圧縮センサガスケットアセンブリおよび構築方法
圧縮センサガスケットアセンブリおよびその構築の方法が提供される。圧縮センサガスケットアセンブリは、外周と内周との間において延在する対向する封止面を有するガスケット本体を含み、内周は貫通口を境界付ける。ガスケット本体は、外周から内周を通って延在する通路、および通路においてガスケット本体に解放可能に取付けられ、貫通口内の圧力を感知するように構成される圧力センサアセンブリを有する。圧力センサアセンブリは、整備において、ガスケットアセンブリとのクランプ留めされた当接からクランプ留めされた部材を取外すことなく、ガスケット本体から取外すことができる。さらに、圧力センサアセンブリは、ガスケット本体にあってもよい特徴のまわりを進むよう外周と内周との間において延在する湾曲通路上に経路付けることができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連する出願への相互参照
この出願は、2009年6月1日に提出され、ここにその全体を引用により援用する、米国仮出願連続番号第61/182,821号の恩恵を主張する。
【0002】
発明の背景
1. 技術分野
この発明は、一般的に内燃機関に関し、特に、内燃機関内においてチャンバのまわりに封止を形成するための圧縮ガスケットに関する。
【背景技術】
【0003】
2. 関連技術
内燃機関は、高圧が生成されるチャンバを有する。典型的には、たとえば、ガスおよび/または流体がオイル通路、冷却剤通路および/またはシリンダボアのようなチャンバから漏れることを許さずに、チャンバ内において予め定められた圧力を維持することが望ましい。一般的には、部材の対が互いに係合して、たとえばシリンダヘッドおよびエンジンブロックのようなチャンバを、ガス/流体密閉封止を設けるためにガスケットが部材間で受けられる状態で、形成する。ガスケットに加えて、チャンバ内における圧力を示すよう別個の圧力センサを設けることが公知である。圧力が所定の限界の外側に落ちる場合、信号を、整備条件を示すために送ることができる。示された圧力信号は、エンジンの性能を最適化し、かつ燃焼からの排出を最小限にするために使用することができる。別個のガスケットおよびセンサ構成要素を有することは典型的には製造およびアセンブリの両方において増加した費用に到る。
【0004】
単一構成要素のガスケットおよび圧縮センサアセンブリを提供するいくつかの試みがなされてきた。しかしながら、これらの試みは、特に整備中において、それと関連する増加した費用のために、成功していない。公知のガスケット/センサアセンブリは全体を整備中に交換されなければならず、それによって、ガスケットおよびセンサの両方を交換しなければならない、増加した費用に結びつく。さらに、公知のガスケット/センサアセンブリは、真っすぐな経路上に延在しなければならない圧力センサアセンブリを有し、したがって、圧力センサアセンブリは、ガスケット本体におけるさまざまな開口が圧力センサアセンブリを経路付けることへの障害をあたえるとき、組込むのが困難になり得る。従って、必要なものは、係合する部材間に信頼性のある封止をあたえることができ、封止されているキャビティ内における圧力の正確な表示をあたえ、真っすぐか湾曲かにかかわらず、シリンダヘッドとエンジンブロックとの間に延在する通路の付近でセンサを経路付ける能力をあたえ、ガスケットアセンブリからクランプ留めされた構成要素を取外すことなく圧力センサアセンブリの整備を可能にし、製造中および使用中の両方において経済的態様であたえられることができる、ガスケットおよびセンサアセンブリである。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
圧縮センサガスケットは、貫通通路を有するガスケット本体と、圧力センサアセンブリとを含む。圧力センサアセンブリは、封止された係合においてガスケット本体に解放可能に取付けられている。圧力センサアセンブリは、貫通通路内の圧力を感知するように構成され、整備においてガスケット本体から除去可能である。
【0006】
この発明の別の局面に従って、圧縮センサガスケットアセンブリが提供される。圧縮センサガスケットアセンブリは、外周と内周との間において延在する対向する封止面を有するガスケット本体を含み、内周は貫通口を境界付ける。ガスケット本体は、外周から内周を通って延在する通路、および通路においてガスケット本体に解放可能に取付けられ、貫通口内の圧力を感知するように構成される圧力センサアセンブリを有する。さらに、通路は、対向する封止面間に延在する、周方向に囲まれたボア部分を含む。ボア部分は、圧力センサアセンブリの少なくとも一部を受けるために構成される。さらに、通路は、圧力センサアセンブリの別の部分を受けるための、対向する封止面の1つにおいて延在する窪んだチャネル部分と封止面の両方を通って延在する貫通スロット部分との少なくとも1つを含む。
【0007】
この発明の別の局面に従って、内燃機関のキャビティ内の圧力を感知するための圧力センサガスケットを構築する方法が提供される。この方法は、内燃機関においてキャビティと位置が合うように構成された、外周と貫通口との間において延在する対向する封止面を有する実質的に平坦なガスケット本体を設けるステップを含む。さらに、ガスケット本体の外周から貫通口に延在する通路をさらに形成し、圧力センサアセンブリを、通路において、圧力センサアセンブリのセンサ部分が貫通口に面する状態で配置するステップを含む。さらに、センサアセンブリを外周に近接してガスケット本体に固定するステップを含む。
【0008】
この発明の別の局面に従って、内燃機関のキャビティ内の圧力を感知するための圧力センサガスケットを構築する別の方法が提供される。この方法は、内燃機関においてキャビティと位置が合うように構成された、外周と貫通口との間において延在する対向する封止面を有する実質的に平坦なガスケット本体を設けるステップを含む。さらに、外周と貫通口との間において延在する湾曲部分を有する通路を形成するステップを含む。ついで、圧力センサアセンブリを、圧力センサアセンブリの或る部分が湾曲部分を通ってうねる状態で、通路に配置するステップとを含む。
【0009】
この発明のこれらならびに他の局面、特徴および利点は、現在好ましい実施例および最良のモード、特許請求の範囲、および添付の図面の以下の詳細な記載に関して考慮された時、より容易に十分に理解される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】この発明の一実施例に従って構築されたガスケットアセンブリの部分的な斜視図である。
【図2】図1のガスケットアセンブリの断面平面図である。
【図3】図1のガスケットアセンブリの断面側面図である。
【図4】この発明の別の実施例に従って構築されたガスケットアセンブリの部分的な斜視図である。
【図5】図4のガスケットアセンブリの断面平面図である。
【図6】図4のガスケットアセンブリの断面側面図である。
【図7】この発明の別の局面に従って構築されたガスケット本体の外周を示す部分的な斜視図である。
【図8】図7のガスケット本体に組立てられた圧力センサアセンブリおよび機能的な層を示す断面側面図である。
【図8A】図8のガスケットアセンブリの断面図である。
【図9】この発明の別の局面に従って構築されたガスケットアセンブリの分解部分斜視図である。
【図9A】図9のガスケットアセンブリの組立てられた部分的な斜視図である。
【図10】この発明の別の局面に従って構築されたガスケットアセンブリの分解部分斜視図である。
【図10A】図10のガスケットアセンブリの組立てられた部分的な斜視図である。
【図10B】その上に機能的な層を有する図10のガスケットアセンブリの組立てられた断面側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
現在好ましい実施例の詳細な記載
図面をより詳細に参照して、図1は、この発明の1つの局面に従って構築された、圧縮ガスケットアセンブリ10の一部を示す。ガスケットアセンブリ10は、ファスナ、流体および/またはガスの通過用の1つ以上の貫通口14を伴う、以下ガスケット本体12と呼ばれる金属距離層を有し、貫通口14の少なくとも1つは、内燃機関のシリンダボア15との整列のために構成される。開口部14の数は、内燃機関における複数のシリンダと整列するよう、ならびにさらにたとえばファスナ開口部、流体流路および油または冷却剤の通路のような他の開口部と整列するよう、所望されるように、あたえることができる。ガスケットアセンブリ10は、ガスケット本体12との封止された係合において解放可能に取付けられた圧力センサアセンブリ16を含む。圧力センサアセンブリ16は、貫通口14内において、またはシリンダボア15のような、貫通口14によって境界付けられる通路内において、圧力を感知するように構成される。ガスケットアセンブリ10を整備することを容易にするために、センサアセンブリ16は、必要なときに、ガスケット本体12を、係合するエンジン構成要素間のその「組立てられた」位置から交換または取外すことなく、ガスケット本体12から取外し交換できる。従って、圧力センサアセンブリ16またはガスケット本体12は、互いから独立して整備することができ、それによって、他のガスケットアセンブリ構成要素を使用し続けることができる一方で、別個のガスケットアセンブリ構成要素が必要に応じて修理または交換されることを可能にする。
【0012】
ガスケット本体12は、封止面18、20をあたえる対向する側部を有して、実質的に平坦な本体としてあたえることができる。貫通口14の少なくとも1つは、ここではシリンダボア15として表される、封止される通路と整列および位置が合うように構成された内側表面または内周22を有する。ガスケット本体12に圧力センサアセンブリ16を取付けることを容易にするために、ガスケット本体12は、外周26から内周22に延在し貫通口14内に入る通路24を有する。通路24は:部分的に、封止面18、20の1つにおいて延在する、周方向に不連続の窪んだチャネル(本体12の全厚みを通って延在せず、したがって封止面18、20の1つによって閉じられる)を有して;および部分的に、(本体12の厚みを完全に通って延在し、したがって両方の封止面18、20に開いている)貫通スロットとして;および部分的に、対向する封止面18、20間を延在するがそれらを通っては延在しない管状の周方向に囲まれた通路として、それらを任意の組合せにおいて、形成することができる。たとえば、図1、図2および図3に最もよく示されるように、通路24は、以下チャネル28と呼ばれる、貫通口14に向かって外周26から径方向に内方向に延在する窪んだチャネル部分を有する真っすぐまたは実質的に真っすぐな通路として形成することができる。窪んだチャネル28は、封止面18、20のいずれにでも、機械加工、たとえば、フライスか、または他の態様で形成することができる。加えて、通路24は、窪んだチャネル28から径方向に内方向に内周22を通って延在するように示された、穿孔された部分30として表された、周方向に囲まれた管状の部分を有して形成することができる。穿孔された部分30は、圧力センサアセンブリ16の一部との、線対線嵌め(同径嵌め)のような締り嵌めまたはわずかな動き嵌めのために、サイズ決めすることができ、または、それは、さらに以下に議論されるように、アダプタスリーブまたはフィッティングを受けるために拡大することができる。
【0013】
圧力センサアセンブリ16は、ガスケット本体12の穿孔された部分30において受けるために構成された外側ハウジング31を有し、圧力センサ32がハウジング31において受けるために構成された状態で、設けることができる。ハウジング31は、穿孔された部分30において緊密に受けるために構成された外側表面を有し、線対線嵌めまたはわずかな動き嵌めをそこに有して構成することができる。
【0014】
加えて、圧力センサアセンブリ16は、ハウジング31から、または実質的にハウジング31からガスケット本体12の外周26に延在する管状のガイド部材34を有して設けることができる。ガイド部材34は、圧力センサ32への動作可能な接続のために、ワイヤまたは光ファイバー部材のような光学的または電気的通信部材36のような通信部材を、そこを通って受けるように構成された内部キャビティを有する。シリンダボア15内における圧力を示すために、通信部材36は、圧力センサ32に接続されることに加えて、プロセッサ(図示せず)と光学的または電気的通信状態にも構成される。ガイド部材34は、所望のように、任意の好適なチューブ状材料から構築することができ、実質的に剛性または可撓性になり得る。従って、金属または重合体のチューブ状材料を用いて、たとえば押し出された金属または重合体の管材料のようなガイド部材34を形成することができる。
【0015】
圧力センサ32と封止されるチャンバ、たとえば燃焼室との間の気密封止を形成することを容易にするために、環状のエラストマー封止部材38を圧力センサアセンブリ16と穿孔された部分30との間に組込むことができる。封止部材38は、ここでは、穿孔された部分30内に延在するガイド部材34の部分のまわりで受けられるOリングとして示され、Oリングは、穿孔された部分30内において、密な、圧縮された封止嵌めのためにサイズ決めされた外径を有し、ガイド部材34のまわりで、密な、張力をかけられた封止嵌めのためにサイズ決めされた内径を有する。所望の位置で封止部材38を設置し維持することを容易にするために、封止部材38を、ガイド部材34の外側表面に形成された環状溝37に配置することができる。もちろん、他の構成の封止部材38も、ここでは、穿孔された部分30内においてガス密閉封止を形成することを容易にするために企図される。加えて、さらに以下に論じられるように、高温の燃焼ガスが封止部材38に到達することを防止するために、好適な金属材料から構築された燃焼リングを封止部材38とシリンダボア15との間に配置することができる。
【0016】
ガスケットアセンブリ10は、図3に示されるように、少なくとも1つ、そしてここに示されるように、例示的に、および限定なく、機能的な層39、40の対として、含むことができる。機能的な層39、40は、それぞれ、対向して面する封止面18、20との封止係合のために構成される。各機能的な層39、40は、ここでは、例として、および限定なく、たとえば貫通口14およびシリンダボア15のまわりで周方向に延在するフル封止ビード42として表される封止ビードを有するように表され、封止ビード42の頂部は、対向する、外方向に面する封止面18、20との封止当接のために、互いに内方向に向いて示される。
【0017】
図4では、この発明の別の局面に従って構築される圧縮センサガスケットアセンブリ110の部分が示され、そこでは100の係数だけ差引きされた同じ参照番号は上に記載される特徴と同様の特徴を特定するために使用される。ガスケットアセンブリ110は、ファスナを受けるための、ならびにガスおよび/または流体の、そこを通る流れのための、1つ以上の貫通口114を有して、上に記載されるように同様に構築されたガスケット本体112を有する。さらに、ガスケット本体112は、部分的に、(上に議論されるように)窪んだチャネルおよび/または(上に議論されるように)貫通スロットとして、ならびに対向する封止面118と120との間に延在する囲まれた通路として形成された少なくとも1つの通路124を有する。たとえば、図4に最もよく示されるように、通路124は、アーチ形で、曲線から成り(湾曲した)、および他の態様では曲がりくねった通路を有する蛇行した構成を有して形成することができ、図5および図6に最もよく示されるように、以下チャネル128と呼ばれ、外周126(図4)から径方向に内方向に貫通口114に向かって延在する、窪んだチャネル部分を有して形成することができる。通路124の曲がりくねって湾曲した構成は、貫通口114、たとえばファスナ開口部、オイル通路および/または冷却剤通路のさまざまなものの付近を延在し、うねるよう、所望のように経路づけることができる。窪んだチャネル128は、封止面118、120のいずれにでも、フライス削りか、圧断か、または他の態様で形成することができる。加えて、通路124は、窪んだチャネル128から径方向に内方向に貫通口114の内周122を通って延在するように示された、穿孔された部分130を有する。穿孔された部分130は、穴あけ加工がそれを形成するために使用されるとして、真っすぐか、または実質的に真っすぐであり、および圧力センサアセンブリ116の外側ハウジング131との、線対線嵌めのような締り嵌めのためにサイズ決めすることができ、または、それは、所望されるならば、管状のアダプタスリーブまたはフィッティング46を受けるために拡大することができる。示された実施例では、ハウジング131は、フィッティング46において受けるかまたは部分的に受けるために構成される。加えて、圧力センサアセンブリ116は、実質的にハウジング131からガスケット本体112の外周126に延在する管状のガイド部材134を有して設けられる。ガイド部材134は、シリンダボア115内における圧力を示すよう、一方の端部で圧力センサ132に、および対向する端部でプロセッサ(図示せず)に接続するために、ワイヤまたは光ファイバー部材のような、電気的または光学的通信部材136のような通信部材を、そこを通って受けるように構成される。図1に示されるように概して剛性の固体の真っすぐな材料片として構築されているガイド部材134ではなく、ガイド部材134は、コイルばねのようなばね部材、または任意の可撓性もしくは形状化可能な重合体もしくは金属材料から構築された別の好適な可撓性管状要素から形成される。したがって、ガイド部材134は、窪んだチャネル128の曲がりくねってうねった経路上に容易に経路付けることができる。加えて、ガイド部材134がコイルばねガイド部材134として設けられる場合、コイルばねは、さらに所定の圧縮力のあるばね力を圧力センサ132の上に与えることによりエンジン燃焼プロセス中にその所望の感知位置に圧力センサ132を維持しながら、圧力センサ132がシリンダボア115内において大きい圧縮力に耐えることを可能にするというさらなる恩恵をあたえる。
【0018】
圧力センサ132とシリンダボア115との間の気密封止を形成することを容易にするために、エラストマー封止部材138を、ハウジング131とガイド部材134との間のガス気密封止を確立するために設けることができる。封止部材138は、上に議論されたように、穿孔または他の態様で形成された管状の部分130内における密な封止嵌めのためにサイズ決めされる外径を有するOリングとして設けることができ、または、示されるように、インサート46の内側表面との封止された係合にされ得、挿入アダプタ部材48のまわりでの密な封止嵌めのためにサイズ決めされる内径を有することができる。挿入アダプタ部材48は、ここでは、例として、センサハウジング131から別個の材料片から構築され、およびガイド部材134によって与えられたバイアスの下でインサート46の端部と軸方向に直面する拡大された径方向に外方向に延在する環状の肩部49と、インサート46の内部で受けるために構成された低減された径の環状の肩部50とをともなう、概ねダンベル形状を有するとして、ここに示され、肩部49、50は、環状封止部材138をインサート46内においてその意図した封止位置において受けて維持するようサイズ決めされた環状のポケットによって軸方向に互いに間隔を置かれる。したがって積極的な停止が、インサート46の端部に対する拡大した肩部49によって確立され、したがって、肩部49は、インサート46内においてセンサ132の挿入を制限し、インサート46内においてセンサ132を適切に位置決めするよう機能する。従って、センサ132はシリンダボア115に関して適切に位置決めされることを保証される。もちろん、他の態様で、たとえばセンサハウジング131と単一の単一体の材料片として構築されることによるように、アダプタ部材48を構築することも考えられる。
【0019】
上に議論されたガスケットアセンブリ10のように、ガスケットアセンブリ110は、図6に示されるように、少なくとも1つ、そしてここに示されるように、例示的に、および限定なく、ガスケット本体112の対向する封止面118、120と当接する機能的な層139、140の対を有するとして、有することができる。
【0020】
上に議論された各実施例では、センサアセンブリ、16、116、ならびに特に、ガイド部材34、134および/または通信部材36、136は、解放可能にそれぞれのガスケット本体12、112に取付けることができる。取付けを確立するための1つの位置は、外周26、126またはその近くに便利なように位置するが、他の位置も可能である。たとえば、図7に、例として、および限定なく示されるように、ねじ切りされた取付け機構を使用することができ、ガスケット本体12、112は、例として、および限定なく、内部雌ねじを有するナット52によって設けられるとしてここでは表された雌ねじ部51を有し、ナット52は、たとえば溶接継手などを介して、ガスケット本体12、112の外周26、126またはその付近に取付けられる。もちろん、ガスケット本体がその外周26、126付近に十分な厚みを有する場合には、ねじ部51は、ガスケット本体12、112の材料内において一体的に形成することができ、ねじ部51は、対向する封止面18、20、118、120間に延在する。
【0021】
図8に示されるように、雄ねじ部材53は雌ねじ部51におけるねじ筋係合のために構成され、そこでは雄ねじ部材53の雄ねじは、ガイド部材34、134の外側表面に形成することができ、またはそれらは、ガイド部材34、134に固定された、ねじ切りされたスリーブを介してのように、別個の材料片を介して設けることができる。それとは関係なく、それぞれの雌ねじおよび雄ねじの互いとのねじ筋係合で、ガイド部材34、134は、ガスケット本体12、112に解放可能に取付けられ、それによって自動的にセンサ32、132をシリンダボア15、115に関してその適切な位置内に持って来る。
【0022】
封止部材38、138に加えて、燃焼リング54およびバックアップリング56を、封止部材38、138の対向する側部の上に配置することができる。燃焼リング54は、金属、セラミック、高温ポリマー材料などのような任意の好適な耐高温性の材料から構築することができ、高温燃焼ガスが封止部材38、138に作用するのを防ぐよう機能する。バックアップリング56は、任意の好適な剛性の金属またはポリマー材料から構築することができ、封止部材38、138が組立中および/または使用中に押し出すかまたは他の態様で変形されることから防ぐよう機能する。加えて、所望の場合、バックアップリング56は、センサハウジングと単一体の材料片として構築することができる。
【0023】
加えて、ハーフ封止ビードまたはフル封止ビードを有する機能的な層139’、140’、141’を設けて、クランプ留めされている部材間の空気/流体密閉封止の形成を容易にできる。封止面118、120に当接する機能的な層139’、140’は、緩和された状態にある間貫通スロット128の縁部に直接当接し重なるように構成された平面を機能的な層139’140’に設けることにより、ガスおよび/または流体の進入に対してスロット128がその長さに沿って封止されることを保証するよう設けることができる。したがって、機能的な層139’、140’は、ともにクランプ留めされている部材間の空気/流体密閉封止を確立することを容易にするだけでなく、貫通スロット128を封止するよう作用する。ビード76を、図示されるのとは違うように形成および/または向き付けることができることが認識されるべきである。貫通スロット128を封止することをさらに容易にするために、機能的な層139’、140’は、貫通スロット128の対向する側部に貫通スロット128の長さに沿って延在する封止ビードを有することができる。例示的に、および限定なく、下側の機能的な層139’は、貫通スロット128の全長または実質的に全長に沿って延在するフルビード77を有して示され、一方、上側の機能的な層140’は、貫通スロット128の全長または実質的に全長に沿って延在するハーフビード78を有して示される。これは、窪んだチャネル28を含む上の実施例で、等しく充分に実行することができ、封止ビードは、窪んだチャネル28の全長または実質的に全長に沿って、その対向する側部において延在することができることが認識されるべきである。さらに、燃焼室15、115の付近で空気/流体密閉封止を確立することを容易にするために、貫通口14、114、およびしたがってシリンダボア15、115と、軸方向の整列で位置が合うように構成された環状のストッパ層79を、当接する機能的な層140’、141’の間に配置することができる。
【0024】
図9に示されるように、ガスケット本体212にセンサアセンブリ216を取付けるための別の機構が示され、そこでは200の係数だけ差引きされた同じ参照番号は上に記載されるような同様の特徴を特定するために使用される。ガスケット本体212は、少なくとも1つの貫通口214、および外周226から貫通口214に向かってガスケット本体212の厚みを完全に通って延在する貫通スロット228を有して構築される。さらに、ガスケット本体212は、貫通スロット228から径方向に内方向に貫通口214内に延在する、囲まれた、穿孔された開口部230を有し、穿孔された開口部230は、圧力センサ232を受けるようサイズ決めされる。前の実施例におけるように、燃焼リング254およびバックアップリング256は、封止部材238の対向する側部の上に配置することができる。センサアセンブリ216は、貫通スロット228において受けるようにサイズ決めされたガイド部材234を有し、ガイド部材234は、単一の材料片、またはともに間にはさまれた複数の材料片から構築することができる。ガイド部材234は任意の好適な重合体または金属材料から構築することができ、連続的な滑らかな、または同一平面上にある表面を、ガスケット本体212の対向する封止面218、220とともに設けるよう、対向する平面の表面58、60を有するとして示される。したがって、ガイド部材234の対向する表面58、60は、貫通スロット228に組入れられると、封止面218、220の一部として機能することができる。示された貫通スロット228内の取付けの機構は、先に議論されたチャネル28、128の任意のものにおいて用いることができ、ガスケット本体212の外周226内に延在する、拡大された、キーを設けられた部分62を有するように示される。キーを設けられた部分62は、さらに、ポケット、キースロット、またはスロット64とも呼ばれる、スロット64において緊密に受けるために互いから外方向に延在する脚部またはタブ68として示される保持クリップ66の或る部分をうけるために横に互いから遠ざかって延在する、窪んだノッチを有する。クリップ66は、タブ68間に延在する金属のU字形の部分70を有して構築することができ、U字形の部分は、概ね示されるように、ガイド部材234の凹部ポケット72において受けるためにサイズ決めすることができる。組立中、U字形の部分70はクリップ66のばねバイアスに対してタブ68を互いに向かって持って来るよう締めつけ、次いで、スロット64においての受けをロックするために解放することができる。
【0025】
図10では、センサアセンブリ316の取付けのための別の機構が示され、そこでは300の係数だけ差引きされた同じ参照番号は上に記載されるような同様の特徴を特定するために使用される。ガスケット本体312は、ガスケット本体312の外周326内に延在するキーを設けられた部分362を有して、上に議論されたガスケット本体212と実質的に同じである。キーを設けられた部分362は、保持クリップ366の或る部分を受けるために横方向に互いから離れて延在する窪んだスロット364を有する。保持クリップ366はC型クリップとして設けるか、または他の態様で、窪んだスロット364内の所望の保持機能を実行するように構成することができる。前の実施例でのように、センサアセンブリ316は、光学的または電気的通信部材をそこを通って受けるよう構成されたガイド部材334を有し、ガイド部材334は、保持クリップ366をクリップして受けるためにサイズ決めされた環状溝74を有する膨れた部分72を有して示される。膨れた部分72は、キーを設けられた部分362の拡大した部分において受けるためにサイズ決めされ、保持クリップ366は窪んだスロット364内に径方向に延在する。したがって、センサアセンブリ316は、保持クリップ366を介してガスケット本体312と取付けられる関係で解放可能に維持される。膨れた部分72が、シリンダヘッドおよびエンジンブロックのような、ともにクランプ留めされている部材の外部に配置されたままであり、したがって、センサアセンブリ316がクランプ留めされた部材を取外すことを必要とせずに整備されることを可能にするように、保持クリップ366は所望のようにアクセスされ取外すことができることが認識されるべきである。
【0026】
図10Bでは、ガスケットアセンブリ310は、図10のセンサアセンブリ316およびガスケット本体312を組込んで示される。ガスケットアセンブリは、クランプ留めされている部材間の空気/流体密閉封止の形成を容易にするためにハーフ封止ビードまたはフル封止ビードを有する機能的な層339、340、341を有する。機能的な層339、340は封止面318、320と直接当接しており、一方、機能的な層341は機能的な層340に重なり当接する。この実施例では、機能的な層340、341は、頂部がガスケット本体312の内周322に近接して互いに面し当接するフルビード376と、外周326に近接して互いから遠ざかるように分かれるハーフビード376’とを有する。さらに、機能的な層339は、機能的な層340、341のフルビード376と軸方向に整列したフルビード376を有するが、層339、340のフルビード376の頂部は互いに面しておらず、層339、340のハーフビード376’は、互いに向かって収束する。
【0027】
明らかに、この発明の多くの修正および変形が上記の教示に照らして可能である。したがって、特許請求の範囲の内において、この発明は、具体的には記載された通り以外に実行されてもよいと理解される。
【技術分野】
【0001】
関連する出願への相互参照
この出願は、2009年6月1日に提出され、ここにその全体を引用により援用する、米国仮出願連続番号第61/182,821号の恩恵を主張する。
【0002】
発明の背景
1. 技術分野
この発明は、一般的に内燃機関に関し、特に、内燃機関内においてチャンバのまわりに封止を形成するための圧縮ガスケットに関する。
【背景技術】
【0003】
2. 関連技術
内燃機関は、高圧が生成されるチャンバを有する。典型的には、たとえば、ガスおよび/または流体がオイル通路、冷却剤通路および/またはシリンダボアのようなチャンバから漏れることを許さずに、チャンバ内において予め定められた圧力を維持することが望ましい。一般的には、部材の対が互いに係合して、たとえばシリンダヘッドおよびエンジンブロックのようなチャンバを、ガス/流体密閉封止を設けるためにガスケットが部材間で受けられる状態で、形成する。ガスケットに加えて、チャンバ内における圧力を示すよう別個の圧力センサを設けることが公知である。圧力が所定の限界の外側に落ちる場合、信号を、整備条件を示すために送ることができる。示された圧力信号は、エンジンの性能を最適化し、かつ燃焼からの排出を最小限にするために使用することができる。別個のガスケットおよびセンサ構成要素を有することは典型的には製造およびアセンブリの両方において増加した費用に到る。
【0004】
単一構成要素のガスケットおよび圧縮センサアセンブリを提供するいくつかの試みがなされてきた。しかしながら、これらの試みは、特に整備中において、それと関連する増加した費用のために、成功していない。公知のガスケット/センサアセンブリは全体を整備中に交換されなければならず、それによって、ガスケットおよびセンサの両方を交換しなければならない、増加した費用に結びつく。さらに、公知のガスケット/センサアセンブリは、真っすぐな経路上に延在しなければならない圧力センサアセンブリを有し、したがって、圧力センサアセンブリは、ガスケット本体におけるさまざまな開口が圧力センサアセンブリを経路付けることへの障害をあたえるとき、組込むのが困難になり得る。従って、必要なものは、係合する部材間に信頼性のある封止をあたえることができ、封止されているキャビティ内における圧力の正確な表示をあたえ、真っすぐか湾曲かにかかわらず、シリンダヘッドとエンジンブロックとの間に延在する通路の付近でセンサを経路付ける能力をあたえ、ガスケットアセンブリからクランプ留めされた構成要素を取外すことなく圧力センサアセンブリの整備を可能にし、製造中および使用中の両方において経済的態様であたえられることができる、ガスケットおよびセンサアセンブリである。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
圧縮センサガスケットは、貫通通路を有するガスケット本体と、圧力センサアセンブリとを含む。圧力センサアセンブリは、封止された係合においてガスケット本体に解放可能に取付けられている。圧力センサアセンブリは、貫通通路内の圧力を感知するように構成され、整備においてガスケット本体から除去可能である。
【0006】
この発明の別の局面に従って、圧縮センサガスケットアセンブリが提供される。圧縮センサガスケットアセンブリは、外周と内周との間において延在する対向する封止面を有するガスケット本体を含み、内周は貫通口を境界付ける。ガスケット本体は、外周から内周を通って延在する通路、および通路においてガスケット本体に解放可能に取付けられ、貫通口内の圧力を感知するように構成される圧力センサアセンブリを有する。さらに、通路は、対向する封止面間に延在する、周方向に囲まれたボア部分を含む。ボア部分は、圧力センサアセンブリの少なくとも一部を受けるために構成される。さらに、通路は、圧力センサアセンブリの別の部分を受けるための、対向する封止面の1つにおいて延在する窪んだチャネル部分と封止面の両方を通って延在する貫通スロット部分との少なくとも1つを含む。
【0007】
この発明の別の局面に従って、内燃機関のキャビティ内の圧力を感知するための圧力センサガスケットを構築する方法が提供される。この方法は、内燃機関においてキャビティと位置が合うように構成された、外周と貫通口との間において延在する対向する封止面を有する実質的に平坦なガスケット本体を設けるステップを含む。さらに、ガスケット本体の外周から貫通口に延在する通路をさらに形成し、圧力センサアセンブリを、通路において、圧力センサアセンブリのセンサ部分が貫通口に面する状態で配置するステップを含む。さらに、センサアセンブリを外周に近接してガスケット本体に固定するステップを含む。
【0008】
この発明の別の局面に従って、内燃機関のキャビティ内の圧力を感知するための圧力センサガスケットを構築する別の方法が提供される。この方法は、内燃機関においてキャビティと位置が合うように構成された、外周と貫通口との間において延在する対向する封止面を有する実質的に平坦なガスケット本体を設けるステップを含む。さらに、外周と貫通口との間において延在する湾曲部分を有する通路を形成するステップを含む。ついで、圧力センサアセンブリを、圧力センサアセンブリの或る部分が湾曲部分を通ってうねる状態で、通路に配置するステップとを含む。
【0009】
この発明のこれらならびに他の局面、特徴および利点は、現在好ましい実施例および最良のモード、特許請求の範囲、および添付の図面の以下の詳細な記載に関して考慮された時、より容易に十分に理解される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】この発明の一実施例に従って構築されたガスケットアセンブリの部分的な斜視図である。
【図2】図1のガスケットアセンブリの断面平面図である。
【図3】図1のガスケットアセンブリの断面側面図である。
【図4】この発明の別の実施例に従って構築されたガスケットアセンブリの部分的な斜視図である。
【図5】図4のガスケットアセンブリの断面平面図である。
【図6】図4のガスケットアセンブリの断面側面図である。
【図7】この発明の別の局面に従って構築されたガスケット本体の外周を示す部分的な斜視図である。
【図8】図7のガスケット本体に組立てられた圧力センサアセンブリおよび機能的な層を示す断面側面図である。
【図8A】図8のガスケットアセンブリの断面図である。
【図9】この発明の別の局面に従って構築されたガスケットアセンブリの分解部分斜視図である。
【図9A】図9のガスケットアセンブリの組立てられた部分的な斜視図である。
【図10】この発明の別の局面に従って構築されたガスケットアセンブリの分解部分斜視図である。
【図10A】図10のガスケットアセンブリの組立てられた部分的な斜視図である。
【図10B】その上に機能的な層を有する図10のガスケットアセンブリの組立てられた断面側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
現在好ましい実施例の詳細な記載
図面をより詳細に参照して、図1は、この発明の1つの局面に従って構築された、圧縮ガスケットアセンブリ10の一部を示す。ガスケットアセンブリ10は、ファスナ、流体および/またはガスの通過用の1つ以上の貫通口14を伴う、以下ガスケット本体12と呼ばれる金属距離層を有し、貫通口14の少なくとも1つは、内燃機関のシリンダボア15との整列のために構成される。開口部14の数は、内燃機関における複数のシリンダと整列するよう、ならびにさらにたとえばファスナ開口部、流体流路および油または冷却剤の通路のような他の開口部と整列するよう、所望されるように、あたえることができる。ガスケットアセンブリ10は、ガスケット本体12との封止された係合において解放可能に取付けられた圧力センサアセンブリ16を含む。圧力センサアセンブリ16は、貫通口14内において、またはシリンダボア15のような、貫通口14によって境界付けられる通路内において、圧力を感知するように構成される。ガスケットアセンブリ10を整備することを容易にするために、センサアセンブリ16は、必要なときに、ガスケット本体12を、係合するエンジン構成要素間のその「組立てられた」位置から交換または取外すことなく、ガスケット本体12から取外し交換できる。従って、圧力センサアセンブリ16またはガスケット本体12は、互いから独立して整備することができ、それによって、他のガスケットアセンブリ構成要素を使用し続けることができる一方で、別個のガスケットアセンブリ構成要素が必要に応じて修理または交換されることを可能にする。
【0012】
ガスケット本体12は、封止面18、20をあたえる対向する側部を有して、実質的に平坦な本体としてあたえることができる。貫通口14の少なくとも1つは、ここではシリンダボア15として表される、封止される通路と整列および位置が合うように構成された内側表面または内周22を有する。ガスケット本体12に圧力センサアセンブリ16を取付けることを容易にするために、ガスケット本体12は、外周26から内周22に延在し貫通口14内に入る通路24を有する。通路24は:部分的に、封止面18、20の1つにおいて延在する、周方向に不連続の窪んだチャネル(本体12の全厚みを通って延在せず、したがって封止面18、20の1つによって閉じられる)を有して;および部分的に、(本体12の厚みを完全に通って延在し、したがって両方の封止面18、20に開いている)貫通スロットとして;および部分的に、対向する封止面18、20間を延在するがそれらを通っては延在しない管状の周方向に囲まれた通路として、それらを任意の組合せにおいて、形成することができる。たとえば、図1、図2および図3に最もよく示されるように、通路24は、以下チャネル28と呼ばれる、貫通口14に向かって外周26から径方向に内方向に延在する窪んだチャネル部分を有する真っすぐまたは実質的に真っすぐな通路として形成することができる。窪んだチャネル28は、封止面18、20のいずれにでも、機械加工、たとえば、フライスか、または他の態様で形成することができる。加えて、通路24は、窪んだチャネル28から径方向に内方向に内周22を通って延在するように示された、穿孔された部分30として表された、周方向に囲まれた管状の部分を有して形成することができる。穿孔された部分30は、圧力センサアセンブリ16の一部との、線対線嵌め(同径嵌め)のような締り嵌めまたはわずかな動き嵌めのために、サイズ決めすることができ、または、それは、さらに以下に議論されるように、アダプタスリーブまたはフィッティングを受けるために拡大することができる。
【0013】
圧力センサアセンブリ16は、ガスケット本体12の穿孔された部分30において受けるために構成された外側ハウジング31を有し、圧力センサ32がハウジング31において受けるために構成された状態で、設けることができる。ハウジング31は、穿孔された部分30において緊密に受けるために構成された外側表面を有し、線対線嵌めまたはわずかな動き嵌めをそこに有して構成することができる。
【0014】
加えて、圧力センサアセンブリ16は、ハウジング31から、または実質的にハウジング31からガスケット本体12の外周26に延在する管状のガイド部材34を有して設けることができる。ガイド部材34は、圧力センサ32への動作可能な接続のために、ワイヤまたは光ファイバー部材のような光学的または電気的通信部材36のような通信部材を、そこを通って受けるように構成された内部キャビティを有する。シリンダボア15内における圧力を示すために、通信部材36は、圧力センサ32に接続されることに加えて、プロセッサ(図示せず)と光学的または電気的通信状態にも構成される。ガイド部材34は、所望のように、任意の好適なチューブ状材料から構築することができ、実質的に剛性または可撓性になり得る。従って、金属または重合体のチューブ状材料を用いて、たとえば押し出された金属または重合体の管材料のようなガイド部材34を形成することができる。
【0015】
圧力センサ32と封止されるチャンバ、たとえば燃焼室との間の気密封止を形成することを容易にするために、環状のエラストマー封止部材38を圧力センサアセンブリ16と穿孔された部分30との間に組込むことができる。封止部材38は、ここでは、穿孔された部分30内に延在するガイド部材34の部分のまわりで受けられるOリングとして示され、Oリングは、穿孔された部分30内において、密な、圧縮された封止嵌めのためにサイズ決めされた外径を有し、ガイド部材34のまわりで、密な、張力をかけられた封止嵌めのためにサイズ決めされた内径を有する。所望の位置で封止部材38を設置し維持することを容易にするために、封止部材38を、ガイド部材34の外側表面に形成された環状溝37に配置することができる。もちろん、他の構成の封止部材38も、ここでは、穿孔された部分30内においてガス密閉封止を形成することを容易にするために企図される。加えて、さらに以下に論じられるように、高温の燃焼ガスが封止部材38に到達することを防止するために、好適な金属材料から構築された燃焼リングを封止部材38とシリンダボア15との間に配置することができる。
【0016】
ガスケットアセンブリ10は、図3に示されるように、少なくとも1つ、そしてここに示されるように、例示的に、および限定なく、機能的な層39、40の対として、含むことができる。機能的な層39、40は、それぞれ、対向して面する封止面18、20との封止係合のために構成される。各機能的な層39、40は、ここでは、例として、および限定なく、たとえば貫通口14およびシリンダボア15のまわりで周方向に延在するフル封止ビード42として表される封止ビードを有するように表され、封止ビード42の頂部は、対向する、外方向に面する封止面18、20との封止当接のために、互いに内方向に向いて示される。
【0017】
図4では、この発明の別の局面に従って構築される圧縮センサガスケットアセンブリ110の部分が示され、そこでは100の係数だけ差引きされた同じ参照番号は上に記載される特徴と同様の特徴を特定するために使用される。ガスケットアセンブリ110は、ファスナを受けるための、ならびにガスおよび/または流体の、そこを通る流れのための、1つ以上の貫通口114を有して、上に記載されるように同様に構築されたガスケット本体112を有する。さらに、ガスケット本体112は、部分的に、(上に議論されるように)窪んだチャネルおよび/または(上に議論されるように)貫通スロットとして、ならびに対向する封止面118と120との間に延在する囲まれた通路として形成された少なくとも1つの通路124を有する。たとえば、図4に最もよく示されるように、通路124は、アーチ形で、曲線から成り(湾曲した)、および他の態様では曲がりくねった通路を有する蛇行した構成を有して形成することができ、図5および図6に最もよく示されるように、以下チャネル128と呼ばれ、外周126(図4)から径方向に内方向に貫通口114に向かって延在する、窪んだチャネル部分を有して形成することができる。通路124の曲がりくねって湾曲した構成は、貫通口114、たとえばファスナ開口部、オイル通路および/または冷却剤通路のさまざまなものの付近を延在し、うねるよう、所望のように経路づけることができる。窪んだチャネル128は、封止面118、120のいずれにでも、フライス削りか、圧断か、または他の態様で形成することができる。加えて、通路124は、窪んだチャネル128から径方向に内方向に貫通口114の内周122を通って延在するように示された、穿孔された部分130を有する。穿孔された部分130は、穴あけ加工がそれを形成するために使用されるとして、真っすぐか、または実質的に真っすぐであり、および圧力センサアセンブリ116の外側ハウジング131との、線対線嵌めのような締り嵌めのためにサイズ決めすることができ、または、それは、所望されるならば、管状のアダプタスリーブまたはフィッティング46を受けるために拡大することができる。示された実施例では、ハウジング131は、フィッティング46において受けるかまたは部分的に受けるために構成される。加えて、圧力センサアセンブリ116は、実質的にハウジング131からガスケット本体112の外周126に延在する管状のガイド部材134を有して設けられる。ガイド部材134は、シリンダボア115内における圧力を示すよう、一方の端部で圧力センサ132に、および対向する端部でプロセッサ(図示せず)に接続するために、ワイヤまたは光ファイバー部材のような、電気的または光学的通信部材136のような通信部材を、そこを通って受けるように構成される。図1に示されるように概して剛性の固体の真っすぐな材料片として構築されているガイド部材134ではなく、ガイド部材134は、コイルばねのようなばね部材、または任意の可撓性もしくは形状化可能な重合体もしくは金属材料から構築された別の好適な可撓性管状要素から形成される。したがって、ガイド部材134は、窪んだチャネル128の曲がりくねってうねった経路上に容易に経路付けることができる。加えて、ガイド部材134がコイルばねガイド部材134として設けられる場合、コイルばねは、さらに所定の圧縮力のあるばね力を圧力センサ132の上に与えることによりエンジン燃焼プロセス中にその所望の感知位置に圧力センサ132を維持しながら、圧力センサ132がシリンダボア115内において大きい圧縮力に耐えることを可能にするというさらなる恩恵をあたえる。
【0018】
圧力センサ132とシリンダボア115との間の気密封止を形成することを容易にするために、エラストマー封止部材138を、ハウジング131とガイド部材134との間のガス気密封止を確立するために設けることができる。封止部材138は、上に議論されたように、穿孔または他の態様で形成された管状の部分130内における密な封止嵌めのためにサイズ決めされる外径を有するOリングとして設けることができ、または、示されるように、インサート46の内側表面との封止された係合にされ得、挿入アダプタ部材48のまわりでの密な封止嵌めのためにサイズ決めされる内径を有することができる。挿入アダプタ部材48は、ここでは、例として、センサハウジング131から別個の材料片から構築され、およびガイド部材134によって与えられたバイアスの下でインサート46の端部と軸方向に直面する拡大された径方向に外方向に延在する環状の肩部49と、インサート46の内部で受けるために構成された低減された径の環状の肩部50とをともなう、概ねダンベル形状を有するとして、ここに示され、肩部49、50は、環状封止部材138をインサート46内においてその意図した封止位置において受けて維持するようサイズ決めされた環状のポケットによって軸方向に互いに間隔を置かれる。したがって積極的な停止が、インサート46の端部に対する拡大した肩部49によって確立され、したがって、肩部49は、インサート46内においてセンサ132の挿入を制限し、インサート46内においてセンサ132を適切に位置決めするよう機能する。従って、センサ132はシリンダボア115に関して適切に位置決めされることを保証される。もちろん、他の態様で、たとえばセンサハウジング131と単一の単一体の材料片として構築されることによるように、アダプタ部材48を構築することも考えられる。
【0019】
上に議論されたガスケットアセンブリ10のように、ガスケットアセンブリ110は、図6に示されるように、少なくとも1つ、そしてここに示されるように、例示的に、および限定なく、ガスケット本体112の対向する封止面118、120と当接する機能的な層139、140の対を有するとして、有することができる。
【0020】
上に議論された各実施例では、センサアセンブリ、16、116、ならびに特に、ガイド部材34、134および/または通信部材36、136は、解放可能にそれぞれのガスケット本体12、112に取付けることができる。取付けを確立するための1つの位置は、外周26、126またはその近くに便利なように位置するが、他の位置も可能である。たとえば、図7に、例として、および限定なく示されるように、ねじ切りされた取付け機構を使用することができ、ガスケット本体12、112は、例として、および限定なく、内部雌ねじを有するナット52によって設けられるとしてここでは表された雌ねじ部51を有し、ナット52は、たとえば溶接継手などを介して、ガスケット本体12、112の外周26、126またはその付近に取付けられる。もちろん、ガスケット本体がその外周26、126付近に十分な厚みを有する場合には、ねじ部51は、ガスケット本体12、112の材料内において一体的に形成することができ、ねじ部51は、対向する封止面18、20、118、120間に延在する。
【0021】
図8に示されるように、雄ねじ部材53は雌ねじ部51におけるねじ筋係合のために構成され、そこでは雄ねじ部材53の雄ねじは、ガイド部材34、134の外側表面に形成することができ、またはそれらは、ガイド部材34、134に固定された、ねじ切りされたスリーブを介してのように、別個の材料片を介して設けることができる。それとは関係なく、それぞれの雌ねじおよび雄ねじの互いとのねじ筋係合で、ガイド部材34、134は、ガスケット本体12、112に解放可能に取付けられ、それによって自動的にセンサ32、132をシリンダボア15、115に関してその適切な位置内に持って来る。
【0022】
封止部材38、138に加えて、燃焼リング54およびバックアップリング56を、封止部材38、138の対向する側部の上に配置することができる。燃焼リング54は、金属、セラミック、高温ポリマー材料などのような任意の好適な耐高温性の材料から構築することができ、高温燃焼ガスが封止部材38、138に作用するのを防ぐよう機能する。バックアップリング56は、任意の好適な剛性の金属またはポリマー材料から構築することができ、封止部材38、138が組立中および/または使用中に押し出すかまたは他の態様で変形されることから防ぐよう機能する。加えて、所望の場合、バックアップリング56は、センサハウジングと単一体の材料片として構築することができる。
【0023】
加えて、ハーフ封止ビードまたはフル封止ビードを有する機能的な層139’、140’、141’を設けて、クランプ留めされている部材間の空気/流体密閉封止の形成を容易にできる。封止面118、120に当接する機能的な層139’、140’は、緩和された状態にある間貫通スロット128の縁部に直接当接し重なるように構成された平面を機能的な層139’140’に設けることにより、ガスおよび/または流体の進入に対してスロット128がその長さに沿って封止されることを保証するよう設けることができる。したがって、機能的な層139’、140’は、ともにクランプ留めされている部材間の空気/流体密閉封止を確立することを容易にするだけでなく、貫通スロット128を封止するよう作用する。ビード76を、図示されるのとは違うように形成および/または向き付けることができることが認識されるべきである。貫通スロット128を封止することをさらに容易にするために、機能的な層139’、140’は、貫通スロット128の対向する側部に貫通スロット128の長さに沿って延在する封止ビードを有することができる。例示的に、および限定なく、下側の機能的な層139’は、貫通スロット128の全長または実質的に全長に沿って延在するフルビード77を有して示され、一方、上側の機能的な層140’は、貫通スロット128の全長または実質的に全長に沿って延在するハーフビード78を有して示される。これは、窪んだチャネル28を含む上の実施例で、等しく充分に実行することができ、封止ビードは、窪んだチャネル28の全長または実質的に全長に沿って、その対向する側部において延在することができることが認識されるべきである。さらに、燃焼室15、115の付近で空気/流体密閉封止を確立することを容易にするために、貫通口14、114、およびしたがってシリンダボア15、115と、軸方向の整列で位置が合うように構成された環状のストッパ層79を、当接する機能的な層140’、141’の間に配置することができる。
【0024】
図9に示されるように、ガスケット本体212にセンサアセンブリ216を取付けるための別の機構が示され、そこでは200の係数だけ差引きされた同じ参照番号は上に記載されるような同様の特徴を特定するために使用される。ガスケット本体212は、少なくとも1つの貫通口214、および外周226から貫通口214に向かってガスケット本体212の厚みを完全に通って延在する貫通スロット228を有して構築される。さらに、ガスケット本体212は、貫通スロット228から径方向に内方向に貫通口214内に延在する、囲まれた、穿孔された開口部230を有し、穿孔された開口部230は、圧力センサ232を受けるようサイズ決めされる。前の実施例におけるように、燃焼リング254およびバックアップリング256は、封止部材238の対向する側部の上に配置することができる。センサアセンブリ216は、貫通スロット228において受けるようにサイズ決めされたガイド部材234を有し、ガイド部材234は、単一の材料片、またはともに間にはさまれた複数の材料片から構築することができる。ガイド部材234は任意の好適な重合体または金属材料から構築することができ、連続的な滑らかな、または同一平面上にある表面を、ガスケット本体212の対向する封止面218、220とともに設けるよう、対向する平面の表面58、60を有するとして示される。したがって、ガイド部材234の対向する表面58、60は、貫通スロット228に組入れられると、封止面218、220の一部として機能することができる。示された貫通スロット228内の取付けの機構は、先に議論されたチャネル28、128の任意のものにおいて用いることができ、ガスケット本体212の外周226内に延在する、拡大された、キーを設けられた部分62を有するように示される。キーを設けられた部分62は、さらに、ポケット、キースロット、またはスロット64とも呼ばれる、スロット64において緊密に受けるために互いから外方向に延在する脚部またはタブ68として示される保持クリップ66の或る部分をうけるために横に互いから遠ざかって延在する、窪んだノッチを有する。クリップ66は、タブ68間に延在する金属のU字形の部分70を有して構築することができ、U字形の部分は、概ね示されるように、ガイド部材234の凹部ポケット72において受けるためにサイズ決めすることができる。組立中、U字形の部分70はクリップ66のばねバイアスに対してタブ68を互いに向かって持って来るよう締めつけ、次いで、スロット64においての受けをロックするために解放することができる。
【0025】
図10では、センサアセンブリ316の取付けのための別の機構が示され、そこでは300の係数だけ差引きされた同じ参照番号は上に記載されるような同様の特徴を特定するために使用される。ガスケット本体312は、ガスケット本体312の外周326内に延在するキーを設けられた部分362を有して、上に議論されたガスケット本体212と実質的に同じである。キーを設けられた部分362は、保持クリップ366の或る部分を受けるために横方向に互いから離れて延在する窪んだスロット364を有する。保持クリップ366はC型クリップとして設けるか、または他の態様で、窪んだスロット364内の所望の保持機能を実行するように構成することができる。前の実施例でのように、センサアセンブリ316は、光学的または電気的通信部材をそこを通って受けるよう構成されたガイド部材334を有し、ガイド部材334は、保持クリップ366をクリップして受けるためにサイズ決めされた環状溝74を有する膨れた部分72を有して示される。膨れた部分72は、キーを設けられた部分362の拡大した部分において受けるためにサイズ決めされ、保持クリップ366は窪んだスロット364内に径方向に延在する。したがって、センサアセンブリ316は、保持クリップ366を介してガスケット本体312と取付けられる関係で解放可能に維持される。膨れた部分72が、シリンダヘッドおよびエンジンブロックのような、ともにクランプ留めされている部材の外部に配置されたままであり、したがって、センサアセンブリ316がクランプ留めされた部材を取外すことを必要とせずに整備されることを可能にするように、保持クリップ366は所望のようにアクセスされ取外すことができることが認識されるべきである。
【0026】
図10Bでは、ガスケットアセンブリ310は、図10のセンサアセンブリ316およびガスケット本体312を組込んで示される。ガスケットアセンブリは、クランプ留めされている部材間の空気/流体密閉封止の形成を容易にするためにハーフ封止ビードまたはフル封止ビードを有する機能的な層339、340、341を有する。機能的な層339、340は封止面318、320と直接当接しており、一方、機能的な層341は機能的な層340に重なり当接する。この実施例では、機能的な層340、341は、頂部がガスケット本体312の内周322に近接して互いに面し当接するフルビード376と、外周326に近接して互いから遠ざかるように分かれるハーフビード376’とを有する。さらに、機能的な層339は、機能的な層340、341のフルビード376と軸方向に整列したフルビード376を有するが、層339、340のフルビード376の頂部は互いに面しておらず、層339、340のハーフビード376’は、互いに向かって収束する。
【0027】
明らかに、この発明の多くの修正および変形が上記の教示に照らして可能である。したがって、特許請求の範囲の内において、この発明は、具体的には記載された通り以外に実行されてもよいと理解される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外周と内周との間において延在する対向する封止面を有し、前記内周は貫通口を境界付けるガスケット本体を含み、前記ガスケット本体は、前記外周から前記内周を通って延在する通路を有し;さらに、
前記通路において前記ガスケット本体に解放可能に取付けられ、前記貫通口内の圧力を感知するように構成される圧力センサアセンブリを含み、
前記通路は、前記対向する封止面間に延在し、前記圧力センサアセンブリの少なくとも一部を受けるよう構成された、周方向に囲まれたボア部分、および前記圧力センサアセンブリの別の部分を受けるための、前記対向する封止面の1つにおいて延在する窪んだチャネル部分と前記封止面の両方を通って延在する貫通スロット部分とのうちの少なくとも1つを含む、圧縮センサガスケットアセンブリ。
【請求項2】
前記周方向に囲まれたボア部分は前記内周から延在する、請求項1に記載の圧縮センサガスケットアセンブリ。
【請求項3】
前記少なくとも1つの窪んだチャネル部分および前記貫通スロット部分は、前記囲まれたボア部分から前記外周に向かって延在する、請求項2に記載の圧縮センサガスケットアセンブリ。
【請求項4】
前記外周に近接した固定装置をさらに含み、前記固定装置は前記圧力センサアセンブリの或る部分への取付けのために構成される、請求項3に記載の圧縮センサガスケットアセンブリ。
【請求項5】
前記固定装置は、前記ガスケット本体に固定された、内部がねじ切りされたナットである、請求項4に記載の圧縮センサガスケットアセンブリ。
【請求項6】
前記圧力センサアセンブリは、前記内部がねじ切りされたナットへのねじ筋取付けのために構成された雄ねじ部を有する、請求項5に記載の圧縮センサガスケットアセンブリ。
【請求項7】
前記少なくとも1つの窪んだチャネル部分および前記貫通スロット部分は湾曲している、請求項3に記載の圧縮センサガスケットアセンブリ。
【請求項8】
前記通路は、前記窪んだチャネル部分、および前記窪んだチャネル部分に重なる少なくとも1つの機能的な層を含む、請求項1に記載の圧縮センサガスケットアセンブリ。
【請求項9】
前記少なくとも1つの機能的な層は、前記対向する封止面の少なくとも1つと当接し、前記窪んだチャネル部分を封止する、請求項8に記載の圧縮センサガスケットアセンブリ。
【請求項10】
前記少なくとも1つの機能的な層は、前記窪んだチャネル部分の対向する側部に封止ビードを有する、請求項9に記載の圧縮センサガスケットアセンブリ。
【請求項11】
前記通路は、前記貫通スロット部分、および前記貫通スロット部分の対向する側部に重なり、前記対向する封止面と当接する機能的な層の対を含む、請求項8に記載の圧縮センサガスケットアセンブリ。
【請求項12】
前記機能的な層は、前記貫通スロット部分の対向する側部に封止ビードを有する、請求項11に記載の圧縮センサガスケットアセンブリ。
【請求項13】
前記封止ビードは、前記貫通スロット部分から離れて分かれるハーフビードである、請求項12に記載の圧縮センサガスケットアセンブリ。
【請求項14】
内燃機関のキャビティ内の圧力を感知するための圧力センサガスケットを構築する方法であって、
内燃機関においてキャビティと位置が合うように構成された、外周と貫通口との間において延在する対向する封止面を有する実質的に平坦なガスケット本体を設けるステップと;
ガスケット本体の外周から貫通口に延在する通路を形成するステップと;
圧力センサアセンブリのセンサ部分が、貫通口に面し、センサアセンブリを外周に近接してガスケット本体に固定する状態で、通路において圧力センサアセンブリを配置するステップとを含む、方法。
【請求項15】
外周と貫通口との間において延在する湾曲部分を有する通路を形成するステップをさらに含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
センサ部を受けるために構成される周方向に囲まれたボア部分を有し、圧力センサアセンブリの別の部分を受けるための、封止面の1つにおいて延在する窪んだチャネル部分と封止面の両方を通って延在する貫通スロット部分とのうちの少なくとも1つを有する通路を形成するステップをさらに含む、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
外周に近接してガスケット本体に固定された、内部がねじきりされたナットと、内部がねじきりされたナットへのねじ筋取付けのために構成された、圧力センサアセンブリ上の、外部がねじ切りされた部分とを設けるステップをさらに含む、請求項14に記載の方法。
【請求項18】
内燃機関のキャビティ内の圧力を感知するための圧力センサガスケットを構築する方法であって、
内燃機関においてキャビティと位置が合うように構成された、外周と貫通口との間において延在する対向する封止面を有する実質的に平坦なガスケット本体を設けるステップと;
外周と貫通口との間において延在する湾曲部分を有する通路を形成するステップと;
圧力センサアセンブリの或る部分が湾曲部分を通ってうねる状態で、通路に圧力センサアセンブリを配置するステップとを含む、方法。
【請求項19】
可撓性で管状のガイド部材が湾曲部分を通ってうねる状態で、圧力センサアセンブリを設けるステップをさらに含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
可撓性で管状のガイド部材をコイルばねとして設けるステップをさらに含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
圧力センサアセンブリに圧力センサを設けて、コイルばね経由でバイアスを与えて、圧力センサを貫通口に近接して維持するステップをさらに含む、請求項20に記載の方法。
【請求項1】
外周と内周との間において延在する対向する封止面を有し、前記内周は貫通口を境界付けるガスケット本体を含み、前記ガスケット本体は、前記外周から前記内周を通って延在する通路を有し;さらに、
前記通路において前記ガスケット本体に解放可能に取付けられ、前記貫通口内の圧力を感知するように構成される圧力センサアセンブリを含み、
前記通路は、前記対向する封止面間に延在し、前記圧力センサアセンブリの少なくとも一部を受けるよう構成された、周方向に囲まれたボア部分、および前記圧力センサアセンブリの別の部分を受けるための、前記対向する封止面の1つにおいて延在する窪んだチャネル部分と前記封止面の両方を通って延在する貫通スロット部分とのうちの少なくとも1つを含む、圧縮センサガスケットアセンブリ。
【請求項2】
前記周方向に囲まれたボア部分は前記内周から延在する、請求項1に記載の圧縮センサガスケットアセンブリ。
【請求項3】
前記少なくとも1つの窪んだチャネル部分および前記貫通スロット部分は、前記囲まれたボア部分から前記外周に向かって延在する、請求項2に記載の圧縮センサガスケットアセンブリ。
【請求項4】
前記外周に近接した固定装置をさらに含み、前記固定装置は前記圧力センサアセンブリの或る部分への取付けのために構成される、請求項3に記載の圧縮センサガスケットアセンブリ。
【請求項5】
前記固定装置は、前記ガスケット本体に固定された、内部がねじ切りされたナットである、請求項4に記載の圧縮センサガスケットアセンブリ。
【請求項6】
前記圧力センサアセンブリは、前記内部がねじ切りされたナットへのねじ筋取付けのために構成された雄ねじ部を有する、請求項5に記載の圧縮センサガスケットアセンブリ。
【請求項7】
前記少なくとも1つの窪んだチャネル部分および前記貫通スロット部分は湾曲している、請求項3に記載の圧縮センサガスケットアセンブリ。
【請求項8】
前記通路は、前記窪んだチャネル部分、および前記窪んだチャネル部分に重なる少なくとも1つの機能的な層を含む、請求項1に記載の圧縮センサガスケットアセンブリ。
【請求項9】
前記少なくとも1つの機能的な層は、前記対向する封止面の少なくとも1つと当接し、前記窪んだチャネル部分を封止する、請求項8に記載の圧縮センサガスケットアセンブリ。
【請求項10】
前記少なくとも1つの機能的な層は、前記窪んだチャネル部分の対向する側部に封止ビードを有する、請求項9に記載の圧縮センサガスケットアセンブリ。
【請求項11】
前記通路は、前記貫通スロット部分、および前記貫通スロット部分の対向する側部に重なり、前記対向する封止面と当接する機能的な層の対を含む、請求項8に記載の圧縮センサガスケットアセンブリ。
【請求項12】
前記機能的な層は、前記貫通スロット部分の対向する側部に封止ビードを有する、請求項11に記載の圧縮センサガスケットアセンブリ。
【請求項13】
前記封止ビードは、前記貫通スロット部分から離れて分かれるハーフビードである、請求項12に記載の圧縮センサガスケットアセンブリ。
【請求項14】
内燃機関のキャビティ内の圧力を感知するための圧力センサガスケットを構築する方法であって、
内燃機関においてキャビティと位置が合うように構成された、外周と貫通口との間において延在する対向する封止面を有する実質的に平坦なガスケット本体を設けるステップと;
ガスケット本体の外周から貫通口に延在する通路を形成するステップと;
圧力センサアセンブリのセンサ部分が、貫通口に面し、センサアセンブリを外周に近接してガスケット本体に固定する状態で、通路において圧力センサアセンブリを配置するステップとを含む、方法。
【請求項15】
外周と貫通口との間において延在する湾曲部分を有する通路を形成するステップをさらに含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
センサ部を受けるために構成される周方向に囲まれたボア部分を有し、圧力センサアセンブリの別の部分を受けるための、封止面の1つにおいて延在する窪んだチャネル部分と封止面の両方を通って延在する貫通スロット部分とのうちの少なくとも1つを有する通路を形成するステップをさらに含む、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
外周に近接してガスケット本体に固定された、内部がねじきりされたナットと、内部がねじきりされたナットへのねじ筋取付けのために構成された、圧力センサアセンブリ上の、外部がねじ切りされた部分とを設けるステップをさらに含む、請求項14に記載の方法。
【請求項18】
内燃機関のキャビティ内の圧力を感知するための圧力センサガスケットを構築する方法であって、
内燃機関においてキャビティと位置が合うように構成された、外周と貫通口との間において延在する対向する封止面を有する実質的に平坦なガスケット本体を設けるステップと;
外周と貫通口との間において延在する湾曲部分を有する通路を形成するステップと;
圧力センサアセンブリの或る部分が湾曲部分を通ってうねる状態で、通路に圧力センサアセンブリを配置するステップとを含む、方法。
【請求項19】
可撓性で管状のガイド部材が湾曲部分を通ってうねる状態で、圧力センサアセンブリを設けるステップをさらに含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
可撓性で管状のガイド部材をコイルばねとして設けるステップをさらに含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
圧力センサアセンブリに圧力センサを設けて、コイルばね経由でバイアスを与えて、圧力センサを貫通口に近接して維持するステップをさらに含む、請求項20に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図8A】
【図9】
【図9A】
【図10】
【図10A】
【図10B】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図8A】
【図9】
【図9A】
【図10】
【図10A】
【図10B】
【公表番号】特表2012−528998(P2012−528998A)
【公表日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−514030(P2012−514030)
【出願日】平成22年6月1日(2010.6.1)
【国際出願番号】PCT/US2010/036814
【国際公開番号】WO2010/141412
【国際公開日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【出願人】(599058372)フェデラル−モーグル コーポレイション (234)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年6月1日(2010.6.1)
【国際出願番号】PCT/US2010/036814
【国際公開番号】WO2010/141412
【国際公開日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【出願人】(599058372)フェデラル−モーグル コーポレイション (234)
【Fターム(参考)】
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