説明

回転動作を伝達するための方法および装置

回転動作を伝達するための装置であって、該装置は、入力駆動シャフト(1a)の交互回転動作を、駆動シャフト(2a)を中心として駆動される被駆動本体(2)の一方向回転動作に変換する動作伝達部材を備える。該動作伝達部材は、回転軸(3a)を中心に回転可能な中間体(3)を備える。機械的エネルギー蓄積部材(5)が、被駆動本体に機械的に接続されている。中間体(3)は、駆動プーリ(30)の形態のカムディスクを備え、機械的エネルギー蓄積部材(5)は引張/圧縮バネユニット(51)を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転動作を伝達するための装置に関し、該回転動作伝達装置は、回転軸を中心に回転可能な駆動本体の回転動作を、回転軸を中心として駆動される本体の回転動作に変換する動作変換部材を備える。
【0002】
本発明はさらに発明された装置の使用に関し、ここで被駆動本体は、変圧器の負荷時タップ切換装置または切換スイッチの接点を作動するように構成される。
【0003】
さらに、本発明は本体を駆動する方法に関する。
【背景技術】
【0004】
特定の用途において、限定された方向での短く強い回転動作を達成する必要がある。特定の場合において、利用可能な駆動源が対応する運動特性を有する場合は全く問題がない。しかし、常にそうであるとは限らない。利用可能な駆動源が、一方向だけでなくもう一方の方向でも回転動作を行う種類のものであることがありうる。
【0005】
また、含まれる駆動源が、必要な短期間で必要とされる強力なトルクを速やかに達成しない状況がある。駆動源に関して言えば、これらの不完全性の両方が同時に発生することもありうる。
【0006】
こういった状況の一例は、変圧器の電圧を制御するために負荷時タップ切換器の切換スイッチを作動するときである。この場合、作動する動きは、常に同一回転方向に生じることが有利であり、そして比較的短期間で生じるべきである。通常、こういった切換スイッチの駆動源は、セレクタスイッチ、すなわち電圧の変更を行うときに変圧器の巻線で新しいタップポイントへの接続を設定する機構、を作動する駆動シャフトの形態である。セレクタスイッチの駆動シャフトは、変圧器の電圧を上げるか下げるかに応じて異なる方向に回転する。
【0007】
WO89/08924からは、一またはもう一方の方向の回転動作を一方向運動に変換すると同時に、時間に対して回転動作を集中させることができる動作伝達機構が周知である。運動の一方向化は、特定の設計のバネと、該バネと直接協働する、エネルギーを蓄積し回転動作を集中させる要素とによって行われる。
【0008】
WO2006/004527からは、特に歯車機構およびシャフトを介して回転動作をバネユニットの形態のエネルギー貯蓄システムへと伝える、一またはもう一方の方向の回転動作を一方向運動に変換する動作伝達機構が周知である。ロック装置を備えたバネユニットが解放されると、動作が最終シャフトに伝えられる。セレクタおよび切換スイッチの両方が変圧器油に囲まれている。
【0009】
SE0501712−5は、交互回転動作を直線並進運動を介して一方向回転動作に変換する動作伝達機構を記述している。また、該動作伝達機構において、回転動作は、バネユニットの形態のエネルギー貯蓄システムに伝達される。
【0010】
本発明の第一の態様によると、本発明は、回転動作を伝達するための改良された装置、および該装置に接続される機械的エネルギー貯蓄システムの提供を目的とする。
【0011】
第二の態様によると、本発明は、回転動作の伝達のための改良された使用の提供を目的とする。
【0012】
第三の態様によると、本発明は、回転動作を伝達するための改良された方法の提供を目的とする。
【特許文献1】WO89/08924
【特許文献2】WO2006/004527
【特許文献3】SE0501712−5
【発明の開示】
【0013】
本発明の第一の態様によると、請求項1に特定した装置が提供される。実施態様は、その後に続く下位請求項から明らかとなるだろう。
【0014】
本発明の第二の態様によると、当該装置の使用が請求項11によって提供される。
【0015】
本発明はまた、記載した装置が動作する方法も対象とし、当該方法は、請求項12と付随する下位請求項13−16に特定したように本発明の第三の態様にしたがって当該装置の各機能を実行するための方法段階を含む。
【0016】
本発明の実施態様を、単なる例として、添付の図面を参照して有利な実施態様を以下で詳細に説明することによって、さらに詳細に説明する。
【実施例】
【0017】
図1は、切換スイッチまたはタップ切換器の構成要素の運動をもたらす作動部材の機械的連結を概略的に示したブロック図である。
【0018】
入力駆動シャフト1aは、動作変換部材4を介して回転軸3aに接続される。入力駆動シャフト1aは、作動されると、一またはもう一方の方向に回転しうる性質のものである。動作変換部材4は、入力駆動シャフト1aがどちらの方向に回転されるかに関わらず、回転動作が常に一つの同一方向で回転軸3aに伝えられるように設計される。入力駆動シャフト1aの駆動源は、変圧器の切換セレクタスイッチ(図示せず)、すなわち電圧の変更を行うときに変圧器の巻線で新しいタップポイントへの接続を設定する機構、を作動する駆動シャフトである。切換セレクタスイッチの入力駆動シャフト1aは、変圧器の電圧を上げるか下げるかに応じて異なる方向に回転する。出力回転軸3aは、中間体3および関連するエネルギー蓄積部材5、および駆動シャフト2aで被駆動本体2に接続される。本体2は次いで、切換スイッチの接点(ここでは図示せず)を駆動する。これらは、WO2006/004527でより詳細に記述されている種類のものである。
【0019】
動作変換部材4は例えば、特許出願WO2006/004527かまたは特許出願WO2006/050552に記載されている種類のものであってよい。
【0020】
回転軸3aが回転すると、中間体3を介して機械的エネルギー蓄積部材5にエネルギーが供給される。回転軸の限定的な角運動の後、蓄積されたエネルギーは中間体へと解放され、これが駆動シャフト2aを急速且つ強力に回転させて回転動作を駆動本体2へと伝え、該回転動作が、上記WO2006/004527で詳述されている切換スイッチの構成要素に影響を与える。回転軸3aの運動が好適には動作変換部材の運動の4倍の大きさとなるように、ギアチェンジ装置(図示せず)が動作変換部材4と回転軸3aとの間に配されてもよい。
【0021】
フリホイール6が駆動シャフト2a上に配され、該フリーホイールの機能は、一方向への中間体の回転を可能とするがもう一方の方向への回転を阻止することによって駆動動作が反転しないことを確実にすることである。フリーホイールは、任意の従来の種類のもの、すなわち、一方向でトルクを伝達するがもう一方の方向では空転するラチェットギアの形態であってよい。
【0022】
本発明の実施態様によると、中間体3はカム形状の駆動プーリ30を備え、機械的エネルギー蓄積部材5は、引張/圧縮バネユニット51として設計されており、これを図2a−2dおよび図3を参照してより詳細に説明する。
【0023】
図2aないし2dは、駆動プーリ30と協働する引張/圧縮バネユニット51の作動モードを概略的に図示したものである。駆動プーリは、最大半径Rおよび最小半径rを有して設計される。引張/圧縮バネユニット51は、一端で固定ヨーク52と可動ヨーク53とに接続されている。可動ヨーク53は、駆動プーリ30の外周と接触する回転装置54を備える。可動ヨーク53は、半径方向且つ駆動プーリの平面と平行に動くように構成される。これにより、バネの力が駆動プーリの回転軸に垂直に向けられ、よって半径方向への力が実質的に吸収される。可動ヨーク53がR−rに対応するストローク長で動く一方で、駆動プーリがその軸の周りに一回転する。駆動プーリの回転方向を矢印aで示す。
【0024】
図2aにおいて、駆動プーリは、可動ヨークの回転装置54が駆動プーリの最大半径Rを示す位置で駆動プーリの外周と接触する位置にある。この位置で、バネユニット51は最大機械的エネルギーを蓄える。これは、駆動本体2の駆動動作の開始位置を構成する。
【0025】
図2bは、バネユニットに蓄えられた機械的エネルギーが、駆動ロール54を介して加速動作を駆動プーリに伝える位置を示す。半径Rの開始位置から、駆動プーリはここで約90°駆動されている。
【0026】
図2cは、駆動ロールが駆動プーリの最小半径rに到達したときの駆動プーリの位置を示す。この位置で、バネユニットに蓄えられた機械的エネルギーが所定の分、駆動プーリに伝達されている。この位置で、駆動プーリは約2/3回転、或いは位置2aから240°動いている。この位置で、バネユニットはまた一定のプレストレスを有し、したがって駆動ロールの駆動プーリへの当接が確実となる。
【0027】
駆動プーリが図2cによる位置を通過すると、もはやエネルギーはバネユニットから伝達されない。駆動プーリの半径が大きくなり、これは、図2cの位置の後、可動ヨークのロールがバネユニットを圧縮し、よって機械的エネルギーを受けることを意味する。このエネルギーは、駆動プーリおよびそれに機械的に接続された部品の機械的動作トルクから得られる。これは、駆動プーリの制動を引き起こす。
【0028】
図2dは、駆動プーリがその運動エネルギーをバネユニットに伝え、駆動プーリの速度がゼロとなる停止位置に制動した位置を示す。フリーホイールの契合により、駆動プーリはその回転方向をもう一方に変更することができない。
【0029】
この位置で、駆動プーリは次の作動まで待機状態を取る。次の作動は、入力シャフト1aが動作変換部材4および回転軸3aを介して駆動プーリに駆動動作をもたらすと、開始される。駆動プーリが図2aの開始位置へと回転される間、バネユニットは再び全機械的エネルギーを蓄え、ここで一回転が完了する。
【0030】
駆動プーリが、その最大半径Rの位置で駆動ロールと接触する図2aによる位置に到達すると、新しい駆動動作が被駆動本体2によって自然に開始される。よって、駆動プーリの駆動動作を開始するために別個の解放部材は必要ない。
【0031】
本発明の範囲内で、カム形状を適切に寸法決定することによって、上記と異なるプロセス、つまり、バネユニットからの駆動プーリの駆動、駆動プーリからバネユニットへの運動エネルギーの伝達による駆動プーリの制動、およびバネユニットのその最初の位置への引張、を操作可能とすることが実現される。駆動プーリの形状を改変することによって、駆動プーリの加速および減速プロセスの両方を操作可能とすることが実現される。好適には、駆動プーリの形状は、負荷に適し、それ故に短い加速プロセスの後に駆動本体2に一定の速度を伝える性質のものである。
【0032】
また、駆動プーリのための別個の制動装置は配される必要がない、というのは、残りの運動エネルギーがバネユニットに自動的に戻り、そしてエネルギーバランスが、バネユニットにより当所貯蓄された機械的エネルギーとは独立に、何らかの摩擦損失によって、駆動プーリが常に一回転より少なく回転することを意味するためである。これによって、該プロセスが例えば駆動本体2が後続の切換スイッチから取り外された場合にも自動制御されるので、これは特に装置システムの試験および調整時に非常に有利である。また、駆動本体が駆動プーリから取り外される試験位置においても、制御された動作パターンを呈する。
【0033】
駆動プーリが図2aと2cに示した位置の間で動くとき、バネユニット51はエネルギーを放出し、そして駆動プーリが図2cと2dに示した位置の間で動くとき、バネユニット51はエネルギーを蓄える。
【0034】
図3は、バネユニットの別の実施態様を示す。平行に配された2つのガイド55aおよび55bは、それぞれ、端部が取り付け具56aおよび56bに取り付けられている。2つのバネ51aおよび51bはそれぞれ、各ガイドに沿って動くように配されている。バネは取り付け具56aに取り付けられており、よって固定ヨークとして機能する。各バネのもう一方の端部は一般的な可動ヨーク53に取り付けられており、該ヨークは次にガイドと平行に動くように配されている。ロール54がヨーク53に接続されており、駆動プーリ30と接触する。この場合、バネが、ロール54がその最大半径Rの位置で駆動プーリと接触する最大位置まで引っ張られたときに、バネユニットは機械的エネルギーを蓄える。
【0035】
一実施態様によると、駆動プーリの最大半径は80mmないし120mmで、好適には105mmであり、その最小半径は50mmないし80mmで、好適には60mmである。最大半径Rと最初半径rとの差は30mmないし60mmであってよく、好適には45mmである。
【0036】
一実施態様によると、回転装置の駆動プーリに対する力は1000Nおよび1500Nの間で、駆動プーリの回転速度は0ないし25ラジアン/秒で変化するように構成される。駆動プーリの開始から停止までの時間はこの場合0.2秒である。
【0037】
図において、回転装置は、低摩擦で駆動プーリの外周に対する接触面が大きいボールベアリングローラとして設計される。一実施態様によると、ローラはニードルベアリングである。あるいは、回転装置は、ボールケージ内に回転可能に配された球状ボールとして設計されてもよい。駆動プーリの外周に対する表面圧力を最小限にするために、この場合は、その断面を対応する円形断面形状とすることが適切である。
【0038】
該装置は、変圧器油に適切に囲まれ、これにより、装置内に含まれる機械的構成要素の冷却と潤滑化の両方に役立つ。
【0039】
駆動動作を伝達する方法は、以下の作動段階に要約されうる:
a)回転装置54が、駆動プーリ30の最大半径Rから最小半径rへと動く間に駆動シャフト2aおよび駆動本体2に回転動作を伝達しながら駆動プーリに回転動作を伝える、
b)駆動プーリ30の回転動作が、駆動プーリの運動エネルギーが引張/圧縮バネユニット51に伝達される間に0まで制動される、
c)駆動プーリ30が、ラチェットギアによって駆動プーリの回転方向が変化しないようにするフリーホイール6を用いて、静止状態に保たれる、
d)回転装置が、駆動プーリ30の静止位置から、駆動プーリの最大半径Rが回転装置に到達するまで動いている間に、入力シャフト1aが回転軸3aを介して駆動プーリに回転動作を伝え、上記到達すると即座に作動段階a)が開始する。
【0040】
本発明の範囲は、示した実施態様に限定されるものではなく、当業者に明らかな実施態様も含む。例えば、該装置は、変圧器油と同様の特性を有する誘電性流体中に浸すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の実施態様による回転動作の伝達を概略的に示したブロック図である。
【図2】図2a−2dは、エネルギー蓄積部材および該部材に接続された中間体の作動モードの概略図である。
【図3】エネルギー蓄積部材および中間体の実施態様を詳細に示した図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転軸(3a)に接続され且つそれを中心に回転可能な中間体(3)、回転軸(3a)からエネルギーを受けるように構成されたバネ装置の形態の機械的エネルギー蓄積部材(5)、および駆動シャフト(2a)を介してバネ装置に蓄積された機械的エネルギーを被駆動本体(2)に伝達する手段を備えた動作伝達部材を介して、駆動シャフト(2a)を中心として駆動される本体(2)に回転動作を伝達するための装置であって、
中間体(3)がエネルギー蓄積部材(5)と相互作用するカム形状の駆動プーリ(30)を備えることを特徴とする装置。
【請求項2】
エネルギー蓄積部材(5)のバネ装置が、固定ヨーク(52)および可動ヨーク(53)に接続された引張/圧縮バネユニット(51)を備え、可動ヨーク(53)が駆動プーリ(30)の外周と接触する回転装置(54)を備えることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
可動ヨーク(53)が、R−rに対応するストローク長で半径方向に且つ駆動プーリ(30)の平面と平行に動くように構成され、
引張/圧縮バネユニット(51)が、可動ヨーク(53)が最小半径rから最大半径Rの位置へと動く間に駆動プーリからエネルギーを受けるように構成され、
引張/圧縮バネユニット(51)が、可動ヨーク(53)が最大半径Rから最小半径rの位置へと動く間に駆動プーリにエネルギーを放出するように構成されることを特徴とする、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
フリーホイール(6)が駆動プーリ(30)の一方向への回転動作を可能とするように構成されることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の装置。
【請求項5】
回転軸(3a)が入力駆動シャフト(1a)の交互回転動作によって駆動されるように構成され、ここで該装置が駆動シャフト(1a)の交互回転動作を回転軸(3a)の一方向回転動作に変換する動作変換部材(4)を備えることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の装置。
【請求項6】
駆動プーリ(30)の最大半径Rと最小半径rの間の角度が220°ないし270°、好ましくは240°であることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の装置。
【請求項7】
回転装置(54)が、1000Nないし1500Nのバネ力で駆動プーリと接触するように構成されることを特徴とする、請求項2ないし6のいずれか一項に記載の装置。
【請求項8】
中間体(3)およびエネルギー蓄積部材(5)が一体化部分を構成することを特徴とする、請求項1ないし7のいずれか一項に記載の装置。
【請求項9】
入力駆動シャフト(1a)および駆動シャフト(2a)が平行であることを特徴とする、請求項1ないし8のいずれか一項に記載の装置。
【請求項10】
被駆動本体(2)が、変圧器またはリアクタの負荷時タップ切換装置の接点の作動部材と機械的に接続されていることを特徴とする、請求項1ないし9のいずれか一項に記載の装置。
【請求項11】
被駆動本体が変圧器またはリアクタの負荷時タップ切換装置の接点を作動するように構成されている、回転動作を駆動本体から被駆動本体に伝達するための請求項1ないし10のいずれか一項に記載の装置の使用方法。
【請求項12】
回転軸(3a)からバネ装置の形態の機械的エネルギー蓄積部材(5)に機械的エネルギーを伝達することによって、およびバネ装置に蓄積された機械的エネルギーを駆動シャフト(2a)に伝達することによって、回転軸(3a)に接続されてそれを中心に回転可能な中間体(3)から、駆動シャフト(2a)によって駆動される本体(2)に、回転動作を伝達する方法であって、
機械的エネルギーが、中間体(3)を介してエネルギー蓄積部材に、および該部材から伝達され、ここで該中間体が、引張/圧縮バネユニット(51)として設計されたバネ装置の可動な一端に機械的に接続されている回転装置(54)を駆動するか、またはそれによって駆動される、回転カム形状駆動プーリ(30)として設計されていることを特徴とする方法。
【請求項13】
a)回転装置(54)が、駆動プーリ(30)の最大半径Rから最小半径rへと動く間に駆動シャフト(2a)および被駆動本体(2)に回転動作を伝達しながら駆動プーリに回転動作を伝える段階、
b)駆動プーリ(30)の回転動作が、駆動プーリの運動エネルギーが引張/圧縮バネユニット(51)に伝達される間に0まで制動される段階、
c)駆動プーリ(30)が、ラチェットギアによって駆動プーリの回転方向が変化することを防ぐフリーホイール(6)を用いて、静止状態に保たれる段階、
d)回転装置が、駆動プーリ(30)の静止位置から、駆動プーリの最大半径Rが回転装置に到達するまで動いている間に、回転軸(3a)が駆動プーリに回転動作を伝え、上記到達すると即座に作動段階a)が開始する段階、
を含むことを特徴とする、請求項12に記載の駆動動作伝達方法。
【請求項14】
回転軸(3a)が、動作伝達部材(4)を介して入力駆動シャフト(1a)によって駆動されて、入力駆動シャフト(1a)の交互回転動作を一方向回転動作に変換することを特徴とする、請求項12または13に記載の駆動動作伝達方法。
【請求項15】
作動段階a)ないしb)が、約0.2秒に亘る時間間隔内に起こることを特徴とする、請求項13または14に記載の駆動動作伝達方法。
【請求項16】
被駆動本体(2)が、変圧器またはリアクタの負荷時タップ切換装置の接点を作動することを特徴とする、請求項12ないし15のいずれか一項に記載の駆動動作伝達方法。

【図1】
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【図2a】
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【図2b】
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【図2c】
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【図2d】
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【図3】
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【公表番号】特表2009−531632(P2009−531632A)
【公表日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−502724(P2009−502724)
【出願日】平成19年3月27日(2007.3.27)
【国際出願番号】PCT/SE2007/050187
【国際公開番号】WO2007/111565
【国際公開日】平成19年10月4日(2007.10.4)
【出願人】(508254509)エービービー テクノロジー エルティーディー. (8)
【Fターム(参考)】