説明

地域情報提供及び履歴記憶システムと方法

【課題】ツアーの観光案内は、自分の趣味嗜好に合わせ、観光を楽しむことが出来なく、また旅行先で撮影した画像、トピックス、ハプニング等を個人的に編集するのは、時間・手間がかかり、さらに記憶違いや忘却してしまったりする。
【解決手段】ユ−ザー1の、標準の、撮影装置11を接続した、又はGPS内蔵した、携帯電話10及びプリンター21を接続した情報処理装置20と、データセンター2の、FireWallサーバー30、DNSサーバー31、メールサーバー32、Webサーバー33、マルチメディアサーバー34、DBサーバー35、アプリケーションサーバー36と、携帯電話を収容した移動体通信網50と、観光協会・自治体観光課3のDB60及び旅行会社・タウン情報誌4のDB70とを相互に接続するインターネット40にて構成し、地域情報提供及び履歴情報提供を行う。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は地域情報提供及び履歴記憶システムと方法に関し、特に旅行等へ出かける際、事前に現地の様々な情報を調べておかなくとも、到着後に携帯電話を利用して、インターネットを介して、容易に様々な情報が入手でき、手軽に迷うことなく、旅行やレジャー、買い物等が行える上に、一連のコースを周遊する場合、自分の訪れた先や商店での購入履歴、撮影したデジタル画像、映像、録音した音声やコメントがデータセンターに記憶でき、旅行記として一連の履歴データが格納出来る地域情報提供及び履歴記憶システムと方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のツアーの観光案内は、決まったコースをガイドがついて回っていた。
【0003】この場合、参加者それぞれの趣味嗜好に合わせ、じっくり自分のペースで観光を楽しみたい場合でも他の参加者に合わせなければならなく、又当然ガイド代も旅行費用に含まれていたため割高となっていた。そういう問題があったとしても知らない場所での観光、さらに観光スポットにおいてガイドから詳細の案内等を聞きたい場合にはこういうツアーに参加せざるを得ない状況であった。
【0004】個人的に観光する場合でも同様なことが言える。個人的に観光する場合、旅慣れていれば別だが、慣れていない土地での不安があり、迷子になったり、また良く調べてからでないと現地でしか解らない観光スポット(特に隠れた名所等)に行けなかったり、観光ルートを回る場合に時間配分に無理があり、回りきらない、もしくは時間が余ってしまう等があった。
【0005】以上のことから現地で観光ルートを回りながら簡単にまた、その場所特有の案内が聞けるようなサービスが望まれていた。さらに、旅行から帰ってきてから観光で回ったルート等を記録したりする場合、旅行先で撮影した画像もしくはトピックス、ハプニング等を個人的に編集するのは、時間・手間がかかり、さらに記憶違いや忘却してしまったりする場合もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のツアーの観光案内は、第1の問題点は、ツアーの観光案内は、決まったコースをガイドがついて回っていたため、参加者それぞれの趣味嗜好に合わせ、じっくり自分のペースで観光を楽しみたい場合でも他の参加者に合わせなければならなく、又当然ガイド代も旅行費用に含まれていたため割高となっていた。
【0007】その理由は、知らない場所での観光、さらに観光スポットにおいてガイドから詳細の案内等を聞きたい場合にはツアーに参加せざるを得ないからである。
【0008】第2の問題点は、旅行先で撮影した画像もしくはトピックス、ハプニング等を個人的に編集するのは、時間・手間がかかり、さらに記憶違いや忘却してしまったりする場合があった。
【0009】その理由は、旅行から帰ってきてから観光で回ったルート等を記録しなければならないからである。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明の地域情報提供及び履歴記憶システムは、携帯電話と、データセンターと、観光および旅行案内情報データベースと、を相互に接続するインターネットにて構成し、携帯電話により、インターネットを介して、旅行情報を入手し、コースを周遊する場合、自分の訪れた先や商店での購入履歴、撮影した画像、映像、録音した音声やコメントをデータセンターに記憶し、旅行記として履歴データをデータセンターに格納する。
【0011】第2の発明の地域情報提供及び履歴記憶システムは、携帯電話と、データセンターと、観光協会のDBと、および旅行会社のDBとを相互に接続するインターネットにて構成し、携帯電話により、インターネットを介して、旅行情報を入手し、コースを周遊する場合、自分の訪れた先や商店での購入履歴、撮影した画像、映像、録音した音声やコメントをデータセンターに記憶し、旅行記として履歴データをデータセンターに格納する。
【0012】第3の発明の地域情報提供及び履歴記憶システムは、ユ−ザーの構成機器として、携帯電話と、GPS内蔵の携帯電話と、携帯電話に接続もしくは内蔵される撮影装置、及び情報処理装置と、情報処理装置と接続されるプリンターにて構成し、データセンターの構成として、内部データのセキュリティを確保するためのFireWallサーバーと、インターネットを経由したデータのやり取りを実施するためにドメイン名をIPアドレスに変換するDNSサーバーと、電子メールの送受信の機能を持つメールサーバーと、携帯電話に対しWeb画面を提供するWebサーバーと、携帯電話あるいは情報処理装置、またはデータセンター内情報提供者が記録した静止画、動画、または音声のマルチメディアデータを携帯電話あるいは情報処理装置で閲覧・再生が可能な形式に変換したり記録しておくためのマルチメディアサーバーと、観光案内情報、およびユーザーの個人情報、さらに地図情報を記録しておくDBサーバーと、アプリケーションを格納、処理するためのアプリケーションサーバーとにて構成し、携帯電話等の通信サービスを提供している移動体通信網と、移動体通信網経由で携帯電話と、情報処理装置と、データセンターと、観光協会・自治体観光課のDBと、および旅行会社・タウン情報誌のDBとを相互に接続するインターネットにて構成し、携帯電話により、インターネットを介して、旅行情報を入手し、コースを周遊する場合、自分の訪れた先や商店での購入履歴、撮影した画像、映像、録音した音声やコメントをデータセンターに記憶し、旅行記として履歴データをデータセンターに格納する。
【0013】第4の発明の地域情報提供及び履歴記憶方法は、Webサイトにて、識別情報である個人名、携帯電話番号、アドレス、暗証番号と、個人情報である住所、年齢、既婚、趣味、趣向、職業のうちの必要な情報の入力の上データセンターに登録し、会員番号を入手し、データセンターは登録が完了すると、ユーザーに対し会員番号とユーザーが入力した暗証番号を表示することで、会員登録が完了となり、Webサイト上で会員サービスを受けるには、ユーザーが会員サービス画面にアクセスすると、データセンターは会員番号、暗証番号のいずれか、又はの両方を入力するための画面を表示させ、ユーザーは必要事項を入力の上アップロードし、データセンターが会員と認め、会員サービス画面を表示させ、会員のログインが完了され、携帯電話を利用して、情報を入手し、コースを周遊する場合、ユーザーの訪れた先や商店での購入の履歴、撮影した画像、映像、録音した音声や履歴がユーザーの行動、位置、時刻と共にデータセンターに記憶され、旅行記として履歴データが格納され、又旅行記は任意の記憶媒体を利用し、ユーザーに送付又はダウンロードしたり、書籍にし、送付する。
【0014】第5の発明の地域情報提供及び履歴記憶方法は、Webサイトにて、識別情報である個人名、携帯電話番号、アドレス、暗証番号と、個人情報である住所、年齢、既婚、趣味、趣向、職業のうちの必要な情報の入力の上データセンターに登録し、会員番号を入手し、登録手段としてはWebサイト上で暗証番号を入力する他、音声ガイダンスに従い数字キーを入力し、データセンターは登録が完了すると、ユーザーに対し会員番号とユーザーが入力した暗証番号を表示することで、会員登録が完了となり、Webサイト上で会員サービスを受けるには、ユーザーが会員サービス画面にアクセスすると、データセンターは会員番号、暗証番号のいずれか、又はの両方を入力するための画面を表示させ、ユーザーは必要事項を入力の上アップロードし、データセンターが会員と認め、会員サービス画面を表示させ、会員のログインが完了され、携帯電話を利用して、情報を入手し、コースを周遊する場合、ユーザーの訪れた先や商店での購入の履歴、撮影した画像、映像、録音した音声や履歴がユーザーの行動、位置、時刻と共にデータセンターに記憶され、旅行記として履歴データが格納され、又旅行記は任意の記憶媒体を利用し、ユーザーに送付又はダウンロードしたり、書籍にし、送付する。
【0015】第6の発明の地域情報提供及び履歴記憶方法は、Webサイトにて、識別情報である個人名、携帯電話番号、アドレス、暗証番号と、個人情報である住所、年齢、既婚、趣味、趣向、職業のうちの必要な情報の入力の上データセンターに登録し、会員番号を入手し、登録手段としてはWebサイト上で暗証番号を入力する他、音声ガイダンスに従いユーザー固有の肉声を音声認識し、データセンターは登録が完了すると、ユーザーに対し会員番号とユーザーが入力した暗証番号を表示することで、会員登録が完了となり、Webサイト上で会員サービスを受けるには、ユーザーが会員サービス画面にアクセスすると、データセンターは会員番号、暗証番号のいずれか、又はの両方を入力するための画面を表示させ、ユーザーは必要事項を入力の上アップロードし、データセンターが会員と認め、会員サービス画面を表示させ、会員のログインが完了され、携帯電話を利用して、情報を入手し、コースを周遊する場合、ユーザーの訪れた先や商店での購入の履歴、撮影した画像、映像、録音した音声や履歴がユーザーの行動、位置、時刻と共にデータセンターに記憶され、旅行記として履歴データが格納され、又旅行記は任意の記憶媒体を利用し、ユーザーに送付又はダウンロードしたり、書籍にし、送付する。
【0016】第7の発明の地域情報提供及び履歴記憶方法は、ユーザー自身がWebサイトにて希望する「場所」、「固有名詞」、「ルート」を登録し、それらに関連する内容のみをデータセンターよりユーザー1へ配信する。
【0017】第8の発明の地域情報提供及び履歴記憶方法は、ユーザーは固有名詞等を登録せず、当該エリア内でデータセンターに登録済のお勧めの内容をデータセンターの判断にてユーザーへ配信する。
【0018】第9の発明の地域情報提供及び履歴記憶方法は、ルートの所用時間目安や近隣の情報、歴史的情報、関連する様々な情報を織り交ぜて提供する。
【0019】第10の発明の地域情報提供及び履歴記憶方法は、設定・登録したコースの周遊時間に余裕がある場合は、お勧めのスポットを追加しコースをコーディネートし直し、又はユーザーが、会員登録時やコース登録時に記入した個人情報・嗜好情報に基き、スポット選定してくれる。
【0020】第11の発明の地域情報提供及び履歴記憶方法は、ユーザーによって一連のコースが登録されると同時に、データセンターには、ユーザー固有の格納エリアが生成され、ユーザーは一連のコースにおけるサービスを受けるために、該当Webサイトにてスタートする旨を登録し、データセンターはこの時から該当格納エリアに、ユーザーのスタート時間、アクセス場所、を格納し、以降データセンターはユーザーとアクセスするたびに、ユーザーのスタート時間、アクセス場所、を格納し、ユーザーの移動と同時に、一連の履歴が保管されていくこととなる。
【0021】第12の発明の地域情報提供及び履歴記憶方法は、一連の履歴として、Webサイトにアクセスした時間と場所の情報、訪問した場所で撮影の上アップロードした写真及びコメント、購入した商品や飲食物、店舗情報があり、後日に携帯電話や情報処理装置の画面上で地図とリンクして表示し、思い出として参照し、又、後にコメントを付け加えたり、一連の費用履歴を追記する欄も設け、編集する。
【0022】第13の発明の地域情報提供及び履歴記憶方法は、ユーザーはWebサイトを利用することで、データセンターが携帯電話の場所又は当該エリアを定期的に又はアクセスするたびに認識し、ユーザーを誘導するかのように情報を提供してくれる。
【0023】第14の発明の地域情報提供及び履歴記憶方法は、場所、当該エリアをデータセンターが認識する方法としては、ユーザーが任意に指定する、ユーザーが地名等をテキストで入力したり、地図上で場所をマーキングすることでデータセンターに認識させ、データセンターが自動的にユーザーの場所を認識する、ユーザーが携帯電話からデータセンターにアクセスする際に、携帯電話内蔵又は、付属のGPS装置による位置情報を添付することで認識できる他、移動体通信事業者の基地局情報、を利用して、認識する、また、データセンターより携帯電話にダウンロードするアプリケーションを利用して、位置情報を定期的にデータセンターにアップロードすることでユーザーの場所を把握する。
【0024】第15の発明の地域情報提供及び履歴記憶方法は、データセンターは一連の履歴における訪問予定時刻を管理し、ユーザーの都合により予定の場所にたどり着けなかったり、時間が余り、近隣の別の場所を探索したいことが生じる場合、ユーザーはWebサイト上で行き先の変更を指定できる他、時間内で回遊するための最良コースをデータセンターの判断に委ねる。
【0025】第16の発明の地域情報提供及び履歴記憶方法は、データセンターは変更履歴をユーザーの格納エリアに保管するほか、共通データベース上に分類毎に格納し、共通データをデータベース化していくことによりおすすめ観光コースとして他のユーザーに提供する。
【0026】第17の発明の地域情報提供及び履歴記憶方法は、ある地点におけるスポット情報をデータセンターから携帯電話に配信する際は、アクセスしてきたアドレスに対し応答する形で送信するため、会員認証は実施せず、本WebサイトのURLを認識している誰もが、情報入手に利用できる。
【0027】第18の発明の地域情報提供及び履歴記憶方法は、地域別情報配信のサービスを提供している通信事業者と提携することにより、データセンターは、移動体通信網の基地局経由で携帯電話に、URLや各種情報を配信し、携帯電話の画面上に表示させる。
【0028】第19の発明の地域情報提供及び履歴記憶方法は、情報として、Webサイトの特長紹介や、Webサイト上で利用されているスポットの宣伝や紹介、最新の観光案内情報の更新履歴概要である。
【0029】第20の発明の地域情報提供及び履歴記憶方法は、更新が必要なデータベースとして地図情報、スポット情報、時間情報、料金情報、履歴情報、観光情報、商店情報は、インターネット上で結ばれている観光協会や自治体観光課、及び旅行会社やタウン情報誌から定期的に更新される。
【0030】第21の発明の地域情報提供及び履歴記憶方法は、観光協会や自治体観光課、及び旅行会社やタウン情報誌の関連機関以外に、ユーザーの履歴データから、各種最新情報をデータセンターが判別し、データベースに追加や更新を行う。
【0031】第22の発明の地域情報提供及び履歴記憶方法は、位置情報を利用して、その場所での防災・災害情報を流す。
【0032】第23の発明の地域情報提供及び履歴記憶方法は、観光コース周遊中に崖崩れの可能性がある場所に近づいた場合、メール配信または、Web上で注意を促し、あるいは観光コース周遊中に自然災害にあった場合に災害情報、あるいは避難情報を流したり、逆に助けを求めたりする。
【0033】第24の発明の地域情報提供及び履歴記憶方法は、観光コース上で時間情報も管理しつつ、観光案内を提供していることにより、災害時によりユーザーが行方不明になった場合の捜索に利用する。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明は、旅行等へ出かける際、事前に現地の様々な情報を調べておかなくとも、到着後に携帯電話を利用して、容易に様々な情報が入手でき、手軽に迷うことなく、旅行やレジャー、買い物等が行える上に、一連のコースを周遊する場合、自分の訪れた先や商店での購入履歴、撮影したデジタル画像、映像、録音した音声やコメント(テキスト)等(以降「一連の履歴」とする)がデータセンターに記憶でき、旅行記として一連の履歴データが格納出来る。
【0035】また、旅行記は任意の記憶媒体(CD−R、MO等)を利用し、ユーザーへ送付またはダウンロードしたり書籍(写真、ビデオ、絵、コメント等)にし、受け取ることも出来る。
【0036】このサービスを利用するには携帯電話よりWebサイトにアクセスし必要な情報を検索又は登録し情報を入手することが基本となる。ユーザーが情報を入手する手段としては、Web画面、メール受信、音声ガイダンス等が考えられ、ユーザーは表示やガイダンスに従い、キー入力(PB信号)したり、肉声で返答することで、検索、表示、一連のコース等を登録することが出来る。
【0037】ユーザーが入手できる情報は大きくわけて次の2つが考えられる。
【0038】1つ目は、ユーザー自身がWebサイトにて希望する「場所」、「固有名詞」、「ルート」等を登録し、それらに関連する内容のみをデータセンターよりユーザーへ配信する、2つ目は、ユーザーは固有名詞等を登録せず、当該エリア内でデータセンターに登録済のお勧めの内容をデータセンターの判断にてユーザーへ配信する、である。
【0039】いずれの場合もユーザーが訪問するであろう範囲内の情報のみを配信することが出来るが、本特許の特徴として複数の場所や固有名詞を一連のコースとして紹介することが出来るため、直接的情報のほか、ルートの所用時間目安や近隣の情報、歴史的情報等、関連する様々な情報を織り交ぜて提供することが出来る。
【0040】又、データセンターは前記2つの手段を融合し、ユーザーに最善のコースを提供する機能も有している。たとえば、設定・登録したコースの周遊時間に余裕がある場合は、お勧めのスポットを追加しコースをコーディネートし直してくれたり、又はユーザーが、会員登録時やコース登録時に記入した個人情報・嗜好情報に基き、スポット選定してくれたりするものである。
【0041】ユーザーは前記のWebサイトを利用することで、データセンターが携帯電話の場所又は当該エリアを認識し、ユーザーを誘導するかのように情報を提供してくれることとなる。
【0042】さらにユーザーは入手した情報に対しアクションを起こし、かつ携帯電話のWeb上でアクション事項をセンターへ登録することで、履歴として記憶されることとなる。アクションの例としては、Webサイトにアクセスした時間と場所の情報、訪問した場所で撮影の上アップロードした写真及びコメント、購入した商品や飲食物(登録又はEC決済した場合に限る)、等々があり、後に情報処理装置の画面上等で地図とリンクして表示し、思い出として参照することが出来る。又、後にコメントを付け加えたり、一連の費用履歴を追記する欄も設けられており、より完成度の高い形に編集することが可能である。
【0043】前記、場所、当該エリアをデータセンターが認識する方法としては、ユーザーが任意に指定する他、データセンターが自動的にユーザーの場所を認識することもできる。前者としては、ユーザーが地名等をテキストで入力したり、地図上で場所をマーキングすることでデータセンターに認識させる。後者としては、ユーザーが携帯電話からデータセンターにアクセスする際に、携帯電話内蔵又は、付属のGPS装置による位置情報を添付することで認識できる他、移動体通信事業者の基地局情報、すなわちユーザーの携帯電話がどこの基地局の電波を選択しているか(1〜複数の局)等、を利用して、大まかな位置を認識することも出来る。
【0044】次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0045】図1は本発明の地域情報提供及び履歴記憶システムと方法の一実施の形態を示す構成図である。
【0046】図1を参照すると、まず、本サービスを受けるユ−ザー1の構成機器として、携帯電話10と携帯電話10に接続もしくは内蔵される、撮影装置11及び情報処理装置20と情報処理装置20と接続される、プリンター21にて構成される。
【0047】なお、携帯電話10は標準タイプと、GPS内蔵タイプ、撮影装置内蔵もしくは接続可能なタイプの3種類が考えられる。
【0048】本サービスを提供するデータセンター2の構成としては、内部データのセキュリティを確保するためのFireWallサーバー30とインターネットを経由したデータ等のやり取りを実施するためにドメイン名をIPアドレスに変換するDNSサーバー31、電子メールの送受信の機能を持つメールサーバー32、前述の携帯電話10に対しWeb画面を提供するWebサーバー33、前述の携帯電話10あるいは情報処理装置20または、データセンター2内情報提供者が記録した静止画や動画、音声などのマルチメディアデータを携帯電話10あるいは情報処理装置20で閲覧・再生が可能な形式に変換したり記録しておくためのマルチメディアサーバー34、観光案内情報及び前述のユーザー1の個人情報、さらに地図情報等、本サービス提供に必要な情報を記録しておくDBサーバー35、本サービスに必要なアプリケーションを格納、処理するためのアプリケーションサーバー36にて構成される。
【0049】さらに携帯電話等の通信サービスを提供している移動体通信網50、前述の移動体通信網50経由で携帯電話10及び情報処理装置20とデータセンター2、観光協会・自治体観光課3のDB60及び旅行会社・タウン情報誌4のDB70とを相互に接続するインターネット40にて構成される。
【0050】次に、本発明の実施の形態の動作について、図1を参照して詳細に説明する。
【0051】本サービスにおいて各地点のスポット情報は、本Webサイトを表示するためのURLを認識している誰もが閲覧可能であるが、以下で説明する一連のコース情報の配信や、それらの履歴を入手の上編集等を行う機能については、個人向け配信でもありセキュリティを考慮したものであり、ユーザーは最初に会員登録を行う必要がある。
【0052】以下に、会員登録について説明する。ユーザー1は、本Webサイトにて、少なくとも個人名、携帯電話番号、アドレス、そして暗証番号等を入力の上データセンター2に登録し、会員番号を入手しなければならない。
【0053】又、セキュリティ上、個人情報を原則登録する必要がある。たとえば、住所、年齢、既婚、趣味、趣向、職業等である。
【0054】登録手段としてはWebサイト上で暗証番号を入力する他、音声ガイダンスに従い数字キーを入力(PB信号)したり、ユーザー固有の肉声を識別(音声認識)することにより利用できる。
【0055】データセンター2は登録が完了すると、ユーザー1に対し会員番号とユーザー1が入力した暗証番号を表示することで、会員登録が完了となる。
【0056】本Webサイト上で会員サービスを受けるには、上記手続き済の会員は以下の手順にてログインする必要がある。ユーザー1が会員サービス画面にアクセスすると、データセンター2は会員番号、暗証番号のいずれか、又はの両方を入力するための画面を表示させる。
【0057】ユーザー1は必要事項を入力の上アップロードし、データセンター2が会員と認めると、会員サービス画面を表示させる。
【0058】以下の詳細説明は会員のログインが完了されたものとして記述する。
【0059】本発明では、旅行等へ出かける際、事前に現地の様々な情報を調べておかなくとも、到着後に携帯電話10を利用して、容易に様々な情報が入手でき、手軽に迷うことなく、旅行やレジャー、買い物等が行える上に、一連のコースを周遊する場合、ユーザー1の訪れた先や商店での購入の履歴、撮影したデジタル画像、映像、録音した音声や一連の履歴がユーザー1の行動、位置、時刻等と共にデータセンター2に記憶され、旅行記として一連の履歴データが格納される。又旅行記は任意の記憶媒体(CD−R、MO等)を利用し、ユーザー1に送付又はダウンロードしたり、書籍(写真、ビデオ、絵、コメント等)にし、送付することも出来る。
【0060】以上が総括されるものとして、以下に実施の形態の動作を説明する。
【0061】ユーザー1はサービスを利用するために、携帯電話10よりデータセンター2にアクセスし、表示やガイダンスに従い必要な情報を検索又は登録し情報を入手することが基本ステップとなる。
【0062】ユーザー1はデータセンター2からの表示やガイダンスに従いキー入力(PB信号)したり、肉声で返答することで、検索、表示、一連のコース等を登録することが出来るが、情報を入手する手段としては、Web画面、メール受信、音声ガイダンス等が考えられる。
【0063】ユーザー1が入手できる情報は大きくわけて次の2つの手段が考えられる。
【0064】1つ目は、ユーザー1自身がWebサイトにて希望する「場所」、「固有名詞」、「ルート」等を登録し、それらに関連する内容のみをデータセンター2よりユーザー1へ配信する、2つ目は、ユーザー1は固有名詞等を登録せず、当該エリア内でデータセンター2に登録済のお勧めの内容をデータセンター2の判断にてユーザー1へ配信する、である。
【0065】いずれの場合もユーザー1が訪問するであろう範囲内の情報のみを配信することが出来るが、本発明の特徴として複数の場所や固有名詞を一連の履歴として紹介することが出来るため、直接的情報のほか、ルートの所用時間目安や近隣の情報、歴史的情報等、関連する様々な情報を織り交ぜて提供することが出来る。
【0066】又、データセンター2は前記2つの手段を融合し、ユーザー1に最善のコースを提供する機能を有している。たとえば、設定・登録したコースの周遊時間に余裕がある場合は、お勧めのスポットを追加しコースをコーディネートし直してくれたり、又はユーザー1が、会員登録時やコース登録時に記入した個人情報・嗜好情報に基き、スポット選定してくれたりするものである。
【0067】ユーザー1によって一連のコースが登録されると同時に、データセンター2には、ユーザー1固有の格納エリアが生成される。ここではユーザー1が登録したコース情報がデータベースとして整理されているとともに、ユーザー1の行動履歴、アップロードデータ等が、格納されることとなる。
【0068】次に実際にコースを移動しサービスを受ける例を説明する。
【0069】まずユーザー1は一連のコースにおけるサービスを受けるために、該当Webサイトにてスタートする旨を登録する。データセンター2はこの時から該当格納エリアに、ユーザー1のスタート時間、アクセス場所、等を格納することとなる。以降データセンター2はユーザー1とアクセスするたびに、前記各種データを格納し、ユーザー1の移動と同時に、一連の履歴が保管されていくこととなる。
【0070】一連の履歴の例としては、Webサイトにアクセスした時間と場所の情報、訪問した場所で撮影の上アップロードした写真及びコメント、購入した商品や飲食物(登録又はEC決済した場合に限る)、店舗情報等々があり、後日に携帯電話10や情報処理装置20の画面上等で地図とリンクして表示し、思い出として参照することが出来る。又、後にコメントを付け加えたり、一連の費用履歴を追記する欄も設けられており、より完成度の高い形に編集することが可能である。
【0071】ユーザー1は前記のWebサイトを利用することで、データセンター2が携帯電話10の場所又は当該エリアを定期的に又はアクセスするたびに認識し、ユーザー1を誘導するかのように情報を提供してくれることとなる。
【0072】前記、場所、当該エリアをデータセンター2が認識する方法としては、ユーザー1が任意に指定する他、データセンター2が自動的にユーザー1の場所を認識することもできる。
【0073】前者としては、ユーザー1が地名等をテキストで入力したり、地図上で場所をマーキングすることでデータセンター2に認識させる。
【0074】後者としては、ユーザー1が携帯電話10からデータセンター2にアクセスする際に、携帯電話10内蔵又は、付属のGPS装置による位置情報を添付することで認識できる他、移動体通信事業者の基地局情報、すなわちユーザー1の携帯電話10がどこの基地局の電波を選択しているか(1〜複数の局)等、を利用して、大まかな場所を認識することも出来る。また、データセンター2より携帯電話10にダウンロードするアプリケーションを利用して、前記いずれかの位置情報を定期的にデータセンター2にアップロードすることでユーザー1の場所を把握することも出来る。このアプリケーションは携帯電話10上に常駐し、時間管理を行うととともに各種場所の情報をデータセンター2の該当格納エリアにアップロードする役目を果たす。
【0075】データセンター2は一連の履歴における訪問予定時刻を管理しているが、ユーザー1の都合等により予定の場所にたどり着けなかったり、時間が余り、近隣の別の場所を探索したいことが生じることもある。いずれの場合も、ユーザー1はWebサイト上で行き先の変更を指定できる他、時間内で回遊するための最良コースをデータセンター2の判断に委ねることも出来る。
【0076】データセンター2は前記変更履歴等もユーザー1の格納エリアに保管するほか、共通データベース上に分類毎に格納される。この共通データをデータベース化していくことによりおすすめ観光コースとして他のユーザーに提供することも出来る。
【0077】なお、ある地点におけるスポット情報をデータセンター2から携帯電話10に配信する際は、アクセスしてきたアドレスに対し応答する形で送信するため、会員認証等は実施せず、本WebサイトのURLを認識している誰もが、情報入手等に利用できるものである。
【0078】さらに地域別情報配信のサービスを提供している通信事業者と提携することにより、本発明のデータセンター2は、移動体通信網50の基地局経由で携帯電話10に、本サービスを受けるためのURLや各種情報を配信し、携帯電話10の画面上に表示させることが出来る。
【0079】前記各種情報とは、本発明のWebサイトの特長紹介や、Webサイト上で利用されているスポットの宣伝や紹介、最新の観光案内情報の更新履歴概要等である。
【0080】通常は本サ―ビスを受けるためには、本WebサイトのURLを認識し、入力しなければならないが、地域別情報配信を受けることにより、この手間がなく配信内容に従い容易にアクセスが可能である上、最新観光案内情報の紹介や宣伝も配信されるため、ユーザー1にとって非常に便利である。
【0081】次にデータセンター2における情報源(データベース)の更新について説明する。
【0082】ユーザー1が入手する各種情報源は最新の情報であることが必要となる。更新が必要なデータベースとしては地図情報、スポット情報、時間情報、料金情報、履歴情報、観光情報、商店情報等々がある。これらの情報は、インターネット40上で結ばれている観光協会や自治体観光課3、及び旅行会社やタウン情報誌4から定期的に更新されることにより、常に閲覧者は最新の情報を入手できるようになっている。
【0083】又、前記関連機関以外に、ユーザー1の履歴データから、各種最新情報をデータセンター2が判別し、データベースに追加や更新を行うこともある。
【0084】次に、本発明の第2の実施の形態として、防災・災害情報配信システムも前記本発明の実施の形態と同等の仕組みにより実現可能である。本システムで述べている位置情報を利用して、その場所での防災・災害情報を流すことが可能である。
【0085】例えば、観光コース周遊中に崖崩れの可能性がある場所に近づいた場合、メール配信または、Web上で注意を促す。あるいは観光コース周遊中に自然災害等に有った場合に災害情報、あるいは避難情報を流したり、逆に助けを求めたりが可能である。
【0086】更に本システムは観光コース上で時間情報も管理しつつ、観光案内を提供しているため、災害時等によりユーザーが行方不明になった場合等に、何時どこの場所にいたかが解るので捜索しやすいというメリットもある。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の地域情報提供及び履歴記憶システムと方法は、第1の効果は、旅行に行く場合に、ツアーに参加したり、また個人で計画を立てる必要がなくなる。
【0088】その理由は、携帯電話から、旅行先の情報が簡単に入手でき、さらに携帯電話の利便性を利用し、観光コースを回りながら観光スポットの案内を見たり聞いたり出来るため、ガイドが居なくても内容の濃い旅行が楽しめるからである。
【0089】第2の効果は、旅行記に関し、自宅に帰ってから編集したりする時間・手間を省け、また記憶違いや忘却してしまったりすることを防ぐことが出来る。
【0090】その理由は、観光コースを回りながら各観光スポットの案内情報に、位置情報と、途中で撮影した画像等及びメールまたはWeb上でコメントしてアップロードした情報とを結びつけることにより、後日、自分だけの旅行記としてデータもしくは、印刷物として完成品として提供を受けることが出来るからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地域情報提供及び履歴記憶システムと方法の一実施の形態を示す構成図である。
【符号の説明】
1 ユーザー
2 データセンター
3 観光協会や自治体観光課
4 旅行会社やタウン情報誌
10 携帯電話
40 インターネット

【特許請求の範囲】
【請求項1】 携帯電話と、データセンターと、観光および旅行案内情報データベースと、を相互に接続するインターネットにて構成し、携帯電話により、インターネットを介して、旅行情報を入手し、コースを周遊する場合、自分の訪れた先や商店での購入履歴、撮影した画像、映像、録音した音声やコメントをデータセンターに記憶し、旅行記として履歴データをデータセンターに格納することを特徴とする地域情報提供及び履歴記憶システム。
【請求項2】 携帯電話と、データセンターと、観光協会のDBと、および旅行会社のDBとを相互に接続するインターネットにて構成し、携帯電話により、インターネットを介して、旅行情報を入手し、コースを周遊する場合、自分の訪れた先や商店での購入履歴、撮影した画像、映像、録音した音声やコメントをデータセンターに記憶し、旅行記として履歴データをデータセンターに格納することを特徴とする地域情報提供及び履歴記憶システム。
【請求項3】 ユ−ザーの構成機器として、携帯電話と、GPS内蔵の携帯電話と、携帯電話に接続もしくは内蔵される撮影装置、及び情報処理装置と、情報処理装置と接続されるプリンターにて構成し、データセンターの構成として、内部データのセキュリティを確保するためのFireWallサーバーと、インターネットを経由したデータのやり取りを実施するためにドメイン名をIPアドレスに変換するDNSサーバーと、電子メールの送受信の機能を持つメールサーバーと、携帯電話に対しWeb画面を提供するWebサーバーと、携帯電話あるいは情報処理装置、またはデータセンター内情報提供者が記録した静止画、動画、または音声のマルチメディアデータを携帯電話あるいは情報処理装置で閲覧・再生が可能な形式に変換したり記録しておくためのマルチメディアサーバーと、観光案内情報、およびユーザーの個人情報、さらに地図情報を記録しておくDBサーバーと、アプリケーションを格納、処理するためのアプリケーションサーバーとにて構成し、携帯電話等の通信サービスを提供している移動体通信網と、移動体通信網経由で携帯電話と、情報処理装置と、データセンターと、観光協会・自治体観光課のDBと、および旅行会社・タウン情報誌のDBとを相互に接続するインターネットにて構成し、携帯電話により、インターネットを介して、旅行情報を入手し、コースを周遊する場合、自分の訪れた先や商店での購入履歴、撮影した画像、映像、録音した音声やコメントをデータセンターに記憶し、旅行記として履歴データをデータセンターに格納することを特徴とする地域情報提供及び履歴記憶システム。
【請求項4】 Webサイトにて、識別情報である個人名、携帯電話番号、アドレス、暗証番号と、個人情報である住所、年齢、既婚、趣味、趣向、職業のうちの必要な情報の入力の上データセンターに登録し、会員番号を入手し、データセンターは登録が完了すると、ユーザーに対し会員番号とユーザーが入力した暗証番号を表示することで、会員登録が完了となり、Webサイト上で会員サービスを受けるには、ユーザーが会員サービス画面にアクセスすると、データセンターは会員番号、暗証番号のいずれか、又はの両方を入力するための画面を表示させ、ユーザーは必要事項を入力の上アップロードし、データセンターが会員と認め、会員サービス画面を表示させ、会員のログインが完了され、携帯電話を利用して、情報を入手し、コースを周遊する場合、ユーザーの訪れた先や商店での購入の履歴、撮影した画像、映像、録音した音声や履歴がユーザーの行動、位置、時刻と共にデータセンターに記憶され、旅行記として履歴データが格納され、又旅行記は任意の記憶媒体を利用し、ユーザーに送付又はダウンロードしたり、書籍にし、送付することを特徴とする地域情報提供及び履歴記憶方法。
【請求項5】 Webサイトにて、識別情報である個人名、携帯電話番号、アドレス、暗証番号と、個人情報である住所、年齢、既婚、趣味、趣向、職業のうちの必要な情報の入力の上データセンターに登録し、会員番号を入手し、登録手段としてはWebサイト上で暗証番号を入力する他、音声ガイダンスに従い数字キーを入力し、データセンターは登録が完了すると、ユーザーに対し会員番号とユーザーが入力した暗証番号を表示することで、会員登録が完了となり、Webサイト上で会員サービスを受けるには、ユーザーが会員サービス画面にアクセスすると、データセンターは会員番号、暗証番号のいずれか、又はの両方を入力するための画面を表示させ、ユーザーは必要事項を入力の上アップロードし、データセンターが会員と認め、会員サービス画面を表示させ、会員のログインが完了され、携帯電話を利用して、情報を入手し、コースを周遊する場合、ユーザーの訪れた先や商店での購入の履歴、撮影した画像、映像、録音した音声や履歴がユーザーの行動、位置、時刻と共にデータセンターに記憶され、旅行記として履歴データが格納され、又旅行記は任意の記憶媒体を利用し、ユーザーに送付又はダウンロードしたり、書籍にし、送付することを特徴とする地域情報提供及び履歴記憶方法。
【請求項6】 Webサイトにて、識別情報である個人名、携帯電話番号、アドレス、暗証番号と、個人情報である住所、年齢、既婚、趣味、趣向、職業のうちの必要な情報の入力の上データセンターに登録し、会員番号を入手し、登録手段としてはWebサイト上で暗証番号を入力する他、音声ガイダンスに従いユーザー固有の肉声を音声認識し、データセンターは登録が完了すると、ユーザーに対し会員番号とユーザーが入力した暗証番号を表示することで、会員登録が完了となり、Webサイト上で会員サービスを受けるには、ユーザーが会員サービス画面にアクセスすると、データセンターは会員番号、暗証番号のいずれか、又はの両方を入力するための画面を表示させ、ユーザーは必要事項を入力の上アップロードし、データセンターが会員と認め、会員サービス画面を表示させ、会員のログインが完了され、携帯電話を利用して、情報を入手し、コースを周遊する場合、ユーザーの訪れた先や商店での購入の履歴、撮影した画像、映像、録音した音声や履歴がユーザーの行動、位置、時刻と共にデータセンターに記憶され、旅行記として履歴データが格納され、又旅行記は任意の記憶媒体を利用し、ユーザーに送付又はダウンロードしたり、書籍にし、送付することを特徴とする地域情報提供及び履歴記憶方法。
【請求項7】 ユーザー自身がWebサイトにて希望する「場所」、「固有名詞」、「ルート」を登録し、それらに関連する内容のみをデータセンターよりユーザー1へ配信することを特徴とする地域情報提供及び履歴記憶方法。
【請求項8】 ユーザーは固有名詞等を登録せず、当該エリア内でデータセンターに登録済のお勧めの内容をデータセンターの判断にてユーザーへ配信することを特徴とする地域情報提供及び履歴記憶方法。
【請求項9】 ルートの所用時間目安や近隣の情報、歴史的情報、関連する様々な情報を織り交ぜて提供することを特徴とする地域情報提供及び履歴記憶方法。
【請求項10】 設定・登録したコースの周遊時間に余裕がある場合は、お勧めのスポットを追加しコースをコーディネートし直し、又はユーザーが、会員登録時やコース登録時に記入した個人情報・嗜好情報に基き、スポット選定してくれることを特徴とする地域情報提供及び履歴記憶方法。
【請求項11】 ユーザーによって一連のコースが登録されると同時に、データセンターには、ユーザー固有の格納エリアが生成され、ユーザーは一連のコースにおけるサービスを受けるために、該当Webサイトにてスタートする旨を登録し、データセンターはこの時から該当格納エリアに、ユーザーのスタート時間、アクセス場所、を格納し、以降データセンターはユーザーとアクセスするたびに、ユーザーのスタート時間、アクセス場所、を格納し、ユーザーの移動と同時に、一連の履歴が保管されていくこととなることを特徴とする地域情報提供及び履歴記憶方法。
【請求項12】 一連の履歴として、Webサイトにアクセスした時間と場所の情報、訪問した場所で撮影の上アップロードした写真及びコメント、購入した商品や飲食物、店舗情報があり、後日に携帯電話や情報処理装置の画面上で地図とリンクして表示し、思い出として参照し、又、後にコメントを付け加えたり、一連の費用履歴を追記する欄も設け、編集することを特徴とする地域情報提供及び履歴記憶方法。
【請求項13】 ユーザーはWebサイトを利用することで、データセンターが携帯電話の場所又は当該エリアを定期的に又はアクセスするたびに認識し、ユーザーを誘導するかのように情報を提供してくれることを特徴とする地域情報提供及び履歴記憶方法。
【請求項14】 場所、当該エリアをデータセンターが認識する方法としては、ユーザーが任意に指定する、ユーザーが地名等をテキストで入力したり、地図上で場所をマーキングすることでデータセンターに認識させ、データセンターが自動的にユーザーの場所を認識する、ユーザーが携帯電話からデータセンターにアクセスする際に、携帯電話内蔵又は、付属のGPS装置による位置情報を添付することで認識できる他、移動体通信事業者の基地局情報、を利用して、認識する、また、データセンターより携帯電話にダウンロードするアプリケーションを利用して、位置情報を定期的にデータセンターにアップロードすることでユーザーの場所を把握することを特徴とする地域情報提供及び履歴記憶方法。
【請求項15】 データセンターは一連の履歴における訪問予定時刻を管理し、ユーザーの都合により予定の場所にたどり着けなかったり、時間が余り、近隣の別の場所を探索したいことが生じる場合、ユーザーはWebサイト上で行き先の変更を指定できる他、時間内で回遊するための最良コースをデータセンターの判断に委ねることを特徴とする地域情報提供及び履歴記憶方法。
【請求項16】 データセンターは変更履歴をユーザーの格納エリアに保管するほか、共通データベース上に分類毎に格納し、共通データをデータベース化していくことによりおすすめ観光コースとして他のユーザーに提供することを特徴とする地域情報提供及び履歴記憶方法。
【請求項17】 ある地点におけるスポット情報をデータセンターから携帯電話に配信する際は、アクセスしてきたアドレスに対し応答する形で送信するため、会員認証は実施せず、本WebサイトのURLを認識している誰もが、情報入手に利用できることを特徴とする地域情報提供及び履歴記憶方法。
【請求項18】 地域別情報配信のサービスを提供している通信事業者と提携することにより、データセンターは、移動体通信網の基地局経由で携帯電話に、URLや各種情報を配信し、携帯電話の画面上に表示させることを特徴とする地域情報提供及び履歴記憶方法。
【請求項19】 情報として、Webサイトの特長紹介や、Webサイト上で利用されているスポットの宣伝や紹介、最新の観光案内情報の更新履歴概要であることを特徴とする地域情報提供及び履歴記憶方法。
【請求項20】 更新が必要なデータベースとして地図情報、スポット情報、時間情報、料金情報、履歴情報、観光情報、商店情報は、インターネット上で結ばれている観光協会や自治体観光課、及び旅行会社やタウン情報誌から定期的に更新されることを特徴とする地域情報提供及び履歴記憶方法。
【請求項21】 観光協会や自治体観光課、及び旅行会社やタウン情報誌の関連機関以外に、ユーザーの履歴データから、各種最新情報をデータセンターが判別し、データベースに追加や更新を行うことを特徴とする地域情報提供及び履歴記憶方法。
【請求項22】 位置情報を利用して、その場所での防災・災害情報を流すことを特徴とする地域情報提供及び履歴記憶方法。
【請求項23】 観光コース周遊中に崖崩れの可能性がある場所に近づいた場合、メール配信または、Web上で注意を促し、あるいは観光コース周遊中に自然災害にあった場合に災害情報、あるいは避難情報を流したり、逆に助けを求めたりすることを特徴とする地域情報提供及び履歴記憶方法。
【請求項24】 観光コース上で時間情報も管理しつつ、観光案内を提供していることにより、災害時によりユーザーが行方不明になった場合の捜索に利用することを特徴とする地域情報提供及び履歴記憶方法。

【図1】
image rotate


【公開番号】特開2003−44552(P2003−44552A)
【公開日】平成15年2月14日(2003.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2001−228461(P2001−228461)
【出願日】平成13年7月27日(2001.7.27)
【出願人】(390000974)エヌイーシーモバイリング株式会社 (138)
【Fターム(参考)】