商品用容器の埋込情報部が外部から隠蔽されていない領域に存在すること、および消費者が商品を購入する前に、所定の動作を行うことにより情報を取得しても良いことである。
情報システム3は、1以上の商品用容器31、1以上の端末装置12、およびサーバ装置13を具備する。
また、情報システム3は、1以上の商品用容器31、1以上の端末装置22、およびサーバ装置23を具備しても良い。
本実施の形態における情報システム3のブロック図は、例えば、図2の商品用容器および埋込情報部の符号が異なるだけである。商品用容器31は、1または2以上の埋込情報部311を具備する。
商品用容器31は、商品の容器である。商品とは、例えば、飲料、カップ麺、お菓子などの食品、化粧品、薬、洗剤などの日用品など、何でも良い。また、商品は、小袋が2以上入った一つの商品など、消費者に譲渡や貸与等されるものであれば何でも良い。また、商品用容器31は、缶、PET、紙など、その材質は問わない。商品用容器31は、外部から隠蔽されていない領域に、当該商品用容器に関する情報である容器関連情報が埋め込まれた埋込情報部311を有する商品の容器である。
商品用容器31を構成する埋込情報部311は、商品用容器に関する情報である容器関連情報が埋め込まれている。容器関連情報とは、例えば、商品名、メーカー名、商品ID、メーカーIDなどである。埋込情報部311は、例えば、バーコード、ICタグ、ARコード、QRコードなどである。埋込情報部311は、情報が埋め込まれるものであれば何でも良い。また、埋込情報部311は、埋め込まれている情報を能動的に送信する機能を有しても良いし、バーコードなどのように受動的に読み込まれるものでも良い。
また、商品用容器31は、その表面の2以上の箇所に、容器関連情報が埋め込まれた2以上の埋込情報部311を有しても良い。2以上の埋込情報部311を有することにより、商品を手に持って回転させるなど、商品がユーザの自由になる場合のみ、2以上の埋込情報部311の2以上の容器関連情報が取得され得る。この2以上の容器関連情報は、商品の表面と裏面の両面に存在するなど、商品を手に持って、回転させるなどしなければ、すべての埋込情報部311から容器関連情報が取得できないことが好適である。つまり、商品用容器31は、商品を置いた場合に、どの角度からも、すべての埋込情報部311が見えないように、2以上の埋込情報部311を有することが好適である。
なお、端末装置12、サーバ装置13、端末装置22、およびサーバ装置23の動作については、既に説明したので、説明を省略する。
【0208】
また、図18は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した実施の形態の端末装置やサーバ装置を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図18は、このコンピュータシステム340の概観図であり、図19は、コンピュータシステム340の内部構成を示す図である。
【0209】
図18において、コンピュータシステム340は、FDドライブ3411、CD−ROMドライブ3412を含むコンピュータ341と、キーボード342と、マウス343と、モニタ344とを含む。
【0210】
図19において、コンピュータ341は、FDドライブ3411、CD−ROMドライブ3412に加えて、MPU3413と、CD−ROMドライブ3412及びFDドライブ3411に接続されたバス3414と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3415とに接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3416と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3417とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ341は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
【0211】
コンピュータシステム340に、上述した実施の形態のサーバ装置等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM3501、またはFD3502に記憶されて、CD−ROMドライブ3412またはFDドライブ3411に挿入され、さらにハードディスク3417に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ341に送信され、ハードディスク3417に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3416にロードされる。プログラムは、CD−ROM3501、FD3502またはネットワークから直接、ロードされても良い。
【0212】
プログラムは、コンピュータ341に、上述した実施の形態のサーバ装置等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム340がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
【0213】
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、モデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
【0214】
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
【0215】
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段(端末情報送信部、端末情報受信部など)は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
【0216】
また、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0217】
以上のように、本発明にかかる情報システムは、消費者に対して有効な情報を提供できるという効果を有し、情報システム等として有用である。
【符号の説明】
【0218】
1、2 情報システム
11、21、31 商品用容器
12、22 端末装置
13、23 サーバ装置
111、211、311 埋込情報部
121 情報取得部
122 ユーザ情報格納部
123 画面情報格納部
124 位置情報取得部
125 画面出力部
126 受付部
127、227 送信部
128 受信部
129 出力部
131 送信情報格納部
132 情報格納部
133 送信先情報格納部
134、234 サーバ側受信部
135、235 蓄積部
136、236 検索部
137 サーバ側送信部
138 情報転送部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品用容器であり、外部から隠蔽されている領域に、当該商品用容器に関する情報である容器関連情報が埋め込まれた埋込情報部を有する商品用容器であり、前記容器関連情報は、端末装置に読み込まれ、または端末装置に送信され、前記容器関連情報は前記端末装置からサーバ装置に送信される商品用容器。
【請求項2】
商品用容器であり、当該商品用容器の表面の2以上の箇所に、当該商品用容器に関する情報である容器関連情報が埋め込まれた埋込情報部を有する商品用容器であり、前記容器関連情報は、端末装置に読み込まれ、または端末装置に送信され、前記容器関連情報は前記端末装置からサーバ装置に送信される商品用容器。
【請求項3】
請求項1または請求項2記載の商品用容器から1または2以上の容器関連情報を取得する情報取得部と、
前記情報取得部が取得した1または2以上の容器関連情報をサーバ装置に送信する送信部と、
前記送信部における容器関連情報の送信に応じて、前記サーバ装置から情報を受信する受信部と、
前記受信部が受信した情報を出力する出力部とを具備する端末装置。
【請求項4】
位置情報を取得する位置情報取得部をさらに具備し、
前記送信部は、
前記位置情報と前記1または2以上の容器関連情報をサーバ装置に送信し、
前記受信部は、
前記送信部における前記位置情報と前記1または2以上の容器関連情報の送信に応じて、前記サーバ装置から情報を受信する請求項3記載の端末装置。
【請求項5】
前記受信部は、
前記送信部が送信した位置情報に応じて、受信する情報が異なる請求項4記載の端末装置。
【請求項6】
端末装置のユーザに関する情報であるユーザ情報を格納し得るユーザ情報格納部をさらに具備し、
前記送信部は、
前記ユーザ情報をも、サーバ装置に送信する請求項3から請求項5いずれか記載の端末装置。
【請求項7】
前記受信部は、
前記送信部が送信したユーザ情報に応じて、受信する情報が異なる請求項6記載の端末装置。
【請求項8】
ユーザに所定の情報を入力する画面に関する情報である画面情報を格納し得る画面情報格納部と、
前記情報取得部が1または2以上の容器関連情報を取得した場合に、前記画面情報を用いて、画面を出力する画面出力部と、
前記画面に対するユーザの入力を受け付ける受付部と、
前記送信部は、
前記受付部が受け付けた入力に対応する情報である入力情報をも、サーバ装置に送信する請求項3から請求項7いずれか記載の端末装置。
【請求項9】
前記受信部は、
前記送信部が入力情報を送信したか否かにより、受信する情報が異なる請求項8記載の端末装置。
【請求項10】
容器関連情報、または容器関連情報と位置情報、または容器関連情報とユーザ情報、または容器関連情報と位置情報とユーザ情報とに対応付けて、端末装置に送信する情報を格納している情報格納部と、
容器関連情報に対応付けて、送信情報の一部または全部を送信する先を特定する送信先情報を格納し得る送信先情報格納部と、
請求項3から請求項8いずれか記載の端末装置から容器関連情報を含む送信情報を受信するサーバ側受信部と、
前記サーバ側受信部が受信した送信情報の一部または全部を前記送信情報格納部に蓄積する蓄積部と、
前記サーバ側受信部が送信情報に対応する情報を、前記情報格納部から取得する検索部と、
前記検索部が取得した情報を前記端末装置に送信するサーバ側送信部とを具備するサーバ装置。
【請求項11】
端末装置から送信されてきた情報である送信情報を格納し得る送信情報格納部と、
前記サーバ側受信部が受信した送信情報のうちの一部または全部を、前記送信情報が有する容器関連情報に対応する送信先情報が示す送信先に送信する情報転送部をさらに具備する請求項10記載のサーバ装置。
【請求項12】
商品用容器であり、当該商品用容器に関する情報である容器関連情報が埋め込まれた1または2以上の埋込情報部を有する商品用容器であり、前記容器関連情報は、端末装置に読み込まれ、または端末装置に送信され、前記容器関連情報は前記端末装置からサーバ装置に送信される商品用容器。
【請求項13】
請求項12記載の商品用容器から1または2以上の容器関連情報を取得する情報取得部と、
前記情報取得部が取得した1または2以上の容器関連情報をサーバ装置に送信する送信部と、
前記送信部における容器関連情報の送信に応じて、前記サーバ装置から情報を受信する受信部と、
前記受信部が受信した情報を出力する出力部とを具備する端末装置。
【請求項14】
位置情報を取得する位置情報取得部をさらに具備し、
前記送信部は、
前記位置情報と前記1または2以上の容器関連情報をサーバ装置に送信し、
前記受信部は、
前記送信部における前記位置情報と前記1または2以上の容器関連情報の送信に応じて、前記サーバ装置から情報を受信する請求項13記載の端末装置。
【請求項15】
前記受信部は、
前記送信部が送信した位置情報に応じて、受信する情報が異なる請求項14記載の端末装置。
【請求項16】
端末装置のユーザに関する情報であるユーザ情報を格納し得るユーザ情報格納部をさらに具備し、
前記送信部は、
前記ユーザ情報をも、サーバ装置に送信する請求項13から請求項15いずれか記載の端末装置。
【請求項17】
前記受信部は、
前記送信部が送信したユーザ情報に応じて、受信する情報が異なる請求項16記載の端末装置。

【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図1】
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【図13】
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【公開番号】特開2012−108897(P2012−108897A)
【公開日】平成24年6月7日(2012.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−234505(P2011−234505)
【出願日】平成23年10月26日(2011.10.26)
【出願人】(506111354)大和サービス株式会社 (3)
【出願人】(510284738)株式会社ワイ・エム・ピー・インターナショナル (1)
【Fターム(参考)】